無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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お待たせしました!!リアルの仕事が立て込んでおりまして……遅くなってしまいました!今回で間話は終了 次回からは原作に戻りますが…おや?ドミニオンレイが何か映像を捉えたようですね


魔王が蹂躙していたのと同時刻


???


「そろそろ引き上げるぞ、これ以上は幻想郷の管理人や魔王に勘付かれる」


「そうか、ありがとうゲオルグ」


やり取りをしている青年は二人 一人は中華風の衣装に神々しさを感じさせる槍を肩に担いでいた


「幻想郷は素晴らしい場所だったよ魑魅魍魎跋扈している これを全部倒せば本当の英雄譚だな」


「おいおい、それをしようとしたら今回とんでもない奴等が動いたじゃないか」


「そうだな、まさかこんな大物が釣れるなんてね」


「不可侵の魔王、その配下も侮れない…しかしまぁアレだけの虐殺を眉を顰めずに出来るものだ心のない化け物め」


「あぁ」


「だからこそアレを倒せば世界的な英雄になれるというものだ 何れ会える時まで楽しみにしておこう」


その男達は霧と共に姿を消すのであった…




異変解決!大宴会とその裏で

 

 

前回のあらすじ

 

 

幻想郷に喧嘩売った、旧魔王派をジェノサイドしたハルトであったか些細な事でナツキと喧嘩し2号アナザーウォッチを抜き取ってしまう、失意のナツキに忍び寄る 二つの影とは

 

 

さて、そんな事知らないハルトはと言うと!

 

 

「え…ゴチゾウ100体集めたら、こんな凄いフォームになるの!」

 

 

仮面ライダーガヴの新フォームに驚愕していた!

 

 

「ちょっと唯一!俺のガウの歯を抜いて良いからゴチポット作って!!……ってあれ?」

 

 

いつもなら一緒にガヴを見ている筈の唯一がいない

 

 

「まさか推しの酸賀さんが退場したから少しロスになってるのかな…」

 

 

その気持ちは分かる、俺もかつてはチェイス退場で心が折れた事もあったのだから…やっぱり蛮野にはお仕置きが必要か?

 

 

「しかしアナザーヴァレンがヴラスタムギアで変身するとはなな〜そしてフラッペカスタムか1号と2号で氷系能力が被るのは珍しいな」

 

 

と分析していると

 

 

「おい、ハルト時間だぞ」

 

 

「分かった!」

 

 

キャロルの呼び出しに応えたハルトは直ぐに移動する 場所は博麗神社の境内

 

 

待ち人の八雲紫は付人を連れて待機していた

 

 

「お待たせしました」

 

 

「いいえ待ってないわよ」

 

 

「それは助かりました」

 

 

「それで今回の異変なのだけど」

 

 

「そうですね貴女達も知る必要がありますな」

 

 

霊夢から聞いたが幻想郷での異変とは基本的に博麗結界内部で起こるのに対して今回は結界の外側からの攻撃なのだ 幻想郷の管理人として看過できない事態に紫も普段の飄々しさはなく真面目な顔立ちである

 

 

ならば此方も真面目にハルトも答えた

 

曰く 今回の敵は何らかの方法で博麗結界の穴を拡張して進撃した

 

曰く 今回の侵入者はハルトのいた世界のテロリスト 

 

曰く 目的は不明 しかし複数の勢力が動いているのは確か

 

 

 

 

「成る程」

 

 

「コレに関しては俺達側の迷惑に巻き込んでしまったとしか言えません…本当に申し訳ない」

 

ハルトが謝罪をすると

 

 

「貴方の謝罪は受け取ったけど」

 

 

「はい、その対策については提案ですがー

 

 

数分後

 

 

「ふぅ、こんなものかしら」

 

 

「まさか結界の修繕所か強化まで」

 

 

その手腕に霊夢は驚愕していた自分の守る結界の構造把握だけではなく直ぐに修理してのけたのだから

 

 

「流石の結界も経年劣化で傷んでいました、それを私は修復したまでですわ」

 

 

「それが出来る人が普通はいないんだよ」

 

 

「あらハルト様は私なら出来ると判断したのですよね?」

 

 

「当然」

 

 

そうアイリーンに頼んで結界を治して貰う事だ

 

 

「博麗結界…秘匿性と外部への防御力は見習うべき力ですわね」

 

 

「その分 内部からこじ開けられると弱いみたいだがな」

 

 

「今後の課題ですわね」

 

 

話す一方

 

 

「逢魔王国の王として幻想郷の管理人 八雲紫に提案があります」

 

 

「何でしょう?」

 

 

「この幻想郷に逢魔の大使館と戦力の常駐を認めて頂きたい」

 

 

「何故かしら?」

 

 

「今回の件は逢魔の過失とも言える、その反省とお詫びをこめて今後は幻想郷外部からの攻撃に対しては逢魔が矢面に立つ事を約束する」

 

 

そう宣言すると紫は

 

 

「そのお話お受け致しますわ」

 

 

その答えにハルトは首肯すると

 

 

「ではー

 

 

ーーーー

 

 

数分後

 

 

「で。何で俺が大使館の大使なんだよ!」

 

 

白羽の矢が立ったのは政人であった

 

 

「実力的にも地元民とのコミュ的にも前から幻想郷にいた政人が適任だと判断したんだよ」

 

 

「けど俺が抜けたら駒王町にいるアカツキの負担が増えるだろ?」

 

 

「そこに関しては暫く心配ないのがウチの見方だ」

 

 

「何?」

 

 

「今回捕らえた連中にはヤクヅキ監獄長が一般的かつ良心的な拷問を加え色々聞いた所 今回の主犯は旧魔王派の外部実行部隊だったらしい それを手酷く叩いたんだから暫くは外にちょっかい出す事もないだろうな」

 

『一般的かつ良心的な拷問って何だ?』

 

 

「うーん……例えば苦痛が快楽になるみたいな?」

 

