無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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皆様!初めましてのオーディエンスは初めまして!この作品を前から見て頂いているプレミアムオーディエンスはいつもありがとうございます!!カグ槌です!


まぁ恒例の周年記念短編のアンケートを始めました!サイレントながら投票してくれた方はありがとうございます!!気長にやってく予定なのでよろしくお願いします!!では本編をどうぞ!!




月光校庭のエクスカリバー

 

 

 

前回のあらすじ

 

何かカオスな感じでリアス・グレモリーの婚約騒動が解決した

 

リアスの婚約は破断になった事もあり現状維持が決定 ハルト達逢魔組も変わらずの日常を過ごす……筈だったぁ

 

 

 

駒王学園 ー昼休みー

 

 

「以上です」

 

 

【ありがとうございます一夏君、しかしまぁ君も苦労しますね】

 

 

「あ、いやいや…そんな事は…あはは」

 

 

【その分 グレモリー眷属の行動には思う所はありますがね】

 

 

「ま、まぁ学生と悪魔稼業って二足の草鞋なら纏まった訓練時間なんて取れませんよ、ハル兄みたいな時間を超越するようなチートアイテムない訳だし」

 

【その気になればタイムロードで時間遡行出来る貴方に言われても】

 

 

「それデイブレイクの俺ですよ?」

 

 

「お前も似た事は出来るぞ」

 

 

「そうなのか!!」

 

 

「まぁ、時間は戻せて少しだろうけどな」

 

 

「やっぱりかぁ…ナツキさんみたいに……は辞めておこう」

 

『ホッパー!(その方が良い)』

 

 

「お前は地道に磨けば良いさ……それで例の件は?」

 

 

【コカビエルの件でしたら放課後幹部陣の会議を開くのでその時に】

 

 

「分かった、じゃあな」

 

 

と通信を切ると秋羅は

 

 

「しかし、お前も大変だな」

 

 

「揶揄うなって…俺だってビックリしてんだから」

 

 

「成る程な恋する乙女のパワーは無限大って奴か」

 

 

「はぁ……」

 

 

時は少し前に遡る

 

 

婚約騒動の後 箒達に袋叩きにされた一夏を尻目に箒達も一夏の見張りという名目で誰か転入する事を画策初めていたが

 

 

一夏としては箒達を連れて行く事で危ない目に遭わせる事を心配していた追加して変態に狙われることもあると

 

 

何より

 

 

「箒が来て、兵藤が何かしたら間違いなくハル兄と束さんがマジギレして大変な事に…」

 

 

「街が火の海で済めば良いがな最悪一つの種族が絶滅タイムだな」

 

 

「秋羅…それ笑えないジョークだぞ?」

 

 

「それは俺のセリフ…まぁ良いか」

 

 

話を戻して 事件後 改めて経緯の説明をしたのだが

 

 

「取り敢えず貴様には説教が必要だな」

 

 

「アンタ…ハルトさんの真似してんじゃないわよ!」

 

 

「い、いやちょっ……ぎゃああああ!」

 

 

と取り合って貰えない始末

 

 

「はぁ……」

 

 

「溜息つくと幸せが逃げるぞ」

 

 

「けどよぉ」

 

 

「あ、いたいた…もう一夏何とかしてよぉ…」

 

 

屋上に入ってきたのは中等部に転入し制服を着ているクトリ、その理由は一夏と同じように日常を過ごしてほしいに半分、そして先日この学園に転入してきた彼女が原因で半分である

 

 

「何かあったのか?」

 

 

と尋ねたのは

 

 

「あの子、箱入り過ぎて…色々と…」

 

 

「ここに居ましたのね一夏様!」

 

 

そこに入って来たのは同じく中等部の制服を着る 金髪ロールの女の子 そう一夏と婚約騒動を起こした レイヴェル・フェニックス 彼女は事件後 駒王学園に転入してきたのだ 理由は勿論 一夏である

 

 

その結果 ハルトは護衛選びに四苦八苦していたのは別の話

 

 

「大体分かった」

 

 

「一夏?」

 

 

「ごめん、言ってみたかっただけ…」

 

 

「しかし人間界の学校は悪魔のとは違うのですのねメイドや付き人がダメなんて」

 

 

「そう言う事か、ここは庶民の学校だ貴族特権とかそういうのはない」

 

 

「そうなんですの?」

 

 

「こっちだと、その辺の話ってゲームや小説の中って感じだからな」

 

 

「そうなんですの!!」

 

 

「そうなのよぉ…」

 

 

 

常識が崩れる音がしているレイヴェルと崩れるクトリ、まぁお嬢様としての純粋教育を受ければそうなるよなぁ…と一夏は考えていたが

 

 

「この国には郷に入っては郷に従えって言葉がある、レイヴェルもゆっくりで良いからこっちのルールになれて欲しいかな」

 

 

「そうしましたら一夏様と入れるのですか!」

 

 

「まぁ放課後とか?」

 

 

「それでしたら早速放課後にでも「ちょっとダメよ!一夏は仕事があるんだから!」けど良いじゃないですの許嫁なのですから」

 

 

「一夏?分かってると思うけど婚前交渉したらセニオリス使うから」

 

 

「分かってるよ!というかそんな真似するか!!」

 

 

 

「まぁ頑張れよ一夏」

 

 

と秋羅は自分の知らない歴史を歩んでいる若き友をクスリと笑いながら、一連のやり取りを眺めていたのであった

 

 

 

 

その頃 ハルトはと言うと

 

 

「しかし大変な事になったな」

 

 

重苦しい雰囲気で会議をしていた

 

 

「そうですね」

 

 

「まぁ魔王ちゃんの女性問題なんて今更な話だしぃ」

 

 

「気にも止めてないがな!」

 

 

「そうですね流石の僕も慣れました!」

 

 

「ハルト坊と一緒におれば退屈せんのぉ!」

 

