大変お待たせしました!!
前回のあらすじ
三大勢力の和平会談を襲撃したカテレアを撃退したハルトだったが、突如 白龍皇が裏切るのであった
「おいヴァーリ …今のは本当なのか?」
アザゼルは驚愕のまま内通者か尋ねるとヴァーリは首を縦に振る
「俺は世界を滅ぼす要因にはなるとも言ったが?」
「アレで世界滅びるの?」
ハルトの脳裏での世界の終わりはディケイド1話のライダー大戦やジオウ最終回のような状況を言うのであるが
「………….」
アザゼルの内心 それは逢魔やハルトに喧嘩を売るなという事であった
「言ったな、だが俺は強い奴と戦えればそれで良い…何より自分の力が何処まで届くか知りたい先ずはアルビオンを倒した不可侵の魔王、君を倒す!」
「そうかい…それなら俺は」
アザゼルは育て親故か僅かに苦悩したが、直ぐに堕天使総督としての顔に戻る
「お前を「待ちな」魔王?」
「俺がやる下がってろ」
ハルトが止めたのである、それを見ていたウォズは珍しいものを見たという顔をする
「我が魔王が人を思い遣った…だと?息子のような存在を殺すのは忍びないだろうという事ですか!あの人にそんな人間らしい感情が残っていたというのですか!!」
「いや何処に驚いてるんですかウォズさん、いやまぁ俺もビックリしましたけど単純に自分がぶちのめすから邪魔するなでしょ?」
「そうだと思うよ?」
あかねは長い付き合いから理解していた、アレは自分の獲物を横取りされたから怒っているのだと
「よくもアランブラとホイップ兵を良くもやりやがったな!」
ーあの私死んでませんよ?ー
そんな声も聞こえたがスルーするとウォズ達が駆け寄ってきた
「我が魔王!」
「大丈夫だ、しかしまぁアレは何で俺に執着するかね?粘着するならライバルのドライグに向ければ良いのにさ何百年単位でも戦ってんだろ?」
「確かにそれも大事な目的だが、俺としては現役時代のアルビオン達を倒した君に興味があるんだよ」
「うわぁ…俺も面倒なのに粘着されたな…粘着するなら仮面ライダー関連の人達にしてくれよ…本当に」
額で手を隠して露骨に嫌がるハルトを見てウォズは
「若い身の上で我が魔王に喧嘩を売るのは辞めろと言ったのに…」
「ハル兄に喧嘩を売るのは自己責任が逢魔だからなぁ」
「あぁ……それで」
あかねの脳裏には喧嘩を売っただろうゴオマが逆さ吊りにされている光景が過ったのである
「それでも、この世界でも上位格に強い彼と戦いたいのは強き力を持つものとしては当たり前だろう?」
「当たり前じゃねぇよ」
「グロンギと同じレベルのバトルジャンキーと来ましたが…」
「つかカレラやダグバと違ってアレと真面目に戦う理由ないんだよなぁモチベ下がるぅ……あぁ喜びがない〜」
『ハチワレてる場合か』
『お前、オーディエンスからウサギ呼びされてるだろうが』
ハルトはテンションが下がりきっていた
「だーって、一回勝った奴と戦うとかつまらないじゃん!しかも楽しくなかった奴でとか、なんか弱いものイジメみたいじゃん!!再生怪人みたいに出て来るならまだしも人間に取り憑いてるじゃん!絶対弱体化してるじゃん!!」
「もうハルト…ダメだよちゃんと相手の話は最後まで聞こうよ、そうしたら今度デートしよ」
「いーじゃん!いーじゃん!スゲーじゃん!!」
『単純で助かるわ、本当に…』
と喜ぶハルトであるが
「真面目に取り合われないのは此処までイライラするとは思わなかったよ」
「まぁ我が魔王からしたら貴方を真面目に相手する理由がないですから」
「だーって真面目に戦いたいとか冗談でしょ俺が真面目に戦う相手達は既に決めている…そこにお前みたいなのが座れる席はない」
全力死力を尽くして戦うなんて仮面ライダー以外にあるものか怒りに任せて暴れる事はあっても所詮は戯れ、グロンギと同じだ遊べると資格があると判断したら相手するだけ
