前回のあらすじ
ナツキからの果し状を受けてシンフォギア 世界にやってきたハルト 不破ライズしたナツキのランペイジバルカンと周囲に待機していた軍隊の攻撃を受けて大ピンチ!しかし駆けつけたガオウライナーや百獣海賊団の応援…そして何より 突如現れた少年 カイが変身したダーク電王から発せられた一言
「お。俺が桜井さんを殺した…」
変身解除して両膝からハルトは崩れ落ちたのである
「そんな嘘だ、俺を騙そうとしているな!」
「違うって」
と笑いながらカイが変身したダーク電王は大鎌でランペイジバルカンの弾丸を起用に弾き飛ばしていった
「本当だよ、君がいないと俺がいる時間に分岐しないじゃないか」
確かに、それ即ちイマジンやカイがハナさんか桜井さんを手にかけたという事になる俺が助けたなんてあったら
「牙王」
「何だ?」
「推しを手にかけるなんてファンとして最低の愚行!その責任をとって切腹いたす!」
「何で時代劇みたいな事してる?」
「だって俺が推しを「この世界線のお前じゃない」けどさ!」
「落ち着け」
「これが落ち着いていられるかぁ!!それが本当だとしたら、あの時の桜井さんは一体どんな気持ちでサインを書いてくれてたんだよ!俺もう居た堪れないよぉ!!」
「落ち着け」
「うわあああああ!!」
『あ、ブラックアイになりそう』
『間違いなくメンタルはブレイクするな』
「何で味方のカミングアウトでダメージ負っている?おい今すぐウォズ達呼んでこい」
「はっ!」
とハルトがメンタルブレイクしている中
「はぁ!」
「くっ!」
ダーク電王は大鎌で間合いを詰め、ランペイジバルカンとの戦闘に入るのであっな
「何だよ何で魔王の味方をするんだ!」
「今君と戦われると困るってのが理由だよ」
「何?」
「迷惑なんだよね歴史にない事されたらさぁ!」
「っ!」
『スピードランペイジ!』
直ぐにダーク電王の大鎌を持ち滑らせるようにガトリングを回転させた
「はぁ!!!」
『ランペイジスピード!ブラスト!!』
そのままの勢いで高速移動、飛翔からの高高度加速と落下によるドロップキックを放つのであったが
「っ!」
そのキックが当たる前に横方向から放たれた火球によりランペイジバルカンは吹き飛ばされたのである
「何をしているカイ、早く終わらせろ」
「もう少し遊んで良いじゃん」
「でないと魔王が自責の念に駆られて大変な事になる」
「え?」
その背後では
「離せウォズ!俺は罪人なんだ!俺は…俺はあああ!!」
「何で大量虐殺よりも推しを手にかけた方に罪悪感を感じているのですか!」
「有象無象の抜魂よりも推し1人!それは等価じゃないんだよぉ!!ああ!!」
駆けつけたウォズ達によってハルトのメンタルケアが行われていた
「うわああああ!!」
「ハルト様!お気を確かに!」
「ちょっ!誰かゾウにも効く麻酔銃持って来て!」
「こう考えるとトータスの迷宮で戦ってたのが立体映像で良かったですよね」
「本家ならハルト坊は間違いなく壊れておったな、いやあの時もあの時でメンタルやっておったが」
「ああああああ!!」
「我々ではダメです!キャロル妃かあかね嬢を呼んでください!」
「おう!」
と話している中
「すまない少し良いだろうか?」
「何だあのライオンイマジンは?前のと違うなカッコ良い極道みたいな声がするぞ!」
「ライオンイマジンって前にアルマジロと一緒に俺達に襲いかかった奴じゃん!」
「違うぞジョウゲン、この間のはライオンイマジンで彼処にいるはアルビノライオンイマジンだ」
「あ、魔王ちゃん戻った」
「心配かけて悪かったな皆!」
「まったく仕方ない奴だ」
「大丈夫ですか我が魔王!」
「安心しろ…致命傷だ!気を抜いたら直ぐに激情態やアルティメットブラックアイになる!!」
「安心できませんよ!!爆破寸前じゃないですか!」
「それよりも桐○さん!」
「メタは辞めろ、おいカイ 挨拶もあるだろう?さっさと終わらせろ」
「はーい」
『FULL CHARGE』
同時にエネルギーが大鎌に収束させる
「せい!!」
ダーク電王のエネルギーの斬撃波はランペイジバルカンに命中して変身解除へと追い込んだのだ
「こんなものか?」
「魔王との戦いで消耗したのだろうな」
変身解除したカイの横に現れたのは電王のラスボスことデスイマジンである
「さてと百獣海賊団の人達が暴れてるから、もう少し時間はあるな」
「しかし武器の性能差で負けるのではと心配してましたが…」
「あ、その辺は大丈夫だよ銀狼に最新兵器は無力化するようにハッキングしてもらったから」