 

 

「こう言う時のお前らは本当に頼りになるわ冷静になれるから」

 

 

「そうですね我々も久しぶりに我が魔王の知能が下がった会話を決めて安堵しております」

 

 

「パンの耳ラスクだな」

 

 

「どうかご慈悲を」

 

 

「そんな素朴過ぎるご飯だけじゃ満足出来ないよぉ!」

 

 

 

「まったく俺はいつだって頭が良い頼れるリーダーだろうが!」

 

『それ最早、別の生き物だろ』

 

 

「俺の事を何だと思ってるの?」

 

『自分の事をどう思ってるの?』

 

 

長い付き合い故に以心伝心なのはありがたいと安堵していると扉が突如開いて

 

 

 

「往生せいやー!ハルトぉ!!」

 

 

「…………」

 

 

日常として襲い掛かるゴオマをバックドロップで沈め、軽い治療をしてから窓から投げ捨てると

 

 

 

「コレでよし」

 

 

「じゃないだろ!!」

 

 

「大丈夫大丈夫、ゴオマはアレくらいじゃ死なないから」

 

 

「だとしてもぉ!!」

 

 

とナツキが久しぶりの出番に気合い十分でいると

 

 

「唐突なメタ発言は辞めろぉ!!んで俺を呼んだって事は…コカビエルの件か?」

 

 

「そっ村上社長が街の物流網に引っかかったって報告があった…多分だけどレイナーレの遺産も関係してるね」

 

 

レイナーレの遺産 

 

それはあの事件で使われなかった悪魔祓いの武器等の危険物の総称である 逢魔のメンバーでも発見に苦心してる辺り 街の外に出ているものもあるだろうが何箇所かは最近候補地が出て来たりする

 

 

「墓荒らしか火事場泥棒が知らないけど、やる事が何と言うか悪いな巻き込んで」

 

 

「それはお互い様だ、というよりコカビエルが別の聖剣を盗んでたなら此処までマジに備えてねぇから其処は向こうに感謝かな」

 

 

「エクスカリバー…」

 

 

「まぁ破片を錬金術で補強したものらしいがな」

 

 

「ま、その辺は別だろ?」

 

 

「かもな……あぁ、それと克己さんから報告書が来てて」

 

 

そう言いながら書類を出したナツキの手元からひったくるようにして書類を読むハルトは驚愕したのである

 

 

「おいおいマジか」

 

 

「どうしたんだよ……って…えぇ」

 

 

その書類には写真が添付されていた

 

それは砕けたUSBメモリ…否 ガイアメモリである

 

 

「おいハルト、お前まさか」

 

 

「そんな事するかよ!!仮面ライダーW、アクセルに誓って街にガイアメモリをばら撒くなんて事しないよ!!」

 

 

「説得力しかない」

 

 

 

「それに逢魔のガイアメモリは厳重に管理されてるし俺達とnever以外は使えないようにロックしてる筈だよ!それにだ克己さんが来たばかりの頃 エターナルレクイエムを使ったの忘れたの!」

 

 

「あ、いや…あぁクトリちゃんの時な」

 

 

「だから、今この世界でガイアメモリを使えるのは…」

 

 

「俺達かネオタイムジャッカーか?」

 

 

「第三勢力ってのも思いつくけど今は考えたくないかな…しっかしまさかエターナルレクイエムに耐性のあるメモリを持ち込むとは…」

 

 

「克己達の話だとT2仕様にアップデートされてるんじゃないかって」

 

 

「成る程な……しかし不味い、ガイアメモリで武装した奴らもいるしネオタイムジャッカーの影がチラつくなら」

 

 

 

「逢魔本国、ガーランドも危ないな」

 

 

『特にガーランドだな、彼処には魔法石の鉱床がある敵の戦力強化にもなるな』

 

 

「そうだな各地の援軍と備えもしないと」

 

 

「なぁハルト」

 

 

「何?」

 

 

「お前がさ真面目なテンションで賢い事言うと調子狂うんだけど…だってお前【不死身の敵】って聞いても無限に殴れるサンドバッグくらいにしか思ってないだろ?」

 

 

「まぁな…よしナツキ君には街の為に働いてもらおうか、ウルティマ…連れてけ」

 

 

「はいはーい!じゃあ行こうか」

 

 

と笑顔で指示をすると待ってましたとばかりにウルティマがそれはもう笑顔でナツキの首根っこを掴んで連行していった

 

 

「い、いやだ!またあの部屋に戻るのだけは嫌だあああああ!!」

 

 

「おぉ、今日は元気が良いねぇ〜どんな悲鳴がエネルギーとして質が良いかボクは今研究してるんだ〜それで…どんな拷問がお望み?ねぇハルはどんなのが良いと思う?」

 

 

「思い上がったものへ絶望を」

 

 

「おぉ…それなら、うんそうしようか!取り敢えず全身の関節を外すね〜」

 

 

「ナツキの関節がパニックだな」

 

『呑気に言ってる場合かぁ!!』

 

 

 

「俺はどうすれば良かったんだ!ねぇ!ねぇ!!」

 

 

「お前が望んだ結末だ」

 

 

「何心理の扉みたいなリアクションしてんだ!このイカれ魔王!!」

 

 

「そうか……さぁ、地獄を楽しみな」

 

 

とサムズダウンして見送る最後は

 

 

「嫌だあああああ!!」

 

 

バタン!と某探偵のアイキャッチ扉並みに強く閉まると

 

 

 

「お前はそれを見てきただろうに」

 

 

何か真理を極めたように達観したハルトがいただけである

 

 

 

ータイムベントー

 

 

 

「っ!……な、なぁハルト」

 

 

「何?」

 

 

「口は災いの元だな」

 

 

「は?どうした急に?」

 

 

「いや何でもない…」

 

 

