無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

320 / 414
三大勢力 和平会談

 

 

 

前回のあらすじ

 

何やかんやで和平会談に参加する事になったハルトであったが気乗りしないまま 千冬と一緒に一夏との授業参観に出るのであった

 

 

「へぇ…授業参観って以外とラフな感じの人もいるんだな」

 

 

「そうだな少しスーツが浮いてる気もするが…」

 

 

「そうか?スーツも似合ってるよ千冬」

 

 

「お前もな…これが馬子にも衣装か」

 

 

「そんな褒めるなよ〜」

 

 

「はぁ…お前はめでたい奴だな」

 

 

「おうよ最高の嫁が隣にいるからな」

 

 

「っ!!」

 

 

と2人でイチャつきながら移動する中 校門の影から見てる人影が2人

 

 

「ねぇ…キャロりん」

 

 

「何だ?」

 

 

「あの2人…手を繋いでるよね?よね?」

 

 

「そうか…やはり白昼夢でも幻覚でもなく……やはりそうか…よし殺そう!」

 

 

「以下同文!!」

 

 

 

「お待ちくださいキャロル妃、束妃!落ち着いてください!!」

 

 

「離せ!一夏を出汁に2人きりを演出する千冬め許せん何てあざとい!」

 

 

「ちーちゃん…策士だけど束さんの演算能力からは逃れられないよ!コレがアークの結論だぁ!」

 

 

「はいはーい皆、帰りましょうね」

 

「流石にコレはドン引き」

 

 

「離せ錫音、銀狼!オレ達はぁ!!」

 

 

「アンティリーネ押さえといて」

 

 

「えぇ任せなさいな」

 

 

「はーい転移するよー!」

 

 

と転移した面々が背後にあったが

 

 

「何してんだ皆?」

 

 

「気にするな行くぞハルト」

 

 

「おう」

 

 

ハルトが朗らかに答えると護衛よろしくとハンドサインを鏡に出す

 

 

【分かったぁ!】

 

 

とばかりに頷くギガゼール達がいたのであるが

 

 

【生徒食べて良い?】

 

 

それはダメとサインで答えるが…ふと思い出して

 

 

【怪しそうな奴は許す】

 

 

とサインを出して答えたのであった、おい辞めろ

 

 

 

「流石にリアル怪人を護衛に連れてく訳にも行かないからな……あーしまったガルメとか適任じゃん」

 

 

今現在、ガーランドの魔法石採掘施設で不穏分子の魔人族を見張る役目についているガルメを思い出していたが

 

 

「透明ならアヒルメギドやカリュブディス、バイオグリーザも出来るな…今すぐにでも「ハルト、何をしている?」あ、ごめん今行くよー!」

 

 

と明るく千冬と歩くと

 

 

「久しぶりに2人きりだな」

 

 

「そうだなぁ最近は俺が忙しくて迷惑かけてばっかりだったし前みたいにちゃんと時間は作るよ」

 

 

「そうか楽しみにしているぞ」

 

 

「あぁ期待してくれよ」

 

 

と2人で一夏の授業参観に来たのだが

 

 

「え?誰あの2人…」

 

 

「若っ!誰の家族なんだろう?」

 

 

と話している中 一夏が目線を此方に向け

 

 

「(何できたのさ?)」

 

 

「(弟の頑張りを見に来たのだ)」

 

 

「(という訳)」

 

 

クソッ!と一夏は内心で悪態をつく、しかも授業は英語と来た苦手なんだよなぁ

 

 

「他の言葉なら分かるのに(錬金術で使うから)」

 

 

「おい」

 

 

 

身構えていたが何故か一夏達の前に置かれたのは…紙粘土である

 

 

「は?紙粘土?」

 

 

「言葉にせずとも形にするのも一つの英語…ではlets try!!」

 

 

と先生がとんでもない問題を提起してきたのだ

 

 

「は?」

 

 

「(そんな英語あるかぁ!)」

 

 

と一夏はツッコミを入れるが

 

 

「ほぉ…こう言う授業もあるのか……ならば仮面ライダーのシステム音声でリスニングするのも英語の勉強か?」

 

 

「学ぶなバカ夫」

 

 

「いや俺は前にゼロワンドライバーの英語を翻訳する事で英語を学んだから学び方は人によるだろう、昔は日本語しかダメだった俺も、グロンギ、オーバーロード、ジャマト等等多彩な言語を使えるようになった」

