無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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堕ちた聖剣

 

 

前回のあらすじ

 

一夏がノリと勢いで色々とやらかした結果、一誠達と利害関係の一致から部隊を展開し街に潜伏するだろう敵を炙り出すのであった

 

 

「哀れな神父達に神のご加護をなんてね!」

 

 

と上空から不意打ちをするフリードを待ってましたとばかりに全員が回避して戦闘態勢を取ると同時に待機していたガンシップとクローントルーパーが展開された

 

 

「クソ、罠だったってか……いや待て!!何じゃこの戦力は!!」

 

 

過剰も良い所である

 

 

「はぐれ悪魔祓い、フリード!神の名の下に断罪してくれる!!」

 

 

ゼノヴィアが破壊の聖剣を構えてノリノリだったが

 

 

「え、そこは『その命、神に返しなさい』じゃないんだ…何かガッカリ」

 

 

「言ってる場合かよ!伸びろラインよ!」

 

 

「っ!何だよコレ、神器か!!」

 

 

「匙も持ってるのか…」

 

 

「おうよ!アレに捕まったら中々脱出は出来ないぜ!」

 

 

「紐…空中ブランコ……あ、匙ちょっと…ゴニョゴニョ」

 

 

「え?…え?いや出来るけど……」

 

 

「よし任せた!」

 

 

「おい待て一夏、俺には何するかだけ教えてもらおうか!」

 

 

「見れば、分かる…行くぜ!」

 

 

『ガッチャーイグナイター!…レスラーG!アントルーパー!ガッチャーーンコ!!ファイヤー!!アントレスラー!!アチーー!』

 

 

「おい、まさか」

 

 

「そうよ!そのまさかよ!!」

 

 

 

一夏はアントレスラーに変身すると同時に跳躍し

 

 

「よし匙!やれ!!」

 

 

「えーい!ままよ!!」

 

 

匙はフリードを拘束から解放すると別の所へラインを伸ばす

 

 

「あら?何で…まぁ良いや、あの野郎…取り敢えずアイツから首チョン「らぁ!」あぁああああ!!!」

 

 

 

フリードは反撃とばかりに襲い掛かろうとすると突然背後から現れたファイヤーアントレスラーに拘束されたのであった 何なら背部のブースターで加速してるまである

 

 

「な、何だよ!離せや!!」

 

 

「分かった…匙!」

 

 

「あいよ!つか重たいんだよソレ!!」

 

 

 

「悪い!その礼にだけど見てな…俺と匙の友情ツープラトン!必殺!ハル兄直伝!!」

 

 

アントレスラーの両足を匙のラインで巻き付け振り子の原理で上がったと同時にラインを解除するとそれはもう見事な体勢移動を完了すると

 

 

完全に頭を地面に減り込ませる 恐らく龍騎ライダーで間違いなくトップクラスに殺意の高い技 その名も

 

 

「デスパニッシュ!!」

 

 

「義弟に何教えてんだ!!」

 

 

簡単に言えば高高度からのパイルドライバーである ブースターによる超加速と落下速度により、まごう事ない必殺技はフリードを地面に叩きつけて赤い花となる……筈だったが

 

 

「とぉ!」

 

 

「がっ!」

 

 

突然の風圧による一撃でアントルーパーは吹き飛ばされたのである

 

 

「クソ!ハル兄なら決めてた…俺に力があれば!アイツを地面に減り込ませられたのに!!」

 

 

「落ち込むポイントが違う!」

 

 

「何処に悲嘆してるか知らないが取り敢えず何故失敗した?」

 

 

「多分、アレ」

 

 

「アレ……っ!まさか」

 

 

そうフリードが持っていたのは、一夏もよく知るアイテムであった

 

 

「イクサナックル!?何で…」

 

 

「恐らく強奪された量産モデルかと!」

 

 

「じゃあ奴も織斑達みたいに変身出来るのかよ!!」

 

 

と全員の警戒を強めている中 一夏達は

 

 

「ねぇ多分アレさ」

 

 

「言うな一夏…」

 

 

「唯一さん態とアレを横流したよね?」

 

 

「言うなと言ったが!?」

 

 

「あの人ならデータ欲しいからってやりそうじゃん!」

 

 

「そんな理由で武器を横流してんのかよ!」

 

 

