無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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団体戦2

 

 

前回のあらすじ

 

ついに始まったエキシビジョン団体戦 悪魔側の本陣奇襲も潜り抜けた面々は各々の裁量で敵本陣に向かう中 ハルトは!

 

 

「焼きはこのままで…水餃子は鶏がらスープと白菜とネギかな…これで少し煮込んで…そうだ揚げ餃子用のソースも作るかな、そして最後に……っ!しまった!!そんな事が…俺とした事が………クソっ何たる失態だ!!」

 

 

かつてない程に困惑していた!

 

 

「どうしたの魔王ちゃん!」

 

 

「タレや後で作る予定の炒飯に使う黒胡椒とお酢がない!」

 

『そんなに驚く事か!』

 

 

「当たり前だろ!香辛料や調味料の有無がどれだけ料理のバリエーションに影響を齎すと思っているんだよ!これでは俺の中でイメージしていたラーメン、炒飯、餃子 最強三銃士定食計画が!」

 

『はぁ…たかが黒胡椒や酢だけでそんな大袈裟な』

 

 

「おい相棒、今直ぐ実体化して正座しろ!!今から貴様等に俺が栄養学含めて食育とは何か教えてやろうじゃないか、調味料のさしすせそについて教えやろう!」

 

 

『ハルトは分かるの?』

 

 

「砂糖!塩!酢!味噌!醤油!」

 

『全問正解だと!!』

 

 

「当たり前じゃ…おい」

 

『ひぃ!』

 

『ちょっと待て!俺達もか!!』

 

 

「今回は連座じゃボケェ!」

 

 

逢魔王国暗黙の了解 その1

 

炊事周りでハルトに逆らうべからず 

 

 

この点に関して言えば 普段彼を尻に敷いているハルトの伴侶達も彼に逆らえない唯一の点である

 

 

「はぁ…魔王ちゃん、料理は後にして次の作戦を考えてよ」

 

 

「あ?作戦?あぁ…時短方法だな…分かってるアナザーの調理には60万年という膨大の時間が掛かると…その時短方法は永遠の課題かもしれない」

 

 

『アカシアのフルコースに手を加えるのかハルトよ!』

 

 

「あたぼうよドンスラ!俺に任せとけぇ!エアは旨み120%で捌けるようになった!」

 

 

「辞めてよ魔王ちゃん!今試合見てる人からしたら魔王ちゃんの料理教室になってるから!」

 

 

「主婦から喜ばれている」

 

 

「え?今って料理番組の時間じゃないの?」

 

 

 

「いや今エキシビジョンの団体戦中だから「あ……あああああああああ(発狂マーモット風)!!!」ちょ、まさか!ど忘れして料理してたの!!」

 

 

「しまったあ!久しぶりの料理が楽しくてすっかり忘れてたあああ!!」

 

 

「本当にダメすぎでしょ!」

 

 

「これが逢魔の王…」

 

 

「今その台詞使うと意味が違く聞こえるよカゲンちゃん!!」

 

 

「お前たち!状況報告!!」

 

 

「えーと…あ、そだキャロルちゃんから聞いた魔王ちゃんが喜ぶ風にしよう」

 

 

「は?何言って…「カウントザ戦力!現在敵チームの生き残りは!」素晴らしいぞジョウゲン!」

 

 

「あまりにも単純過ぎて心配になりますわ」

 

 

「まぁハルらしくて良いけどね」

 

 

「それでこそ我が君だからな」

 

 

「一つ!取り敢えずダグバがアガレス眷属の王以外を倒して バアル眷属を半壊に追い込む」

 

 

「流石はダグバだな」

 

 

「一つ!先程 本陣にカレラとウルティマ、アイリーン、アンティリーネの4人が奇襲者と接敵 ウルティマがカリエスに変身して赤龍帝をカレラがサイラオーグを撃退!」

 

 

 

「一つ!アンティリーネがグレモリー僧侶を撃退し2人は追撃に入りました」

 

 

「浅倉さん達は?」

 

 

「現在 グレモリーの戦車1人、騎士2人、シトリーの兵士1人と交戦中」

 

 

「ネガタロスとカイも加勢してるよ」

 

 

「残り2人は?」

 

 

「恐らく「「ハル/我が君!」」きました」

 

 

「あれ?どしたの2人とも「大丈夫か我が君!テスタロッサに何かされなかったか!?」いや何もされてないけど?」

 

 

「おのれ許さんテスタロッサ!我が君を独占するなど!」

 

 

「あらあら失礼な事を言うわね、私だって頑張ったのよ?」

 

 

「何をだよ!」

 

 

「ハルト様が前線で暴れて私達の出番が無くなるのを防ぐ為にね」

 

 

 

「「そうだね/それは重要だな」」

 

 

「え?掌返しされた…そう言えばウルティマ!ブリードガヴの調子はどうだった?」

 

 

「まぁ良いものだけどゴチゾウの力は凄いけどボクの力をベルトが受け止めきれてないね、まぁ元々他の生き物のパーツだから使う人への拒絶反応とか相性もあるだろうけど」

 

 

「んじゃ適合ドナーよろしく変身者に合わせた調整も必要って事か…」

 

 

「だね、それよりもお昼出来たの?」

 

 

「まぁコレからお手軽簡単、中華料理店 泰山の麻婆豆腐を教える予定だったが」

 

 

「あれは辞めて!あの辛い麻婆豆腐は作ったら大変な事になるから!」

 

「ジョウゲンがそんなに言うなら辛さは抑えておくよ…あの辛さが美味しいのにな」

 

とボヤくハルトであったが

 

 

「さて、場も温まってきたし俺もそろそろ出るかな」

 

 

