無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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聖剣使い 来る!

 

 

前回のあらすじ

 

セラフォルーの真意を知ったハルトであったネオタイムジャッカーのクジョーが用意したビターガヴになるハルトのクローン、しかし何一つ制御し切れていなかったと言う事で混沌を極めていたのである!

 

 

 

会議室

 

 

「……てな事がありまして」

 

 

とハルトが後頭部を掻きながら、やっちまったぁ!と言う顔をしていたが

 

 

「よりにもよって魔王様を複製したとか、その時点で危険度が知れますね何という組織なのでしょうかネオタイムジャッカー」

 

「こわっ」

 

 

と村上社長とゴルドドライブの2人が震えていた中 リモート参戦していた参加組織の長達は

 

 

【魔王クローンの増産か…この世が狂気に染まる時は近い】

 

【これで仮面ライダーは終わりだぁ!】

 

 

と盛り上がっていたが

 

 

「(俺って本当にどんな評価されてるんだろう?)」

 

 

とハルトは心配に思っていた…というより

 

 

「ネオタイムジャッカーか…あのハルトを量産するなんて何て血の気の多い組織なのだろう」

 

 

「困ったものだなぁ世の中まともな奴はいないものか」

 

 

ネオ黎斗とエボルトがやれやれとしていたが幹部陣は内心で お前が言うなと思っていたのであったが

 

 

「すごーい…ハルトが沢山?いっぱい遊べるね〜」

 

「それで?その偽者は何処だ?俺が相手してやる」

 

 

ダグバと浅倉の言葉にハルトは目を泳がせて

 

 

「あ、あぁ…えーと」

 

 

気まずそうに目線を逸らした先には

 

 

「……………!!」

 

 

袋を開けてお菓子を貪り食うH10の姿があった

 

 

「腹空かせてます」

 

 

「……………」

 

 

浅倉も何故かH10に近づいて同じようにお菓子を食べ始めたのである…人が食べてるの見ると腹が減るよねぇと頷くハルトだが

 

 

「しかし本当にコイツ、強いのかぁ?まぁ良い偽者でもハルトだぁ!死ねえええ!」

 

 

とゴオマが舐めた態度で絡んだのだが

 

 

「…………ん?あ…お菓子無くなった」

 

 

「………」

 

 

気づくとゴオマはボコボコにされて伸びていたのである

 

 

「ガメル、一緒に食べよう」

 

「いいよー」

 

 

「おいウヴァ、お菓子買ってこい」

 

 

「何故俺に命令する!「黙れコアメダルぶっこ抜くぞ」い、行って来ます」

 

 

「よし」

 

 

と何故かウヴァをパシリにしてガメルと仲良くお菓子食べていたがまぁ平和ならヨシ!としたが

 

 

「まぁゴオマを殴り倒せるくらいには強いな」

 

 

「一応、ゴオマって成長してる究極態だから一時期のダグバ並みに強い筈だよね?」

 

 

「流石はハルトのクローンだからパワーはそのままか」

 

 

「脳筋じゃない個体もいるのかな?」

 

 

「いたらいたらで偽者と分かるので助かりますがね」

 

 

「ウォズ?」

 

 

「とナツキが言ってました」

 

 

「ほぉ」

 

 

「おい待て!ちょっと!!あ、まって!関節はそっちに曲がらないぞ!!」

 

 

「ん?だがコレはコレで貴重なサンプルよ何故ならば俺も改造手術を受ければ仮面ライダーに変身出来るかも知れないのだからな!!」

 

 

「それまだ諦めてなかったのかハルト坊」

 

 

「俺が諦めるのを諦めろ!!」

 

 

「その辺は人の夢と書いて儚いですよねぇ」

 

 

「諦めたくないんだぁ!!」

 

 

『まぁガヴライダーの特性とハルトのグルメ細胞の相性を考えるとこれ以上の強さになる可能性があるから放置も出来ん』

 

 

「確かに…だが俺のクローンで出来るなら俺にもアナザーガヴの力で出来る事もあるんだろうかはな…試しにあの薬を飲んでビターガヴに変身するか!」

 

 

「まだ狙ってたのか…お前マンティスアンデットの力でカリスみたいになれるじゃん」

 

 

「だとしても!本物の仮面ライダーに変身出来る可能性があるなら迷わず掴む!!」

 

 

「つーか…ハルトのクローンって…」

 

 

「「「「「(あの問題児増えるとかどうすんだ)」」」」」 

 

 

「おい、お前ら失礼な事を考えなかったか?」

 

 

「いえ何も…ただ問題児が増えるのでどうしたものかと…何で量産体制整えているんですか我が魔王みたいな問題児は一人いれば良いんですよ」

 

 

「不敬だぞウォズ!あのアウトサイダーズを見てみろ!それはもう凄い歓迎の目だぞ!」

 

 

「違います、アレは新しい戦う相手と研究対象が増えた目です」

 

 

そんな話をしていると

 

「しかし弟が増えるのは良い事だな」

 

 

「!!」

 

 

と近づいた羽黒に対してH10は躊躇いもなく股間への爪先での蹴りを実行した

 

 

「!!!あ……がぁ……」

 

 

全員がヒッ!と震えるが本人は白目を剥いて内股になり倒れ伏すとH10は絶対零度を思わせる目で

 

 

「俺に近づくな変態」

 

 