 

『お前はティオの件から何も学んでないのか?』

 

 

その脳裏にティオの顔が過ぎるとハルトはバツの悪そうに顔を逸らす

 

 

「ごめん言葉間違えた…ランナーズハイみたいな感じの…そうだな拷問受けた奴がまだ人の形を保てる程度の拷問だなアレ以上は…うん、何か名状しがたくなる」

 

 

『一般的とは?』

 

 

「連中も暫くは外側へ嫌がらせする戦力もないから冥界で……あぁそうか…そろそろ学園も夏休みなんだな」

 

 

「それもあるし対テロ連中の訓練も兼ねて護衛対象は冥界に行くんだと」

 

 

「旧魔王派連中は主力を冥界に動かすか」

 

 

「というよりそれしかないって感じだろうね、此処で手酷く叩いたし向こうの目的もサーゼクス達の打倒って所でしょ?」

 

 

「確かにな」

 

 

それなら街の留守居はアカツキとアイザック、スマートブレインの村上社長達がいれば万全というのが見方であるし護衛戦力を考えても問題ないだろう

 

 

「それに幻想郷には乾さん達もいる問題ないよ」

 

 

「あの陰湿マザコン野郎もか」

 

 

「補佐役に宗一も送るけどね…って前から思ってたけど草加さんと仲良「そんなの無理!」はぁ、わかったけど無理はするなよ 何かあったら烏天狗に相談するから「素直に頑張ります!」あの新聞記者と何があった?取り敢えず大使館は妖怪の里付近に作る事にしたから」

 

 

「………………場所の変更をお願いしても?」

 

 

「ダ・メ♪」

 

 

「いやあああああ!!」

 

 

ーーーー

 

 

そして 一夏に連絡したのである

 

 

「って訳だ暫く俺達は幻想郷の復興に力を貸してから帰る」

 

 

【いや分かったけどさ、ナツキさんは大丈夫なの?】

 

 

「お前が心配する事じゃないさ」

 

 

【分かった気をつけてよ】

 

 

「誰の心配をしてるんだ、任せておけ」

 

 

通信を切るハルトは

 

 

「ウォズよナツキの奴は何処で何をしてる?」

 

 

一応は同行位は気にしておくと

 

 

「はっ!現在、ケケラと唯一に焚き付けられ」

 

 

「焚き付けられて?」

 

 

「改造手術を受けています」

 

 

「へぇ改造……って何をしているんだよ!!改造手術!?どんな!」

 

 

「はっ!唯一がファントムリキッドとネビュラバグスターウィルスに一週間漬け込んだ我が魔王のグラニュート器官と我が魔王から以前摘出した愚者の石「キングストーン!」失礼 キングストーンをBLACKSUN式手術でナツキの体内に移植しております」

 

 

「何でちょっと素材を美味しくする感じの熟成を挟んでんだ!!それと気づいていたなら何故放置したんだよ直ぐに止めさせろよ!BLACKSUN式改造手術って麻酔無しのやばい手術だぞ!!激痛で絶叫するって!」

 

 

「っ!」

 

 

「ヤクヅキ先輩…タンク持って走り出さないでください!ってか何処から出したんですか!」

 

 

「いや悲鳴をあげるなら糧になれと」

 

 

「取り敢えずその黄色のタンクを下ろしましょうね先輩」

 

 

「今じゃ、逢魔の監獄長にしてクリーンエネルギー管理部長だもんねぇ〜」

 

 

「『クリーンエネルギー(悲鳴)』か」

 

 

「うむ!悲鳴とは持続可能で再生可能なエネルギーじゃ!」

 

 

「何度でも恐怖を与えようという強固な意志を感じる」

 

 

「しかしナツキは何処を目指してるのでしょうか?」

 

 

「つかネビュラバグスターウィルスなんて危険物を何処からそんなもの持ってきた!俺は作ってないぞ!!」

 

 

「これは間違いなくエボルトとネオ黎斗が噛んでますね」

 

 

「許す!」

 

 

「いや怒って!お願いだから!!」

 

 

「あぁ今更だけど逢魔のポータルってエニグマに似てるよねぇ…」

 

 

「確かに…それに近しいものをセルメダルを動力に独力で作り上げるキャロル様…恐ろしい」

 

 

「けど何でエボルトがネビュラバグスターの事を」

 

 

「実はエボルトは難波重工でヘルブロスの研究をするにあたり最上魁星の研究資料を調べたようで その時にエニグマとネビュラバグスターの資料を発見したと」

 

 

「何ぃ!!ヘルブロス誕生にそんな裏ストーリーがあったのか…やはりバイカイザーからヘルブロスに作り変えるには並大抵の苦労じゃなかったんだなぁ内海さんスゲェぜ…」

 

『感動しとる場合か!』

 

 

「その前にアイツ等何してんの?」

 

 

「さぁ?魔王ちゃんに力を取り上げられて自棄になったんじゃないの?」

 

 

「こほん、それで俺の体の一部を取り込んでパワーアップ??」

 

 

アウトサイダーズの暴挙にハルトも困惑していたが

 

 

「まぁ問題ないか」

 

 

「我が魔王?」

 

 

「あの二人なら大丈夫だろう、お前達も仮面ライダーを信じろ!」

 

 

「流石に調べましょうよ!」

 

 

「問題ねぇゴルドドライブが混ざってなければ悪巧みというよりエボルト達の実験だろ?」

 

 

「そうだね魔王ちゃん」

 

 

「ジョウゲン?」

 

 

「考えてみなよ魔王ちゃんのグラニュート器官を移植したんでしょ?適合する訳ないじゃん!」

 

 

「拒絶反応で死に至るな」

 

 

「そもそも魔王様の臓器なんて普通の人間が取り込んだら死にますって取り込んだ所で怪人ぽくなって死ぬのがオチですよ」

 

 