「それならその席に座るものを退ければ俺も資格はあるのかな?」
その言葉でハルトは 怒りのギアを一つ上げるが
「あの人達を退かせる?席を奪う?絶対に無いな、俺はその席を誰かに渡すつもりもない…それに良いのか?こんなに悠長に話してて」
こうしてる間にもゴルドドライブがアウトサイダーズや暇してる連中に声かけて此処に向かってるんだよなぁ……あ、何かエボルトが移動で使う赤いエフェクトが見えたような……気のせいだな…来るなら霧ワープとかするだろうし
「あぁ、まだお前は俺を見ていないからな此方を見てくれないと戦いは始められない」
「うわぁ……気持ち悪りい…」
『仮面ライダーもお前にサイン頼まれたり会って発狂してるの見る時 そう思ってるだろうな』
「は?俺はあんなん違うし、純粋なファンとしての愛だし彼処の戦う為に戦うみたいのと違うわ」
『本当、無自覚って残酷だな…』
「それなら君と俺との因縁を話せば少しは見てくれるかな?」
「まさかアルビオンの因縁を自分に重ねてるなら随分と頭がおめでたい奴だな」
『相手も年がら年中おめでたい頭のお前には言われたくないだろうな』
「ははは!こりゃ1本取られたぜ!……おい今誰が言った?」
『アナザーWだ』
「ほぉ…」
『ちょい待てえええ!』
と笑うが彼の発した言葉でそれは消える
「リゼヴィム・リヴァン・ルシファー」
その名前を聞いて逢魔組の殺意が全開となったハルトも笑うのを辞めると瞳孔が開き怒りの炎を燃え始める
「ははは………は?」
ミラーモンスター達は王の号令を待たず飛び出す
「待て」
カリュブディスもザルツドラを投げようとしているし、ソードオブワイズ達は辛うじて自制しているが恐らく暴れるのも時間の問題だ、そして何より自分を通して会話を聞いてる組は全員持ち場を離れて来ようとするほど
一言でそれを止めたが一番怒るのは彼である故に
「お前…あのジジイの関係者か」
「そう言う事だ…やっと見てくれたか改めて自己紹介といこう俺はヴァーリ ・ルシファー、先代 純血のルシファー家の者だ君にはアレの孫と言えば分かりやすいかな」
サーゼクス達は、ルシファーの直系と驚いていたが逢魔組からしたら怨嗟の対象でしかないが
「ははは、そうかそうか気にするな孫の貴様に祖父が犯した罪の責任を取れなどとは言わないよ」
ははは!と笑うハルトであるが逢魔にいる者全員が理解していた この人 マジギレしてると
「その代わりといっては何だが……ここで死ね」
瞬間、間合いを詰めたハルトの右手がヴァーリ の顔面を掴むとそのまま力任せにヴァーリ を地面に叩きつけたのである
逢魔や俺の名を借り異世界で好き放題暴れた、それだけに飽き足らずハルトの最愛を穢そうとした その罪は重い、待ってましたとばかりにミラーモンスターやハルト傘下の怪人達がソードオブワイズと同じように影から飛び出てヴァーリに襲い掛かっている…それをいなしているのは流石だが
「貴様が消しとばした没落レヴィアタンと同じでアレの名前を出したんだ楽に死ねると思うなよ俺達の世界にいる悪魔がどんなものか教えてやる」
とハルトが取り出すと現れた怪人達はバックステップして間合いを図る 王が戦いに選んだのは赤いメリケンサックとローラーが合わさったアイテム
「逃げられると思うなよ」
『BLACK OUT』
ハルトはライダーへの変身は出来ない ただナイトローグやブラットスターク、魔進チェイサーのように擬似的な戦士への変身は可能
しかしこれは別だ、怪人がアイテムを使いライダー擬きになるだけ 怪人の力を持つハルトだが、その怪人の自我などは持っていないので、これはただの見た目だけの真似事変身ごっこに過ぎない
だが十分 白のライバルが赤を望むならばコレが良い一方的な暴力とは何か教えてやる
