無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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後編

 

 

前回のあらすじ

 

ハルトはコカビエル侵入に備え 北欧神話の助力を頼み 戦乙女のロスヴァイセが加入

 

新参の歓迎で浮かれる中 ハルトは一夏と共にグレモリーの結婚式に向かうのであったが

 

 

 

「国王よ式へ来るのが早すぎます」

 

 

「は?」

 

 

招待状片手に来たのにツッパねられたのである

 

 

「ふざけんな!招待状あるんだぞ!5分前行動が正義だと習わなかったか!」

 

 

突っかかるハルトにアナザーディケイド が待ったをかける

 

『相棒、これは向こうが正しい』

 

 

「あぁ?」

 

 

『王侯貴族はこういった場では最後に来るものなのだ、でないと遅れてきたものが参加出来ないからな』

 

 

「は!?俺は逢魔での宴会では一番乗りですが!?」

 

 

『それ…お前の場合は厨房での仕込みがあるからじゃね?』

 

 

「そうだよ?」

 

 

『普通ならな王様より遅れてくるなんて失礼な奴だな打首!!なんて話もあるからな』

 

 

「ふーん、そなの?」

 

 

確認するように目線を向けると守衛達は全力で肯定するのであった ふむ

 

 

「それなら仕方ないから何処かで待機するかな」

 

 

「そ、それでしたら此方へ!!」

 

 

アナザーディケイドの説得に矛を納めたハルトであった式場の守衛も恐る恐る一室に案内すると そこはホテルのスイートルームとも思えるような一室であった

 

 

「豪華だな」

 

 

「そうだね」

 

 

取り敢えずソファーに深々と座るハルトは天井を見ながら

 

 

「ふぅ……しかし何であの守衛さん達はあんなに怯えていたんだろうな?」

 

 

「そりゃハル兄の案内だもの粗相したら惨たらしく殺されると思うよ」

 

 

「え?いやいや俺はそんな危険人物じゃないでしょう!?」

 

『どの口が…』

 

 

「え?」『え?』

 

 

「はぁ……」

 

 

溜息を吐く一夏であったが見慣れたものなので思考を切り替える 

 

 

「ねぇハル兄「必ず勝て」…だよねぇ」

 

 

ハルトの真面目な顔に一夏は背を正す

 

 

「婚約云々は後で決めろ、だが…この間のはグレモリーの喧嘩だったけど今回はお前の喧嘩だからな半端は許さん」

 

 

「ハル兄なら不死の相手をどう倒す?太陽に飛ばす以外で」

 

 

「ラウズカードに封印「倒す方法だよ!」あ?んなの簡単、死ぬまで殺し続けろ」

 

 

「聞いた相手が悪かった…」

 

 

「だってよ幻覚見せてメンタルへし折るとか、お前の望む勝ち方じゃないだろ?羨ましいよ不死の相手なんて 俺の新技を遠慮なく叩き込めるサンドバッグなんだから」

 

『違うだろ』

 

 

「まぁハル兄はいつでも全力全壊だったからな!」

 

 

「おう……ん?何か今言葉が…まぁ良いか!よし一夏、ちょっと今からガヴを見るから」

 

 

と慣れた手つきでコネクトでタブレット端末を取り出すのを見て

 

 

「んじゃ俺は少し散歩でもするか」

 

 

そう一夏が外に出たのを確認したハルトはキラキラ輝いた目でガヴを視聴するのであった

 

 

視聴中

 

 

「そんな……双子おおおお!!!」

 

 

現在 逢魔にいる双子の末路に愕然とし

 

 

「……やっぱカニモチーフの怪人ってやばい奴多くない?」

 

『そうか?』

 

 

「リアル注文の多い料理店なカニアマゾン、正に悪の被害者というべきBLACKSUNの蟹怪人、そして闇菓子への依存ぶりを見せたグラニュートや原点にして頂点のボルキャンサー…こう見るとキャンサー・ゾディアーツってちゃんと強い怪人なんだよなぁ…」

