前回のあらすじ
ホテルで一休みしていた あかね達を狙って英雄派が動き出す しかしながら事前に備えていたハルト達の来訪により 英雄派は…
「はははは!!」
ハルトによって絶望のどん底へと突き落とされていた!!ヘラクレスのパワーは正面からねじ伏せられ、ジャンヌやジークは別の相手になっているが ハルト達のやってる事が完全に悪役である
「さぁ立てよ英雄なんだろ?お前?」
「………!」
ボロボロになった体を引き攣る曹操を観てハルトは笑顔のまま
「つまらないな、その聖槍は飾りか?なぁ?もっと俺を楽しませろぉ!!」
爪先で蹴り上げるようにして曹操のボディに一撃入れたのである
「が!」
「俺を倒すと言った奴等はこの程度のダメージを最速で治し最短ルートで俺を殺しに来る!そんな根性も気概もない英雄名乗るんじゃねぇ!そんなんじゃ目の前の魔王1人すら殺せんぞ!」
「ふざけるな!お前なんて魔王じゃない!」
「お、分かってるじゃないか!そう俺は「厄災だ!!」は?」
「嵐や地震に人が勝てないように貴様が暴れる時 人は過ぎ去るのを待つしかない!そんな存在がお前だ!」
「ぷっ…あーはははははは!!いやぁ負け犬根性極まれりだな俺程度で厄災呼びか」
「何が言いたい!?」
「逢魔本国がある世界では俺より強く格上とされる魔王が8人もいるんだが?」
「なん……だと…」
いやぁ良いリアクションありがとう!と満面な笑みを浮かべていた
「八星魔王と呼ばれる魔王達は1人で全力の俺を合わせた逢魔全軍に匹敵する戦力と実力を持っている」
「1人で…だと…」
何名かその評価に疑問残る 小さな妖精や逢魔で玩具レビューしてる堕天使とか…うん忘れよう
「そんな…化け物じゃないか……」
「まぁ俺達相手に絶望してるようじゃ先はないよなぁ…何せ 俺は元いた世界では一番の小物 最弱よ」
『胸を張って言える事か!』
何処となく死神代行的な感じで絶望してる所悪いが
「それに本当の英雄なら、それでも逃げずに挑むんだ自分の背中にいる者達を守る為に戦うし、その力を振るうんだよな」
「!」
「昔、俺はある人に助けてもらってから憧れを持っている、そんな風になりたいと思って走ってきたのだが気づいたら俺は……思い切りその人達が走る正義のハイウェイを逆走していたんだ!」
「もっと早く気づく所ありましたよね?」
「ダメだよベアトリスさん、本当の事言ったら」
「まぁその道を走ったから今の俺がある、選んだ道に後悔などない!」
『少し後悔して欲しい所もあるがな』
「さて英雄派よ、お前達だが」
視線を向けるとジャンヌはオルタの炎で炙られていた
「きゃあああ……」
「あはははは!その名前を語るなら最期は炎で焼かれなさい!あはははは!!」
またドラコーとジークフリートだが、膠着を見かねたオルタが幻想の炎を放つ
「退きなさいケダモノ!!!」
「待て復讐者!それはこっちの獲物じゃ!」
「良いじゃないの遅かったんだから」
「おの…」
ジークも反撃しようと魔剣を構えたが襲いかかったのはモルガンの魔術攻撃である 虚空から来る魔力槍の雨と濁流のような魔力の波
「貴女達、何をしているのです夫が待ってますよ」
「へーへー、正妻面しちゃってさ私が一番に呼ばれたのに」
「何ですか?」
「あら聞こえてのね、地獄耳は怖いわぁ」
「喧嘩なら買いますが?」
買い物のような気軽さで話すモルガン、そこには英雄派など眼中にない 己が鍛え続けた自分の技が片手間であしらわれていると知ったジークの顔には絶望が浮かぶ
