前回のあらすじ
悪魔側の裏切り者を発見したハルト達であったが、そんな中 二亜がオーフィスを保護した事で彼女がただ無垢故に利用されただけの子供と知ったハルトは…
「戦極凌馬も言っていた子供を利用するような悪い大人にはもっと悪い事をする大人の餌食になると…ではなって貰おうか」
と幹部会で言うのであった
「後は旧魔王派を血祭りにあげるぞ!反論はあるか!」
その会議室には 否!の声が
「ならば貴様等に問う、無垢の子供を利用するような下衆の組織の捕虜は必要か!」
否!と返す声 そして魔王は
「ならば貴様等に問う、奴等は我等に滅ぼされるべき存在であるか!!」
それに 然り!然り!然り!と答える声を聞き
「よろしい!ならば『
と即決で戦う事を決めたのであった
「という訳で次は派手に暴れたいと思いまーす」
「なんだ結局、いつも通りか」
「俺は別に暴れられるなら大歓迎だ」
「本当に魔王様はやる事なす事が派手だねぇ」
「って訳だアウトサイダーズ…奴等が暴れた時は任せたぞ」
おう!と答えたのに合わせるのであった
「だがその前の準備運動したくないか?」
そして
「んじゃ神器を使った実戦訓練として俺直下の特別部隊 アウトサイダーズと模擬戦をやってもらう」
あの時のシトリー眷属の絶望的な顔は恐らく忘れる事はないだろう、というより調査から帰ったアザゼルも血相を変えて
「何考えてるんだ!お前の直下にいる問答無用の殺戮部隊と模擬戦!?蹂躙の間違いだろう!!」
「良いかアザゼル、彼女達には強敵と対する際の戦闘経験が皆無だコカビエルの時もサポートに回っていたからなグレモリーと決定的に格上との戦闘経験が皆無なのは問題だ」
「だからっていきなりアウトサイダーズに当てるとか正気かよ!せめてお前の所の兵隊に」
「その前にシトリー眷属よ!これからお前達は俺達と同じかそれ以上の奴等と戦うかも知れない!そんな時に主の命を守れない弱卒のままで良いのか!」
ハルトは煽るように問い出すが
「ハルトさん級の理不尽って人生でそうないんじゃない?」
匙のツッコミに頷くシトリー眷属だが
「否であろう!そもそも相手見て喧嘩するような腰抜けでは勝てるものも勝てんわ!喧嘩売られたなら必ず勝てるくらい強くなれ!てか気持ちで負けてたら勝てるものも勝てんわぁ!」
「ですが相手が格上過ぎます!」
グダグダ言われても面倒なので
「お前達…アウトサイダーズ局中法度!その五!」
「「「「「「「喧嘩上等!!」」」」」」」」
「アウトサイダーズ局中法度 その六!」
「「「「「「「武器を抜いたら向けた相手は必ず殺せ!」」」」」」」」
「アウトサイダーズ局中法度 その七!!」
「「「「「「「「敵に背中を向けて逃げるべからず!前進あるのみ!そして必ず敵を討て!!」」」」」」」」
「ってな感じだ、爺ちゃんが元いた組織の局中法度を真似て俺なりにアレンジしてみたんだが…」
『何て組織に…』
『そりゃそんなルールにすりゃ強いわ』
「弱いなら頭を使え!良いか強者には強者の弱者には弱者の戦い方がある、それを学ぶ良い機会だと思え大丈夫、奴等には殺すなと命令してあるから」
と笑顔でハルトが言うが浅倉も笑顔で
「だが殺さない程度には痛ぶって構わないってなぁ」
「その通り!死んでも俺の力で全快まで直してやる、だから死ぬ気で挑め!」
という滅茶苦茶なハルトであるが
「大丈夫大丈夫、レベル1だった頃の俺はレベル999の魔王と戦って一矢報いた事が自信になった だからお前達もコレから思うだろう、あぁあの時に比べれば目の前の奴等なんて恐るるに足りないとなぁ!」
そしてアウトサイダーズとシトリー眷属の模擬戦だが、それは模擬戦とも呼べない程、一方的であったが
「戦いの中で成長する事もあるし、アザゼルからすれば人工神器のデータ収集にもなるから問題なし!」
と暫く見ていたが懸命に戦う姿とちょっとずつだが大道克己さんなどは戦いに合わせて教導をしてくれる流石は本職傭兵だと感心する中
「あぁ我慢ならない!よーし!俺も混ぜてくれぇい!」
『キバ……ドッガ』
「何だと?魔王相手なら遠慮なく暴れさせて貰うか!」
「ほぉ面白い」
「やった、ハルトと遊んでくれるの?」
「楽しめそうだねぇ〜」
「あぁ…かかってこいやーー!」
と混沌とする戦場で