「何せ逢魔王国屈指のマッドサイエンティストだしなぁ…」

 

 

「何を悠長に話してる場合ですか!唯一様が開発したライダーシステムなのですよ!!どんなギミックが仕掛けられてるか分かったものじゃない!」

 

 

「まぁベースにはない魔改造は施してるだろうなぁ」

 

 

「何話してるか知らねぇが、見てろ!エクスカリバーなんか目じゃない俺っちの力ぁ!!」

 

 

『READY?』

 

 

「変・身!!」

 

 

『FIST ON』

 

 

過去イクサの音声と共に変身した姿はセーブモードのイクサ 恐らく量産型というのもありバーストモードにはならないようにしたのだろうと分析する一夏達であったが

 

 

 

「へへへ、中々良い着心地じゃねぇか…俺っち、快感!」

 

 

と恍惚にしているフリードだが一誠、木場、子猫、ゼノヴィア、イリナが攻撃を行うが

 

 

「止まって見えるぜ!しゃらくせぇ!!」

 

 

イクサに変身しただけであって全員の攻撃を的確に回避し反撃に転じている中 一夏達は冷静に分析すると

 

 

「よーしトルーパー!対ライダー戦術開始大丈夫だ普段の訓練を思い出せ〜」

 

 

「了解!戦術パターン・ドレイク!」

 

 

「ドレイク?」

 

 

「まぁ見てなって」

 

 

そう話す中 トルーパー達は一糸乱れぬ統率力で陣形を展開 ガンシップなどで包囲 高所を抑えたと同時にブラスターライフルを量産型イクサに向けたのである

 

 

 

「あぁ!んだよテメェ等!!何豆鉄砲向けてんですかぁ!!」

 

 

「撃て」

 

 

その命令に従い全方位からのブラスターの雨霰、その一撃一撃は迷う事なく量産型イクサへ放たれる 当然聖剣で防御するが全方位射撃なんて防げる訳もなく装甲で受け切ろうとするが

 

 

仮に一撃のパンチが弱くても アタタタタ!続けてと撃ち込めば倒せるものである そう!ゼクトルーパーも集まって不意を打てばドレイクは倒せるのだ!!←この後 管理人はドレイクからライダーシューティングされました…

 

 

 

「このクソおおおお!!マジかよぉ!数に任せて銃乱射で袋叩きなんてお前等人間じゃねぇ!!」

 

 

「辻斬り楽しむ快楽殺人鬼には言われたくないな」

 

 

 

普通の人間には耐えられる訳がないのであるがライダーなので別と浴びせている射撃中 ゼノヴィア達はあまりの光景に絶句していると冷静に戻れた一誠は一夏に尋ねた

 

 

「な…なぁ、なんでお前達さ迷わずに撃てんの?一応だけどそっちのものだろ?」

 

 

「大丈夫だ唯一さんが開発したライダーシステムなら余裕で耐えるから」

 

 

「何でそんな信頼してんのさ」

 

 

「唯一さんがわざと横流ししたらならばこれは最早 ライダーの実戦テストだ…今となってはあのフリードとやらも唯一さんに利用された哀れなモルモットに見えて仕方ない」

 

 

「そ、そうか…んじゃそのさっきのドレイク云々ってのは?」

 

 

「あぁ、今と全く同じシチュエーションで敵にやられた仮面ライダードレイクから名付けたんだ具体的に言えば囲んで四方八方から蜂の巣にする戦術だ」

 

 

因みにだが この戦術は仕事をサボり街へ遊びに行こうとするハルトを捕える為にハウンド筆頭にクローンコマンダー達が頭を悩ませて編み出した戦術だったりする

 

理由?有無を言わせず攻撃しないとハルトは直ぐに逃げるのだから

 

 

「お、おう…いやまぁ確かにこれだけの集中攻撃を喰らえばそうなるわ」

 

 

余談だが、この戦術だがハルトがドレイクの名前を使うのに凄く渋い顔をしたのは言うまでもない

 

 

そんな会話の中でもクローントルーパーは各々のガトリングや通常のブラスターを雨霰で降らせていく それでも量産型イクサは壊れません

 

 

取り敢えず威力上げろとロケットランチャーを撃ち込みましたがそれでも壊れません

 

 

ダメ押しとばかりにLAATの兵装を撃ち込みましたが壊れません

 