メリケンサック型アイテムのローラーを持つとそのままローラーを回転 荘厳なクラシック音楽による待機音を響かせる中 周囲にハルトを塗り潰そうとする赤が溢れ出る そして自分の心臓目掛けてメリケンサックについたスタンプを押印すると血のような赤黒いオーラが装甲へと変化し偽りではない、だが本来とは異なる鮮血の仮面を被る
『Crimson up』
その姿はドライバーを無くし、返り血を浴びたようなジャックリバイス 悪魔単体で変身する
『クリムゾンベイル』
鮮血の悪魔 クリムゾンベイル 変身完了
「その姿は初めて見たよ」
「俺も始めて使ったよ折角だから赤にしてみたぞ?」
以外と馴染むのは ギフから生まれた悪魔であるベイルと、ギフの力を有する自分だからだろうな
「そんな力で俺に勝てるとでも」
「試運転には丁度良い」
「その余裕を直ぐに消してやる」
「出来るならやってみなよ、クソガキ」
その言葉と同時に両者の姿は消える、高速で跳躍し単純な拳打でのやり取り 最後はハルトがヴァーリ の手を掴みハンマー投げの要領で投げ飛ばし校舎に減り込ませたのであるが
『divide 』
反射的に自分にかかる衝撃を半減させて追加ダメージを弱めている
流石は血統から来る高い基礎スペックと神器オタクのアザゼルが組み上げた育成プログラム、その所為で高いレベルで仕上がっている
そりゃ大口叩くだけはある、グレモリー眷属だけなら苦戦は必死だな…が
「見え見えだ」
見聞色の覇気で大体の攻撃は読めるが
「くっ…」
「ご自慢の翼は使わないのかな?空中から攻撃すりゃ楽なのに」
「君が飛べないから合わせているんだよ」
「あ、遠慮なく」
『コンドル…エナジー』
バイスタンプをベイルバイスタンプにセットして力を引き出す背部に翼が生えて飛翔するのである
「これでイーブンだろ?」
「それにアルビオンから聞いていてね君の力を取り込んだら毒が全身を蝕むと」
アルビオンは以前ハルトとの戦いで力を取り込んだ際に体からヘルヘイムの蔦が侵食されたのであった
「あぁそうだったな…アルビオンはあの時…そういやぁあの時はドライグみたいに力比べしてなかったか、しかし負け犬根性極まってるなアルビオンがダメだから自分もダメか…くくく試さずによく言うな」
昔を思い出すようにクスクス笑う、クリムゾンベイルだが数回のやり取りで分かった
「リゼヴィムの孫と聞いて、どんなものかと期待してみたら神器の能力無しで勝てると踏まれるのも癪だな本気で来いと俺に言ったのに手を抜かれるのは気分が悪くて仕方ない」
半減と吸収 それを使えば善戦出来そうなものを…確かに自分の能力を使わないでいるなら、アルビオンの二の舞はありえない実際 アルビオンがあのミスをしなければ二天龍とのバトルはもう少し長引いていただろう勝ちは揺るぎないがその後の悪魔との戦いは面倒なものになっていた
クリムゾンベイルバイスタンプは変身機能のみならず武器としての性能を高めている、他のバイスタンプの力を合わせて使えば拡張性も高くなるし火力だって…だが問題は間合いが本当に短いのは問題ないか向こうもメインは近接….飛び道具はあっても乱発出来ないとなれば
「もう終わりか?」
「まさか、これからだよ」
そう言うとヴァーリ は神器を禁手化するとコカビエル戦で見せた白い鎧を身に纏う…やはり
「ドライグの鎧に似てるな」
フェニックス戦でチラッと見た、あの鎧に似てる アザゼルも言ってたが神器ってのは本来は禁手で運用するのが前提 所持者の負荷を見てリミッターをかけているのが 籠手や羽として現れている
「あぁ、だからアザゼルは…」
ライダーシステムは形は違っていても全身鎧として稼働する 神器の完成系として見るなら研究対象になるという事かと分析しているが
「………なぁ、そろそろ本気出してくれないか?つまらん」
「はは、ここ迄舐められるとは心外だな!!」