「なんて根回しを」
「さーてと、なぁ何でこんな真似したの?」
ハルトはそのままナツキに近づいて首を傾げながら尋ねる
「な、何を…」
「理由だけでも聞いておこうと思ってさ内容によって半殺しか、この世界の人間達を半殺しにしようか悩んでる」
「指パッチンだけでは出来ませんがね」
「というか殺さないのですね魔王様にしては珍しい」
「だって殺したら死に戻りして対策立ててくるじゃん、それされたら面倒くさい」
「あ。本音はそっちですか」
「んで、お前に呪いをかけたオティヌスに唆された?それともマジで俺に愛想尽きた?」
と笑顔で後頭部を踏みつけながら尋ねるハルト、マジ鬼畜である
「足蹴にされて愛想尽きないのはティオ嬢くらいですよ」
「あの人は例外でしょ寧ろご褒美!って顔するよ」
「ねぇ、ほら怒らないから言ってみなよ〜」
「そ、それ怒るフラグ…」
「ん〜何だって?ふむふむ………おい誰が単細胞ゴリラだぁ!!」
「そこまでは言ってないと思いますよ?」
思わず足の力が籠ってしまった
「あ、悪いな力を入れすぎたようだ」
「落ち着け魔王」
「アルビノレオイマジン…分かった、お前のそのイケボに免じて許してやろう…あとでさ【フォースチップ!イグニッション!】って言ってくれない?」
「寛容なのかそうじゃないのか分からないな…それと何故?」
「いや、お前の声を聞いてると俺の好きな航空参謀が頭をよぎって…まぁ良いや、なぁ牙王」
「何だ?」
「あの電王を見ると俺が歴史を変えたのか?」
「そうだろうな」
「そうか…まぁ今は良い、取り敢えず…いやマジであとで教えてくれない?」
「…………た」
「は?」
「もう疲れたんだよ!何回も何回も死に戻りする度に地獄見て!俺がそんな未来を回避する為に色々動いても台無しになって未来は滅茶苦茶になる!未来の通りに進まない!!これも全部お前が考えなしにとんでもない事ばかりやるからだ!!何だよお前は何であんなに楽しそうに破壊と殺戮を楽しめるんだ!!」
「失礼な奴だな……楽しめるって酷いなぁ〜だけど一つ違うよナツキ?」
「何?」
その時の言葉にウォズ達や内部のアナザーライダーは背筋が凍りつく程の恐怖を覚えた
「俺は楽しんでやってるんだよ?」
「っ!」
「俺は長い間、生まれから尊厳や人格も何もかも否定されて生きてきた…つまり世界に酷い目に遭わされてきたんだ、なら同じように…いやそれ以上にやり返しても問題ないよね?」
「な、何言って…」
そして顔が陰で隠れたハルトは己の心の闇を表し出す
「この身はライダー達に敗れた怪人達の怨念が生み出した集合体とも呼べるんだから、そりゃ世界も憎いよ?怪人の中には望まない改造で人生を狂わされた人もいる、そんな彼らが世界を恨むのは自然だと思わない?」
『これは不味い、ウォズ止めろ…でないと相棒がダークサイドに染まり切ってしまう』
「ま、まぁ一部納得する部分がありますよ、主に考え無しに暴れるの部分は」
「ウォズ?酷いヨォ!そんな事言わないでって!俺だって考えて暴れてるんだから!」
「だから自分の体を改造してまでお前を殺そうと思ったんだよ!俺はお前の自滅因子で必ず相打ちになるから!だから!」
「それで俺と心中か?薄ら寒くて笑えるね」
「最初の周回ではあかねの命を狙ったが「死ね」あがぁ!」
「何故最初から特大地雷を踏み抜く」
「アレがナツキなんですよ」
「本当に支離滅裂な暴走ですね」
「続けろ」
「そしたら何故かお前が駆けつけて殺された」
「当たり前だ、あかねに危害を加える輩を俺が見逃すと思ったか?いついかなる時でも皆の危機には駆けつけられるように鍛えてるよ」
「だけどそれが一番、お前の心を破壊するのに良いと思ったからだ!肉体的に殺せないなら精神的に殺してやろうと!!」
「ほぉ、あかねを殺して俺のメンタルを殺すか…愉快な死体になりたいならそう言え」
「いやぁ素直過ぎるのも問題だよね」
「言うなジョウゲン」
「それは貴様にも言えるな死に戻りしないように精神的に殺してやろう」
「な、何をする気だ?」
「エルフナインとマドカの元へと放り投げて放置する」
「っ!」
「それ罰なの?」
「貴様の反乱は確かに忌々しいが殺してしまったら義妹達が悲しむのでな安堵しろ命までは取らん、だが貴様には俺に刃向かった罰とあかねを手にかけようとしたとして、この世界が滅びる光景をしっかりとその目に焼き付けてやろう、守るべきものも愛すべきものも自分には何一つ守れなかった無力感に絶望するが良い!!」
*何度も言います、本当彼が主人公です!!!