そうノリノリでスカウターを起動させ味方の大方の位置を把握する 敵に関しては見聞色でだ…だってスカウターだと強い奴優先に追尾するのと魔力の類がない奴もいるのだから

 

 

「さて誰を倒すのが効果的か…」

 

 

大将首を狙えばゲームセットだが

 

 

 

「王の駒を持つのは…シトリー、グレモリー、アガレス、バアルの誰かしらか?」

 

 

「堕天使や天使かもよ?悪魔に見せかけて実は!なんて展開はあるかも」

 

 

「あーだこーだ考えるのは面倒くさいなぁ、他の奴らを下げてくれれば私の魔法で一発なのに」

 

 

「そんなのダメに決まっているでしょう?それでは余興の意味がないですわ…ハルト様如何しましょう?王が分からないなら我々も前線に出発して敵数を減らしますが」

 

 

「サイラオーグは俺がやる予定だからそれ以外は任せるよ…変態は見つけたら問答無用で絨毯爆撃しろ遠距離から嬲り殺せ」

 

 

「ご命令とあらば」

 

 

「サイラオーグ?…あぁ我が君が買ってた悪魔だろ?私も手合わせしたが…アレの中ならマシというだけだぞ?」

 

「あぁグリスやローグみたいに吹き飛んでたね」

 

 

「え?何それ怖い」

 

 

「そもそもボク達基準で考えるとねぇ」

 

 

「比較対象がおかしいだけでサイラオーグは有能だと思うがな…それに釘刺しておかないと血の気の多い他の連中が狙い始めるな…おい聞いてるか?」

 

 

『ボスの命令なら従うぜ、カイにも言っておく』

 

 

「浅倉さん、北崎、ダグバは俺が止める現在地はと」

 

 

確認しようとしたが反応した先でやはり高い戦闘力の塊がある…誰だ?てかスカウターの戦闘力が何を基準に割り出しているか考えると魔力や戦闘力で出してるなら……っ!

 

 

「なぁさっき敵戦力にシトリーとグレモリーがいると言ったな」

 

 

「うん」

 

 

「それって……どっち?」

 

 

気づいたのと同時に巨大な氷柱が天へと伸びたのである

 

 

「あらあら」

 

テスタロッサは楽しそうに笑っているが

 

 

「状況報告!」

 

 

すると最前線担当のネガタロスから報告が入る

 

 

『セラフォルーと接敵!ド派手な挨拶かまされたから戦闘するぞ』

 

『魔王の伴侶とか知った事かぁ!!』

 

 

 

「セラフォルー!?嘘でしょ!参加メンバーってシトリー眷属………まさか」

 

『いつからシトリーの代表がソーナだと錯覚していた?』

 

 

「なん……だと……!」

 

 

「つまりセラフォルーがレヴィアタンではなくシトリーとして参加した?」

 

 

「そういやぁ今の魔王って襲名だったな、まさかここでそれを逆手に取ると…だが面白くなってきた」

 

 

「ま、今のセラフォルー相手なら暇つぶしにはなるかなぁ」

 

 

「そうだな我が君!」

 

 

ウルティマとカレラも命令をくれとワクワクしているが

 

 

「ならセラフォルーにはテスタロッサ含めて3人がかりで当たって」

 

 

「えぇ!」「それは過剰戦力ではないか!」

 

 

「そう思うけどさ、念には念をだよこの後には個人戦もあるんだから体力温存してた方が後が楽でしょ?」

 

 

「むぅ!」

 

「なら3人で行くのは行って、その後チームでやるかタイマンするかは任せる」

 

 

「やったー!」「そうではなければな」

 

 

「って事だジョウゲン、カゲンと選抜メンバーに滑り込んだローブ二人組はついてこい!」

 

 

作った料理を魔法陣に収納すると GO!と出陣するのであった

 

 

 

その報告を聞いて前線も動く

 

 

 

「この気配…っ!ハルトも動くんだ!」

 

 

「ほぉ」

 

 

「不味い……」

 

 

「もうダメだぁ……おしまいだぁ!…逃げろ!ハルトさんが来た!!全員殺されるぞぉ!」

 

 

「匙先輩、レーティングゲームで殺されはしません」

 

 

木場は冷や汗を掻くのと同時に匙は両膝から崩れ落ちて絶望感していた 先の奇襲でイッセーとサイラオーグが吹き飛ばされ現在 重症でアーシア達の手で治療中と来た ハルトを何とかできる最高戦力不在に困惑する中 

 

 

「魔王が動いたなら楽しめる相手がいるんだろ?コイツらはちっとも楽しめないからな」

 

 

「だねぇ〜それならアッチやる?」

 

 

デルタの目線には先程とんでもない挨拶をかましてくれたセラフォルーがいた

 

 

「ハルトの婚約者とか関係ないよね?」

 

 

「暴れられるなら何でも良い」

 

 

ターゲットが完全にセラフォルーに動こうとした時

 

 

「なら俺が相手ならどうだ?」

 

 

その言葉に2人の目線が動く そこにいたのは

 

 

「よぉ、アウトサイダーズ」

 

 

アザゼルであった

 

 

その登場に会場は騒めく 何故解説している筈のアザゼルが此方にいるのだと

 

 

「その様子だと俺の立体映像には気づいてなかったみたいだな」

 

 

「そんなの知るか、面白そうだなお前…遊ぼうぜ」

 

 

 

「悪いが野郎にナンパされる趣味はないんだがな」

 

そう言いながらアザゼルはプロト戦極ドライバーを取り出したのである

 

 

 

「へぇ君もライダーなんだ」

 

 

「お前の王様から貰ったものだよ」

 

 

「ハルトから?」

 

 

「先生」

 

 

「お前達は下がって休んでろ、ここは俺がやる…変身!」

 

『リンゴ!』『ドラゴンフルーツエナジー!』

 

