無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

338 / 414
夏休みが終わると人は成長したように見える 

 

 

前回のあらすじ

 

冥界での修行を終えてのレーティングゲーム!グレモリーの勝利となったが世間的にはシトリー側の認識は原作以上に上がっているのは言うまでもなく またアスタロトの次期当主がグレモリー眷属の僧侶 アーシアに迫る

 

彼こそ彼女が教会を追放されるきっかけになった悪魔にして テロリストに繋がる裏切り者にしてリュートに旧魔王派を誘導した主犯で、そして醜い欲でシスターに迫るヤベー悪魔だった

 

 

 

「……とさ?」

 

 

「前回のあらすじ風に重要情報を幹部会議でカミングアウトしないでよハル兄!!」

 

 

「諦めてください一夏君、若様は未来でもそんな感じなので それと一夏君は学園での報告が別にあると聞きましたが」

 

 

「お、おう…実は聖剣使いのイリナが転校してきたんだ」

 

 

「聖剣使いの…あぁコカビエルの時のですね」

 

 

「あぁ、何故か天使になってた」

 

 

「それって天使みたいに可愛くなったとかじゃなく?」

 

 

「種族的な意味でだよ!ハル兄は不穏な事言わないでくれよ!最近箒達の目が獲物を狩る鷹の目してんだから!」

 

 

「押し倒されるまでのカウントダウンは近いな」

 

 

「不穏な事を言わないでくれよ!」

 

 

「ま、駒王学園に三大勢力の関係者が集まるのは自然な事だから気にする程でもないな」

 

 

「でも政人さんや宗一さんは幻想郷にいるから、戦力的に大丈夫かなって」

 

 

「問題ないさ、その分 三大勢力側の戦力も増えているからな」

 

 

「そうか…って違うよ!何でそんな重要情報をそっけなく伝えるのさ!!雰囲気があるでしょ!!」

 

 

「いや、お前に分かるのか!トータスにいた頃に俺は二亜から【ハルきち…貴方、人でなしなの!】と言われた気持ちが!」

 

「何処の話!?」

 

 

『微妙に改変してるな正確にはハルきち、貴方人間じゃないってよ!だ』

 

 

「そうとも言うな!」

 

 

「何でそんなに呑気なんだよ!!これはグレモリー眷属の危機では無いのですか?」

 

 

「それはリアス・グレモリーが解決すべき事件で俺達の担当じゃないぞ秋羅」

 

 

「は?」

 

 

「お前達は長い時間一緒にいて絆されてると思うが思い出せよ…お前達はリアス、ソーナの両名の護衛として日本神話勢力から派遣されてるんだ外敵とは戦ってやるけど 今回のはフェニックスとの婚約騒動と同じで内輪揉めだ 首を突っ込むなよ…今は下手したら内政干渉とか言われる」

 

 

「何だよそれ!……って今?」

 

 

「話だろ奴はテロリストって、リュートを襲撃した旧魔王派を手引きしたのも奴さ」

 

 

「なら何で倒しに行かないのさ!」

 

 

「状況証拠はあるが物的証拠がないんだよ今問答無用で殴り倒したら悪魔と国際問題になるのお分かり?」

 

 

「そんなの忖度無しで気に入らない相手はぶん殴る!で王様してたんじゃないのハル兄!!」

 

 

「っ!」

 

 

「一夏!待て、それ以上はいけない!!」

 

 

「ハル兄は自分の感情に任せて暴れてきたじゃないか!それで沢山の人を助けてきたじゃないか!そんなハル兄に俺は憧れてるんだ!それなのに世論とか周りの感情に忖度なんてするなよ!ハル兄!!」

 

 

「お、俺は…今まで何を……」

 

 

『一夏!辞めろおお!最近人の振り見て我が振り直して、やっと落ち着いてきたハルトの暴走スイッチを押させるなぁあああ!』

 

 

「いいや限界だ押すね!!今だ!」

 

 

『あ、ハルトの倫理観ブレーキが爆裂霧散した』

 

 

「そうじゃん俺…気に入らない奴は問答無用で殴ってたじゃん…そうだよ…それこそが」

 

 

『やっちまったあああ!!』

 

 

「ハル兄!」

 

 

「ありがとう一夏!お陰で目が覚めたよ!」

 

『ずっと寝たままでいてくれ!!』

 

 

 

「ハル兄…良かった…」

 

 

「ちょっとコレからシンフォギア世界に報復してくる!!」

 