 

遂には待機させていた ATTEウォーカーのマスドライバー砲の一撃を放ちましたが それでも量産型イクサは壊れません

 

 

「大きなカブか!!じゃない!いや頑丈過ぎるだろ!あの装甲!!」

 

 

「流石唯一さん…何て魔改造」

 

 

「ハルト王の伴侶は全員異次元過ぎるな」

 

 

「いやアレ多分、技術的に束さんや銀狼さんも絡んでるな…いや装甲材から見ると…あぁ村上社長やスマートブレインの人も絡んでるよ…何してんのさ…」

 

 

「言ってる場合かよ!どうする気だこのままだと弾切れになるんじゃないのか!!」

 

 

 

「大丈夫」

 

 

「何がだよ!」

 

 

「多分アレ、もうフリード気絶してるから…撃ち方辞め!」

 

 

「は?」

 

 

「えい」

 

 

その証拠にガッチャードが頭をコツンと叩くと量産型イクサはそのまま後ろに倒れるのであった

 

 

「やっぱり、唯一さんの事だから変身者の安全とか考えてないと思った」

 

 

「一番考えないとダメな所を考えてないだと!」

 

 

「多分、最初はハル兄辺りで実験する予定だったんだろうなぁ…あの人不死身だから何しても良いし…それにライダーに変身出来るなら悪魔と相乗り所か悪魔と抱き合って地獄に落ちるまで行くけど体質的にライダーへは変身出来ないんだよなぁ…だからってアレをモルモットに選ぶセンスは無いと思う」

 

 

「お前の義兄の扱いそんなんで良いのかよ!」

 

 

「まぁ痛みに耐えられるとは言っても装着してても衝撃や閃光や中には爆音に襲われるからなぁ中身の安全は…うん」

 

 

 

「安全装置無しのパワードスーツとか欠陥品じゃねぇか!!」

 

 

「分かってませんね最初期型のプロトタイプとはロマンなんですよ?高性能の裏には相応のデメリットなんてあって当然なんですよ、デルタギアだって変身した人間をバーサーカーにする機能がありますし」

 

 

と現れたのは既製品のリクルートスーツに白衣を着た美女 一誠は突然の乱入者に鼻の下を伸ばすが一夏は

 

 

「唯一さん!どうしてここに!」

 

 

その言葉で理解して血の気が引いた この女が件のマッドサイエンティストかと

 

 

「何、私の開発したライダーシステムの性能を見に来ようと思ったんですよ」

 

 

「え!じゃあこの人がそのイかれた科学者!?」

 

 

「何て失礼な、私はロマンを追い求めているだけです…お望みでしたら、あのライダーシステムに非常時用で仕込んだ自爆装置を起動してみましょうか!あのツァーリボンバーの250倍の破壊力がありますから、この街なんて木っ端微塵でしょうけどね!」

 

 

「せめてベルト破壊のキルプロセス辺りでお願いします」

 

 

「爆破オチなんて最低!じゃない護衛対象のいる街を消し飛ばすなんて真似辞めてください!ハルト王が悲しみますよ!」

 

 

「それは困ります…同時に私はあの人の困った顔が見たいんですよ」

 

 

「何て歪んだ愛情を…」

 

 

「それなら毎日見てるでしょ」

 

 

「少し訂正します…私が困らせたいんですよ」

 

 

「どんな訂正だよ!」

 

 

「その前に試作スーツの自爆装置に何て威力の爆弾を内蔵してんだよ!その辺の倫理観どうなってんだ!!」

 

 

「逢魔の科学者に倫理観を説くなど半世紀遅いです!この位のデメリットは当然では?ファイズアクセルなんて10秒以上使えば周囲3キロはフォトンブラッドで汚染されますからオルフェノクなら即死です…いや寧ろその位の副作用はあるべきです!強さには代償が必要なんですよ!」

 

 

「ハル兄といるからネジが外れてたかぁ…」

 

 

「確かに魔王ハルトといて変わった…いや、これはショッカー時代からなので元々ですね」

 

 

「タチ悪っ!!」

 

 

「まぁ、あのサンドバッグのお陰で防御面の貴重なデータが手に入った事には感謝しますよ、まぁ攻撃性能テストは追々ですかね彼処から反撃して欲しかったですが」

 

 

「唯一先生!」

 

