前回のあらすじ
なんやかんやで悪魔との関係改善が微妙に果たせたハルト達は日夜 来るエキシビジョンマッチに備えて特訓しているのである
「はははは!」
「はは!」
笑い合いながら殴り合うハルトとダグバ、足元には敗れただろうガドル、バベル、ジャーザのゴ3人衆と新参のゴ・ライオ・ダがいる…のだが
「っしゃオラァ!!」
ダグバが倒れてハルトが立ち上がり拳を上げていた
「はははは!」
勝利を誇るハルトはそのまま
「よし、次は魔蛇!次はオーバーロードを甦らせてくれ」
「はっ!」
「それは辞めてくれハルト」
「委細承知です師匠……ん?師匠が、この世界に降臨されてるううううううう!!!」
「約束通り遊びに来たぜ」
「お前達!急げ!大至急祭壇を用意しろおおお!!」
「それは、ちょっと待ってくれ」
流石にと止められたのでハルトは素直に引くが別のトラブルが幕を開けたが
「頑張れよ」
「ありがとうございます!師匠!!」
と見送ったハルトは
「よーし…次は誰がやる!」
「ハルト様」
「テスタロッサ?」
「そろそろ仕事の時間ですわ」
「え、嘘ぉ!!もうそんな時間?」
「なので行きますわよ」
「はーい…」
ハルトはテスタロッサの提案を素直に聞くのであった
そして執務に取り込み書類にハンコを押しながら
「押印!証印!ローキング、ゴーイング!」
『リバイス?』
「だな…さてと仕事も終わったし……久しぶりに飯でも作るかな」
『随分と所帯染みてるな』
「そうか?まぁ最近は料理部隊が完成したから俺が作らなくても良いんだけどねぇ、やっぱり気晴らしは大事だよ」
『そうだな』
と久しぶりに大鍋で料理をしていた…そろそろ秋も深まり冬へと向かい季節だ
「久しぶりに石狩鍋でも作るか」
そう思うとストライプサーモンを3枚に下ろし調理を後は煮込むだけの状態になったのだが
「ハルト様!」
「ん?どったのカゲン?今日は鮭とバターが合う石狩鍋だよ…ホタテも入れるか…」
「それは魅力的なのですが…本題は束様から伝言を預かっております」
「束から?」
「はい、そろそろIS学園の二学期が始まるのだと」
「ん?……あ、ああ!そうじゃん、IS学園の夏休み終わるじゃん!」
時間操作で誤魔化していたがそもそも時間の流れを滅茶苦茶遅くしてるだけでありあの世界の時間は進んでいるのだ そりゃそうなるな
「もうそんな時期か」
『あの頃のお前はまだ人間の枠に留まっていたがなぁ』
「遠くに来ちまったぜ」
一夏、箒、鈴ちゃんは夏休みの宿題は終わらせた後 特に専用機持ちとして日の浅い2人は千冬のスパルタ訓練を超えて一皮剥けていた…まぁ一夏に関しては今まで足りなかった実戦経験値が未来からに敵や今までの過程でえぐい勢いで溜まったがな
「となると彼方じゃ夏か」
「どうしたのですか?」
「んや千冬や束達と夏祭り行くのもありかなって!」
「成る程、それは良いですな」
「家族サービスだよ」
「それはそれは…」
「それにあの世界に残ってるネオタイムジャッカー残党を徹底的に叩き潰しておくに限る…あの世界にはお義父さんとお義母さんもいるからな」
『ん?あぁ、束の両親か』
『よくよく考えたら、お前の義両親ってあの2人か』
「あぁ…今だに本人達の前では言えてないがな…だが家族の為ならばやるしかない!」
「その件に関しても諜報活動中の百貌から妙な報告が」
「何?」
「何でもネオタイムジャッカー残党が誰かしらに襲われているらしく」
「どう言う事だ?」
「はい、てっきりハルト様が何か指示されたのかと現場では混乱が…」
「いや何も知らないぞ…束ならやりかねないが…俺には心当たりはない」
「ではその方面も調査させて頂きます」
