オーディエンスの皆様!いつも応援ありがとうございます!カグ槌です!以前から出させて頂きました 周年記念短編のアンケートへの協力大変ありがとうございました!!
皆様の投票結果で一位は!エボルハルト√になりました!
エボルハルト√は3周年のタイミングで投稿予定なのでお楽しみにー!
おや?
「なぁ俺も逢魔に行きたいんだけど?」
「良いよー、アポ入れとくね」
「嬉しい…なぁそんな表情してるだろ?」
「そだねー」
男は本体の体を開いて逢魔の時空へと飛ぶのであった
「ふぅ、あ、では本編をどうぞ!」
前回のあらすじ
幻想郷の異変を解決したハルト達は宴会を楽しむ中…
「このバカは風呂場であろう事か巫女に告白するという暴挙に出た」
『セリフから見ると、とんでもない事したな相棒』
「おい待てキャロル、霊夢から聞いたがアレはお前が煽ったらしいな」
「何の事だかさっぱりだな」
前回のあらすじに入らないでよ!さてどうなるか!
翌日、ハルトは改めてキチンと霊夢に告白した結果 キャロル達に締め上げられたのは言うまでもない
そして博麗神社にポータルを作り逢魔の人間は幻想郷へ簡単に出入りできるようにした 霊夢は博麗神社のポータルの管理人も受けるとの事である
「これでいつでも会いに来れるな」
「という訳だからハルトが通い妻をしなくても済むな、お前がこっちに来い」
「あら?ハルトが二人きりになりたいなら来てくれるかよ今まで通りね」
「この巫女擬きが」
「あら、気をつけないとその旦那は私のものになるかもよ?」
「ほぉ」
うん!バチバチしてるねぇ!!
前回の戦いで旧魔王派の実働部隊を捕縛 彼等から情報を仕入れていたのである 方法?それは知らない方が良いと思う
「はいはい喧嘩は辞めてね〜」
「誰のせいだ誰の」
「これも全部、乾巧って奴の仕業なんだ」
「え、本当なのですか草加さん!」
「話をややこしくするな」
「乾さん!来てくれたんですか!」
「あぁ、お前にはご馳走になったからな」
「また食べたくなったら来てくださいね!逢魔は皆様を大歓迎しますよ!!」
ハルトは目をキラキラと輝かせていると
「我が魔王、そろそろ時間です」
「えぇ!後5時間!!」
「そこまで待てません!!行きますよ我が魔王!」
「ええええ!!お願いウォズ!!もうちょっとだけ乾さん達とお話しさせてええええ!!」
まるで持ち時間オーバーしてもアイドルと握手した結果 警備員に連行された厄介ファンのようにハルトは引き剥がされたのである
「うぅ…」
「我が魔王」
「ちょっと霊夢に挨拶してくる」
「いってらっしゃいませ」
そして霊夢に挨拶を済ませると
「その…は、早く戻って来なさいよね!」
「分かったよ」
と答えて船に乗り込むと
「我が魔王!留守居の政人、宗一…それと大使館建築組以外は乗り込みました!」
「そうか」
「政人達は大使館完成まで妖怪の里で世話になるとの事です!」
「そうか」
「何故か知りませんか新聞記者の烏天狗が政人への密着取材を打診したので許可してきました!」
「構わないぞ幻想郷の人々に俺達のことを知ってもらう良い機会だからな」
「その打診に何故か政人は泣いてました」
「まぁ赴任しての不安もあるだろう…報道の密着取材なんて俺でもされた事ないから羨ましいぞ」
「魔王ちゃんに密着取材とか命がいくつあっても足りないからじゃない?」
「うむ、ただの記者ならば即死な場面など多々あるからな」
「お前らは俺を不発弾か何かだと思ってるのか?」
「何を言っているのです我が魔王は不発弾ではありませんよ」
「そうか良かっ「デーモンコアです」おい…それで政人はどうだった?」
「はっ!アレはどちらかと言うとエルフナインやマドカに色々されてるナツキと同じですね」
「それだと烏天狗の密着取材の意味が変わってくるんだけど?…そういやぁナツキは?」
「手術後の経過観察をエルフナインがしています」
「え?エルフナイン?唯一じゃなくて?主治医が見る物じゃ」
ーーーー
その頃 診察室にて
「ナツキさん?」
「は、はい」
「ボクは怒ってるんです何でか分かりますか?」
「えーと改造手術した事?」
「違いますよ、ボク以外の人に改造させた事です」
「何で?」
「ナツキさんの体にメスを入れて良いのはボクだけなんですよ?その体に触れて良いのは恋人のボクだけなんですよ?」
「え、エルフナインさーん、怖い怖いよー」
「だからナツキさんはボクが改めて改造しますね」
「へ?」
「まずはボク以外の女の子が見られなくなる手術を眼球に施します」
「!!」ダッ!