 

 

「世界一般の言語も覚えろ、それとお前のは特殊だと知れ」

 

 

後のやり取りを一夏はやれやれと流し、どうしたものかと考えていると何を作るか数秒考えて手を動かした結果

 

 

「出来たホッパー1とスチームライナー」

 

 

「俺もだ…マッハウィール完成だ」

 

 

とモデル通りに完成した姿に おぉ、と感心する中 

 

 

 

「何か粘土余ったな…うーん………あ!確か…」

 

 

と一夏が創り出したのは以前、銀狼が勧めてくれプレイしたホラゲーに出てきた 

 

 

磔にされている下半身のない犬の玩具が小さな玩具に内部から侵食されて暴れ出そうとするシーンを作ったのだが

 

 

「織斑君……何か辛い事があるなら先生に相談してくださいね」

 

 

「織斑君…その……」

 

 

「え?アレ?皆知らないの?ドッグデ○?」

 

 

不気味なビジュアルの所為で先生と周囲の生徒から心配されたという…

 

因みに千冬は

 

 

「一夏の奴…何している」

 

 

「あぁ銀狼が貸してたホラゲーに出た奴だな、因みに俺も遊んだが……流石に玩具をプレス機で潰したりするのは流石に心に来た…」

 

 

「取り敢えず銀狼には説教が必要だな」

 

 

「つか一夏の奴、何てシーンをピックアップしてんだ」

 

 

『あぁ、あの手のはヤクヅキのいる監獄に行けば見られるぞ?』

 

 

「え、何それ俺知らない…いや待てよ夏の肝試しを逢魔の監獄でやれば…」

 

 

「よせ参加者のメンタルが持たない」

 

 

「ヤクヅキだもんなぁ、人を恐怖させて悲鳴を上げるのが生きがいな奴だし…いや適任か?」

 

 

と話していたがハルトも

 

 

「すまないが俺にも紙粘土を一つ」

 

 

「おいバカ、辞めろ」

 

 

「俺はクウガを作るぞ、あの御姿は俺の魂にしっかり刻み込まれているからな見なくとも簡単な事だ…がもう少し待てトライチェイサーとゴウラムも作るから「辞めろ」はーい、これで妥協…したくないなぁ…」

 

 

だが一夏のより一誠の作ったリアス像に目が向いたのは 何か解せぬという顔をしていたのは言うまでもない

 

 

「一夏のより人気で何か不満」

 

 

「じゃないよハル兄、千冬姉も何してんの!」

 

 

「いや俺はお前のメンタルが心配だよ!!」

 

 

と一夏がハルトと千冬に近づくと

 

 

「え!あの人達が織斑君の!」

 

 

「俺の姉と義兄ですよ」

 

 

そうなんだぁ!と驚く面々であるが千冬を見て鼻の下を伸ばすガキどもに

 

 

「あ?」

 

 

「ハル兄、ステイステイ…」

 

 

「俺は馬か」

 

 

「馬鹿ではあるがな」

 

 

「えら千冬酷い……なぁ一夏、お前のクラスメイトをターゲットにしたゲゲルやらせても良い?」

 

『相棒、それはジャラジがやってた奴な』

 

 

「………はっ!いけないいけない、このままだとマジギレした推しに殴られる所だった…いやそれは本望……うーむ悩ましい」

 

 

「しかし、まさか本当に来るなんて」

 

 

「コレはお前が隠しておくのが悪い、それにだ此処では教師以前に一個人として来ている、姉として弟の成長は確かめねばならないだろう…ただまさか英語の授業で紙粘土が出てくるのは予想外だったがな」

 

 

「そうだな…粘土があればゴウラム装備も再現出来たのに」

 

 

「ははは!けどハル兄、紙粘土の白で作るならグローイングフォームの方が良かったんじゃないの?」

 

 

「……………そうじゃん」

 

 

一夏に言われ思わず手に持っていたデザインナイフが落ちてしまう

 

 

「危な!!…ハル兄?」

 

 

「そうだ何故……何故俺は白という素材の味を無視してマイティフォームを作ろうとしたんだぁ!!くそっ!その通りだよグローイングフォームなら…あぁ時が戻るなら戻したい…ごめんなさい五代さん!!俺って奴ぁ…なんて事を…」