 

 

『お、おう…』

 

 

そして

 

 

「え、ラーゲ9ってスパイなの?ストマック家の被害者…闇菓子で弟さんがそんな…つか次男のマッドサイエンティストぶりがやばいな戦極凌馬や狩崎さん並みだぁ…」

 

『あいつ…想像以上に壮絶な過去を持ってたんだな』

 

『どうする?この情報ストマック家に渡すか?』

 

 

「んや」

 

『は?』『え?』

 

 

「そんな事したら面白くないじゃん、それに何より…彼が仮面ライダーであるならば俺としてはサインを貰うしかない!!というより彼は仮面ライダーだぁ!!」

 

『この熱意を別方向に向けられたなぁ』

 

 

 

「取り敢えずこの情報はストマック家には伏せておこう」

 

『そうかぁ…』

 

 

そしてハルトは最新話まで視聴すると

 

 

「おいおい何だよ……絆斗さん…貴方……滅茶苦茶冷静じゃん…」

 

 

『何処で驚いてるんだか…』

 

 

「だってこの展開は平成なら3、4話は引っ張るよ!リバイスやセイバーなら10話以上誤解したままだろう!それなのに絆斗さん…アンタ凄い人だよ!!あの状況から立ち止まって一回話を聞こうってなるなんて………これがスペクターなら大変な事になってた」

 

『あぁ…』

 

 

「んで草加さんなら、この状況を意図的に作る」

 

『草加への解像度高いなオイ』

 

 

「しかし新ライダーのビターガヴ…正に正体不明でかつ自分の体を破壊するのも辞さない挙動、そして何より暗殺ちゃんやカリュブディスに通じる無垢さから来る成長性を感じる歪さ…良い良いぞぉ、そしてヴラム…まさか腹のガヴを見ただけで別人と理解してヴァレンを助けるとは3号ポジを遺憾なく発揮しているではないかぁ」

 

 

『まずいハルトの琴線に触れてしまった』

 

 

「だがビターガヴの正体が分からんと俺のスキルでは呼べない、そもそもガヴライダーのシステムに関しては改造のメカニズムが分からん」

 

 

『だとしたら』

 

 

「俺達が模倣出来るとしたらヴラムのシステムだけだ…まぁ心臓停止で透明化なんてとんでもない能力だけどな」

 

『ベルデならクリアーベント、デュークならドライバーに標準装備だからな』

 

 

 

「そう考えると本当に試作品かな…まぁ良いや今後も目を離せないから楽しみだ」

 

 

と笑顔のハルトであったが

 

 

「今更ながらに主人公の2Pカラーとも言えるネガライダーって結構久しぶりに出てないか?」

 

 

『確かにアークワンやアークゼロワン以来か?』

 

 

『いや最強形態の意味ならクロスギーツもだろ』

 

 

以外とネガライダー出てたなぁと遠い目をしていたのである

 

 

「そう言えばハル兄、こう言う時って異性のパートナー連れてくるんじゃないの?」

 

 

「一夏よ…良い所に気づいたな実は…」

 

 

「連れてくるの忘れてたでしょ」

 

 

「うむ!」

 

 

「胸張って言わないでよ!!」

 

 

「大丈夫大丈夫、多分そろそろ来るから」

 

 

「は?」

 

 

「ほら言うだろ?女の子は準備に時間がかかるって」

 

 

「待ち合わせに遅れるくらいなら間に合う時間に起きて間に合うように準備して欲しいかな」

 

 

「女心が分かってないな…おいそこに直れ一夏、説教だ」

 

 

「げぇ関羽ぅ!!」

 

 

「誰が関羽だ馬鹿者」

 

 

と一夏の頭に一撃叩き込んだのはドレスを着た千冬であった

 

 

「関羽で良いじゃん俺なんて一夏に呂布とか言われたんだぜ?」

 

 

『的確だろう?』

 

 

「失敬な!俺は進んで仲間を裏切るような奴じゃないだろ!それなら項羽の方が良い!」

 