 

ゲネシスコアを合わせたプロト戦極ドライバーにリンゴロックシードとドラゴンフルーツエナジーを合わせて使ったのである

 

 

『ロックオン!!リンゴアームズ!desire forbidden fruits!!mix!ジンバードラゴンフルーツ!ハハァ!!』

 

 

アザゼルはアーマードライダープロトバロン・ジンバードラゴンフルーツに変身したのである

 

 

それを見た王蛇はカードデッキからカードを装填しようとする

 

 

『strike vent』

 

 

メタルホーンを呼ぼうとしたがプロトバロンのソードブリンガーにより手元に届く前に粉砕されてしまう

 

 

「!」

 

その隙をプロトバロンは見逃さずにソードブリンガーで王蛇を攻撃するのであった

 

 

「何やってんのさ、fire」

 

『burst mode』

 

デルタは援護とばかりに射撃をするがアップルリフレクターに防がれてしまうとお返しとばかりにジンバー共通武器 ソニックアローによる攻撃を受けてしまったのだ

 

 

「はっ、同じライダーシステムがあればアウトサイダーズも大した事ないみたいだな」

 

 

プロトバロン…アザゼルはそう挑発するが言葉を間違えたのだろう

 

 

 

「ふぅ…イライラするな、お前ぇ」

 

 

王蛇はカードデッキからの取り出した一枚のカード それは鳳凰の胴体部分が印字されたカード それを見たデルタは首を傾げて

 

 

「あれ?そのカードさ…ハルトが持ってなかったけ?」

 

 

「魔王相手にこのカードを使って奪った」

 

 

見せたカードは王蛇が持っているが使った事のないアドベントカード それは相手の武器などを奪うスチールベントのカードだった

 

 

「あーあ、やっちまったな魔王相手にそんな裏切りをするとはな」

 

 

仮面の下でアザゼルが煽るように話すが王蛇は知っている あの魔王が自分に対して滅法甘い事を大抵の事は笑って流す奴だと

 

 

「そんなのどうでも良い、それにな…根っからの悪党ってのは手癖が悪いんだ」

 

 

「まぁハルトなら僕達が何かしても笑って許すだろうね〜」

 

 

その時 偶々通りすがったハルトが目を輝かせて

 

 

「勿論許すよ!許しますとも!さぁさぁ!浅倉さん!変身してやっちゃって!」

 

 

「ハルト?」

 

 

「な?」

 

 

「っ!」

 

 

「浅倉さーーん!GO!」

 

 

「あぁ」

 

 

了承するのであった

 

 

生存を冠するカードながら その意味は

 

 

無限

 

 

この世界では最強の意味を冠する力 その果てなき闘争を今ここに

 

 

『survive』

 

 

ベノバイザーが銃型のツール ベノバイザーツバイへと変化 その空いた口の部分にサバイブカードを装填 姿が変化する

 

 

装甲とカードデッキに金色の意匠が加わった姿

 

 

仮面ライダー王蛇・サバイブ

 

 

 

「あぁ…」

 

 

その光景を見たハルト

 

 

「王蛇サバイブだああああああああ!!うおおお!!すげえええ!カッケエエエ!!アメイジング!!」

 

 

大興奮していた

 

 

「魔王ちゃん!今のうちに進むよ!」

 

 

「ふじゃけるにゃあ!!俺は此処で浅倉さん達の活躍を見るんだああ!!」

 

 

「ならば倒してからでも間に合います!」

 

 

「んな訳あるか!俺が暴れたら試合終わるし王蛇サバイブの前じゃライダーシステム使っててもアザゼル瞬殺確定じゃん!」

 

 

 

「なんだと…姿が変わって程度で!」

 

 

プロトバロンがソニックアローで攻撃を仕掛けるが そもそもサバイブによる強化は単純なスペック上昇に留まらない無限の力を侮りすぎだ

 

 

「ナンダァ今のは?」

 

 

ベノバイザーツバイの剣先で簡単に受け止めるのだ

 

 

「なっ!」

 

 

「そりゃそうじゃん」

 

 

王蛇サバイブが使ったサバイブ無限は 龍騎、ナイトが使う 烈火と疾風よりも格上だ

 

 

 

「ライダーシステム貰って浮かれてるだけの奴がそれ

 

 

 

「それに相手は1人じゃねぇよ」

 

 

北崎も煽られたのが腹が立ったようで、変身解除し以前ハルトから貰った ミューズギアを使った

 

 

6・6・6 Enter!

 

『standing by』

 

 

「変身」

 

『complete』

 

 

北崎は先にミューズフォンをベルトに入れてからベルトを腰に巻き 仮面ライダーミューズへと変身したのである

 

 

「おいおい、まだあったのかよ」

 

 

「君じゃ僕達に勝てないよ」

 

 

そりゃそうじゃとハルトは わかりみが深い!と頷き写真撮影をして発狂していた

 

 

「ふぉおおおお!!」

 

 

「行くよ魔王ちゃん!ほら早く!」

 

 

「離せ!お前達!そんなああああ、北崎!浅倉さーーーん!!!」

 

 

引き摺られるハルトを見送る面々 本来ならアザゼルはハルトを狙うべきであったが 目の前の敵に目を離せなかったのだ

 

「はは……らぁ!!」

 

「ちぃ!!」

 

 

王蛇サバイブandミューズ vs プロトバロン開幕!