「任せた、もしかしたら俺の兄弟関連かも知れない念の為 暇してる羽黒とリリアナも派遣してくれ」
「かしこまりました」
「それと一夏達に一回帰る事を伝えてほしい」
「はっ!ですが何故?」
「改めて常識を教えるんだよ」
「…………ハルト様が?」
「おいカゲン、何か言いたそうな顔だな」
そしてハルト達は一度 IS世界に帰還したのである
此処は束が設立したIS企業 篠ノ之製作所のトレーニングルームで
「なぁハル兄、どうしていきなり此処に?いやまぁそろそろ二学期始まるのは聞いてるけどさ」
「一夏、箒、鈴ちゃんに関しては改めて力のセーブ方法を覚えてもらいたい」
「力のセーブですか?」
「そうだ、君達は浦島太郎効果とも言える環境で長い時間をかけて訓練を重ねてきたからな」
「それだけなら私達の実力が上がってるで済むんじゃないですか?」
「そう、鈴ちゃんの言う通りではあるんだけど問題はいた環境だ」
「ん?」
「そもそもこの世界に魔力やそれに通じる…言うならば異能力の類は存在しない…まぁISが異能力とも呼べるかも知れないが」
「つまりハルトさんは私達の体にもその世界由来の異能が備わっている可能性を考えてると?」
「その通りだ箒ちゃん、実際に一夏は覇気が使えるからな」
「見聞と武装だけなんだけどね」
「充分過ぎるよ……取り敢えず一夏、素手でこのサンドバッグを殴ってみてくれ」
「ん?おぉ…分かった」
その言葉に従い 一夏はサンドバッグを殴ったがパンチがサンドバッグを貫通したのである
「……へ?」
「こうなる」
「え。俺軽く小突いただけだぞ!」
「そう言う事、今の3人は単純な身体能力だけで言うならば過去にあった世界大会優勝時の千冬と同じくらいあると思え 俺が加減を覚えろと言った理由が分かったか?」
「は、はい」「うわぁ…って」
「ちょっ…嘘だろハル兄!!」
「そうだ!私達が千冬さん並みの身体能力などあり得ない!」
「そうよ!オートガード展開するよりも早くハルトさんをKOするゲンコツ撃ち込める千冬さんと同じ身体能力なんてある訳ないわよ!」
「落ち着け鈴ちゃん、あくまで逢魔に行く前の千冬と同じってだけだよ!今の千冬の身体能力は世界大会連覇時よりも上だからな」
「皆の身体能力は、まだ人間の枠に微妙に留まってた頃のちーちゃんだよ」
「おい誰が人間の枠から外れてる?」
「ってハルくんが言ってた」
「束!?」
「ほぉ…」
「「「っ!」」」
「何せさっき鈴ちゃんが言ってたように加速度的に進化している俺の防御装甲を貫通し頭部への一撃叩き込んでKOさせるなんて…逢魔でも千冬位にしか出来ないからな」
「千冬姉って…もしかして人間辞めてる?」
「おい何かあるなら言ってみろ一夏」
「え、ちょっ!」
「あのさ千冬にも言えるんだよ恐らく今の力で出席簿を振り下ろしたら、くらった生徒は赤い花火になるぞ!」
「安心しろ生徒にそこまでしない、私が全力で叩くのはお前と束だけだ」
「千冬、俺のことをそこまで…」
「貴様に対して遠慮はいらんからな」
「千冬、そうだよね俺達の間に遠慮なんてないよね!」
「嫌味で言ったのが分からないか?」
「いやぁ流石の束さんでも…ちーちゃんの全力の一撃は耐えられないよ!」
「安心しろ私が本気で叩くような事をしなければ良いだけだ」
千冬の言葉にハルトと束は少し思案すると
「「……そだねー」」
「おい待て今の間は何だ、何をやらかした!!」
「い、いやぁ束さん…秋羅くんがIS動かせるのが分かったから、この世界に公表してるんだよね」
「秋羅が!?」
「そして俺は専用機として彼の専用機はヴァルバラドを布教した」
「ほぉ……早速、まさかこんなに早く通販サイトで購入した木刀 洞爺湖を本気で振るう時が来るとはな…お前達、よくも私の仕事を増やしたな」