 

 

神が死んだと聞かされたゼノヴィアも思わずドン引きする程のショックを受けているハルトだが

 

 

「落ち着けハルト」

 

 

「だ、だが千冬…俺はファンでありながら推しの良さを活かそうとも考えなかった残念ファンなんだ…あぁダメだ闇堕ちする」

 

 

「安心しろお前は既にダークサイドに堕ちてる」

 

『お前は常時ブラックアイだろうが』

 

 

「しかしやっちまったぁ…」

 

 

「一夏」

 

 

「ごめん千冬姉、やらかした」

 

 

「気にするな、バカ夫のメンタルケアも私の仕事だからな」

 

 

「後…お願いだからハル兄の手綱は必ず握っててね爆発したら大変だから!」

 

 

「お前も爆破させたぞ?一夏?」

 

 

「今のなんて可愛いものだよ…ハル兄がマジギレしたらさアカツキさんが胃薬をジョッキで飲む事になる」

 

 

「取り敢えず自制するようにはするから任せておけ」

 

 

「何で俺が来るだけでそんなに心配するかなぁ!」

 

 

「日頃の行いだ馬鹿者」

 

 

「あんまりだよ…」

 

 

とハルト達が授業参観をしている時

 

 

 

リュートにいた唯一は与えられた研究室の椅子に深く腰をかけ溜息を吐き天井を見て、ふと思った

 

 

「そうだナツキさんの体内にグラニュート器官を移植しよう」

 

 

 

「ちょっと待て唯一!」

 

 

「どうされましたカレン?」

 

 

「いや主の友人である彼を改造手術しようと」

 

 

「嫌だなぁ冗談ですよ冗談…ですがアナザーヴァレンになれるという事は彼の体内にもグラニュート器官が…」

 

 

「取り敢えず良からぬ事は考えない方がよろしいかと…先日の聖剣事件での量産イクサ強奪もありますからね」

 

 

「はーい分かりましたよ……しかし木原的には銀狼が遊んでいました、人をおもちゃに加工するホラーゲームをリアルにしたいと「辞めなさい」え…」

 

 

「え!ではありません!」

 

 

「ベアトリスまで……あれ?お二人は今日ハルトさんの護衛に行く予定では?」

 

 

「「…………」」

 

 

「忘れてましたね」

 

 

「大変だ…行きますよベアトリス!」

 

「はい!!」

 

 

と慌てて出た2人を気をつけてと見送ると

 

 

 

「しかしハルトさんが又貸ししているアナザーウォッチを長い時間使っているのですから彼にだって何か異変が起きててもおかしくないのですがね、それこそ」

 

 

唯一はそう呟くと その背後から何か冷たい金属のようなものを突きつけられた

 

 

 

「そんな事はありえない私が彼に力を与えている内はな」

 

 

「はて、どちら様でしょうか?此処は関係者以外立ち入り禁止ですよ」

 

 

「関係者だとも君がモルモットにしようとした男のな」

 

 

「それはそれは…ですがそんな物騒なものは閉まった方が身の為ですよ貴女の目的が彼ならば此処で私に危害を加えると彼の首が閉まりますよ?幸いな事に此処のは録音機能までつけてますからね」

 

 

同じ録音一つ取っても 科学と魔法 違うカテゴリーで生み出されれば機能や細部も変わってくる それは背後にいるものの情報を完全にシャットダウン出来ない事を指す

 

 

「貴様が我が理解者に危害を加えんと誓うならな」

 

 

「時と場合によります、あの人がハルトの敵になるなら戦いますが違うなら加えませんよ、ですが一応、名前だけは聞いても?誰と約束したか分からないんじゃ意味がないでしょう?」

 

 

 

「………オティヌス」

 

 

 

「(オティヌス…確か北欧神話のオーディンを指す言葉ではありますが…この声音は女性のものですねブラフか本当かは後で検討しますか)」

 

 

「分かりましたよ」

 

 

「そうか違えるでないぞ」

 

 

そう言うとオティヌスと名乗る少女は転移したと同時に唯一は仕込んでいた監視カメラを起動するとその映像に映るのは

 

 

「何ですか、この痴女?」

 

 

露出過多な服装に槍、そして眼帯に魔女のような帽子の少女という新たな謎に頭を抱えるのであったが

 

 

「あの名前から考えると北欧…取り敢えず専門家の力を借りるとしますか」

 