「逃しませんよナツキさん!!」
ーーーー
「深くは聞かないであげてください」
「お、おう」
聞くのが怖くなったのでポータルを使い逢魔本国へと戻るのであった
そして兵器の整備と参加した面々に休暇を与えるメンバーが思い思いに満喫する中 ハルトは
「うーん」
書類仕事をしながら真面目に考えていたのである
「どうされましたかハルト様?」
テスタロッサが珍しいと思いつつもハルトを心配すると
「あ、いやこの間の事件で旧魔王派が言ってたんだけどさ」
そう思い出していたのは
【リゼヴィム様の解放!】
と叫んでいた事だ、リゼヴィム・リヴァン・ルシファー 逢魔王国史上最悪の罪人にしてヴァーリ の祖父 んで旧魔王派連中のシンボル的な奴だ
「リゼヴィムが逢魔の名前を借りて異世界進軍した事件以来 奴はこの逢魔王国の監獄にいる」
『そうだな』
今頃 光のささない地下室でヤクヅキ監獄長の獄奏剣と拷問系ライドブックと生来の残虐性から来る拷問フルコースを受けているだろう
そして その悲鳴は現在 街の貴重なエネルギーとなっているのだ
「しかし悲鳴をエネルギーに変換する技術をくれたオーディエンスには感謝しかないなヤクヅキがあんなに生き生きと仕事に励んでいる」
「えぇウルティマも時折顔を出してはヤクヅキと切磋琢磨しているようで」
「そうかライバルとはお互い成長し合うものなんだな」
『それライバル違う拷問技術高め合うのは健全なライバル関係とは言わないぞ』
「それをあの白龍皇経由で敵に情報が漏洩したと」
「その前段階としてアザゼルがバラしたところが入るだろうな…その件については追々問い詰めるとしよう、必要ならばカレラに頼んで毎日奴等の本拠地に核撃魔法を撃ち込んでもらおう」
「ふふふ頼まれてなくてもあの子ならやりそうな気がしますわ」
「魔王レオンの領地にかましてる前科があるからな」
あの事件はそれだけ衝撃的だったからと答えるが
「………あれ?」
ハルトは ふと己の行動を振り返った カレラには魔王レオンの領地を攻撃した事を怒ったが自分もシンフォギア世界に時折顔を出しては暴虐の限りを尽くしているのではないかと
「あの世界の事は別にどーでも良いか!」
その思考も秒で捨て去ったが取り敢えずカレラには謝りに行こうと思ったハルトであった
「なるほど、ハルト様はリゼヴィムの身柄を本国に置く事が心配なのですね」
本当に頼りになると安堵の表情を浮かべて答える
「そうだよ奴等が進軍する可能性があるなら移送するべきかなって」
現在 逢魔の所有する領地は本国、トータスにある魔人族の国だった旧ガーランド領、そしてタンニーンの縄張り付近に築いた都市 リュートである
「ですが身柄を動かせば解放しようと動く可能性も考えれば危険ではないかと」
「そうなんだけどさぁ、そうも言ってられないんだよなぁ…この間の幻想郷襲撃に関係してると思う神器 絶霧なんだけどアザゼルに聞けばポータルみたいな穴が有ればそれを拡張したり出来るみたいなんだよね〜」
「それでは本国を狙われる可能性もありますわね」
「という訳で動かすのも有りかなと思ってさ…奴等の親玉考えればな」
無限の龍神 オーフィス