 

『そっちかよ!!』

 

『まぁ武力で王になった事考えればなぁ…』

 

『捕虜生き埋め…いや苛烈さはな』

 

 

「今では捕虜は拷問によって悲鳴をあげさせる事で街のエネルギーを生み出させているエネルギー資源だ」

 

『おーい倫理観ブレーキ修理しておいてくれ〜』

 

 

「ち、千冬姉!どうやってここに!?」

 

 

「錫音に転移魔法を使って貰ったのだ、このバカはその辺のマナー忘れてると思ってな」

 

 

「やっぱり魔法って狡いな…俺も使いたいよ」

 

 

「一夏も錬金術使えるから普通から見たら大概なんだよなぁ」

 

 

「一番の非常識が何を言っている?」

 

 

「千冬…酷い!俺なんて普通の青年……だったってウォズが言ってたぁ…」

 

 

と凹むハルトであったが

 

 

「その辺を自覚しろ馬鹿者」

 

 

「そんな事ない…俺はキャロルさんみたいに出来ないし、宝太郎さんみたいに地球錬成できないよ!」

 

 

「キャロルは積み上げた努力があるし宝太郎さんは超大物錬金術師だから仕方ない…あの人の錬金術は色々と自由だからな」

 

 

「あ、ハル兄も錬金術使えるんだっけ?」

 

 

「そーそー、俺は冥黒王を食べたから占星術、錬金術、神働術を使えるよ」

 

『このバカには勿体無いがな』

 

 

「うわぁ…」

 

 

「それよりさ…そのドレス似合ってるよ千冬」

 

 

「そうか…お前も珍しくマトモな格好だな」

 

 

「俺はいつもTPOを弁えているぞ」

 

 

「寝言は寝て言え」

 

 

「えぇ!ったく…何でそうなるのかな」

 

 

「私達がいなかったら貴様の私服センスは残念なものと自覚しろ!」

 

 

「そんな事はない!!文字Tの可能性は無限大だぁ!」

 

 

「ほぉ、その言葉をキャロルやあかねの前で言えるか?」

 

 

「すみませんでしたぁ!」

 

 

『流れるような手の平返しを見た』

 

 

 

と呆れていると衛兵が

 

 

「お待たせ致しました。此方へ」

 

 

その案内に従って式場に向かうと全員が アレが『不可侵の魔王(アンタッチャブル)』かと戦争を知らない世代の悪魔が興味半分で見るものと 戦争を知る世代の悪魔の目には恐怖の感情が浮かび上がっていたが千冬を見る目が値踏みしているようで腹が立つな

 

 

「此処にいる全員殺してやろうか」

 

『誰かぁ相棒の倫理観ブレーキが壊れたから修理しておいてくれ』

 

 

 

「おいおい何で、この場に似つかわしくない奴がいるんだよぉ人間や自称化け物なんぞが来る場所じゃねぇよ」

 

 

「俺達はお前等の大将から招かれたんだがね」

 

 

「んなの知るか、この悪魔の未来へ繋がる素晴らしい式の場に貴様等みたいなホラ吹きが呼ばれる訳ねぇだろ!分かったら女は置いて、さっさと帰れやグズが!帰らねぇなら俺が10秒で殺してや「10秒もいらね」あー

 

 

何か絡んできたボンボン貴族悪魔のこめかみに迷う事なく蹴りを叩き込み沈める

 

 

「秒もいらなかったな」

 

 

伸びてるだけで殺さないように加減したのはせめてもの慈悲とばかりに埃を払うと煩わしいと言った感情を隠さず

 

 

「あのさぁこの式に呼んだのはお前たちだろ?まさか俺をバカにする為に此処へ呼んだ?ふざけてんの?」

 

 

怒り混じりの殺意と覇気に当てられた弱い悪魔はバタバタ倒れると悪魔全員が少し下がるなり割れた人混みの中から代表者が現れた

 

 

「やぁハルト君」

 