「安心なさい、貴方は人間にしてはやる方です…ただ努力だけでは埋まらない絶望的なまでの才能があると知るのです」
さて彼方は問題ないなと
「若者のオイタを許すのは大人の特権だが貴様等はあかねとベアトリスとロスヴァイセを狙ったんだ今から逃げてアザゼル達の元へ号泣し土下座し八坂を返して自主しても許さん、ここで殺す」
「くっ、だが良いのか!ここで俺たちを殺せば八坂は見つからないぞ!」
人質を出す辺り底が知れてるな
「俺を誰だと思っている、貴様等程度の浅知恵なんて、とっくの昔にお見通しだぜ今頃俺の仲間達が八坂を救出しているだろう」
まぁ本当は地球の本棚や二亜の囁告篇帙とか色々使って後はマンパワーで探したんだけどねぇ
「何だと!」
「俺達を甘く見るんじゃねぇよ」
悪い笑顔を浮かべるハルトだが
「さて人質以外の手札はないのかな?」
「残念だな、実はお前達の仲間を人質に取っているんだ さぁ出てこい!」
「!」
その言葉に息を呑むハルトであったが絶霧から現れたのは
「な、何処だよ此処は!!」
「って、お前かああああ!!」
ナツキであった
「何攫われてんだよ!てっきりキャロル達かと思って焦ったわ!!」
「あ、ハルト!?状況説明してくれよ!俺さっきまでヤンデレを悪化させたオティヌスが展開した八番出○みたいな同じ場所をループする所から逃げてたんだけど、そして突然の霧を抜けたら此処に来てたんだ!」
「取り敢えず普段通りで安心したわ」
「さぁコイツの命がどうなっても良いのか!」
「何で人質にされてんだ!ちょっと待て辞めた方が良いぞ俺を人質にするのは!」
「ほぉやはり貴様は逢魔でも重要人物のようだな」
「違うって!ま、待つんだハルト!!」
「オラァ!」
「ごふっ!」
クロックアップからのドロップキックによりナツキは顔面を強打して吹き飛ばされたのであるが
「………え?」
曹操のリアクションは これは いつの間に!なのか 何故人質を攻撃したの?という疑問だろう
哀れ曹操 狙った相手が悪かった…
「コイツに人質としての価値はねぇ」
同時にモーフィングパワーで変形させたガドルボウガンの空気弾を英雄派目掛けて撃ち込むのであった
『この中にぃ!ナツキ人質にされてひよってる奴いるぅ!いねぇよなぁ!』
『取り敢えず奴等との交渉に応じようぜ!』
『誰か思い切り日和ってんじゃねぇか』
「ふざけるなぁ!俺を殺す気かああ!」
「うん!」
「嘘でしょ!」
「辞めてください!暴力は辞めてくださいよぉ!」
「いやちょっ!それ俺のセリフ!」
とハルトはマウントポジションからナツキを何故か殴っていたのであった
「ふぅ、すっきり!」
「理不尽…」
「まぁ、ぶっちゃけ…アナザー2号達が無事ならお前がミンチになろうがheavenになろうが何か素材になろうとどうなろうと俺は知ったこっちゃない!」
「そんな!」
「けど…アナザー2号達が人質に取られたのか…よし保護者としてお前にはもう百裂拳叩き込む」
「人の心何処いった!?」
「うっさいなぁ!何か最近、逢魔を蝕むって言って乗り込んできたミューターってブラッド族並に過激な奴等締め上げて傘下に入れたりして大変なんだよ!だから取り敢えずコイツらぶっ潰してガヴの映画を見るぞ野郎どもおおお!!」
『サラッと変な奴を傘下に入れてないか?』
「世界を蝕む…うむ良い響きだと思った」
「物騒過ぎるんだって!」
「取り敢えず…『
