無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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幻想郷襲撃二幕

 

 

前回のあらすじ

 

幻想郷襲撃の一報を聞いたハルトはノリと勢いで軍団を率いて幻想郷のピンチに駆けつけたのである!

 

出発前にコマンダーコーディや新たな兵器を携えると幻想郷でトルーパーが見つけた謎の電車の元へと向かうのであった!

 

 

 

飛行中のハルトはふと

 

 

「なぁ相棒」

 

『何だ?』

 

 

「さっきの奴さ、リゼヴィムがどうこう言ってたよな?」

 

『あぁ』

 

 

「って事は今回の襲撃も旧魔王派って事になるのか?」

 

『そうだろうな細部までは分からないがな』

 

 

「……よし連中にはリゼヴィムを拷問にかけた映像を見せて戦意喪失させてやろう!」

 

 

『作戦が一々、残忍なの何とかしてくれ!』

 

 

「うへぇ……そう言えばキャロル」

 

 

「どうした?」

 

 

「俺が幻想郷に入れたのって火山迷宮の状況と八雲紫のスキマもあるけどさ霊夢の話的に別の可能性があるかも」

 

 

「うむ聞かせてもらうぞ」

 

 

「俺が神だからかも知れない」

 

 

「………は?」

 

 

「そんな目辞めてよ!ちゃんと根拠あるんだって!さっき霊夢が言ってたろ現人神なら幻想郷入れるって話!」

 

 

「言ってたな」

 

 

「それに該当する怪人に心当たりがある」

 

 

「神様……あぁアギトのボスか?」

 

 

「アレは文字通りの神様だよ人?を超えて生きたまま神様になった怪人がいるんだ」

 

 

ヘルヘイムの騒乱を勝ち抜き、黄金の果実を得た始まりの男 しかし愛する者を失った悲しき現人神 フェンシンムのオーバーロード・ロシュオの力である

 

 

「ぶっちゃけ蛇の提案が無ければ師匠もあの世界の人類も詰んでたし極アームズでも苦戦する怪人だから納得する部分もある…多分だけど今の師匠より長い時間、黄金の果実に触れてるから影響力も多いんだよ」

 

 

「ほぉ」

 

 

「黄金の果実の一部から生まれた師匠の極アームズと黄金の果実 そのものを持ってたロシュオの力を埋め込まれた俺…そんでアナザー鎧武が極になったから」

 

 

「お前は擬似的にだが神性を得たと?」

 

 

「かも知れないって話だよ、俺と師匠を比べるなんて烏滸がましいにも程がある」

 

 

「お前が神か…はっ、紙の間違いだろう」

 

 

「辛辣!?まぁ俺だって仮説だし!敵にも同じような奴がいるなら警戒するに決まってるじゃん!!」

 

 

「まぁ警戒するなら文句はないさ」

 

 

「特に電車なんてキーワードを聞けばね」

 

 

「そろそろだぞ、気をつけろよ」

 

 

「おう」

 

 

そして目的地である、トルーパー達と合流する

 

 

「陛下、お待ちしてました此方へ」

 

 

 

その道中

 

 

懐中時計を持つ謎の男が陰ながらハルトを見ていたのである

 

 

 

「ありがとう」

 

 

案内された先にあったものは

 

 

「え…ゼロライナー!?」

 

 

電車は電車でも仮面ライダーゼロノスの乗る電車だった 自分も嘗ては助けられたから良く覚えている

 

 

 

「って事は侑斗さんがいるのか!」

 

 

「何だと!」

 

 

「いや待てよ、この場合で行くならば…こうしちゃいられないトルーパー!この電車の持ち主を探すんだ!見つけたら丁重にお迎えしろ正当防衛以外で危害を加えれば俺がそのトルーパーにお仕置きしてやる!!」

 

 

「おいハルト、まだ桜井侑斗とは確定していないぞ?」

 

 

「いや良く良く考えたら桜井さんは幻想郷に来る条件を満たしてるんだよ」

 

 

「何?」

 

 

「幻想郷は忘れられたものが来る場所…そして桜井さんはゼロノスカードを使い切った事で誰からも忘れられた存在…つまり幻想郷に来る事が出来るんだよ!!」

 

 

『な、何だってーー!!』

 