 

「よぉサーゼクス、これが悪魔の歓迎か?それなら俺達も逢魔流の返礼をしないとな」

 

 

同時に響く金切音はこの会場にある反射するもの全てからの輪唱…その中にいるのは鏡の世界 ミラーワールドに住まうモンスター達 

 

 

そして懐から取り出した アルターブックとバイスタンプを使おうとしたのを見て

 

 

「申し訳ない若い悪魔の中には君達の武勇や所業を噂だと侮っているんだ、そこで伸びてる彼もそうなんだよ」

 

 

「ふーん……んじゃもっかいやるか俺達と戦争?聞いた話だとあの時と同じ光景を見せれば納得するんだろう?それなら今すぐにでもやってやるけど?俺達を利用しようと考えるなら必要な線引きしろよ」

 

 

「………………」

 

 

「……次はねぇ、サーゼクス」

 

 

懐にアイテムを閉まい指を鳴らすとミラーモンスター達は退散したのであった

 

 

 

「ありがとう、さて君が織斑一夏君だね」

 

 

「は、はい!」

 

 

「今回は妹の件で色々迷惑をかけたね」

 

 

「あ、いやぁ別に…」

 

 

「言ってやれよ はい、そうです迷惑でしたってな」

 

 

「ハルト黙れ」

 

 

「へい」

 

 

「まぁそれは別として今回の縁談は前向きに考えてくれると助かる」

 

 

「それを決めるのは一夏だがな」

 

 

ハルトはやれやれと呆れながら答えるもセラフォルーはハルトを見るなり飛びかかろうとしたが

 

 

「………」

 

 

千冬がそれはもう恐ろしいオーラでセラフォルーを威圧、後退りするのであった…

 

 

「俺の嫁達には対魔王のスキルでもついてんのか?」

 

 

「当たり前だ馬鹿者、でなければ貴様の伴侶たり得ない」

 

 

「え?アリエルとか魔王だよ「アリエルもお前特攻を持っている」マジで!!って別にそこまで威圧せんでも良くない!!」

 

 

「やはり私で正解だったぞ?キャロルやアリエルならば糸で拘束した後に極大の一撃を束なら新しい発明の実験に戦闘狂のアンティリーネやテスタロッサ達なら…あぁ察して余りあるな」

 

 

「確実にベアトリスやサーシャの胃に穴が開くな…千冬で大丈夫なのは分かったから何処から取り出したか分からない天羽々斬を閉まってね」

 

 

貰った刀を抜くなとハルトが止めるのであったが

 

 

「いきなり殴るようなバカに言われたくない」

 

 

「ふぁ!」

 

 

そして結婚式が始まるが笑顔のない花嫁と満面の笑みを浮かべる花婿

 

 

守れなかった悔しさを抱えた眷属達だが

 

 

「俺達の結婚式ってこう考えるとよかったな…」

 

 

「そうだな」

 

 

思い返しても周りが祝福してくれたのだから…何より恋愛婚だったのも大きいと

 

 

まるで対岸の火事のような無関心さで見ているとサーゼクスがマイクを持ち 

 

 

 

「そしてこの場で少しお話を皆様は覚えておりますでしょうか我ら悪魔が逢魔王国に行った非礼から始まった、あの虐殺の日々を」

 

 

その言葉に過去を振り返り涙を流すものもいた…なんか被害者みたいな面してるが

 

 

「先にこっちの輸送船団襲撃したのはそっちだろう?そもそも通商条約を結んでおいて海賊行為した方が悪いだろうが報復しなかったら…」

 

『しっ!』

 

 

「へいへい」

 

 

そこからサーゼクスの話をまとめると、まぁアレだ 険悪だった逢魔と友好を改めて結べる事が出来そうだと それは一夏とレイヴェルの婚約だと、おぉ!と湧き立つ会場だが

 

 

「この流れは不味いな」

 

「そうだな」

 

 

「え?」

 

 

「サーゼクスの奴…この場で一夏が婚約断ったら角が立つような話し方してやがる」

 