 

「はい一夏君!」

 

 

「自爆のデメリットと性能が釣り合って無いようにも思えるんですが?」

 

 

「良く聞いてくれました!まぁそもそも性能だけを追い求めて使用者の安全なんて知ったこっちゃない度外視で作りました。ぶっちゃければ装着し続けるといつかは死ぬスーツです」

 

 

「G4と同じ過ちを繰り返してる!ってハル兄がいたらツッコミするよ…」

 

 

「そうですね、あの人なら……いやコレもコレもイクサでは?プロトイクサだと思えば…」

 

 

「何言ってるのやら…はぁ……それで本当に実験を見に来ただけなんです?」

 

 

「はい、後は今そこで伸びてるモルモットからドライバーを回収するだけですね」

 

 

「せめてモルモット呼びは辞めてあげましょうよ」

 

 

と一夏のツッコミをする中 

 

 

コツコツと唯一がドライバーに手をかけようとした その時

 

 

「おいフリード、何気絶しておる」

 

 

「パルパー!!」

 

 

「え?あの人が噂に聞く聖剣計画なんて企んだイカれ博士!?」

 

 

「唯一さん程では無いと思うぞ」

 

 

「何言ってんだ鉄!アイツが木場の家族を殺した奴なんだぞ!」

 

 

「いや頑張って人体実験しても劣化エクスカリバーしか使えない聖剣使いしか生まれてないんだぜ?」

 

 

「逢魔で人体実験をすれば高確率で怪人に生まれ変われるぞ」

 

 

ーーーー

 

被験者の声

 

 

「ショッカーで改造手術を受けたら今までと違う自分に生まれ変われたんです!」

 

 

「逢魔やショッカーで改造手術を受けたと言ったら職場や周りから一目置かれるようになりました!」

 

 

「逢魔で人造アマゾンとして生まれ変わったら、アマゾンだな殺すと言われて赤いアマゾンに殺されました!」

 

 

ーーーー

 

 

「って感じになる」

 

 

「被害者がいますよ?とまぁこんな感じですね…しかモルモットを毒ガスで殺すとかロマンのカケラもない」

 

 

「お前達は木場に何の恨みがあんだよ!!」

 

 

「俺の神器見てから因縁つけてきた」

 

 

「それはお前が聖剣創造なんて神器で木場のトラウマを刺激するからだろう!!」

 

 

「好きで神器持ってると思うなよ!」

 

 

「おい待て聖剣創造じゃと!」

 

 

「しまった!変なジジィにロックオンされた!」

 

 

「そこの人間よ儂の野望の為の生贄になって貰うぞ!聖剣製造マシンとしてな!」

 

 

「兵藤……お前全部終わったら、さっきのデスパニッシュを食らわせてやる匙…手伝え」

 

 

「え…一応俺生徒会役員だからさあんな変態でも一応は生徒だから守らないと…」

 

 

「今度、会長さんと二人きりで映画に行けるように手配でどうだ?セラフォルーさん経由でチケットを渡しておこうペアでどうだ?」

 

 

「隠蔽工作は俺に任せておけ!」

 

 

「交渉成立だな」

 

 

「ちょっと待て俺のせいか!てか匙!生徒会役員が賄賂で懐柔されんなよ!!」

 

 

 

「いや気持ちは分かるぞ、あの聖剣狂いの司教にアレは聖剣作れる神器使いだよって教えたからな」

 

 

「イッセー君、今のは無いと思うの…うん」

 

 

「俺の味方はいないのか!」

 

 

 

「っは!危ねぇ危ねぇ…」

 

 

目を覚まして間合いを取ると変身解除してフリードはエクスカリバーを構え直したが

 

 

「おやおや起きましたか、寝てた方が幸せでしたのに」

 

 

「このアマ…とんでもねぇガラクタ作りやがって…ぶち殺してやるぜぇ!!」

 

 

「セリフからして三下感が丸出しですよ?」

 

 

煽る唯一の言葉にキレたフリードは聖剣の能力で加速、その一閃は唯一の首筋に吸い込まれるように襲われるが

 

 

「っ」

 

 

唯一はニヤリと悪どい笑みを浮かべるなり亜空間から飛び出したダークカブトゼクターの体当たりがフリードの顔面へと叩き込まれたのである

 

 