 

そう思い唯一はロスヴァイセに声をかけるのであったが

 

 

「(しかし仮に本物の神様だったら何故彼の味方を?)」

 

 

と言う疑問を抱えていたが

 

 

その頃 ハルト達はと言うと何故か魔女コスをしているセラフォルーの撮影会を遠目で見て

 

 

「よし離れるぞ」

 

 

「勿論だ」

 

 

颯爽と他人のフリをして現場から離れたのである

 

 

そこで

 

 

「まさか授業参観ってコスプレOKなのかな?」

 

 

「いや違うぞ」

 

 

「そうだよなセラフォルー……何してんねん、それがOKなら俺もコスプレしてたぞ」

 

 

「……………」

 

 

「レジェンドライダーの皆様の衣装を着るんだ!」

 

 

「それならセーフだ」

 

 

「それならすぐに着替えよう…誰の服を着ようかな〜」

 

 

「此処で魔法を使うな馬鹿者」

 

 

「へい………ん?電話?もしもし……何だと…おう分かった」

 

 

と電話を切るとハルトはシリアスな顔をするがこのような場面ではだいたい悪ふざけをすると千冬は経験則で知っていた

 

 

 

「どうした?」

 

 

「唯一が…」

 

 

「また変な実験をしたのか」

 

 

「ナツキの味方を語る謎の人物に襲われたとの事だ」

 

 

「そうか………おい何だと?」

 

 

「けど警告されただけで唯一は無事だったよ」

 

 

「警告?」

 

 

「ナツキをモルモットにするなって」

 

 

「何を企んだ?」

 

 

「というよりリュートの警備システムを擦り抜けて唯一の研究室に入るなんて…凄い実力者って事だよ」

 

 

「そうだな」

 

 

「何処の勢力の回し者かは知らないがナツキの関係者という事は間違いなく修羅場が起きるな」

 

 

「血の海を見る事になる…取り敢えず実害はないから放置だけどナツキには話を聞かないとダメだな」

 

 

「そうだが戻らなくても大丈夫なのか?」

 

 

「念の為に本国から増援を向かわせているとカレンとベアトリスを向かわせてるよ…俺も会談後は暫くリュートにいないとね」

 

 

「分かった」

 

 

話していると匙がやって来てカメラマンを追い払うと

 

 

「えー!これが私の正装なんだよー!」

 

 

というセラフォルーが見えたので

 

 

「んじゃ俺も正装に「辞めろ」はい」

 

 

千冬に怒られながらも人がいなくなったので改めて話をする事となる

 

 

「セラフォルー…何してんの?」

 

 

「あ、ハルト!久しぶり!!」

 

 

「でもないがなセラフォルー」

 

 

「え!じゃあこの人が四大魔王の…」

 

 

「そうだよ!私はセラフォルー・レヴィアタン!よろしくね赤龍帝君!」

 

 

「は、はい!」

 

 

「因みに私とハルトは婚約してるから!」

 

 

「おぉ…」

 

 

「匙、騒がしいですよ何して……ね、姉様…」

 

 

ソーナはコスプレした姉を見て唖然としているとセラフォルーは目を輝かせてソーナに飛びつく

 

 

「あー!ソーナちゃん見ーーっけ!」

 

 

「あ、ちょっ!」

 

 

「いやぁソーナちゃんが堕天使に襲われたと聞いてね私、堕天使領に攻め込む所だったよー!」

 

 

「私は大丈夫ですから!!」

 

 

そんな恐ろしい事を言っているソーナであったがハルトは

 

 

「んだよセラフォルー、それなら俺に一声かけてくれれば直ぐに連れて行ったものを〜♪今から一緒にこれから一緒に!殴りに行こうか!!」

 

『おい落ち着け』

 

 

談笑している中

 

 

「姉さん離れてください!」

 

 

「そんな事言わないでよソーナちゃーん」

 

 

「……」

 

 

「どうしたハルト?」

 

 

「いや凄いシスコン拗らせてんなと思って」

 

 

「安心しろ、お前が仮面ライダーを推してる時に比べれば可愛いものだ」

 

 

「そこまでか…つか俺この光景になーんかデジャブが…」

 

 

「あぁアレだ束が箒といる「それだな」理解が早いな」

 

 