シャフ度を決めると赤く発光したような目に合わせて溢れる魔王覇気に
「ふざけるな俺はこんな所で終わる訳には行かないんだぁああああ!!」
何か覚醒しそうな雰囲気の所 悪いが
「本当、英雄になりたいってんなら困ってる人に手を伸ばすだけでなれるのに何で分かんないかな、まぁ結局は英雄の地位や名誉とかに惹かれただけの偽者か見るに耐えないな」
『ゾルダ』
アナザーゾルダに変身 シュートベントを発動してギガランチャーを構えて撃つのである 流石の反動で後ろに下がるがその分の破壊力は十分である
「消し飛べ」
「なぁハルト、殺意高いなどうしたんだよ」
粉塵が上がる中 ハルトはギガランチャーをそっと地面に置いて収納すると
「コイツらは、アナザー2号達だけじゃ飽き足らず、あかねとベアトリスを人質にしようとしたんだよ」
「うわぁご愁傷様ぁ…ゴオマでもやらない自殺行動を…」
ナツキが可哀想なものを目に…具体的には明日屠殺場に連れて行かれる子牛を見るような目だったという
「そんな真似したら魂すら残さずに消し飛ぶよ」
「テメェ等には死ぬ事以上に恐ろしい事をしてやる!ヤクヅキやウルティマの拷問がおままごとに感じる位のエグい拷問を加えてやる!」
「お前本当に何する気だよ!!あの2人以上の拷問とかマジか!」
『具体的には?』
「奴等の腹に黒ガウ移植した上でその黒ガウを引きちぎり治して引きちぎるをエンドレスにしてやる!!」
『人の心ぉ!お前の道徳心何処へ行ったぁ!』
「そこになかったら無いですね、そもそも俺には敵へ向ける優しさや道徳心なんてない!」
「ですよねー」
『信頼と実績が桁違いな件』
ーそれは聞き捨てならないなぁー
するとウルティマがハルトの影から現れたのである
「誰だ!」
「何!俺の影から現れただと!」
「ボクも色々頑張ってるんだ、それに〜こういう登場もカッコ良いでしょ」
「確かに…流石はウルティマだな!」
「だ、誰だ…」
「ウルティマ?まさか……輸送船襲撃に対する悪魔側への報復の時に水源を毒で汚染して悪魔達へ深刻なバイオハザードを起こしたとされる、あの毒姫か!」
英雄派は突然現れた少女に困惑しているが少女の見た目に隠れて溢れ出る オーラはスルーできなかった まぁ間違いではない
「毒姫か、そんな二つ名がついてんだ…水源を毒で汚染したの?」
「なんかそう呼ばれてるね、そんな事よりも拷問に一家言あるボク達以上の拷問なんて聞き捨てならないな」
『そんな事!?』
「まぁ確かに前に俺も自分の腕にある溶源性細胞の力を生かすのに敵の水源に腕を投げてやらかしたな」
『お前もバイオハザードやってるじゃねぇか!!』
「じゃあウルティマはどうすれば良いと思うのさ?」
「ふふん!耳貸して〜」
とウルティマに耳打ちされた内容に ハッとしたハルトは
「流石はウルティマ!我が国の筆頭拷問官よ!!それは俺にはない発想だった!」
「えへへ〜もっと褒めてよ」
「凄いわぁウルティマ〜まさか金魚掬いのポイやトイレットペーパーの芯を…そんな発想は俺にはなかったよ…やっぱりまだまだ勉強が足りないな」
「ちょっと待て!トイレットペーパーの芯で何をする気なんだよ!!」
「ハルが良かったら、今度ボク式の拷問を教えてあげる」
「マジで!ありがとう!!ウルティマ!」
『嘘だろ!辞めてくれ!!ウルティマ!』
『頼む!これ以上 この男から数少ない人間性を奪わないでくれ!』
「「えー!」」
「えー!じゃない!」
「けど、やっぱりウルティマは凄いなぁ」