「はは…そんな事させるかよ……お前の弱点は…その身内への甘さが命取りなんだ知らないのか獲物が一番安心するのは狩りが成功した時ってな」
「何言ってんの?っ!」
それに気づいた時には手遅れであった、それは電磁投射の技術転用された狙撃銃である
「勝ち誇ったまま撃たれちまえ!」
パーーーン!弾ける火薬の音
海上戦は百獣海賊団が勝利を収めて奴等の軍艦を分取り終えて帰った地上戦も…まさかと理解した刹那 ハルトの体を貫いたのは神経断裂弾と圧裂弾の混合弾頭
そのままハルトは仰向けに倒れるのを見てからの反応が早かった
「っ!我が魔王!」
「ジョウゲン!」
「おう!」
スナイパーが狙撃して来たのである仕返しとばかりにザモナスに変身 ボウガンでスナイパーを狙撃したのである
「こちとらお前を本気で殺す為に仕込んできたんだよ…隙間を縫ってやるくらいやってやるってんだ!」
「………」
胸部から血を流すハルトにナツキはしてやったりと笑みをこぼす
「ざまぁみろ」
気絶したナツキ、ウォズは冷静に
「牙王、我が魔王と罪人を連行!大至急逢魔に戻りますよ!」
「何を慌てている?魔王なら回復するだろう!」
「通常攻撃なら問題ありませんが例外なんですよ!我が魔王には怪人の弱点がそのまま有効になるのです!」
「っ!」
「貴方達も来てもらいますよ」
「はーい」
「良いだろう」
そのまま全員ガオウライナーに乗り込んで逢魔に撤退するのであった
そして逢魔の病院にて
「先生!ハルトの容体は!」
「残念ながら…」
全員が息を呑むが
「圧裂弾によって連鎖爆破した体内器官は…ダメージからの超回復で逆に健康になりました」
「どんな体しているのですか!」
「誤診じゃないのですか!!」
「本当に魔王ちゃんって生物なんだよね?概念とかじゃないよね?」
「怪人王の手術の時にG細胞でも埋め込まれたか?」
「いやそれは流石に……無いとは言い難いですね」
「不死身の生命力と回復力なんてもう正にアレでしょ」
「彼奴の場合 人類に厄災を招く側だから細胞はマイナスかGMKじゃろうな間違いなく」
「成る程、これからあの世界の人類は避難の為に魔王様相手の命懸けの時間稼ぎ オペレーション・ロングマーチをすると言う訳ですね」
「それで出来たのがメカハルトって喧しいわ」
「それなら大丈夫ですね心臓だけでも稼働しますが…メカハルトシティなんて出来たら大変な事になりますよ!!」
「取り敢えずハルト坊には反省の意味も込めデンライナー、ゼロライナーを改造した無人在来線爆弾を突撃させるか」
「それは我が魔王のメンタルが崩壊するのでやめてください」
「確かに貴方達の懸念した通り純粋怪人だったハルト様でしたら神経断裂弾や圧裂弾の一撃は致命傷になり得たでしょうが…今のハルト様はドンスライムが体内にいますので圧裂弾程度ではダメージ足り得ませんよ、ダメージよりも回復が勝ってますし衝撃は猿武で反らせますからね」
「では何故起きないのです?」
「そうですね…ガドル様も言っていましたがあの弾丸を喰らうと眠くなるとの事でした…体内の回復にエネルギーを割かれているのではないかと加えて診察では過労で肉体的なダメージもありましたから回復には時間がかかるのではないかと」
「あの方から見ればそうでしょうね」
「まさかあの神経断裂弾が睡眠薬扱いとは…」
「はい、それでは」
と医者を見送ったメンバーは
「不味いですね」
「不味いな」
「我が魔王が狙撃されて意識不明と聞いたら…」
ウォズと牙王は頭を抱えた いやハルトの油断で狙撃されたは怪人達は納得するだろう
「奥方様達が暴走してしまいます」
「あぁ由々しき事態だ」
ハルトの暴走が目立つがその伴侶である面々も割と暴走する傾向にある というよりもハルトがいたから自重していた面々が多い そんな彼女達が愛する人を…ブレーキを失ったならばどうなるか
「大変ですウォズ!銀狼があの世界にサイバー攻撃を仕掛けてインフラやら経済やらがぐちゃぐちゃになってます!」
トルーパーが慌てた様子で駆け寄っての報告にしまった、遅かったと頭を抱える
「ちょっ!」
「報告!銀狼様がハルト様狙撃されるの報告を奥方様のネットワークに拡散 現在千冬様、ベアトリス様、ベルファスト様、カレン様が抑えてますが暴走寸前です!」
「………一応確認ですがテスタロッサ嬢達は?」
「キャロル、アリエル様と既に手勢を率いて出陣してます!」
「止めてくれますか!」
「手遅れです…あの方 何処で見つけたか知りませんが束様とキャロル様と一緒に逢魔の中枢にある月誘導装置を使い あの世界で月を落としました!」
「そんな!!あかね嬢は!!」
「あの方は何故か現れた聖剣片手に奏者を闇討ちしています!」
「えええ!!」
「あとエボルトが使ったブラックホールから現れた卵が孵化して巨大トンボになってあの世界で暴れています!」
「エボルトおおおお!!」
「いやそれメガギラスじゃん!!」