「セラフォルー、取り敢えず妹への抱擁は辞めた方が良いぞ俺達には外での立場もあるからな」

 

『その前にコスプレを咎めろ』

 

 

「その辺はハルトに言われても説得力ないよ」

 

 

「セラフォルー?少しお話ししようか?ヤベーヨ久しぶりにキレちまったよぉ」

 

 

『落ち着けダメだ、向こうの方が正論だ』

 

 

「そうかな?」

 

 

「取り敢えず離れてください姉さん!!…はぁ…はぁ……」

 

 

「会長…」

 

 

「何というか難儀だねソーナちゃん」

 

 

「あ…先日は申し訳ありません非常時とは言え、満足な挨拶出来ず」

 

 

「いやいやこの間の件は言いっこなしだよ俺も挨拶出来てなかったからね」

 

 

「はい、では改めまして暴走列車のような姉ですが末長くよろしくお願いします」

 

 

「ソーナちゃんは私の事をそう思ってたの!」

 

 

「此方こそ」

 

 

「済まないなウチの旦那は一輪車にロケットエンジン積んでるような男だがよろしく頼む」

 

 

「千冬?俺ってそんな認識なの!?」

 

 

「はい、この間ので見て理解しました」

 

 

ソーナの目には呆れ半分ではあるが此方への信頼も感じる…ふむ

 

 

「まぁアレだ何か俺に協力出来る事があれば言ってくれ力になるよ」

 

 

親戚となるならば多少はと思うと話していると

 

 

 

「おや?久しぶりだねハルト君」

 

 

「久しぶりだなサーゼクス、この間の式以来かな?」

 

 

朗らかに挨拶する中

 

 

「最初は君が今回の会談に出ないのが心配だったんだよ」

 

 

「お前達が真夜中にやるなんて言わなかったら良かったんだよ…俺の生活リズムは昼型だからな」

 

話しているが

 

 

「実際はあかねに言われたからだろう」

 

 

「まぁそうだけども正直今回のは罠と疑ってました、ごめんなさい」

 

 

「はは、まぁ君の気持ちは分かるよ僕も最初は同じように考えたからね…けど会談場所や事情も加味したら出ない訳にも行かないからさ」

 

 

「まぁ確かに三大勢力の関係場所は危ないから人間界でってのは分かるけどよ、そこで何で此処にするかね?」

 

 

「この場所はある種の特異点だと考えていてね、リアスや赤龍帝から始まり君達や各勢力の強者が動き、そこから我々の歴史が動いたようにも感じる…故にこの街での会談に漕ぎつけたという訳さ学園は僕が管理してるしね」

 

 

「あぁ、学園内は悪魔が外は俺達がって警備態勢も敷いてるから問題ねぇと」

 

 

「そう言う事だよ」

 

 

「そのお陰でこちとら大使館組から小言を言われたんだ、可能ならもっと早く言ってくれ」

 

 

「次はそうさせてもらうよ」

 

 

「あぁ」

 

 

と談笑している中 

 

 

「そう言えばフェニックスのご令嬢と君の義弟はどうかな?」

 

 

「アレはアレで年相応にしてるらしいですよ?」

 

 

「そうかそれは良かった」

 

 

「取り敢えずセラフォルーにTPOに合わせた服を着せないとダメですね」

 

 

「え!ハルトが着替えさせてくれるの!」

 

 

「千冬…GO!」

 

 

「任せておけ」

 

 

「え、ちょっ…あー!」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

そんな感じで授業参観を終えた後 ハルトは会談に向けての身支度を整えている

 

 

「はぁ……憂鬱だなぁ」

 

 

「ご安心をハルト様、今回は見届け人ですから」

 

 

「それにリュートの方も心配だよ」

 

 

「唯一ちゃんを襲ったのはオティヌスと言ったっけ?」

 

 

「ナツキ絡み、オーディンの別名と来れば…」

 

「以前にオーディンが話してたナツキのリバースを死に戻りなんて物騒な呪いに変えた張本人である可能性が高いという訳ですね」

 

 

「北欧由来の呪いとか言ってたしオーディンの話から見ても間違いないとなれば確実にナツキを狙いにくるから…よしナツキを生贄にしよう!」

 

『判断が早い!』

 

 

「安心しろ2号アナザー達はちゃんと回収してからにするよ」

 

『いや違うそうじゃない』

 

 

 