此方の最高戦力総出でどうなるか位の敵と仮定している相手だ 世界の境界など壊せるだろう
「そういやぁ士さんは1話で変身しただけでオーロラカーテンを破壊してたな…」
本当に規格外な人だなと微笑ましくなるハルトだが目の前の問題について考えないとならない
「けど、敵の主力がいるだろうリュートに送るのは危険だしガーランドに送るのもリスクがある」
「あの街の警備はほぼ現地民ですから戦力が乏しいと」
「そうなんだよなぁ…」
取り敢えずは保留だなと結論を出すと書類仕事も終わって軽くノビをして
「うーん……ふぅ」
「大丈夫ですかハルト様?」
「まぁ色々と考えることが多くて頭痛いよ…うぅ俺頭脳派キャラじゃないのに…」
「あらあら」
「疲れたー!温泉行きたい!リフレッシュしたい!」
ハルトが少し駄々を捏ねているのも微笑ましいと思っていたが
「ちょっと暴れたいから闘技場行ってくる!」
「お辞めください既にカレラとウルティマが暴れている中にハルト様が混ざったら闘技場が破壊されてしまいますわ」
「そっかぁ………ん?ちょい待て何であの二人が闘技場で暴れてるの?」
「捕まえた犯罪者の処遇を巡って揉めているらしいですわ」
「いや何してんの!ちょっと止めに行かないと!」
「ご安心ください、既に鎮圧されてますので」
「そ、そうか良かったぁ」
ハルトはそう話ながらも考え事をしていた…
「俺、最近皆を振り回すだけ振り回して全然 お礼してないな」
やはり皆を労わるのも俺の仕事だと思い直す
「だが俺が皆に何をしてあげられるだろう?」
難しいなと考えていたが
「ハルト様の料理が豪華になった、それだけでも皆喜ぶかと思いますわ」
「え?それだけで!?」
「ハルト様にはそれだけかも知れませんが私達にとっては大きな事ですわ」
「なるほど…よしテスタロッサありがとう、今日の夕食は期待しておいてくれ」
「はい、ありがとうございますわ」
「よし仕事も終わったから少し運動してくる」
「暴れるおつもりで?」
「んや、ツーリング」
とだけ行って扉を閉めたハルトは外でバギブソンに跨るバッタ怪人に声をかけた
「お待たせバダー!さぁツーリングに行こうぜー!」
「あぁ」
二人は愛車を蒸して街の中をツーリングしていたのだが
「なぁバダー」
「あぁ分かっている」
近くに止めて一息つく
「何か普通にバイクを走らせるだけってのも味気ないよな刺激が欲しいぜ!」
「そうだな…なぁハルト」
「何?」
「バヅーも呼んで犬追物をやらないか?」
バダーの提案にハルトは
「お前天才か!?」
と笑顔で答えた いや人それを天災と呼ぶ
犬追物 それはハルトとバダーの合言葉で バイク乗って逃げる人間を追いかけ回した後に跳ね飛ばすゲゲルをやろうぜ!の意味である
「よしそうと決まれば丁度良い世界に行こうぜ!あの世界の人間はいくら死んでも良心が痛まないから良いんだよなぁ!」
と転移しようと思ったが
「なぁバダー」
「何だ?早く行こう」
「いや折角なら皆で行かない?いっそ滅ぼしてしまうのが慈悲な気がしてきた」
世界滅亡のカウントダウンが暇潰しという恐ろしい理由で始まろうとしていた!!
しかし
「何をしようとしているのかなハルト?」
それはあかねにより未然に防がれたのである!