「なんか生理的嫌悪が凄まじいんだけど!!」

 

 

「何じゃ…あの目は…ご主人様!あんな目が出来るなら妾に向けて欲しいのじゃ!」

 

 

「はいはーいティオは下がりましょうね〜」

 

 

「そこまで忠実に再現してるとはな…ウォズ、後でカミーノ特区のラマ・スー首相に連絡しておけ」

 

 

「クローン技術的に向こうも興味を示すでしょうからね」

 

 

「というよりネオタイムジャッカーとは別に俺のクローンなんて作られたら溜まったものじゃない変な疑いもかけたくないし」

 

 

「それよりオリジナル」

 

 

「あ?」

 

 

「このドルーパーズのフルーツパフェを食べたい」

 

 

「は?何考えてんだ殺すぞ」

 

 

「殺意が高い…」

 

 

「しっかし勢いのまま捕虜にしたが、どうするかね…このまま野放しにしたら面倒な事になるよなぁ間違いなく、お前はどうしたい?」

 

 

どうしたものかと考え尋ねると

 

 

 

「俺は…これからネオタイムジャッカーのアジトに殴り込んでクローンの兄弟を助ける」

 

 

「まぁお前がやらかした事考えると、残ったクローンの末路もなぁ…いややっぱり他にもいるのか」

 

 

そう呟くとハウンドが

 

 

「そう言う事なら力になるぞ」

 

 

「良いの?」

 

 

「勿論だ俺達でも同じ事をするぞ陛下、許可を」

 

 

「わーったネオタイムジャッカーアジトの破壊工作任務を承諾する精鋭部隊を用意しろ」

 

 

「サー!イエッサー!!よしついて来いブリーフィングの時間だ」

 

 

「ん」

 

ハウンド指揮の元でのハルトクローン奪還作戦が準備される事になるが、それは彼等に任せよう

 

 

「ネオタイムジャッカーへの攻撃か…俺も参加したいが」

 

 

「この世界での敵の行動がある以上はあまり大きくは動かない方が得策かと」

 

 

「分かった、その辺の作戦はハウンドに任せる…少なくとも二正面作戦を取らないのは助かる」

 

 

「感謝します陛下」

 

 

「さてと、一夏の方は何してる?」

 

 

「はっ!アカツキからの報告ですと、もう1人の護衛対象と接触した模様」

 

 

「ソーナちゃんと!?」

 

 

「ほぉ」

 

『無視は出来ねぇよな』

 

 

「ま、親戚になるんだったら護衛の価値は上がるか」

 

 

ーーーー

 

 

場面は変わり駒王学園 

 

 

一夏はリアスに呼ばれて秋羅とレイヴェル、クトリと一緒に部室に来たのだ

 

 

 

「いらっしゃい…あら?セニオリスさん?」

 

 

「え?何で織斑達が?」

 

 

「匙?」

 

 

そこにいたのはクラスメイトで生徒会役員の匙であった

 

 

「彼等は日本神話勢力の依頼で陰ながら私達の護衛をしているのですよ、なので我々側とも言えます」

 

 

「え!日本神話から直々にって織斑達ってこっちの界隈だと、そんなに強いのですか!!」

 

 

「まぁそうですね彼は逢魔王国の四天王 その一角にして王の義弟ですから」

 

 

「逢魔王国って…悪魔の歴史に名を残す情け無用の殺戮集団ですか!」

 

 

「匙!」

 

 

「あ、すみません会長!」

 

 

「謝る相手が違います。申し訳ございません、この子はまだ眷属になったばかりで」

 

 

「気にしないでください、俺もハル兄…義兄が色々やらかしてる風評云々は本人の自業自得と思っているので」

 

 

「そう言ってもらえると助かります、しかし彼女は?」

 

 

「彼女も逢魔の関係者でレイヴェルの転入に合わせて彼女の護衛を頼んだんです実力は言わずもがなですね」

 

 

「な、成る程」

 

 

「因みに不意打ちではありますが一回 ハル兄を倒してます」

 

 

「そうなのですかクトリ!!私初耳ですわ!」

 

 

「ちょっと一夏!今その話しなくても良いじゃない!」

 

 

「まぁその後、ハル兄は何事もなく復活したらしいけど」

 

 

「うぅ…私だって聖剣で心臓刺して死の呪いまで付与させた一撃をとんでも能力で復活されて驚いたんだから!!」

 

 

「そこまで生き返るハルト王怖い」

 

 

「まさかそのような実力者だったなんて」

 

 

「は、初めまして!」

 

 

「えぇ…改めまして自己紹介を支取蒼奈ことソーナ・シトリーです この学園の生徒会長をしています」

 

 

「こっちも改めてまして俺は織斑一夏、逢魔王国四天王で日本神話から護衛を依頼されたものです」

 

 

「レイヴェル・フェニックスです、お久しぶりですわシトリー様」

 

 

「はいお久しぶりです、それとコレは…悪魔としてではなく一個人としてなのですが織斑君…ウチの姉がご迷惑をかけて申し訳ない」

 

 

「いやいや此方こそウチの義兄が申し訳ない」

 

 

「傍迷惑な性格の姉ですが末長くよろしくお願いします」

 

 

「此方もブレーキと常識の壊れた義兄ですがよろしくお願いします」

 

 

「…お互い上には苦労しますね」

 

 