 

「と言う訳で俺は桜井さんを探してきます!あわゆくばサイン欲しい!」

 

 

「待て、桜井侑斗のサインは持っているだろう?」

 

 

「え?あぁ、そう言う事か…違うよキャロル?俺の言ってる桜井さんは侑斗さんにゼロノスカードを渡したあの探偵みたいな格好をした方の桜井さんさ」

 

 

ハルトの言葉でキャロルはボンヤリと思い出した

 

 

「あっちのか」

 

 

「あの人は最後のゼロノスカードを使った影響で消滅した、状態としては皆から忘れられた存在だから幻想郷にいる可能性もあると言う訳だ!!」

 

 

「しかし敵か味方か分からない奴を探すなど」

 

 

「カイに一杯食わせたから実力は言わずもがなだし、推しの1人としても無視はできないかな」

 

 

 

「しかしお前の推しセンサーとやらに反応しないのは何故だろうな」

 

 

「あの人は神出鬼没だから俺の推しセンサーにも反応がないのかな」

 

 

「そう言えば何故、貴様は侑斗ではなく桜井と判断したのだ?」

 

 

「え?だって侑斗さん…仮面ライダーゼロノスの戦いは俺の魂にしっかりと刻み込まれているからな…それにあの時、どんな事があっても俺は忘れないって侑斗さんと約束したからだ!」

 

 

 

「……本当に貴様と言う奴は」

 

 

「惚れ直した?」

 

 

「違う、愚直過ぎるバカさに呆れているのだ」

 

 

「えぇ!!」

 

 

会話しているとトルーパーが

 

 

「陛下!ジョウゲンから報告がありましてナツキが倒れたと!!」

 

 

その言葉にハルトは興味なさそうに

 

 

「へー」

 

 

とだけ答えた

 

 

「え、いや心配では」

 

 

「ウォズ達ならまだしもナツキなら心配のする必要はない、ウチの医療チームは優秀だからな何があっても大丈夫だ」

 

 

 

「しかし「トルーパー、今は作戦中だ」はっ!」

 

 

「それにだ、チョコルドフォームの副作用で死ぬなら俺を倒すなんて夢のまた夢だろうしエルフナインとマドカを娶るなんて夢物語だろうよ」

 

 

『おいチョコルドの副作用はオリジナルも苦しむ危険な代物だぞ』

 

 

「そうだが使い続けたら慣れるから大丈夫じゃないか?」

 

 

『何故そう言い切れる?』

 

 

「だってアイツにはアナザー2号達がいる中には使い続けていつの間には負担の大きいリバイブに慣れたゲイツさんや、何故か滅亡迅雷しか使えない筈のアサルトウルフ使ったのに大丈夫な不破さんとかいるじゃん!」

 

『あの2人は割と例外だぞ?』

 

 

「そうか?二号ライダーの皆様は割と曲者揃いだからな…一見マトモに見える倫太郎さんも人間をホモサピエンスと呼んだりするし…あれ?絆斗さんって2号では本当に良い人じゃないか?」

 

 

『今までの2号のキャラが強いのもあるな』

 

 

「そんな中でも俺は不破さんが好きです」

 

 

『それは知ってる』

 

 

「取り敢えず、このゼロライナーの扉を不破ライズするぞ…不破さん俺に力を貸してくれぇ!」

 

 

『それは辞めろ!!』

 

 

 

「冗談だよ相棒、そんな真似はしないよ」

 

 

「というより娶る云々は覚えていたのだな」

 

 

「まーな…それよりトルーパー逃げた連中の居場所は分かったか?」

 

 

「はっ!どうやら連中は結界の綻びから入った模様…偵察からの報告では綻びを何らかの力で拡張しているようですね」

 

 

「それなら完璧に結界を閉じる事が出来れば異変解決って訳だな」

 

 

「それなら巫女である私の仕事ね」

 

 

「よし、ならその綻び拡張をする力とやらを何とかするか」

 

 

「イエッサー!ですがどうやって?」

 

 

「ん?腕力で結界を掴んでグイッとやる」

 

 

「そんな方法で解決出来ると思うな!」

 

 

 

 

同時刻 医務室

 

 

カゲンに担がれたナツキはチョコルドフォームの副作用でベットで横になっていたのである

 

