無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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入学前は色々と起こりがち

 

ある日の篠ノ之製作所…以前はボロボロな事務所だったがISとヒューマギア事業拡大に伴い大きくセキュリティも頑丈なマンションを建てるまでに成長した

 

 

その応接室にて

 

「世界初のIS適正者ねぇ、大変だな少年君も」

 

新聞を開いて一面を飾る弟分にハルトは苦笑する隣では

 

「一夏ぁ…何故ISに触れたぁ…普通は目にしても離れて会場に向かうだろう…」

 

項垂れている千冬と

 

「チーちゃんの自分の背を追うな的なメッセージが全て無に帰すとは…いっくん…恐るべし…だけど」

 

『やったああああああ!一夏と同じ高校だぁああああ!』

 

「箒ちゃんが幸せなら良いかぁ!」

 

「あの子…もっと武士道的な女の子だったような…」

 

画面越しに狂喜乱舞している箒ちゃん…この子、本来の歴史なら姉との確執とか孤独のせいで性格拗らせるのにずっと一緒だったからか姉の影響で弾けてしまった

 

一夏の事は篠ノ之製作所の設立者3名が頭を抱えていた、千冬はドイツから帰国後 ISの教育機関 IS学園の講師をしている…一応出向扱いなので席は残しているが今年から担任まで任せられたそう

 

俺はヒューマギア事業の方を担当しているが実際の仕事は衛星や滅亡迅雷に任せているので暇極まりない 寧ろ束が大忙しだからな

 

後援や面倒くさい取引まで頑張ったご褒美に…ご飯やデートが対価で良いのかなぁ?

 

 

「んで一夏の奴どうするよ?此処で面倒見る?」

 

「出来ればそうしたいけど国の連中が許すかなぁ?」

 

「その辺は何とでも何じゃねぇの?世界初の事例なので製作者自ら調査云々とか」

 

そう言うなり束は驚いた顔をしながら

 

「……ハル君天才!!」

 

「おう、今更気づいたか!」

 

「お前も束も十分に人から見れば天災だがな」

 

「褒めないでよチーちゃん!」

 

「あぁ…照れるぜ!」

 

「はぁ…日本語とは難しいな」

 

『全くだなバカの面倒は疲れる』

 

「それでお前は名乗り出るのか?ISが使えると」

 

千冬は、ハルトを見るが首を横に振る

 

「俺は辞めとく…つーか俺が抜けたらヒューマギア事業は誰が担当するのさ」

 

暇とはいえ全く仕事がない訳ではないのだ、ただでさえ家族経営の側面が強い篠ノ之製作所…まぁ取り扱うものの内容的に産業スパイや外部の人間を必要以上に取り入れたくないと言うのもあるが束1人に負担を押し付ける事になる

 

「ふふふ…その辺はだいじょうブイ!」

 

「はい、お父さんが抜けた穴は私と亡さんでカバー可能ですよ」

 

もうナチュラルに父親呼びしてくる、クロエの言葉に成長と寂しさを感じる…やはり亡さんは有能だよなぁ…と思うが

 

「けど、俺の年齢的に学生はキツいなぁ…」

 

外見的な老いがないとは言え精神的にはキツいものがある

 

「なら寮のコックはどうだ?推薦しても良いぞ?」

 

「そっか、その辺の道もあるのか」

 

何なら元の世界に戻ってレストラン開くのもありだなぁ…

 

「ダメだよ!ハル君の料理食べられないと束さんは体が痙攣するんだ!」

 

「アレ?料理に変なもの入れてはないんだけど」

 

「まぁ気持ちは分かるが…」

 

「分かるの!?」

 

「だからIS学園に入学なんて認めないよ!」

 

「そんな理由で!?」

 

まぁこんな感じで平和な日々であるが、俺的にもケジメを付けなければならねぇよな

 

ーーーーーーーー

 

 

篠ノ之製作所の一室にて、最早お馴染みな面々と一緒に駄弁ることにした

 

「一応アナザージオウⅡは使えるから転移は可能だけど…流石に中途半端なまま投げるのは嫌だなぁ…」

 

「我が魔王ならそう仰ると思いましたよ」

 

いつものように笑う従者達に頼もしさを覚える…だが

 

「うし現状を整理するぞ」

 

ネオタイムジャッカーはメナスが死亡

 

残りのメンバーはリーダーのクジョーとレック、スズネ そしてこの世界の現地協力者と思わしき人物と亡国企業…うん

 