「そうか!所でナツキ…最近のエネルギー問題について何だが「頼むから俺を拷問するとか辞めてくれ!!」へ?何で?」

 

 

「い、いや……ヘルライズしてフォースライズしてアークライズされたら…いやあああああ」

 

 

「hell or heaven?いやhellだけども…あぁそういう、お前さぁ……」

 

 

ハルトは何とは言わないが察したようで

 

 

「あ、いや…なんかごめん」

 

 

とだけ呟くと精神世界にいる相棒と対策を相談するのであった

 

 

 

ーーーー

 

 

放課後 逢魔大使館と化したサウザンインテレオンの一室にて

 

 

【敵はガイアメモリで武装してる可能性があるから気をつけてね】

 

 

「若様…遠足の注意事項ではないのですよ?」

 

 

「では私は村上と連絡を取り街内でガイアメモリ製造施設の可能性が高い場所を調査し使えるようならば我々が接収します」

 

 

【判断が早い!】

 

 

「それなら俺は実際の見回りを実働隊として一夏君のクローントルーパー達を借りても?」

 

 

「あぁ良いよ、あ、大丈夫かなハル兄?」

 

 

【その辺は任せる…だけど単独行動は基本厳禁、有事以外はツーマンセルで行動する事と戦闘になったら先ずは逃げて情報収集な】

 

 

「大丈夫だってハル兄は心配性だな」

 

 

【どんな事でも油断せずにやるだ、今回の件は俺もアザゼルに外交ルートから正式に抗議してるからな】

 

 

「若様が外交をするだと!そんなバカな!!」

 

 

【アイザック?】

 

 

「未来でも今でも若様はいつも矢のように飛び出していき笑顔で敵を殲滅する最強戦力!そんな陛下を戦力として使わないで外交に使うなんて…」

 

 

【お前の中で俺ってそんな鉄砲玉みたいな認識なの?】

 

 

「珍しく若様は慎重なのは、やはりネオタイムジャッカーが糸を引いている可能性が?」

 

 

【関与があると判断してる少なくともコカビエルのアクションに連動する事が考えられるから対策として各都市に応援を派遣する事にした】

 

 

 

「因みにハルト王はどの都市が狙われる可能性があると考えてますか?」

 

 

【直感なら駒王町だな】

 

 

その言葉に全員がざわつくと

 

 

「理由をお伺いしても?」

 

 

【コカビエルの単独犯ならリュートと半分半分くらいの可能性で見てたが…グレモリーのお家騒動やフェニックスのご令嬢が来たからな悪魔側の不安定な内情やターゲット増加による護衛の分散を好機と仕掛けて来るかもしれん】

 

 

まぁハウンドの受け売りだけどね〜と肩を竦めると

 

 

「成る程…」

 

 

【だが話しての通り、ネオタイムジャッカーの動きを無視できないのもあるから援軍は直ぐには送れない他の検体の行方も知れないからな】

 

 

現在 自分以外の検体で動向が知れてるのは

 

H5、H8

 

H9こと兄を語っている羽黒絡繰

 

H4の篠塚瀬奈

 

 

だ残りの検体の行方は分からない

 

 

【この場合 最悪全員敵の想定でいかないとか】

 

 

「若様と同格に当たるだろう方が4人も残ってますからな」

 

 

【それとコカビエルのアクションとネオタイムジャッカーとの背後関係が確認取れ次第とさせてもらうぞ】

 

 

「分かった…あ、そうだハル兄!」

 

【ん?】

 

 

「実は学校で球技大会があるんだけど…」

 

 

「一夏君?この場は国の未来に関しての会議をしてます、そんな日常的な会話をされても…」

 

 

【そうか野球なら呼べよ、この間の逢魔スポーツ大会で活躍した助っ人の浅倉さん、北崎さん、を呼んで大乱闘だから…いや待てよ加賀美さんが野球をやっていたな…うん!大丈夫だ!】

 

 

「何処が?」

 

 

「この間の野球大会を見て欠片も安心出来ないのですが…」

 

 

「最後の最後は結局乱闘だったよなぁ…」

 

 

と回想している面々だった

 

 

「いや学生のイベントだから…あ、ハル兄はサッカー分かる?」

 

 

【愚問だな晴人さんや一輝さんの得意とするスポーツであり何より師匠達もやっているから分かる!!】

 

 

「野球よりイキイキしてるよ」

 

 

「ハル兄の基準は仮面ライダーだよなぁ」

 

 

「一夏、球技大会の件だが…多分その辺はないと思うぞ?」

 

 

「へ?」

 

 

「そもそも特定の部活が有利になるようなスポーツは選ばないだろう」

 

 

「え、じゃあテニスは?」

 

 

【テニス……あ!士さんがラケット二刀流でラッキークローバーと戦ってた奴だな!】

 

 

「ハル兄、あれはテニスじゃないテニヌだ」

 

 

【と、兎に角だ…各都市には応援を送るからそのつもりでよろしく!】

 

 

と通話を切るのであった

 

 

ーーーー

 

 

リュートにて ハルトは通話を終えると

 

 

「ふぅ…」

 

『疲れてるな』

 

 

「まぁな」

 

最近は王様としての仕事が増えてきた、勿論家族の時間は取っているが

 

 

「久しぶりに俺も暴れたいなぁ」

 

『ハルト、この間模擬戦でボスラッシュしたでしょ』

 

 

「けど何か足りないんだよ…やっぱりさ相棒、今の俺にはハングリー精神が足りてないんだと思う!」

 

 

『その向上心を武力や鍛錬以外に向けろ脳筋』

 

 

「断る!俺からライダーオタクと料理を取ったらそれしか残らん!!」

 

 

『自覚あるなら反省しろぉ!!』

 

 

「いや最近、何か暴れてない気がして不満がある」

 

 

『何でそうなる』

 

 