「あばぁ…」

 

 

「ありがとうございます、それとですね貴方より早い生物なんて見慣れてるんですよ…ふわぁ…夜はダメですね眠くなってきましたよ」

 

 

「嘘つかないの唯一、研究で徹夜なんて平気でやる癖に」

 

 

「アンティリーネさん!?いや何で此処に!?」

 

 

「唯一が面白そうな事を企んでたから、ちょっと見てたのよ…」

 

 

「ハル兄が良く許しましたね」

 

 

「何世間話してんだよ呑気か!!」

 

 

「現状は逢魔じゃピンチにもならないわ、精々が子供が手を回転しながらポカポカと殴り合ってる喧嘩ね」

 

 

「そんな規模なの!三大勢力の未来がかかってるかも知れないのに!?」

 

 

「一夏、お前も前に町を二、三くらい火の海にすると例えた話を【ふーんそんなものか】で流してたろ?」

 

 

「あ…」

 

 

「しかしまさか私的な理由で武器を横流してるなんてね旦那様が聞いたらどんな顔するかしら唯一?」

 

ビルの屋上には足をバタバタと動かしている黒白髪が左右で分かれ、同じように左右の虹彩が異なる美少女 

 

 

とある世界では人類の守り手にして 漆黒聖典番外席次 賜りし二つ名は絶死絶命と呼ばれたアンティリーネが自分の愛武器である大ぶりの戦鎌を担いで見下ろしていたのである

 

 

「おやおやアンティリーネさん、予想よりもお早いですね…うーん【横流しするなら一言相談してね】で許されると思いますが」

 

 

「そんな訳ないだろ…ダダ甘じゃねぇか!」

 

 

「私もそう思うわ」

 

 

「アンタ等、旦那を全肯定してくれる何かだと思ってない!?」

 

 

「そうでは?」

 

 

「まぁこう言う時、旦那様なら…そう【私に内緒で何楽しんでるの?】って言うかしら」

 

 

「えぇあの人なら間違いなく言います」

 

 

「それとね唯一アレだけど私をモデルにしたにしては弱すぎないかしら?」

 

 

「違うでしょ!先ずは利敵行為に説教と謝罪を促して!!」

 

 

「仕方ありませんよ、ベースがアレでは…一夏君の言う通り素体に問題有りでしたよ」

 

 

「まぁ私をベースにしたらそうなるわよ」

 

 

 

「おいテメェ等!何悠長に話してんですかぁ!?このまま斬り殺してやるから降りてきなぁ!お嬢ちゃん!!」

 

 

フリードは煽るとアンティリーネはカチンと来たのか

 

 

「仕方ないわね、少し遊んであげるわ」

 

 

 

戦鎌を構えるアンティリーネを見送る面々だが一誠は一夏にこっそりと

 

「お、おい大丈夫なのかよ…あんな華奢な子に任せて…」

 

 

「大丈夫だよ、あの人は逢魔に来る前は…力を手に入れて調子に乗ってた奴に身の程教える仕事してたらしいから」

 

 

「どんな仕事だよ!!」

 

 

「外野は騒がしいけど…まぁ良いわほら来なさい」

 

 

「ふざけやがって…その舐めた面を絶望で染めてやらぁ!!」

 

 

フリードは聖剣の能力で再加速するが

 

 

「加速しかないの?芸がないわね…【流水加速】」

 

 

アンティリーネがそう言うと文字通り流れる水のような滑らかさで攻撃を回避し続けていく姿に

 

 

「アレが武技か」

 

 

「何だよそれ?」

 

 

「簡単に言えばアンティリーネさんのいた世界の技術だよ修練と相性が合って初めて体得出来るものでハル兄でさえ体得してない技がいくつもあるらしい」

 

 

「具体的には?」

 

 

「【能力向上】と【能力超向上】だったかな」

 

 

「読んで字の如くの技だな!てかこれ以上スペック上げてあの人は何と戦うんだよ!」

 

 

「別世界にいて現アウトサイダーズの半分をワンパンで倒せるくらいの化け物」

 

 

「そんなのがいるのかよ…マジか…」

 

 

「あぁ、俺もまだまだ未熟と思うよ」

 

 

と遠い目をしているがゼノヴィア達は思い出したようにパルパーを追いかけようとするが肝心の本人はと言うと

 