「そうだろう?俺が知る竜達と違って貴様は弱すぎる所詮は竜を宿しただけの人間か」
アイリーンのように呪いで竜になった訳でもない…まぁ確かに相応には強いがあくまで相応だ
『ベイルアップ』
ローラーを回転させエネルギーをチャージ、カウンターを合わせるとばかりに構え
「身の程を知れ」
『クリムゾンインパクト!!』
済んでの所で回避を済ませたクリムゾンベイルはトリガーを引くと溜め込まれたエネルギーが解放され鋭い一撃となってヴァーリ を吹き飛ばしたのである
「入ったな」
「くっ……かはっ!」
「ほら頑張れ頑張れ」
これくらいして貰わないとダメだな、そして破損した頭部鎧を魔力で直すのを見て
「(魔力切れしたら鎧の維持は出来ないって所かな)」
そもそもエネルギーの半減と吸収がある…その点ではドライグの鎧よりも継戦能力と相手の弱体化と強化を効率良く行えるのは優れていると思うが
「吸収による自己強化…まるでヴァンパイアみたいだな」
そう言えばベアトリスが前いた世界に似たような能力を使う チンピラみたいな吸血鬼がいるって言ってたなぁとボンヤリ考えているが
相手が魔法戦メインの連中だったメタ張り出来るくらいには強い、三人娘やアリエル、アイリーンは分が悪いかな?まぁ負けるとは思わないが…
それに魔力切れなんて本来は起こらない想定だろうけどアルビオンの警告で俺の力を取り込めないから魔力切れしたら鎧の維持は出来ない…なら
「拳で心臓をぶち抜けば終わりだな」
結局やる事は変わらないのだと拳を前に突き出すとヴァーリは負けてなるかと立ち上がるが
「もう立つの辞めろよ殺さないように加減するの面倒なんだから…それに手加減するなんてキャラじゃないし」
暗に殺す気なら勝負はついてると言うと
「余裕か…」
「当たり前じゃん、だってお前…弱いもん」
力を吸収する前に吐き出せば良いのにとは言わない
「(この手のは感情的にさせた方が良い、ドラゴン系列の爆発力は厄介だがアザゼルの英才教育で戦闘の思考回路は理論型によってる…神器使いとしては強いが竜の力を引き出す能力は弱い、その一点に関して言えばドライグの器は当たり、壁を打ち抜いた時の成長が未知数だからな)」
アザゼルの研究によれば生物封印系の神器は持ち主の成長に合わせて加速度的に進化する、特にドラゴンは怒りの感情をトリガーにして目覚めるらしい
ヴァーリは神器使いとして強い
イッセーはヴァーリより弱いが感情に素直故に竜の力を引き出す才能はヴァーリに勝ると
「皮肉だな」
「何?」
「貴様が見下すドライグの器の方が何よりドラゴンとの相性が良いと来たか竜に好かれて自分と同調してくれると というのもある意味で才能とも呼べるかな」
「何を言って…」
「良い、アレの評価を改めないとならんと思ったまで、さてと貴様の自我は不用だから死神博士に改造手術を頼むとするか?アルビオンを抽出すれば用済み…いやリゼヴィムの孫なら連中の研究素体としては有効活用出来るか?…そうそうドラゴンとは捨てる部分が無くて有効活用出来るらしいが、お前もそうなのだな?いやぁ愉快愉快」
ハルトは露悪的に笑う姿にアナザーライダー達も思わず
『鬼畜!腐れ外道!!』
「そこまで言う!?…はぁ、はいはい分かりましたよ、ほら吸収しても大丈夫な物に変えてやったから遠慮なくかかってこい」
手を振り挑発するハルトは自らの神器 星砕剣と星穿銃を呼び出し構えると
「ハンデとしてお前の得意とする土俵で相手してやるよ、お前など所詮はリゼヴィムの身代わり…そう生贄だ」
長剣と小銃を構え悪辣に笑う姿に見せる狂気、いや魔王にとっては正気なのだが本当に彼は嫌いと判断した者の地雷を好んで踏み抜き煽り倒す
「ふざけるなぁ!!」
「あっはぁ!!」