「あ、あかねさん?何故ここに?」
「え?ハルトなら此処に止めると思ったから」
「流石あかね、分かってるぅ!」
「ハルト?」
「はい、ごめんなさい」
「………」
バダーはハルトを制御しているあかねに畏敬の念を抱いていたのであった
説教が終わった後
「あ、カレラー!ちょっと良い?」
「ん?どうした我が君よ」
「この間は魔王レオンの領地に核撃魔法をかました件を怒ってごめんなさい」
「どうしたのだ!!我が君が謝罪をするなど、いや気にしてはないが」
「いや思い返してみたら俺も割とカレラと同じような事をしているなと思ってな…それなのにカレラの事を怒って本当にごめんなさい!」
「気にするな謝罪は受け取ったよ、それなら」
「あぁこれからは魔王レオンの領地に核撃魔法して良し!」
「よし、やるぞ!ね
「お辞めくださいカレラ様!!ハルト様も反省は良い事ですが振り出しに戻さないでください!」
カレラのストッパーことアゲーラが慌てて止めに入るのであった
「けど…自分はやって良いけど人にはダメは道理が通らないだろう!俺はカレラにそれを強いていたんだ!」
「それ以前に真っ当な倫理観の話です!」
『悪魔に説かれる倫理観とは…一体』
「そうか…んじゃカレラ、アゲーラもこう言ってるし魔王レオンの領地以外に核撃魔法を撃つとしよう」
「妥協してるのは分かりますが、まずはカレラ様の核撃魔法攻撃を止めさせてください」
「それは良いが何処が良い場所があるのか?」
「うん!堕天使の総督府をカレラの核撃魔法の炎で包んでやるんだ!」
「お辞めください我が魔王!!」
ウォズが走ったのか息も絶え絶えな中 止めに入る
「ええー!けど今回の幻想郷襲撃の遠因はアザゼルが遠回しにリゼヴィムの居場所をバラした事でしょ!それならお仕置きしないとダメだよね!」
「だとしてもダメですよ!三大勢力の和平がなり平和となった場所を攻撃するなんてお辞めください!」
「ウォズ、お前が前に言ってたろ?」
「はい?」
「俺が世界に齎すのは平和じゃなくて混沌とと破滅、そして血と鉄と硝煙と戦争だとなぁ!」
「そこまでは言ってませんよ!!」
「それにだ逢魔の敵には情けなど無用だろ?さぁ敵の全てを焼き尽くすのだぁ!」
「ストップです我が魔王!逢魔が宣戦布告したら三大勢力もとい聖書勢力に恨みがある勢力がこぞって参加して連合軍結成となりかねません!国際情勢としても好ましくありませんよ!」
「そんな事、俺の知った事かぁ!」
「勢いで押し通そうとしないでください!!」
「まぁ待てウォズ」
「カレラ嬢も我が魔王を止めてくださいよ!」
「我が君の言う事も分かる実際、敵方に情報が漏れてた訳だからね、それならばお仕置きは必要だろう?そうじゃないか我が君?」
「違う!この人は核撃魔法を撃ちたいだけでした!」
「素晴らしいですカレラ様!」
「エスプリは煽るな!」
「まったくだよカレラ、俺達への利敵行為には死を持って償わせるとしよう」
「全くその通りですよ魔王様!」
「フィーニス!!我が魔王を煽る前に止めなさい!!」
やはりというべきか根っこの部分が似た者同士なので側近も似てくるのは宜なるかな
フィーニスとエスプリは互いに似た者同士と固い握手を交わしていたが真面目組のウォズとアゲーラは懸命に説得をする
結果としてカレラとハルトの暴走は止められ シンフォギア世界は核撃魔法の脅威を回避できたが
「消化不良だからカレラ、この後闘技場で戦わないか?」
別のピンチが生まれたのである
「勿論だとも行くぞ!!」
「んじゃダグバや北崎にも声をかけるか!」
「「ちょっと待ってください!!」」
再びふりだしに、そしてこの夜 ウォズとアゲーラは互いに飲み屋で酒を飲み交わすのであった
翌日
「ハルト様大変です!」
「どうしたぁ〜今日もカゲンは元気だね〜おやつならもう少し待ってね〜」
ハルトが平和を満喫して日向ぼっこしていた時に
「どうしたのさ今日も逢魔は平和じゃん〜」
「ナツキがハルト様に果し状を出してきました!」
「へぇ」
「何でそんなに淡白なのですか!あのヤンデレ製造機はハルト様の世話になりながらもこのように反旗を翻したのです!」
「まぁ何となーく、そろそろな気もしてたからさ」