 

「……まさか外堀埋められてる?」

 

 

と困惑する一夏の横で

 

 

「そして四大魔王の1人 セラフォルー・レヴィアタンと逢魔国王 常葉ハルトとの婚約を宣言する」

 

 

うおおおおおおお!!と響動めく会場だが面を喰らったハルトは飲んでいたお茶を吹き出した

 

 

「っ!ゴホゴホ……は、はぁ!?」

 

 

「どう言う事!?ハル兄!!」

 

 

「それはこっちのセリフだよ!!何言ってんだサーゼクス!!」

 

 

「おいハルト」

 

 

「あ…ちょ、千冬ちょっと待って俺の話聞いて!!お願いだから!!流石の俺も認知してない事で怒られるのは我慢ならないよ!」

 

 

「そうだな私も驚いたが貴様の態度から見るに…よし一夏」

 

 

「何だよ千冬姉?」

 

 

「思いきりやれ私も許す」

 

 

これくらいの八つ当たりは許されるだろうと2人の態度に一夏はやれやれと肩を竦めるが、取り敢えず目の前の事に集中しようと構えたが

 

 

 

「認めんぞ!レヴィアタン様の伴侶があのような蛮族の王など!!」

 

 

「その通りだ!!」

 

 

なんか燃え滾っている貴族悪魔連中だが

 

 

 

「誰が蛮族だとぉ…」

 

『相棒よ事実だから諦めろ』

 

『諦めろよ手遅れだろうけど』

 

 

そう言われたら反論出来ないので血が出るくらいに下唇を噛みながら堪えている中、テスタロッサで念話で

 

 

ー奴等との交易対象品は減らせ、特に娯楽と嗜好品をな!ー

 

 

そんな地味な嫌がらせをしておく事にしておくのであった後で聞いた話だとサーゼクスは国家元首が本人が目の前にいるのに侮辱したとして、発言した奴を極刑にしたらしい

 

 

何か聞けば反対派閥の人間らしく…何か政治利用されて気分が悪くなったのは言うまでもない

 

 

 

そんな中 式の中で遂に刻がきた

 

 

「ではライザー・フェニックスと織斑一夏との試合を始めさせてもら「ちょっと待ったあああ!」?」

 

 

何か殴り込みに来た奴が…って

 

 

「何だ変態か」

 

 

「その結婚は待った!!」

 

 

「それを避ける戦いに負けた分際で何言ってんだが」

 

『相棒、辞めたげて!向こうのライフは0よ!正論パンチでKO仕掛けてるから!』

 

『未来ある若者へ容赦なくないか!?』

 

 

「俺の嫁達を卑猥な目で見る下衆は死ねば良い」

 

『それは仕方ないな』

 

 

と何か、やっぱり納得できないから勝負だ!と燃えてるが

 

 

「いやぁ若いねぇ」

 

 

ケタケタ笑うハルト、衛兵達は取り押さえろ!となってるが眷属達が妨害する中

 

 

 

「ハルト殿、何をされてるのですか!貴方も止めてください!」

 

 

何か言ってくるが

 

 

「は?悪魔も喧嘩なら悪魔でケリつけるのが筋だろう?それともアレかな悪魔は蛮族と見下してた奴の力を借りないと身内の揉め事一つ納められないのぉ?あはははは!!ウチの連中とは大違いだな誇りと驕りを違えてるとはな」

 

 

先程の意趣返しにと真面目に取り合わないでいたのであるもサーゼクスは待ってましたとばかりに

 

 

 

「ではライザー君、赤龍帝、そして青の錬金術師との三つ巴で行こうか」

 

 

 

そうして始まったバトルロイヤル

 

 

 

3人は準備している中、状況を見ていると

 

 

「あ、あの…少しよろしいでしょうか?」

 

 

「ん?あぁお前は確か…」

 

 

「レイヴェル・フェニックスと申します…ご挨拶が遅くなってしまいまして申し訳ございませんわ義姉様」

 