「何か最近ウォズや皆がドタバタして忙しいそうだったから一人で仕事するの寂しかった…一人だから残業しないで帰ろうとしてるのに皆が俺に仕事を持ってくる…いくら残業しても仕事が減る所が増えてくるんだよコレは可笑しいと思わないか!!この悲しみを知り一人で泣いてんだぞ!!」

 

 

『そして輝くウルトラソゥ!』

 

 

「hay!じゃねぇよ!!」

 

 

『お前企業なら社長だ仕事多いのは当たり前』

 

 

「残業なんてしてたら家族の時間との取れないだろう!コカビエルの案件で最近の俺は毎日残業ばかりで定時に帰れない!だから俺は決めた!定時に王様の仕事を終わらせる為に!俺に残業させるなんて大罪を犯したアザゼル含めた堕天使をコカビエルを倒した後にまとめて滅ぼすとなぁ!!具体的にはこう…ペチペチしてやる!!」

 

 

『ダメだストレスで頭が普段以上におかしくなってる!!』

 

『落ち着けハルト!!そんな理不尽な理由で堕天使を絶滅させる奴があるか!』

 

 

「大丈夫だ向こうの誠意次第では慈悲がある」

 

『成る程、誠意が足りないなら死を賜る…じゃねぇよ!!』

 

 

 

「という事でお前達、久しぶりに定時に仕事を終わらせた俺を甘やかせ!!」

 

 

『お前の情緒どうなってんだよ!!』

 

 

「安心しろ相棒!これが俺の平常心だぁ!!」

 

 

『だから安心出来ないんだよ!』

 

 

「何でた!俺はホラーハウスでシェスタが出来るメンタルの持ち主だぞ!!!!」

 

 

『誰がホラーハウスの化け物だゴラァ!』

 

『夜中の学校でいきなり飛び出てやろうか!あぁん!!』

 

 

「あ、夜の学校で気になってる事あった…アナザーゴースト」

 

『ん?』

 

 

「お前さナツキに預けたら ビビルアーマーなったりする?」

 

 

『いやどうだろうな、わからん』

 

 

 

「試したいけど…何かさ恐怖への耐性を獲得し始めてるから何か普通の方法じゃビビらないよなぁ、ねぇどうやったらアレが恐怖すると思う?」

 

 

『おーい誰かキャロルかあかねか千冬を呼んでくれ!相棒のメンタルケアをしないと堕天使とナツキが絶滅してしまうぞ!!』

 

 

『はぁ…暴れたいならコカビエルかネオタイムジャッカーが出るまで我慢しろ』

 

 

「そうだけど……あぁもう!やっぱり俺にはディフェンスは性に合わなくてストレスが溜まるんだ!!」

 

 

頭をガシガシと書きながら不満を言うと

 

 

『お前の場合は攻撃する方が得意だからな』

 

 

「そういう事だよ分かってんじゃん!」

 

 

頷きながら答えるハルトであるが

 

 

「だからさ…ねぇ……良いでしょ?」

 

 

『此処から抜け出して街に行きたいというなら辞めておけ、お前の親衛隊が見張ってるぞ』

 

『ハウンド指揮のクローントルーパーの練度を忘れたか見つかれば問答無用で蜂の巣だぞ』

 

『自分の王にやる事じゃねぇよな』

 

 

「え?抜け出さないよ合法的に街に向かうから」

 

『合法?』

 

 

 

「まぁ見てなって」

 

 

 

数分後

 

 

 

「っしゃあ!!久しぶりに皆で遊ぶぞぉ!!」

 

 

やったー!と両手を上げるハルトであったが後ろではやれやれと被りを振るウォズ達がいたのである

 

 

「我が魔王…ストレス溜まったのなら言ってくださいよ」

 

 

「そーそー、残業のストレスで堕天使滅ぼすとか…どんだけコカビエルがストレスだったの?」

 

 

 

「今更だけど分身に仕事を任せておけば良かった」

 

 

分身を置く事とウォズ達を護衛に選ぶ事で合法的に外出を勝ち取ったのである

 

 

「そう…最初からこうすれば良かったんだ!」

 

『普通なら最初に気づく事だがな』

 

 

「ま、まぁ!この俺の手にかかれば自分の分身を生み出すなんて朝飯前よ!まさか影武者ぽく見える外にいる奴が本物とは思うまい!」

 

 

「それならハルト様が分裂すれば色々と出来る事が増えるのでは?」

 

 

「違うぞカゲン、俺は確かに分身は出来るが……分身しても知能は基本一人分だから増えても対した意味がない!」

 

『相棒の頭脳で沢山分身しても知能指数が低くて戦闘力が高いバカになるだけだ!』

 

 

「便利な能力なのに残念過ぎない?」

 

 

「それに我が魔王…リュートは確かに中立都市ですが良からぬ考えのものがいないとも言えないのです基本的には大使館にいてほしいのですが…」

 

 

「だからこそだよウォズ!この街についてを書類で知る事の出来る情報と自分の目で見える情報だと鮮度も違うだろ!何より俺は皆が作った街をこの目で見たいんだ!」

 

 

「珍しく正論を…」

 

 

「明日は……雨だな」

 

 

「え?予報だと晴れだよカゲンちゃん?」

 

 

「いいや……雨だよ」

 

 

「そうか…雨か…魔王ちゃんが成長してるねぇ」

 

 

 

「いや魔王様が珍しく真面目だからって先輩達がふざけたら収集つかなくなるので辞めてください」

 

 

「フィーニス、それどういう意味?」

 

 

「ハルト坊が真面目にやると不穏という事じゃな」

 

 

「ヤクヅキ?人を爆弾みたいな例えをしないでくれる?」

 

 

「そんな事よりも魔王様!今回の外出の目的は?」

 

 

「それは「やはり今すぐにでもコカビエルを捕らえて凄惨な拷問にかけるのか!」違うよ?確かにさっき残業ストレスで堕天使滅ぼす言ったけど、それするなら最初に悪魔滅ぼしてるから」