「俺の場合は義理ですけど姉も姉でハル兄を御し切れる超人なので気持ちは分かります」

 

 

2人が深々と頭を下げて挨拶する中 匙は

 

 

「か、会長と織斑ってどんな関係なんです!?義兄とか姉とか」

 

 

「匙にはまだ話してませんでしたね公表はコレからなのですが私の姉が一夏さんの義兄と婚約したのですよ」

 

 

「会長の姉さんって…現魔王のレヴィアタン様と逢魔王国の王様がですが!」

 

 

「はい、なので私と織斑君は親戚…いえ義理の姉弟という事になりますね。それに彼は隣にいるフェニックス家のご令嬢とも婚約していますよ」

 

 

「あ、そうなるのか…」

 

 

「マジですか!会長と義理の姉弟!?」

 

 

「えぇ…まぁ血縁関係で言うならばですが」

 

 

「織斑、お前凄い奴だったんだな」

 

 

「いやいや大した事ないよ四天王とか色々言われてるけど俺の実力なんて逢魔では下から数えた方が早いんだ」

 

 

「どの口で言っている一夏、お前の実力は四天王では上位だろう?」

 

 

「いやいや違うって秋羅?俺なんて錬金術で新しい地球も作れないし」

 

 

「え?地球?錬金術で?」

 

 

「俺は他の皆みたいに戦ったり出来ないんだよ錬金術で惑星を作るくらいさか役に立てないんだけど、まだ人が居住可能な惑星を錬金出来なくて…けど小さな鉱物資源衛星くらいなら作れるようになったんだぜ」

 

 

「………………?」

 

 

「大丈夫です会長、俺も織斑の言葉を飲み込めてませんので」

 

 

「あ、あれ?会長さん?」

 

 

 

「一夏、お前の常識は他所の非常識だ…大分ハルト王に似てきたな」

 

 

「??」

 

 

「何言ってるか分からないみたいな顔するな!」

 

 

「一夏様……普通の錬金術ではそのような事は出来ませんわ」

 

 

「え?けどハル兄や宝太郎さん、それにキャロルさんなら出来ると思うよ、とんでも錬金術?」

 

 

「あの規格外の方達とこの世界一般の錬金術師を比較しないでくださいまし!」

 

 

「え!錬金術って星を作るのが秘奥義じゃないのか!」

 

 

「錬金術は金を作る技だ!グリオンも黄金にするのが目的だと言ってたぞ!れ」

 

 

「そうなの!それなら俺もゴールドガッチャードとかならないとダメか…いやゴルドメカニッカーとかいるし…うーん」

 

 

「お前は黄金を超えたプラチナを目指せ」

 

 

「あ、そうだった…俺一つ飛ばしで進化したままだった…」

 

 

「お互いこれからも腕を磨こうぜ一夏」

 

 

「おう!取り敢えず人間が居住可能な惑星を作れるようになるぜ!」

 

 

「志が高すぎる!!」

 

 

その時 ソーナは思った 話は分かる人だが、この人も大概だと

 

 

 

ーーーー

 

 

 

「という感じらしいですね」

 

 

「ははは!一夏の奴め青春してるな!」

 

 

「ソーナちゃんと仲良くなれそうで良かったよ」

 

 

「「あははは!!」」

 

 

「何処がだよ!見るからにお前を見てたせいで常識が壊れてるよ!!」

 

 

「そうか?それよりもアナザーW、サイクロンスカルだが」

 

 

『おう』

 

 

先日の戦闘から使っているサイクロンスカルフォームであるが

 

 

「あのフォームは実に良いものだ気に入った、特にneverに近しい体質になるスカルの力をサイクロンの力で増幅させる事が可能なのは白龍皇のような吸収能力にも対策が出来るのは良いな」

 

『そうだろうな…ただジョーカーじゃない分、感情爆発の強化がないのはネックだな』

 

 

「鳴海荘吉じゃエクストリームには至れない…それにメモリブレイクも出来ないか」

 

 

「え?何で?」

 

 

「そもそもWのメモリブレイクは翔太郎さんの優しさから生まれた技だからな…てか今更ながらにロストドライバーにはメモリブレイク機能ないのにW最終回の翔太郎さん、どうやってジョーカーだけでメモリブレイクしたんだろ…」

 

 

「そ、そうなんだ…」

 

 

「そんな不勉強な貴様には、この風都探偵を読んでもらうぞ!さぁhurry hurry!!」

 

 

「お、おう…」

 

 

ナツキを缶詰にした後 ハルトは取り敢えずと前振りして

 

 

「真面目な話しをするか、各勢力の援軍は決めたか?」

 

 

「編成は順調ですが正直な話しアカツキやアイザック、一夏君達もいる駒王町の現状を見ても援軍は過剰では?」

 

 

「そう思うだろうけど日本神話の連中に俺達の誠意は見せないとダメだろうさ」

 

 

「誠意?」

 

 

「今回の件は悪魔は被害者だから別として今回の尻拭いは堕天使と天使、教会連中がメインでやるべき事だが土地の関係から向こうは大規模な部隊を投入出来ん」

 

 

「それだけで悪魔への宣戦布告とも言えますからね」

 

 

「だからこそ来るのは少数精鋭なんだろうさ」

 

 