「それは…」
「取り敢えず行ってくるわ」
「お待ちをハルト様、せめて護衛を」
「不要だ奴がタイマンと言ったのだろう?それなら俺も行くのが誠意、まぁアイツが誰かしら呼んだら呼ぶわ」
「しかし「失礼します」何だトルーパー!」
「はっ!陛下に謁見を求める者が待機しておりまして」
「誰だ?悪いが少し待たせておいてくれ直ぐに戻る」
それだけ言うとハルトはオーロラカーテンを超えてナツキが指定した世界へと飛ぶのであった
入れ違いで入ってきたのは一人の少年であった
「あれ?魔王は?」
「あ、応接間でお待ち頂かないと…陛下は所用で席を外しているから待っててくれ」
「そうかお礼を言いたいだけなのに悲しいなぁ…そんな顔してるだろう?」
「いや笑ってます」
ーーーーーーーー
そんな事知らないハルトは果し状にあった場所 に向かう
「この世界に呼び出すとは殊勝な心がけだな」
「この無人島にはSONGの協力で誰も立ち入る事はない」
「ふーん、誰も巻き込まないか」
見聞色の覇気を使うが島の周りには大量の軍船や兵士に戦闘ヘリが待機してる…喧嘩の横槍はしないけど別場所に行くのは認めないって感じか転移すれば一発なのに
「大層な根回しだな、で?果し状って事は俺を殺すか?」
「そうだ俺の知る最悪の未来を回避する為に色々考えたがお前を排除する方が確実だと理解したんだよ一番確実だ」
「お前には無理だよ」
「無理かどうかはやってみなきゃ分からんさ!」
刹那、ナツキの姿が消えたと同時に呼び出した二代鬼徹を抜刀して首をガードするのに合わせて 急所目掛けて放たれた刺突が鬼徹とぶつかるのであった
「…………」
ギリギリと鍔迫り合いをするが未来視や予測演算使ってもギリギリだった と言う事はだ
「成る程、唯一の奴に面白い改造をしてもらったみたいだな」
「そうだな…本当に苦痛だったよ体を弄られて別の何かに作り変えられたんだからな」
「そんで改造した結果が今の身体能力だけ?違うよね?ほら唯一なら俺を楽しませてくれる物を用意してくれてる筈だよ」
「その通り…だよ!」
ナツキは同時にAIMSショットライザーを早撃ち 放たれた弾丸は加工された合金弾丸ではない
『ハルト避けろ!』
アナザークウガの指示に従い回避する、見たところ弾丸は普通のものと大差ない…しかし
「今の何さアナザークウガ?」
『アレは神経断裂弾、お前のよく知ってる奴だ』
神経断裂弾 グロンギの体を解析した人類が生み出した対未確認用の弾丸 それを連射してきたのだ
「まぁ対策くらいはするよね」
ナツキは目標をセンターに入れてスイッチと呟きながら射撃 連射性能は低いのが幸いしてハルトに弾丸が当たる事はないが全部紙一重だ
「(けど何で俺の回避先をここまで的確に見切れる?)」
ハルトの脳裏に感じた違和感、それは小さなものであったがアナザーWは直ぐに解析した
『奴はハルトの体内器官を取り入れたんだろ?お前とリンクするくらい造作もないのだろうな』
「は?」
『要するにお前の見た未来と同じ未来を見ているから攻撃や軌道が読まれてるんだよ』
「あぁそう言う事か」
タネが割れれば対策も立てられるのだが
「俺の一部を取り込んだくらいで俺と並んだと思うとは滑稽だなナツキ、まだゴオマの方が可愛く見えるぞ?」
ハルトは悪辣に笑い出して挑発する 特撮戦闘の基本をナツキは守れていない
「何だと?」
「俺と言う最高のソフトを取り込んで強くなった気でいるようだが肝心のハードウェアが耐えられないだろうよ!」
「っ!!」
その証拠とばかりに鼻血が止まっていない
「俺と同じように未来視や予測演算してりゃ、そうなるさ」
この体はその運用を前提に改造されている唯一の技術も大した物だがナツキの自身が
「早く降参しないと俺の力に殺されるぜ?」
「っ…まだだ、俺はこんな所では終われない!」
「別に死にたいなら良いけど…あぁ死に戻られると面倒だな」
ヒューマギアのラーニング能力を得ていると仮定すれば 死に戻りする度にラーニングを重ねていく そうすれば理論的に俺を殺せる段階までいけるだろう
「何処かにお前を最強にするプロトコルでも埋まってたら良いな…ほら来なよ終局は目の前だぜ?」