「「ひぃ!」」
木刀片手に笑みを浮かべる千冬にハルトと束は抱き合い震える…これが数多の世界で厄災と呼ばれた魔王とは誰も思えない
「天羽々斬やサタンサーベルでないだけ情けと思え」
「それしたら両断されるうう!」
そんな束を庇うようにハルトが両手を広げて立ち塞がると
「待ってくれ千冬!束は何も悪くないんだ!俺が試しに秋羅へISに触ってみろと言ったのが原因であって本当に悪いのは俺なんだ!」
「ハルくん…」
「迷惑かけて、ごめん千冬!」
『あのハルトが謝ったああああ!!』
『天変地異の前触れだぁあああ!!』
「だからお願いだ千冬!殴るなら……ナツキにしてくれ!」
「そこはお前でアレ!」
「あべし!!」
やはりと言うべきか千冬の一振りはハルトのオートガード展開よりも早く振り下ろされた結果、ハルトの頭部をピンポイントで殴りつけたのであった その速度は……音を置き去りにした!
パァン!!
「………」
「ハルくーーーん!!」
「流石は私の旦那だと、カッコ良いと思った私の感動を返せ」
「ててて…流石は千冬のツッコミだな、まさか俺のオートガード展開よりも速い一撃とはれ
『何故あの破壊力で即動ける…』
「まぁギャグ補正が無ければ即死だった!」
ドヤァ!として
「ギャグ補正なかったら死んでるの!?」
「まぁその場合は別の方法で復活するから問題ない!」
「はぁ…まぁ良い、なったからには私の仕事だ」
「千冬!」「ちーちゃん!」
「だが貴様等は正座だ」
「「はい」」
「それと問題がもう一つある」
「問題?」
「マドカの事だ」
「「「あぁ…」」」
3人はその言葉について納得した 一夏と千冬の妹である彼女の存在はセンセーショナルに映るだろうが問題が一つ
彼女がナツキに対して重度のヤンデレを拗らせている事である
恐らくナツキから離した環境に置かれたら 発狂する可能性が高いのだ
「その対策を聞きたい」
「ナツキさんを講師や用務員としてIS学園に放り込めば良くないですか?」
「それをしたら授業そっちのけの可能性もあるしエルフナイン達が暴走する」
「彼方も此方も立たないじゃないですか!」
「それなら俺に対策があるよ!最近傘下に加わったミューターの技術を転用したワープシステムを使えばIS学園の扉を開ければ直ぐにナツキに会えるよ?」
それは正に 悲鳴からエネルギーを搾取するモンスターが働く会社と同じ技術であった
「デメリットは?」
「ナツキが夜眠れなくなるだけ」
「その程度ならば構わん、やれ」
「アイアイサー!」
「良いんですか!?」
「マドカの精神衛生の方が大事だ」
「今のマドカはナツキから1日離れただけで全身が痙攣するからな」
「恐ろしい…これがヤンデレ!」
「まぁその辺は置いといて 一先ず専用機持ちには後で束が制作したプログラムを入れておくよ」
「プログラム?」
「俺のリアクターアックスにある吸収と無銘剣の無効化を科学的に再現した異能力打ち消しのプログラム、ISの待機形態を肌身離さず持ってれば力加減ミスる事もないから!」
「けど千冬姉は束さんは」
「束達は自前のエナジーロックシードにインストール済みだよ」
「いええい!」
「それならクロエにも必要じゃない?」
「安心しろクロエにも同じプログラムを専用機にインストール済みだ」
「それなら良かった」
「娘の安全を考えるのは父親として当然だからな」
「……子離れ出来そう?」
「無理だな!」
「即答!?」
「そんなに堂々と!」
「クロエが結婚………ごふぅ」
想像しただけでハルトは吐血して地面に蹲るのであった
「ハル兄ーー!」
「どんだけ親バカなのよ」