「対して我々は日本神話との防衛条約に基づいて大軍を堂々と送れますが…防衛網がしっかりしていますしアカツキ達ロイヤルガードや一夏など四天王格もいます、万全の態勢に精鋭も…」

 

 

「それに下手な理由で援軍渋る訳にもいかないさ…アイリーン」

 

 

呼びかけたのは最近加入した高位付与魔法使いにして原初の滅竜魔法使い アイリーン・ベルセリオンである

 

 

「はい、何でしょうかハルト様?」

 

 

「一仕事頼めるか?」

 

 

「えぇ何なりと」

 

 

「話してた通りだよ駒王町の応援を頼む」

 

 

彼女の実力もだが単純に支援職としての活動も考えたならば必要だろう

 

 

「あら私なのですか?」

 

 

「以外か?」

 

 

「捕縛が前提ならウルティマさんやアリエルさんかなと、それに新参者に任せるとは思ってなかったので」

 

 

「あの2人も考えたけど、良くも悪くもやりすぎるからな捕縛で死なない程度に毒とさ使うとかやるだろうし…というよりテスタロッサ達もだけど死体すら残さず消し飛ばすとかはやりそう」

 

 

「成る程、確かに彼女の核撃魔法や深淵魔法、それに『人を殺す魔法(ゾルトラーク)』はその可能性が高いですわね」

 

 

「アイリーンならその辺大丈夫だろ能力も実力もコカビエルに遅れは取らないだろうし単純に仲間の生存率の向上も見込める、俺は大丈夫と判断した奴にしか頼まないよ」

 

 

「一番やり過ぎる人に言われたら2人も反論するかと」

 

 

「分かってますよぉ俺が一番暴走するって!つーか他のメンバー含めて攻撃に特化し過ぎだよ!!」

 

 

『やっと自覚したか』

 

 

「はぁ……けどなぁ」

 

 

あの街にいる赤龍帝の器…というよりやばい変態が頭をよぎるが

 

 

「ご安心ください、セクハラするような輩は私が消しとばして見せますので」

 

 

「それは頼もしいな!やれ、奴をミンチよりも酷い状態にする事も許可する!!」

 

『するな!!』

 

 

「ふふふ…この体はハルト様のものですから」

 

 

「誤解を招くような発言は控えてくれる!?」

 

 

 

「本気なのですが…まぁ良いでしょう直ぐに出立致しますわ」

 

 

 

「ったく取り敢えずモルガンとマーリンにも話しておくか」

 

 

とハルトは念話で2人と通信を取り終えると

 

 

「ふぅ…」

 

 

「大丈夫ですか我が魔王?何かご心痛の様子で私に相談頂ければと」

 

 

「あぁ……どうしたら世界が平和になるのかなと考えていたんだ」

 

 

「またまたご冗談を我が魔王は平和ではなく混沌と破壊を招くか考えていたのでしょう?」

 

 

「ウォズ?一応俺は王様として自分を慕う者達の幸せを考えているんだけど?」

 

 

「そんな……我が魔王にそんな人としての良心が残っていたと言うのですか!!」

 

 

「お前に相談した俺がバカだったよ」

 

 

『相棒、そんなの簡単だ自分と違う考え方をする奴を皆殺しにすれば良いんだよ!』

 

 

「そうか…やっぱり相棒は良い事言うぜ」

 

『何闇落ちを促してるんだよアナザーゼロワン!!』

 

『判断が早い!』

 

 

 

「しかしまぁコカビエルが動いたら俺も出れば良いがネオタイムジャッカーがなぁ…首領、シャドームーン」

 

 

【はっ】「此方に」

 

 

傘下組織の代表である2人を呼ぶと

 

 

「ガーランドの守りを頼む、ハート達がいるから大丈夫だとは思うが…」

 

 

「魔法石の鉱山都市ですか?」

 

 

「その通りだシャドームーン頼んだぞ」

 

 

「御意!」

 

 

【魔王様も貫禄が出て参りましたな】

 

 

「え?本当!いやぁショッカー首領にそう言われると照れますなぁ!」

 

『貫禄消えたぞ』

 

 

【では私達も手勢を率いてガーランドに参ります】

 

 

「首領」

 

 

【はい?】

 

 

「敵が現れた場合 ある程度好きにしてくれても構わないぞ?」

 

 

【あぁ…成る程かしこまりました魔王様】

 

 

通信を終えたハルトは

 

 

「ふぅ……疲れたよぉおおおお!」

 

 

「お疲れ様です我が魔王」

 

 

「何で俺が作戦とか戦術とか色々考えるポジションやってんのさぁ!権謀術数ってテスタロッサやハウンド達の仕事じゃん!!俺の仕事じゃないよぉ!!」

 

 

「いや全部王様の仕事ですよ我が魔王!!」

 

 

 

「それに何か最近のシリアス路線に身がモタねぇよ!久しぶりにあの世界にいる七罪に会ったりしたけど、やっぱり癒しが欲しいヨォ!!」

 

 

「我が魔王…」

 

 

「お前に分かるか!最近残業ばかりの毎日で大変な事を!残業して残業しない為のマニュアル作成や非常事態体勢の備えをしてるんだよ!!」

 

 

「何か…ごめん魔王ちゃん…」

 

 

謝られた時にハルトは はっとした顔で震えながら

 

 

