前回のあらすじ
コカビエルがこの街にいると判明したが独断先行で一夏と秋羅はアカツキから説教をされていた!
「まったく…一夏君!貴方には四天王としての責任をですね」
「責任感じたから行動したんだけど?」
「それならハルトさんが言ってたように相談してください!」
「ぐぬぬ…」
「今回に関しては俺達が悪いから反論するな」
「けど…ハル兄なら…」
『行くぞ野郎ども!!』
「って感じだよ?」
「あの方は我々に相談する前にノリと勢いで行動するので我々はそれに巻き込まれているだけです!それとあの人でも王様なのですから…まぁ従うしかありませんが…」
「なら俺が王になればアカツキさんも従うの?」
「一夏!?」
「はぁ……そうでしょうが、今の言葉はハルトさんへの叛意と見て?」
「え?あぁいや違う違う!!例えばの話だって!」
「まぁ良いでしょうあの方の玉座を狙うなんてゴオマは日常的にやってますから頑張ってくださいね」
「いやなる気はないから!」
「そうあの人も最初は言ってたと思いますよ、自分は王になる筈はないとね」
「あぁ…そう言えば……言ってたような…」
「お前はあの未来で…こほん…そ、それよりも現状は!?」
「幸いなのか唯一さんがダークカブトゼクターに追跡用のナノマシンを付着させていたのでフリードの居場所は割れたので現在は追撃部隊を編成して待機させてます」
「それでしたら直ぐにでも攻撃をかけるべきです!いつハルト王とアウトサイダーズがやってくるか分からないんだぞ!!」
鬼気迫る秋羅に一夏は
「あのさ秋羅…ハル兄とアウトサイダーズは味方だよ?いや確かにあの人達は何もない場所に笑顔で爆撃するような連中だけども」
「まぁ気持ちは分かります…それに安易に主力を動かす事は反対ですが」
「コカビエル級となるとそうもいかないと」
「その通りです…しかしコカビエルも馬鹿ではない必ず対策を立てて挑んでくるのは目に見えてますから」
「安易にハルト王を罠に飛び込ませる気はないか」
「まぁあの人の場合は罠なんて知らないで壊して【え?罠なんてあった?】とかやりそうですね」
「そうね旦那様に下手な小細工は通用しないわ寧ろ潰すわよ」
唯一とアンティリーネがやってきて話に参加する
「ナツキさんは?」
「彼ならサーヴァントを連れてくるわよ」
「あぁそうかアーサー王…」
そう今回の件 ハルトはマーリンやモルガンの為と思っているがナツキもナツキで因縁がある何せエクスカリバー本来の担い手といるのだから
「えぇ…ですが流石に木場君の経緯を考えると…彼に壊させたくもありますが…」
「そんなの関係なくね?そもそもエクスカリバーは妖精にちゃんと返されてるのに天界側が所有してる それは妖精から奪ったとも考えられるんだから」
「今回の件にアーサー王の非はないがな」
「それでも責任感を感じているのですよ」
「本当真面目だよね、アーサーは」
「マーリン?貴女も少しは見習うべきでは?」
「何も聞こえないなぁ」
とマーリンが話していると
「では聞こえるようにしてあげましょうジャンヌ」
「私の命令しないでくれる?まぁアレを燃やすのは賛成ね」
「え?ちょっ、待ったモルガン!!ジャンヌも落ち着いて!!」
「よろしい」
そこに現れたのは
「モルガンさんにジャンヌさん!?」
ハルトのサーヴァントであるモルガンとジャンヌ・オルタであった
「……ドラコーさんや狂信者さんは?」
「安心なさい留守番よ」
「良かったぁ!!」
一夏は安堵した、あの人類悪とハルト級の狂信を持つアサシンの相手をしなくて良い事を
「落ち着きなさい、私達は我が夫から頼まれてこの地に現れました」
「でなかったら、こんな辺鄙な場所来る訳ないじゃない」
「あぁ…」
「しかしまさか…ここまでの援軍とは」
「そもそも王国軍で自由に動ける者が現状少ないのですから当然です」
マーリンが思い出したかのように
「あぁハウンドは全軍の指揮とH10の計画参加、テスタロッサはマスターの秘書でウォズは護衛、村上社長はこの街の人払いや隠蔽工作中か」
「それとガーランドにいるハートと増援として派遣された『
「アウトサイダーズはそもそも戦いや研究以外には興味ないのよ、あの脳筋め」
「辞めなさいジャンヌ」