「俺のグラニュート器官やストーンだから当然かだろうが…ゴオマみたいな前例があるのは心配もあるけどな」

 

 

ダグバの整理を回避する為にダグバの力を取り込んだ結果 現在の強さがあるのを知っている身としては何とも言えない部分がある

 

 

「心配なら僕が対処しましょうか?」

 

 

「放っておけ唯一の道楽を邪魔するな」

 

 

「認識が道楽なんだ」

 

 

「今の俺達にはやる事がある」

 

 

「やる事?」

 

 

「それは……」

 

 

「それは?」

 

 

「宴会の準備だ」

 

 

「「「「「は?」」」」」

 

 

「何でも幻想郷では異変解決の度に宴会を開くんだと」

 

 

「ならば我が魔王が!」

 

 

最古参組は目をキラキラと輝かせるのでハルトはやれやれと呟きつつ

 

 

 

「そう言う事だ早く準備しないと食いそびれるぞ何せあの幽々子さんがいるからな」

 

 

あの人一人でアリエル、アルトリア達に匹敵する大食感だから 皆の目の色が変わる

 

 

「即刻準備に参ります!」

 

「会場設営は俺達に任せて!」

 

「妾達は参加者に声をかけるぞ!」

 

「はい!」

 

 

「それに今日は乾さん達も参加するんだ、一片の油断も慢心もない最高の一品を出さねばならない俺も本気で行くぞ!」

 

 

『その本気を別の所で発揮しろ』

 

 

「俺はいつも全力だけど?」

 

 

 

そして時が経ち 

 

 

 

「んじゃ異変解決を記念して!かんぱーい!!」

 

 

魔理沙の一言から宴会が始まったのである

 

 

それ即ち

 

 

「行くぞ西行寺幽々子!胃袋のゆとりは充分かぁ!!」

 

 

「ふふふ、じゃあ始めましょうか」

 

 

ハルトvs西行寺幽々子のバトルが幕を開けたのである

 

 

 

「うおおおおお!!」

 

 

目の前でマグロを高速で解体、刺身を提供するがブラックホールもかくやの勢いで船守が消えていく

 

 

「あら?これで終わり」

 

 

「まさか、そんな訳ないでしょう!行くぞ、マグロのお頭焼きだぁ!」

 

 

おおおおお!と騒めく迫力の料理を見てバクバク食べ始める幽々子に会場が盛り上がる中

 

 

「あのバカは何をしている?」

 

 

「ふふふ、良いではありませんか最近ストレスが溜まっていたようですし良い息抜きかと」

 

 

「それが料理なのは所帯染みているがな」

 

 

キャロルとアイリーンは談笑しながら宴会に参加していたがハルトに目を向けると曲芸のように宙を舞う鶏肉と野菜へ寸分違わぬ精度で櫛を投擲 そして落下した時には炭火焼きの網の上で焼き鳥となるのであった

 

 

「はぁ……」

 

 

「浮かない顔ですわねキャロル?」

 

 

「あぁあのバカがまた新しい現地妻を見つけようとしているとなればな」

 

 

「あの巫女ですか?」

 

 

「どう見てもそうだろう、アレにその気があるのかは別だがな」

 

 

キャロルはキャロルで面白くないと呟き酒盃を煽るが

 

 

「ふふふ、そう怒らなくても良いではありませんか宴会なのですから今夜は無礼講ですわよ」

 

 

「お前、あのバカが何処かで知らない女と子供作ってたらと思う事はないか」

 

 

「それはありえなくもないですわね…というより押し倒されてしまう可能性もあるかと」

 

 

「そうだ…という訳で前から話していたが、あのバカにはオレ達の誰かしら側にいるべきだと思う」

 

 

「これ以上増やさない為ですわね」

 

 

「そうだ知っての通りハルトは脳筋でノリと勢いで動く節がある、この間も…」

 

 

 

【仮面ライダークロニクルをやる人、この指とーまれ!】

 

【そうだ魔王、私の為にデバック処理をするのだ】

 

【何してんだ神?】

 

 

【このゲームで遊べる…1ファンとしてこんなに嬉しいことはない!】

 

 

「と思いつきで話していたな…」

 

 

「それは…また」

 

 

「またある時は

 

 

【エボルト!パンドラボックスの力が見たいからスカイウォールの壁である世界の地球を三分割にしてよ!その後グループを三分割するから何処が一番早くリントを皆殺しに出来るかってゲゲルやろうぜ!】

 

 

「と、それを間一髪千冬とオレとあかねが気づいて全力の説教をして止めたがな」

 

 

「それはまぁ」

 

 

間一髪であった

 

 

「ラ集団がカウントする数が多くて過労死するから辞めろと言ったら素直に手を引いたぞ」

 

 

「そこは虐殺ではなく仲間の過労死方面で説得に応じるとは…あの方、その辺どんな倫理観しているのですか?」

 

 

「そもそもある世界に関しては目に映る全てが敵だからな」

 

 

「まさか世界に宣戦布告を?」

 

 

「オレの為にだ…あのバカは迷わなかったよ世界を敵に回すことを躊躇わなかった…それと敵ならどんな事をしても許されるって考えてるんだよ」

 

 

「……」

 

 

「アレは昔から自分の身を守る為なら相手の事なんて関係ない、やらなきゃやられるの精神で生きてたらしい…今は守る対象が増えたのは喜ぶ事かな?」

 

 

「そう言う事ですか」

 

 

 

「それと昔、祖父母と見たアニメでネズミを殺すのが楽しくて楽しくて仕方ない白い大きなイタチに感銘を受けたらしい、情け容赦の無さがグロンギに似てるし白いのもダグバみたいとな」

 

 

「は、はぁ……」

 

 

「実際、あのバカの周りに白い奴はヤバい奴らばかりだからな」

 

 

「あぁ…」

 

アイリーンの脳裏にはダグバ、エボルト、テスタロッサとハルトしかブレーキかけられない危険人物達が過ぎるのであったが

 