「そうだよ……俺が今絶賛、残業ストレス精神攻撃を受けてるのはコカビエルのせいだ…そうだよ、それ即ち堕天使の攻撃、部下の失態は上の責任だよ…そうじゃん、ウォズ!!大至急兵士を集めろ!堕天使達を滅ぼすゾォ!!そうすれば俺は定時に帰れる!!」

 

 

「お待ち下さい我が魔王!疲れたのは分かりましたから冷静になってください!!」

 

 

「「「「「うおおお!!!」」」」」」

 

 

「アウトサイダーズも見てないで止めてよ!」

 

 

「ネガ音也!お主も止めぬか!!」

 

 

「いや堕天使を捕らえて奴等全員の悲鳴をエネルギー源にしたら良いのでは?」

 

 

「逢魔って、そんな人間電池を動力にしてるマトリッ○スみたいな国家でしたか!?」

 

 

「うおおおお!」

 

 

「ウォズ先輩!ヤクヅキ先輩が裏切りました!!」

 

 

「予想通り過ぎてドン引きですよ」

 

 

 

と言う訳で

 

 

 

「俺にストレスかけた責任を取れやアザゼル!!出てこいやぁ!!」

 

 

と叫んだハルトを窓ガラス越しに見たアザゼルは天を仰ぐと

 

 

 

「アザゼル君!あーそびーましょう!!」

 

『友達か!』

 

インターフォン代わりに付近の山へ艦砲射撃をして再び

 

 

「アザゼル君!あーそーぼー!」

 

 

 

側近はアザゼルに一言 

 

 

 

「呼んでますよアザゼル様」

 

 

「おい待て、そんな理由で軍勢率いてきたのか!!」

 

 

 

グリゴリの拠点前に持て余していたクライシス要塞を稼働して アウトサイダーズとハルトが作成した怪人軍団を引き連れたのであった

 

 

 

「そんな理由?元はと言えば駒王町での事件は貴様の管理不行き届きから始まってる件だと思うのだがなぁ!!」

 

 

「珍しく我が魔王が正論言ってますね」

 

 

「まぁレイナーレの件とか彼女の遺産絡みとか本来堕天使が始末しないとダメな所を魔王ちゃんが見てるからねぇ」

 

 

「ストレスも溜まる」

 

 

 

「お前のせいで俺は最近らしくもないカリスマぽさを出さないといけないし仕事で残業しないといけないし仕事で残業しないといけないんだよ!仕事で残業しないといけないんだ!それで最近料理のクオリティが下がってるんだよ!」

 

 

「え!そうだったのですか!!」

 

 

「あぁ実は最近……朝の料理が一品少なかったしシーザーサラダに入れるクルトンを炙る時間がなかったから…ちょっとサクサク感が落ちてたんだ!!」

 

 

「「「「「はっ!……おのれ堕天使ぃ!!」」」」」

 

 

 

ヒートアップしていた伊達にハルトの食事が求心力となってはいないのである

 

 

「残業がそんなに嫌か」

 

 

「嫌だとも!!そして何より俺の至福時間であるニチアサタイムを奪った罪は重い!!さぁ!堕天使よ絶滅タイムだ!!」

 

 

 

「ちょっと待て落ち着けって!いやマジで!!」

 

 

「少し待ってください、今の我が魔王はストレスと過労で錯乱しているだけなので!!」

 

 

「錯乱しただけで他国へ戦争ふっかけるとか正気か!!コカビエルの方が理性的だぞ!」

 

 

「寧ろ我が魔王が正気の状態の方がレアケースですよ!!」

 

 

「狂気が正気で正気が狂気な王様!これが魔王ちゃんが逢魔本国のある世界で呼ばれてる二つ名よ!」

 

 

「そんな奴に国の舵取り任せてるのか!」

 

 

「だからこそ全員一筋縄ではいかない癖者達が集まるのですよアザゼル…まぁ我が魔王は特例だと思いますが」

 

 

「兎に角だ…覚悟しろよアザゼル…今俺はお前に対しての怒りを抱いている…そう具体的にはジャラジのやらかしと、ディードが推しの歴史を奪った時と…ニチアサをゴルフやマラソンで潰された怒りを超えているぅ!!」

 

 

「史上最高に魔王様が怒ってます!!あの二大やらかしを超える怒りなんて!!」

 

 

「いや家族やあかねさん関係の件並みに怒ってないから大丈夫だろ」

 

 

「ですね、別に堕天使が絶滅しても私達の生活に支障はありませんし」

 

 

「精々が鶏肉を気持ち的に食べ辛いなと思うくらいだ」

 

 

「ちょ、ちょっと待て!いやこの間コカビエルの情報を渡したよな!俺たちが無関係だって理解してくれたよな!いや何で気の迷いで攻撃してきた!」

 

 

「イライラするから!」

 

 

「そんな子供みたいな理由で!?」

 

 

 

「っせぇ!!」

 

 

 

「取り敢えず魔王ちゃんを冷静にさせないと!」

 

 

「いやぁ何かこのまま堕天使滅亡させたらコカビエルも戦争所じゃないって引き返すんじゃないですか?」

 

 

「戦争してる場合じゃねぇ!笹食ってる場合じゃねぇ!と?」

 

 

「何処でその言葉覚えたのカゲンちゃん?」

 

 

「何じゃと!それでは妾の素材調達が!」

 

「それは他所で調達してくださいよ…ほら丁度良い世界があるじゃないですか」

 

