前回 バイクプレゼン大会から未来の戦乙女邂逅
今日は特にやる事もないので束さんの実家である神社に遊びに来ている
「へぇ〜凄いな剣道場にもなってんだ」
束さんに案内していると武道場に入る
「そうだよ妹の箒ちゃんやチーちゃんの弟のいっくんが稽古に来るんだぁ〜」
「二人の弟と妹かぁ…千冬さんは兎も角、束さんの妹かぁ…」
「何さ?」
「いや、結構苦労しそうだなぁと」
「にゃにおう!!そう言うハル君はどうなのさ!兄弟いるの?」
「妹がいるよ…まぁ俺に似て面倒くさい性格してるけど」
元気にしてるだろうか?まぁ大丈夫か!今日も元気に笑顔でバイク乗り回してるだろうな!取り敢えず空でも見るかなぁうん!眩しい!
「元気かなぁ?」
様式美だなと思うが束さんは別の意味で捉えたようで
「ごめんね…辛い事思い出したかな?」
「へ?いやいや違うから!」
「そっかぁ…良かった…あ、それでハル君にお願いがあって!」
「ん?良いよー」
「即答!?」
「居候させて貰ってる身で断る訳ないじゃん」
束に言われて神社から出るとライドストライカーを展開してハルトは束を背に乗せ案内に従って運転した……だが背中に柔らかい感触があるのは気のせいで無いと言っておこう
『ムッツリめ』
「うるせぇ」
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「なんじゃこりゃ」
束さんに案内されて行った先は千冬さんの家で入ってみるとゴミ袋は散乱してるわ、ご飯はインスタントやレトルトばっかりである
「束さん…まさかと思うがね」
「うん…流石の束さんでもどうかと思ってさチーちゃん家の食生活…」
「わ、悪いと思っている!」
「いや片付け下手なら言ってよ手伝うから」
「にいちゃんは誰?」
取り敢えずゴミ袋は外に出してと…ん?誰かいるのかと思うとそれは幼い子供であった
「君は?」
「おれ?おれは一夏!ちふゆねぇの弟!」
「一夏君ね俺は常葉ハルト、宜しく」
「よろしく!ねぇハルトさんはちふゆねぇの彼氏なの?」
無垢な目が痛いねぇ…千冬さんは顔を赤くして怒るな
「一夏!?」
「違うよ〜」
ここにウォズがいれば何か言うだろうが知ったこっちゃない
「そっかぁ〜」
この環境でも逞しい笑みを浮かべる少年に思わず
「千冬さん…流石に、この環境は教育的にもアカンでしょ」
「わ、分かっている!」
束さんの方が長子として問題だと思ったが前言撤回だ!この人もこの人で問題あるぞ!!
「んじゃ、ちゃっちゃとやりますか」
〜暫くお待ち下さい〜
「はぁ…はぁ……疲れたぁ…」
そこにはゴミひとつない綺麗な部屋が戻っていた頑張ったぜ…
「すまない色々と」
「いやいや…気にしないで……あ…もうこんな時間か…」
そろそろ帰らないと五月蝿い連中がいるが…放っておこう
「良けりゃ飯作るけど何食べたい?」
「カレー!」
「っしゃ待ってなさい!」
子供は素直でよろしい!
『なら、お前は大きな子供だな』
ほぉ…言うねぇアナザーディケイド、ならお前は保護者だな
『そうだな…貴様の面倒を見るのは苦労するよ』
「そんな奴を王の器に見定めたお前が悪いだろ」
『そうでもないんだな』
「あ?」
何言ったか聞こえない…まぁ良いか
その夜、織斑家でカレーを振る舞った翌日
「ハルトさん!俺を弟子にして下さい!」
「へ?何の?」
「俺もちふゆねぇの役に立ちたい!」
「すまない…どうやらお前の作ったカレーを気に入ったようでな…」
あぁ家事が出来る様になりたい訳ね…そうか折角だから2000の技も教えようか…
「良いよ、んじゃまずは簡単なのからやろうか?」
俺もアナザーライダー達から色々と教わったからな…その技術を伝えるのも大事な事だろうし
「じゃあまずはローストビーフから行くぞ少年君」
「はい!」
まさか俺も弟子を持つようになったかぁ…人間的にも未熟で早いと思うけど俺も頑張ります!見てて下さいヒビキさん!