 

 

「う……うぅ…」

 

 

チョコルドフォームは変身者の五感や力を高める代わりに反動として心臓に強い負担がかかる弱点を持つ その副作用はまるで危ない薬のように体の痛みを誤魔化す為に変身するという、仮面ライダークロニクルのライドプレイヤーも真っ青な副作用を持っているのだ

 

 

「は、早く変身しないと…この痛みは…」

 

 

ナツキはアナザーウォッチを使おうとしたのだが

 

 

「その必要はない」

 

 

その声音と共に魔法をかけられたのか彼の体の負担は消えたのである

 

 

「え……何で」

 

 

「驚く程ではない、この程度の治癒など魔神である私には造作もない事だ」

 

 

「魔神?…って、ちょっ!服着なよ!」

 

 

「何を恥じる事がある?私の露出など今までも見てきただろうに」

 

 

「はぁ!?俺と貴女とは初代面ですが!」

 

 

ナツキを助けたのは痴女のような服装に魔女のようなとんがり帽子を被った眼帯をつけた女の子である

 

 

 

「そう言えば、この周回では会ってないのだな」

 

 

「周回?」

 

 

「ならば名乗るとするか我が名はオティヌス、北欧神話の主神の名を冠する魔神だ」

 

 

「魔神って何?」

 

 

「うむ分かりやすく言えば魔術を極めて神様になった奴という認識で良い」

 

 

「そんな人もいるのか…」

 

 

「余り驚かないのだな」

 

 

「周りが非常識過ぎて色々とな……それでその魔神が俺なんかに何の用だよ?」

 

 

「何、お前には色々と話す事があってな…まず前提として言っておくが…お前に死に戻りの呪いを課したのは私だ」

 

 

「っ!!」

 

 

その言葉に弾かれたように変身アイテムを取り出すナツキであったが

 

 

「待て、これには理由がある」

 

 

「エルフナイン達がヤンデレになったんだぞ!その原因がお前なら此処で」

 

アナザーブジンソードに変身しようとしていたが

 

 

「あぁそれにも理由がある」

 

 

「あったの!?」

 

 

「そうだ、話を聞くだけ聞いてくれ」

 

 

「分かった」

 

 

一旦ウォッチを下す、ナツキとしても何故、自分にそんな力を与えたかというのは気になっていたからだ

 

 

しかしナツキのいる医務室の隙間には

 

 

 

「誰ですか?あの人は?」

 

 

「あんな露出した格好でナツキさんに迫るなんて…」

 

 

「……死にたいの?」

 

 

ヤンデレ3人がハイライト消えた目で睨んでおり 

 

 

 

「魔王に頼まれ診察の時間…と思ったが帰るかアレの改造は今度にしよう」

 

 

と診察に訪れた死神博士も血相変えて回れ右をする程であった

 

 

 

 

「それで死に戻りってのはそもそも何なんだ?」

 

 

「元々は白スーツが渡したリガドΩのリバースの力だが…それを私が魔術である細工をした」

 

 

「細工?」

 

 

「指定した時間に栞を挟み、特定のモーションがトリガーして発動、栞を挟んだ部分まで戻る魔術……お前にも分かりやすくゲームで例えればクイックセーブとロード機能だ」

 

 

「何て分かりやすい例えなんだ」

 

 

 

「お前が死に瀕する運命の2択を突きつけられた時にセーブが入り死ぬとそのポイントにロードされる…何故二択なのかと言うと私には以前とある力があった」

 

 

「力?」

 

 

「無限の可能性」

 

 

「お、おう…何か壮大な感じだな」

 

 

「それは無限故に成功と失敗が両方担保されてしまうのだ」

 

 

「実際やってみないと分からない、シュレディンガーの猫みたいなもの?」

 

 

「近いと答える、私はその気になれば魔王を一撃で倒す事も出来れば逆に子供のデコピン一発で負ける可能性もあると言う事だ」

 

 

「なんて極端な…」

 

 

「それを私は制御し魔神となった、そしてお前を助ける可能性を見出す為に私の力の一部を加護として与えたのだが…それが白スーツの力と混ざり異質となった死に戻りだ」

 

 