 

「フォニックゲインが悲鳴エネルギーに関係してるかとか調べたらどうです?」

 

 

「面白いのぉ…いや待てそれならば奏者を捕縛した方が…」

 

 

「おい待てお前達、何か不穏なやりとりをしてないか?」

 

 

「気のせいじゃともナツキ、何…あの奏者連中を悲鳴吸引機にかけてやろうとか思っとらんぞ」

 

 

「思ってるじゃねぇか!!」

 

 

 

とロイヤルガードとナツキの面々がコソコソ話しているがウォズは

 

 

 

「我が魔王。それでしたら」

 

 

「んぉ!おう……アザゼル!」

 

 

「あ、あぁ!」

 

 

「堕天使からも早急にコカビエル討伐隊を派遣しろ!それで見逃してやる!」

 

 

「それは勿論 編成中だが…直ぐとなると動けるのが…」

 

 

「俺だな」

 

 

「ヴァーリ !何処から出てきた!」

 

 

「噂に聞く、不可侵の魔王がやって来たと聞けば飛んでくるさ」

 

 

と現れたのは金髪の美男子…ヴァーリと言うのだろうが、なーんかデジャブを感じてしまう部分があるが

 

 

「誰だ、お前?」

 

 

「失礼した俺はヴァーリ、君とは因縁浅からぬ…白龍皇さ!」

 

 

「何!あの淡白なササミを思わせる上質な肉質のアルビオンか!!」

 

 

「まさか食材としての感想が出るとは思わなかったよ」

 

『逃げろヴァーリいいいいいいい!!』

 

 

展開して挨拶してくれたが中に眠る白龍皇の魂が全力で逃げろと言っている

 

 

「何を言っているんだアルビオン、目の前に全盛期の君を倒したとされる男がいるんだこんなチャンスを棒にする方が可笑しいよ」

 

 

『お前はアレの恐ろしさを知らんのだ!!気づくと体を両断されミンチにされ…骨まで出汁を取られるぞ!!』

 

 

と懸命に止めてるアルビオンを見てちょっと肩の力が抜けたのと

 

 

「アルビオン みーーつーーけーーたーー!ずっと探してたんだよ〜また君を美味しく食べたいなって思ってたんだ!」

 

 

『いやああああああ!逃げろヴァーリ !頼むから逃げてくれぇ!!』

 

 

ハルトは久しぶりの食材…もとい嘗ての因縁あるドラゴンとの再会に満面の笑みで

 

 

「ダメだよ…アルビオンのこと もう逃さない」

 

 

取り敢えずハルトは、ヤンデレ化したエルフナインのように瞳からハイライトを消してヤンデレみを交えた声で話しかけると

 

 

『ぎゃあああああ!!』

 

 

 

悲鳴をあげられた解せない…が

 

 

「いやぁドライグと同じリアクションで嬉しいねぇ!」

 

 

「そう言えば今代の赤龍帝も目覚めたと聞いたが」

 

 

「あぁ悪魔としてねドライグも全く同じリアクションだったよ!」

 

 

「それは良い、ライバル君にも挨拶する必要が出来たが…その前に君と戦わせてくれ!」

 

 

その言葉にウォズ達は慌てて

 

 

 

「待ちなさい!君が何処の誰かは知らないが若い身の上で命を散らすような真似は辞めた方が良い!」

 

 

「そうだよ!生きてれば良い事だって必ずあるんだから!」

 

 

「早まった真似をするな!」

 

 

何か自殺しようとする人を懸命に止める姿にハルトは

 

 

「何でそんな懸命に説得してんだテメェ等?」

 

 

「魔王様ですから仕方ありませんよ、アレなんて自殺志願者を見るような感じになりますから」

 

 

「仕方なかろう」

 

 

「2人まで!?」

 

 

「それよりもアッチ止めた方が良かろう」

 

「ですね」

 

 

「は?」

 

 

と目線を逸らすと

 

 

「ハルトと戦いたい?それはダメだよハルトは僕達と遊ぶんだから」

 

 

「そうだね…けど面白いかな僕を笑顔に出来る?」

 

 

そこには北崎とダグバが頷いているではないか…これは面白そうな予感がする

 

 

「別に良くねぇか、おい…確かヴァーリ と言ったな」

 

 

「あぁ」

 

 

「俺と戦いたいのか」

 

 

「あぁ。全力のお前と「身の程を知れ」っ!」

 

 

取り敢えず試験として覇気をぶつけてみるも

 

 

「はははは!まさか圧だけで下級堕天使が気絶するとは恐れ入ったが、それだけで俺を止められると思うな!」

 

 

 

「へぇ覇気に耐えるとかは面白そうではあるけど、その前にコカビエルを倒してからだ…お前がやるのか?」

 

 

「そのつもりだが?」

 

 

「そうかそれなら楽しめそうだな、アザゼル」

 

 

「あぁ?」

 

 

「ちゃちゃっと派遣してコカビエル潰せ、変な言い訳せずに履行するのと白龍皇の素材が何か有れば渡せ そうしたら許してやる」

 

 

モルガンとの約束でアルビオン由来のものを渡す予定ではあるが確実性を増すためにも貰えるものは貰っておこうと思うが

 

 

「ま、まさかアルビオンをまた料理の素材にするのか!」

 

 

「お前まで俺を何だと思ってんだ?…いや確かにもっかい作ってみるかな」

 