 

レイヴェルが千冬に近づき挨拶するのであったが

 

 

「ほぉ……」

 

 

千冬の脳内では何故かセシリアが過ぎったのは言うまでもない

 

 

「その…今回は「私は別に気にしてはいない」へ?」

 

 

「そもそも貴様の婚約云々はアレが決める事だ…まぁ私からすれば早く彼女でも作って身を固めろと思っている」

 

 

「い、以外ですわ…一夏様から聞いた話だと色恋には潔癖な印象で」

 

 

「普通ならそうだろうがな…生憎だが私の旦那は普通や常識とは最も遠い奴だったのでな」

 

 

「…………」ドヤァ

 

 

『ドヤるな』

 

 

 

「その影響か一夏の奴も若干常識からかけ離れて行ってな」

 

 

「そ、そうなのですか…」

 

 

「まぁ見ていろ」

 

 

千冬の言葉で映像を見るのであった

 

 

 

一夏はウォーキングアップを済ませるとガッチャードライバーを装着した

 

 

「変身!!」

 

 

『ガッチャーンコ!スチームホッパー!!』

 

 

 

 

「しゃあ!行くぜ赤龍帝の籠手!!」

 

 

『welsh dragon over booster!!』

 

 

一誠は己の腕を対価として擬似的にだが禁手になったのである

 

 

 

「良いだろう、かかってこい!!」

 

 

「行くぜぇえええ!」

 

『X』

 

 

瞬時に最大まで倍加、強化された力はライザーの度肝を抜くのであった それは想定以上であったが

 

 

 

「流石はドラゴンの力だが所詮は下級悪魔よ貧弱貧弱ぅ!!」

 

 

悪魔ではない吸血鬼的なリアクションをしたライザーに一夏は

 

 

「ハル兄いたらツッコミしてるなぁ……って兵藤の籠手がカウントダウンしてるって事はアレは10秒だけの形態か」

 

 

『ホッパー!(10秒で倒せるかな?)』

 

 

 

「大丈夫だろ仮面ライダーアクセルのトライアルフォームやカブトなら可能だってハル兄は言う」

 

 

『スチーム!(いやそれ微妙に違うような…)』

 

 

「兎に角!今は兵藤のターンだ終わってからでも良いんじゃね?」

 

 

『ホッパー!(いや乱戦だからね)』

 

 

「そうだけどさ…絶対横槍入れたら文句言ってくるよ?」

 

 

『ホッパー!(それならこうしよう2人纏めて潰して再戦させれば良い)』

 

 

「それもそうか…じゃあ行こうぜワープテラ!」

 

 

『テラ!』

 

 

取り出したワープテラは持ち前の能力である空間転移のゲートを開くのを確認すると

 

 

「よし」

 

『ケミーライズ!バーニングネロ!!サボニードル』

 

ケミーライザーを両手に装備してそのゲート目掛けてバーニングネロの激辛成分とサボニードルの棘弾丸を放つ その転移先は言うまでもなく

 

 

「ごふ……な、何だこの痛み……な、何故体が熱い…うわあああ!!何だこの棘はぁ!!」

 

 

「何かよく分からないが、貰ったぁ!!」

 

 

「がっ!」

 

 

ワープテラの転移先はライザーの体内であったのである

 

 

「流石の不死鳥も体内までは不死身じゃなかったか…コレで本当の焼き鳥か」

 

『ホッパー!(鬼かお前)』

 

 

そう話していると一夏の援護もあり一誠がライザーを追い詰めていくが流石は不死鳥 タフさは中々のものである そして遂に時間切れ いや 力の使いすぎによる限界を迎えて変身解除された一誠を見て

 

 

 

「さてと選手交代だな」

 

 

と動こうとしたが一誠は龍の腕になった利点を活かし 悪魔には天敵である十字架と聖水を倍加したコンボでライザーを更に追い詰めて行くではないか

 

 

 

「くそ…この俺がこんな奴にぃ!!」

 