「はいはーい……しかし傑作ねあの冷血女の宝具で色んな被害が出てるとか…しかも教会がねぇ…」
「あのジャンヌさん?」
「あぁ安心なさい私は敬虔な信者の前で神を愚弄してやるだけだから」
「本当に辞めてくださいね!!」
と各々意見を述べる中 食事の時間となる酒も入ったからかモルガンは
「しかし今更なのですが…何故あの黒いアルトリアは宝具の名前に私の名前をつけたのです!」
酒盃を強く叩きつけながら文句を言うとジャンヌは飲みながら小声で
「本当に今更ね」
「あの破壊しか生まない黒い聖剣に私の名前をつけるなど嫌味なのですか!」
「はいはい水飲みましょうねぇ」
「はぁ……しかしまぁアンタ達まで来てるとはね」
「まぁ個人的な動機ですよ」
「その護衛も兼ねてるから変な真似するんじゃないわよ」
「安心してください、こう見えて私…皆さんのように強くないか弱い科学者なんですぅ」
キャピ!とする唯一であるがジャンヌは忌々しく吐き捨てるように
「何処の世界に一子相伝の暗殺拳法紛いな技を使う、か弱い科学者がいるのよ」
「確かに…猿武を覚えてなければ衝撃逃せないから初見で撃たれたら終わりですよね」
「そもそも血管内に気泡なんて作ったら普通に死にますから」
因みに唯一の元いた世界では、その猿武を覚えてないのに衝撃を体外に逃がせるとんでもない寮監さんがいる事を誰も知らなかった
「護身術ですよ」
「そんな護身術覚えないとダメなんてどんな世界なのよ…」
「あはは……因みにですけど唯一さん、何でイクサの量産計画なんて…」
「あぁアレですか?アレは趣味ですよ」
「趣味!?」
「前からライダーシステムの量産自体はハルトさんから頼まれてましたからね、今は複数ある候補から選定してるのですよ具体的には量産された来歴のあるライダーを中心に」
「因みに今の有力候補は?」
「えぇ…人の体内にグラニュートの臓器を埋め込んで変身させるヴァレンシステムを「アウトー!」何故ですか?」
「それを作ってどうする予定ですか!」
「まぁ素体を闇菓子などで薬漬けにして依存させるなどして逢魔から逃げられないようにしてライダーとして戦わせるのです」
ある世界でブーステットマンと呼ばれる強化人間と同じ発想に至っていたのである流石は唯一
「それ、ハル兄が聞いたらブチギレる奴だから辞めてね」
「えぇ冗談ですとも」
「本当かなぁ…」
「私だってあの人を怒らせたくはありませんよ」
と話しているとコムリンクに通信が入る
「どうしましたか?」
その話は木場達が突入してコカビエルに聖剣が奪われたとの事だ
「何してるのですか」
敵の狙いは聖剣なのだ、コカビエルの方面へ向かったとなれば態々聖剣を捧げさせたに他ならないと溜息を吐くアカツキだが
「取り敢えず監視は続行と言いたいですが撤退なさい」
【何故です!】
「転移の魔法で逃げてる可能性もあり得ます、となればもぬけの殻な砦を見張るなど愚かなでしょうに」
【……突入は?】
「構いませんが兵を無駄死にさせたくはありません…学園に撤退しなさいな」
【はい、直ちに】
通信を終えると
「何で学園?」
一夏は首を傾げると
「先程も話しましたがコカビエルの動機は戦争再開ですよ?」
「まさか先輩達を!」
「そうです聖剣が完成したとなれば間違いなく動きますね、それに加えて暗殺成功させて我々の評判も落とす気です…全く笑えないジョークです」
「アカツキさん、それ俺のセリフ」
「お前のでもないよ」
「静かに、これ以上コカビエルの蛮行を見過ごす訳にも行きません。排除に動きますよ」
「やっとか待ちくたびれたぜ!」
「一夏君?貴方最近ハルトさん寄りの思考になってません?」
「そ、そんな訳ないだろ!確かにハル兄だったら【やっと暴力で解決出来るのか!】って喜ぶと思うけど!」
「何て解像度の高さ…まぁ兎に角、一夏君と秋羅は現場に急行して対象の護衛とコカビエルの対処を、私は此処に残って村上社長と街の封鎖と避難誘導を可能な範囲でさせて頂きます」
「エクスカリバーは?」
「我々よりも適任がいるので任せますよ」
「分かった…パイロット!ガンシップ用意して!!すぐに出るぞ!」
と一夏と秋羅は直ぐに現場に向かうのを見ると
「じゃあ私達も行きましょうか」