「んじゃ俺はとんでもない確率で二者択一を失敗してんだ…けど何で死がトリガーに」

 

 

「そうだな……しかしこれは魔王と対となっている」

 

 

「え?」

 

 

「お前は今まで魔王の並行同位体には多く出会っただろう」

 

 

その問いに首を縦に振る

 

 

「しかし貴様の並行同位体の数は少ない」

 

 

「確かに」

 

 

 

「魔王の存在は横に、お前の存在は前後に時間の流れを操る事が出来る」

 

 

「は?」

 

 

「魔王は時間停止や特定事象の巻き戻しなどは出来るが自分の意思を過去や未来の時間に飛ばせる事は出来ない」

 

 

 

「言われてみればハルトが過去に飛んだのって、アナザータイムマジーンやアナザーデンライナーだけで自分の力で過去には飛んでないな」

 

 

 

「ゲームで言えば魔王はノーコンティニューで選択肢により分岐するマルチエンディング形式、お前はセーブ&ロードで最適なエンディングに辿る着く方式の異能を持っていると思え」

 

 

 

「お、おぉ…って何でそんな異能があるの?」

 

 

「お前が魔王の『自滅因子(アポトーシス)』だからだ本来はトーマとやらが担う役目を貴様に委譲させた」

 

 

「自滅因子?何それ?」

 

 

 

「神が自死を望む時に現れる癌細胞、そうだな…神が持つ破滅願望の擬人化だな」

 

 

「破滅願望とか物騒なワード出てきたんだけど!神って何!!まさかあの脳筋魔王の事言ってんの!?」

 

 

「そうだ一応だがアレはテオスやロシュオのように神格を有する怪人の力を取り込んでいるからな」

 

 

「だとしても無い無い!アレが破滅願望持つとかないって!!」

 

 

「推しに最強の怪人と認知されてやられたいというのは破滅願望ではないのか?」

 

 

「っ!」

 

 

【お前なら俺を倒せる…勇者だろう?】

 

 

「覚醒魔王に進化した影響でお前には勇者の因果が芽生えた、それが貴様の自滅因子覚醒を促したのかもな」

 

 

 

「そうだったよ!あのバカ面倒臭い感情抱えてたよ!」

 

 

オティヌスは続けるように話した

 

 

曰く自滅因子は神と真逆の思想を持つ

 

 

曰く自滅因子は神を滅ぼす為に動き、神は知らぬうちに支援する

 

確かに自分に半身とも言えるアナザー2号達を預けたり、本家ライダーシステムを預けたりと利害関係一致はあってたとしてもハルトがアナザー2号を預けるのはおかしいと

 

 

 

曰く自滅因子は対象となる神を殺せるまで死ねない

 

 

「……え」

 

 

「魔王ハルトを殺すまで死ねない、それがリバースや私の魔術と合わさり複死に戻りという形へと変異したのだろうな」

 

 

「おいおい、何じゃそりゃ…」

 

「そして本来は自滅因子でないお前が神に勝つ為として何度も経験値を稼ぎ、その領域まで至る為の力だった」

 

 

 

「な、何だってー!つまり何度もループしたのはハルトに勝てるまでのレベルまで持って行かせるための力だったって事?」

 

 

「そうなるな自滅因子と神は戦えば必ず相打ちとなる定めだが、あの魔王は不死の性質がある以上簡単には倒せない」

 

 

「お、おぉ…それで何で俺を理解者って呼ぶんだ?」

 

 

「話せば長くなる、アレは今から36万…いや一万年と二千年か…まぁ良い私にとっては昨日の出来事だがお前にとっては今日の出来事だ」

 

 

「現在進行形じゃん」

 

 

「お前には何通りかの名前があったが…昔は……そう「ネタは辞めろ」何だ知ってたのか?」

 

 

「知ってるよ!!……んで?何で死に戻るとヤンデレ化するんだよ!」

 

 

「知っての通り、お前と関係の深い人間はお前の死という未来を知る事で避けようと動く、その方法が過激なだけだ」

 

 

「過激過ぎて死に戻りしてんだけど?」

 

 

「それは私も予想外だった」

 

 

「おい」

 

 

「どうやらヤンデレとなるのは貴様の愛の深さと喪失感が合わさった結果なのだろうな」

 

 