 

「コレで終わりだああああ!!」

 

 

「分かってるのか!この結婚には悪魔の未来がかかっているんだ!それをお前のような下級悪魔が台無しにするのか!」

 

 

「そんなの俺には分からない…けどな部長が泣いてたんだ…そんなの納得出来るかああああ!!」

 

 

何か燃えてる所に悪いが

 

 

「ハル兄が言ってたな、こう言うゴチャゴチャした闘いは好きじゃないって…ハル兄…俺に力を貸してくれ!!」

 

『ホッパー!(いやハルト死んでないから)』

 

 

「そうだな…んじゃ手伝ってあげますか」

 

 

 

『ゴリラ先生!バーニングネロ!!ガッチャーンコ!!バーニングゴリラ!!』

 

 

 

そしてバーニングゴリラフォームになったのを視聴したハルトは

 

ーーーー

 

「一夏って、俺のことそう思ってたの!?」

 

 

「妥当だろう?」

 

 

「…………」ガーン!!

 

 

『凹む要素あったか?』

 

ーーーー

 

 

 

「決めるぜ!」

 

『バーニングゴリラ!!FEVER!!』

 

 

地面を強く踏み締めると浮かび上がる岩が錬金術で巨大な拳へと変化、燃え盛る力によりエネルギーが充電されたのを見た一誠はハウンドから教わった軍隊式格闘術でライザーを投げ飛ばすと その先には燃え盛る拳が襲い掛かる

 

 

 

「オラァ!!」

 

 

 

一夏は全力で振り抜き終えるとライザーは壁にぶつかるなり爆散するのであった

 

 

「ガアアアアア!」

 

 

 

「まだまだ!」

 

 

そして一夏は更に力を重ねる

 

 

『アッパレブシドー!!FEVER!!』

 

 

『アントレスラー!!FEVER!!』

 

 

更に

 

 

「ギアを上げるぞ!!」

 

 

『ガッチャーンコ…ファイヤー!!』

 

 

ファイヤーガッチャードに変身すると背部から碇が射出 地面に突き刺さり加速するエネルギーを押し止め続ける そのエネルギーが最大までチャージされた青い炎へと変わった瞬間 ファイヤーガッチャードは必殺技を放つ

 

 

『スチームホッパー!!burning FEVER!!』

 

 

 

正にロケットスタートとばかりに加速されたライダーキックはライザーを捉えて結界の端まで追い詰めた 加速による摩擦熱などの追加ダメージが確実にライザーを追い込むのであった。

 

 

「たぁ!!」

 

 

そのまま一夏は更にアイアンの力を使おうとしたが試合終了のサイレンが鳴る

 

 

 

「…………え?終わり!?」

 

 

よく見れば一誠は一誠でボロボロのままだがリアスは駆け寄り、なんか良い感じになっている

 

 

 

「はぁ……何かこのままじゃ気分良くないな」

 

一夏は懐から取り出した回復アイテムである療水をライザーにかけるのである

 

 

「っ。き、傷が!!」

 

 

「お、流石はハル兄じゃないと汲み取れない回復アイテム」

 

 

「な、何だコレは…」

 

 

「回復アイテムだよ…んじゃライザーさん……そろそろ始めようか?不死鳥ってこれくらいじゃ壊れないよな?」

 

 

「ひ、ひぃ!」

 

 

「もう辞めろ一夏!!」

 

 

「HANASE!!って秋羅!?何でここに!!」

 

 

「お前が暴れてると聞いて心配で見に来た!それ以前にライザーのメンタルはへし折れてる勝負はついてるんだ!!」

 

 

「そうだよ一夏、もうストップだ」

 

 

「ハル兄…そう……か…まだ新しいフォームがあるのに……」

 

 

「だとしてもや「レジェンドライダーとの新しいガッチャが…」それを早く言え許す」

 

「辞めんか馬鹿者ども、頭を冷やせ」

 

 

「って!!分かったよ千冬姉…」

 

 