「そのピンチも立花響が【たかが月一つ、シンフォギア で押し返してやる!】とかで何とかならなかったの?」
「あの人確か怪獣の力纏えた気もするけど?」
「成る程『
「何でルビ振ってるの?あと違うから多分それ別世界のシンフォギア 」
「人の心の光を見せても無理だろ…おい」
と各地で騒いでいて挨拶所ではないので
「はぁ、しょうがないなぁ」
カイはそう呟くと自分の体を開いて呼び出したウルフイマジンを過去に送るのであった
ーーーー
時は遡り
「その身内への甘さが命取りなんだよ知らないのか獲物が一番安心するのは狩りが成功した時ってな」
「何言ってんの?」
その時!狙撃に合わせてダーク電王の体内からウルフイマジンが現れたのである
「しゃらくせえ!」
と三月刀で弾丸を叩き落とすとお返しとばかりにスナイパーの方向へ斬撃を飛ばしたのである
「狙撃なんて、こそこそと隠れてんじゃねぇ!男なら正面からかかってこい!!あぁムカつくぜ!!」
「ウルフイマジン!?何で生きてるの!まさか別個体?…え?何、これどういう事?」
「ダーク電王から現れたイマジンが我が魔王を守った?」
「てか狙撃って魔王ちゃん!」
「分かってらい!」
『フォーゼ』
ハルトはアナザーフォーゼに変身、スモークモジュールを使い煙幕を発生させるとオーロラカーテンも展開して全員撤退するまた
「テメェもくるんだよ!」
とナツキの首を掴んで引き摺り撤退するのであった
ーーーー
帰還後
「って事があったんだよ、助けてくれてありがとうなウルフイマジン」
「礼ならソイツに言え、俺は命令されただけだからな」
「何で?」
「俺の未来では、お前が狙撃された結果意識不明となって嫁さんが暴走したんだ」
「ごめん全部察したよ…テスタロッサ達が何かやらかしたな」
「キャロル?と束?と一緒に進軍して逢魔の月誘導装置で月を落とした」
「いや本当に何してんのテスタロッサ!?キャロルまで…」
慌てて念話を繋いで尋ねると
【やるとしたらそれはハルト様の愛故にですわ】
「そうか!それなら問題ない!」
「叱る時は叱りましょうよ!!」
「それは俺の時間ではないから大丈夫だよ……んで、カイさん?」
「カイで良いぜ魔王」
「俺もハルトで良いよ、んで何で俺に会いに来たのさ?」
「だから話したじゃん、お前が分岐してくれたお陰で俺達の時間に繋がったって」
「聞き間違いじゃなかったぁ……俺マジで桜井さん手にかけてるじゃん…」
ハルトは精神ダメージを受けている中で
「それでカイ、貴方の目的は何だ!」
「そりゃ俺の時間に繋いでくれた魔王に恩返しだって、今そんな表情してるだろ?」
「いや全く見えませんが?」
とツッコミを入れるがウォズだがハルトは
「あのダーク電王、アナザーワールドで生まれた電王と考えるなら納得が行く部分があるなイマジンを武器化するのはNEW電王由来の能力と仮定して歴史が分岐した先のライダーというのは変わらない、確かにカイのいた時間にもよるが…NEW電王の枠がダーク電王になったと…」
『シノビ達ミライダーと似た性質のライダーかも知れんな』
「確かにアナザーワールドはアナザーディケイドの能力を発現する際に生まれるものだ…今まではダークライダーの召喚にしか使えないと思っていたがよくよく考えてみれば分岐点を変えた先にいるライダーを呼び出す事も可能なのではないか?」
「すんごい早口」
「考察は後にしてくださいね我が魔王」
「しっかしまぁデスイマジン、アルビノレオイマジン、ウルフイマジンとまぁキャラの濃い奴等だねぇ」
「お前程じゃないけどな」
「それもそうか!」
「その点は否定してくれませんか?」
「いやいやアウトサイダーズやお前達も負けず劣らずの色物だよ」
「我が魔王?」
「よしカイ、お前達も俺達の仲間だ」
「我が魔王!?こんな得体の知れない奴を受け入れるのですか!」
「得体の知れないという点ならお前達も大差ないけどな」
「そんな事ありませんよ!」
「達!?まさか俺達も含めてるの魔王ちゃん!?」
「納得いかん!胡散臭くて何処となく利用されているのでは?と勘繰るような胡散臭い奴はウォズだけだ!俺達は誠実だ!」
「お前たち。後で話がある」
「じゃあウォズに聞くけど、いきなり自分の目の前に現れた奴が未来で貴方は王様になってます自分はその家臣です さぁこの力をとって王様になってくださいって奴 どう思う?」
うむと少し考えたウォズは一言
「胡散臭いですね」
「それが俺が抱いたお前の第一印象だよ」
ジト目のハルトに思わずウォズは
「そんな事ありません!私はあの時に我が魔王の期待と興奮に満ちた目を忘れておりません!」
「いや俺はジオウ見て知ってたから何とかなったけど他の人から見たら胡散臭いって予備知識なしのソウゴさんは良く黒ウォズさんを信用したと思うよ」
「そんな…何故…」
「ウォズちゃん、落ち着いて」
「私は呼び捨てでジオウのウォズはさん付けで呼ばれているのですか」
「そっちかよ」
「ったく、すまないなカイ」