 

「しかしクローントルーパーも白ですわよ?」

 

 

「すまない一部例外があると言っておく」

 

 

「だが逆にアレは情が移った相手には非常に徹しきれない、何度もウォズ達やゴオマが利敵行為をしても許しているのが良い証拠だ」

 

 

「でしたらナツキさんは何故、邪険にあしらうのでしょう?」

 

 

「さぁなその辺は本人に聞くしかないな」

 

 

と話していると

 

 

「キャロル妃!我が魔王が状態異常耐性を切ってお酒を飲んで酔っ払ってます!」

 

 

「は?」

 

 

それと同時に

 

 

「ふふふ、はは…あははははははは!!!!イェーイ!皆ぁ楽しんでるぅ!!」

 

 

 

イエエエエエイ!とレスポンスが帰ると酔っ払い上機嫌のハルトに

 

 

「うんうん!お前達最高だぜぇ!!!あはははは!!んじゃあ!一曲行こうゼェ!!カモン!」

 

 

とカラオケのマイク片手に立つハルトと同じようにアークオルフェノク、ダグバ、エボルトが立ち上がると

 

 

「え?何あの人選?」

 

 

「完全に人間とは違う価値観で生きてる連中ですよね」

 

 

アークオルフェノク参戦に巧達も唖然としていたが

 

 

「我が魔王?」

 

 

そしてスピーカーで流れたのは参加メンバーに合わない何処のメイドでドラゴン ほのぼの日常系アニメのEDであった

 

 

「予想外に平和な音楽ですが…」

 

 

ウォズは驚いていたが

 

 

 

 

「なんでルールって窮屈?」→アークオルフェノク

 

 

ん?と首を傾げると

 

 

「胸が締まっちゃうね」→エボルト

 

 

は?全員が理解した可愛らしいドラゴン達が人間との異種族コミュケーションを唱えた歌もラスボス達が歌うとアラ不思議 

 

 

 

 

「「「「下等で愚かな価値観♪」」」」→全員

 

 

 

 

恐怖の歌に変わる逢魔組は全員目線を向けるのであった

 

 

「ダメって決定する!」→ダグバ

 

 

「倫理なんていりませんよ、あぁ…殲滅したい!」→ハルト

 

 

ハルトがパートを終えてサビに入るのだが全員がハラハラした目で見ている中

 

 

倫理観や常識を滅したらパラダイス!となり曲は2番に入る

 

 

「あなたが望むなら終焉を齎しましょう〜♪」→ハルト

 

 

「「「「おぉ!」」」」

 

 

「ショッカー始めとした傘下達が喜んでるよ…」

 

 

 

そして曲が終わるが

 

 

 

「イエエエエエイ!ありがとう!!んじゃ、次行ってみよう!」

 

 

そして次に流れたのは

 

 

「え、まさか…」

 

 

 

「「「「私達は楽しんでる!24時間はしゃいでる!」」」」→ハルトwith グロンギ達の大合唱

 

 

 

「楽しみすぎてますけどね」

 

 

「だから可愛らしい曲にそこはかとなく闇を乗せるの辞めてよ魔王ちゃん!!というかグロンギ達も人間文化に染まりすぎじゃない!?」

 

 

「アレはゲゲルやる過程で人間文化を学んだ結果ですよ、この間暇を持て余してたアニメを見てヌ集団が心ぴょんぴょんしてましたし」

 

 

「マジか…」

 

 

「因みにですが、ガーランドにいるロイミュード達もマーマーマンションなるアニメが一大旋風を巻き起こしてるようで」

 

 

「072が布教してたな」

 

 

「アイドルの吹替に賛成派と反対派で議論が絶えないとか」

 

 

「平和だなぁ…」

 

 

「それが暴力沙汰になったようでチェイスが死神部隊を率いるまでになったとか」

 

 

「アイツらは何をしている!!」

 

 

「はい、ゴルドドライブは銀狼ちゃんの玩具になってようねぇ」

 

 

「よ、止せ…待て、待つんだジョウゲン!」

 

 

「魔王ちゃんなら此処は…待て、待つんだGO!って言うよ」

 

「だとしてもおおお!!」

 

 

 

「それは過激すぎない!?」

 

 

「それよりもハルト様!我等で良ければ悩み話があれば聞きますので!」

 

 

「はははは!ハルト坊らしいのぉ!」

 

 

 

ノリノリのハルトを見てキャロルは

 

 

「珍しいな彼処まで泥酔する姿を見せる程リラックスしているのは」

 

 

「いや止めてくださいよ!我が魔王は酔っ払うと面倒くさいの知っているでしょう!現に見てください!怪人達とカラオケ大会してます!」

 

 

ウォズの目線の先では牙王が壇上に上がりマイク片手に歌っていた

 

 

「うおおお!double Actionのガオウverだぁ!」

 

『良く良く考えたら敵キャラで専用挿入歌ある奴って貴重だよな』

 

 

 

「よっしゃあ!じゃあ次は俺が平成ライダー挿入歌メドレー行くぜ!」

 

『怪人達には処刑用BGMメドレーだな』

 

 

「ははは!!」

 

 

 

「ご覧ください!」

 

 

「酷くなったらオレが止めるから暫く好きにさせておけ」

 

 

「えぇ…それ自分に甘えてくるのが分かってるからでしょう?」

 

 

「何だ?」

 

 

「何もございません」

 

 

「なら黙って見てろ」

 

 

 

「お前達!最高だぜええ!あと勇儀さん!お酒ありがとうございまーーす!!」

 

 

 

「最高だぜぇえええ!って魔王様!鬼のお酒飲んでるのですか!!」

 

 

「はははは!!アナザー響鬼でもある俺は鬼でもあるんだよフィーニス!!」

 

 

「流石魔王様です!」

 

 

フィーニスが反応する中

 

 