 

取り敢えず戦う気も失せたのと白龍皇の素材を貰ったので兵を引き上げる事にしたのであった

 

 

ーーーーーーーー

 

 

駒王町 大使館にて

 

 

【ってな訳でやっちまったぜ!】

 

 

「じゃありませんよ!!何しているのですか!いや気持ちは分かりますが軍団派遣してる場合じゃないでしょ!」

 

 

「ウォズ!ヤクヅキ!貴方達はそう言う時こそ若様を諌める立場でしょうに!」

 

 

【【面目ねぇ】】

 

 

 

と謝罪をする面々だが その映像越しに

 

 

「到着しましたわハルト様」

 

【おぉ!アイリーン良かった良かった〜んじゃ早速】

 

 

「コカビエルの探索を始めますわね、ロスヴァイセの力も借りますわよ」

 

 

【頼んだ!】

 

 

「アイリーン様の派遣もですが…まさか白龍皇が堕天使陣営に…」

 

「白龍皇…あの透明ながらもガツンと来る旨味のあるドラゴンスープは忘れられませんねぇ」

 

 

「「また食べたいなぁ」」

 

 

【取り敢えずアルビオンの肉体も用意するか…それでそっちの様子は?】

 

 

「はい!実は先日 コカビエル討伐隊の名目で街に聖剣使い2名の来訪を確認 大使館経由でリアス・グレモリーとの面談を要請されました!」

 

 

【身元は?】

 

 

「天界側の申請もありましたので確認済みです1人は紫藤イリナ、もう1人はゼノヴィアと教会に所属する聖剣使いに間違いありません…しかし2人だけとはね」

 

 

「教会勢力は堕天使に奪われなかった聖剣の護衛もありますし悪魔の領土で大軍を派遣する訳にも行かないでしょうからね当然ですよ」

 

 

 

【それは分かったが…その会談には一夏と秋羅達をつけろよコカビエルの名目で暗殺しに来た可能性も考えられるからな】

 

 

「はっ!取り敢えず現在は大使館に留めてますので翌日にでも対応するよう、一夏にはそのように伝えさせて頂きます!」

 

 

【任せたが見張りはつけておけよ】

 

 

「無論です」

 

 

ーーーー

 

 

そうして球技大会で盛り上がっていた部長達の裏では一夏達のスマホに情報が入る

 

 

「成る程なぁ…いや何してんのさハル兄」

 

 

「アイリーン様まで派遣する辺りかなりの事態だろう?」

 

 

「そうだよなぁ……」

 

 

アイリーンの高位付与魔法はかなりのものである、単純な火力は流石にテスタロッサ達三人娘やアリエルには劣るが彼女達にはない支援系の能力 それは逢魔王国で彼女が唯一無二とも言える才能であるのは言うまでもない

 

 

「取り敢えず何とかしないと」

 

 

「それならば俺が迎えに行こう、一夏は先輩に報告とレイヴェルとクトリを頼んだ」

 

 

「あぁ分かった」

 

 

「また後で」

 

 

と別れると一夏は部長達に説明した後

 

 

「やっぱりクトリは先に返した方が良いですよね?」

 

【貴方の判断に任せますが確かに用心していた方がよろしいかと】

 

 

クトリの件でアカツキに相談していた、彼女は昔 教会に酷い目に合わされた過去があるので心配なのである流石に逢魔が関与した件の記録はあるから向こうがバカな事はしないと思うが

 

 

「大丈夫だよ一夏」

 

 

「クトリ…だけど!」

 

 

「私を守ってくれるんでしょ?」

 

 

「……あぁそうだな」

 

 

「ちょっと!私の知らない所で良い感じにならないでくださいまし!!」

 

 

とまぁそんな感じで話していると秋羅はやれやれとしたのであったが

 

 

 

「しかし部長達は大丈夫かね?」

 

 

「さ、さぁ…向こうが煽るとかしなかったら大丈夫じゃない?向こうからしても今回のターゲットは悪魔じゃなくてコカビエルな訳だし」

 

 

「一夏。念の為、お前の部隊を動かした方が良い」

 

 

「え?あぁ、んじゃオリガに頼んでおくよ」

 

 

「そうだな……最悪のケースは備えておかないと」

 

 

「というよりハルト王が手勢を率いて堕天使陣営に攻め込みかけた辺り、早期解決しないと堕天使が滅びる」

 

 

「俺に種族の命運を背負わせないでくれるか!」

 

 

 

因みに同時刻 コカビエル達もその一報を聞きトラウマで少し震えたのは言うまでもない

 

 

 

そして一夏達 立ち会いの元 聖剣使いゼノヴィアと紫藤イリナの二人がグレモリー、眷属との会談になるのであった

 

 

経緯は事前に聞いての通りだがコカビエルが教会のエクスカリバーを強奪してこの街に逃げたと…だが

 

 

 

「それ本当にエクスカリバーなの?」

 

 

一夏は首を傾げる

 

 

「何が言いたい逢魔四天王」

 

 

ゼノヴィアが睨むように話すが

 

 

「マーリンさんから聞いた話だとエクスカリバーって最後 アーサー王の命令で騎士が妖精に帰したとか何とか」

 

 

「一夏!!」

 

 

「……あ!」

 

 

「マーリンって、あのアーサー王物語に出てくる大魔法使いの!!」

 