「気にしないでくれよ」
「んじゃ早速頼みたい事がある」
「何でしょう?」
「【光の力、お借りします!】ってやってくれない?」
「……は?」
「我が魔王、今はネタに走らないでください」
「因みに質問だけど、その時間軸だと皆どうなった?」
「あかねって子がハイライト消えた目で聖剣?を使って奏者を闇討ちしてたらしいぞ」
「聖剣………っ!危ねぇ!あかねが一線超えてなくてよかった!!カイ!お前を幹部の地位を用意するぞ!」
ハルトとしては日常の象徴であり大事な人なのだからそう思うのも仕方ない
「お、やったなぁ」
「取り敢えず、ナツキ….何であんな事したか教えて?」
「………話しての通りだ」
「頑固だなぁ……よしヤクヅキ、やれ」
「良いのかハルト坊?…妾も流石にエルフナインとマドカ、咲那の3人に恨まれるのは嫌だぞ」
「レジェンドルガのロードすらビビるとは恐るべし」
しかし困った
「んじゃ…その3人に頼むか?」
「え?いやいや我が魔王、あの3人は「大丈夫だと思う」はい?」
「あ、もしもしエルフナイン?そうそうナツキの奴が立花響と小日向未来を守る為に俺へ喧嘩売ったんだよ」
「どうしてそこはボクを守る為とかじゃないんですかナツキさん!!」
「ほら来た」
「あれ?ワープテラでもいましたか?」
「ワープ周りの錬金術は禁術だよな」
「ですがキャロル妃は転移結晶使ってますよね」
「……確かに!」
「本当、響さんや未来さんにうつつを抜かすなんて悪い子ですねナツキさんは仕方ありませんねボクは寛容だから許してあげます!」
「エルフナイン?その右手に持ってるものは何?」
「これはナツキさんが素直になるお薬が入ってます」
人、それを自白剤と呼ぶ
「んじゃその懐に仕込んでいるのは?」
「これはナツキさんの動きを止める薬です」
人 それを筋弛緩剤と呼ぶ
「じゃあ、その針は?」
「これをナツキさんの脳みそに突き刺し捏ねくりまわしてボクしか見えなくする針です」
「………助けて」
「はい助けてあげますよ、ナツキさんを現実という地獄から解放してあげます!」
「っ!」
「まずはナツキさんの脳みそを、イジって僕以外の事を考えられなくしてあげますね」
人 それを洗脳と呼ぶ
「…………」
「大丈夫ですよ、チクっとするだけなので!じゃあ行きましょうねぇ〜」
とナツキは無言で連行されていったが
「おかしいの」
「あぁ、おかしい」
神妙な面持ちの2人にウォズは目線を動かすと
「え?」
「いつものナツキなら泣き喚きながら恥も外聞もなく命乞いをするのに何で今回は聞き分けが良いんだよ!俺はそんな奴の絶望に満ちた悲鳴が聞きたかったのに!!」
「その通りじゃハルト坊!彼奴の悲鳴は極上なのにそれを上げないとはおかしい!折角用意したタンクが無駄になるぞ!」
「魔王ちゃん、頭にレジェンドルガでもインストールされた?」
「何処で貴方達はナツキを見ているのですか?」
「珍しくナツキに同情したくなった」
「ナツキの暴走は置いといて、あの世界に報復するぞ暇してる奴等に声かけろ!カチコミだぁ!」
「その前に唯一への責任追及はどうします?完全に利敵行為してますよね?」
「別に?」
「は?」
「アレからすればモルモットの力を試しただけだろ?それなら変に咎める気もないさ知ってるだろ?俺は身内には甘いんだ」
「よく知ってますよ」
「んじゃ行くぞ、地獄を作る」
「お待ちくださいハルト様」
「テスタロッサ?どうしてここに」
「一連の流れは魂の回廊を通じて把握しております、ですが最近の連戦でハルト様は疲労してあります万一があれば」
「そんな事はないぞテスタロッサ、何なら今ここでダグバと三日三晩殴り合っても良いぞ?」
「良いの!」
「ダグバ…何処から来た?」
「それが空元気なのも分かっております…どうか、ご自愛ください」
「……………だが奴等を許す訳にはいかない」
「無論そのつもりですが今は疲労を癒すのが先決かと、アレの叛意の理由を知ってからでも遅くはありません」
「ふぅ…ウォズはどう思う?」
「私も彼女に賛成です戦線が増えると兵力や士気にも影響が出ます無闇矢鱈に戦うべきではないかと先ずは目の前の問題から片付けるべきです」
「私達の国力も無尽蔵ではありませんから」
「だが報復せねば俺の気が済まん」
「でしたら、こんなのは如何でしょう?」
「ん?」
ハルトが首を傾げていたがテスタロッサの説明を聞いて笑みを浮かべる
「良い提案だ流石はテスタロッサだ…カレラを呼ぶか」
「来たぞ我が君!」
「早いな」
「当然だとも、それで私に何か用かな?」
「オーロラカーテンの向こう側の世界を核撃魔法で攻撃しても良いぞ」
「良いのか!」
「構わないよ一日ランダムで色んな都市が現れるからそこに核撃魔法を撃ち込んでくれ、それはもう盛大に」
「ははは!それは良いな!」
と喜ぶカレラだがウルティマは
「カレラだけ狡い!ボクには何かないのハル!」
「んじゃウルティマは何がしたい?」
「ボクはハルと一緒にいたいな」
