「キャロル誕生日おめでとう!!」
とハルトは笑顔でプレゼントを渡すと
「そうか今日は誕生日だったな…ん?待てオレはお前に話したか?」
「え?ガリィ達に聞いた」
「アイツ等め「それに」何だ?」
「結婚して初めての誕生日だからさ祝いたいなぁ…って」
「ウォズに相談したのか?」
「いや彼奴に頼るのはなんか負けた気がするから」
「まぁな…それでプレゼントは……ほぉ貴様にしては良いセンスではないか」
そこには青い宝石と鏡蓮華の意匠を加えたアクセサリーがあった
「良かったよ、クヴァールのいた世界に合ったのを見たらビビ!って来たんだよキャロルに似合うと思ってさ」
「そ、そうか…ま…まぁ!お前にしては努力した方だと認めてやる」
「どう致しまして…それでさ今日は一日キャロルのお願いを出来る範囲で何でも聞いてあげるからどんどん言ってね!」
「それは良い心がけだな…では先ず今日はそのダサい文字Tシャツは着るな」
「そんな殺生な!!折角の一張羅なんだよ!」
ジャケットを脱いでハッピーバースデー!と書かれた文字Tを見せるも
「オレといたいなら着替えろと言っている!」
「ならこれでどうだ!」
『ドレスアップ』
そして着替えたのは何故か
「何故執事服なのだ?」
「従者と言えば、これかなと思ってな」
「従者…てっきりオレはウォズと同じ服を選ぶと思ったぞ」
「流石にアレは従者の服じゃないでしょ俺は慣れたけどさ…ぱっと見で分からないじゃん」
すると物陰から
「あの残念センスの我が魔王に私の…私の私服をディスられた…」
「ウォズちゃん気を確かに!」
「ハルト様も言葉を選んでほしいものだ!ウォズが泣きそうな顔をしているぞ!」
「いやそうなるとジョウゲン先輩達の制服も残念な事になりません?同じ形状ですし」
「あはは!あのハルト坊に服のセンスをディスられるとは滑稽じゃな主達よ笑ってやろう!」
とニヤニヤする2人に
「2人とも久しぶりに暴れませんか?」
「久しぶりにキレちまったよぉ」
「表に出ろぉ!」
と古参組が闘技場で大乱闘することになったのである
「何でアイツ等がいるんだ?」
「はぁ……まぁ良い、お前が今日一日オレといるなら…まずはーー
そして食堂で
「OK、何食べたいの?何でも言ってね!さぁ!作るよ〜」
「いや食べたいのではない、おいハルトそこに座れ」
「ん、分かった」
と座るとキャロルは自分のスプーンをハルトに渡す
「今日のオレはペンより重たいものも持てん、だからオレに食べさせろ」
「仰せのままに」
はい、アーンと食べさせているとキャロルは珍しく頬を緩める
その隣で
「ねぇ千冬さん」
「何だベアトリス?」
「今更ですがキャロルさんって今年何歳なんです?」
「女の歳を聞くバカがいるか」
「けど気になるじゃないですかぁあの人、大人にも子供にも外見弄れますしアンティリーネさんやカレンさんみたいにエルフっ娘やティオさんやアリエルさんやセラフォルーさんみたいに人と寿命単位が違う方もいますから気になって」
「確かキャロりんは100歳超えるんだっけ?」
「そうと聞いているな」
「え、じゃああの光景って夫婦の睦まじい光景じゃなくて介護じゃないですか!」
「おいベアトリス!!貴様、後で覚えていろ!オレの開発したメダガブリューをその足りない頭に振り下ろしてやる!!」
「そんなぁ!!」
「はいはい誕生日なんだから怒らないよキャロル、あーん」
「あー…ん悪くないな……おい今度は野菜を頼む」
「はいよ、あーん」
「……ん、おいハルト食事は良いが…少し寒いな」
「俺も寒いからキャロルで暖まろうか?」
とハルトはキャロルを退かして座り膝の上にキャロルを座らせるのであった
「ま、まぁ良いだろう温めろと言うつもりだったからな」
満足しているキャロルにハルトは安堵すると
その光景に思わず他の女性陣は嫉妬に狂うが良くよく考えたら自分の誕生日でも頼めば良いやと冷静になったが
「……ねぇテスタロッサ」
「何かしら?」
「ボク達の誕生日って何時?」
「何時と言われても難しいわね天地開闢から存在してる私達からすれば暦や年齢なんてあってなきようなものよ」
「どうするのさ!このままだとボク達誕生日祝われないからハルトに執事服で奉仕して貰えないよ!」
「っ!それは由々しき問題ですわ」
「しまった!我等にそんな欠点がぁ!!」
こちらはコチラはでカオスだったという
キャロルは食事を終えると自室に戻り
「よしハルト、椅子になれ」
「ん?あぁそう言う事か」
と答えるとハルトは四つん這いになるのであった
「さぁ!俺を椅子にして座るといい!キャロルにそんな趣味があるとは知らなかったがな!!これは新たな一面!」
『無駄に高い適応力見せるな』
「いや違う!!いつも通り膝に座らせろ!!」
「それならそうと言ってよ!キャロルが何かに目覚めたのかなと思ったよ」
「はぁ…そんな訳ないだろう、ほら」
「はいはい」
俺が椅子に座るとキャロルはその上に座る、それを背中から抱きしめると完了だ
「うむ悪くないな」
「なぁキャロル、本当に何処か行きたい!とか無いの?」
「今は思いつかん…オレはお前が隣にいるならそれで良い久しぶりに2人きりでいたいのだ」
「お、おう…キャロルがデレた時の破壊力はやばい…」
「はぁ…まぁ本当に随分と遠くへ来たものだ」
「大丈夫だよ、まだまだ道の途中だから色んなものがキャロルを待ってるよ」
「その道で貴様は後何人増やすのだろうな…」
「人聞きの悪いな…って、それつけてくれてんだ」
「当たり前だ文字Tではなくアクセサリーだぞ…そ、それに今までこんな感じで祝ってくれなかったから嬉しくてな…」
「お、おう……何かごめん」
「構わんさ…オレもお前の隣にいない時間もあったからな」
「喧嘩もしたよねぇ」
そして少し買い物にと2人が出ると
「おぉ魔王様」
「よ、クヴァールこの間はありがとうな」
「これはご夫妻で……ほほぉ鏡蓮華ですか」
「あぁ似合うとおもってな」
「そう言えば…この花だが何かお前のいた世界でも何か意味があるのか?」
キャロルが聞くとクヴァールは顎髭を撫でながら答える
「鏡蓮華の花言葉は久遠の愛情 我のいた世界の人間は恋人や大事な人へ贈るものだと聞いているぞ魔王様に贈り物として良いのはないかと聞かれた際に勧めたものだ……ではなコレからウルティマと共に異世界で紛争している人間達を殺してくるのでな」
「おう気をつけて………ん?いや待て何て言ったクヴァール!?」
「ではの」
「クヴァールさん!!?場を混沌にして帰らないで!!」
「///////!!!!!」
その言葉にキャロルは頬を赤らめてハルトを見ると、あちゃ〜と同じく頬を赤らめて顔を逸らすハルトがいた
「バレちった」
「ま、まぁそこまで思われているなら気分は悪くない…キャロル愛してる」
「あぁ…オレもだハルト」
ふと何か考えたキャロルはニヤリと笑った
後日
キャロルはハルトの嫁達を集めると高らかにネックレスを見せて嫉妬を煽ったのは言うまでもなかった