 

 

 

「何じゃと!てっきりハルト坊の事だから笑顔で拷問するか、拷問した後に悲鳴吸引機にかけるか、拷問した後にheavenや闇菓子の素材にするのではないのか!!」

 

 

「基本拷問一択!?いや何で倒すとか捕縛して引き渡すとかって発想にならないのさ!まぁアレだ情報収集とは足でやるのが基本だろ!」

 

 

「魔王ちゃんは地球の本棚にアクセス出来るじゃん」

 

 

「アレ便利だけど調べるの大変なんだよ…それにだ俺が直接動くメリットもある」

 

 

「具体的には?」

 

 

「不穏な奴が俺の命を狙おうと動くんだ」

 

 

「喜ぶ所ではありません!護衛のメンタルはバリバリ削れていきますから辞めてください!!」

 

 

「いやこの状況を打破するには必要なんだよ」

 

 

「成る程…敵を捕らえて「拷問じゃな!」ヤクヅキは黙りましょうか」

 

 

「つまり敵の狙いを絞らせるんだ」

 

 

「ほぉ…」

 

 

「という訳で早速陽動に行ってきまー「させませんよ」ぐへ!」

 

 

単独行動しようとしたのを見たウォズがマフラーで拘束する

 

 

「何でさぁ…」

 

 

「我が魔王を単独行動させたらどうなるかは今までの経験から学んでますので」

 

 

「ふふふ、残念だったなウォズ!」

 

 

「はい?」

 

 

「残像だ」

 

 

マフラーで捕らえたはずのハルトがウォズの後ろに立っていたのである

 

 

「いつの間に…」

 

 

「内緒だよ〜まぁ俺も成長してるって話」

 

 

 

「本当にこの人は……はぁ、それで今日はどうされますか我が魔王?」

 

 

「決まってるだろう黒ずくめの男の怪しげな取引現場を探して目撃する」

 

 

「見るのに夢中になって背後を襲われる奴だね」

 

 

「大丈夫です我が魔王、それを見つけられるのは名探偵だけですから…では街にいる怪しそうな奴を捕まえると、その方法は?」

 

 

「そうだな……あ、その辺ノープランだった!」

 

 

「安定のハルト坊じゃな」

 

 

「ですね魔王様らしい」

 

 

 

「取り敢えず……街を散策するか!」

 

 

とハルトはウォズ達と共に街を散策、様々な種族の者に情報収集をしているのだが

 

 

 

「何の成果も得られませんでしたぁ!!」

 

 

「普通に遊んだだけでしたね」

 

 

「いやまぁ普通に考えたら、この街に害する怪しい連中なんていたらウルティマ嬢やカレラ嬢が見逃す筈ありませんよ」

 

 

「そんな奴いたら問答無用で連行してるって」

 

 

ジョウゲンの言う通りと頷く面々だが

 

 

 

「まだだ、まだ終わらんよ!」

 

 

「街の散策も良いですけど、折角なら家族サービスしたらどうですか魔王様?」

 

 

「そうだな久しぶりに家族の時間でも「ハールートー!」ぎゃあああ!!」

 

 

「悲鳴をあげるなんて酷くないかな!」

 

 

そこに現れたのは最近何故か俺の婚約者を名乗るセラフォルーである

 

 

「いやだって…あ、いや丁度良いか…ウォズ、ロイヤルガード達は下がってろ」

 

 

「はっ!」

 

 

「セラフォルー、ちょっと話がある」

 

 

「うん!」

 

 

そして手近な喫茶店と思ったが流石に国の代表が普通の喫茶店利用するの良くないとなれば!

 

 

 

「行くしかねぇ!!」

 

 

「へ?」

 

 

とオーロラカーテンを使って デアラ世界にある場所に向かう そこは沢芽市 その街中にあるケーキ屋 シャルモン

 

 

「こんにちは〜」

 

 

「お、久しぶりだな葛葉の弟子」

 

 

「はい、お久しぶりです城之内さん!」

 

 

「隣のはコレか?」

 

小指を立てる城之内に首を横に振りながら

 

 

「違いますよ」

 

 

「まったく憎いねぇ〜」

 

 

「ははは……あ、今日のオススメと紅茶で」

 

 

「あいよ、隣の子は?」

 

 

「あ、えーと…じゃあ同じのを」

 

 

「かしこまりました」

 

 

そして二人は席に着くと

 

 

「えーと、ここは…」

 

 

「沢芽市 異世界にある街さ…此処は俺の師匠が生まれ育ち、守った大事な場所でもある」

 

 

「そ、そうなんだ…って師匠いるんだ」

 

 

「あぁ、あの人は凄い人だ……そういやぁ師匠…ツケ払ったのかな…」

 

 

遠い目で思い直していると

 

 

「ツケ?」

 

 

「いや何でもない、此処は沢芽市で一二を争うケーキ屋だ」

 

 

「そんなに褒めても値引きはしないぜ」

 

 

「本当を事を言ったまでですよ〜…あ、この間の結婚式の時のケーキ、ありがとうございました、凰蓮にも美味しかったと」

 

 

「伝えておくよ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「んじゃごゆっくり」

 

 

と城之内はケーキと紅茶を置いてスマートに去る

 

 

「城之内さん…ありがとうございます」

 

 

「あ、あはは……っ!コレ美味しい!」

 

 

「そうだろうなぁ…俺だって趣味でお菓子作るけど、この領域には至れないもん…流石は本職」

 

 

とモグモグ食べながら、作り方を考えていると

 

 

「あ、違う違う…此処は別世界だから見張りも何もない だから正直に話せよセラフォルー、今回の婚約は何が狙いだ」

 

 

「狙い?いやいやそれは私がハルトが「本音を言え」本音だって私はハルトが好きなんだよ」

 

 

「…………頭大丈夫か?」

 