「そうね折角だし暴れても良いのかしら?」
「程々に頼みますよ」
「私は旦那様よりは温厚よ?それに…私を馬鹿にしたあの神父擬きには身の程を教えてやるわ」
「何処が温厚なんでしょうか?それにいざとなれば自爆装置でドカンとするので大丈夫ですよ!」
「それ私達も死なないかしら?」
と言いながら動くアンティリーネ達を見送るが、アカツキは慌てた顔で
「ちょっと待ってください!!貴女達もハルトさんと同じですから待機!!」
そうハルトの伴侶達もまた…割とやらかす傾向にあったのである
そんな事など全く知らない一夏達を乗せたLAAT/クローン・ガンシップは事件現場である駒王学園に着陸すると既に学園には結界が展開されており 外側にはソーナ始めとした生徒会メンバーが待機していた
「会長さん!」
「織斑君、お待ちしてました…本題から現在内部ではリアスと眷属に教会の剣士がコカビエルと戦闘中です」
「まさか時間稼ぎ?」
「あわゆくば倒す気でいるみたいですが…」
「いや無理でしょ能力考えなよ…取り敢えず!俺達も入ります!!」
「ですが一夏様…」
「大丈夫だ必ず勝つからレイヴェルは此処で待っててくれ!」
「えぇご武運を」
「よし行くぜ!」
一夏はゴルドダッシュを呼び出すと全力でアクセルを蒸し結界内部に飛び込んだのであった
「え、ええ!」
匙は唖然としたままでいると
「はぁ……少しは躊躇え」
秋羅は一夏の奇行にため息を吐くと現着したトルーパー達に指示を出すのであった
そして
「らぁ!」
ゴルドダッシュの体当たりはリアス眷属が戦闘をしていたケルベロスを跳ね飛ばしたのである!
「決まったな」
「織斑!」
「あ、先輩達!もう大丈夫ですよ後は俺に任せてください!」
「ほぉ随分と余裕だな青の錬金術師、その首を刎ねて貴様の王へと見せつけてやろう」
ドヤァ!とする一夏の後ろでダメージから回復したコカビエルの戦力 ケルベロスが涎を垂らしながら一夏へ襲い掛かろうとした
「危ない!!」
「あ、大丈夫ですよ」
と一夏がヘラヘラ笑いながら答えると同時に
『ヴァルバラドクラッシュ!!』
「サンキュー秋羅!」
弾丸のように放たれたヴァルバラッシャーがケルベロスの胴体に風穴を開けたのであった、蹴った方向には既に変身を済ませている秋羅が呼びのヴァルバラッシャーを担いで現れていた
「まったく何突っ走ってるんだよ部下が混乱していたぞ…やれやれ置いて行かれた身にもなれ」
「何、安心して背中を任せてるんだよ」
「はぁ……取り敢えずもう一頭はお前がやれ」
「おう、行くぜ「行かせねえよ!」っと!」
フリードの奇襲に一夏は神器で聖剣を作り防御すると同時に地面に聖剣を生やして足止めする
「お前か」
「おーおー、遅れてきてヒーロー気取りですかぁ!こちとらお前達を切り刻みたくてウズウズしてんだよぉ!!よくもあんな欠陥品使わせやがって!!」
「使い熟せない方が悪い」
「ぷっちーーん…決めた、今から俺っちがお前の首をチョンパしてやるぜ!あの鎧は着させねーよ!!」
「待てフリード!お前の相手は僕だ!」
「いいえ私達ですよ」
その言葉に全員が目線を向けるとアンティリーネと唯一が立っているではないか
「おんやぁ!まだいたんですかぁ!!」
「えぇ敵が逃げたら地獄の果てまで追いかけて必ず殺せが逢魔のモットーよ」
アンティリーネの言葉にリアス眷属は一夏を見るが全力で首を横で振り否定するのであったが割とハルトがやらかしてる事が事なので否定しきれてなかった
「それと…そのベルトを使って無様を晒した事が許せないのよ」
『ready?』
「そうですね私も試作品を利用したのにあのような姿を見せた事が気に入りませんので」
と唯一が話すと同時に亜空間から飛び出して来たのはダークカブトゼクターである
「それと責任取って私の手で倒しますよ」
ゼクターを手に取り構える腰にはあのベルトがそれぞれの待機音と共に
「「変身」」
『FIST ON』
『HENSHIN』
同時に二人の体に装甲が展開されていくと方やイクサ・バーストモード
「その命、神に返しなさい」
にもう一人は重厚な装甲に黄色の複眼を持つ戦士
黒い太陽 仮面ライダーダークカブト・マスクドフォーム 現る!