「皆さん、私の指示に従ってください!」
そんな感じでシトリー眷属は地獄とも呼べるような特訓を潜り抜けたのであった
「私情混じりとはいえ、グレモリー以上に手を貸してしまったな」
「何か全員、逢魔所属の下級怪人とは戦えるくらい強くなってしまったね」
「問題ないから俺達は二次会と行こう」
ハルトは笑顔でvsアウトサイダーズとの大乱闘へと移行するのであった
そんな感じで穏やかな日常を過ごしていたハルトであったが
「ハルきち〜」
「やぁ魔王、久しいねぇ」
何かオーフィスが滅茶苦茶、俗世に染まっていたのである
「いや何があった!!あとオーフィス!水性ペンで額に縫い目を描くなよ落とすの面倒なんだから!」
「いやぁオーフィスちゃん飲み込み早いから色んなアニメを見せていった内に…」
「沼に堕ちたと」
「そう!そして結果、ご覧の通りだよ」
「天上天下唯我独尊!」
何かオーフィスは瞳を青く輝かせて宙に浮いていたのである
「鞠亜達の予測通りになったな」
「取り敢えず、オーフィス?」
「皆は知らない、我の作る蛇の味…吐瀉物を処理した雑巾のような味を丸呑みしてる感覚……」
「がっつり染まってるじゃねぇかあ!!あとそんなお前の蛇は激物だったんかい!!」
「我、悟った」
「何に?」
「次元の狭間にいたら、アニメが見れない漫画も読めないWi-Fiが入らないから動画が見れない!グレードレッドは哀れ こんな楽しい事を知らないなんて…我、グレードレッドを哀れむ」
「そこまで思うか」
「この世界は面白い…我、色んな世界のアニメ見たい!」
何と言う事でしょう、数日前まで空虚を極めて絶望していたような幼女がイキイキと年相応な幼女になっているではありませんか!
「本当に何があった!数日前とは別人じゃねぇか!」
「と言う訳だ魔王、我、禍の団を抜ける、お前の所で匿え我はニアとアニメを見る」
「横着すぎない!もうドラゴンはお腹いっぱいなんだよぉ!!」
「見返りに蛇をやる」
「いらんわ」
「何故?食べれば強くなれる」
「さっきまでの食レポ聞いて食欲湧く奴がいる訳ないだろう!!それと俺もheavenって似たものを作ってんの!」
「我、興味ある魔王の一部、食べてみたい」
「素材的に食べさせる訳にはいかないのでダメです!!」
「……先っちょだけ…」
「アホか!ダメに決まってんだろ!」
「ケチ」
「君、本当に感情表現豊かになったね!」
オーフィスが仲間になった!
会議室
「ってな感じで予想の斜め上な展開になったな」
「斜め上過ぎますよ!一体全体何があったらそうなるのですか!」
「二亜様…恐るべし!」
「俺さ、二亜のメンタル舐めてたかも…」
「非合法な人体実験され続けてもメンタル保ってましたからねぇ…精神的な意味なら逢魔では一番かとや
「けどどうするの?アザゼル達には説明しないとヤバい状況だよ?三大勢力が禍の団のスポンサーみたいな感じで見られるんじゃ」
「そうなれば戦争だな」
「そうじゃが……まぁ負ける気なんてしないがな!」
「大丈夫だ、いざとなったら俺が『
「流石です魔王様!やはりこの世界の者は知るべきなんですよ!お前達は魔王様の気まぐれに生かされているだけって事をね!!」
「やっぱりそうなりますよね」
「ふわぁ…しっかしこの夏で俺はレベルアップ出来なかった…やはり俺もレベルアップしないとな」
「ナツキが裏切ったり色々ありましたけどね」
「そう言えば、あのバカは今何してるの?」
「現在リハビリ中ですね」
「そっか」
短く答えたハルトは何を思ったのかは分からない
「一応は見張りつけておけ」
「エルフナイン達に監視されてますけどね」
「監禁の間違いじゃないか?…さてとドライグの器はどんな感じかな?」
「タンニーンから話を聞いていますが適応力はかなり高いとの事でサバイバルを楽しんでます」
「へぇ、何か以外だな」
感心するハルトであったが禁手には至っておらず悩んでいるらしい
「そうか」
対して匙はアザゼルの訓練もだが、自前の神器を鞭のように使う方法を編み出したようで…最近は岩に巻きつける事で簡易的ハンマーにしたりなど応用を見せるのであった
そしてリュートにて
「まさかハルトの祖父が剣士だったとは」
「ほほほ、千冬ちゃんもこのような老惚れの話に興味を持つとはのぉ」