嘲笑いながらもハルトはちょっと感傷から尋ねる
「お前が愛想尽かしたのは何処からだろうなぁ〜この世界で暴れたから?それともガーランドや冥界の殲滅戦?それとも…うーん分かんない!」
「日頃の行いだよ」
「ん?はて…分からないなぁ俺が、いつお前の地雷を踏み抜いたかな?」
「っ…前から気に入らなかったんだ…」
「本当に分からないから教えてくれよ、なぁ?どれがお前の逆鱗に触れたかな?触れたのかな?」
「そのニヤけた面を苦痛に歪ませてやる」
「やれるものならやってみろよ」
ショットライザーをベルトに装填し待機形態にしたナツキが取り出したアイテムを見て
「お、良いねぇ」
ハルトは感嘆の言葉を漏らすと
「それがあるって事は束や銀狼も絡んでるか?いいや…違うなぁ……」
戦いの中冴え渡る頭で思考が高速で処理されていき出した答えは
「あぁそうだったな、お前にもいたなぁオーディエンスが」
「あぁ」
「だが、お前にそのプログライズキーが使い熟せるかな?」
ハルトがニタニタ笑う
「当然だ見てろ」
『ランペイジバレット!!』
プログライズキーのシリンダーを回転させて起動状態にそしてショットライザーに装填するが
「な、何で起動しない!!」
ナツキは困惑しながらキーを外すがハルトは冷めた目で
「当たり前じゃん、ゼロワンの29話を見直せ」
そう、ナツキに与えられたガトリングランペイジキーは本体に一定以上の圧力が掛からないとロックが外れない つまり
「それは不破さん式プログライズキー解錠術を覚えていなければ使えねぇんだよ!多分この世界だとあの司令を自称してるゴリラしか開けられないだろうなぁ!」
そう物理的にこじ開けるのが前提のアイテムなのだ
「貴様には過ぎた代物よ」
『逆にお前なら問答無用で解錠出来るよな』
「YES!」
「俺の力じゃ開かないからハルトが開けてくれ」
『おいこの男は何言ってるんだ?』
と差し出されたプログライズキーを受け取ったハルトは笑顔で
「しょうがない俺が手本を見せてやる良いか?このプログライズキーはこうやってこじ開けるんだ!!」
メリメリメリと軋む音をあげるプログライズキーだが
「俺にこじ開けられない物はいちごジャムの瓶の蓋くらいで、他はあんまり……ない!うおおおおおお!!!!」
『お前の腕力でこじ開けられない蓋って何だよ…』
ハルトは力づくでこじ開ける事に成功したのである
「見たかぁ!これが不破さん式解錠法だぁ!!」
「ありがとう」
「よし今後は励めよ」
「ふん!」
とナツキはプログライズキーを分取ると迷わずにドライバーに装填したのである
『All RISE!!KAMEN RIDER!KAMENRIDER!KAMENRIDER!』
「貴様ぁ最初からコレが狙いだったのかぁ!」
『このおバカ!』
「そうだよ俺の力で開けられないのは折込済みだ!いくぞ変身!!」
『full shot rise!!gathering around!ランペイジガトリング!!』
放たれた弾丸から現れたのは10種のライダモデル、現存絶滅問わず現れた種族達はハルトの妨害をする中 ナツキは形状金属から作られた装甲がナツキを新たな戦士へと生まれ変わらせた
青い装甲の左半身にはライダモデルの顔が刻まれ目元には該当生物の部位が装備される姿
暴れ狂う青い狼 仮面ライダーランペイジバルカン
「行くぞ」
「正規方法で変身しないなんて邪道だ…そんな仮面ライダー…俺がぶっ潰す!!」
『ゼロワン』
アナザーゼロワンに変身すると睨み合う両者
「その形態は確かバルカンとバルキリーにやられたろ?」
「勉強不足だな」
同時に展開したのはクラスターセルの大群だが
『エレメントランペイジ!』
ランペイジバルカンはプログライズキーに眠る属性の力を解放したのであるクラスターセルを焼き尽くす後に冷気による金属疲労での破壊 アナザーゼロワンに目掛けて放たれた蠍の毒針
「っと」
『ランペイジエレメントブラスト!』
しかしアナザーゼロワンはアタッシュカリバーをケースモードにして防御したのである
「惜しいねぇ」
「だろうな」
「っ!」
よく見れば足元が凍らされていたのである
『冷気でクラスターセルを狙ったのは、コレを誤魔化す為か!』