「言うな鈴、この人は昔からこうだ」
そして一夏達には再度力加減を学んだもらう名目と時差ボケを治す名目でIS世界に戻ったのだが
問題は此方である
「…………ハルト、たしゅけて」
「ナツキ、どうして私から逃げるの?ねぇ、何で?」
「ひぃ!!」
このヤンデレ、IS学園に送り込んで大丈夫か?と言う不安である
「なぁマドカ、そろそろIS学園に転入する時期なんだが…」
「分かった、ナツキも連れていくけど良いよね!答えは聞いてない!」
「それは聞いてくれないかなぁ!千冬も説得手伝って!」
「任せておけ」
そして話した後
「分かった…じゃあその時までナツキ分を取り込んでおくね!」
「ちょっと待って!ハルト!お願いだ助けてくれ!」
「分かった」
とハルトが言うとナツキの肩に手を置いて
「アナザー2号達は助けたぞ!」
「おいコラ待てやあああああ!!俺を!俺を助けろ!」
「いやお前、助けて!言っただけで誰をとは言ってないよね?」
「あの場面だと俺以外の選択肢ある!?」
「思いつかなかった…まぁナツキ頑張れ」
「え、ちょっ!」
「んじゃマドカ、準備出来たら呼ぶからね〜」
「ハーイ!じゃあ…イコウカ?」
「いやあああああああ!!」
そしてナツキは数日 誰の目にも止まらなかったと言う
さて そんな瑣末な事があったがハルトもIS世界で束が社長をする会社の副社長として働いているので その仕事もしているのであった
「俺……福添さんと同じポジションじゃん」
『今更?』
「そうだな…さてと仕事も終わったし束の手伝いにでも行こうかなぁ〜」
と思ったら電話が入ったので出て見ると
『ハル兄!なんかこの世全ての物が脆く思えるんだけど何かクルミが素手で潰せたり、リンゴが握り潰せたりとか…何か握力がゴリラみたいになったぜ!』
義弟の困惑する声…ほむ
「一夏よ、それが俺が普段感じているものだ…世界が脆く見えてしまうなら手加減を覚えるべきだ」
『力加減や手加減ってハル兄が一番学ばないとダメじゃない!?』
「俺が何年やってると思う?そんなのは体得済みだよ」
『嘘つけ、この間まな板を両断しただろう?』
「違うよぉ、アレはメルク包丁の切れ味が良いさらだよぉ〜」
『肩ぶつけてお前に絡もうとしたチンピラの全身の骨が本当に粉砕骨折した時は?』
「違うよぉ、俺に喧嘩を売ろうとしたから先制報復しただけだよ…具体的にはソイツの体の骨を全身クッキーみたいにしたんだ」
『そしてぶつかった衝撃でクッキーの骨が折れた…正にブレイクッキーか』
「はい!或斗じゃーーないと!!」
『真面目にやってよ!手加減覚えるの大変なんだから!』
「まぁ頑張れ、お前なら出来るさ…俺だって出来たんだから」
『どうやって覚えたのさ』
「ん?使っても壊れないサンドバッグで力加減覚えた」
『それってナツキさん?ゴオマ?琢磨さん?それともウヴァ?』
「主にナツキとゴオマだな殴っても良心が傷まないから助かる」
『お、おう…』
「必要なら、お前専用のサンドバッグ工面するけど?」
『いらないから!』
と電話が切られてしまった 成る程
「自分で見つけると言う事か流石は俺の義弟」
「私の弟をお前と一緒にするな馬鹿者」
「千冬!いつの間にぃ!」
「まったく…エキシビジョンも近いのにそんな悠長にやってて良いのか?」
「大丈夫、アイツらは頼りになるからさお望みなら三日で国落とせるよ?」
「戯け、1日もかからんだろう?」
「そうだな!」
「だが油断はするな、それだけだ」
ゲームに理由つけて裏で暗殺か何か警戒してる訳か
「確かに用心は重ねておくべきだな」
実際 ディオドラのようにゲームシステムに介入して云々の事例もある ならばうちの奴等を人質にとかもあり得る訳か