「it's showtime!…今更ながらハウンドさんに言ってもらう方が良いような気がして来ましたよ」
「おやおやぁ!何ですかぁ!そんなズングリムックリな鎧で俺っちに着いてこれると思ってんのかよぉ!!」
と再加速するフリードであるがイクサの複眼はあのクロックアップを追い切れる程の高性能品だ それを使うのはアンティリーネとなれば目で追えるのであった
「待ちなさいな」
「え、ちょっ!はぁ!!」
連射攻撃に思わずフリードは剣を盾にしてガードするが
「跪きなさい」
と只管連射を続けると背後から現れたケルベロスがイクサに襲い掛かる
「危ない!」
「任せましたよ」
「えぇ任されましたよ、銀狼さん」
『はいはーい』
「よろしくお願いします」
『了解、んじゃ点は用意したからリズム良くいこう』
変身前につけていたコンタクト型の網膜投影ディスプレイにより送信された情報はあの化け物のとあるポイント、それをダークカブトはリズム良く数カ所に本家カブトよろしくの拳打を打ち込むだけだった
「ダメだ全然効いてないじゃん!」
一誠が頭を抱えるがダークカブトは冷静に
「ではありませんよ…お前はもう死んでいます」
そう宣言するとケルベロスは白目を剥いて地面に倒れ伏したのである
「え、何でええええ!!」
これが木原唯一が持つ格闘技、血管に気泡を発生させることで脳卒中などを起こし対象を内側から殺す殺人拳法 本来は対人戦の技だが
「ノッキングでしたっけ?ハルトさんの技ですが盗んで応用させて頂きましたよ」
「あら凄いじゃないの」
「ですが流石に私だけでは巨大生物のツボを見つけるのは至難の業ですから」
『私がサポートした訳』
「あら銀狼、随分面白そうな玩具を使ってるじゃない」
『まぁ本当なら私も行きたかったから、これくらいは許して』
「当然よ、けどインパクトノッキングまで模倣するとはねぇ」
インパクトノッキング 大型の獣を無傷で捕獲する技術 それは拳打を合わせる事で更なる威力を発揮する
「それで次の出し物は何でしょうコカビエル?この余興は私達をもてなすものですよね?それなら残念です…私達は退屈なのですよ」
それは強者の余裕 王の伴侶 その名は伊達ではないのだと示すように
「慌てるな出し物は大量にある、じっくり楽しんでくれ」
とコカビエルが指を鳴らすと手勢のはぐれ悪魔祓い達がズラッと並んだのである
「雑魚が何人出てこようと…」
ダークカブトの軽口など知らないとばかりに全員が取り出したのはUSBメモリー…ではない
「ガイアメモリ!?」
「しかもゴールドかよ!」
一夏の驚く声に合わせてガイアウィスパーが鳴り響く
『taboo』
同時に体にメモリを差し込むと はぐれ悪魔祓い全員が それぞれ思う禁忌の姿へと化身する
人型もあれば異形の巨人 犬など数えればキリがない
「タブーメモリ…それもこの数を量産してるという事は…」
「黒幕はネオタイムジャッカーかしら?」
「あぁ確かそう言った名前だったか?まぁ良い、この力で貴様等を血祭りにあげるだけだ!いけ!!」
その掛け声と同時にタブードーパントの軍勢が襲いかかってくるが
「仕方ありませんねぇ、アンティリーネはそのまま抑えておいてくださいね」
「はいはい」
「っ!皆伏せて!」
それと同時にベルトのゼクターの角を傾けると上半身の装甲が少し浮き上がる まるで体についた重しを外すかのように力を解放する
「キャストオフ」
『CAST OFF』
同時にパージされた装甲は高速で四方八方に飛散、一夏の指示に従った面々は直ぐに伏せた為何とか無傷であったが
「くっ!」「ちょっ!俺味方なのに!!」
回避にワンテンポ遅れたゼノヴィアと一誠は装甲をモロに受けてしまったのである、哀れ