 

「ハル兄!?」

 

 

違うんだけど!?と驚いた顔をする一夏だが

 

 

「その前にナツキに御礼参りしないと…そうだ!!この間手に入れたパズルメモリの力を試してみるか…そして戦極凌馬の歓迎会もなるか!!」

 

 

『それナツキ関係あるか?』

 

 

「鎧武ならサッカーで……っ師匠!俺…サッカーの楽しさに目覚めました!そうでしたよ友達はボールなんですよね!!」

 

 

ー違うぞ、ハルト ボールは友達なんだ怖くないぞー

 

 

「し…師匠!こんな遠い世界からでも俺を見守り導いてくれるんですね!!ありがとうございます師匠!!お前達、神託は降ったぞ!ナツキは友達!ボールは友達…即ちナツキはボール!と言う事ですね!!師匠!!」

 

 

ー微妙に違うぞー

 

 

「よーし!行くぞお前らぁ!ナツキはボールで友達だぁ!」

 

 

「ナツキ トモダチ! オレタチ トモダチ ケトバス!!」

 

 

「おい待て、今ガゾート居なかったか?」

 

 

「気のせいでしょう」

 

 

「よーし!サッカーやろうぜ!!」

 

 

「ナツキ トモダチ!サッカー ハ トモダチ ケトバス!」

 

 

「そうだ!よく言った!」

 

 

 

「何か凄い光景ですよね」

 

 

「話し合えば分かるって立花響は前に言ってたけど、それって一方の意見であって概念や思想や価値観が違えばそもそも成立しないんだよなぁ」

 

 

「アマゾンズだって相互不理解だから潰し合うがテーマな訳だし」

 

 

と家臣団は呆れる中、反対で盛り上がるハルト達を見て、唖然としているメカ凌馬であったが他のメンバーは慣れたとばかりの対応をしている

 

 

 

 

「ハル兄ーー!!違うから!俺が言ってるのはアーシアさんの件だから!!あの子良い人過ぎるのクトリやレイヴェルの件でもお世話になってるから何かしてあげたいんだよ!!」

 

 

「それなら奴が本性を見せた時は好きに処理しろ」

 

 

「分かった!ファイヤーガッチャードのバーニングゴリラで殴ってやるぜ!」

 

 

「殺意高くね?」

 

 

「俺はあんなチャラついた奴、なんか許せないんだよ!」

 

 

「怒りすぎだろ」

 

 

「じゃあハル兄は千冬姉や束さんがチャラついた男に言い寄られ「脊髄ぶっこ抜く」そうそれが答えだよ」

 

 

「まぁ待て、証拠が揃ってようが無かろうが…殺すのは確定なのよ…リュートを襲った落とし前はつけさせてやるからな」

 

 

「具体的には?」

 

 

「奴の治めるアスタロト家の領地にいる者を皆殺しにして死体は領主館におけ、ヤクヅキに飾り立てろ…んで旧魔王派とそれに靡く連中に教えてやれ旧魔王派に組すれば、これ以上の惨劇が貴様の領地で起こるから楽しみにしてろとな!!」

 

 

「人の心を捨てないでくれますか!?」

 

 

と話したが実際幹部会なので

 

 

「それとこの場で新メンバーの紹介だなメカ凌馬!」

 

 

顔合わせも兼ねている

 

 

「初めまして戦極凌馬だ、主に研究を担当する事になる宜しく頼むよ」

 

 

「また1人、新たな戦力が逢魔に加わったのは朗報だな」

 

 

と満悦なハルトであるが

 

 

「しっかし、何でまた裏切りそうな奴を雇うかね?」

 

 

「私は逢魔王国という大いなるシステムの一部となった素晴らしいものだよ先程、魔王 常葉ハルト様にも忠誠を誓ったからね」

 

 

「おいどうした戦極凌馬、お前はそんな事言うような奴だったのか?なぁ魔王?」

 

 

ゴルドドライブが目線を送るが

 

 

「……………ダメだ、なんか違う俺の知ってる戦極凌馬なら逢魔を利用して何かを成すくらいいってくれるのに……俺なんかに様つけるとか…解釈違い…」

 

 

「ダメです、魔王様が解釈違いで全身痙攣してます!」

 

 

「とんでもないダメージ受けてんぞ!」

 

 

「やっぱり怪しいな」

 

 

「構わないさ妾達をを裏切らなければな」

 

 