『コイツに言われちゃオシメェよ』

 

 

「酷くない!乙女の告白を何でそう返すの!?」

 

 

「冷静に考えてみろよ俺さお前たち目線で見たら恐怖の大魔王ムーブかましてるんだぞ?そんな俺見て何処にトキメキを感じたんだよ…」

 

『珍しく相棒が正論言ってる』

 

 

「一言余計なんだよ…んでその辺どうなんだよ」

 

 

「君が私を笑わなかったから」

 

 

「は?」

 

 

「私の趣味のこと知ってもさ否定せずに応援してくれたでしょ?」

 

 

「あ?あぁ…」

 

 

そうこのセラフォルー、何故か日本の魔法少女アニメにどハマりして日常ではコスプレしていたりする…まぁ周りからしたら貴族らしくないだの子供だの恥ずかしいだの言われたのだろうな だが…ある時 俺が偶々目撃してしまったが

 

 

【良いじゃないの自分のやりたい事を我慢する人生に何の価値がある?】

 

 

今思えばコレがセラフォルーのブレーキを壊してしまったのだろう、駒王町にいる妹には大変申し訳ない事をしたと反省しているが…実際俺だってコスプレしてるようなものだし

 

 

「何せ、俺の私服は全て偉大なるレジェンドライダーの皆様の服のレプリカだからな」

 

今日は秋山蓮さん風の衣装だぜ…とドヤァとしていたが

 

 

「だけど嬉しかったんだ、笑われるだけだった私の趣味を受け入れたから君だけは見てくれたから…私は…」

 

 

「その結果が冥界でやってる、あの魔法少女番組か」

 

 

「そうだよ♪って知ってたの!?」

 

 

「リュートには三大勢力の文化や情報が自然と入る、政治的な話題から芸能やら色々とな…そりゃ現職魔王が子供向け番組で主役してると聞いたら何のプロパガンダだよとか話題になるわ」

 

 

「プロパガンダじゃないよ!」

 

 

「お前知らないみたいだけど、アレ割と本職魔法使い連中から風評被害とかクレームの嵐なんだぞ」

 

 

「そうなの!」

 

 

実際原作ではそれで割りかし大変な事になってるとはハルトも知らない物語であるが

 

 

 

「ま、そう言う事か…良かったよ政治だの打算だのじゃなくて」

 

 

「そうだよ」

 

 

「取り敢えずは、現状維持かな」

 

 

「それって!」

 

 

「けど、それはそれコレはコレだ」

 

 

「やった!ハルト大好き!」

 

 

「店で騒ぐな」

 

 

「はい」

 

 

少し覇気で威圧してしまったよ…だが騒ぐと大変な事になるのは師匠から聞いているし何より

 

そして会計を済ませている途中

 

 

「そう言えばさ戒斗の奴…何処いるか知らないか?」

 

 

「いや分からない、あの事件の後俺も探してはいるんだけど…」

 

「そうか、いやザック達が会いたがってるみたいでさ」

 

 

「分かりました…俺も全力で探すの手伝います」

 

 

「良いのか?」

 

 

「俺個人としても…あの時助けてくれた戒斗さんにはちゃんとお礼が言いたいんです」

 

 

「そっか」

 

 

「それに以外と師匠の所にいたりするかも知れませんから」

 

 

「いやいやそれはないって」

 

 

「ですよねぇ」

 

 

「「はははは!!」」

 

 

ーーー

 

 

そして沢芽市を散策する2人であったが

 

 

「あれ?コレってまさかデート!?」

 

 

「寝言は寝て言え、この世界なら平和だから大丈夫と思っただけだ…それにしがらみない方がお互いの本音を話せるからな」

 

 

「ハルト…」

 

 

「まぁそんなのは建前でウォズ達がいないから思いきり遊べるぞぉ!!」

 

 

 

「と言うと思いましたよ我が魔王」

 

 

「え、何で此処に?」

 

 

「下がってろとは言われましたが離れろとは命令されてませんので」

 

 

「それに魔王ちゃんを放置したら大変な事になるからさ」

 

 

「こっそり見ていた」

 

 

「お前達まで……」

 

 

「それでハルト坊…2人で話すならこの場所でなくても良かろうさ…何故にお主にとって特別な場所を選んだのじゃ?」

 

 

「え?」

 

 

「お主は知らぬだろうが此処はハルト坊に取っては聖地じゃ、そんな場所に呼んで話すとは以外と思ってのぉ」

 

 

「仕方ないだろ手頃に話せそうな場所が思いつかなかったんだ…それにお前達、忘れてないか?」

 

 

「へ?」

 

 

「俺は陽動って言った事を」

 

 

「……まさか」

 

 

その言葉がフラグとばかりにポーンジャマトがハルト達を包囲したのである

 

 

「え?何のこれ!!」

 

 

「ジャマト!?何で」

 

 

「魔王ちゃん!」

 

 

「ダメだな俺の命令を聞かない」

 

 

「そんな個体が…まさか!」

 

 

「大方、フーリガンの連中が残したタネを培養したんじゃないの?ディエンドに苗は獲られたけど栽培法は残ってただろうし」

 

 

フーリガン、かつて黒狐ことクロスギーツが引き起こした事件の黒幕 悪辣なデザグラオーディエンスの徒党達 ハルトやレジェンドライダー達の手で殲滅されたのだが

 

 

「実に彼等は良い働きをしてくれましたよ」

 

 

「クジョー…」

 

 

「誰?」

 

 

「ネオタイムジャッカー、ハルト坊と真正面から喧嘩を売る組織じゃ……そしてフィーニスや錫音の古巣でもある」

 

 

「え?そうなの!」

 

 

「不本意ながら…」

 

 

「お久しぶりですね魔王」

 

 

「そうだな長い休みだったなリフレッシュ出来たか?」

 

 

「メタな話は置いて…そうですね我等が再び貴方と戦えるだけの力は取り戻しましたよ」

 