「いやその前にナツキって仲間じゃないじゃん」

 

『まだ言うか』

 

 

「言うともアレが二心を持つ限り、俺はアイツを心から信頼しない…えーと、こんな感じだ…こほん……俺を好きにならない奴は邪魔なんだよ」

 

 

『おい草加スマイル浮かべるな、政人が胃痛で倒れるぞ』

 

『本当にお前は…素直じゃないと言うか面倒臭いな』

 

 

「知ってるだろ、俺はそう言う男だ」

 

ハルトは軽口を叩くと扉を開く

 

 

「ハウンド、状況は?」

 

 

「はっ!今回の会談に当たりスマートブレイン社にて周囲の人払いを済ませてあります。それに合わせて襲撃を想定してショックトルーパーと我々親衛隊も」

 

 

「ありがとう、他には?」

 

 

「あかね様の親衛隊も前線に出ております」

 

 

「あぁ…彼等なら問題ないな」

 

 

「えぇ本当に」

 

 

談笑するハウンドとの中にウォズが入る

 

 

「我が魔王」

 

 

「あぁ待たせたな、そんで一夏達は?」

 

 

「別場所で待機中してますよ陛下の参戦に震えてますね」

 

 

「成る程、王としてに俺の姿に感動していると」

 

 

「いいえ癇癪起こして街が消し飛ばないか心配しています」

 

 

「アイツは俺が不発弾か何かと思っているのか」

 

 

「間違いないかと」

 

 

「失礼しちゃうぜ!俺は理由もなく暴れ足りなんてしないのに」

 

 

「それは日頃の行いですよ」

 

 

「おぉう…つか他の警備態勢は?」

 

 

「はっ!結界内部には各勢力の護衛もいますので我々は最小限の配置で済ませてあります」

 

 

「それは…大丈夫なのか?」

 

 

「陛下も怪人の護衛は連れてますよね?」

 

 

「まぁな…それにいざとなればテスタロッサ達を魂の回廊を通して呼ぶことも可能だ」

 

 

「容赦ないですね」

 

 

「何事も全力でが俺のモットーだからな」

 

 

「だとしても程々を覚えてください」

 

 

「善処しよう」

 

『何故だろうカケラも信用出来ん』

 

 

「では参りましょうか我が魔王」

 

 

「おう………それで唯一は?」

 

 

「念の為カレン嬢とベアトリス嬢は護衛も兼ねて待機してもらってます」

 

 

「OK、じゃあハウンドと親衛隊は結界の外を頼んだ」

 

 

「はい陛下、お任せを」

 

 

「んじゃ…行こうか あかね」

 

 

「うん」

 

 

ハルトがエスコートする形で会場に向かうと

 

 

「よ、逢魔の魔王」

 

 

「よぉアザゼル、この間ぶりだな」

 

 

「相変わらず良い女達を連れてるねぇ羨ましい事で」

 

 

「おいアザゼル、もし彼女達に何かしら危害を加えようってんなら「そんな意味で言ったと違うわ!」なら良い…」

 

 

「お久しぶりです魔王」

 

 

「ミカエル……」

 

 

「貴方には色々と尋ねたい事もあるのですが」

 

 

「異世界のアーサー王ならお怒りだったぜ?それとエクスカリバー目当てでこっちのモルガンやマーリンに手を出すなら問答無用で攻め込むぞ」

 

 

「おやおや…何故、私たちの心象が悪いのでしょう」

 

 

「暗殺者を差し向けたり俺達の関係者の物を使ったりしてればそうなるわ」

 

 

「おっとその辺の話は後にしてくれ」

 

 

「ん、サーゼクス達は参観以来か」

 

 

「あぁそうなるね」

 

「よろしくねー!」

 

 

「おう……なぁ今回の関係者で来てないのはこの土地の管理人だけか?」

 

 

「あぁ準備中だとよ」

 

 

「トップを待たせる末端とは良い趣味してるな…」

 

 

「ハルト、ダメだよそんな事言ったら」

 

 

「わかった…大人しく待つ事にする」

 

 

「ふふ良い子だね」

 

「アァ。俺は良い子であろう」

 

『どの口が言ってんだ?』

 

 

 

「流石あかね嬢ですね我々だと我が魔王は駄々こねたままですから」

 

 

「そんな事ないですよハルト、大人しくしようね」

 

 