そのままパージされた装甲の中からは黒を基調とした装甲に基盤を思わせるようなラインと押し上げられた角が頭部に装着される それはさながら蛹が羽化して成虫となったかのような姿
『change beetle!!』
電子音声が告げた その姿
仮面ライダーダークカブト・ライダーフォームである
「姿を変えた程度でこの群れに勝てると思っているのか?」
「えぇ余裕です……クロックアップ」
『CLOCK UP』
それと同時にダークカブト以外の世界は遅くなる
クロックアップしたライダーフォームは人間を遥かに超えた速度で活動出来るのだ
「このままコカビエルを倒しても良いのですが、それではロマンに欠けますね…では」
すれ違い様にタブードーパント二体へ必殺拳法を叩き込むと
「そして時は動き出す」
『いや時は止まってないから』
銀狼のツッコミと同時に
『CLOCK OVER』
周りの時間が正常に戻ると巨大型のタブードーパント二体がケルベロスと同じように急所を突かれて即死していたのである
「何だと!!」
「さて…残りは一夏さん任せましたよ」
「俺に投げた!?」
「そもそもこの土地の問題は貴方達の担当ですよ?」
「いやそれ言われたら…わかりましたよ!行きます!」
『スチームホッパー!!』
一夏もガッチャードに変身したのだが
「さて、そろそろかパルパー?」
「えぇ…よし完成したぞ、さぁ行けフリード」
「待ってましたぁ!!」
イクサの弾幕を抜けたフリードへ投げ渡されたのは
「アレは…まさか!エクスカリバーを融合させたのか!」
「そうじゃ、まぁ完成品には程遠いがの…じゃがお主達を倒せばその先にある異世界のエクスカリバー、それを頂く そうすればこのような棒切れや聖剣使いなど不要だ」
「何?」
「あぁ知らんかったのか実はなー
そこから話されるのは聖剣計画の真実
それは聖剣使いになるには素質とも言える因子が必要な事
集めた検体にはその因子があったが一人一人が微弱で扱えなかった事
その為に
「検体を殺して因子を凝縮させたのだよ、しかし教会の連中め儂を追放しておきながらもキチンと実験データは転用してると見た」
その言葉にゼノヴィアが唖然とした、それ即ちイリナのような聖剣使いに祝福として埋め込まれたのは教会の闇として消された子供達の屍で出来ているものだと言う事に
「そんな……」
だが、そんなパルパーの言葉に堪忍袋の尾が切れた人物がここに一人現れた
「では不要な貴方はここで消えなさい」
突如 聞こえた声は凛とし 戦場に響く
ーモルゴースー
その一言から告げられた黒い濁流はパルパーを飲み込みかけたがコカビエルは間一髪で救助、しかしその片腕は飲み込まれてしまったのだ
「ぐ……」
「何じゃ、ありゃあ!!」
「何者!」
その目線を向けた先には露出の高いドレスを纏う白髪の人形のような美女 こんな状況なのにその姿を見て鼻の下を伸ばせる一誠には度胸があると思うが、その視線を感じたからかオカ研方面に攻撃魔法を撃ち込むのであった
「ちょっ!貴女は味方じゃないの!」
「そこのトカゲが私を卑猥な目で見たのです本来なら両目を抉り出す所をそれで許したのです。それとそのような目で私を見て良いのは我が夫のみと心得なさい」
「いやぁ本当にマスターも罪な男だよね〜」
「しかし貴女のようなのを伴侶と見ているのですから女を見る目がないとも言えます」
「それ自分も見る目ないって言ってるようなものだよモルガン?」
「…………」
その言葉にコカビエルが驚愕の表情を浮かべ
「も、モルガンだと!貴様があのブリテンを滅ぼしアーサー王と円卓を終わりに導いた忌々しい魔女だと言うのか!