「んなっ!」
「ふっ」
しまった!と顔に出たカレラと勝った!とあざとい笑みを浮かべるウルティマがバチバチしているが
「分かった、ウルティマとは今度何処か出かけるか?」
「うん!楽しみにしてるからね」
「狡いぞウルティマ!」
「カレラだってハルからご褒美貰ったじゃん!」
「だとしてもだ!そんなの納得行かんぞ!」
不味いこのままだと喧嘩でこの場所が壊れると判断したので
「はいはい喧嘩するならカレラも行くか?」
「それで良い!」
「むぅ…じゃあボクも別のものをお願いしたいよ」
「そうだな…んじゃ今度一緒にお茶でもどうだ?茶菓子なら作るぞ?」
「良いねぇ」
「テスタロッサは?」
「ではハルト様の側に」
「いつも仕事でいるじゃん」
「それもそうですね」
「おい」「……」
「さっきゆっくり休めと言われたからな、暫く何処かで休む……そうだテスタロッサも行くか?」
「!」
「嫌じゃなければだけど「そんな事ございませんわ」お、おう」
食い気味にこられて引いてしまったが
「「…」」
ウルティマとカレラは ムッとした顔でテスタロッサを見るが
「あら決めたのはハルト様よ?貴女達?」
「なんか狡い」「そうだが…」
取り敢えず何か丸く収まったのだが
「よし先ずはカイ達の歓迎会も込めて宴会といこう」
「我が魔王、慰安の意味を理解してますか?」
「好きな事をするという意味だろ?」
「間違いではありませんが…」
「料理させてくれ…もうキュウリとズッキーニを間違えたりしない……もう見分けはつく!」
「魔王ちゃん、地味に気にしてたんだ」
「アレはアレで美味かったがな」
と話しているが
「慰安旅行でしたらリュートにある複合温泉施設などは如何でしょうか?」
「そういやぁアリエルが最近、観光業の兼ね合いとかで色々力入れてるって聞いたな…村上社長と相談したIRの試験も兼ねてると」
「えぇ、ゆっくりするには丁度良いかと」
「そうだなぁ体もバキバキだし」
ポキポキ……ウィーン……ガッシャン
「今人の骨ではない音が鳴ってますよね?」
「それに休み明けには悪魔勢力との会談がありますわ」
「ごめんやっぱり慰安旅行は本国にしない?」
「無理ですわ、ハルト様は今代レヴィアタンと婚約し一夏さんもフェニックスのご令嬢と婚約されている 実家への挨拶云々で顔を出さねばならないでしょう」
名前ではなく役職でセラフォルーを呼んでいる辺り まだテスタロッサは彼女を疑っているのだろうな
「えぇ…マジか」
「束の義父や義母への挨拶はすんなりやりましたのに?」
「別に…何というか悪魔側の印象を考えるとな」
『本当、お前やらかしてるからな』
「まぁ間違いなく暗殺の類は行われるかと」
「え…確定イベント?」
「ご安心ください私と下のものが護衛致しますので」
「それなら大丈夫だけどテスタロッサや皆も狙われるかも」
「大丈夫ですわ、その辺のコウモリに遅れを取るような輩は私の眷属にはいませんので」
「モスとシエンには今度差し入れを用意しないと…」
あの二人には迷惑かけている自覚があるので申し訳ない
「取り敢えずはナツキ次第かな…というより唯一の奴はどうなった?」
「我が魔王最愛の名探偵が動いております」
「最愛……まさか!!」
「はい」
「左翔太郎さんとフィリップさんが!!」
「違います」
「んじゃ、まさかの鳴海荘吉さん!?」
「違いますって」
ーーーー
研究室にて
「唯一」
「おや、どうされましたか?キャロルさん?」
「貴様、ナツキに何をした?」
「私はただ魔王と戦えるレベルまでにナツキさんを改造しただけですよ」
「その結果がアレか」
「あぁ、彼は負けたんですか?」
「そしてエルフナインがナツキを検査したら、こんなものが見つかった」
キャロルが見せたのはとあるバイオチップである
「何ですか其れ?」
「クローントルーパーに仕込まれていたバイオチップでコレにはオーダー66 という仲間を殺す為のプログラムが登録された感情抑制機能搭載チップだ」
「ほぉほぉ」
「貴様はコレをナツキの脳に仕込んだな?」
「それで?」
「その結果、オレ達の旦那が死にかけたんだ相応の罰は受けてもらうぞ」
「死んでませんけどね?」
「貴様は知らんだろうが新しく来た奴が連れてきたイマジンが来た直後にハルトから指輪を貰った奴にはその未来の記憶が来たんだ…ナツキの死に戻りと似た現象かも知れないがな貴様の利敵行為も判明した訳だ」
「それを私がするメリットは?オーダー66は確かにクローントルーパーに発動するもの…まぁ今の魔王は全トルーパーに外すようにしてますがね」
「メリットなんて無いでしょ?貴女はただ皆が困るものを見たかっただけ」
とキャロルの後ろから現れたのは
「黒川あかね…」
「ちゃんと話すのは初めてかな?木原さん」
「えぇそうですね、それで?」
「貴女は作ったものがどうなるか確かめたかっただけ、そこをナツキを支援するオーディエンスと利害で利用したんでしょ幸いハルトなら何しても死に難いからねタフさもあるから仮想敵にはうってつけだもの」