「先生!ヤンデレ化した彼女達は元に戻るのでしょうか!」

 

 

「無理だな」

 

 

「即答!?……というか君は敵なの味方なの?」

 

 

「まごう事なき味方だともさ我が理解者よ」

 

 

「皆をヤンデレにしたのに?」

 

 

「本当ならばヤンデレ化した彼女達に愛想尽かして私だけを見て貰う予定だったのだがな」

 

 

「黒っ!恐ろしいくらいに黒っ!!」

 

 

「私は詐称の神とも呼ばれている」

 

 

「何かウォズみたいな感じだな…」

 

 

「アレと一緒にするな」

 

 

「んで俺をどうしようってんだよ?てか大事な部分が聞けてないんだが」

 

 

「そうだな、真面目に私とお前との馴れ初めをはな「聞かせてもらいましょうか?」ほぉ」

 

 

「エルフナイン!?マドカや咲那もいつの間に!!」

 

 

「最初から聞いてましたよ?」

 

 

「ベタだ!いや違うんだよ彼女は!」

 

 

「義兄さんを誑かす邪神ですね!!」

 

 

「いや、ちょっ!」

 

 

「ほぉ貴様等が我が理解者を苦しめたのは」

 

 

「違う!オティヌスも「待てナツキ」マドカ」

 

 

「この場は危険だ、この戦いで船が沈む可能性もある!…だからナツキはこの安全な箱に入ってくれ」

 

 

「…………俺、マドカのせいで閉所と暗所恐怖症なんだけど?」

 

 

「大丈夫、この箱に入れば必ず安全だから!さぁ入るんだ!!」

 

 

「ちょっと待てえええええ!!」

 

 

そんな話をしているとオティヌスの火球が箱を破壊したのである

 

 

 

「箱が!」

 

 

「マドカさん抜け駆けですかぁ?」

 

 

「義兄さんを閉じ込めてそのままトンズラするつもりでしたよね?」

 

 

ゆらりと動くエルフナインと咲那

 

 

「くっ!だがまだ終わらん!」

 

 

と全員がライダーシステムを取り出すと

 

 

 

「この周回でもこうなるか…仕方ない」

 

 

オティヌスが取り出したのは鳳凰のエンブレムが刻まれた金色のカードデッキ

 

 

 

「変身」

 

 

浮遊するカードデッキが虚空から現れたベルトに装填されると金色の羽を散らせながら現れる

 

 

最後の13人 蠱毒の主 

 

仮面ライダーオーディン 現る!!

 

 

 

「少し修正を加えるか」

 

 

オーディンが呼び出したゴルドバイザーにオーディンは時計が刻まれたカードを装填するのである

 

 

「え、ちょっと待て!!」

 

 

 

それは リセットを意味する 時を遡るカード

 

 

『TIME VENT』

 

 

 

その時 世界は巻き戻る

 

 

 

 

 

 

「……………え?今のが…」

 

 

「タイムベントの力だ…さて隠れても無駄だ出てこい」

 

 

 

「っ!ナツキさん大丈夫ですか!」

 

 

「エルフナイン!?ってデジャブ…」

 

 

「これで私が味方だと信じてくれるか?」

 

 

「あぁエルフナイン達が殺しあう未来を回避してくれたって事だろ?」

 

 

「そう言う事だ」

 

 

 

「それでナツキさん、この人と何処で会ったんですか?」

 

 

 

「いやそれが全く思い出せないんだよ」

 

 

「無理もない、私とお前が会ったのは魔王が御礼参りで殴り込んだあの日の事だからな」

 

 

「それって老ハルトが世界を滅ぼしたっていう…」

 

 

「そうだ…あの時助けられた私はお礼にと安全な世界に飛ばして避難させた…筈だったのだがな」

 

 

「それが何故あの世界に…いやまぁ良いかそのお陰で俺はまたやり直せた、感謝してるよありがとうオティヌス」

 

 

「気にするな」

 

 

「それで君の目的は?」

 

 

「簡単に言えばお前と2人きりでずっといる事だ」

 

 

「うん、その話は後にして今は目の前の問題を片付けよう!」

 

 

 

ーーーー

 

 

 

その頃 ハルト達はと言うとゼロライナーを見て興奮していたか

 

 