「ほぉマーリンの言う通り私達の事を知っているようですね如何にも我が名は妖精妃モルガン、貴方達が我が物顔で振り回す自称エクスカリバーの関係者です」
「モルガン珍しく怒ってるね…まぁ何せ私達の大事なものを思い出を壊しただけでなくあんな風に貶したんだ君達…覚悟は出来てるんだよね?」
マーリンが珍しく不快の感情を相手に向けた事にモルガンは内心で驚く
「貴女が人を思うようなセリフを言う日が来ようとは」
「マスターの影響かな」
「でしょうね」
まぁ自分からすれば興味はと言えば
「私達の世界のエクスカリバーと貰うと言いましたが、アレはタダの人間には扱えませんよ」
「そもそもエクスカリバーを使う事を許されているのは 世界で只一人だけだよ」
とだけ言うと展開した玉座に腰掛け
「どうしましたか?ほら見せてみなさいな、そのエクスカリバーを借りる紛い物の力を」
モルガンが悪い笑みを浮かべて煽ると
「カッチーン!やっぱりあの女どもは俺が切り刻んでやるぜぇ!」
「それはそれは…しかし」
「その聖剣の名を語るなら黙ってない人がいるよ?ねぇ
アーサー?」
マーリンとモルガンはある意味で一番の被害者を呼ぶのであった
それと同時に光厳な魔力の奔流と共にそれは現れる
そこには金髪碧眼、騎士甲冑を纏う少年にも少女のようにも見える幼い騎士が立つ、マーリンはその姿を見て自分のよく知る王の並行同位体の隣に立つのであった
「マーリン、此処ですか?」
「えぇそうですとも」
「我が騎士に託し湖の妖精に返却させた聖剣を掠奪し我が物で使い破損させた世界とやらは?」
その姿を見て誰かを瞬時に理解したのはパルパーというのが何とまぁ
「あ、貴方は…もしやアーサー王!!」
その言葉にざわつく面々であるが
「別世界のとつきますが…如何にも私がブリテンの騎士王 アーサー・ペンドラゴン、貴方達が私の聖剣の名を借り悪逆非道を為してると聞き『
とアーサー王はエクスカリバーをもう一つの鞘である風で隠した刃を構えたのである その光景はパルパーからすれば悲嘆でしかない
何せ抜粋すれば 王の聖剣を騙る聖剣で悪事をなす者を王が倒しにきた
そんなありきたりな英雄譚の悪役でしか己の事実に絶望するパルパーである
「何かアヴァロンに変なルビが…いや気のせいか…」
「へぇ…こりゃ良い!アンタを切れば俺っちのが強いって訳だ!!」
「待てフリード早まるな!あの見えない聖剣が本物のエクスカリバーなら破片を束ねただけの力では!本物のアーサー王に勝てない!」
「アレがアーサー王な訳あるかぁ!!」
パルパーの静止も間に合わずフリードの肉薄はアルトリアの直感スキルによる未来視でハッキリと見えていた 本人の加速、擬態の聖剣による刀身の分裂までハッキリと
「っ」
本人はさながら舞うような動きで分裂刀身を回避する
「ちっ!!」
「これだけですか?」
回避してフリードの背後に立つとカウンターとばかりに剣での斬り合いへと発展する
「んじゃアッチはアーサー王に任せますか」
とダークカブトとイクサは改めてタブードーパントの群れへと目線が動くと
「さーて…遊ぶか」
最早 敵ではなくサンドバッグな認識に一夏と秋羅は思わず
「さ、流石はハルト王の伴侶…この状況に臆してない…」
「いやぁ千冬姉もだけど全員ハル兄といるからピンチのハードルが滅茶苦茶高いだけなんだよね」
「そうだったな」
「何で俺見てんだよ」
呆れた口調で答える一夏だが、流石にタブードーパントの大軍は脅威と見た面々も戦おうとするが