 

 

 

同時刻

 

 

「やっぱり逢魔は強い……っ!」

 

 

飛んでいたセラフォルーは何かに気づいたのか回避するとそこには巨大な魔力弾が降り注いだのである

 

 

「っ!」

 

 

「やぁセラフォルー」

 

 

「遊びに来たぞ」

 

 

「まさか貴女達3人で!」

 

 

「安心したまえ3人で来ただけで戦うのは1人ずつだ!」

 

 

「本当ハルも心配症だよねぇ〜ボクだけで十分なのにさ」

 

 

「それは無いな!私だけで十分だ!」

 

 

「は?」

 

 

「あらあら喧嘩は辞めなさいな」

 

 

「っ!」

 

 

最高戦力の一角 三人娘 誰か釣れれば御の字と思ったが全員がかかるとは予想外だった

 

 

 

「これは…ちょっとキツイかも」

 

 

「ちょっと……か」

 

「キツイ所じゃないと思うけど?」

 

「私達をあまり舐めて貰っては困りますわね」

 

 

そして魔王少女vs逢魔三人娘のバトルが幕を開けたのである

 

 

 

そしてハルトは引きずられた先で

 

 

 

「王蛇サバイブの戦いが見れたのに許さない………許さない……許さないぞ天の助えええええ!!!」

 

 

「天の助って…誰にブチギレてるの!?」

 

「怒る相手を選んでくださいハルト様!」

 

 

「許さないぞナツキいいいいい!!」

 

 

「今回に限ってはアイツ何もしてないよ!」

 

 

「凄い…ハルト様の魔力が……っ!スカウターが壊れた!」

 

「今更だけど精密機器が耳や顔でボン!って爆破するの欠陥だと思うんだよ」

 

 

 

「テスタロッサ達はセラフォルーと戦ってるのに俺だけ何もしてないとか…」

 

 

「あら旦那様」

 

 

「お!アンティリーネ、アイリーン!良かった無事だったか!」

 

 

一先ず変態に狙われてないのに安堵すると

 

 

「まさか出陣されていたとは言って貰えれば…」

 

 

「悪かったよ…さて、これが敵本陣か」

 

 

ハルトの見上げた先には旧校舎 敵の根城である

 

 

「見た所 結界や罠を使って立て篭ってますわね」

 

 

「籠城って援軍前提の作戦だけど」

 

 

「一般的には、そうですわね…まぁケミーのテン・フォートレスのような例外もありますが」

 

 

「外にいる奴等はウチので手一杯だろうから……あ、そういやぁ…お爺ちゃんが言っていた」

 

 

ハルトは昔 祖父から聞いた話を思い出したのである

 

 

「何と?」

 

 

「引きこもりには大砲を撃ち込めば慌てて出てくるって」

 

 

「ん?」

 

 

「何か、ペルリ?って人が幕府に来た時に大砲撃ち込んで鎖国終わらせたとか何とか…という訳で立て篭もると厄介なら立て篭もる城を壊します、流石は爺ちゃんだ…その言葉はいつだって俺を助けてくれる」

 

 

「あの…魔王ちゃん?」

 

 

「なぁ物理的に壊すのと 奴等に門を開けさせるのどっちが早いかな?」

 

 

「………まさか」

 

 

「あ、もしもし〜うん、そうそう適当に誰か1人捕縛してこっち連れてきて…ありがとう!お願いね〜」

 

 

ドンパチやってる面々に一斉送信したハルトは笑顔で

 

 

「俺よく知ってるんだよ…大事な仲間が目の前で拷問されりゃ負けると分かってても出てこないといけないのがヒーローの辛い所とな!」

 

 

それはもう物騒な事言っていたのである

 

 

「ハルト様?これは親善試合ですから拷問は無しの方向でお願いしますわ」

 

 

「え!ダメなの!?」

 

 

「寧ろ何で大丈夫と思ったのですか?」

 

 

「悪魔と前にやった時にさ立て篭った相手に同じ事をしたからだよ!悪魔なのに十字架に磔にして脅した!」

 

 

「確かに…やってましたわね」

 

 

「けどさアイリーンなら、この程度の結界簡単に壊せるよね?」

 

 

「当然ですわ、こんな結界は紙細工に等しい」

 

 

「なら何で壊さないの?」

 

 

「折角でしたらハルト様から頂いた力を見せてからにしようかと」

 

 

「ん?あぁ、アレか」

 

 

「アレもサバイブやミューズギアを使ったのですから良いですわよね?」

 

 

「えぇ…アレはなぁ許可するのはなぁ」

 

 

「あら、出来ると信じたから渡してくれたのでは?」

 

 

「それ言うか…分かった、すぐに終わらせろ」

 

 

「えぇ遠慮なく」

 

 

アイリーンが取り出したのは黄金のルービックキューブ それは嘗て トータスに現れたプレミアムオーディエンスが使っていたものと同じ

 

 

『エルドラドライバー』

 

 

ハルトはアイリーンにダークエーテルのケミーカードを渡すと同時に

 

 

『Install 冥黒王』

 

 

ウルティマと同じように結婚指輪を通じて流れこむハルトの力 それはかつて逢魔に訪れた最悪の未来を齎したもの 義父の亡骸を利用しハルトを嘲笑い末路は見下した魔王に捕食されたもの  だが宿る知識や技量は卓越している

 

 

アイリーンは優れた魔法使い故に頭に流れ込んだ錬金術、占星術、神働術の知識を掌握し己のものとした 

 

 

そもそも能力共有は本来 ハルトと魂の回廊で繋がってる悪魔三人娘にしか出来ないのに何故伴侶に異能が使えるのか それはアイリーンの付与魔法と錫音の指輪魔法が関与しているからに他ならない

 

 

「けど大丈夫か?そのカードは見る奴からすれば悪趣味の代名詞だぞ」

 

 

「ご心配ありがとう…けど大丈夫、一生分の絶望ならあの時に味わいましたから」

 

 

それはハルトに会う前 半人半竜だった頃に受けた暴力、避難、辱め それに怒り人を捨て竜となったが……だが…人間に戻りたい…そんな絶望に囚われたまま世界を彷徨っていた事を