「何、貴方は黒鍵やサーシャと互角以上に渡り合える剣士なのです。その秘密を知りたいと思うのも無理はありません」
「辞めた方が良い、儂のは人斬りの剣じゃ貴女のように守る為の剣ではないとも」
と何か盛り上がっているので
「千冬?」
「あぁハルトか、驚いたぞお前の祖父も剣をやっていたとはな」
「あぁ道場までしてたからな…まぁ実戦形式だったからとんでもない感じだったけどな」
「それでか」
「篠ノ之神社はとても懐かしかったんだよね」
「そうか」
「えぇ。そうだったよ……てか婆ちゃんも含めてとんでもなかったって最近知れたからな」
「悪かったのぉ、泰平の世界には儂らの力は不要と考えた…じゃが愚息や愚娘の所為でお主は苦しんだ…あの時に儂達が何か教えていれば変わったかも知れないのになぁ」
「良いよ爺ちゃん、それも含めて今があるんだから」
「本当にハルトは良い人達に出会ったようじゃな…千冬さんや今後とも孫をよろしく」
「勿論です、ハルトは私が幸せにします」
「アレ?逆では?」
首を傾げるが
「俺は既に皆といれて幸せなんだが?」
いや本当にそう感じていると伝えているが何故伝わらない?
リュートの一角 日本家屋を再現した縁側で横になり整備された庭園にハルトはいた
「なぁ、あかね」
「何かな?」
あかねに膝枕されながら庭を見ていたのだが
「皆が最近、あかねの手元に闇黒剣月闇が現れてそれを持ってる幻覚を見るんだよ」
と言うと彼女はクスクスと笑いながら
「え〜何それ、その聖剣って仮面ライダーカリバーになる聖剣だよね?」
「そうそう、滅ぶ未来とそれを回避出来る一つの方法を教えてくれる聖剣だよ本編だと魔剣みたいな感じだけど」
「確か、持ってる人は闇落ちしてたよね?」
「そうそう原作セイバーの世界観だと、そもそも全知全能の書によって世界が滅ぶのが決まってたから未来を変えようにも変えられなかった そもそものパワーソースが滅亡を決めてたんだから回避しようないってね」
「それを私が持ってるって?そんなのないよ」
あかねはいつもの笑顔で答えるのにハルトは安堵する
「そうだよな!けどもし現れたら俺やベアトリスに相談してくれよ?」
「勿論だよ、1人で抱え込むなんてしないから」
「俺、心配なんだよ…あかねはさ優しくて人一倍真面目だから1人で全部抱え込んでいくんじゃないかって…」
「大丈夫…そんな事しないからずっとハルトの隣にいるから安心して」
「ん……そうか」
「うん、それにもしも聖剣がやってきたら…ハルトにジャオウドラゴンの作ってもらうから」
「本当、あかねは逞しいね!けど作らないよ!あのライドブックは負担が凄いんだから!」
そんなやり取りをしていると
「ハルくーーん!」
「お、どした束?」
「うん!実はハルくんにお願いがあるんだ!」
「お願い?」
「複製機でメカ戦極凌馬を作った!」
「そんなのダメでしょ!!ゴルドドライブ並みの戦犯な、あの人を蘇らせたら師匠や戒斗さん激怒するよ!何なら貴虎さんやってくるよ!!俺が仮面ライダー界隈で怖いと感じるものを教えたやろう!格上勝率が高い橘さん、ボタンをむしりとる為に前蹴りで車を止めた名護さんと、アマゾン絶対殺す鷹山仁さん、そして理由も分からずただ強い呉島貴虎さんと同じ理由で頑丈な飛電或斗さんだぁ!」
「まぁそのラインナップに入るのは納得だよ、束さん視点で言えば…箒ちゃんの赤椿vsちーちゃんの白騎士で何故かちーちゃん優勢って事になるから技術者目線で考えると何であぁなるって思うよ」
「まぁ白騎士については俺も製作協力してるから何ともだけど…というよりあの人の実力は侮れない弱点は身内に甘い事だけだからな、それ以前にあの人には助けられた恩義があるから迷惑をかけるような事はしたくない」
「変な所で義理堅いねぇ、ハルくん…けど残念」
「ん?」
「束さんは言ったよ、作ったって」
「何で過去形なんだ束?……おいまさか」
「やぁ初めまして魔王」
そこにはガスマスク装備で白衣を着た男 その名は
「せ、戦極凌馬!!!」
思わず三流と呼ばれた救世主と同じようなテンションで叫んでしまった
メカ戦極凌馬 現る!その登場にハルトは困惑するが秒で
「助けて師匠!貴虎さーーーん!!戦極凌馬がメガヘクスの技術でまた蘇ってしまいました!サイン貰った後はどうしたら良いんですか!」
「サインは貰うんだ…」