 

「対して俺達は5人……圧倒的な戦力不足だな」

 

滅亡迅雷はこの世界の悪意を見守って貰う以上 戦力としては数えないし束、千冬、キャロルにも俺の問題に巻き込ませたくないとなると協力してくれそうな奴は

 

「ナツキ?」

 

現状、自由に動かせそうな奴がナツキしかいないコミュ力の低さに悲しくなってきた

 

「助っ人頼めますか?」

 

「だよなぁ…多分今頃…」

 

ーーーー

 

 

 

シンフォギア世界にて

 

「ナツキ!貴様アレだけサソリを使うなと言っただろうがぁ!」

 

「ご、ごめんなさい!!アレ使わないと危機脱出が出来そうになくて…」

 

「お陰で、またドライバーのメンテナンスだぁ!…ったく折角バースの強化案もあるのにこれでは完成がいつになるやら…」

 

「バースの強化?そんなのオーズにあったかな?」

 

「あぁ貴様は知らんだろうな…オレも最近知ったんだ、ハルトから届けられたコレのおかげでな」

 

「こ、これは!」

 

仮面ライダーオーズ 復活のコアメダルのDVDである

 

「これに出たバースの改良を目指す…まずはコアメダルと言う訳だが…」

 

「出来ないんですよね?サンジェルマンさん達も悩ませてるって」

 

「いや、それが出来たが…何故か色が違うんだ」

 

それは黒い3枚のコアメダルであった

 

「それビカソ違いですよキャロルさん」

 

「わかっている…はぁ……ハルトが居れば楽に出来たろう…彼奴の知識は侮れん」

 

「いやハルト居ても無理じゃねぇっすか?錬金術は門外漢ですよ奴でも」

 

「はぁ…何しているんだハルト…やりたい事があると言って断ったが…アイツの知識量を考えればやはり付いて行けばよかったか…どう思う?」

 

「(い、言えない!未来で見たけど別世界に娘がいるとか絶対言えない)そ、そうですね…発明もありますけどやはり知識面で補佐できるならハルトの力は必要ですよ」

 

「そうか…旅にはついて行かないが別世界に行く発明をするか…その間開ける、エルフナインの奴と仲良くな」

 

「は、はい!(頑張れハルト!)」

 

再会の時に修羅場になるが、それはハルトの責任なので頑張って貰うとしようと協力者を見捨てたナツキであった

 

 

 

ーーーーーーーー

 

「きっと、キャロルに顎で使われて悲鳴上げてる…まぁ色んな敵とのデータ収集言えばキャロルも貸してくれるんじゃね?ソロモンの杖も預けてあるし…あれ?冷房効きすぎじゃねぇ?」

 

「いえ?冬ですから冷房は入れてませんが?」

 

当たらずしも遠からずであるが、置いといて

 

「んで本題がコレ見てくれよ」

 

ハルトはアタッシュケースを開けると中身はアナザージオウになる際に現れる黒いジクウドライバーであった

 

「これは?」

 

「俺専用機」

 

「ええええ!魔王ちゃん作っちゃったの!」

 

『俺達がいながらISに浮気かハルト!』

 

浮気じゃねぇだろうよ…ったくお前たちの為でもあんだよコレ

 

「〈シェイプシフター〉能力はアナザーライダーの力をISに変換して使う…その代償にISは飛行や絶対防御みたいな基礎機能以外は使えないけどさ、まぁオルトロスバルカンと同じ感じだね」

 

その例えを理解したのか

 

「つまり…規格違いのものを強引に繋げ、その場で情報を調整しながら無理やり稼働させていると言う事ですか?」

 

ウォズの問いかけに首を振る

 

仮面ライダーオルトロスバルカンと違うのは全力稼働しか出来ないのではなく、最初から安全考慮して低出力でしか使えないという事だな、前に全力稼働で試したらアナザーライダーの力にフレームが耐えられなかった

 

「前回の誘拐や白騎士事件で分かった事がある……やっぱアナザーライダーの姿で暴れても良い場所って以外と少ない!」

 

ノイズがいるだけで変身出来た頃が懐かしいよ!