「………」
「ナツキに負の感情を増幅するチップを埋め込んでハルトを殺すように仕向けた、あの世界に圧裂弾と神経断裂弾の混合弾頭を提供したのも貴方でしょ?」
「えぇ正確には図面だけですが」
「あんな悪趣味な兵器、あの世界で流通させる訳にはいかないのでな現在 現地で働く錬金術師3人と銀狼が火消しで排除してもらってる」
「そうでしたか」
「それで、どうしますか?」
「逢魔の司法に関してはカレラやウルティマの領分だが…」
「キャロル!あかね!大丈夫か!」
「え?ハルト!!如何して此処に!」
「お前があの人の心がないマッドサイエンティストの所に行くと聞いたからすっ飛んできたわ!」
「事実ではありますが貴方に言われるとムカつきますね」
「唯一!」
「はい」
「よくやった!」
斜め上の賛辞に流石の唯一もキョトンとしキャロルとあかねは呆れた
「はい?」
「は?」「はぁ…」
「今回の件は俺にも反省すべき点が多く見つかったからな、それにナツキにも良い刺激だっただろう」
「??」
「悪ぶってる奴はもっと悪い奴に利用されるだけと…これはそう言う事ですよね光実さん!」
「あの件は光実さん被害者だから」
「それに、あのバカに抜けてたハングリー精神を思い出させてくれた事には感謝するぞ!」
「混合弾頭の件は問い詰めないのですか?」
「構わないさ!俺を殺せる方法があるなら是非試して欲しいくらいだ!」
「ハルト?」「どう言う意味かな?」
2人がアイテムを取り出したので
「だが俺に向けて使うなよ!」
「日和りましたね」
「それにだ俺を狙う分まだ可愛いよ、もしもあかねやキャロル達を狙ってたら殺してたよ…」
と全く笑わないで告げるハルト、そこには普段のヘタレさなんて欠片もない王の姿があった
「………」
「別に実験したいなら付き合うし相手にもなるだが他は巻き込むな」
「…………」
「返事は?」
「分かりました」
「ん、それならOKだ」
と言うとハルトは部屋を出ようとしたが
ガシっ!と両肩を掴まれた
「あ、あの〜2人とも?肩が痛い、痛いヨォ〜鋼鉄もびっくりな俺の体が悲鳴をあげてるよ〜」
「何、少し話をしようと思ってな」
「何の話かなぁ?」
「油断して狙撃されて死んだ未来があったハルトのうっかりぶりについてだよ?」
「いやぁ狩りに成功した瞬間が一番油断している、それを味わった瞬間でしたね
「ハルト…少し頭冷やそうか?あの時ハルトは死んでたかも知れないんだよ!それなのに何でそんなに呑気なのさ!!」
「大丈夫だって俺は「っ!」…」
「ハルトはどうしてそんなに無頓着なの!結婚までしてるんだかはもうハルト1人の命じゃないんだよ!もっと自分の命を大事にしてよ!!」
「………ごめんなさい」
「本当に分かったの?」
「これからは護衛連れて行きます」
「分かればよろしい」
「取り敢えず唯一の罰はナツキのチップを外して正気に戻す事だな」
「分かりました、それでは他の組織の技術もあるのでナツキには更なる肉体改造を施すとしましょう」
「そうか…じゃあ俺も負けないように筋トレに励むか!」
「励むな」
「他の組織?」
「あぁ実はな」
ーーーー
聖剣事件解決後 ハルトは気心知れているウォズ達を呼んで料理の試食会をしていた ズッキーニ事件後に
「しかし最近の逢魔はとんでもない規模になってきたよね昔とは大違いだよ」
「えぇ、あの小さな家から始まった我々が此処まで大きな組織となるなんて…私は涙が止まりません!」
「既に名だたる昭和ライダーの悪の組織は全て逢魔の傘下に入って平成、令和でも実力派怪人や組織は逢魔に加わりつつある」
「それだけじゃ無いですよね我が魔王?」
「へ?」
「えーと…最近、ショッカーの紹介で知り合った黒十字軍や宇宙海賊バルバンや宇宙帝国ザンギャック、キカイトピア王朝トジテンドまで逢魔の噂を聞いて傘下入りを表明しております」
「え、何ですかそれ!初耳なんですけど!!」
「俺も昨今のグローバル化の波に乗ろうかと」
「だとしてもやり過ぎだよ!何でそんな話に!」
「酒の席で勢い任せに」
「「「「それなら仕方ない」」」」
「我が魔王のノリと勢いは恐ろしいですからな気づくと傘下入りしていましたよ」
「飲み会での勢いって怖いね」
ーーーー
「って訳」
「アイツ等はアイツ等でお前の暴走に慣れすぎたな」
「もうハルト…ダメだよ次からはちゃんと面接しないと」
「怒る所はそこか?」
「気をつけます」
「よろしい、それで唯一さんは許すの?」
「そうだな単純に今まで緩み切っていた俺や周りの空気をピリピリとさせてくれた、その点には感謝しないとね」
とハルトが笑う中
「あとハルト、聞いたんだけど」
「うん」
「テスタロッサさんと2人きりで旅行するって本当?」
「2人きりじゃないよぉ〜モスとシエンもいるから〜」
「それ実質2人きりだよね?」
「ひゃい」
「ふーん…キャロル」
「あぁ少し話をしようか」