 

「聖剣創造…素晴らしい神器だ…」

 

 

「あのさぁ色々言いたいんだけどさ、爺さん…アンタには此処で消えて貰うエクスカリバーは逢魔にとって…いや逢魔にいるある人達にとって大事なものなんだそれを血塗られた剣にしたお前を俺は絶対に許さない!」

 

 

「良く言ってくれたね義弟君、お姉さんは嬉しいよ」

 

 

「マーリンさん!?本国にいる筈でしょ!」

 

 

「マーリン!?あの妖精みたいなお姉さんが!アーサー王を導いた大魔法使いなの!?」

 

 

「そうだそしてハルト王の伴侶でもある」

 

 

「嘘だろ!あの人何処で出会ったんだよ!」

 

 

「先人の遺した古代遺跡に封印されていた所を…例の如く力でこじ開けてな!」

 

 

「真面目に答えろ!」

 

 

「真面目なんだけどなぁ…」

 

 

「いやそんな事より!仕事はどうしたんですか!」

 

 

「私の仕事?そんなの……サボってモルガンに押し付けてきた!」

 

 

「トルーパー、奴を撃て」

 

 

「ちょっと待ちたまえ………良いじゃないかアンティリーネも遊んでるみたいだ……し、ん?ねえ何でそこのお爺さんは泣いてるの?」

 

 

「お、おおおお……まさか大魔法使いマーリン、このような場所でお会い出来るとは!」

 

 

パルパーは感動のあまり膝をつき輝く瞳で見ている

 

 

「あ、アレはハル兄が本物のライダーを見る目と一緒だぁ〜」

 

 

「平たく言えば推しと会えて興奮してると」

 

 

 

「あぁそう言う…へぇ」

 

 

「性別など瑣末な事です…私はアーサー王の物語に憧れ、彼のように聖剣を使う英雄になりたかった…しかしこの身ではそれに至らず…」

 

 

「それで自分が使えるようにする為に人体実験をしたと?」

 

 

「はい!しかしこれも全て貴方達のようになる為に」

 

 

と感動しているパルパーだがマーリンは冷めた目で

 

 

「なれないよ」

 

 

「え…」

 

 

 

「英雄というのはなろうした瞬間にアウト…だったかな、いやそれ以前にそんな願望を持ったままで良くアーサーや円卓の騎士みたいになりたいなんて言えたものだね」

 

 

そこには普段のイジられ役じゃないアーサー王の人生を導いた王の相談役としての大魔法使いがいたのだ

 

 

「誇り高い騎士道精神なんて持ってない、彼等は何処までも騎士であり勇者だったよ…なのに自分の欲の為に聖剣を欲する君が彼等のようになりたい?それは私が見てきた彼等を…王の物語を侮辱する行為に等しいよ不愉快極まりないよ」

 

 

「真面目にやったらカッコ良いじゃんマーリンさん」

 

 

「一言余計じゃないかな!?」

 

 

その一言で項垂れるパルパーだが その現場に

 

 

 

「遅いぞ貴様等…おい何だこの状況は」

 

 

「あぁ!コカビエルの旦那ぁ!何か混沌としてるから何とかしてくれぇい!」

 

 

とうとう現れたコカビエルに警戒する全員だが

 

 

 

「アレがコカビエル…ハル兄に喧嘩売って子分が皆殺しにあった挙句に返り討ちされたと有名な」

 

 

「お前達の認識おかしくないか!?」

 

 

「何故その話を…ほぉ貴様が噂に聞く青の錬金術師か」

 

 

「えーと、はい?」

 

 

「贄切らんが構わない、まだ時ではないのでな準備が整ったらまた会おう…まぁその時、この街は消し飛ぶかも知れないだろうがな」

 

 

「逃すか!」

 

 

「逃げるぜ、ほなバイナラ!」

 

 

ゼノヴィア達は追撃に走ろうとするがフリードの閃光弾で目潰しされた逃したのである

 

 

「ぐぬぬ…許せないわ、首を置いていきなさい!コカビエル!!」

 

 

「アンティリーネ!?ダメだよその台詞は髑髏の叔父様のだから!」

 

 

「けど逃すのはダメだよ…アサシン!」

 

 

「此処に」

 

 

「奴を追え!」

 

 

「任せろ!」

 

 