「そうだな慎重に当たるとしよう」
そう答えるのであった
取り敢えず調査はウォズ麾下の諜報集団となっている百貌さん達に任せて一旦 帰還するハルトは
「さて今日の報告を聞こう我が逢魔が誇る最高の叡智達よ」
ここに集まったのはハルトのライダー変身計画という国家事業に参画している者 メカ凌馬、ネオ黎斗、そして最近加入したニエルヴ…んでもう2人いる
「では最初は私から…まずハルト様に相応しいガヴ器官の研究をニエルヴ殿とさせて頂いております」
このマッドサイエンティストを絵に描いたような奴はクラープ 彼はミューターなる令和版ブラッド族みたいな世界を滅ぼす本能を持つヤバい種族の奴だ
いずれ語るがそのミューターの王が逢魔を蝕みに来たので返り討ちにしたのだが
「俺の負けだ…強い者よ…お前が…次の王だ、ミューターを導いてくれ」
「はい?」
結果 俺がミューターの王にもなってしまった…そして引き継ぎに当たって前王カリエスがやっていた研究が俺の興味を引いた え?カリエスはどうしたか?強かったから、アウトサイダーズにスカウトしましたよ
今頃
「ははは!その気持ちは良く分かるよ俺様も星を見たら滅ぼしたくなるからな」
「話がわかる奴がいて何よりだ、さて次は何処で遊ぶか…」
「それなら良い星があるぞ、どうだ?一緒に」
「良いだろう、エボルトと言ったなお前とは上手くやれそうだ」
「互いにな」
エボルトと仲良く酒を飲んでいるだろう…星狩りの王と蝕む王が仲良く手を組んで狙われる星が哀れでしかない
んで、カリエスとクラープがやってた研究を端的に言えば
自分が仮面ライダーに変身したいからベルトとゴチゾウ作ってほしい
その言葉を聞いた時 殺す予定だったカリエスとクラープの助命と雇用を即決したのである
何せ カリエスのやりたい事は俺のやりたい事でもあったのだか
「まさか異世界で俺と同じ願いを持つ同士に出会えたとはな運命の神には感謝しかない」
それをクラープから聞いたハルトは目を輝かせそのまま前王の計画を続けて貰っている
「俺に宿るミューターの力を使えば仮面ライダーへの変身も夢ではないな…ふふふははははははは!!!」
「その通りですが…今、ハルト様の力に耐えられるガヴ器官の研究をしている途中でして」
「構わない時間と予算はいくら掛けても構わない最高のものを作り上げてくれ、必要なものがあれば調達しよう…必要なら世界の一つ滅ぼしても構わない…何、科学の発展には犠牲はつきものだからな」
『マッドサイエンティストみたいな事言ってんじゃねぇよ』
「俺が仮面ライダーに変身出来るならば、他の世界の事などどうなろうが知った事ではないわ!」
『ハルトさん!?』
「本当に貴方は研究に対して口出しせずに資金や設備を提供してくれる、スポンサーの鏡みたいな人だよ兄さん達も見習って欲しかったな」
「そう言ってもらえると嬉しいよニエルヴさん、貴方は出向の身なのに協力には感謝しかないよ」
「お気になさらず、それとガウ器官なら僕に協力出来るよ、グラニュートのサンプルもあるし大叔父がショウマ…うちの末弟の研究資料を残していてね それを転用すれば…」
「おぉ感謝しますぞニエルヴ殿!これで再び培養体の量産が可能になります!!」
「それにカミーノアンの遺伝子操作技術を使えば 培養体の成長速度は恐ろしく跳ね上がりゴチゾウやガウの調達も早く済む…そうだ採取が一回で終わるのはもったいない、羊毛のように再生して採取出来るなどはどうだ?質の良い培養体は何度も採取出来ればガヴ器官の性能も均一になるはずだ」