迷わずに師匠達を呼ぶのであったが
ーお前の所なら大丈夫だろ?ー
ー何かあったら俺を呼べ、直ぐに対処するー
「ありがとうございます貴虎さん!けど即応してくれませんかぁ!!」
「待ちたまえ、メガヘクスの技術で蘇った私は君の知っている戦極凌馬ではない…だが貴虎は呼ばないでくれ」
「嘘つけええ!束!大至急生産されたゲネシスドライバーにキルプロセスが埋め込まれてないか確認しろぉ!」
「確認したけど、してなかったよ?」
「銀狼!」
『ん?変なシステムとか入ってないよ?』
「だからって何で戦極凌馬!?ゲネシスドライバーならもう作れるじゃん!」
「束さんからすると全部のゲネシスドライバーを戦極凌馬仕様にしたかったんだよ!あの光学迷彩とかソニックアローの改造を共通でしたいんだよ!」
「ゼロワンドライバーをアップデートして欲しかったぁ…」
「ま、まぁまぁハルト、凌馬さんも敵対するつもりはないみたいだよ?」
「その通りよろしく頼むよ魔王、何なら君の体質でも変身出来る戦極ドライバーやゲネシスドライバーを作っても構わないが?」
「予算上限なしで構わないので何としてでもそのような素晴らしいドライバーを開発してください!!逢魔は貴方を歓迎しますとも戦極凌馬さーーん!!」
「あはは…」
『この男…手のひらドリルアームだな』
「任されたよ魔王、そしてコレは貴方への献上品だ」
「おぉ……お?」
「挨拶代わりのヨモツヘグリロックシードだ」
「初対面で失敗作の危険物渡されても困るんだけど!?……ん?」
ハルトのオーバーロードの力に呼応したのか、アナザーライダー の力に惹かれたのかヨモツヘグリロックシードは姿を変えた
アナザー龍玄 ヨモツヘグリアームズ 解放
「新しいアナザーの覚醒は嬉しいが…それデメリットフォームなんだが?」
取り敢えずメカ戦極凌馬はアウトサイダーズに加入させた。今では技術者組は何やら意気投合しているようだ うん、よし!!
「ネガ音也、克己さん…連中の見張りを頼むわ」
「了解だ」「任せておけ」
何か血の気もだけどマッドサイエンティストも加わってしまったなぁ
「逢魔の科学力は並行世界一イイイイイイ!!って事だな」
何か複雑だなぁと思うが戦力がまた一つ増えたのは良い事だ
「よし、新しいアナザーライダーの力を試してみるか」
となれば方法は一つしかないや
「ダグバ!新しい力に目覚めたから喧嘩しようぜえー!」
「わーい!」
そして転移した先の世界から一つの無人島が消えたのであった
また
「そう言えば以前、オーディエンスから提供されたクローンライダーだが何か有効活用出来ないかと思って、タブレットをキャロルに預けていたんだが束、銀狼を巻き込んでアナザーディケイド、アナザーディエンドの力、そして難波重工が開発していたとされる質量持ちの立体映像で仮面ライダーを作り出すことに成功したんだ」
隣でキャロルがドヤァ!としていた本当に可愛いと頭を撫でながら考えていると
「よし俺の訓練と行くぞ!仮面ライダーの皆様の力、お借りします!!」
「では試験だ行くぞ」
ネオ黎斗がゲームエリアを改装した仮想現実に入ったハルトだが
「お、凄いリアリティだなぁ!」
『当然だ、この世界は仮面ライダーの凡ゆるシチュエーションを再現しているからな』
「へぇ〜あらゆるシチュエーション…」
と周りを見渡すと…空を飛んでるものを発見、確認するとスカイライダーがセイリングジャンプしているではないか
スカイライダーか……あぁ あの場面かと理解すると
「よしやるか」
『ディケイド』
ハルトはアナザーディエンドに変身すると必殺技を発動する
「行くぞ!対戦よろしくお願いします!!」
『ファイナルアタックライド…ディ!ディ!ディ!ディケイド !!』
その頃 立体映像のスカイライダーは
「ハルトはまだ発見出来ない!」
と飛行しながらの通信を受け取っていたのは地上にいたスーパー1とカブトだったが
「だが油断するな…奴は……悪魔だ!」
それと同時刻にフラグが立ったと言わんばかりに大量のディメンションカードがスカイライダーを自動追尾するのである慌てて急旋回して回避するが忘れてはならない あのディメンションカードの大群は当たるまで追尾を止めないのと 実はあのディメンションカードを超える度に技の威力が上がると言う事を!!