 

「そうかそれは良かった……んじゃ場所を変えるか」

 

 

「おや此処で戦わないのですか?」

 

 

「戦っても良いが、トラブルを聞いたらビートライダーズの皆様が飛んでくるぜ?俺達と一緒に戦って勝てると思ってるなら来いよ」

 

 

「安い挑発ですね、本音は貴方が戦いたくないからでしょ?この街には攻撃するだけの価値があー

 

 

言葉を発する前にハルト渾身の飛び蹴りがクジョーの顔面に放たれるが片手で受け止められてしまった

 

 

「っ!」

 

 

「おやおや随分と沸点が低い、まぁ確かに始まりの男や呉島貴虎と戦うのは得策ではありませんね…それにこの世界はドライブ、W、エグゼイド、ゴースト、ビルドなど多くのライダーと世界が繋がっていますからね良いでしょう受けてあげましょう」

 

 

「ウォズ!!」

 

 

「はっ!」

 

 

直ぐにウォズがマフラーで全員包むと、何もない荒地に転移したのであった

 

 

「え、えええ!」

 

 

「セラフォルー嬢は此方に」

 

 

「俺達の喧嘩だもんねぇ巻き込んだら、申し訳ないよ」

 

 

「だが慣れて貰わねば困る」

 

 

「此処で怯えて逃げるようならハルト坊の伴侶など夢のまた夢よ」

 

 

 

「まぁ魔王様は進んで伴侶を前線に立たせないのでアレですけどね」

 

 

と全員が横一列に並ぶと

 

 

「久しぶりですねぇ、こうして戦うのは…まぁ戦うのは彼なのですがね」

 

 

と呼び出したのは虚ろな瞳をしているが間違いない

 

 

「ハルト坊!?」

 

 

正にハルトであったのだ周りは困惑する中

 

 

「嘘でしょ!!」

 

 

「まさか…ハルト様のクローンか!!」

 

 

 

「そう!貴方の残ったDNAから複製したハルト…いや我等の仲間であるH10ですよ、まぁオリジナルが持ってる大事な部分は全て削り落としまして制御を可能にしたのです」

 

 

「逆を言えばそこまでしないとハルト坊は制御できんのか」

 

 

「さぁH10よ、その新しい仮面ライダーの力を見せろ!!」

 

 

それは腹に一体となった鬼瓦のような顔をしたベルト それは本来 とあるライダーの体の一部である

 

 

「あれはガヴ!?けど色が違うな」

 

 

「許さねぇ……」

 

 

「我が魔王?」

 

 

「前いたタイムファイヤーなクローンは別としてテメェだけは絶対許さねぇ!!」

 

 

「ハルト…」

 

 

「セラフォルー嬢、多分貴方の思ってる別の理由で我が魔王怒ってますよ」

 

 

「へ?」

 

 

 

「俺のクローンでありながら仮面ライダーに変身可能体質なんて絶対許せねぇ!テメェだけは俺自らがぶっ潰す!!」

 

 

「いやそっち!?」

 

 

 

だがそんなのお構いなしに

 

 

『GUMI!BITE GUMI!BITE GUMI!BITE GUMI!!』

 

 

ドライバーにゴチゾウを噛ませてレバーを回しエネルギーを溜めていくと

 

 

 

「変身」

 

 

 

ドライバーのボタンを強く叩いて押す

 

 

『!!』

 

 

ドライバーから放たれたコーラグミ型のエネルギーがH10の体内を包み装甲を形成 そのまま禍々しい戦士へと姿を変えた

 

 

『sparking GUMI……yummy!』

 

 

「仮面ライダービターガヴ、でしたか?」

 

 

新進気鋭のライダー 仮面ライダービターガヴ現る!

 

 

 

「おいおい新しければ良いってもんじゃねぇよ」

 

 

「おやおや、失礼…貴方を食べれば強くゴチゾウが生まれそうだと思いましてね、さぁ魔王、貴方の命を貰いますよ」

 

 

「食べれるものなら食べてみな!!」

 

 

ハルトはアナザーウォッチを起動 アナザーWへと姿を変える

 

 

「成る程、Wの多様性ならばビターガヴにも負けないと」

 

 

 

「それだけじゃねぇよ…今の俺はハードボイルドな気分だぜ」

 

『黙れハーフボイルド』

 

 

 

「それなら、いつも通り半分力貸しな相棒」

 

『おうよ!』

 

 

そう言ってアナザーWは腰のドライバーをなぞるように動かすと新たな力が解放された

 

 

『cyclone』『skull』

 

 

同時にアナザーWの口元には髑髏を思わせる意匠の追加 胸部には肋骨を思わせるような装甲と白いマフラーが展開されるのであった

 

 

それは本来の想定されたW 恐怖に勝つ為の存在 風の力で動く髑髏の戦士

 

 

 

アナザーW サイクロンスカル

 

 

 

「『さぁ、お前の罪を数えろ』」

 

 

あのポーズを決めるハルトは地味に荘吉verのポーズにする細かなリスペクトを欠かさなかったのである

 

 

 

「………」

 

 

「返事しないとはノリが悪いな……行くぜ」

 

 

ビターガヴが接近するもののアナザーWはスカルマグナムによる銃撃で牽制し間合いを図るもビターガヴは痛みなど感じないとばかりに殴りかかってきた

 

 

「はぁ!!」

 

 

そのパンチはビターガヴの全身の負荷を無視して放たれる強力な一撃なのだが…風の力により威力が減衰した拳ではスカル由来の強化骨格に防がれてしまうとビターガヴの拳はグニャリとあらぬ形へと変形したのである

 

 

「おい腕が折れてるぞ」

 

 

「知らない」

 

 

「そうかい!」

 

 

と殴り返すが確かにグミの力を冠するだけあり多少なりとも弾力性があるようである

 