上機嫌でウルティマの頭を撫でるハルトに得体の知れない恐怖を抱く英雄派 あのハルトが彼処まで上機嫌に納得するなどどんな拷問なのだと戦慄していたが それ以上に
「「…………」」
その光景を視覚共有から把握して嫉妬に狂う黄と白の悪魔が 後で討議場で暴れていたのは言うまでもない
「…………」
最早 曹操の心境は死刑を待つ死刑囚のそれであった
「さーて…どうしてやろうか」
最早 絶望的なまでの戦力比である、退路は絶たれているが向こうは無尽蔵に兵隊を呼べるのを理解した時に
「っ!まさか貴様、伴侶を囮に俺達を誘い出したのか!」
大事な人を囮にしたのかと問い詰めるが
「んな訳あるか色んな状況を想定して警戒網を作ってるだけ、それにお前達が飛び込んできたんだよ、まるで罠にかかった猪だな」
悪辣に笑う姿は正義の味方に倒されるべき悪役だろう しかしながら此処にヒーローはいないのだ
「教えてやるよ自称英雄ども、貴様等の敗因はウチの身内に手を出した事だロキみたいに避けて行けばよかったのに…まぁ八坂狙った段階で地雷だがな!!」
「勝った気でいるなら、コイツを倒してからだ!」
と言って現れたのは色々な生命を掛け合わせたキメラのような化け物
「何じゃこりゃ?」
「コイツの名前はジャバウォック、レオナルドの神器 魔獣創造で作り上げた対常葉ハルト専用決戦魔獣だ!」
「そんな魔物いるのか!お願い!その魔物量産してくれええ!」
「お前はどっちの味方だ!」
懇願するナツキの後頭部を蹴った後ハルトは
「ウルティマ、ナツキに麻痺毒注入」
「えい♪」
可愛らしい声でナツキに麻痺毒を打ち込むのであった
「ぎゃあああああ!!」
『コレ本当に麻痺なのか!?』
「コレでと」
ウルティマ特製の麻痺毒を食らい全身が痙攣したナツキはオーロラカーテンでエルフナイン達の元へと送り返されたのであった
「俺専用でこんなのまであるのかよ」
「貴様の情報全てを叩き込み 全て的確に対処するようにしてある!どうだ!今度はお前が俺達に絶望する番だ!」
「うわぁーこわーい(棒読)きゃーたすけてー(棒読み)」
『何で冷静なんだよ!アレはお前メタの魔物らしいんだけど!!』
「大丈夫大丈夫オーマジオウと比べたら可愛いものだから」
「!!!」
ジャバウォックは咆哮を上げながら攻撃を仕掛けるがハルトのオートガードに防がれてしまった
「ね?俺の対策してるって言ってもたかがしれてるのよ」
「どうかな?」
「あ?」
同時にオートガードの防壁にヒビが入るのを見えた
「ふーん、えい」
モーフィングパワーの応用 超自然発火能力でジャバウォックを焼いてみるが炎耐性があるようで燃え上がらないときた
「(属性の耐性ありか)」
恐らく英雄派の俺の情報とは今までの戦闘から来る部分でのメタ張りなのだろう 確かに膨大な手札を有すると言っても人には得手不得手がある 自分が好む技を封じられては意味がない
「え、バカなの?」
だとしてもだ
「何?我々はお前の手札を全て把握して対策してきたんだ、勝つ為なら何でもする人間を舐めるなよ!」
「ははは!俺の全てを把握した?いやいや無い無い」
そもそも此方は手札の数で勝負しているのだ
「お前達程度に掴める底なら俺はとうの昔に死んでんだよ…それと俺の強さは現在進行形で増していくのだ!!」
取り敢えずとばかりにノッキングをジャバウォックに仕掛けるが反応がないと来た
「はぁ…」
「何だ?降参したいのか?」