 

「今更ですね」

 

「だから考えたさ郷に入れば郷に従えと!」

 

「あぁ…それでISですか」

 

「で、シェイプシフター(変化する者)ね」

 

「そう!シェイプシフターを使えば合法的にアナザーライダーになれるって訳よ」

 

まぁ枷をつけて戦うと思えば良い…束作のものに比べると一流家具とDIYくらいの差があるがな…アナザービルド達の協力を得ても、これが限界であった

 

「で、だ‥‥今後の展開的に俺もIS学園に行くべき?」

 

束達の前ではああ言ったが亡国企業がネオタイムジャッカーと無関係なら放置でも良かったが一夏誘拐にネオタイムジャッカーが絡んでるとなると現地勢力で一夏を守れるかは難しいラインである。

 

「それは魔王ちゃん次第でしょ?まぁ学生は無理じゃないかなぁ」

 

「あぁ…ハルト様が余り1箇所に留まるのは宜しくない…3年間学園に通えるか?」

 

「そこもありますがネオタイムジャッカーの動きが見えないのに三年も動けないのは…」

 

「義弟殿の安全を考え、我が魔王自ら出陣ですか…悪い選択肢とは言いませんが連中に居場所がバレる可能性もありますね」

 

「うーん……ウォズがナチュラルに一夏を親族認定しているなぁ」

 

反対案の方が多いか…確か……友達が貸してくれたラノベを元にすると

 

入学早々、決闘したり束作の無人機が学園襲ったり 千冬の教え子が喧嘩売ったりとか軍事兵器のISを迎撃するんだったな

 

「なんつー濃厚な一学期だ…けどこれって」

 

俺が介入しなかった場合の歴史だ…参考までにし過剰に鵜呑みにしない事を徹底しようか

 

そう考えているとカゲンが思いつきを発言した

 

「外部講師はどうだ?必要ならその都度呼ばれるだけだから必要以上に通う意味もない上に講師なら学園を徘徊しても不自然ではない」

 

良い提案だが

 

「俺が人に教えられる事って何?…料理?」

 

俺は元の世界に帰ったらレストラン開くんだ!名前はアギトで!…失礼脱線した

 

「違いますヒューマギアやISについてです。貴方、束様とIS製作したりヒューマギア開発した人間ですよ?対外的には世界的ベンチャー企業のNo.2ですので」

 

「奥方じゃねぇけど…え?そうなの!!?」

 

「えぇ、ある意味VIPです」

 

「知らなかった…」

 

「まぁ中身はコレですが」

 

「魔王ちゃん。その辺無頓着だしね」

 

「マジ!俺今でも束のラボ間借りしてるのに外ではそんな感じの認知なの!」

 

「一番の罪は無知と知ってます?」

 

「ごめんなさい…」

 

「素直ですね、そろそろ未来でアナザーオーマジオウになる事も認知して頂かないと」

 

「それは認知しないからな、クロエを娘と認知してもアナザーオーマジオウは認知しない」

 

「ちっ」

 

「さりげないねぇウォズちゃん」

 

「抜け目なし」

 

「いや、さりげなくクロエ様を娘認識してますね魔王様」

 

そりゃそうだろ!あんな可愛い娘がいたら溺愛するわ!!舐めるなよ!

 

「子離れ出来ます?」

 

「うーん……頑張る!」

 

「ではクロエ様や妹君が彼氏を連れてきたら?」

 

「彼氏……それはアナザードラグレッターのご飯かな?」

 

そう言う意味では浅倉さんのリスペクトは忘れずにいたい

 

「子離れ出来ないじゃないですか!!」

 

取り敢えず束には俺の事は黙る変わりに講師として入れないか相談したのであった

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

そして入学式まで暇だったのもあったが今は

 

「「……………」」

 

入学前の詰め込み学習で頭をパンクさせている一夏と箒の勉強を見ていた、そりゃ竹刀持った千冬がいれば怖いよなぁ…だって一夏の奴さ電話帳と間違えて捨てたんだぜ?そう言ったら千冬が怒りの余り覚醒しそうだったから頑張って止めた…苦戦したぜ

 

 

ハルトはその光景を見ていたが、関係ない俺は内緒でシェイプシフターの改良に務めねばならんのだが…うーん、この辺の調整が甘いのか…けどどうしたら?

 

 

「それなら、この回路を弄れ」

 

そうアドバイスをされたので試すと上手くいった、やったぜ!

 

「ありがとう束!流石天才だ……な…」

 

 

振り向いてお礼を言うが顔が凍りついた

 

 

「そうだろうそうだろう…所で…束って誰だ教えてくれないか?ハルト?」

 

「キ…キャロル!?」

 

だって目の前にはいない筈の青筋立ててるキャロルが立っていたからだ

 

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