「何と…そのような素晴らしい技術が!流石は逢魔だ…我々が苦心していた部分が次々とクリアされていきます!ウルティマ様やヤクヅキ様の力があれば死の恐怖に囚われた純度の高いカートリッジや質の良いガヴ器官が生み出され、更に以前とは比べものにならない規模の大きな村の開発まで!なんと素晴らしい!!此処は正に天国です!カリエス様も王としての役目から解放されて1人のミューターとして生き生きとされております!」
「そうだな…今彼とエボルトには、とある世界で星を滅ぼした後 別の勢力に滅ぼした星を高値で売る仕事をして貰っているよ」
『え、マジで?そんな事業展開してたの?』
「逢魔の武力提供は世界の枠を超えて星星にまで至ると言う訳だ」
『怖っ!』
「そして最近、同盟関係を結んでくれた勢力がくれた、この戦闘力とやらを測る装置や宇宙船はとても便利で採用したいと思っている、特にこのスカウターというデバイスは、おしゃれポイント高いから俺は常備しようと思っている似合うからな」
スチャっと左目を覆うようにモノクル型アイテムを装備すると
『変な文字Tシャツに片目スカウターつけてるとか不審者でしかないんだが?』
「コレが俺の正装だよ…それと彼処にいた特戦隊という組織は良い…メンバー全員がウルトラファイティングポーズを決めながら名乗るなんて…あの感じ是非ロイヤルガードにも導入しようと思っている!アレは素晴らしいものだ!」
『それは辞めてやれ!!アイツらが可哀想だ!』
「そこまで言うか、フリーザ軍でなければギニュー特戦隊は是非ウチに…スカウトしたかった…」
『まぁお前の琴線に触れる集団ではあったよな』
「まぁ僕も逢魔にある技術は学ぶべき事が多くて助かってるよ」
「うんうん皆で力を合わせて一つの目標に向かう、その姿…正に青春だね!」
『あのさ眩しくて戻らない瞬間って此処にはないのよ』
「俺が変身出来なくて悲しい涙が降る前に皆が必要だ…あのブリードガウで変身するのが楽しみで仕方ないよ」
『結果さっきまで培養体だった者達が辺り一面に転がると』
『ハルト…一回さ俺たちと生命倫理について勉強しないか?』
「何で?」
『何でって…』
「ちょっと、ニエルヴ君〜そんな資料あるなら僕にも見せてほしいよ」
「失礼、では後で用意しますが…貴方も似たような事してましたよね?」
「まぁね…というか頼むよ〜死んでた僕の体を改造してくれちゃってビックリしたじゃないか、それに腕なんてこんなになっちゃって!」
「それも新しい素材があったので試してみたくなりまして」
「まぁこれはコレでありかな便利だし」
もう1人はこのメガネをかけたイケオジ…失礼 彼は酸賀研造 そう泣く子も黙るマッドサイエンティストだ 何故か知らないが植民地エリアで倒れていた所をニエルヴに保護されて…んで改造されていた それを知ったハルトはサイン色紙片手にスカウト
異世界の多様な生物をサンプルに実験出来ると知った彼は即答で参加を決めてくれた
今では ニエルヴ、クラープ、酸賀とガウ世界有数のエンジニアが集まった結果となったが
「逢魔がマッドサイエンティストの巣窟になってる!?逆に何でここまで優秀な技術者達が揃っていて何で俺は変身出来ないのさ最早呪いじゃん!」
『諦めろハルト』
「だが俺は諦めないね諦めなければ…いつか夢は叶うのだああああ!!体質を理由に夢を諦めて良い理由にはならないだろう!」
『爽やかな台詞を言っても内容は物騒なんだよな』
そして会議もひと段落した後
「という訳で皆にもこの戦闘力を測る装置にして便利端末である スカウターを試して貰いたい」
「我が魔王、何と言いますか…」
「これつけても大丈夫なの?」
「レンズの色か…緑が嫌なら赤と青もあるぞ」
「色の心配はしてないんだよ!」
「そんな事より束さんはコレを解体して調べたいよ!」