「魔王には感謝している、僕特製のドライバーを早速 質の良いモルモットに渡してくれたみたいだからね」

 

 

「モルモット?」

 

 

一夏は誰の事だろうと首を傾げたが 多分…ハルトの事だから信頼できる人に託したのだろうと思う

 

 

「気にするな束やキャロルを狙おうとしたんだ当然だろ?利用するだけして最期はヨモツヘグリに変身させてやろうと思いました!」

 

 

「作文?」

 

 

「いやはや恐ろしいね魔王」

 

 

「ははは、あ…そうだウォズ!」

 

 

「はっ」

 

 

「お前にコレをやる」

 

 

とハルトが投げ渡したのは Sと書かれたロックシードである

 

 

「コレは…」

 

 

「錠前ディーラーのシドさんが使ってたロックシードだ、これで無人のスイカアームズやチューリップホッパーを操れるぞ!」

 

 

「ありがとうございます、我が魔王」

 

 

「何気にすんなよ、この後ひと暴れする予定だからそれで援護頼むわ」

 

 

「……………」

 

 

「やっぱり暴れるつもりだよ」

 

 

「まぁハルト様が頼るのは信頼されている証と考えろウォズ」

 

 

 

「他に何か報告はあるか」

 

 

「実は最近、リュート内部で闇討ちが流行っております!!」

 

 

「何て悪辣な流行なんだよ!!アレか旧魔王派のせいでリュートに住まう悪魔が他勢力の奴からリンチされてるとかそんな話か!?何て不健全な流行だ!お前等ぁ!逢魔に流行らせるなら何が良い!!」

 

 

「ゲゲル!」

 

「仮面ライダークロニクル!」

 

「日本を北都、西都、東都に分割して戦争をさせる」

 

「インベスゲーム!」

 

「デザイアロワイヤル!」

 

 

「その通り!!」

 

 

「じゃないよエボルトのゲームだけレベルが高すぎるって!」

 

 

「え?そうでしょうか?」

 

「簡単だよねぇ」

 

「私達にはな!」

 

 

「三人娘の破壊力も大概だったよ!!」

 

 

「そうだな仮面ライダービルドの物語で起きた事件がゲーム感覚な事に俺は今震えているよ、その前に…今此処に未来人いなかったか?」

 

 

「何て不健全な流行なんだって!」

 

 

 

「インベスゲームは健全だろ!!師匠もやってたし!何なら俺もやりたい!!戒斗さんみたいにロックシード三つ持ってインベス操りながら戦いたい!!」

 

 

後日 ネオ黎斗や束達の協力を得て、出力を滅茶苦茶抑えたロックシードで遊ぶ インベスゲームがリュートで流行るのは別の話

 

 

「違います!闇討ちですが夜道を歩いていた怪人達が襲撃されているのです!」

 

 

「何だと?ね

 

 

「分かっている範囲では犯人はオーディンなどの政府要人の情報を探しており、シスター服を着ていると」

 

 

「我々にはオーフィスの件もありますからね敵はその居場所と我々内部の情報を探りにきてますね、しかし…シスター服で身元を偽装するとは雑な真似を、そんなので天界と教会が犯人だと即決するバカはいません…そうですよね我が魔王?」

 

 

鼻で笑いながら尋ねるウォズだが建国以前からの仲間達は呆れた顔で

 

 

「はぁ…」「ねぇ」

 

 

「ウォズ、貴様は何年ハルト坊の側近をしておる?そろそろ分かれ、アレは本物のバカじゃ」

 

 

「いやいやそんな訳…」

 

 

「先輩、アレ」

 

 

「ん?」

 

 

フィーニスが指差す先を見たウォズはハルトを見て絶句する

 

 

 

「犯人はシスター服を着ていると言う事は天界と教会の奴らだな!!ミカエルの奴めエクスカリバー目当てでモルガンとマーリンを狙いに来たか!!俺の特別をアイツ等の醜い欲望で傷付けさせてたまるか!!天使なのにやってる事堕天使な鳥人間どもめ!!さぁお前達、武器を取れ天界にカチコミだあああ!!今日の夕飯は手羽元、手羽先の唐揚げだあああ!!」

 

 

「その素材の選定に悪意を感じる!!」

 

 

「捻りのない海亀のスープだ」

 

 

うおおおおおおお!!!!と湧き立つ幹部達を見てウォズは口を開けたまま固まっていた

 

 

「バカは彼処におるぞ」

 

 

「ハルト様…」

 

 