全速力でダッシュして再度交差する中で数度の攻撃 ヴァーリ の拳打を剣で防ぎ、銃を槍のように突き刺そうとするが回避する、ヴァーリの追撃に走るハルトを見てウォズは勝負はついたなと理解した
「あかね嬢、もう安全です」
「え?ハルトの加勢とか…しなくて良いの?」
「不用です我が魔王の全力とはアナザーライダー や怪人としての姿で戦う事であり、それを放棄して相手の土俵に合わせた段階で我が魔王にとっては遊びであります」
『しかしこれはこれで貴重なデータだ』
「ゴルドドライブ、それで他の面々は?」
『大使館組は待機し他の連中は行けたら行くと』
「それ行かない人の常套句ですよ」
『仕方ないだろう怒り狂う魔王には近づかないのが懸命だ、アレに近づけるのはオーマジオウ位だろう』
「おいおい神器での戦いが遊びかよ」
「そうは言いますが我が魔王からすれば副兵装の一つでありますから、アレを遊びと評しても文句はありますまい」
ヴァーリも応えるかのように肉薄 拳打の雨を的確に剣で捌いていく
その様子に
「スゲェ…あいつ…口だけじゃなかったのかよ…」
ギャスパーを助けたイッセー達も合流し事情を知り驚いていたが両者の戦いに唖然としていたが地力が違いすぎると見ていたが一夏は最近、人を率いる立場になったのもありオリガから戦術や戦法などを学んでいる、この場合だとギャスパーの能力が解除されたなら数的劣勢は確実 それならば撤退がセオリーだ…なのに逃げないのはおかしいと考えていたが
星砕銃の魔弾が直撃したヴァーリ は屋上まで吹き飛んだのを見て現実に戻る
「そういやぁミカエルの奴が言ってたけどさ俺とお前は世界の均衡に影響を及ぼすとか何とか言い方として同格扱いだったかな?俺達とお前がだぞ?」
ハルトがケタケタ笑いながら見るのは校舎の地面に倒れ伏し鎧を解除されたボロボロのヴァーリを見て
「同じ災いでも天地ほど離れてるか」
「くっ……まだ…まだ」
「これで同格とは笑わせるな…俺と同格以上など烏滸がましい頭が高いぞ、ほら跪け!!」
頭を足蹴にしてそのまま踏み抜くとひび割れが伝播して校舎を粉砕したのである
「はーははははははは!!!!」
高笑いする魔王であるが
「えええ…」
「きゃあああ!!校舎があああああ!!」
「か、会長!!!」
「そっち!」
イッセーが驚く横で校舎が破壊された事に悲鳴をあげ、ふらつくソーナを支える副会長の椿、その粉塵の中から
「ふぅ、しかし校舎とはここまで脆いのか?もしかして老朽化してるのか?おいサーゼクス、この学校の理事長なら校舎のメンテナンスをちゃんとしておけよ」
『お前のパワーに耐えられなかったんだ少しは加減しろ』
「手加減ならした」
『どれくらい?』
「グローイングフォーム位に省エネの手加減よ」
ハルトは無傷で笑いながらウォズ達へ手を振る足元のヴァーリを強く踏みつけていた
「さてと、んじゃあ知ってる事は全部「我、目覚めるは…」あ?」
何か言ってるなと、首を傾げるとアザゼルは
「今すぐヴァーリ の口を塞げ!!」
「ん」
ハルトは指示に従い拘束しようとしたが
「汝を無垢への極限へと誘おう!『
同時に溢れ出る魔力の奔流 それと同時に巨大化し始める ヴァーリの鎧…そして宙を舞うハルトの右腕
「ありゃ腕が……あぁ、これが噂に聞いてた覇龍って奴か」
確か無理矢理、安全装置を外して強化した姿…だったかな
「仮面ライダーならオルトロスバルカンみたいな状態って事か?」
それなら長い時間の戦闘は無理だなと再生能力で直ぐに腕を元に戻すと飛んだ自分の腕はドンスラの細胞により自分の体へ帰還する
「再生するか…」
「てか、そんな隠し玉あるなら最初から使いなよ」
「長時間使えなくてね…どうする?また仮面をつけるか?」
予想通り…けど吸収能力があるから取り込んだエネルギーで延長して来る可能性もあるな
「変身はしないって、さっきも言ったろ?君の土俵で戦ってあげるって」