 

 

「分かるよ」

 

 

無力感を抱えながら絶望し続ける事 その痛みが分かっているから…

 

 

「それにハルト様の絶望から生まれた力…ふふふ、それは私を絶望から救ってくれた希望の力ですわよ」

 

 

「ちょ、バッ!」

 

 

「あら可愛らしい、貴方は女性を無自覚に誑し込む攻撃力はあるのに攻められると防御力は皆無ですわね」

 

 

「それが旦那様よアイリーン、以前旦那様は言ってたわ…痛いのが嫌だから攻撃力に全振りしますと」

 

 

「殴られる前に殴り倒せって意味だよね」

 

 

「ハルト様らしい」

 

 

「そんなの知ってますわよ、さて睦み合うなら終わってからにしましょうか」

 

 

アイリーンが腰にエルドラドライバーを装着するとダークエーテルカードをリードする

 

 

『ダークエーテル』

 

そのままエルドラドライバーに装填するとキューブを回転させた

 

 

 

「変身」

 

 

 

『ギーネ・クリューソス!ドラド!』

 

 

中から現れるは冥黒の悪魔 災厄の未来を齎した真紅の絶望

 

 

仮面ライダードラド

 

 

「では始めましょう」

 

 

挨拶とばかりにドライバーのゴルダキュービックラティオを三回転させる

 

 

『アルケミア』

 

 

「錬金術はキャロルの本文なのですので付け焼き刃ですが」

 

 

鎌の柄を地面に軽く コツンと鳴らすと錬金術により旧校舎内の金属が変異 形状逸脱から旧校舎が音を立てて崩壊を始めていく

 

 

 

「終わりよ」

 

 

『テウルギア』

 

 

今度は一回 回転と同時に鎌を振り回しながらエネルギーをチャージしていく そのエネルギーは冥黒の炎を纏って斬撃を飛ばしたのである

 

 

「わぉ」

 

 

「あらあら」

 

 

着弾と同時に冥黒の炎で炎上する校舎を見てクックッと笑うアンティリーネだが何かに反応 同時に木に飛び乗ると地面に大量の聖魔剣が伸びていたのであった

 

 

「へぇ地面から剣を…けど残念ね私達には傷一つないわ」

 

 

「いや……それ以上に」

 

 

「え?だ……旦那様ああああああ!!」

 

 

それは的確にハルトを捉えていたのである

 

串刺しにされたかのように全部の聖魔剣が背中に刺さっていたのだ

 

 

 

これには騒めく悪魔側の会場 思わず

 

 

【やったか!!】

 

 

というフラグが事実になると思うくらいの動揺しかしまぁお約束は守られるものだ

 

 

 

「ふわぁ………あ、針治療どーも…いやぁやっぱり針治療ってこれくらいの刃じゃないとダメだな」

 

 

しかし本人には聞いてなかったのだ!何なら絶妙な体幹バランスで姿勢制御した後に聖魔剣を体のツボを刺激するように調整して針治療をしていたのだ

 

 

 

「あぁ…効くわ〜、お前才能あるぜ針治療のな」

 

 

「な…!」

 

 

「不意打ちとは言え、気が効くじゃないかぁ…いやぁ最近 ザビーのライダースティングで針治療頼んでたけど…まさか聖魔剣で同じ事が出来るなんて」

 

 

『え?ライダースティング?』

 

 

「あぁ勿論威力は抑えてるけどね、ザビーのライダースティングはタキオン粒子の力で原始構造の完全破壊ができるんだよ…それを体に撃ち込めば体内の凝りの原因にもなる老廃物やら何やらだけ完全に破壊できるんだよ!」

 

『な、何だってー!!』

 

『お前の肩をザビーが懸命にライダースティングしてるとか…おいザビーの資格者なんていたか?』

 

 

「いるよ〜そう言えば皆には紹介してなかったか…あとで紹介するよ」

 

 

『どんな奴なんだよ!』

 

 

「いやぁ〜しかし肩凝りに効くわ…あ、次はこの辺をもっと鋭利な聖魔剣で刺してくれない?」

 

 

感謝感謝と木場に対してハルトは笑って応じるが 木場に対して爆発した怒りは彼の背中へと入る冥黒の炎を帯びた大鎌による一撃が返礼となった

 

 

「っ!」

 

 

『連合チーム1名脱落』

 

 

「貴様……誰の夫の背中を刺している?」

 

 

ドラドが怒り狂う姿にアンティリーネがやれやれと思いながらも

 

 

「私の夫とは言うようになったじゃないのアイリーン」

 

 

「そうね今更ながらに吹っ切れたわハルト様…いいえ夫であるハルトは私が守りますわ」

 

 

「…………」

 

 

『お、珍しく相棒が処理落ちしてる』

 

『普段守る側だから、こんな事言われ慣れてないんだよな』

 

『おい起きろ』

 

 

「おう!な、何か恥ずかしい…けど嬉しいな」

 

 

ハルトはその様子に温かい感情が芽生えていた

 

 

「皆の気持ちが……凄く嬉しい…それなら!」

 

 

ハルトは笑顔でアナザーウォッチを構えると

 

 

 

「残りの敵は俺が全員倒すとしよう!守られてるばかりなんて俺には似合わない!」

 

 

 

「それしたらゲームが終わるから辞めて貰おうか…ハル兄」

 

 

「え、一夏!?」

 

 

そこに現れたのは参加メンバーではない義弟の姿であった

 

 

 

「何してんだよ一夏、こんな所で……迷子?」

 

 

「違う!見たら分かるだろう?悪魔側の助っ人で参戦してるんだよ」

 

 

「てかお前。元いた世界のリハビリ中だろ!何してんだよ!」

 

 

「そんなの関係ない!」

 