「取り敢えず婚約云々の決断は考えて決めろよ」

 

 

「前向きに検討するよハル兄」

 

 

「考えて喋れ!!」

 

『お前が言うな』

 

 

 

「ったく……取り敢えず一旦帰るぞ、サーゼクスまたな」

 

 

「あぁ、まったく…君達が話に絡むと大変な事になるよ」

 

 

「まぁ、マッチ1本」

 

『火事の元か?』

 

 

「都市部をナパームで空爆!が逢魔だからな!!」

 

『被害がえげつない事に!!』

 

 

 

「しかし…あの変態がドラゴンでさるならば俺達もそれ以上のものを見せないとダメかな?」

 

『まぁ、お前が思うドラゴンを呼べ』

 

 

「おう!デロウス!!」

 

 

『それは辞めろ』

 

 

 

そして結婚式から帰ったハルトは取り敢えず

 

 

 

「さて、一夏…俺の何処がバーニングゴリラか言ってみろ」

 

 

「ひぃ!」

 

 

説教から始まったのは言うまでもない

 

 

 

 

まぁ後日談と行こうか、まずはグレモリーとライザーの縁談はライザーのメンタルブレイクにより破局となった そしてグレモリーは一誠宅に同棲を決めたらしい まぁこの辺は一夏からの報告であるのだが

 

 

「んで、お前はご令嬢とどうするんだよ一夏?」

 

 

「取り敢えず今は文通かなと」

 

 

「現代技術に適応しろ!リモートとか色々あるだろう!!」

 

 

「リモート……はっ!」

 

 

「今気づいたんかい!!」

 

 

「それよりもハル兄の方は大丈夫なの?縁談って」

 

 

「それがなぁ…」

 

 

ハルトは扉をこっそり開けて隙間から見てみると

 

 

 

「さて貴様、何勝手に婚約云々となったか教えてもらおうじゃないか」

 

 

「そうですわね、いざとなれば悲鳴吸引機送りにしないと」

 

 

「ダメよテスタロッサ…旦那様を利用しようとする輩なのだから…ねぇ」

 

 

「いやいや、まさか一夏君だけじゃなくてハルトまで狙うとは恐れ入ったなぁ……このまま深淵魔法使っちゃおうか」

 

 

 

キャロル、テスタロッサ、アンティリーネ、アリエルの覇気には流石のセラフォルーも涙目になるしかないが

 

 

「ひぃ!!」

 

 

「あ、あのダメですよ皆さん…そんなに威圧したら話せるものも話せませんよ」

 

 

オドオドしながらも止めに入るあかねを見て二亜は肩を叩きながら

 

 

「いやぁ、あかねちゃんは天使だねぇ!」

 

と感動しているが

 

 

「だって知りたいじゃないですか…何でハルトを狙うの?不純な理由なら……ね?」

 

 

ゆらりと何処からか取り出した武刃に思わず

 

 

「怖いよ、あかねちゃん!ってかそれ何処から出したの!!」

 

 

「ふふふ」

 

 

「ちょっ!……あ、ハルきち!あかねちゃんを止めてぇ!!」

 

 

 

「何してんだよ…取り敢えず落ち着けあかね!!」

 

 

ハルトはやれやれと止めに入るのであった

 

 

 





予告

なんやかんやなトラブルを乗り越えたハルト達だったが…


「今日からお世話になります、レイヴェル・フェニックスですわ」

「………は!?」


一夏は新しい日常に頭を悩ませていた そんな中でハルトは…消息不明のコカビエルを追いかける道中で とある者から襲撃を受ける


「さぁ魔王、貴様の命もコレまでだ」


「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ…今日はハードボイルドな気分だからな付き合ってもらうぞ」

『黙れハーフボイルド』


「それなら…少し付き合ってもらうぞ相棒」

『おうよ……変身!!』


『cyclone』『skull』


「『さぁ、お前の罪を数えろ!!』」


次回 月光校庭のエクスカリバー !お楽しみに!

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