「違う違う、急がば回れで色々試してみようと思ったけど…やっぱ辞めたわ」
「ん?」
「あの諺さ、本当に急いでるなら険しくても最短ルートで走るべきなんだよなあ…どんな邪魔があってもそれを叩き潰して走れば早く着くし、その方がスッキリするよな?」
「そうそう、ボクも我慢できないし」
「よく言ったウルティマ!ってな訳でジャバウォックを蹴散らしまーす」
『どうやって?』
「アレはハルの対策してるんだよね?」
「そうらしいが…俺が得た新たな力を見せてやろう」
「え!どんな力なの!」
「ダインスレイフ」
「え、魔剣?」
「の力をアイリーンに頼んで不治の呪いをアナザーツインギレードに付与して貰いました!」
「おぉ…」
「エンチャント・ダインスレイブ!!」
『DAINSLEIF!』
宿る魔剣の力でアナザーツインギレードの刀身が黒く澱み始めたのである
「そい!」
分割して双剣モードで攻撃すると
「!!!!」
ジャバウォックの咆哮が上がる その体の傷は回復しない
「やっぱりねぇ…データ外の攻撃は弱いと見た…なら」
『ZONE maximum drive!』
「残念だな、その空間転移の力も対策済みだぞ!」
「そもそもゾーンメモリの効果に外れるようにしてあるからな!」
「あぁそういやぁ前にこの世界でメモリばら撒かれてたな…けどゾーンとかレアメモリを何処で…あぁ宇宙に飛ばすとか考えたの?いいや残念」
ハルトは悪辣に笑うと
「そんな事考えてないよ?」
「何だと…」
「転移させたのは俺の必殺技 あの時はまだ未完成品だったからさ、やっと完全版のお披露目な訳よ」
パチン!と指を鳴らすと同時にジャバウォックの体を貫いたのは青白い魔力の刀剣
それは神代魔法を否定し トータスに巣食う邪神すら貫いた 魔王が持つ 否定の聖剣
「アンチカリバー」
刺された相手はアンチカリバーが指定した事象が完全に出来ないようになる以前は不完全だったが
「リプログラミングの応用で刺された瞬間からアンチカリバーの無効化作用が発動するようにしたんだよ」
同時にジャバウォックは苦しみ始めたのである
「ジャバウォックに何をしたぁ!!」
「ウルティマ特製の毒も付与して使ってみたんだ〜大丈夫!少し体が震えるだけだから!」
というがジャバウォックは白目を剥き泡を吹きながら全身が痙攣したのである
「手加減したんだが…やっぱり弱毒だな」
「何処が!?」
ベアトリスも思わずツッコミが炸裂するのは言うまでもなかった
「んじゃ後は…お願いねカリュブディス」
「はい。では頂きます」
久しぶりに呼び出したハルト製作怪人1号のカリュブディスが腹から開いた口でジャバウォックを頭からムシャムシャと咀嚼して体に取り込むのであった
「ご馳走様でした」
「……そういやぁカリュブディスは取り込んだ相手の力が使える…それなら神器使いを食べたらどうなるんだろう?」
素朴な疑問が浮かんだので実験!とばかりにボロボロになった英雄派 黒焦げになったジャンヌをカリュブディスに渡すと
「頂きます」
「や、やめ…」
ジャンヌの命乞いも虚しくカリュブディスは笑顔で捕食して食べて力を取り込んだのである
仲間が目の前で化け物に捕食されると言うモンスターパニック映画のワンシーンを見せられた英雄派…そして絶望は加速する
「聖剣創造!!」
カリュブディスがジャンヌの神器 聖剣創造を発動すると地面から生えたのは多様な聖剣…否!!
現れたのは仮面ライダーセイバーに登場する十聖剣であった!!