「本当に何でこの人が秩序側いるのですかね?アレは完全に悪役の行動ですよ」

 

 

「ハルト坊からすれば近しい者が沢山いるから三大勢力に味方しているだけだろうなぁ」

 

 

「あぁ、それで…」

 

 

「まぁ天界や教会側しても魔王様に狙われる理由があるのが悪いんですよね主にエクスカリバー絡みで魔王様が過剰に警戒してますから」

 

 

「それにクトリ達の件もあるからのぉ」

 

 

「だからって判断が早いです我が魔王!!」

 

 

「え?」

 

 

流石のウォズも止める程である

 

 

「そんな状況証拠のみで天界や教会と戦争するなんて何考えているのですか!」

 

 

「俺は何も考えてない!!俺は、ただ暴れたいだけだ!そうだろう皆も同じだろ!!」

 

 

おおおお!と湧き立つ怪人達にハルトは満面の影響で頷く

 

 

「素直なのは美徳ですけども開き直ってもダメですよ!!」

 

 

「一夏がな思い出させてくれたんだ…俺は感情に任せていた頃がカッコ良いと!気に入らない奴がいたらぶん殴ってきた俺がカッコ良いと!!それならば俺はノリと勢いで何処までも突き進むとなぁ!」

 

 

 

「一夏君!?貴方は何をしてくれているのですか!!」

 

 

「い、いやぁ……あはは…」

 

 

「あかね様!!お願いします!ハルト様を止めてくれ!」

 

 

「その前にです!ウルティマ嬢やアイリーン嬢、銀狼嬢の警戒網をすり抜けて闇討ちするなんて、かなりの強者ですよ!」

 

 

「フィーニスに賛成じゃ、ハルト坊よ天界と戦う前に自分の足元を固めた方が良いと思うが?」

 

 

「よーし!んじゃ闇討ち犯を捕まえるか!」

 

 

「素直過ぎませんか?」

 

 

「それとテロリストの可能性もあるが暫くは幹部以上の奴等は外出時には護衛を連れて行く事な」

 

 

と命令すると嫌な顔をする奴もいた、大半は逃げるよりも戦うことを好む奴らなので

 

 

「まぁ捕まえた奴には当然だが褒美もある」

 

 

「褒美?何だそれは?」

 

 

「俺が叶えられる範囲のお願いを一つ聞く権利ってのはどうだ?全力で戦いたいでも好きなご飯を食べたいでも何でも良いぞ?俺に叶えられるは範囲ならな」

 

 

と話すと全幹部が立ち上がり

 

 

「お任せくださいハルト様、犯人は必ずや俺が探してみせます!!」

 

 

「これでハルトと全力で遊ぶ事が出来る!」

 

 

「待って……確かテロリストが政府要人を狙ってるなら僕達がこれから真っ先に政府要人を抹殺すれば良いんだぁ!!」

 

 

「おい待て、ダグバお前天才か!?」

 

 

「よし行くぞ、血祭りだぁああああ!!」

 

 

おおおお!と全員が動き始める光景に

 

 

「ちょ、おい待て!アイツらの方がテロリストじゃねぇか!!おいウォズ!ちょっと止めて来い!!」

 

 

「無理だ魔王」

 

 

「何言ってんだエボルト!」

 

 

「ウォズも行ったぞ?」

 

 

「そんなぁ!!アイツ、俺の事をバカとか呼んだりする割にはノリが良いよなぁ!!」

 

 

「ふははは!!これだから人間は面白い!」

 

 

「まぁ元々が血の気の多い奴等だけども!」

 

 

「野蛮だなぁ」

 

 

「ってアレ?お前達は行かないのかゴルドドライブ、メカ凌馬…ネオ黎斗とエボルトも」

 

 

「行く必要がない犯人の身元は割れているからな」

 

 

「何ですトォ!流石は頭良い組!!」

 

 

 

「犯人は確かにシスター服を着ていたよ、間違いない…それとかなり腕が立つね」

 

 

「そして僕の調査で判明した身元はコレだ」

 

 

 

「こ、コイツは!!」

 

 

その映像が鮮明化した姿を見て驚愕する

 

 

「どんな奴なんだい、このシャロン・ホーリーグレイルという人物は?」

 

 

「あぁちょっとした因縁があるんだよ」

 

 

「ほほぉ、あの魔王が因縁と呼ぶとは穏やかじゃないねぇ」

 

 

「それだけの猛者という事だ」

 

 