 

 

「けっ、モチモチしやがって」

 

 

『ハルト!俺に変わってくれよ』

 

 

「いいやビターガヴの能力が未知数である以上、アナザーガヴを投入するのは避けたい…それにだそろそろこの新しいWにも慣れてきた所だ」

 

 

『おうよ、行くぜ!』

 

 

同時に吹き荒れる疾風に任せた接近とそれに合わせられる骸骨の一撃は強力な一撃となりビターガヴに命中するが単純な打撃技ではダメージを通すのが難しいらしい

 

 

 

「なら」

 

 

スカルマグナムを呼び出しての射撃を行うが、それでもグミの弾力を突破出来ないと反撃とばかりにビターガヴが腹から剣を取り出したのではないか

 

 

「これは?」

 

 

「その剣にゴチゾウを捕食させるのです!」

 

 

「はい」

 

 

言いなりのままゴチゾウを捕食させるとエネルギーが溜まったのか剣により斬撃波がアナザーWに襲い掛かるが

 

 

「残念〜」

 

『cyclone』『metal』

 

 

風の力とメタルシャフトの一撃で相殺するとサイクロンスカルにチェンジして遠距離からチマチマと牽制射撃をする

 

 

『どうしたハルト、珍しいな』

 

 

「大体スカル側の使い方が分かった…ここからはギアを上げていくよ!!」

 

 

反撃とばかりにスカル側での右ストレートを放つが

 

 

「無駄だ俺に打撃技は効かな「らぁ!」っ!」

 

 

その一撃は骨身に染みるかのように鎧通しされ衝撃のみが本体に通ったのである

 

 

「っ、これは」

 

 

「やっぱりな」

 

コイツはまだ能力だけの素人だ…ならば

 

 

「お前を此処で倒す!!」

 

『skull maximum drive!』

 

 

この手のは成長させたら厄介だと、ばかりに必殺技に入ろうとしたアナザーW 胸部装甲が展開し内部から髑髏型のエネルギーが現れると、頭上に高く飛び上がりアナザーWはその髑髏をボレーシュートの要領で蹴飛ばすのであった、トドメとばかりに髑髏がビターガヴに噛み付くと爆散、ビターガヴは変身解除して転がるのであった

 

 

 

「相手が悪かったな」

 

『いやお前…この力は本来ならユートピアドーパントみたいな吸収系メタなWなんだが』

 

 

「何だと……それはやってしまったぁ!!しかもマキシマムの必殺技名を言わないでやってしまった!!俺はファン失格だぁ!!」

 

 

「いや、そこまで凹まなくても…」

 

 

「もうダメだあ、おしまいダァ!」

 

と凹んでいるハルトだが、そんなの知らないとばかりにH10が起きあがろうとする

 

 

 

「まだ終わってない……お前は俺が倒す」

 

 

「待ちなさい、今日は顔見せで終わらせる予定でしたから帰りますよ」

 

 

と話しているとだ

 

 

「残念だが、そうはさせない」

 

 

突如現れたのはマゼンタのトイカメラをぶら下げた青年 世界の破壊者 門矢士である

 

 

 

「おやおや、あの事件以来ですかねディケイド」

 

 

「あぁ、俺の読みが正しければ ソイツは此処で倒す」

 

 

「……ディケイド」

 

 

「けっ、スマした顔しやがって…ぺっ!」

 

「落ち着いて魔王ちゃん」

 

「自分の顔だろう」

 

 

「落ち着きがありませんねぇ、それに比べて私が製作した真なるH10は貴様のような無様な醜態を晒す事もない!」

 

 

「んだとこの野郎」

 

 

「戦闘に特化させているのと命令に従順にする為の制御措置を取り付けていますので!!まぁ今日はその試験も兼ねていただけの事ですよ……では……ん?どうしましたかH10?」

 

 

 

「か、仮面ライダーディケイド……カッコ良い……サイン欲しい…」

 

 

今まで虚だった瞳が急にキラキラ輝いて士を見ていたのである

 

 

それに思わず

 

 

「お前何言ってんだ、おい」

 

 

「あのクジョーが素になるくらいの衝撃とは…」

 

 

「………ディケイド…握手お願い」

 

 

「おい…どうなってんだ?」

 

 

流石の士も困惑していたがハルトは

 

 

「はーはっははは!例えクローン…偽者でかついくら制御装置で誤魔化そうとしても俺の中から溢れ出る仮面ライダーへの愛は消せないようだな!!」

 

 

ドヤァ!としているがウォズ達は後ろでコソコソと

 

 

「いや一番大事な部分を御しきれてないじゃん」

 

 

「制御装置とは」

 

 

「ふざけるな!貴様の使命は私の命令に従い、あの魔王を倒す事だ!」

 

 

「五月蝿いなぁ!!」

 

『sparking GUMI…finish!!』

 

 

まさか再変身からの必殺技をモロに受けたクジョーはそれはもう花火の如く打ち上げられたのであった

 

 

「ゴホゴホ………」

 

 

流石のクジョーも可哀想に思えてくるが

 

 

「ま、まさかこのような重大な欠陥があったとは……くそ…既に量産体制を整えて量産しているというのに!!」

 

 

「おい待てサラッと怖い事言ってんだけど」

 

 

「だが!私の力がこの程度だと思わない事だ!」

 

 

とクジョーが言うと地面に閃光弾を叩きつけて目眩しをして撤退するのであった…

 

 

その場に残された、ビターガヴことH10は

 

 

「……………サインください」

 

 

と士にお願いするのであった

 

 

 





予告

そんな事件が進んでいた事を知らない一夏はオカ研の部室にて


「姉がお世話になってます」

「いやいや此方も義兄がお世話になってます」

と挨拶を交わしていた、そして開幕を告げるもの 聖剣使いがこの街に現れたのであった!


次回 聖剣使い 来る!お楽しみに!
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