「うわああ!!」
そして着弾と同時にスカイライダーに命中!そのまま火の玉になったスカイライダーはそのまま近くの工場跡地に落下したのである
「スカイライダー!!」
慌てて駆け寄るスーパー1とカブトだったがアナザーディケイドはスカイライダーのライダーカードを拾うと
『アタックライド…クロックアップ!』
アナザーディケイドはクロックアップしてついて来れないスーパー1をボコボコにする
「うわあああ!!」
それを見逃さないのはカブトも同じだ
『クロックアップ!』
その世界に辿り着いたカブトはスローモーションで回転しているスーパー1を尻目に2人は全力で戦う構えを取り最短で技を叩き込むが
『アタックライド・インビシブル!』
同時に透明になり攻撃を回避すると慌てて周りを見渡す カブトであるがスーパー1とその直線上に重なる場所に通すディメンションカードが現れると
「はああああああ!!」
アナザーディケイドのアナザーキックが通過 その射線にいるものに蹴りが命中する
「うわあああ!!」
「ぐあああ!」
スーパー1は片腕のみ、カブトは顔面にくらったが あの角は無事で クロックアップが解けると同時に地面に落下するのであった 生々しい残骸が残るのみの戦場
そして変身解除したハルトはその角を拾うと投げ捨てずに地面へそっと置いて 残った2枚のライダーカードを見ると
「うわあああああああ!!」
両膝をつき絶望と共に慟哭したのであった 気分はさながら 恩人の乗る飛行機をロケットランチャーで撃ち落とした切嗣レベルである
「何で俺はこんな事をしてしまったんだ…訓練とはいえ……この馬鹿野郎!!この悪魔めえええ!何でこんな残酷な仕打ちが出来るんだぁ!!士さん!アンタは一体どんな気持ちでこんな真似してたんですかぁ!!」
『ハルト!?落ち着け!アレは立体映像だから!お前の推しそのものではないから!!』
『そして最愛の人が目の前で殺されたみたいな悲鳴をあげられても困るんだが…』
『まぁ限りなく本物に近い偽物とは言え、推しを手にかけたとならば…なぁ』
「うわああああ!カブト…天道さんごめんなさい…俺……俺ぇ…」
『戦兎はクワガタで、ハルトはカブトムシでトラウマを負ったな』
『コイツ、本当にオーマジオウに…仮面ライダーと敵対する王様だよな?このままだと先が思いやられるな』
『おーい、メンタリスト頼んだ』
と呼ばれた人物が入ってくる
「おい、大丈夫か?」
「え、エボルト?」
『ダメだ、チェンジで』
「まぁ待て コレは立体映像の偽者だ、お前は本物の推しを倒した訳じゃない」
「けど…」
「まぁお前がこの訓練を辞めたいというなら構わない、だがその場合誰が続けると思う?」
「誰?」
『ナツキか?』
「いや違う、万丈だ」
『いやそれはおかしい』
「……」
「お前が続けるしかないんだよ!だから何かを期待して此処に来たんだろう!」
「………」
「何をためらってる!お前には守るものがあるんじゃないのか?自分が信じた正義のために戦うんじゃないのか!?」
「それとも全部嘘だったのか!!」
何か煽られているが
「そんな事ない!!見てろ、エボルト!俺はこの訓練をやり遂げてみせる!」
『あ、立ち直った』
「よく言った、良いだろう!それならお前さんの覚悟を見せてもらうぞ」
そこに現れた 立体映像の仮面ライダー1号、2号のダブルライダーである
「こ、コイツぅ…ええぃ!変身!!」
『カブト!』
アナザーカブトに変身してクロックアップで仕留めようとするが1号に発動前に止められて2号の攻撃を受けてしまう、
「くそっ!」
「能力だけに頼るな、もっとアナザーライダー の特性を活かすんだ!」
「言われなくても分かっている!!」
『アギト!』
「うわああ!!」
噛みつき攻撃を行おうとするが、やはり連携の前で意味をなさない ならば
「このぉ!!」
『龍騎』
連続変身で戦う姿にエボルトも思わず
「そんなに赤と緑が好きかぁ!!」
と往年のツッコミが冴えるのであった
そして訓練を終えると
「もう、いや、おうちかえる」