周りは驚愕するとハルトはゴルドドライブに居場所は分かるかと尋ねるもそれは分からないとだが 此処はホームなのである

 

 

 

「リュート内部で隠れる場所と言えば…」

 

 

「現在だと旧魔王派が破壊したエリア位だな」

 

 

「そうか」

 

 

「魔王よ何か策があるのかい?」

 

 

「うん!そのエリア一面を火の海にして奴を炙り出してやろうかなって!」

 

『人の心ぉ!!』

 

 

「ほら昔から言うだろ?木を隠すというなら」

 

『森の中だろ?』

 

 

「そんな悪い木を隠してしまう森など焼き払ってしまえ!!」

 

『森林火災!?』『環境破壊!?』

 

 

「おい待て自分の街に火をつけるとは正気か?」

 

 

「え?廃墟街ってスラムになったり治安悪い奴とか非合法組織が隠れたりするのにうってつけだから更地にして新しくするのが良いと思うんだぁ えーとこう言うの何て言うんだっけ?……そうコレは焼畑農法だ!!」

 

 

「破壊と再生って意味なら間違いないが…」

 

 

「違うな…というより懐古の力で直さないのか?」

 

 

「うーん、それも考えたんだけどさ力で建物治しても建物の強度は変わらないんだよ…今回みたいな事があるなら新しく作る方が良いとすら思う それにさ」

 

 

「?」

 

 

「俺の場合新築に戻しちゃうから、そこにいた思い出とかその名残まで消しちゃうんだよ」

 

 

『相棒…』

 

 

「時間は記憶って電王が言ってたからね、思い出は大事にしないと」

 

 

「魔王…」

 

 

「そうだね思い出は大事だよね」

 

 

「あれ?あかね、いつの間に!」

 

 

「ハルトが考えそうな事だから直ぐわかったよ」

 

 

「俺達いつも以心伝心!」

 

 

「どちらかというと魔王が単純すぎるだけでは?」

 

 

「ゴルドドライブ?」

 

 

「こほん…黒川あかね、今回は今までとは違うのです安全な場所に下がっててください」

 

 

「そうだよ今回は危ない敵なんだよ!!」

 

 

「またフラグ立てた女の子に会いに行くんでしょ?」

 

 

「何の事?」

 

 

「へぇ、またそんな事言うんだぁ」

 

 

「あ、あかねさん?どうしたんですか?怖い、怖いヨォ」

 

 

「私もついて行って良いよね?」

 

 

こ、このオーラは…ダメな奴だ

 

 

「我が命を賭けて……あかねを守る!」

 

 

「うん」

 

 

「大至急、ウォズを呼び戻せ!!」

 

 

そして取り敢えず ハルト、ウォズ、あかね、タブレット端末にゴルドドライブの4人で目的地に向かうのである

 

 

「良いかウォズ。俺の事はどうなっても良いからあかねは何があっても守れよ」

 

 

「無論です、耐久性や不死性が高い我が魔王よりもか弱いあかね嬢をお守りしますとも」

 

 

「良い判断だ!」

 

 

『護衛って何だっけ?』

 

 

『何と言う事だ、単純過ぎるぞ魔王!!』

 

 

「黙れゴルドドライブ。それでこの辺なんだよな?」

 

 

「そう言えば我が魔王、今回の敵ですが存じていたようで」

 

 

「あぁ」

 

 

「そう言えば因縁がどうとかって」

 

 

「あぁ、アレは以前neverの加入に浮かれた俺が二亜に頼まれてクトリ達 黄金妖精を助けに行った後の出来事だった」

 

 

ハルトは思い返すように話始める

 

 

「研究施設の殴り込みですね」

 

 

「あぁ…あの殴り込みの後 克己さんから改めてDr.プロスペクトの存在を聞かされた俺は、エターナルとneverの変身するT2ドーパントvsアイズドーパントという戦いを見逃した事に深い後悔を感じていた…」

 

 

「あの時は色んな映像媒体で録画してたでしょ?」

 

 

「生で見たかったんだよ!そんでその時に黄金妖精達の身元や研究データが残ってないか調べに行ったんだ」

 

 

『残党の処理や研究の悪用を防ぐ意味があったと』

 

 

「それもあるしクトリ達のような被害者を作らない為にもな」

 

 

「ですが第一次聖剣計画の記録は残っていて、パルパーの聖剣計画に繋がるのですが…」

 

 