 

 

逃げたのは確定したので

 

 

「よし後で千冬と束に報告だ」

 

 

「だとしても!勝つのは俺だ」

 

 

「マジか!お前が敵になるのか!こりゃワクワクだな!」

 

 

「まぁ理由は色々あるけどさ…一番はやっぱりハル兄!俺の師匠とも言えるアンタに化け物揃いの逢魔の面々に俺の力が何処まで通じるか試したいんだ!!」

 

 

その義弟の咆哮にハルトは口角が上がる

 

 

「ははは!そうかそうか!いやぁ城之内さんも言ってたな…男子三日会わざれば刮目せよ!と素晴らしい!素晴らしいぞ一夏!!それでこそ俺の義弟だ、現状に満足せず高みを目指すか」

 

 

「それに俺も皆の前でカッコ良い所を見せないとな」

 

 

「ほほぉ成る程な…好きな子の前でカッコつけたいか…その気持ち良くわかるぜ」

 

 

「そんなんじゃないよ…」

 

 

「いいや分かる、俺もそうだったからな」

 

 

「勝手に盛り上がらないで!」

 

 

「ねぇ旦那様」

 

 

「アンティリーネとアイリーンは下がってろローブ二人組もだ」

 

 

「「……」」

 

 

「安心しろ、俺は負けん」

 

 

「そう言えば、あの2人は誰なの?」

 

 

「秘密と言いたいが一夏よ、……いや待てお前が相手なら俺以上に相応しい奴がいたな」

 

 

「え?まさかジョウゲンさんとカゲンさん!」

 

 

 

「違う!….よし君に決めた!」

 

 

その言葉に合わせてローブを着ていた参加者は初めてそのローブを抜いて素顔を見せたのである

 

 

 

その正体とは!

 

 

 

「よくハルト王へ啖呵を切ったな一夏」

 

 

「あ、秋羅!?」

 

 

「お前の参加を聞いてから俺は血の滲む鍛錬をしガドルを倒して此処まで来たぞ!」

 

 

「嘘だろ!あのガドル倒したのか!?」

 

 

 

「俺もビックリしたよ…まぁお前と切磋琢磨するなら限界など超えるとは予想外だったがな」

 

 

「はっ!あの炎を授けてくれたハルト王の慈悲に感謝します!!」

 

 

「気にするな一夏との戦いならお前の方が適任なだけだ」

 

 

 

「ありがとうございます…一夏行くぞ」

 

『マッハウィール!ダイオーニ!!(IGNITE!)』

 

 

「そうだな…行くぜ秋羅!!」

 

『ホッパー1!スチームライナー!!』

 

 

2人は錬金術師として仮面ライダーとして何より競い合うライバルとして向かい合う!

 

 

「「変身!!」」

 

 

『ヴァルバラド!』

 

 

『スチームホッパー!!』

 

 

 

「「はぁあああああああ!!!」」

 

 

 

「おぉ若いってのは良いねぇ〜」

 

 

本当なら捕食した冥黒王の力のみを抽出し怪人創造で生み出した偽グリオンが変身する仮面ライダーエルドでも当てようと思ったが大人気ないと思うし

 

 

「本物の冥黒王じゃないからなぁ」

 

 

魂レベルで捕食したので、仮にジェルマンやギギストを呼び出しても再生怪人並の戦闘力しかない

 

 

錬金術、占星術、神働術の知識、技量、技術は全部俺に吸い上げられているので ぶっちゃけ偽グリオンは…例えると味がしなくて道に吐き捨てたガムのような感じなので呼び出すのはグリオンに失礼だと思った

 

 

 

「グリオン、ストリウス、オルテカ、イザクを呼び出すの真面目に検討するか」

 

 

『辞めろ!これ以上呼び出したらアウトサイダーズのキャラが濃くなったら大変な事になる!?』

 

 

「だけどよ…俺の獲物は近くにいないじゃん!ひーまーーー!…ん?けど待てよ」

 

 

ハルトは楽しみ楽しみと喜色に満ちた顔で目線を向ける

 

 

「まぁセラフォルーは立場があるから分からなくもないが一夏が敵対するのはビックリした…これ焚き付けた奴がいるのか?」

 

 

「そうだけど逆だよ」

 

 

「ナツキ?」

 

 

「セラフォルーも俺も一夏から頼まれたんだよハル兄の相手をしてくれってさ」

 

 

 

その言葉に思わずハルトは

 

 

「ふざけるなああああああ!一夏はお前にそんな事絶対に頼まない!!俺の前で一夏を愚弄するな!ナツキ!!」

 

 

「……はぁ、なぁとりあえず場所変えない?」

 

 

「逃げるな卑怯者!!逃げるなァァァァァ!!」

 

 

「何言ってんだハルト!こいつ…脳みそが頭に詰まってないのか!?」

 

 

ナツキのリアクションにアンティリーネと変身解除したアイリーンが何言ってんだテメェと呆れた顔で

 

 

「何言ってるの貴方は旦那様の頭に脳みそが詰まってる訳ないじゃない」

 

 

「まったく。その通りですわね」

 

 

「お前、嫁さん達にあんな言われてるけど!?大丈夫か!」

 

 

「お、俺が皆の旦那じゃなかったら耐えられなかった…もし俺が恋人だったら耐えられなかった!」

 

 

『おいハルト、足が震えているぞ』

 

 

その言葉にハルトの本音が漏れる

 

 

 

「……やっぱつれぇわ」

 

『そりゃそうでしょうよ』

 

『何だ、ちゃんと言えたじゃねぇか』

 

 

こういう時はアナザーライダー もハルトに優しいのである

 

 

「ごめん……ちょっと泣いて良い?」

 

『ボロボロじゃねぇか!』

 

 

 

 