と燿星さんが気配遮断で姿を消して追跡を始めるのであった

 

 

「取り敢えずですけど唯一さん分かってますね?」

 

 

「何だろうか?」

 

 

「取り敢えずハル兄に説教してもらいます」

 

 

 

「それは構わないが、その前に怒られるのは君じゃない?」

 

 

「え?」

 

 

「独断で部隊を展開して戦闘したけどコカビエルを逃した…これは失態じゃないか?」

 

 

「何割かは貴女のライダーシステムが原因ですよ!!」

 

 

「さぁ知らないね盗まれたのだから」

 

 

「ぐぬぬ…」

 

 

「ふふふ可哀想」

 

 

とアンティリーネが笑っていたが

 

 

「何が?」

 

 

「いやこんなに派手に暴れたら」

 

 

「イッセー?」「何してるのですか匙?」

 

 

「ぶ、部長!?」「会長!?」

 

 

と困惑する二人であるがバレた!?と言う顔とと共に

 

 

「バレるに決まってるわよ」

 

 

「一夏君…秋羅もですが何をしているのですかね?」

 

 

着陸したガンシップから降りたのはアカツキだがその手には胃薬の錠剤が入った瓶が入っており、ラムネ菓子の感覚でボリボリと食べていたのである

 

 

「ファンガイアも胃薬使うんだよなぁ」

 

 

「ではありませんよ!何してるのですか!説明なさい貴方達は其処に正座ぁ!!」

 

 

「いやそんな事よりコカビエルを発見して燿星さんに追跡を頼んだんだ!」

 

 

「何ですと!スティング大至急追撃部隊を編成して拠点を包囲する用意を」

 

 

「イエッサー!」

 

アカツキは慣れた手つきで一夏の副官トルーパーに指示を飛ばすとキリッとした顔で

 

 

「私は一夏君達に説教した後、道永さんに依頼を出してから現場に向かいます!」

 

 

「アレェ!説教をかわせなかった!」

 

 

「当たり前ですよ!ハルトさんが何度その手で仕事から逃げたと思ってるのです!」

 

 

 

「今回の件は威力偵察の一環で…ほら!その結果コカビエルも釣れた訳でさ…そうだよ!これで逢魔の本隊を投入出来るじゃん!!」

 

 

「言い訳無用!彼方を見なさい!」

 

 

二人の視線には一誠と匙がそれぞれ魔力を込めた平手で尻を叩かれていたのである

 

 

「うわぁ…」

 

 

「アレが嫌なら素直に叱られなさい、それと唯一さん達は何故?」

 

 

「盗まれたサンプル奪還の為に来ました」

 

 

「同じく」

 

 

「私は面白そうな気配がしたから来た」

 

 

「(この人達…最もらしい理由で逃げようと…)」

 

 

「取り敢えず…ハルト様に報告しますね、もしもし」

 

 

コムリンクで通話を開くとハルトが立体映像で現れた

 

 

【はいはーい!どうしたのアカツキ?定時報告には早いけど?】

 

 

「はい、実は盗まれた量産型イクサの行き先と敵の思惑が分かりました」

 

 

 

【それはお手柄だな流石はアカツキ】

 

 

「いえ、一夏君の独断専行で判明した部分もあります」

 

 

【そうか…一夏】

 

 

「はい」

 

 

【お手柄だな…けど四天王として行動するなら大使であるアカツキに事前に相談すべきだったな】

 

 

「はい」

 

 

【取り敢えず説教は後で、んで唯一、アンティリーネ、マーリン…お前達は何してんだ?】

 

 

「盗まれたライダーシステムを奪還する為に此処に来たんですよ」

 

 

「同じく」

 

 

と言うとハルトはキリッとした顔で

 

 

【危ないだろ!!メッ!!】

 

 

「え?それだけ?」

 

 

【うん、それとそこにいる変態には近づくなよ危ないから】

 

 

「好んで近づくバカはいないのでは?」

 

 

【俺もそう思う…まぁ唯一達だから仕方ない!】

 

 

いや誰が変態だよ!と反応したら認めることになるのと尻を叩かれた激痛により動けない一誠であった

 

 

 

「いや甘過ぎませんかハルト様!!」

 

 

【そんでマーリンは何でいるの?】

 

 

「何か面白そうな気配がしたから遊び来た」

 