ハルトは剣と銃を強く握り直すと何か考えるように
「えーと……何だっけ…確か………あぁそうだ『
『酸賀の真似してる場合か』
「だって俺は神器に興味ないんだもん」
同時に二つの武器が光りだし新たな形状へと姿を変えるのであった
「『
その形状は正に銃剣装備の小銃 ライドウォッチを装填するスロットが設けられている
「な、何だ…と」
「これが俺の禁手らしいが能力は凄いシンプルだから安心しろ」
「何だと…」
どんな武器なんだと警戒する面々であるが
「シンプルに攻撃の威力と射程が上がっただけだ!!俺に小難しい能力などイメージ出来るかぁ!!」
「因みに威力は?」
「真下に撃てば地球の核打ち抜いてブラジルまで貫通し真上に撃てば月を抉り破壊する程度の威力はある!」
正に星を破壊する武器であった
「ま、まさか試したのですか!!」
「そんな訳ないだろう!!安心しろ」
「よ、良かったです…」
「ブラジル貫通はやってないが、あの世界の月は最初から壊れてるから!後で幾ら壊しても問題ねぇよな!」
今のセリフで何処の世界の月を撃ったか察したウォズであった正に安心のハルトである
「けど……何でスロットが?」
ハルトは何故にと首を傾げていたがピン!と来た
「成る程な大体分かった…ライダーオタク舐めんなぁ!!」
『は?』
特撮脳全開であった
「この神器のスロットにアナザーウォッチをこう!!」
アナザードライブウォッチを装填すると
『SET another drive』
「よし!!」
何か銃口にエネルギーが貯められているのを見て理解した
「くらえ!フルフルフォーミュラ……大砲!!」
「自分で言うスタイル!?」
『another drive Buster!』
引き金を引いて放たれた弾丸はアナザートライドロンになり巨大化したヴァーリ へと向かっていくのである
「っ!」
『divide divide divide divide divide divide divide divide divide divide divide divide 』
半減の力でアナザートライドロンのエネルギーは吸収されていくが、流石に完全には消化しきれずにいた結果 ヴァーリ の腹部に問答無用でアナザートライドロンをぶつけたのであった
「成る程な。ウォッチを使えば俺の願いであった仮面ライダーの射撃技を再現できるのか…」
素晴らしいと喜ぶが冷静になって考えると
「俺の魂は見事に仮面ライダーに染まってるんだな」
「くっ……まだだぁ!!」
『half Dimension!!』
ヴァーリ は何か魔力を使ったのだろう…見るもの全部が半分になったように小さくなっている
「ん?……疲れ目かな…何か物が小さく見える…」
『そんな訳あるか!』
「この技に入る物は全部が半分になる!このままお前とその大事なものを押し潰してやろう!」
何かドヤァ、としているが
「半分か……ディケイドの力もそんな感じだったな」
あの人だけ何で、ディケイドウォッチに半分の力しか無かったのだろう…いや考えるだけ不毛だな全部渡したら…まさか
「最初からウォッチ入れるだけで最強フォームになれたのかな…こ、これは士さんに聞かないといけないな……しかし白か…」
周りの危険度高い現場であるが1人少し思案すると何を思ったのか近くに落ちていた鉄骨を拾うとモーフィングパワーで槍に再構成して
「全く、そんな必殺技を見せられたなら俺も答えないとならんな…よしジャーザよ俺に力を貸してクレェ!!」
も腕力に物言わせて投擲 その一撃はヴァーリ の肩を捉え そのまま近くの樹木に止まるが槍は貫通せずに串刺しにされていたのである
「……あが…」
「っしゃオラァ!命中!!」
これぞゴ・ジャーザ・ギがクウガにした伝説のワンシーン、肩に槍が刺さり磔にされたクウガだ!