「良いよ、それと1人用のポッドも貰ったから分析すれば宇宙船も夢じゃない!」
「早速調べてくる!」
束はウキウキで未知のテクノロジーに夢中となっていると
「なぁハルト!スカウター貰ったって本当か!」
「あぁ……ふむナツキの戦闘力は……1200か」
「俺の戦闘力って栽培マン並みなんだ…因みにハルトは?」
「測ってないな、この状態だと…よし測ってくれ」
「はっ!……戦闘力…120000…20,0000…220000…嘘だろ!まだ跳ね上がるというの
か!」
「最初から桁が違うんだけど!?」
「え、まだ上がってんの?」
「計測しました…ハルト様の戦闘力は……53万です」
「計測ミスじゃないの?それだと俺をKO出来る一撃を叩き込める千冬の戦闘力って高くない?」
「恐らく千冬様の戦闘力は53万以上かと…」
「だ、だが!俺はまだ変身を後、何回か残してるんだぁ!」
「お前、本当にヤバい奴になってるぞ」
「いやいや俺なんてまだまだ弱いんだからもっともっと強くならねぇとな!この程度で最強なんて名乗れないぜ!」
「もうやだ!この向上心の塊!」
「という訳でちょっと外に出るぜ!」
そしてハルトは 世界を超えて友人である南雲ハジメの元を訪ねた
「おおおお!これはスカウターじゃないか!俺にくれるのか!」
「あぁ、逢魔王国は今異世界でフリーザ軍と同盟関係にあるからスカウターくらい幾らでも融通してくれる」
「あのフリーザ軍と!?お前、俺達との旅の後に何があったんだよ!!」
「色々とあったんだよ、色々とな…何故か神殺しの槍持ってるし…本当なんでロンギヌスがエヒト戦時になかったんだろ」
「それは俺とあったら思うが…おおぉ、ちょっと使ってみるぜ!」
「やっぱりハジメ君は分かってくれるよな、コイツの良さを!」
「あぁ!よく分かるぜ!ロマンあるよな!」
「そうなんだよ!分かってんじゃん!」
貰ったスカウターを友達に渡していたのであった勿論 一夏にも渡した…アレは便利な通信端末でもある…が
「だがナツキ、テメェはダメだ」
その言葉にナツキは憤慨して
「何で!?俺も戦闘力測ってみたい!」
「テメェに技術渡したらアッチに漏洩するかも知れないからな」
やはり根っこは信用していないのが目に見えて分かる…まぁ島での暗殺未遂を考えれば妥当ではあるが
「そんな事しねぇよ!」
「そうか?もし漏洩したらニエルヴ、クラープ、酸賀、メカ凌馬のマッドサイエンティストチームが織りなす実験の検体となって貰うぞ?」
「メリットとデメリットが噛み合ってねぇんだけど!?」
「そして、まだ世界には色んな強え奴がいるんだよ俺も負けてられねぇぜ!俺、自分の力だけで星を壊せるくらいでいかねぇとオーマジオウには勝てねえぜ」
とハルトは再びグルメ界に入り猛特訓をするのであった 試しにスカウターをグルメ界の猛獣に使うと捕獲レベルが測れたのは言うまでもなかった
「このアイテム、便利すぎるぅ!!」
だが女性陣からは不評だ…皆に渡したけどノリノリでつけてるのは束と二亜だけか…ちょっと悲しいな
だがラグなしで話せる通信端末としての有能さは皆が評価しており普及も時間の問題だろう
「その時が楽しみだ」
『おーい、誰か!この文字Tスカウター野郎を何とかしてくれー』
そんな感じで準備期間は進んで行った 一夏達も無事に元の世界のブランクから回復しつつあるし IS乗りとしても成長が目覚しくもある
「しかしカリエスにも手柄をあげるチャンスがあるべきだな…」
「我が魔王は随分と彼のことを気に入っているようですが」
「当然だ彼とは同士だからな」
新参ながらも同じ仮面ライダーになりたいという野望を抱く同士であるカリエスを気に入ったハルトは何か世話を焼いている実力主義の逢魔で腕を見せれる近々絶好の機会と言えば