「珍しくハルト坊は上機嫌じゃな」

 

 

「あんな魔王ちゃん久しぶりに見たよ」

 

 

「最近、王様の仕事ばかりだったからな羽目を外すのも分かる」

 

 

「何でお前達はそんな冷静なのですか!」

 

 

「何というか慣れたからのぉハルト坊の暴走は、酔っ払ってる程度可愛いものじゃ」

 

 

 

「けど宴会なんだから余興がないとダメだよなぁ、よし!ここは俺が一つ体を張った芸を見せるとするかぁ!!」

 

 

「何するのハルト〜」

 

 

「一発芸!ダグバに返り討ちにあったゴオマの真似やりまーす!」

 

 

「ネタにしないで可哀想だよ!」

 

 

「んじゃ、北崎にイジられてる時の琢磨君の真似しまーす!!」

 

 

「ハルト様…あの二人に何か恨みでもあります?」

 

 

「ならば俺のとっておき…」

 

 

「ほぉ、まだ何か催しがあるのか?ハルト坊?」

 

 

「おうとも!俺の兄弟分であるカイドウから【俺達には使い道ないから】って貰った この悪魔の実を食べてみようと思いまーす!さぁどんな能力なのかな!!」

 

 

 

「「「「ちょっと待てええええええええ!!!」」」」

 

 

酔っ払った勢いでコイツは何をしようとしているんだとロイヤルガード総出で止めに入る

 

 

 

「え?何?皆食べたかったの?…もう仕方ないなぁ〜それならこの悪魔の実が食べたい奴は今から俺と殴り合いしようぜぇ!!この実は勝った奴にくれてやる!!」

 

 

「景品には興味ないけどハルトと戦えるなら僕は出たいな!」

 

 

「ほぉ良いデータが取れそうだ」

 

 

「私が開発した新型ガシャット…この【東方弾幕無双ガシャット】の試運転には相応しい」

 

 

「そう言えばネオ黎斗にはネビュラバグスターについて聞きたいんだけど?」

 

 

「ヴェハハハハハハハハ!私の神の才能を持ってすればネビュラバグスターウィルスの複製など造作もなーーい!!」

 

 

「流石は神だあああああ!!あとビルドガシャット作ってくださいお願いしまーーす!!」

 

『いや叱れよ』

 

 

「てかダグバ達も何参加しようとしている!」

 

 

「ってか魔王ちゃん!カイドウさんから悪魔の実を貰っても それがどんな悪魔の実か分からないんだよ!SMILEのハズレだったらどうするのさ!!」

 

 

「大丈夫だよ俺の鑑定スキルにかかればコレがどんな悪魔の実か何て一目瞭然なんだから!」

 

 

「どんな悪魔の実なのですか?」

 

 

「これはククククの実と言って どんな物でも食材に変える事の出来る能力らしいぞ、その食材を俺が調理すれば最強の組み合わせだか」

 

 

「な、何と素晴らしい能力なんだ…」

 

「魔王ちゃんの為にあるような能力だね」

 

「実の方が魔王様を選んでますね」

 

「ハルト坊との相性は良いじゃろうな」

 

 

「もう一つはリキリキの実って言って、食べたら怪力人間になるらしいんだけど超悩んでこっちにした」

 

 

「これ以上、魔王ちゃんの物理パワー上げたら誰も手がつけられないよ!!」

 

 

「此方を選ぶ理性があって良かった!」

 

 

「魔王様は食べなくても八王と殴り合えるので不用では?」

 

 

「其方の方が良かったような気もするのぉ」

 

 

ヤクヅキの視線の先には

 

 

「何でハルトはそっちにしなかったのさ!」

 

 

と凹むダグバがいたのであった

 

 

 

「この能力が俺に幼少期から備わっていれば、あんな思いする事なんてなかったのに…うぅ…だがアレが無ければあかねとは出会えていない…はっ!これがジレンマは終わらないと言う事ですか!乾さん!!」

 

 

「は?」

 

 

「何、ファイズ主題歌歌っているのですか我が魔王は…ほら暴れないでください」

 

 

「しかし食材が現地調達出来るなら我々の兵站管理が楽になりますね」

 

 

「兵糧攻めへの対応も万全ですね」

 

 

「コーディも思考放棄しないでツッコミをお願いしますよ!」

 

 

「しかしハルト様!その実を食べると一生泳げないのですよ!!」

 

 

そう悪魔の実は代価として泳げない体になってしまうのである!

 

 

「水中戦可能なアナザーライダーが行き場を無くしてしまいます!」

 

 

 

「そうだな」

 

 

「魔王様!」

 

 

「だが俺はそもそも泳げないからデメリットなり得ない!最悪、アナザーライダーに運転変われば大丈夫!」

 

 

「頑張れば泳げるようになれますから!」

 

 

「そうかなぁ………」

 

 

「そうですよ!」

 

 

「うーん……まぁ後で考えるか!おーい!太陽酒をストレートでジョッキで頼むな!!」

 

 

「それは我が魔王ストップですよ!」

 

 

「えええ!」

 

 

「はぁ、おいハルト」

 

 

「何キャロル?」

 

 

「ほら、来い!」

 

 

「え、ちょっ!キャロルさん!?」

 

 

突然ハルトを連行したキャロルは大人モードに変わるとハルトを膝枕したのである

 

 

 

「キャロル…人前で恥ずかしいよ…」

 

 

「ほぉ…お前に人並みの羞恥心があったのには驚いたが、ほら疲れて眠たいなら素直に言え膝枕くらいならしてやるから早く寝ろ」

 

 

「ん…………ん…」

 

 

素直に従いハルトは自分の意識があっさり落ちて眠りにつくのであった

 

 

「ふぅ…やっと止まりましたか」

 

 

「はぁ…このバカは身を固めて大人しくなったと思ったが結婚前と中身が全く変わらんな」

 

 

「キャロル妃、ありがとうございます」

 