「あかねが言うなら俺は大人しくするぜ!」

 

『おぉ…素直だ』

 

 

「んじゃお菓子食べて暇潰すか…スイーツ作りすぎたしゴチゾウを作るのも兼ねてと…あかねも食べよう」

 

 

「う、うん深夜にケーキって大丈夫かな?」

 

 

「あ〜それなら紅茶を用意するよ、量をセーブすれば大丈夫!」

 

 

「そ、そうだよね!」

 

 

「それか食没を覚えれば大丈夫」

 

 

「ん?」

 

 

「ジョークだよジョーク」

 

 

「成る程趣味と実益ですな我が魔王」

 

 

「ウォズも食べるか?」

 

 

「是非」

 

 

「おいおい俺達の分は「あげません!!」おい!」

 

 

「冗談だ、まぁ一応用意はしてある切り分けるか」

 

 

「それなら…グレイフィア」

 

 

「それは私が代わりに」

 

 

「んじゃお願い」

 

 

と暫く雑談混じりのティータイムをしているのだが

 

 

「うーむ」

 

『どうした相棒?』

 

 

「あぁ…アナザーガヴの力でアイスクリームを食べたらゴチゾウが生まれたんだよ何というか恐るべしガヴ」

 

『そういやぁ、この間H10が作ってたゴチゾウは?』

 

 

「あぁ何個か新しいのが生まれたから唯一の方に預けたよ、何かゴチゾウ研究が面白いんだって」

 

 

何かナツキ用にゴチゾウを作ってると聞いたが…

 

 

「まぁ大丈夫だろう」

 

 

「ふーん…」

 

 

「あかね?」

 

 

「別に…その…」

 

 

「OK、んじゃ今度の夏休みは船でクルーズとかどう?」

 

 

「良いの?」

 

 

「俺達用の船もあるしな」

 

 

「あぁフライングダッチマン号ですね…送られたオーディエンスも本当に良い趣味されてます潜水まで可能な船ですからね」

 

 

「帆船だけど、このトリトンの剣さえ使えば天候、風向き思いのままよ…あの船は向かい風なら世界最速だからな」

 

 

「それに」

 

 

ハルトは懐から取り出したのは オーディエンスに貰った 北を指さない変わりに持ち主が望むものを指すコンパスを取り出すと針は彼女を指し

 

 

「俺が望むのは、あかねの笑顔だから遠慮なく言ってよ」

 

 

「!!!」

 

 

あかねは赤面するとウォズはやれやれと肩を竦めるとアザゼルはニヤニヤし、ミカエルはおやおやと…んで

 

 

 

「むー…」

 

 

セラフォルーは頬を膨らませていたのはスルーして

 

 

「まぁん楽しみにしてくれ」

 

 

「うん、楽しみにしてるよハルト」

 

 

「イチャつくのも構いませんが我が魔王?」

 

 

「何?」

 

 

「グレモリー眷属の登場です」

 

 

ウォズがそう言うと扉がドン!と開いて件の関係者が現れたのであった

 

 

 

「良く来ました…ではコレから三大勢力の会談を始める、それに当たり今回の事件の関係者にしてこの会談が他勢力を刺激するものではないという証人として逢魔王国の代表にも参加して頂いている」

 

 

「ども」

 

 

 

「そして この場にいるものは禁則事項である神の不在を知っているものとする」

 

 

そして歴史が動いた

 

 

 

「(…この場面で神は私ダァ!って言ったらどうなるかな?)」

 

 

『おい不穏な事を考えるな』

 

 

「おいおい信用ないねぇ〜失礼しちゃうよ」

 

 

そして始まった聖剣事件の説明会

 

 

「今回の件は…」

 

 

「我々としては」

 

 

と話している中

 

 

「…………」

 

 

ハルトは腕を組みながら思考に更けていた

 

 

「(流石は我が魔王、この会議の重要性を正しく認識していらっしゃる…本当に成長なされた)」

 

 

ウォズは うんうんと頷きながら主人の成長に感動していたが

 

 

 

「(そうだ…明日の朝は和食にしよう)」

 

 

そんな事なかった

 

 

 

「しかし周りくどいよな素直に言えば良いのにな」

 

 

「組織には面子がありますからね、全員が全員我が魔王みたいには行きませんよ」

 

 

「ふーん…そう言うもんか」

 

 