「よしエキシビジョンの参加を打診するか」
『だがメンバーは決まってるぞ?』
「予備枠で待機させておく、必要になったら声をかけるぞ」
「かしこまりました、ではそのように」
「さて…今度のエキシビジョンが楽しみだ」
『あぁ犠牲者が増えていく…』
「ふふふ相手の参加メンバーに目にもの見せてやる」
『これ以上、トラウマ植え付ける気かよ』
「トラウマ?失礼だな異世界には俺達よりも強い奴なんて沢山いるんだからこんな所で慢心するなよという意味もこめて全力で行くぞ!」
「これ大丈夫ですかね?」
『知らん』
そして遂に
「さぁ!始まりました!三大勢力連合と逢魔王国のエキシビジョンマッチ!」
「あれ?悪魔じゃないんだ」
何が盛り上がる会場であるがハルトは首を傾げるが
「まぁ良いか」
やる事は変わらないので
「今回の戦いは団体戦と個人戦に分けて行わせていただきます!」
実況で盛り上がる会場に
「解説にはアザゼルさんをお呼びしております。宜しくお願いします」
「宜しく」
「ではアザゼルさん、このエキシビジョンマッチに関して一言」
「あぁ参加メンバーに言っておく、逃げる事、負ける事は恥じゃない!まずは全員が生き残る方法を考えるんだ!」
「誰がそこまでするか!!」
鬼気迫る顔で言ってのけるアザゼルに思わずハルトは殴りかかろうとするがジョウゲンとカゲンに止められた
「では先ずは団体戦となります!選手は指定の場所で待機してください!」
と、なっていたが
「ちょっと待ちな!」
現れたのは悪魔の一団である
「何かな?」
「今更だが何故、三大勢力と同格の扱いを受けてんだ」
「そんなの俺も知らん、悪魔単体のエキシビジョンと思ったら規模のデカい催しになっていた大方、アザゼルは共通の敵を作れば団結できる理論で俺達を敵認定したという事だろうな」
『悪意のある見方だがな』
「関係ねぇ、今まで殺された同胞達の仇討たせて貰うぜぇ!」
突然の狼藉に騒めく会場だが逢魔の参加メンバーはクスクス笑うだけであり、ハルトは欠伸しながら
「仇も何もお前はもう終わってんだよ」
「な…に?」
その言葉を最期に狼藉した悪魔は全身が腐食して消えていったのである
「良くやった、カリエス」
「気にするな王よ」
新メンバーの登場に騒つく会場だが
「紹介する彼は今回は補欠での参加となるカリエスだ」
それ即ち これだけ強くても補欠 参加メンバーはこれ以上の猛者という事に震えるのであった
「さぁて、始めるか」
ハルトはニタリと笑うのであった
予告
遂に幕開けたエキシビジョン 先は団体戦 チームの練度がものをいう戦いだが 逢魔のメンバーは皆が先陣を切りたがる中 ハルトは
「良い加減にしろお前達!……先陣は俺と決まっているだろう!」
まさかの王様突撃を宣言するのであった
「ふざけるな、お前が落ちたら負けなんだよ!」
「お前は大人しく餃子でも作ってろ」
「浅倉の言う通りだよ!」
「何だと!それならば先陣はコレで決めるぞ!!」
ハルトはどう決めるのか!
次回 団体戦開幕!
オマケ短編 色相感
色
「ディケイドやエグゼイドってピンク色だよな」
「ディケイドのはピンクじゃないマゼンタだ!」
「似たようなものじゃん」
「お前本編でそれに似た事言って俺にど突かれたの忘れたのか?ほぉ、んじゃナツキには色講座を開催してやろう」
数十分後
「これはカーマイン、ポピー、コーラル、カーディナルレッド、パープルローズ、んでこれはブルー、ネイビーブルー、フォビドゥンブルー、マリッジブルー、マジブルーだ」
「もう辞めて…全部同じに見える……あれ?関係ないの混ざってない?」
「気のせいだ」