「簡単なのか!?」
「意外とな…卵焼きとか色々あるが…俺は王道は守らん!料理の最初はトライアンドエラーだ!少年君!」
ハルトはそう答えた数年後、それを本気で実践している英国淑女のサンドイッチで気絶する事をハルトはまだ知らない
「さっすがハル君!ネジがぶっ飛んでるねぇ!そこに痺れる憧れるぅ!」
「煽るな束!!」
この頃から千冬は問題児2名に振り回される事となったのである
「あ、フォーゼとビルドとゼロワンのDVDが届いてる…束さん俺の世界の特撮番組見る?」
「見るーー!」
未来の俺も偶には良い事をするな…ん?待てよこの展開何処かで…
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そんな感じで一夏君に家事の技術を教えたり定期的に織斑宅の片付けに行ったり、束と研究したり仮面ライダーフォーゼ、ビルド、ゼロワンを視聴したり、ヘルヘイムの森の調査に出たりして1年くらいたったある日の事
「や、やった」
研究室で歓喜の声が上がった
「「完成だぁーー!!」」
二人は思わず抱き合って喜び合う、そこに鎮座するIS 0号機 またの名を白騎士
後の世に歴史を残す事となる名機の誕生だ
しかしハルトが共同開発した結果、原作とかけ離れた箇所もある
「いやぁ…やり過ぎたな」
そう呟いたハルトは白騎士腕部につけた【ビームエクイッパー】と背中にマウントさせた大剣型武器【フルボトルバスター】と量子空間に収納させた【ギガント】のデータを見る
「そうだね、コアネットワークに直結して色んな武装や道具をリアルタイムで製作して使用するとか4連巡航ミサイルはやり過ぎたね…デブリ破壊にしては過剰だよ」
「アナザーゼロワン、ビルドやり過ぎたな」
この案を提案した末っ子組に苦言を呈すが
『良いじゃないか!』
『それに後はアークかゼアのAIをつければ完璧さ!』
「お前達は仮面ライダーでも作る気か?」
こいつの外見見てもV1みたいな感じだぞ?最悪、自律行動で人類滅亡させるとかなったら笑えないし…てか
「そうか…この技術を使えば仮面ライダーG3を量産できるんじゃ?」
G4ではないのは俺も人の心があるからと思ってもらいたい…アレなら俺も着れるのでは?と思うが
『そうしたら俺が噛みついてやるぞ』
辞めよう、アギト編であのシーンはトラウマなんだよ…だが最近は束の影響で機械いじりにハマってしまい廃車場からバイクを失敬して改造を施している…サイドバッシャー大好きです
「どんな状況にも対応可能になった反面、使う人間にもマルチな才能を求める結果になったな…」
「大丈夫だよ、乗る人は決めてるから」
「誰?もしかして束が乗るの?」
この一年で呼び捨てれる関係になったハルトが尋ねるが
「ノンノン、チーちゃんにテストパイロットをお願いしたいと思います!」
この一年で呼び捨てにしても問題ないだろう程 貸しを作ったズボラな友人なら問題ないな
「そりゃ良い、千冬なら問題なく乗りこなせるだろうな…フルボトルバスターやビームエクイッパーとかギガントとか別にして」
剣術使いには過ぎたものよ
「それ、ハル君の発明だからね?」
「これだったらモジュールの方がよかったな」
結果論だが手に携行するより全身で対応する方が良いとか色々課題はあるが完成を見たので喜ぶとしよう…しかし
「ロボットは浪漫があるなぁ…」
『ハルトには俺がいるだろ?』
アナザーキカイ…オリジナルなら兎も角アナザーのお前は木のオバケだからな…で
「テスト飛行完了したら学会に発表するの?」
流石に学会に発表しても理解なんざ得られないだろう…だって愚かな奴らだし
「まさか!そのまま大気圏超えて月まで行って、束さんが兎の旗を刺すんだよ、そして地球にいる奴に言ってやるんだ!ノロマめ、ここまで来いやー!って」
「スゲェな色々と」
カラカラ笑うハルトに束は
「ハル君のお陰だよ!背中を押してくれたから…私のやりたい事を思い切りやれるのは!」
「そうか……そりゃ良かった…うし!今日は宴会だぁ!」
「やったー!よし!チーちゃん達も誘ってさりげなく勧誘するぞー!」
「おーー!」
この数ヶ月後 学校を卒業した束は『篠ノ之製作所』を設立し起業、社員に俺と千冬の名前があったのは言うまでもない
因みに社訓は
『Love & peace』
『Take off for the dream』
である束さんはビルドとゼロワンにハマりましたよ だって
「さぁ!ハル君!次はヒューマギアを作るよーー!衛星アークを打ち上げた後はISで火星に行ってパンドラボックスを見つけて帰るんだ!」
俺を引きずりながら言う束に
「デイブレイクとスカイウォールの惨劇を同時に起こす気!?それとまずはアイちゃんから始めようよ!」
背景、未来の俺よ…恐らくだがキャロルよりも技術渡したら不味い人に技術が渡った気がする…
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またIS研究と並行してハルトはアナザー鎧武が持っていたサクラハリケーンに乗り束が解析し復元した戦極ドライバーを腰につけてヘルヘイムの森の調査に出ていた。どうやら変身しなければ拒絶反応は起きないみたいだな…というより戦極ドライバーが生命維持装置みたいなものだから使えないと困るんだが