「計画の概要は伝わっただろうけど黄金妖精は性質上、道具は使い熟せるが戦士ではない…それが出来るのは人間だけだからパルパーはあんな真似を思いついたんだろうな」

 

 

感想を交えながら話す

 

 

 

「んで、俺はクローントルーパーの一隊を率いてプロスペクトの研究記録を抹消ないし研究データを悪用する可能性がある火事場泥棒とかを警戒しながら現地に行ったんだ」

 

 

「それハルトが動く事なの?普通なら他の人に任せるんじゃ…」

 

 

「あかねの言う事にも一理あるけど、実際アイズドーパントが出たなら施設内にガイアメモリ関連も眠ってると思ったら俺が動くのが良いと思ったんだよ…それに俺の知らないメモリとかあるなら是非、俺の体で打ち込んで性能を試してみたいじゃん!!」

 

 

『おーい井坂が取り憑いてるぞー』

 

 

 

「この世界の人にはガイアメモリはないから危険だもんね」

 

 

「そもそもガイアメモリは危険だからね、あかねは使ったらダメだよ?」

 

 

「ハルトは沢山体に刺してるよね?」

 

 

「俺はジョーカーメモリ使ってたらハイドーブになって全メモリに適応してるだけだから大丈夫なの!」

 

 

多分 W由来のメモリを使い分ける事が出来る能力 ってのが拡張したのがハイドーブ能力だと思ってはいるのだがな

 

 

「何か反則…」

 

 

 

「俺もそう思うけど…とまぁ、そんな感じなのさあの段階だと克己さん達はT2メモリやドライバーの調整で直ぐには動けなかったからね」

 

 

実際 エターナルメモリはテスタロッサが持ってた段階で不具合起こしてたし、克己さんじゃないとダメだから整備点検は大事と出しておいたのだ

 

 

と補足しながら移動する

 

 

「それでどうなったの?」

 

 

「彼女はその時に教会から派遣されたエージェントとして動いていた、よく漫画であるだろ?教会勢力の暗部というか暴力担当だよ逢魔だとアウトサイダーズみたいな」

 

 

「逢魔は全員暴力担当な気もしますが」

 

 

「あ?」

 

 

「そ…それで、何故彼女が派遣されたのですか?」

 

 

「俺が予想した通りの内容、研究記録の回収か証拠隠滅、そんな時に俺達と会った訳だ」

 

 

「成る程」

 

 

「こっちはトルーパー達が全員気絶させられて、俺だけになった所を襲われたんだよ」

 

 

「それでどうなったの!?」

 

 

「まぁ返り討ちだわな」

 

 

「ですが何故我が魔王は殺さなかったのですか?普通なら殺しますよね?」

 

 

「まぁそうなんだけどさぁ……」

 

 

話して良いものかと考えると ウォズはしたり顔で

 

 

「成る程、そう言う事ですか」

 

 

「何を誤解したかは知らないが後で覚えておけよ、っと目撃情報はこの辺か」

 

『その通りだ魔王』

 

 

「よーし探すか」

 

 

「その必要はない」

 

 

と現れたのは金髪碧眼でスリットの入ったシスター服を着た女性である

 

 

「久しぶりねハルト…あの時 貴方に馬乗りにされていかされて以来かしら?」

 

 

「お前はシャロン!!」

 

 

「ねぇ、ハルト…馬乗りって何?」

 

 

「テメェ、何誤解を招く真似してんだゴラァ!あかねに何聞かせてんだゴラァ!!」

 

 

「本当の事だろう?あの時戦いに負けて力が弱まった私を押し倒し、この服を剥いで、あんな事やこんな事「しないから!俺そこまで堕ちてないから!!」そうだな冗談だ」

 

 

「ふぅ…ねぇ何で此処にいるの?」

 

 

「素直に話すと思うか?」

 

 

「え、話してくれないの!?」

 

 

「話す訳がないだろう?」

 

 

 

「嘘だろ!そこは普通。目的話すよなぁ!」

 

『まぁ特撮映画なら話すよな』

 

 

「…………」

 

 

「あの…貴女は話した方が身の為ですよ、我が魔王は優しくとも我々は慈悲なく粛々とするのみですので」

 

『テーブルとかハンガーラックに加工される前に降伏するのが身の為だ』

 

 

 

「何故、降伏しないと家具に加工されるのだ?」

 

 

「逢魔には拷問のプロフェッショナルがいますので」

 

 

「ほぉ…ハルトも良い趣味をしているな」

 

 