「うおおおおおおお!聖剣を作れるなんてええ!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!!良い子だぞぉ〜カリュブディス!」
その光景に感動したハルトは笑顔でカリュブディスの頭をめちゃくちゃ撫で回すのであった
「つまりカリュブディスが神器使いを食べればソイツの使ってる神器も使えるって訳か……ほぉならば」
まぁ言うまでもない ターゲットは英雄派に向くのであった
「上質な神器があるな、よしカリュブディス!奴等を食べてレベルアップするんだ!!」
最早 英雄派などハルトからすれば経験値とレアアイテムを確定ドロップする者達に成り下がったのであった
「かしこまりました!ハルト様ぁ!!」
「逃げろおおお!今すぐ逃げるんだ!!」
ここまで来ると普通のモンスターパニック映画である 怯えながら逃げようとする英雄派であるが そもそもモルガンの結界で逃げられる訳ないのに
「英雄譚の最後って基本ロクでもないんだよねぇ そんなのも知らないで喧嘩を売るからなぁ…俺達に喧嘩売ったのがそもそもの敗因だな」
「わぁカリュブディスが喜んで神器使いを食べてるよ」
「あ、カリュブディス〜そいつの魔剣はコレクションしたいから俺に頂戴ね」
「かしこまりましたぁ、ハルト様ぁ!」
「よく噛んで食べるんだぞぉ〜」
そう言うカリュブディスの口には頭から丸齧られているジーク、その足元にはヘラクレスが気絶していたのである
「本当にコイツ位だよなぁ古参で俺を敬意100%で慕ってくれる奴」
『日頃の行いだな』
「だとしても!…じゃない!な、本当にさ神話の化け物大事って心身完全な英雄がやるからカッコよく見えるんであって お前達には相応の末路だよ殺そうと思ったなら殺される覚悟を持て」
「おぉ勇者達よ餌になるとは情けないかな?」
悪ふざけでウルティマが悪魔らしくケタケタ笑いだす
何せ今の英雄派は脱出不可能なホテルに住まう人食いの化け物に追いかけ回される というホラー映画の展開になっているのだから
それならば
「よーしミラモン達よぉ、奴等を生け取りにするのだ〜死んじゃうと神器は別の奴に渡るってアザゼル先生が言ってたー勿体無いから俺達で使おうぜぇ」
合点承知!!と敬礼したゼール達とバズスティンガー三兄弟、そしてホテルという環境にあってる人型サイズのメタルゲラス、デストワイルダーなどが参戦して英雄派を追いかけ回すのであった
「所詮はヒーローごっこがしたいだけのクソガキだったな、やはり俺の英雄とは貴方達ですとも!」
恍惚な顔でミラモンとカリュブディスのハントを楽しむハルトはウルティマを膝に乗せると、英雄派が慌てふためいて逃げ惑う姿をバラエティ番組を見る感覚で楽しむのであった
「あかねさん止めましょうよ!」
「何で?」
「何でって…流石にあんまりですよ!」
「けど私達を拐って人質としても女性としても傷つけようとした人達だよ?助ける義理なんて無いよね?」
「ですけども」
「…分かった、ねぇハルト」
「なーに?」
「せめて噛まずに丸呑みにしてあげて」
「食べさせるのを辞めさせてあげてくださいよ!」
「ベアトリスさん、あの人達ミラーモンスターに狙われたら最後は食べられちゃうよ?」
「あぁ…そう言えば…」
「それなら神器だけでも慰謝料で貰わないとね、それに…ハルトと京都旅行行きたいし」
「っ!!分かったなカリュブディス!最速最短で一直線で!」
【はい!踊り食いですね!】
「そう言う事だ!」
英雄派の恐怖が増しただけであった さてその頃
「八坂さん!!」
「一夏さん?」
「良かった無事でしたか…」
「何でここが…」
「ハル兄が見つけたんですよ」
「そうでしたか」
「取り敢えず今は安全な場所に行きましょう、九重も心配してますよ」
「ありがとうございます…」
無事、八坂は発見 救助されたのである
さて、そんな事を話していたが英雄派全員が捕縛されて全員 ハルトの前に引き出されたのであった
「さーて、お前達の身柄はアザゼルに預けるとか色々考えたが…あかねとベアトリスやロスヴァイセを狙ったのは万死に値する!カリュブディス!!」