と、会議が進んでいる中 聖剣事件の説明に入る

 

 

アザゼルからはコカビエルの暴走を咎められたが

 

 

「実際 それは逢魔国王には事前に報告していた」

 

 

と言われ目線が集まると

 

 

「あぁそれは本当だ、コカビエルの暴走は把握していた」

 

 

「でしたら何故我々に共有を?」

 

 

「ただ既に聖剣が盗まれた後にアザゼルから話を聞いたよ天使は別として悪魔、サーゼクス達には話を通しているよコカビエルの狙いがどうであれ警戒はすべきだからね」

 

 

「ま、お前がアウトサイダーズや四天王を動員してる辺り奴はそれだけ警戒するに越した事はなかった訳か」

 

 

「というより連中が暴れたいから場所を提供しただけなんだけどね〜」

 

 

「は?」

 

 

「うちの子達は血気盛んでさ〜相手がコカビエルなら楽しめるかなって派遣したんだけど…何というかまぁもう少し暴れさせたかったかな」

 

 

「我が魔王、辞めてください…街が消し飛びます」

 

 

「いやそこまでしないでしょ?」

 

 

「貴方は下についている者達の破壊力を自覚するのが賢明かと」

 

 

「「……」」

 

 

サーゼクスとセラフォルーは2人揃って首を縦に振る、彼等からすれば逢魔輸送船襲撃からの報復で嫌と言うほどアウトサイダーズ達の戦力を思い知らされているのだから

 

 

「此方としてもリュートや駒王町を始めとして警備や傭兵契約を受けている各勢力との関係もあるからね戦力や警戒はして当然だよ」

 

 

 

「ですがリュートでの厳戒態勢は解除すべきでは?大使館にいるものからも意見がありまして」

 

 

「コカビエル一派の残党がどう動くか分からなかったからね…それにリュートは中立都市と銘打っているから三大勢力の過激派連中からテロ攻撃の対象になる事も多くてね…此方で未然に防いでいるが本当に迷惑してるんだ」

 

 

「成る程…逢魔の王は俺達に仲良くやれと?」

 

 

「俺は別にお前達が喧嘩しようが関係ないが…逢魔の民や我等と盟約を交わし庇護を受ける者達に危害を加えるなら俺は誰であろうと牙を剥く、それが例え何処の誰であろうと、それが何処ぞの王であろうともな」

 

 

魔王覇気を合わせて発露し露悪的に笑う姿に合わせて影ながら護衛していた鏡の世界にいる眷属達は一様に膝をつき王へと敬意を示す 

 

 

 

「邪魔する者は皆殺しとは…その在り方、正に暴君ですね」

 

 

「暴君で何が悪い?敵にそう思われるだけで抑止足り得るだろう?それとも今この場で俺と遊ぶか?」

 

 

 

その姿に

 

 

「………」

 

 

「あかね嬢は初めて見ますかね、アレが王としてに顔を見せた我が魔王の姿です」

 

 

「あれが…」

 

 

 

アザゼルは

 

 

 

「成る程な、俺達はそれぞれ一度逢魔とぶつかりとんでもない損害を受けた同じ目に遭うのは二度とごめんだ そこでだ各勢力の長に提案だ俺は今この場で三大勢力の和平と同盟、そして逢魔王国との同盟を提案する」

 

 

 

ようやく本題が動いたようだとハルトは笑うのであったが

 

 

「おい待て俺を巻き込むな」

 

と苦い顔をするのであった

 

 

 

 






予告

過去を振り払い平和へと舵を切る それぞれの勢力の長達 しかしながら過去の恨み、過去の栄華に縋る者達な 会談の邪魔をする

「覚悟しなさい、セラフォルー…」

「そんな、カテレアちゃん…どうして!」


「どうしたもこうしたも…私からレヴィアタンの座を奪って…」



「下がってろセラフォルー…俺がやる」


「逢魔王国…貴様等が貴様等さえいなければ!!」


「まったく逆恨みも甚だしい…まぁ良い新しい力を試してみるか」

『ガヴ……ケーキング』


そして襲撃と聞くや否や

「ははは、流石は魔王だな」

「聞けば妖刀が持ち主を殺そうとしてるらしい」

「関係ない暴れられるなら大歓迎だ」


逢魔最高戦力が動き出す

次回 会談襲撃 お楽しみに!








  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。