「よいしょ…よいしょ」
壮大に言ってるが実際は、ヘルヘイムの果実をもぎ取りロックシードに変換しているだけのお仕事である
「っ!やった!メロンロックシードが出たぞ!…ぬおおお!スイカロックシードだと!激レアだぁ!!」
たまに本編で出たロックシードに喜んだり
『ハルト、上級インベスが来たぞ!』
「よっしゃあ!かかって来いやー!」
『鎧武』
襲い掛かるインベスと戦い多様なパターンかれ出される攻撃を体験しながら実戦感を養い
「まさかこの森にこんな珍客が来るなんてな驚いたぜ」
「え?…っ!DJサガラだ!サイン下さい!」
「おう…しかし随分懐かしい名前で呼ばれたな……っ!帰ってきたか始まりの男が」
「えええ!ま、まさか紘汰さんですか!」
「何だ知ってるのか?そうだ、この間なんかメガヘクスから舞を助ける為に地球に戻ってたりしたな」
「その辺の話を詳しく!!」
ヘルヘイムのアバターと仲良くなったり
「紹介するぜ、コイツが森に迷い込んだ変な奴だ」
「サガラさん、それだけだと俺が変質者にしか聞こえませんが…」
「えっと…君が最近、この森で暴れてるって人かな?」
ヘルヘイムの果実狩り中に我々探検隊(1人)の前にサガラと白い鎧のようなアーマーを纏った男と遭遇した!!まさか
「きゃああああああああああ!!!本物のアーマードライダー鎧武だぁ!!!!葛葉紘汰さんだ!!!本当にいたあああああああああ!!!」
「え?何で俺の事を?「ファンです!!サイン下さい!!」お、おう…サインか…初めて頼まれたな…」
オーマジオウの時と同様にクロックアップも負けない速度で色紙とペンを差し出した
「アナザーディケイド……俺…興奮で気絶しそう」
『限界化するな!戻ってこい!!』
『コレはマジで変質者だろ』
「え、えっと君は…」
しまった!変な奴だと思われたかも知れない!だけど此処は挨拶をしっかりせねば!1ファンとしてのマナーだぜ!
「俺は常葉ハルト!年齢多分10代後半!彼女いない歴=年齢!好きなヒーローは仮面ライダーとウルトラマン!!最近、金髪のお姉さんにも幼女にもなれる錬金術師にファーストキスを持ってかれたのとアナザーライダーに取り憑かれて色んな世界を旅してます!よろしくお願いします!!」
『言う程、最近か?』
『お前、個人情報をペラペラ話すなって親から言われなかったか?』
アナザーライダー達の声など聞こえない位にハルトは目の前にいる人から目線が動かなかった
「ははっ!面白い奴だな…敵意もないし、そう言えば何で俺のことを?」
「えっと……実はですね」
俺の世界の事を話すと興味深そうに聞いてくれた、後ついでにメガヘクス以降にある貴虎さんのハプニングとか色々話した
「何かスゲェ話だな…そっか貴虎の奴は…」
「はい……だけどまさか本物に会えるとは思ってませんでしたよ…あの……実はお願いがありまして」
「何だ?」
はじまりの男を前に全力で土下座をし大声で頼む
「お願いします!俺を鍛えて下さい!!」
これから先、ネオタイムジャッカーやそれ以上に強い奴が俺や仲間を狙ってくるだろう…となれば俺も今の強さに満足してはダメだ!もっともっと強くならないと!仲間達や大事な人と過ごす当たり前を守る為に!
錫音のように沢山の人を不幸にした並行世界戦争なんざ起こしてなるか!と
そんな思いが伝わったのか紘汰さんは強く頷いてくれた
「なるほど…わかったが…厳しく行くぜ!!変身!!」
『フルーツバスケット!極アームズ!大!大!大!大!大将軍!!』
「はい!!……変身!!」
『ジオウ』
本物の変身シーンに感動したハルトであるがそれよりも真剣な顔で構えた
俺は今から憧れに挑む!オーマジオウとは違う意味で覚悟を決めて挑む!!
「はあああああ!!」
『バナスピアー』『メロンディフェンダー』
「おおおおらぁ!」
互いの得物が激突し森が震えるのであった
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「って事があった以外は果実狩りだったな」
と森の調査報告をウォズ達に聴かせたのであった 戦利品のロックシードを見せながら話している
あの後、ボコボコにされたが…俺は本物の仮面ライダーが持つ覚悟や思いを直に感じる事が出来た…本当学ぶことが多い森の調査だったな……また一つ大きくなったかも知れないな…これも全部
「紘汰師匠…ありがとうございます!」
俺は遠く星から見守っているだろう彼に向かって頭を下げる…頭が上がらない、それに俺には限界なんてない!何処までも強くなれると教えてくれた、いつの日か貴方が言う変身を見せたいです!また…旅の目的が増えたな
「いや明らかに普通ではない展開が混ざってるのですが!!」
「そうだよ!何一人で劇場版展開みたいな事してたのさ!!」
「ハルト様、よくご無事で!!」
心配されたが、それ以上に収穫のある体験だった
この数日後 世界各国からミサイルが日本に向けて発射 その迎撃に出た白い鎧と赤い巨大クワガタ
後に白騎士事件と呼ばれる 世界を変える事件が起こるのであった