 

「今、誰かが時間を巻き戻した?」

 

 

「何で分かる?」

 

 

「同じ事よくやるからだけど規模がデカいな世界の時間を巻き戻したのか…これだけの能力となるとクロノスのリセット?いやヴィジョンドライバー系の能力か……まさかタイムベント?」

 

『だが相棒、アナザーオーディンはタイムベントを使ってないと言っているぞ?』

 

 

「そうか……トルーパー」

 

 

「はっ!」

 

 

「仲間達に警戒レベルを跳ね上げるように伝えたくれ俺の勘が正しいなら時間を戻した事で何かしてくる奴がいるかも知れない」

 

 

「かしこまりました」

 

 

「よし、ゴルドドライブ」

 

 

とハルトはタブレット端末を取り出すが反応がない

 

 

 

「あれ?おーい、ゴルドドライブ?蛮野?おーい!」

 

 

やはり反応がない

 

 

「よし壊すか誰かシンゴウアックスを」

 

 

壊そうとするハルトをキャロルは溜息を吐くとハリセンで叩く

 

 

「って!」

 

 

「はぁ…ここに電波が入ると思うか?」

 

 

「え?Wi-Fiとか「ある訳なかろう」マジか…」

 

 

「だから束や銀狼は行きたくないと行ってたのか」

 

 

「あぁネットが使えないのは科学組には地獄だしゴルドドライブもこれじゃあな」

 

 

アウトサイダーズも呼べない…というより呼んだら大変な事になりそうだと自省していると

 

 

「しかし此処からどうやって相手を探すのだ?この範囲はレーダーでも」

 

 

 

「大丈夫、俺に任せて……行くよ」

 

『鎧武…ジンバーピーチ』

 

 

 

アナザー鎧武に変身するとエナジーロックシードを使いジンバーピーチフォームになり耳を澄ませる

 

 

「うん、分かった…トルーパー!今から言う座標を攻撃するぞ!」

 

 

強化された聴覚により敵の声を聞き分け居場所を割り出したのである…これは市街地では雑音が多過ぎて使えない探知方法である

 

 

『おい待てよハルト!この状況なら俺、アナザークウガのペガサスフォームだろ!』

 

 

 

「それも考えたけどさ…お前デカいから変身してペガサスフォーム使ってると的になるんだよなぁ狙撃ってバレないのが前提だろ?」

 

 

『そんなの関係ねぇ!クウガ展が開催予定な今となっては俺を出さない事の方がおかしいぞ!!』

 

 

「そうは言ってもなぁ………ん?クウガ展?」

 

 

『あ、やべ』

 

 

「おいアナザークウガ、今の話『おーっと相棒!今は置いといて』置いとけるかよ!」

 

『はぁ…』

 

 

「何だよクウガ展って!そんな素晴らしいイベント情報を何で俺に教えてくれなかったんだ!!」

 

 

『教えるとこうなると分かってたからだ』

 

 

「ふざけるなよ!まるで俺にバラしたら平常心を失うみたいなリアクションしやがって!」

 

 

『その通りだろう?』

 

 

「当たり前だ!どうしよう俺ワクワクすっぞ!」

 

 

「おいハルト、取り敢えず落ち着け」

 

 

キャロルの覇気に思わず

 

 

「はい!!」

 

 

「よし」

 

 

やれやれと呆れる中 霊夢はこっそりと

 

 

「ねぇ、ハルトってずっとあぁなの?」

 

 

「そうだ…アイツは基本バカだ、まぁそんな所が可愛いのだがな」

 

 

「そう」

 

 

「キャロルさん?俺は今絶賛、聴覚強化のジンバーピーチなので小声でも十分に聞こえてますよ?」

 

 

「ほぉ流石の性能だな」

 

 

「おう!そして位置が分かれば対処も出来る」

 

 

「それで貴様は敵にどう対処する?」

 

 

「うーん」

 

変身解除して少し思案を巡らせる色んな攻撃方法は思いつくが

 

 

「幻想郷へのダメージ抑えるなら白兵戦が一番なんだよねぇ〜」

 

 

森の中ならグロンギや魔化魍がうってつけな人選であるが

 

 

「奴等加減を知らないからな幻想郷の連中にも喧嘩を売りかねない」

 