「あ、下がっててください邪魔なだけなので」
「そうね雑魚達は大人しくしてなさいな」
唯一達は突き放すように言うと
「そ、そんな事…」
「面倒ですが貴女達に死なれた困るのですよ…まぁ政治ですね」
「けど俺達だってアンタ達との訓練で」
「え?まさかアレが逢魔での最高レベルの訓練とでも思ってるのですか?」
「アレが我々の最高レベルで実力もアレ相応だと思ったのなら心外だな」
唯一が嘲るように肩を震わせるが流石に仕事の場面なので楽しみは後にしようと思っていたが
突如 演奏しながら現れたのはアウトサイダーズの一人 ネガ音也
その登場は嘗て組手でプロトイクサになった彼にボコボコにされた事から一誠は忌々しいと言う目で見ていた ぶっちゃけ逆恨みである
「あらネガ音也じゃない」
「お久しぶりです麗しき魔王の伴侶達よ」
「となるとハルトも来るのかしら?」
その言葉にグレモリー達は希望をコカビエルはトラウマをほじられたからか絶望していた
「さぁ?まぁあの魔王と浅倉なら来るだろうな、そう言えば」
と目線を逸らすと突如 結界をぶち破り現れた仮面ライダーバッファがタブードーパントの群れに突撃するのであった
「らぁ!!」
レイジングフォームでの攻撃に困惑しているがそもそもタブードーパントはその個体差故に連携に難がある そもそも高性能なゴールドメモリであっても使い熟すには本人とメモリの相性が影響する傾向にある
まぁ早い話 強いメモリ持ってるから強いのではない その個性や使い方で弱いメモリも化ける
ジーンやダミー、パズルなど弱そうなメモリでも使い方では化けるのがガイアメモリの恐ろしい所である
そんな事も分からないからタブー達はレイジングソードで切られまくる…そしてエネルギーが簡単にMAXまで行くのだ
「これで!」
『TAKE OFF complete!jet&cannon!!』
コマンドフォーム・ジェットモードで飛翔しながら戦っている姿を見て
「バッファって事は道永さん!?」
「此処来る途中に声をかけた彼奴も流石に街が滅びるのは良くないとさ」
「報酬は?」
「かなり高かった…何せリーガルマンモス一頭分だ」
「高っ!!」
「それと朗報だ魔王が手勢を率いてやってくるぞ」
「それ朗報じゃねぇよ!!」
「は…早く片付けないと被害が学園で済まなくなりましたね」
「えぇ…ふふふ楽しくなってきたわね」
「となりますと、一旦失礼しますよ」
「あら唯一?」
この街の壊滅までのカウントダウンが始まる!
「取り敢えずは魔王の戦場に相応しくない奴を排除するか…行くぞ、コウモリ」
「良いだろう、ガブリ!」
キバットII世が噛みつき魔皇力を流し込む ステンドグラスの模様が頬に現れると腰につけたベルトにキバットⅡ世を取り付け
「変身」
ダークキバへと変身したのである
「何だよその鎧は!!」
一誠からしたらアンティリーネと同じイクサなのかと思ったら別の姿で驚きでしかないと
「これは俺の本気だ」
「んじゃあの時のは「アレが本気だと思ったのか?あんなの遊びに決まってるだろ?」っ!テメェ!!」
「辞めなさい一誠」
「ですが部長」
「噛み付く相手を間違えない事よ」
「そう言う事だ赤トカゲ」
正論だと納得する一誠だがダークキバの姿に歯噛みするのであった
「さぁお仕置きの時間だ、かかってこいよコカビエル」
「良いだろう貴様等アウトサイダーズには借りがあるのでな!!」
「何か貸したか?」
ダークキバvsコカビエル 開幕!!