 

「気にするな、この状況はオレも役得だからな」

 

 

とキャロルは膝下で気持ち良さそうに寝ているハルトの頭を撫でて悦に浸ると

 

 

「これがキャロルの…」

 

 

「そう言う事だアイリーン、貴様もハルトと距離を縮めたいなら手段を選ばない事だな」

 

 

「では次からはそうさせて頂きます」

 

 

「そうしろ、逢魔には押してもダメなら押し倒せという言葉がある…行けると思ったら行け」

 

 

「以外ですわね、貴女やあかねはその辺潔癖と思いましたが」

 

 

「前までのオレなら言語道断だっただろうが、このバカを考えれば仕方ない事だ」

 

 

キャロルは肩を竦めてやれやれとポーズを取ると困った表情でアイリーンに話す

 

 

「?」

 

 

「お前も知っての通りコイツは色んなブレーキが壊れているからな誰かが良い所で止めてやらないと何処までも進んでしまう…それこそ一人で何処までも」

 

 

キャロルの脳裏には常日頃 止まったら死ぬマグロ並に忙しなく動き回っているハルトがいた

 

 

「オレは怖いのかも知れないな、このバカがオレを置いていく事を、そしてこのバカは逆を考えているのだろうな」

 

 

「逆?」

 

 

「オレが置いていくかも知れないと」

 

 

「それは…」

 

 

「こればかりは当人のメンタルの問題だがな…バカな奴だオレが置いていく訳ないだろうに」

 

 

「………きゃろる」

 

 

「ん?」

 

 

「………すべてのくろまくはおまえ…だったのか…」

 

 

「おい待て、どんな夢を見ている」

 

 

ーーーー

 

 

夢の中で

 

 

「人類はこの星に…自然に対して贖罪をしないといけないのだハルト、オレと一緒にこい」

 

 

「毎週日曜日のニチアサタイムはありますか?」

 

 

「え?…いやまぁそこは大丈夫だ」

 

 

「それなら問題ないぞキャロル!」

 

 

ーーーー

 

 

現実

 

 

「……さぁ、きゃろる…おれといっしょに新世界秩序を作ろう」

 

 

「おいハルト、起きてるのか!!」

 

 

「きゃろる」

 

 

「何だ?」

 

 

「…………だいすき」

 

 

「はぁ…夢の中でも大人しく出来んのか、このバカは仕方ない奴だ」

 

 

キャロルはやれやれと肩を竦めるも少し口角が上がったまま自分の膝上でぐっすり眠るハルトの頭を優しく撫でるのであった その光景を

 

 

「………………」

 

 

「お、おい霊夢、それ以上強く握ると蟹の甲羅が砕けるぞ!」

 

 

「霊夢、落ち着きなさい」

 

 

魔理沙とアリスが嫉妬に狂って瞳のハイライトが消えた霊夢を止めている時に紫は面白い事を思いついたと悪い笑みを浮かべるのであった

 

 

 

「失礼、奥方様」

 

 

「何だ?」

 

 

「ハルト様を起こして頂けませんか?」

 

 

「断る、寝ぼけたコイツに何を頼む気だ?」

 

 

「さとり、本音は?」

 

 

「この時間を邪魔するなって」

 

 

「あら失礼」

 

 

「っ!コイツ!……おい、さとりと言ったな何故オレの考えが」

 

 

「私には相手の心を読む程度の能力がありますので」

 

 

「ほぉ…さとり妖怪という奴か、よし起こしてやろう、そしてお前の能力でこのバカが何考えてるか当ててみろ!」

 

 

「それは無理ですよキャロル妃」

 

 

「何故?」

 

 

「だって魔王ちゃん何も考えてないし」

 

 

 

「そんな訳だろ、おい起きろハルト」

 

 

「……………ん、ふわぁ…いやぁ10分寝れたから一週間は動けるよ…あ、おはよキャロル……どうしたの?」

 

 

「さぁ、さとり妖怪よハルトが何を考えてるか当ててみろ!」

 

 

「は?」

 

 

「………その人は今、何も考えてません」

 

 

「………」プルプル

 

 

「なんで寝起き早々ディスられたの?」

 

 

「す…すまないなハルト、やはり何も考えていないのか…」

 

 

「笑いながら言われても説得力ないよキャロル、それよりもどうしたの?」

 

 

「失礼しましたわ、ハルト様」

 

 

「ん?紫さん。これは失礼」

 

 

「いえいえ私としては今回助けられたお礼をどうしたものかと考えてましてね」

 

 

「いや別にいらないよ、元はと言えば俺達側のトラブルだから……元凶連中の旧魔王派を生み出した悪魔連中にはこの後 取り立てに行くけどね」

 

 

数日後 

 

 

「サーゼクスくーーん!!旧魔王派連中を倒したんだけどさ…俺の縄張りで何してくれてんだ!テメェ!詫びとして出すもの出せやゴラァ!!でないと暇を持て余してるダグバ、エボルト、カレラが各地で暴れるぞゴラァ!」

 

『カレラは制御しろよ!』

 

 

と悪魔領にいる悪魔に幻想郷事件の賠償を求めたのは別の話である

 

 

「しかし恩人に何も返さないのは幻想郷を管理人の名折れであります」

 

 

「いやいやトータスの火山迷宮で助けてくれたし、そのお礼という事で」

 

 

この時 ハルトの脳裏に電流が走る

 

 

「いやいや待て待て、お礼として乾さん達を逢魔に迎え入れたいとかのお願いも…しかしそんな俺個人のお願いで乾さん達に迷惑をかけるなんてことはファンとして出来ない……あぁ俺はどうしたら良いんだぁ!」

 

 

「落ち着け、それでお前達の礼とは?」

 

 

「はい、幻想郷の為に霊夢を貰ってください」

 

 

「え?普通に嫌ですけど」

 

 

「っ!」

 

 