「はい!」
「残さず食べろ」
と命令をするがウルティマが待ったをかけたのだ
「ダメだよハル」
「ウルティマ?」
「コイツらには相応に絶望してから殺さなきゃ」
「成る程な…んじゃアイデンティティから絶望させるか」
とハルトは指を鳴らして姿を変えたのは
ファントムの中でも取り分け異端の能力を有する存在
ファントム・レギオンに化身したハルトは手に持った薙刀 ハルメギドで英雄派達を両断 しかしそれは肉体を傷つけておらず
「よいしょっと」
抜き取ったのは彼らが持っている神器であった
黄昏の聖槍、魔獣創造、絶霧 と来たか
「おぉ、まさか上手く行くとは……超エキサイティング!!」
ファントム・レギオンの能力はゲートを介さずにアンダーワールドへ入れる能力
本編でもレギオンはそれを使い ウィザードの希望である ウィザードラゴンを倒して晴人さんを普通の人に戻したのである…まぁその後 奇跡が起こって インフィニティスタイルに変身したのであるが…
「まさか神器の抽出まで行けるとは…これがロンギヌスか」
ハルトは曹操から奪った 黄昏の聖槍をマジマジと見る
「黄昏と聖槍ねぇ」
昔、知り合いがやってたゲームに出た黄金の獣を思い出してしまう
あの人みたいな覇道や高潔な精神はないが…
「良いなコレ…よし、相棒!コイツの所有権を俺に入れ替えるにはどうしたら良い!」
『お前正気か!?』
「正気なんてものは生まれた時から持っちゃいねぇよ!!俺は全てを愛している怪人もライダーも何もかも!!」
『歪んでるぜ!』
と呆れているが
「神器は1人につき1つだ、そんなのも分からないのか!」
「いやぁ分かるよ?けど聖魔操る魔王なんて最強じゃん」
そう笑うハルトであるが
「聖槍を選ぶのは同じ時代に1人だけ 覇者の資格があるものだろ?俺は役不足かなこんな英雄擬きよりも覇道を謳うのは俺が相応しいと思うが?」
問いかけると聖槍は輝き出すとハルトの手元に収まるのであった
「……おいマジか」
「そんな……嘘だろ」
この光は聖槍がハルトを選んだに他ならない
「よーし、んじゃ一回やって見たかった技を使って見るか」
化身を解除したハルトは聖槍を構えて唱えるは
ーその男は墓に住み、あらゆる者も、あらゆる鎖も あらゆる全てを持ってしてでも繋ぎ止める事は出来ないー
総てを愛する破壊の獅子 愛すべからず光と呼ばれる王の技
ー彼は縛鎖を千切り、枷を壊し、狂い泣き叫ぶ墓の主ー
ーこの世のありとあらゆるもの総て、彼を抑える力を持たないー
今の俺は誰にも負けない、誰にも止められないと見せてやろう
ーゆえ、神は問われた 貴様は何者か?ー
ー愚問なり無知蒙昧、知らぬならば答えようー
「我が名はレギオン」
所詮は言霊 詠唱と同じで大事なのはイメージを固める事 だがハルトの中に眠る力が外へと溢れ出した
「創造ー至高天・黄金冠す第五宇宙ー」
それはハルトからすればイメージを固める所作でしかない 何も起こらぬと思っていたが
「ん?………な、何じゃこりゃあああああ!」
ホテル上空には数多の髑髏を素材に組み立てられた城が現れたのである
「ウッソだろオイ!」
『何だアレは!おいハルト!何をイメージした!!』
「魔王には魔王城が必要だなぁと思いながらやりました!」
『原因は間違いなくそれだよ!!』
「何アレ!ちょっと見に行こうよ!!」
「え、ちょ…ウルティマ!?」
「あかねもベアトリスもホラ!」
「ごめん、モルガン!ロスヴァイセの介抱お願い!」
「はい…それで其奴等は?」
「お前達!食べて良し!」
「!!!!」
同時に流れた金切音に合わせて飛び出て来たミラーモンスター達は目の前の英雄になりたかった者達を捕食しにかかるのであった
「ちょっと待て、う、うわああああああ!!!」
狂い泣け 英雄の末路は悲惨なものである
予告!
京都の空に現れた謎の城に困惑する 一夏達であったが
「皆!新しい別荘だよぉ!!」
諸悪の根源は呑気な事を言っていた!! そして案内されるは魔王城!
次回 お城探訪!!