「え、そんなに違うか?あと俺はただ場所を変えようと言っただけだぞ!」

 

 

「分かってるとノリでやった」

 

 

「そんなんだから周りから脳みそ詰まってないって言われんだよ」

 

 

「…お前に言われるのは腹が立つな」

 

 

『だが相棒、少しは楽しめそうだぞ』

 

 

「まぁ逢魔で俺の相手にするとしたらアウトサイダーズや一部を除けば俺と同じ力を持ってるお前くらいだもんなナツキ」

 

 

「酷くないか!?」

 

 

「それに俺を懲りずに何度も裏切るのはゴオマとお前くらいなものだ」

 

 

「なぁ、それ褒めてる?」

 

 

「褒めてるとも、しかし何故三大勢力に味方した?そんなに絡み合ったか?」

 

 

「しょうがないだろ三大勢力連合でも逢魔相手だと流石に可哀想に見えてよしかも選抜メンバーと来たんだぜ?ワンサイドゲームなんて盛り上がらないだってさね

 

 

「寧ろ親善試合で胸を貸してる感じだがな世界は広い俺以上の強者など普通にいるからな」

 

 

「お前がそこまで言うか」

 

 

「壁は高い程燃えるってもんだ」

 

 

「あぁ、そう言う事か」

 

 

「本当なら赤兎やデロウスにも暴れさせてやりたいが…」

 

 

「それしたら試合所じゃないよ…八王の系譜が暴れたらさ…」

 

 

「聞けば一夏も幼いバトルウルフをパートナーに決めたらしいぞ」

 

 

「一夏は一夏でどうなってんの!?」

 

 

「あの一夏が普段のテンションで犬を飼っても良いか?と連れてきた犬がバトルウルフって俺と千冬は目を見開いたのは良い思い出だよ…まさ

か、あのバトルウルフにシロなんて安直な名前をつけるなんて…くそっ!何故俺はあの時 グローイングとかジークとかフォーゼとか提案しなかった!」

 

 

「白で連想してるじゃん!」

 

 

「ま、マジか…だが俺だって何もしなかった訳じゃないんだ!」

 

 

「ほぉ…お前…魔法少女がデスゲームをする世界で一悶着したらしいな」

 

 

『何だそのセラフォルーや二亜が聴いたら絶望するような世界は』

 

 

「な、何の事だ?」

 

 

「俺の目は誤魔化せん、このハルトeyeは面白そうな事と日曜朝の仮面ライダーとスーパー戦隊は瞬きせずに捉える事ができる」

 

 

「やっぱりバレたか」

 

 

「そしてこのハルトイヤー!」

 

『お前の年みたいだな』

 

 

「俺に対する悪口や陰口を何処にいても心に思っていても聞き逃さない地獄耳だ!」

 

 

「それどんな無惨様だよ!」

 

 

「そのハルトイヤーで聞こえるぞ、お前の声!成る程人狼のように犯人を炙り出し、トラウマを抉ってから魔法少女を処刑する世界…ムカつく話だし腹立つ世界だな」

 

 

「ハルト…分かるのか」

 

 

「無論だ俺にとっての二亜や七罪、お前にとっての八舞姉妹のように生まれがそうであるだけで世界から迫害されたのだろ?忌々しい限りだ、それでその世界はどうした?お前が望むなら俺が跡形もなく滅ぼしてやろうか」

 

 

「え、そっち!?」

 

 

「冗談…聞くだけの腹の立つ世界だがハッピーエンドを望むなら行っても良い」

 

 

「助けてくれるのか?」

 

 

「その物語の結末を俺が決めて良いならな」

 

 

「っ頼む!皆を幸せにしてくれ!」

 

 

「何かセリフが別の意味に聞こえるが…まぁ絶望しかない世界に希望を…それは俺の希望の魔法使いがやる事なんだがなぁ」

 

 

「ありがとう!ハルト!」

 

 

「気にするな」

 

 

「いや助かる!俺と同じ死に戻りの魔法を使うヤンデレ魔法少女に【私が君のことを愛しているのは知っているか?知らなかった?それは正しくないな】と言って監禁されたからな!」

 

 

コイツは何故 死に戻りという長所を逆手に取られるような真似をしているのだろう…

 

 

「お前はお前で面倒くさい奴に本当好かれてるな…つかフラグ立てたんかい!」

 

 

「その子の話だと、その世界に行ったらお前もフラグを立てる!」

 

 

「魔法少女キャラは間に合ってんだよ!これ以上増やしたらマジで殺されるわ!!そんな未来、完全否定して燃やす!」

 

 

「良いだろう、だがそれはこの勝負が終わってからだ」

 

 

「それで先ずは何から始める?」

 

 

「だから場所を変えようぜ」

 

 

「やだ、前にみたいにスナイパー隠してるかも知れないじゃん」

 

 

「……ビビってんの?」

 

 

「は?」

 

 

『あ、ハルト?』

 

 

「まさかお前に狙撃されたトラウマとか人間みたいな部分がまだ本当にあるんだー!プププ!やーい!腰抜けのカス野郎!悔しかったらここまで追いかけておいでー!」

 

 

と露骨な煽り文句と共に全力疾走するナツキ

 

「(これで良いんだよな一夏!いや、これ勝とうが負けようが俺始末されないか?…っ!)計ったな一夏ああああああ!!」

 

 

利用されてたと気づいたナツキだが既に手遅れである

 

 

ドンドンドン!!と背後から放たれたのは銃弾であるが明らかに音が大砲のそれである 何せ射線を遮る為の木々が簡単に貫通して倒れているのだから

 

 

「何だよソレェ!」

 

 

ナツキの目線の先にはハルトが銃身が長い白と黒の拳銃を両手に持ち構えていたのだ

 

 