霊夢の顔が真っ青になるがハルトは続けて

 

 

「霊夢は物じゃない幻想郷の為とか未来の為とかで彼女の意思を無視して彼女の人生を棒に振るような、そんな事しないでくださいよ…もしお礼として彼女がどうこうって言うなら彼女が幸せに暮らしているのが俺の望みです」

 

 

「!!!」

 

 

アリスと魔理沙がニヤニヤしながら赤面する霊夢を見ているし、遠目で見ていた吸血鬼 レミリア・スカーレットもあらあらと笑いながらワインを飲んでいたのである

 

 

「なら霊夢が良いと言えば良いのかしら?」

 

 

「その言い方あまり好きではないです誘導尋問みたいなので」

 

 

「言葉が悪かったかしら?」

 

 

「そうですね政略結婚とかその手のは好みません」

 

 

そう言うと体を起こして立ちあがろうとしたが

 

 

「あ、あれ?キャロルさん?」

 

 

「どうしたハルト?」

 

 

「俺の体が動かないんだけど?」

 

 

「それだけ疲れているのだろう、休め」

 

 

「い、いやぁ!俺の体は休んで百万怪人力だよ!」

 

 

「おかしな単位が付くほどに疲れているな休め」

 

 

「あ、あの〜キャロルさん、まさか怒ってます?」

 

 

「怒ってなどいない…いや妻の膝枕の上で堂々と他の女性を口説いている夫に対してに欠片も怒ってないさ」

 

 

「嘘だ!………っ、この極細ワイヤー…まさか…」

 

 

「ハルト」

 

 

「ひゃい」

 

 

「オレはこの事件が終わったら何をしたいと言った?」

 

 

惚けたら殺すと目が言っていたので

 

 

「えーと…………温泉だったかな?」

 

 

「そうだ、よし行くぞ」

 

 

「へ?キャロル!!解放してよ…ちょっ!皆助けて!!」

 

 

「かんぱーい!」

 

「「「「「かんぱーい!!」」」」」

 

 

 

「この薄情者おおおお!!!」

 

 

ハルトは蓑虫にされて連行されていったのを見送られたのである

 

 

 

幻想郷の温泉地 その近くにあるとされる旧地獄付近にて

 

 

「まさか克己さんより先に地獄を楽しむ事になろうとは…ドクタープロスペクトがいたり」

 

『あぁアイツならクトリの件で克己に再度地獄に送られたぞ』

 

 

「そうだったなぁ」

 

 

ハルトは浴衣に着替えてキャロルを待っていると

 

 

「待たせたな」

 

 

「………」

 

 

見惚れているハルトは ハッとした顔で咳払いすると

 

 

「おいどうした?」

 

 

「何でもない似合ってるよ」

 

 

「それなら良い、ほら行くぞ」

 

 

「ははは!新婚旅行が地獄巡りか」

 

 

「もう少し風情ある呼び方をしろ」

 

 

「うーん……地獄を楽しみな!!」

 

 

「辞めろ縁起でもない!!」

 

 

 

 

そして温泉に入るのだが

 

 

「んじゃ後でな「おい待て」ん?何?」

 

 

「ここは家族風呂だろ?」

 

 

「………………?」

 

 

「おい何言っている?一緒に入るぞ」

 

 

「…………ふぁ!!」

 

 

ってな訳で

 

 

 

「…………」

 

先に入ってろと言われたので温泉に浸かるが疲れ所か緊張感でおかしくなりそうだ

 

 

『何を赤面して待機している?こんな状況は今更だろ?』

 

 

「けどさ…ほら、雰囲気とか?」

 

『何か言ってらぁ』

 

 

「お前達…目を閉じてろよ?見たら目潰しだ」

 

『安心しろ、全部アナザーWの所為にするから』

 

『するんじゃねぇよ!!』

 

 

「しかし長いな……大丈夫かなキャロル?」

 

 

と心配していると

 

 

「ま、待たせたわね」

 

 

「ん?……!!」

 

 

ハルトは首を向けるとそこにはタオルのみで体を隠している霊夢がいた……霊夢?キャロルじゃない!!

 

 

「え、ちょっ!ごめん!風呂を間違えた!直ぐに出るから!!」

 

 

慌ててタオルを纏い更衣室へ戻ろうとしたが霊夢に手を掴まれてしまい

 

 

「良いの…」

 

 

「は?」

 

 

「い、一緒に…話したい事が……」

 

 

 

ってな訳で

 

 

「「………」」

 

 

お互いに赤面しながらお風呂に入ったのだがハルトは

 

 

「(この状況は不味い…バレたらキャロル達に殺される!)」

 

 

という別のドキドキに襲われていた

 

 

「れ、霊夢さん?」

 

 

「……ねぇ」

 

 

「はい!」

 

 

「アンタは私の事、どう思ってるのよ?」

 

 

「はい?」

 

 

何言ってんの?と首を傾げるが

 

 

「霊夢は霊夢じゃないの?」

 

『この鈍感!!』

 

 

「へ?」

 

 

「質問を変えるわ…私は……その貴方の特別なの?」

 

 

霊夢は震えながら意を決して尋ねているがハルトはあっけらかんと

 

「そだけど?じゃないと霊夢の飯を作る為に幻想郷に戻ってこないでしょ?」

 

 

「そう…じゃあ、さっきのは」

 

 

「ん?あぁ紫さんの霊夢を云々って奴?」

 

 

「うん」

 

 

「俺さ政略結婚とかそんなの嫌なんだよねぇ単純に好き嫌いの話だけど…人を道具として見たりするのが嫌いなだけだよ」

 

 

【君は最高のモルモットだぁ!】

 

【お前は俺が作った偽りのヒーローなんだよ!】

 

 

脳裏に過ぎるヤベー奴等と そんな連中を傘下に加えていた事を思い出して顔を少し背ける…

 

 

「ふーん」

 

 

「てかこれ以上、嫁さんを増やしたら殺される!」

 