「よし、これで終わりだ!……ん?」
その時 ヴァーリ の影から現れた謎の影が槍を破壊したのである
「俺の原作再現がぁああああ!!」
『やるならクウガにやれ!!』
「お、お前たちは俺の最推しに何て事をやれと言うんだよ…この鬼畜!腐れ外道!!」
『お前に言われたくはないな』
と話していると
「大丈夫かヴァーリ?って肩に槍が刺さってるじゃないか!」
「遅かったじゃないか美侯…まぁ大丈夫だ問題ない」
「それ大丈夫じゃない時のセリフだな」
「いやいや何か知らないけど、滅茶苦茶結界固くなっててこじ開けるのが大変だったんだって」
何か如何にも天竺行きそうな格好をしている
「西遊ジャーニーの表紙みたいな格好してる…」
と呟くと
「ん?おぉアンタが噂の魔王さんかい?俺っちは美侯、闘戦勝仏だぜ!」
「は?闘戦………何か分かんねぇけど強そうな二つ名だな」
『褒めてどうする』
『魔王よ孫悟空の事だ』
ゴルドドライブの言葉にハルトは
「何だそう言えば分かるのに、あの孫悟空か!」
『そうだ』
「俺でも知ってる孫悟空とはかめはめ波だったり元気玉だったり怒りでプッツンとして金髪になって覚醒するで有名な人だな!成る程…美侯とは世を偲ぶ仮の名で本名はカカロ○トと言うんだったか?」
「そっちの悟空ではありませんよ我が魔王」
「マジかよ何か残念見たかったなぁ…はぁ!って奴」
「に、日本では俺っちの爺さんはどんな伝わり方してんだ……」
「美侯、今の話「向こうの推測だからな!全然違うぜヴァーリ !!」そうか」
「それよりも怪我が酷くなる前に逃げるぜ早く治さないと、この後は幻想郷に行くんだろ?」
「幻想郷だと?」
「あ、違った北欧に殴り込むんだったわ」
「余計にお前達を逃がせなくなったな闘戦…と…とうせ……と…と…………このクソ猿がぁあああ!!!」
『勢いで誤魔化すな』
『結局覚えられないんかい!』
ハルトは地面を強く踏みつけてジャマトの力を解放 大量の蔦で捕縛しようとしたが
「っと、あばよ!」
「魔王…次はこうはいかない覚悟しておけ!」
と捨て台詞を吐いて逃げられたのである
「逃したか、くそ…幻想郷に北欧だと…よし両方助けに行くぞ!一夏!俺の代理でサインとか調印は任せた!ゴルドドライブ、ロイヤルガードとアウトサイダーズを召集しろ、大至急オーロラカーテンでワープして追撃するぞ!」
「いや調印とかはハル兄がやらないとダメな奴だから!」
「大丈夫だ問題ないウォズは残って一夏の補佐をしろ」
「その前に我が魔王は校舎を治しましょうか」
「え、何で?」
「彼方をご覧ください」
「ん?」
ハルトの目線の先には
「あぁ…校舎が……これが戦争なのですね姉様…」
「そ、ソーナちゃん!気を確かに!!」
「ははは……」
「アレ見て心は痛まないのですか?」
「はぁ…分かった任せておけ、ポチッと」
アナザージオウⅡウォッチの懐古の力で修復が完了すると
「これで良し、んじゃあ行くぞ!待っててください巧さん!!草加さん!!三原さん!!今すぐに助太刀します!!うおおおおおお!!逢魔王国出陣じゃああああ!!!」
「あ、今大使館の政人から連絡ありまして…草加は見捨てても良いと」
「この愚か者めが!ファンなら推しの危機と聞けば艱難辛苦を乗り越えてでも助けに行くに決まってるだろうがぁ!トータスの危機を助けてくれたんだ今度は俺達が助ける番だろう!!」
「待ってハルト」
「どうしたあかね?」
「た、確かに北欧と幻想郷も大事だけど今は此処の会談をちゃんと責任とって最後まで見届けて結果を他の人達に報告するのもハルトの仕事じゃないかな?」
「………………けど」
「大丈夫だよ白スーツさんから聞いたけど幻想郷には乾巧さん…仮面ライダーファイズがいるんだよね?ハルトの憧れのヒーローはあんな人達に負けちゃう程、弱い人かな?」
「そんな事ない!乾さん達は俺なんかより強い!!必殺技はゴルドスマッシュ!アルビオンは粉々さ!」
『それ草加な』
「さんを付けろよデコ助野郎!!」
その言葉に外野は驚いているが知った事ではない
「でしょ、それなら大丈夫だよ私はちゃんとハルトが仕事してる所を見たいなぁ」
「……おいお前たち、早く調印を済ませろ見届けてやる急げ!でないとぶっ殺すぞ!」
「和平会談の台詞ではないですよ我が魔王!!」
「っせぇ!!」
「……ヴァーリ の奴、何処に逃げやがった」