「そうだよ!」
『パワー!スピード!エレメント!All RAMPAGE!』
「くたばれええええ!!」
『ランペイジオールブラスト!!』
反動を抑える為に背部から生えた翼が地面に突き刺さると同時に全エネルギーを込めた砲弾がアナザーゼロワンへと襲い掛かるのである
『どうするよ!』
『切り替えが間に合わない!』
「慌てるなよ…シャインシステム起動!」
『馬鹿か!アレじゃ防げないのはサウザーが証明してるだろう!』
「違うよ防ぐんじゃない」
『何?』
「坂道!」
『そう言う事か』
長い付き合いから理解したアナザーゼロワンはシャインシステムの防壁を傾けながら展開すると円筒型の弾丸は傾斜にハマるとそのままアナザーゼロワンを避けながら疾走して上空で爆発した
「っ!」
苦悶をこぼしているバルカンだがその隙に足元の氷を溶かして機動力を取り戻す
「ちょっとヒヤッとしたかな?」
『凍らされただけに!』
「………」
『凍らされただけに!』
「しつこい」
『えぇ!』
「本気で俺を殺す気みたいだね」
「最初からそう言ってるけど?」
「本当、どうして2号は闇堕ちしたり暴走したりするかな?一文字さんを見習って…いや待てよthe firstの一文字さんって最初は敵だったな……」
『ナツキもそう言う時期なんだろ、許してやれ』
『反抗期という奴だ』
「全く草加さんを見習え!」
『アレは最初から闇堕ちしてるぞ?』
「取り敢えず……真面目にやるか」
「お前をぶっ潰す!!」
『パワーランペイジ!』
「ははは!この俺にパワー勝負を挑むとはなぁ!!」
『クウガ……タイタン』
パワー勝負に応えるように重量級ライダー アナザークウガ・タイタンフォームに変身 持ち前の重装甲とタフさを盾に互いにノーガードで接近する
「はぁ!!」
『ランペイジパワー!ブラスト!!』
ゴリラのパワーでタイタンフォームを投げ飛ばそうとするが体格差もあるのだが
「パワーが足りないな、本物はこうやるんだぁ!」
とランペイジバルカンを鷲掴みして雑に投擲したのであった
だが
「これで的がデカくなったよな…撃てええええ!!」
ランペイジバルカンの言葉を合図に待機してた軍隊の兵器が一斉にアナザークウガへと放たれたのである
「っ!」
『ウィザード…ディフェンド』
すかさずにランドスタイルへ変身、サイズ差から重力に従い落下するが呼び出した土壁を展開して兵器の攻撃を防ぐ 全部の武器が神経断裂弾という気合いの入りようときたもんだ
「こいつ…」
最初からタイマン勝負する気がないか…ふざけやがって
「これが勇者?救世主?笑わせるな一人では何も出来ん、貴様は俺達の加護があって初めて輝くというのも知らずにな」
「知らないのか?仲間と力を合わせて巨悪に立ち向かうのも勇者なんだよ!」
「力無い者が集まった所でそれは力無き者の集団に過ぎない、それを証明してやろう」
『鎧武』
再度攻撃が始まるがアナザーウィザードはアナザー鎧武へと変身 オーバーロードの力を使い自身に向かってくる弾丸やミサイルを全て念動力で全て跳ね返した
「馬鹿だな、確かに俺たち一人一人の力は弱い…けど皆の力を合わせれば…お前を倒す事だって出来るんだ!!」
『歯の浮くようなセリフを抜け抜けと言ってますけど?』
「そもそも何で俺が悪い奴みたいな認識なの?」
「な、何言って…」
「だってこの世界の人が俺達に何をしたか知らない訳じゃないよね?というより逢魔建国には君も一枚噛んでるよね?」
「っ!」
「俺達からソロモンの杖を貰う条件にフロンティアの情報を提供した事、忘れたとは言わせないよ?」
「!!!」
恐らく仮面ライダーならば衝撃のBGMが流れてるなと考えるくらいのシーンであるだろうが
「それなのに自分は被害者です!って顔しないで貰えるかな?…まぁ今更どーでも良いかな、さてそろそろ時間かな?」
「何?」
「逢魔にいたなら知ってるだろ?俺達の下には戦いが好きで好きでたまらない奴等がいるって事を」
「まさか」
「タイマンで挑んだ貴様に敬意を払ったが数で挑むなら仕方ない此方もやるとしようかな」
アナザー鎧武が大剣を担ぐと同時にクラックが開かれる しかしそこから現れたのはインベスではなく