メンタルを病んだハルトが出来上がっていたのである終わった後、ハルトはキャロルに抱きついたまま動かないでいたのである
「頑張ったなハルト」
「うん、立体映像とは言えレジェンドライダー 全員やっつけた…けどアイツらオリジナルと同じ声で命乞いとかしてくるんだよ…俺、倒すの滅茶苦茶戸惑った…というよりオリジナルならあの場面で命乞いなんて絶対にしない、諦めないで奇跡を起こすのに…俺の知ってる仮面ライダーなら!あの場面で絶対諦めない!!って心震わせた…立体映像越しとは言え、五代さんと師匠を手にかけた時は本気で心折れそうだった」
「本当に頑張ったな!」
キャロルは驚くも、頭を撫で続ける しかしまぁ此処までハルトが凹むのも新鮮だと思うも
「この夏、最強の敵…それは仮面ライダーだったぁ……」
「そうか…今は何も言うまい泣いておけ」
「うん……」
そして数時間後 辛うじてメンタルが回復したハルトは
「ふぅ……相棒」
『何だ?』
「俺は…弱い!もっと強くなかったら仲間を守れない!!だから兎に角鍛える!鍛えたら解決するってヒビキさんも言ってた!!メンタルの特訓もせねばならない…」
『そうだな、だがお前1人は弱くとも仲間がいればもっと強くなるぞ』
「そうだな皆がいればもっと強くなれる!」
『それなら俺達から言う事はない』
「よーし!あの訓練をもう一周やるか!」
『辞めて!相棒のSAN値は限りなくゼロよ!』
「アルミホイル被れば大丈夫!」
『そんなの捨てろよ!』
と話していたのだが
「ハルト坊大変じゃ!!」
「どうしたヤクヅキ?」
「禍の団の奴等が逢魔に攻めてきたぞ!」
「は?」
とまぁ外を見ると旧魔王派の連中が攻めてきてるではないか……まぁ
「ふっ!」
「たぁ!」
うちの最高戦力がいるのに哀れな奴等だと、外ではデュークのソニックアローに撃ち落とされ、手持ち武器はゴルドドライブに奪われて、街道にいた奴等は王蛇のヘビープレッシャーやダークキバの紋章に潰され 空にいた奴等はエボルのブラックホールに吸い込まれたりと、挙げ句の果てにきちんと防衛網を敷いているのに襲いかかっているのだから…何と言うか
「光に寄せられる蛾のように落ちていくな、何で奴等…あぁ」
空にはクローントルーパー達が使い青の光弾が舞っていて当たった奴等は順繰りに蛾のように血に落ちていた
「恐らく」
「オーフィスの場所がバレたか、此処にリゼヴィムがいると思われてるかだな…ヤクヅキ」
「分かっておる妾も出るぞ」
「頼んだ、二亜!」
【あ、もしもしハルきち〜】
「お前今どこにいる?」
【えーとね、今オーフィスちゃんとアニメ見てる】
「それならゆっくり部屋で見てろ後で差し入れ用意するからよ!」
【え、マジで?やったー!】
取り敢えず無事だなと思うが護衛は送ろう
「アイツら、俺の縄張りに手を出しやがって…皆殺しにしてやる」
ハルトは武器を持ち前線に出ようとするのであったが
「遅いよ魔王!」
「珍しいなボスが遅刻か、殆どアウトサイダーズとシトリー眷属が片付けたぞ?」
そこにいた先にはダーク電王に変身したカイとネガ電王の2人がいるではない
「お前らが早すぎるんだよ……え?シトリー眷属が!」
「修行の成果を試したら?と送り出したら笑えるくらいに敵を減らしてて驚いたぞ」
「匙だったか?アイツは見所があるな敵の首に鞭を巻きつけていたな」
「お前が見せたんだろ?サガのスネーキングデスブレイク?アレを応用したらしいぞ?」
「仮面ライダーの技を再現したのか!!はぁ…後で感謝状でも送ろ…んで状況は?」
「奴等だけど、何か警察とか病院関連を襲ってるね…中には兵器工場を襲ってるけど迎撃されてるな」
「そもそも此処は三大勢力の攻撃やタンニーンの縄張りへの侵入者に備えて都市要塞化してたからな」
「都市に戦闘モードがあるとか凄いよな!」
「捕虜は?」
「そう言うと思って1人捕縛しているよ魔王」
「誰だ、お前は!」
「待ってよネガタロス、彼はメカ戦極凌馬、最近加入したてな俺達の新たな仲間だよ」
「よろしく」
「なんかドサクサ紛れに裏切りそうな顔をしてやがる」
「これは全部自分のせいだぁ!と開き直りそう、なぁそんな顔してるだろ?」