 

「アンタの部下、どんだけ血の気が多いのよ」

 

 

「戦いこそが人生みたいな連中ばかりだからなぁ…というより上位陣となったら地形変える技とか普通に使うし」

 

 

「何それ厄災じゃない!」

 

 

「まぁ間違いない」

 

 

うんうんと頷くがキャロルは

 

 

「お前の目の前にいる男はノリと勢いで世界を滅ぼそうとするし自分より強い奴にも恐れを知らずに喧嘩を売るぞ?」

 

 

「え?ハルトの方が厄災だったの?」

 

 

「良いか、お前の惚れた男は貴様の想像する数万倍のバカだ」

 

 

「そんな男と結婚したのは何処の誰だが」

 

 

「お前がプロポーズした筈だが?」

 

 

「うっ……それを言われたらなぁ」

 

 

「と言う訳で早く片付けろ人里の者に聞いたが幻想郷には温泉があるのだろう?オレは最近疲れたからそれに入りたい」

 

 

 

「え?温泉なら逢魔にもあるじゃん」

 

 

「ほぉ…お前の言う温泉とはアレか?二亜と七罪がいた世界にあるファントムリキッドの湧き出る間欠泉の事を言っているのか?」

 

 

「ファントム…何?」

 

 

「え?温泉じゃん」

 

 

「アレは温泉とは呼ばん!そもそもファントムリキッドが湧き出るのだから彼処は慰安施設ではなく束やエルフナイン達の研究施設なんだぞ!!」

 

 

「え?嘘っ!俺はちゃんと温泉として使うから浴場を整備してねって頼んだのに!」

 

 

「誰に頼んだ?」

 

 

「エボルト」

 

 

「人選を考えろ!!」

 

 

「確かに!アイツ、スライム状だからなそもそも入浴の文化がない…いやだが石動さんに取り憑いてるからその辺は問題ないと判断したんだが…やはり温泉について造詣の深い奴に…魔化魍の童子に頼むか?いやアイツらだとなぁ…」

 

 

「とにかくオレは普通の温泉に入りたいのだ分かったか!」

 

 

「イエス、マム!」

 

 

「見事に尻に敷かれてるわね」

 

 

そう朗らかと話していると

 

 

「ハルト」

 

 

ナツキが青い顔をして現れたのである

 

 

「ナツキ?トルーパーの報告だとチョコルドの副作用で倒れてたんじゃ?」

 

 

「実は俺「成る程なチョコルドおかわりか!」違うそうじゃない」

 

 

「あれ?違うのか……っ!お前ナツキじゃないな何者だ!」

 

 

「へ?」

 

 

「死神博士にナツキをチョコルド使っても大丈夫なように体を改造してねと、お願いしたのに何で普通にしているんだ!」

 

 

「何物騒なお願いしてるんだよ!」

 

 

この時のナツキは、こいつの方が癌細胞じゃねぇの?と首を傾げるに至る

 

 

「死神博士は何してるんだ!折角良質なサンプルを用意したのに改造せずに逃げるなんて!それでもショッカーか!!せめてナツキの片腕をフックにするとかしろよ!!」

 

 

*死神博士はヤンデレの圧力に負けて逃げました

 

 

「まぁ良いでしょう」

 

 

「良くねぇよ」

 

 

「そんな事よりナツキ、何故お前が元気なのかは知らないが取り敢えず今は戦力が欲しいから手伝え」

 

 

「いや、俺は…」

 

 

「あ?どうした?病み上がりだから戦えないってか?」

 

 

「そ、そんな感じだ」

 

 

「そうか確かに病み上がりを戦わせるのは気が引けるな……それなら」

 

 

「………え?」

 

 

 

数時間後 

 

 

 

「禍の団 旧魔王派の諸君!今日は俺の為に面白い催しに招いてくれて感謝するよぉ!」

 

 

カッシスワームのように仰々しい動きで煽り倒すハルトを見た構成員達は

 

 

「魔王!此処で会ったが百年目!覚悟しろ!!」

 

 

「今此処で我々は貴様に奪われた誇りを取り戻す!」

 

 

 

「おっと勇ましいが良いのかなぁ?俺に攻撃したら貴様等の大事なリーダーが酷い目に遭うぞ!」

 