「あぁ…これは454カスールカスタム、ランチェンスター大聖堂の銀十字を鋳造して作った十三ミリ炸裂徹甲弾を放つ優れもの、そしてコレは純銀製マケドニウム水銀弾頭弾角、マーベラス化学薬筒NNA9…全長39センチ、重量16キロ 13ミリ炸裂徹甲弾…ジャッカル……パーフェクトだニエルヴ!」

 

 

「アイツは何作ってんだあああああ!!」

 

「ほぉ、器用に避けるなら」

 

 

を見てハルトはジャッカルとカスールを懐に仕舞うと満面な笑みを浮かべながら二代鬼徹を呼び出し

 

 

「シィィィィィィ……」

 

 

ベアトリスから教わった呼吸法を実践するのであった

 

 

 

「雷の呼吸…壱の型 霹靂一閃!!」

 

 

「初手からそう来たか!」

 

『タイクーン・ブジンソード』

 

ナツキは瞬時にアナザータイクーン・ブジンソードに変身しメイン武器である武刃を盾代わりにして耐え忍ぶが

 

 

「(マジで逃げたのにもう追いついたのか!)」

 

 

「遅えんだよ裏切り者のクズ野郎」

 

 

「ちょ!そこまで言わなくても良いじゃん!(作戦とは言え、これ相手に時間稼ぎなんて長く出来ないから早く2人を治してよ!)」

 

 

「俺から逃げれると思っているのか?」

 

『ジオウ』

 

 

「あは…あははは……何とかなれええ!」

 

『ゲイツ』

 

 

 

「「らぁ!!」」

 

 

それぞれアナザーライダー に変身しアナザーツインギレード、アナザージカンザックスが激突するのであった!

 

 

 

「うわぁ魔王ちゃん、マジで暴れてるよ」

 

「ならば俺達も加勢するか!」

 

 

ジョウゲンとカゲンも変身して加勢に向かうのだが

 

 

「そうはさせません」

 

「アンタ達なら俺達だって!」

 

 

先程まで隠れていた子猫と匙だが

 

 

「まさかまさか」「舐められたものだな」

 

 

2人はそのまま戦闘に入るのである 走りながらライドウォッチを起動

 

 

『ネオアルファ』『シン』

 

 

スイープソーとバイブロネイルを付与して容赦ない戦いを始めたのである

 

 





予告

各所で苛烈さを極める戦場 1人また1人と倒れる者達 

そんな中 一夏と秋羅は!

『レインボーガッチャード!』『ヴァルバラド黒鉄!!』


「錬金術は料理と一緒ってハル兄が言ってた!」

「そんな訳あるかぁ!」

最強フォームで激突する


そしてハルトvsナツキの対決はと言うと互いを知り尽くしているからこその互角の戦い その天秤はどちらに傾くのか!

次回 団体戦3 お楽しみに!


短編 空から恐怖の大魔王が降ってくる

むーかし、むかし ある平和な世界にサイヤ人が乗るような1人用ポットが3機落下してきました


その落下はクレーターを作るとポットの中から現れたのはエボルトとカリエスと…仕事の同行という事でハルトがいました


「親方ぁ!空からポッドが!」


と困惑する現地住民だが


そしてハルト達はポットから出ると軽くノビをして

「いやぁ…流石は1人乗りのポットだ、エコノミー症候群対策までされてるとは、で?この後はエボルト?」


「先ずは現地住民に挨拶して立ち退き交渉だ」



「よし初めましての挨拶だな」

人差し指と中指を真上に上げて クン!とやると同時に周囲で大爆発が起こす


何という事でしょう


先程まで綺麗な景観や高度な文明が自慢だった素晴らしい都市が一撃で不毛な大地へと変わったではありませんかぁ


「泣き叫べ!苦しめ!のたうち回れ!!」

『開始数秒で何してんだ!』


「ついでに世界を蝕んでやる!」

「挨拶で派手にやったな……さぁてパンドラボックスでも開けるかぁ」


『おい待て!世界滅亡RTAが始まったんだけど!』


「ははは!これだから魔王は面白い」



んな訳で更地となった星を手に入れたハルト達は


「さてと始めるか!この星の開拓生活を!」

『じゃねぇだろ!』


「THE ラスボスD○SH!ハルトとアウトサイダーズ達はこの星を開拓出来るか!」

『そんな事出来るかぁ!』

『お前達荒らす側じゃん!』



先ずはこの星の事を知る為に現地住民に話してみた


「よーし、この星の名前を教えてもらおうか?」


そこには爆破から生き残ったが、グッタリしている現地住民がいた


「言葉分かるのか?」


カリエスの問いかけにハルトは渋い顔で語る


ー素人は黙っとれー と


『いや一番素人なの、お前』


「初めまして!」


「!!!!!」


「ふむふむ…ほぉほぉ、あはは!そうなんですね!」


ハルトはその言葉に耳を傾け結論


「何言ってんかわかんねーよ!!日本語喋れ!」


思いきり地面に叩きつけたのである ええええ!と困惑する全員であった



「こうなったら、自力で惑星開拓じゃあ!取り敢えずこの星にグルメ細胞注入してやる」

『生態系を考えろ!』


「さぁてどんな惑星になるのか楽しみだ」


帰還後 逢魔にて

「いやぁエボルトとカリエスの仕事だけど…面白いな星の転売事業、逢魔の主力事業にするかな」

「何考えてるんですか!」

「何かフリーザさんの話だと用済みな戦闘民族がいるから傭兵として使いませんか?って話があるんだよ…尻尾生えてる以外普通の人だったなぁ」


「おいまさか」

「よしもっかい行くか!」


「ダメに決まってるでしょう!」

「そんなぁ!!」

何気ない日常の空から降ってくるのは…魔王かも知れない…




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