「何勘違いしてんだ、脳みそ沸騰シスター」

 

 

「この女……」

 

 

「あかねは下がってて!この子は見た目以上に危ない奴だから!悪魔ってだけで情け容赦なく殺しにかかるから!!」

 

 

「…………」

 

『VISION DRIVER』

 

 

「あかねさん!?久しぶりにそのドライバー出してるけど取り敢えず落ち着いて!!」

 

『これは大変な事だなぁ』

 

 

 

「タブレット端末が喋るとは流石は逢魔、面白い技術だな」

 

 

「おいシャロン…タブレットに宿る奴を錆丸先輩のアイザックと同じと考えるなよ、こいつの中身人手なしのドブカスだぞぉ!!何なら目の前でタブレットをクラッシャーしてやろうかぁ!!」

 

 

『な…何故、私に対して当たりが強いんだ!!』

 

 

「アイザックが誰か知らないが…まぁ良い、やっと本命が釣れたな」

 

 

「まさか今までの闇討ちは我が魔王を誘き出す為に!」

 

 

「そうだ私はお前に用事がある」

 

 

「俺には無い!」

 

 

「我が魔王は逃げてください!此処は我々が時間を稼ぎます!」

 

 

「逆じゃん、お前達があかね連れて逃げろ 行くぞ蛮野」

 

 

「ゴルドドライブと呼べぇええ!!」

 

 

「っさい!」

 

 

 

とアナザーウォッチを構えるが

 

 

「待った、今回私は戦いに来たのではない話し合いにきたんだ」

 

 

「そうか、それならそう言えよ」

 

 

すぐにウォッチを下すと不意打ちとばかりに肉薄して顔面へ容赦ない蹴りを放とうとするがハルトは見聞色の覇気で予知して回避する

 

 

 

「まぁ、んな事だろうも思ったよ!」

 

『バッファ』

 

 

アナザーバッファに変身しゾンビブレイカーを振り回して間合いを図ると

 

『zombie strike』

 

 

「せい!!」

 

 

片腕を壁に殴りつけるようにすると四方八方からゾンビフォームの腕が大量に現れて彼女を捕らえようとするが 天性の勘なのかゾンビの腕を踏み台にしたりして全て回避する

 

 

「生身でアレだけの動きを!」

 

 

 

「言ったろ、ヤバいって!」

 

 

前回は狭い場所に追いやって範囲攻撃したからな…三次元的に飛び跳ねられると面倒くさい事 この上ない

 

 

「ふん!」

 

 

「ちぁ!」

 

 

耐久性の高いゾンビフォームの装甲を生身で凹ませる程の腕力って

 

 

「やっぱり人間じゃねぇな」

 

 

「化け物なのはお互い様だろう?」

 

 

「抜かせ」

 

 

「なら私も」

 

『GAZER LOG IN!』

 

 

「変身!」

 

『Install』

 

 

ゲイザーに変身したあかねがドミニオンレイによるオールレンジ攻撃を実行 流石の彼女も回避に専念するしかなかったが

 

 

「ライダーシステム、逢魔王国の門外不出の変身システム それが最近堕天使側に流出したな」

 

 

その一言で大体理解した、何処から情報が漏れたか不明だが

 

 

「教会の狙いはライダーシステムかよ!…はっ!」

 

 

『どうしたハルト!』

 

 

「シスターの目の前でゾンビになったら、俺浄化されるんじゃね!!」

 

『お前が浄化される?無理無理』

 

 

「うるせぇ!何か相性悪そうだから切り替えるぞ」

 

 

 

「教会はお前達を狙ったが、やはりお前の関係者を狙った方が早いな」

 

 

「狙いは良いが、狙った時期が悪かったな!」

 

 

「何?」

 

 

「お前は知らないだろうが逢魔王国には夏のシーズンは特に強くなる怪人達がいるんだよ」

 

 

「ほぉ……っ!」

 

 

シャロンが反射的に避けたが先程いた場所には巨大な蟹バサミが落ちてきたのである

 

 

「廃墟の町だからこそ投入だ、派手に行こうぜ魔化魍!!」

 

 

 

「「「「「!!!!」」」」」

 

 

「そして!」

 

『響鬼…紅』

 

 

「たぁ!!」

 

 

鮮血に染まったように赤い姿のアナザー響鬼 そう実はアナザー響鬼は夏の間だけ変身可能となる形態こそが このアナザー響鬼・紅である

 

 

「爆裂真紅の型!」

 

 