番外編 貿易
「なぁ、皆!これを観てくれ!」
とハルトが見せたのは人面樹の苗木であった
「何ですかコレは!」
「ホラー?」
「えーと交易した人の話だとね、人肉の木だって!」
「は?」
「だから人肉の木!何か人肉みたいな味や質感の果実を作るんだってさ!」
「そんな綺麗な花束貰ったみたいな顔されても」
「な、何故そのような植物を…」
「いやぁ〜ちょっと家庭菜園でも始めようかなと」
「だとしてもチョイスがあるでしょう!何故そこで人肉なのです!」
「もっと美味しい物がなる植物あるよね!グルメ界とかにさ!」
「けど、これが有ればさアマゾンやカニバリズム的な種族の皆もお腹いっぱい美味しくて新鮮なご飯が食べられると思わない?」
「……」
「それに今はその辺の料理担当はカニアマゾン料理部長に任せてるし、それに俺は前からアマゾンの皆を庇護してるけど彼等がお腹を空かせてる現状には逢魔の皆を守る王として許せない所があるんだよ!」
「た、確かに…」
「俺は今日明日の食う物に困ったから分かる、どんな食の好み嗜好があっても、そこで暮らす者達が食うに困らない国!それが俺の望む逢魔だ!食べる事は生きる事!」
「因みにコレ、大丈夫なのですか?その飼育的な意味で」
「あぁ、聞いた話だと伐採しようとすると何か滅茶苦茶絶叫するらしい」
「マンドレイクじゃん!」
「それと生産区画ガン無視で生息域拡張、タネを彼方此方に飛ばすらしい」
「ヘルヘイムの果実じゃん!」
「そこまであの森の植物は悪辣じゃないよ!…後は、えーと…機嫌良かったら話し相手になったくれるって!」
「怖いって!」
「え?夜な夜なアイザックがヤクヅキの愚痴を話してるとか…」
「アイザックは何処じゃあああ!」
「流石の俺も逢魔や管理区域に植えるのは得策ではないと思うので敵対勢力のいる土地に植えていこうと思います!」
「まさか」
「じゃあ行ってくるねー!」
そしてある世界で
「さぁ、元気に育つんだよ!!」
アナザーフォーゼのウォーターモジュールの水をかけながら話しかけるのだが
『相棒って趣味と言いながら何気に敵対勢力の土地に生物兵器投入して攻撃してるよな』
『ハルト、マジ魔王』
そして数日後
「皆ー!見て見て!人肉の実が成ったよ!」
「そ、そうですか…」
「さぁ食べて食べて!新鮮だよ!」
「我々はカニバリズムではありませんので!」
「そうかぁ…美味しいのに」
「って食べてるぅ!」
「ペッ!てしてくださいよ!!」
「いや、俺アマゾンでもあるからさ…この木の実食べれるんだよねぇ〜あ、ジョウゲンとかどう?アマゾンウォッチあるし…食べる?」
「いやいや、俺はアマゾンズのウォッチがあるだけでアマゾンじゃないから!」
「そうかぁ…後はアマゾン達に渡して適応と健康被害の調査や…他の食人種族にも行けるかの確認、それと…品種改良かなやる事多いなぁ…あ、そうだ!俺の怪人創造スキルで戦闘員をアホ程生産してそいつらに農作業をさせてみるか!」
「ダメに決まってます!戦闘員は戦う兵士であり農夫ではありません!」
「なら…うーむ仮面ライダーの怪人には農業系怪人はいないよな……そうだ!死神博士とゴルゴム三神官に「改造手術させてもダメですよ!」ちぇ…なら農業系ヒューマギアの皆に頼もう!」
「流石の彼等でも異世界の植物は難しいかと」
「いつかはアマゾンの皆が農場で人肉狩りをするのを見たいなぁ」
「何故でしょう、セリフと光景が地獄絵図ですね」
「ハルト様の民を慮る心、このカゲン感服致しました!」
「このフィーニスも同じく、より一層の中心をお約束致します!」
「お前達はお前達で止めろ!」