 

「自覚あるなら控えなさいよ」

 

 

「控えても何か不思議な事が起こるんだ!」

 

 

「どんな理屈よ…」

 

 

「ははは…けど実際大事が無くて良かったのは本当だよ、今回の襲撃情報聞いてから気が気でなかったよ心配だったんだ」

 

 

「そうなんだ」

 

 

「うん、霊夢が心配だったから」

 

 

「!!」

 

 

「さっきの答えだけど…霊夢も特別だよ、だから俺の力が必要ならいつでも声をかけて俺は必ず霊夢の力になるから」

 

 

「!!!!」

 

 

「霊夢大丈夫!?」

 

 

「ち、違うわよ…けど……その…わ…私は良いと思ったわ」

 

 

「何が?」

 

 

「だから…その…女の子から言わせないでよ…バカ」

 

 

「……………」

 

 

ハルトは少し思案するも、そもそも悩む理由あっただろうか幻想郷に来た理由の一つに彼女がいた事から 答えは出ていたのだろう

 

 

 

「俺は霊夢が欲しい…身勝手な男だけど本当に良いの?」

 

 

「良いのよ」

 

距離が近くになって影が重なろうとした時に

 

 

 

「時間切れだ」

 

 

「…………」

 

 

ハルトはギギギと首を向けると、そこには言わずもがなキャロルがいた

 

 

「よしハルト、覚悟は良いか?」

 

 

「ひゃい」

 

 

その夜は修羅場と化したのは言うまでもない

 

 

 

その頃 手術室では

 

 

 

「これでよし」

 

 

血まみれの器具を地面に置いた唯一は軽くノビをする 眼下には手術を終えてボロボロのナツキがいた

 

 

「お疲れさん、それで俺の推しはどんな感じだ?」

 

 

ケケラが待ってましたとばかりに尋ねると唯一は

 

 

「彼は想像以上の素材でしたよ私としては思いつく限りの改造は施したので後は彼次第ですね」

 

 

「そうか、んじゃコレは俺からのプレゼントだ野田夏樹」

 

 

と枕元に置いたのは 緑色のバグヴァイザーととあるゲームのマスターガシャット、そして銃型のアイテムとダイヤルのような持ち手がついているプログライズキーであった

 

 

「じゃあ頑張ってくれ」

 

 

とだけ言うとケケラは未来に帰り、唯一は思い出したように では私からはコレを渡しましょう

 

 

と唯一が置いたのは自らが制作したベイクマグナム

 

 

「武器使用に留めてますが良いデータを期待してますよ」

 

 

そう笑い唯一が去る その誰もいなくなった部屋に ボヤァと現れたのは オティヌスは回復魔法をかけようとしたがナツキは起き上がる

 

 

「大丈夫なのか?」

 

 

「あぁ、ハルトのマッドドクターに比べればあんなの痛みのうちにも入らないさ」

 

 

「そうか嬉しいぞ理解者」

 

 

「しっかしケケラも唯一さんも完全に俺で遊んでるな」

 

 

「思惑はそれぞれだろうさ、ではお前には私から神の加護を授けてやろう」

 

 

「何かファンタジーな感じだな」

 

 

「これはエインヘリヤルの刻印でな、つければ何倍にも強くなれるのだ」

 

 

「……デメリットは?」

 

 

「死んだら私のものになるだけだ」

 

 

「え?死後の魂も私のもの的な話?」

 

 

「あぁそうだ……大丈夫だ刻印をつけるのは痛くない…そうだチクッとするだけだ」

 

 

「……………っ!」

 

 

「逃すか」

 

 

「誰か助けてえええええ!!!」

 

 

 

ナツキの断末魔が響くのであった

 

 






予告

幻想郷の事件もひと段落したハルト達であったが禍の団対策会議を開く為にリュートへ向かう事に 

「ハルトー!」

「アリエル!リュートを守ってくれてありがとう!」

久しぶりの再会を喜ぶ中


「ハルト……」


「ナツキ?」


「俺と勝負しろ」


「は?」


「お前をぶっ潰す!」

『ランページバレット!!』

ナツキは死線を超えて得た力 それを見たハルトは


「それ、俺の方が使いこなせないか?」


「ふざけるなぁ!お前には使えないだろうがぁ!!!」


「なーんか闇堕ち感じ出してるけど……俺何かした?」


何気ないハルトの一言が新たな戦いを激発する!

次回 冥界合宿のヘルキャット編  開幕!お楽しみに!


オマケ短編

絵を見たくて


レイナーレと戦った廃墟の教会にて


「相棒、俺達はずっと一緒だよ」

『そうだな』


「ご覧 相棒これが子供のトラウマ製造機で有名なノスフェルの絵だよ」


とハルトは何処か憔悴しきった目で廃墟の教会の聖堂に飾られたノスフェルの絵を見ていたのである


『フランダースなテンションで言われてもな…』

『絵が絵だけに何か邪教を信仰する危ない奴に見えるわ』

『廃墟で見てるあたり特にな』


「ずっと見たかった絵を見る事が出来て俺は凄く幸せなんだ」


『おーいグラニュート、幸せを感じてる奴がいるぞ!この魔王をヒトプレスにするなら今だぞ』

『幸せの感じ方は人それぞれだな』


『あの絵を描いた美術スタッフは後日、親から精神状態を心配する連絡が来たって話は有名だけどな』

『なぁハルト、そもそもあの話は西洋文化では負け犬の物語として認識されていてあまり人気のない話でな、悲劇認識して人気なのは日本だけなんだぞ』


「アナザーW、ほーら疲れただろ?俺も疲れたんだ…何だかとても眠いんだアナザーW」

『あ…あの名シーンでは愛犬にチョークスリーパーをかけてないぞハルト…何で俺だけ…』


数分後 駆けつけたウォズ達はその光景にホラー映画を見たような悲鳴をあげたという

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