「それ正解だよカイ、コイツは俺が強ければ裏切らない そうだろ?」
実際 凌馬が明確に暴れ始めたのは三人がかりで貴虎を始末(実際は生きていたから)した後だつまり明確な抑止力があれば凌馬は使えると言う事になる まぁ僅かながらにも貴虎が方向転換して神になりたいなんて言えば協力してただろうけどな
「裏切るなんて心外だなぁ〜まぁ良いか、それでコイツはどうする?」
「拷問して情報を吐かせた後は大人しく根城に返してやれ土産もつけてな」
「土産?」
「凌馬、ザクロロックシードを使うぞ」
「あぁそう言う事ね。了解」
「さてと、他の地域は?」
「民間人の非難は済んでるけど規模は広範囲だね」
「アイツらマジでオーフィスかリゼヴィム取り戻しに来たか?」
ハルトはそう疑問に思うくらいにはヤバさを感じたが
「どうした、ハルト?」
「婆ちゃん!」
「爺さんは外に出ているからねぇ、もし良ければ暇だから暴れても良いかの?」
「危ないから辞めてほしいんだけど!?」
「任せておれ」
「話聞いてた!?」
「まぁ見ておれ」
と祖母はそう言うなり高く飛び上がると近くにいた旧魔王派の悪魔の顎骨を蹴りで砕いたのである
「え、えぇ…」
「あの老体で、あの力…一体どんな鍛錬をしたらそうなるんだ…彼女を調べれば人類進化の「おやおや」おっと」
凌馬は高揚していたが首筋に日本刀を添えられて両手を上げる
「婆さんを見て何を思ったかな?」
「これは失礼。お爺さん…何、研究者として彼女が何故彼処まで動けるのか人体の神秘を知りたいだけですよ」
「ほほほ、そんなの簡単じゃ」
「何?」
「婆さんは元アマゾン・リリー皇帝にして、元ロックス海賊団船員じゃからな」
「皇帝!?婆ちゃんは昔、皇帝だったの!?」
「おう、ハルトは知らんかったか?婆さんは昔、女しかいない島で生まれた皇帝なんじゃよ」
「何その島…怖っ!」
「婆さんの本当の名前はグロリオーサ その花の名前のように誇り高い女性じゃよ」
「え、婆ちゃん外国の人だったの!?ってかロックス海賊団?」
「何でも仲間殺しが日常的にあって、全員が人の下につけないような危険人物で構成された組織じゃと」
「何だ、仲間殺し以外は逢魔と同じじゃねえか」
「何だと?」
「え?お前達って基本的に人の下につかないじゃん?俺いつも思ってるよ、何で俺の下についてるの?って」
というと確かに!と驚いた顔をしていたが
「そんな事より、お前達は婆ちゃんの援護か俺についてこい!飛び回る蠅を撃ち落とすぞ!!」
おう!!と答える面々を率いて この事態はすぐに沈静化された
この裏では一誠が禁手に至り 小猫はトラウマを乗り越えたのであった
ぶっちゃけ 幻想郷と同じように黒猫が自分の目的を果たす為 逢魔に邪魔されないように陽動として旧魔王派が利用されてリュートに送られただけであった…まぁ結果として火事場泥棒で武器をぶんどったのであるので戦果はあったが…
そして事後処理と復興作業に忙しいハルトであったが
「幸いなのが死者がいなかったのは幸いだよなぁ」
一応は三大勢力共存の中立地域だから何があってからでは遅いからなと
「えぇ、滞在していたオーディン様、フレイヤ様も無事でありました、常に敵対勢力の攻撃に備えて訓練していたのが生かされた形になりますね」
「そうだよなぁ和平前まで仮想敵が三大勢力全部だったからな」
「それと今回の事件でシトリー眷属が参戦し事態の収束に関与した件についてはアリエルから褒美ないし勲章や感謝状を渡すべきと提案されましたが」
「その辺は必要だな」
経緯はどうであれ逢魔の為に戦ってくれたなら相応に礼をしないとならない、セラフォルーの件関係なくだ
「それで奪われたものは?」
「強奪されたものとしましては医療施設からバクタを初めとする一部異世界産の医薬品とウォーカー兵器ですね」
「医薬品は分かるが…ウォーカー?」
「はい厳密にはATTEを」
それは逢魔王国主力陸戦兵器 全地形対応兵員輸送車 まぁ有体に言えば六脚で稼働する歩く装甲車である
「ATATじゃなくて?つかアレ盗んでも訓練受けた兵士いないと歩かせるのも難しいぞ?」