と太鼓型エネルギーが現れるとアナザー響鬼・紅はリズムに乗り赤い清めの音を放つなど遠距離攻撃に徹すると魔化魍達はハルトの動きを見てから対応を開始する

 

 

「くっ!この!」

 

シャロンは何かを取り出そうとしたが

 

 

「させる訳がないだろう」

 

ゴルドドライブがお馴染みの武器強奪能力を発動 彼女の手持ち武器を奪ったのである

 

 

 

「ゴルドドライブ、よくやったな」

 

 

「では、トドメは私が」

 

 

とウォズがアナザーファイナリーでトドメを刺そうとしたが

 

 

 

「「……」」

 

何処から共なく現れたGMライダーがゲイザーのドミニオンレイにハッキングされたまま現れたのである両手にはマグナムシューターとニンジャデュアラーと来たものだ

 

 

そして残されたドミニオンレイは滞空してシャロンを取り囲むと同時に魔化魍を見て飛んできたクローントルーパー部隊が参上して包囲する

 

 

「逃げ場はないぞ?」

 

 

「やれやれ仕方ない」

 

 

と両手を挙げるがハルトは疑惑100%であり

 

 

「取り敢えず拘束するか」

 

 

「成る程、そして私の身包みを剥がすと」

 

 

「おいコラ、人聞きの悪いことを言うな」

 

 

「何だったかな…私に乱暴をする気だろう、私を押し倒したあの夜みたいに」

 

 

「含みを持たせるんじゃねぇ!テメェが喧嘩売って俺が買っただけだろうが!」

 

 

「そのまま私の胸を触った事もか?」

 

 

「記憶捏造してんじゃねぇよ!!家庭崩壊狙ってんのか?」

 

 

「何なら私は愛人でも構わないが」

 

 

「寝言は寝て言え!!はぁ話すのも疲れるトルーパー!」

 

 

それだけいうとトルーパーはブラスターをスタンモードにして発砲 無傷で捕縛したのである

 

「取り敢えず、牢屋にぶち込んでミカエルに連絡!奴に事情を問いただしてやる」

 

 

「了解しましたが我が魔王」

 

 

「うん、俺はコレから史上最大の誤解を与えてしまった彼女を説得する」

 

 

「ハルト?」

 

 

下手なラスボスより怖い 激おこのあかねである

 

 

「やっぱり二亜さんの言ってた通り スリットから見える生足が…」

 

 

「あかねさん?お願いだから落ち着こう、そして二亜には今度、真面目にお仕置きしないとな」

 

 

シャロンがそんな改造シスター服を着てたのが悪いのだが…何故か俺はその後 キャロル達から仕置きされたのである…解せぬ

 

 




 

新キャラは エンゲージキスのシャロン・ホーリーグレイルさんでした〜…ありふれ編で出すか悩んでたけど出せて良かったか?さてさて

予告

戦いを終えたハルト達は今回の事件のあらましを聞く そして下される判決とは!


オマケ短編

三本の矢

今日の逢魔の会議室は修羅場とかしていた幹部達が派閥に分かれて言い争いをしているのである、そりゃ様々な種族が集う国だからな意見の対立はあるだろうさ、けど


「我が魔王も言ってましたが至高は、きのこなのですよ!」

「たけのこの魅力が分からないとは嘆かわしい!これだから古参の旧四天王共は!」

「何だと!我が魔王の嗜好に背くたけのこ派めぇ!」

「否!至高はコアラだ!!」

「邪道!妾はこの黒い稲妻じゃ!!」


理由は不毛であるが何してんだ……これが逢魔王国が誇る幹部だと思うと泣けてくるよ国の行く末を案じてしまう……


『王がお前だからな』


「いやいや真面目なテスタロッサまで参戦してるんだぞ!異常事態だわ!彼女なら止めてくれると信じてたのに!!」


だが此処で皆の団結力を強化する良い機会では普段は対立しても心は一つであってほしい!よし


「皆!ここに兵士から貰った三本の矢がある!一本の矢は簡単にへし折れても3本束ねれば簡単にはへし折れ〈矢の折れる音〉……あ」


その光景に幹部達は沈黙した



「お、俺に黙ってついてこーい!」


「「「「「おおおお!!!」」」」」」


勢いで黙らせたのであった

因みにこの日からお茶請けに大量のお菓子が並ぶようになったのは言うまでもない




そして事件の裏で蠢く者達は…

次回 以外と知らない所で… お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。