「あ、ちょっ!誰か助けてええええ!!」
ハルトは2人に引き摺られていったのである
それを見ていたカイは
「うわぁ」
「慣れてください、アレが我が魔王です」
「そうか、面白いなぁ〜」
「しかしまぁデスイマジンか」
「昔戦ったよね」
話している中
「ほぉ、新たな電王か」
「牙王から聞いたがお前か?」
「すまないなカイ、紹介するぞ俺と同じ四天王だ」
「あと1人は…あぁあの子か」
「一夏を知っているのか?」
「まぁね、へぇイマジンじゃん」
「あぁそうだ」
「しかし錚々たる顔ぶれだな」
ネガタロス→元ネガタロス軍団長
ゴーストイマジン→元死郎側近
牙王→時の列車強盗団リーダー
カイ→イマジン達のリーダー
であるのだ
「ですね」
ウォズも引いていたが、しかし
「これは良い機会です、カレラ嬢が攻撃してる世界に送り込めば壊滅も夢ではありません」
電王の作風に騙されがちであるがイマジン達は個体単位で見てもかなり強い 実際 時間改変を目的としている為が全員の持つ技の火力は中々のものだ 現に戦闘員枠にも見えるモールイマジンでも工場地域を壊滅させられる火力はあるのである
「壊滅はするなとハルト坊なら言うじゃろうな」
「以外ですねヤクヅキ、貴女なら賛同すると思いましたが」
「前から思っておったが、あの世界の連中には定期的に妾達の恐怖を大規模で伝えるべきじゃと思う しかも皆殺しにはせずに一定数残す形でじゃ」
「恐怖を語り継ぐものを残しておくという事?」
「それもあるが何より…ハルト坊が禁止している悪虐行為を認可している世界を滅ぼすのは勿体ないじゃろ?それにじゃ悲鳴エネルギー採取の為の素材が取れる畑を捨てるなんて勿体ない」
「最後のは聞かなかった事にしますよ…道理で最近監獄の囚人数と発電効率が合わないと思ったら」
「確かに本国は勿論まで行ったIS、トータス、来禅市などの異世界には正当防衛以外での苛烈な攻撃は禁じられていますよね?まぁそもそもISと来禅市には逢魔としての拠点はありませんが」
「あの世界については言及しておらん、まぁ妃の生まれた世界というのもあるじゃろうが」
「傘下連中のガス抜きサンドバッグですか」
「そう言う事じゃ、お主達も気が向いたらあの世界で好き勝手暴れると良いハルト坊は怒らんし物によっては褒めてくれるぞ?」
「何で魔王はあの世界を嫌悪してるんだ?」
「簡単じゃ、ハルト坊はあの世界の人間に対して強烈な怒りを抱いておるからの」
「怒り?」
「気持ちは分かる、彼奴は見ての通り身内へ怒りを見せる事は滅多にないと言う甘すぎるが…あの世界はハルト坊を利用して私服を肥やし報復すればテロリストとして蔑み、あまつさえ逢魔に弓を引いた まぁ結果は見ての通り殲滅じゃがな」
「……」
「お主も逢魔の傘下に入ればハルト坊は全力でお主の時間を守るじゃろうが…敵対すれば…」
「それと逢魔のモットーは皆仲良く元気よく!」
「内輪揉めしたらハルト様からお叱りを受けるぞ」
「分かったよ…それじゃこれからは魔王の力、お借りします!」
「おいネタに走るな」
「ゴーストイマジンには言われたくないだろうな」
「何だと!」
と喧嘩しているのだが
「……………」
「わ、我が魔王…いつの間に?」
「あれ?皆仲良くしてないねぇー」
その時 ハルトの目が笑ってない事に全員が気づいたのである
「よーし全員、口を開けろ…ロールケーキを捩じ込んでやる」
「あはは……よし逃げますよ!」
「逃すかぁ!!おいコラ待てええええ!!」
予告
ナツキのイザコザも解決した仲間達と慰安旅行に向かう事に!
久しぶりの日常を満喫するハルトであったが
「何か足りないな」
少しの違和感 それに気づく
「そうだ…俺に足りないのはアイツの悲鳴だ!」
「我が魔王、レジェンドルガに転生しましたか?」
「転生したらレジェンドルガな件!」
「それしたらアカツキが胃薬片手に倒れます」
そして慰安旅行もひと段落した頃 ハルトは渋々 悪魔領へと足を運ぶ事になる
次回 旅行は楽しむもの お楽しみに!
オマケ短編
人類の友?
ある時 ハルトが釣りをしていたらクジラを釣ってしまった
「!!!!」
「なぁウォズ、この鯨は何言ってんの?」
「さぁ?おそらく自分は我が魔王より賢いというアピールをしているのではないかと?」
「なぁウォズ、賢い生き物だから食べたらダメって論法は俺にはよく分からないんだ」
「まったく同感です我が魔王」
「んじゃ今日の夜は鯨の竜田揚げだな」
「あの〜素直に謝った方が良いですよクジラ怪人!」
目線の先には釣竿で釣られたクジラ怪人がいた
「すみません!ハルト様がバカだと思ったのは謝るから助けてください!!」
「お前の最期と遺言に感銘を受け夏になったら欠かさず海の清掃活動してた俺の感動を返せ」
「意外と優しいだと!!」
「意外とは余計だな…おーいトゲウオ怪人!」
「はっ」
「脱走者発見したぞ、やれ」
「見つけたぞ裏切り者めぇ!!」
「いやああああ!!」