「ですが異世界の兵器が盗まれたのは痛手かと」
「盗んでも部品や適切なメンテナンスをする場所が必要だろうに」
「ヤクヅキが現在、捕虜を拷問してますが奴等完全に逢魔の兵器を盗んで使うまでしか考えてませんでした」
「とあるとそこまで戦略性があった訳じゃないのか場当たり的な理由としては…」
「旧魔王派ですが恐らく禍の団内での立場が危ういのでは?」
「それで短絡的に逢魔の兵器を盗んだと?」
「だとしたら相当に愛でたいな、この事は?」
「現在、三大勢力の代表3名から説明を求められていますがテスタロッサ嬢が対応しています」
「ウォズ、念の為諜報部隊を悪魔領に派遣しろ…どさくさ紛れにATTEを奪ったならそれだけで戦争だからな陰謀かどうかも精査するけども」
「はっ!」
「そうか…それでウォズ、確認するが…俺達の中にユダはいると思うか?」
裏切り者がいるかと尋ねるがウォズは
「いると思ってるのですか?我が魔王に逆らった奴等がどうなったかを知らない連中でもありませんよ、それに」
「それに?」
「我が魔王の食事で胃袋を握られたら、我が魔王に逆らうつもり気なんて失せます!」
その言葉にその場にいた幹部と傘下組全員が頷くのであった
「俺の食事は闇菓子か!まぁ盗まれたものは利用される事ないから大丈夫なんだけどね」
「へ?」
「メカ凌馬やれ」
「あぁ、そろそろやりますか」
そのノリで何をやるか察したのかゴルドドライブが
「スイッチを押させるなぁ!」
と慌てて走り出すのに連れて。アウトサイダーズも何故か走り出すのであったが
「良いや限界だ、押すね…今だ!」
と凌馬は軽いテンションでロックシードを起動したのである
『ザクロ!』
その同時刻 アスタロト家にある禍の団の基地にて鹵獲したATTEや医薬品という戦果に浮かれる旧魔王派の悪魔達 その祝賀会を楽しんでた所で 突如虚な顔をした悪魔が何人かATTEの上に乗ると
手に持っていたザクロロックシードを起動して大爆発!鹵獲品もその場にいた悪魔達も皆跡形もなく巻き込まれたとさ
予告
事件解決の後処理に奔走するハルト達 しかしオーフィスを匿うにあたり現状頼りになる同盟相手に相談をする その時 北欧勢力の長が出した交換条件とは!
そして始まるグレモリーとシトリーのレーティングゲーム
「俺は負ける訳にはいかねぇんだ!部長の夢は俺の夢だからなぁ!!」
「俺だって負ける訳には行かないんだよおお!」
ぶつかり合う双方の兵士の激闘に観覧していたハルトは
「良いねえ…良い咆哮だ俺も混ざりたくなるな」
「それは辞めろ」
「へい」
次回 そしてゲームへと お楽しみに!
オマケ短編 誤解
ある日の事
「パパ!」
小さな子が俺を見るなり特大の爆弾発言をかましながら駆け寄ってきたのである!
「「「!!」」」
キャロル、千冬、束は何事!?と驚く 当然現在いるハルトの伴侶の誰にも似てない子供…となれば
「え?誰かと勘違いしてないかな?」
「パパはパパです!パパの名前はハルトと言います」
「へぇ、君のパパと俺は同姓同名なんだねー…ちょっと千冬、束お願いだから肩関節外しにかからないでよ!落ち着いてよ誤解だから!ちょっとキャロル助けて!!」
「いいから正座しろ、この無責任の浮気男」
「キャロル!?あかね!!」
「ハルト?ちょっと頭冷やそうか」
「あかねさーーん!!ちょっと聖剣降ろしてくれませんかぁ!?」
そして何とか誤解が解けたが
「お前のせいで大変な目にあったよ」
「おーい!」
「ん?…っ!お前はクソジジイ!!久しぶりに出やがったな!」
「おぉクソガキの儂よ久しぶりだな」
「あ、パパ!!」
「え?ちょっ!お前その歳でそんな幼い子供いるのかよ!んじゃあ……その子はマジで俺の子かよ!?」
「ほほほ未来の儂も色々と元気じゃぞ」
「ガキの前で何言ってんだ!つか母親誰だよ!!」
「内緒じゃが、この時代でこれ以上増やしたらキャロル達に怒られるぞー!」
「待てコラぁ!!………あ」
「ほぉ」「まだ増やすか」「話を聞かせてもらうぞ」
「え、ちょっ!まっ!ー」
この日改めてあのクソジジイを殴り倒すと決めたのであった。