 

【おーいモルガン!ちょっとマーリンに効く魔術とか知らない?】

 

 

「い、いやちょっと待ってくれ!流石の私でもモルガンの魔法を撃たれたら危ないよ!」

 

 

【取り敢えず終わったらお仕置きだな…駒王で動いたか…それなら直ぐに行く!】

 

 

「いいえ不要であります」

 

 

【何言ってんだよ!お前達じゃ…

 

 

ハルトは心配そうな顔と声で一言

 

 

【コカビエルの原型が残るか心配なんだよ!俺と違って手加減出来ないから】

 

 

前言撤回

 

 

「一番手加減出来ない人に言われても」

 

 

「ハル兄が暴れたらコカビエルなんて灰すら残らないよ」

 

 

【そ、そんな事ないもん!】

 

 

「それでしたらお早めに来てくださいね陛下の出番無くなりますよ」

 

 

【うん分かったアウトサイダーズを連れて行くね!】

 

 

その言葉に逢魔組の顔が青くなり

 

 

「…取り敢えずハルト様が来る前に事件を解決しなくてはいけなくなりましたね」

 

 

「コカビエルの居場所を早急に割り出せ!」

 

 

「今この街がかつてない程の危機に襲われているぞ!」

 

 

 

【何でさ!!】

 

 

ため息を吐いて通信を終えたアカツキはテキパキとクローントルーパーに命令を出す

 

 

「グレモリー嬢、我々はコカビエルの追撃に動きます…貴女と眷属達は安全な場所に避難した方が良い」

 

 

「待ってくれないかしら?ここは私が管理を任されているのよ それなら私が指示を出すべきだわ」

 

 

「それは聞けない相談ですね、単純に貴女とコカビエルでは実力が離れ過ぎていますし、それに敵の狙いは貴女とシトリー様の二人です。コカビエルの目的が戦争再開なら、その大義名分を与えない為にも下がって貰えると助かります」

 

 

 

「確かに貴方の言う事にも一里あるわ、けどそれでも私はこの土地を魔王様から任されているの可能な範囲で助力させてもらうわ」

 

 

「分かりました。一先ずは学園に戻りサーゼクス様に援軍の要請を」

 

 

「分かったわ」

 

 

取り敢えずの対策を決め、それぞれが行動を始めたのである

 

 

その頃 リュートでは

 

 

「よし行くか」

 

 

とハルトは直ぐに立ち上がるが

 

 

 

「陛下、それでは彼等の意味が薄れてしまいます援軍は他のものを選ぶべきかと」

 

 

「けどよぉハウンド」

 

 

「ベニマル殿も言ってましたが部下を信頼して任せるのも大将の仕事です。非常時の度に大将自ら飛び出していたら周りから人無しと笑われてしまうかと」

 

 

「………」

 

 

「心配なのは分かりますが過保護は義弟に嫌われますよ」

 

 

「分かったよ待機する、ネガ音也!ネガ音也はいる?」

 

 

「此処にいるぞ魔王、まぁ話は大体分かるが」

 

 

「一夏達の援軍頼んだ」

 

 

「了解だ任せておけ」

 

 

扉がバタンと閉じたのを見るとハルトは椅子に深く座ると溜息を吐く

 

 

「陛下、何故彼に?」

 

 

「え?キバとファイズ系ライダーには夜が似合うから」

 

 

「そんな理由で?」

 

 

「だからハウンドも行ってみるか?サイガが夜飛ぶ姿は似合うだろうな」

 

 

「面白いですね陛下が逃げ出さないなら行きますよ」

 

 

「それなら安心しろ、俺は飛び出すからついて来ることになるから」

 

 

「それなら大丈夫そうです……お待ちを抜け出す気で?」

 

 

「あ、やべ」

 

 

「テスタロッサ殿、見張りを」

 

 

「お任せ下さいな」

 

 

 

「ノォーー!」

 

 

と互いに軽口を叩き合う悪友のような笑みを浮かべるのであった

 

 

 





予告

ついに行動を始めたコカビエル 学園を舞台にし決戦が始まる


「この街諸共消しとばしてくれる!!」


「それは困るな」


その時 現れたのは闇の鎧を纏いしもの 堕天使とアウトサイダーの戦いが始まる 


次回 統合する聖剣 お楽しみに
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