 

とコネクトの魔法で引っ張り出されたのは

 

 

「た、助けてくれえええ!!」

 

 

磔刑に処され涙目のリゼヴィムであった

 

 

「テメェ等!人質の命がどうなっても良いのかぁ!!」

 

 

*何度も言いますが彼が本当に主人公です

 

 

「る、ルシファー様ぁ!」

 

 

「おのれ不可侵の魔王め!!何て非道な真似を!」

 

 

「人質を使うなんて卑怯だぞ!」

 

 

やんややんやと騒いでいるが

 

 

「…こいつ等は自分の事を棚に上げて何で正義の味方面してんだ?」

 

『お前が外道に見えるからだろうな』

 

 

「酷い奴だ」

 

 

「ルシファー様を解放しろ!」

 

 

「それと何で悪魔を磔刑にしているんだ!我々悪魔への嫌がらせかぁ!」

 

 

「あ、頭が…」

 

 

 

デルタに対して人質取った連中が何言ってんだと思うのと、あぁそう言えばセラフォルー達も十字架苦手とか言ってたと思い返すの半分

 

 

 

そして

 

 

「(十字架フェイスなセーフモードのイクサになったら、こいつ等地味にダメージ受けながら戦ってる事になるな…よし、今度はぐれ悪魔で試してみよう)」

 

面白半分である

 

 

「だが貴様等全員が大人しく引き返せば、この場での命の保証と彼を解放しようではないか!」

 

 

「た、頼む!助けろおおお!!このルシファーの命令が聞けないのかぁ!」

 

 

と必死に叫ぶリゼヴィム?に旧魔王派は引くにも引けない状況である

 

 

 

「(完璧な作戦だな、これで連中は此処に釘付けそして霊夢達が結界の修復に入れる 結界が治れば後は一網打尽だぜ)」

 

 

と内心で爆笑する両面宿儺の顔をしているハルトであるが磔刑に処されているのはリゼヴィム本人ではなく

 

 

「(いや何で俺なんだよ!)」

 

 

変装しているナツキであった

 

 

 

時は遡り

 

 

 

「はぁ!俺が変装して人質に!?」

 

 

「そうだ、安心しろ絶対に偽者とバレないようにダミーのガイアメモリ使うからさ」

 

 

「変装の精度を心配してるんじゃねぇよ!何で俺が…」

 

 

「旧魔王派連中の目的って早い話が自分達が統治してた頃に戻りたいって話だろ?」

 

 

「それで?」

 

 

「それなら連中も派閥の旗頭を求めている神社を襲った奴がリゼヴィムを名指ししたのは本家ルシファーだからだろう、サーゼクスの話だとルシファー家は悪魔政権の筆頭みたいな扱いだったらしいし」

 

 

「それはヴァーリも同じだろ?」

 

 

「純血主義の連中には混血のヴァーリは仲間として見てないんだろうな」

 

 

「そう言う事か」

 

 

「だがリゼヴィムは現在、本国で拷問を受けているから簡単に出す訳にもいかない」

 

 

「まぁ逢魔の名前使って好き勝手戦争したとかなればなぁ」

 

 

「あかねに手を出そうとした罪人だもん!普通なら死刑して終わりだけど現在進行形で苦しみ続けるてるのって死刑よりも素敵な刑罰だよね!」

 

 

「おーい落ち着けハルト」

 

 

「って訳でナツキが変装しての囮作戦でGO!」

 

 

「NO!!」

 

 

「お前の意見など求めん」

 

 

「いやあああああ!!」

 

 

と言う訳でナツキをリゼヴィムに擬態させて偽の人質にしているのである

 

 

「オラァ!こいつの命がどうなっても良いのかぁ!」

 

 

「く……」

 

 

正義と悪の構図がひっくり返っていると言う光景にキャロルと霊夢は後ろで

 

 

「うわぁ」

 

 

ドン引きしており

 

 

 

「……………」

 

 

時計の男も予想外の攻撃に絶句していた

 




予告

予想の斜め上の人質作戦により困惑する戦場 やはりと言うべきか作戦がバレ 大乱戦!

そして混乱する戦場 そこに現れたのは!


次回 幻想郷襲撃三幕 お楽しみに!
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