アザゼルは心配しているが
「その辺も大丈夫だ居場所は判明しているぞ」
「何だと!」
「そうとも俺が変身したクリムゾンベイルの目には特定の奴が何処で何してるかみたいな現状が全部分かるって能力があるんだ、それを使えばアルビオンの居場所など……今思ったんだが、この能力って咲那ちゃんの『
あのベイルもピンポイントな能力を持ったものだぜ…だが2人の戦いは俺にとってはベストバウトなのは言うまでもないがな
「思ってても言わないのが幸せだよハルト?」
「そうだな……しっかしまぁ此方も暫くは暇しなくて良さそうだな」
ハルトは神器を解除すると新たな騒動に期待を膨らませるが
「その前に少し正座してねハルト」
「はい」
そして、この会談は後に駒王会談と呼ばれ 歴史に名を残す…それは三大勢力の戦争の終わりと新たな戦いの始まりの日として知られる事になる
その事件後
「よぉ、お前等」
「え、何で!?」
アザゼルが教師として赴任、オカ研メンバーのバックアップを兼ねて顧問に就任したのである
「大変だね」
「まぁ俺としてはお前さん達のアイテムも調べたいがな」
「それは辞めた方が良いと思いますよ?」
一夏の圧に若干引いたアザゼルであったが
「んで、お前さんの義兄は何処行ったんだ?あの会談以降音沙汰がないんだが?」
「えーと…今は逢魔と友好関係にある勢力に喧嘩売った禍の団の構成員を捕らえて拷問して情報吐かせてる」
「ほぉそうか………おい待て行動が早くないか!!」
「まぁハル兄が敵を放置する訳ないよ」
「ハルト王のモットーは先制報復だからな」
「その四字熟語矛盾してない?」
「そういやぁ幻想郷って言ってたけど、どんな場所なんだ?」
「ん〜何て言うんだろう……あぁハル兄の推しがいる場所だな」
「………は?」
一方その頃 幻想郷では
「貴様が博麗霊夢か」
「アンタは?」
「オレはキャロル、ハルトの正妻だ」
「へぇ貴女がね……ハルト?話を聞かせてもらうわよ?」
「そ、そんな事よりも幻想郷に蔓延る輩を「答えは聞いてない!」そ、そんなああああ!!」
顔面蒼白で新たな修羅場に巻き込まれていた
予告
禍の団 幻想郷襲撃の情報を掴んだハルト達は至急 かつて火山迷宮での借りを返す為に援軍へと駆けつける そして始まる禍の団との戦闘の中
「あれって…ゼロライナー!?侑斗さんまで援軍に来てくれたぜぇ!!」
と喜ぶハルトであったが…
次回 幕間 幻想郷襲撃!お楽しみに
オマケ短編
「なぁウォズ」
「どうされましたか我が魔王?」
「最近の巷ではアンデッドが流行ってるらしいな」
「………は?」
「いや、俺も最初はそう思ったよ…けどアンデットのダンスとかコレ良く踊れるなって思う俺には真似できないよ」
「さ、左様でございますか」
「うん!」
ウォズは冷静だったが後ろにいたジョウゲン達は
「あ、あれの踊ってみたが流行ってるの…どんな世界線?」
「想像がつかんな…カテゴリーKの面々が踊るのか?」
「いやスートに別れて踊ってみたとか出してるのですか?まさかあの怪人達に動画収益を得るなんて発想があるとは…」
「ないとは言わんぞ?ストマック社にはvtuberなるものになり闇菓子の素材を集めたと聞くしの…それでハルト坊はどんな動画を見たのじゃ?」
「我が魔王」
「何?」
「アンデットの踊ってみたを動画投稿するのですか?」
「ほぉ、それは面白いな」
この時 ウォズ達の脳裏にはアンデットが統制者をミラーボールにして、何か決め決めのポーズを取りながら踊るというシュールな光景が浮かんでのであった
「怪人が踊る姿はそりゃ確かにインパクトは強いだろうけど…」
「え、怪人?何の話?」
「………は?」
「え…あ、あぁ!そう言う事か!違うよコレの事」
とUNDEADのダンス映像を見せたのだが
「「「「「紛らわしいわ!!」」」」」
「何で俺、怒られたの!?」
またある時
「へぇ…この写真にあるエッホエッホって奴はフクロウなんだ…フクロウか…ふむ」
ふと、ハルトは何を思ったのかロストボトルを取り出し自分に挿入しオウルハードスマッシュになると
「エッホエッホ!カシラにドルオタ、推しと付き合うってよと伝えなきゃ!エッホエッホ!」
何故かオウルハードスマッシュのまま議事堂の廊下を走るのであった
その光景に流石のエボルトもすれ違い様に二度見をしたと言う