「!!!」
ガオウライナーの突撃が制空権を握っていた、ヘリを捕食しながら蹂躙を開始 それと周囲の海域には
「ははは、漸く俺達の出番だな!」
「これが異世界か、へぇ鉄の船とは変わってやがるなあの武器はなんだ?」
「関係ねぇぜ野郎ども!アレを全部カイドウさんの手土産にしてやろうぜ!」
おおおおおお!!と周囲には 新世界 で名を馳せる四皇 その傘下の海賊艦隊が現れたのである
「野郎ども!乗り込めえええ!!」
と全員が船から船へと乗り込み 軍船の拿捕にかかったのである
以前 ハルトとカイドウが同盟を結んだ際に交わした 私掠船の契約 それを履行してもらっただけの事だが
「さてカイドウの百獣海賊団、お手並み拝見と行こう」
と楽しく見ていたが
「ハルト、お前…」
肩に大剣を担いだアナザー鎧武の前にガオウライナーが停車すると扉の中からは
「待たせたか魔王」
「ナイスタイミングだよ牙王、けどどうして?」
てっきりアウトサイダーズの誰かしらかクローントルーパーと思っていたので予想外だ
「ある奴にお前の所へ連れて行けと言われてな」
「誰なんだよ四天王のお前を顎で使ったの」
「俺だよ」
とその人物はガオウライナーから降りながら現れたのである
「へ?な、何者だ!」
ランペイジバルカンもショットライザーを構えるが現れた男は突然 ハーモニカを吹き始める
「あ…double Actionだ」
とのんびりと思っていると演奏が終わり男は魔王を守るようにして立った
「何者?俺はただの風来坊さ」
その人物が余りにも予想外で固まってしまったのであるテンガロンハットにハーモニカを片手に印象的なストールとウォズのように大きな本を片手に持った少年という姿だがハルトは知っている この少年の正体を
「初めましてだな…嬉しい…俺今そんな表情してるだろ?」
イマジン達 分岐から外れた悲しい時代の特異点 にして電王の諸悪の根源
「カイ?」
特異点の少年 カイである
「そうだよ初めまして」
「まさか何で……」
「何言ってるのさ、君が桜井を殺して時間の流れをw俺達の分岐点へと繋いでくれたじゃん」
「…………………ん?」
此方も何言ってんだテメェ?と首を傾げるのだが
「取り敢えず話は後みたいだな」
カイがランペイジバルカンを見ると
「誰だ!逢魔には長くいたが初見の奴だな」
「知らなくて良いよ、覚えてもらう必要もないからな」
と取り出したのは
「え…ベルトじゃん!!しかもNEW電王仕様…」
アナザー鎧武は驚きが止まらない中 カイはベルトのボタンを押すと まるで鎮魂歌のような荘厳な待機音 それを背景にカイはパスをセタッチする
「デスイマジン、その力…お借りします!変身!」
『Death form』
低い電子音声と共にオーラエネルギーが装甲を形成 プラットフォームに装着されると何処から共なく現れたデスイマジンが変形した大鎌を装備する
その容貌を一言で言えば黒に染まったNEW電王
破滅した分岐からやって来た 特異点
「俺は電王、ダーク電王!新たな歴史の特異点を守る番人だ!」
「え、待って完全に初見です」
ハルトすら知らない歴史の仮面ライダーが現れたのであった
予告
突如 現れたダーク電王により戦いは次のステージへと移行する
「おい魔王、どうした?」
「どんな時間かは分からないが推しを手にかけるという暴挙に出た自分が許せない!今ここで腹を切らせて頂きます!!」
「それは辞めろ!!」
牙王が懸命に止める中 戦いの果てに
「何がしたかったの?」
ハルトはナツキの真意を問いただす
次回 分岐した未来から… お楽しみに!
オマケ短編
「皆、今日は新作料理の試食を頼む」
「おぉ!」
「まずはキュウリの料理だ!」
「我が魔王…これはキュウリではなくズッキーニですよ!!」
「え?」
「またまた〜魔王ちゃんがそんな初歩的なミスしないよ」
「うむ!これはキュウリだ」
「美味しいですよ!」
「ん〜……ん?あ、これ本当にズッキーニだ!!」
「「「「(えええええ!!)」」」」
「よく分かったなウォズ」
「はい、我が魔王が厨房でキュウリと言いながらズッキーニを選んだ時から気づいていましたとも」
「見てたなら止めろよ!!」