その頃 結界の外で警備していたシトリー眷属達に招かれざる客が現れたのである
「やっと鬱陶しい護衛が離れてくれましたね初めましてシトリーにフェニックスのご令嬢よ」
「貴方は…」
「おっと失礼、私の名前は「クジョー」おや?」
「よぉ久しぶりだな」
転移魔法でブラリと現れたハルトにクジョーは忌々しそうに吐き捨てた
「な、何故貴様が此処に」
「生憎、この街には仲間達の目があるんだよ科学にも魔法にもな」
「成る程、電子世界の狩人 銀狼と高位付与術師…緋色の絶望ことアイリーン・ベルセリオンですか、本当に貴方は予期せぬ強者を引き寄せますね」
「お前みたいなのは勘弁願いたいがな」
「私もですよ」
「まぁ、その失敗作の模造品を作らないとダメなのは何処の組織なんだろうか?」
「ハルトさん…」
「此処は俺に任せなソーナちゃん」
「馴れ馴れしいなアンタ何者なんだよ!」
「匙!!」
「へ?…あ、そうかそうか自己紹介が遅れたか…俺は常葉ハルト、逢魔王国の王だ宜しくな童」
「え…うそおおお!!この人が織斑の義兄!?」
「細かい話は後、ほら逃げた逃げた」
「はい、お願いします!」
とソーナは眷属を連れて逃げるのであったが
「成る程ね…コカビエルがグレモリー、シトリーは自分で分担して狙ってきたかそりゃターゲットがノーガードなら狙うか」
「驚きましたよ、まさか貴方自ら動くなど」
「一応は義妹候補な訳だからな助けないと悲しむ人がいるんだよ」
「てっきりH10シリーズの襲撃に怯えていたと思ってましたが」
「あぁ、それなら…おっと報告が」
コムリンクを開くと立体映像でトルーパーが敬礼した
【陛下…救出作戦成功です、H10の兄弟は全員助かりました】
「っ!」
「であるか」
【このままリュートへ移動します】
「頼んだ……さてお前の企みは潰えたな?まぁ失敗作の制御装置で暴走させてるような連中だから当然か」
『そもそもこのバカを機械で制御しようなんて考えるからダメなのだよ!』
『残念だったなネオタイムジャッカー!このバカは遺伝子レベルでブレーキの壊れたロケットなんだよ!』
『だからあのカミーノアンでさえハルトのクローンを作らねぇんだ!何するか分からねぇから!』
「おいテメェ等、有る事無い事吹くんじゃねぇ」
と煽る面々に不快な顔をするクジョーだが更に煽るようにオーロラカーテンを超えて現れたのが件のH10であった
「っと…オリジナル、俺の兄弟は助かったありがとう」
「気にするな…んで?そこにいるお前たちを苦しめた諸悪の根源を締め上げるか?」
「そうだね…思い切りやらないと気が済まない」
「このエラー品風情が…不良品は排除しないとな」
『ジュウガ』
「本当の不良品が何方か思い知れ」
『GUMI!BITE GUMI BITE GUMI BITE GUMI!』
互いに変身の時を待つと そのまま
「「変身!!」」
『仮面ライダージュウガ!go over!』
『sparking GUMI yummy』
ジュウガ、ビターガヴに変身した両者は徒手、片方は腹から剣を取り出して構えると同時に両者は駆け出して取っ組み合うと
「オリジナル、借りは返す」
「そうかい、んじゃ任せた」
ハルトからすれば直接叩きのめしたいが今回はビターガヴに譲る事にした どーせコカビエル倒したら直ぐに此奴は逃げるだろうと思って
「カッコつけた所残念ですがガヴライダーのスペックは低いのですよ、それでジュウガに勝てると思わない事ですね!」
「カタログスペックなんて飾り…後は使い方次第さ!」
ビターガヴは剣に スパーキンググミとザクザクチップスと
「試しにやってみるか」
取り出したのは唯一から貰った黒いチョコドンこと チョコルドゴチゾウである
それを剣に取り込ませると禍々しいオーラを纏った剣はエネルギー斬撃を飛ばすだけでジュウガを吹き飛ばすのである
「うわぁ流石、魔王のゴチゾウ」
「な、何だと…」
「あ、今俺の変身に使ってるゴチゾウは全部オリジナルの生まれなんだよ」
「そんな事が…」
「多分だけどオリジナルのグルメ細胞がゴチゾウに影響を与えたんじゃない?」
実際 食べれば食べる程強くなるグルメ細胞の性質を考えればゴチゾウの強化も想定内であろうと
「おのれ魔王!何故その才能をモルモット時代に発揮せんのだ!!」
「そんなの知らないよ」
ビターガヴは自分達を弄んだ諸悪の根源に怒りをぶつけるのであったが
それを遠目で見ていたのは唯一である
「さぁ頑張ってくださいね、ビターガヴ…私のロマンの為に」
その手にはまるで恐竜の頭部を模したような銃型アイテムが握られていたのである
予告
戦いは各所で激化する中 ついにコカビエルの元に魔王が現れた
「よぉ久しぶりだなコカビエル」
「待っていたぞ魔王!ここで貴様の息の根を止めてくれる!」
「どの口が言ってんだか」
相対した後に現れた白亜の鎧と宿りし者 二天龍が相見えた時
「久しぶりにドラゴン食べるかな?」
『『ぎゃああああ!!』』
トラウマが蘇る
次回 聖剣事件決着 お楽しみに!