 

「そんな有名人が逢魔にいるのか!」

 

 

「やばっ!」

 

 

「まさか…アーサー王の関係者まで仲間にしてるとは恐れ入ったわね」

 

 

「ど、どうも〜(い、言えない…アーサー王本人やモルガンまでいるとか絶対に!)」

 

 

「俺もアーサー王物語は読んだがどの文献も最後は妖精に剣を返して終わってるな」

 

 

「それなら何で…」

 

 

「可能性は幾つかあるな大戦で折れたのはエクスカリバーではなく前進とも呼べるカリバーンだった、或いは湖の妖精から強奪した、或いはエクスカリバーを語る別の聖剣か…それか聖剣創造 その神器で複製したかだ」

 

 

「え?俺の神器ってそんな事出来るの!」

 

 

「お前…前に言われただろ」

 

 

「あぁ…そう言う使い方もできる訳か……んじゃバットキングロボ用の聖剣も作れるのか」

 

 

「おいおい戦隊ロボの必殺武器ではないぞ」

 

 

その言葉に二人の目が一夏に向く

 

 

「貴方、良かったら教会で悪魔祓いにならないかしら!」

 

 

「断ります!!」

 

 

即答するのであった何より

 

 

「自分の大事な人をモルモットにしてた教会の下で働くなんて真っ平ごめんだ」

 

 

「一夏…」

 

 

「ほぉ……たかが黄金妖精の為にか」

 

 

ゼノヴィアに煽られて一夏も若干イラッとした

 

 

「何が言いたい?」

 

 

「そいつら人間の模造品、人に奉仕すべき存在だそんな人間擬きを「っ!」っ!」

 

 

会談の最中であるが一夏はエクスガッチャリバーをゼノヴィアの頭部目掛けて振り下ろしたのである

 

 

 

「何をする!」

 

 

「ハル兄よりは大人だと思ってるけどさ…大事な人を貶されて流せるほど俺も大人じゃないんだよ」

 

 

「っちょっと「待て」貴方ね!」

 

 

「非公式の会談とは言え、一宿一飯の恩すら忘れて暴言を吐くとは教会の戦士とは余程礼節に欠けていると見えるな」

 

 

「やるか?以前から貴様等の悪業は聞いていてな神に変わって貴様等を断罪してやろう」

 

 

「ハルト王が此処にいたら間違いなく【その命、神に返しなさい】とツッコミを入れてるな」

 

 

「いや何しているのですの秋羅さん!一夏様を止めてくださいな!」

 

 

「無理だな、アレとは長い付き合いだがハルト王と同じで大事な人を傷つけようとする輩を放置はしない…寧ろ落ち着くまで放置が基本だ」

 

 

「だとしても止めないと天界と逢魔で戦争になりますわよ!!」

 

 

「なっても構わないじゃないか?寧ろ単純な暴力で解決出来ると分かればハルト王はノリノリで手勢を率いて殴り込む、今あのお方はコカビエル騒動から来る残業のストレスでグリゴリの総本山へ喧嘩売っているからな…寧ろエクスカリバーの経緯次第では本気で天界に攻め込む事もあり得る」

 

 

「あぁハルトさんならやるわね間違いなく」

 

 

「本当にあの方 何してますの!!」

 

 

「俺さ思うんだよ、いるかどうか分からない神様に祈ってるのって電気椅子やギロチンに祈ってるみたいでイカれてるって」

 

 

「っ!貴様ぁ!!」

 

 

「流石にそれは言い過ぎじゃないかな?」

 

 

 

「俺が信じるのは俺の見て来たものだけだ、いる神様になら祈っても良いと思う……けど神様の為や正義の為とか言って何も知らない奴巻き込んで人体実験だの暗殺だのする奴に何処に正義があるよ」

 

 

「歯向かえば女子供や赤子すら虐殺する逢魔が言えた事か!」

 

 

「よく言うよ異教徒は人じゃないとか言って攻撃してるような連中が…寧ろそっちの方が魔女狩りだの十字軍だので沢山罪なき人を殺してまわってるよな?いや寧ろ非道、虐殺はそっちの方が年季入ってるよなぁ」

 

 

「一夏の奴め煽りスキルが上がっているな…いやまぁアサシン組の話を聞けば敵意も芽生えるか」

 

 

「褒めてる場合ではありませんわよ!このままじゃ!」

 

 

「安心しろ一夏は負けん」

 

 

「そっちの心配はしてませんわよ!!」

 

 

「レイヴェルもその辺は信頼してるのね」

 

 

 

「行くぞテンライナー」

 

『テンライナー!』

 

 

一触即発の中 木場が待ったをかける

 

 

「それなら僕も混ぜてもらって良いかな?」

 

 

「祐斗!!ダメよ!!」

 

 

「何者だ」

 

 

「一応は君たちの先輩かな?」

 

 

威嚇とばかりに木場は地面から神器で生産した魔剣を展開するのであった

 





予告

突如始まった場外乱闘 大事な人を貶された一夏はアイアンガッチャードで迎え撃つ そして知る 木場の過去 それを聞いた兵藤達は彼の気持ちを汲んで行動を開始するのであった

その頃 ハルト達はリュートで新たな事件に直面していたのである


「何だと…そんな事があり得るのか!!」


次回 第二次聖剣計画 お楽しみに!

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