無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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団体戦3

 

 

前回のあらすじ

 

セラフォルー、一夏、ナツキの参戦に困惑するもハルトは煽られたのでお仕置きとばかりにナツキへ襲いかかったのである!

 

 

「くぅ!」

 

 

「そら!そんなもんかぁ!」

 

 

アナザーツインギレードの一撃一撃は重く変身してるとはいえアナザージカンザックスで受け取めるも常に腕をバットで殴られたような衝撃に襲われている

 

 

「らぁ!」

 

 

何とか間合いを作り、弓モードで射撃するが

 

 

「しゃらくせぇ!!」

 

 

知らん!とばかりにアナザーツインギレードでエネルギー弾を撃ち落としながら前進するのは最早ホラーである

 

 

 

「本当…相変わらず化け物だな!」

 

 

「化け物?違うな……俺は怪人王だ」

 

 

「見りゃ分かる!くそっ!」

 

 

「…アナザーリバイブか」

 

 

流石にアナザーリバイブ・剛烈相手だとオートガードは意味がないな…パワーで粉砕されるし疾風のスピードも厄介……つか

 

 

「よく考えたらゲイツリバイブとガヴのオーバー、マスターって内訳似てるな…」

 

 

パワーかスピード そしてそれを選ぶ能力と噛み合っているなぁと考えていると

 

 

「こうなったら!」

 

 

「良いだろう俺の予測を超えていけ!」

 

 

「逃げるんだよおおおおお!!」

 

 

「………」

 

 

流石はナツキ、アナザーリバイブ・疾風になるなり全力で逃げたのである

 

 

 

「こ、コレは予想外だな…しょうがない追いかけるか…」

 

 

『逃げた先に罠がある可能性もあるぞ』

 

『お前を誘導したかったみたいだしな』

 

 

「多分だけどさ、カレラ達が吹き飛ばしたサイラオーグ達の回復とかが狙いじゃないの?脱落したとか言ってないみたいだし…けどアイリーン」

 

 

念話でアイリーンに声をかけると

 

 

『どうしましたかハルト?』

 

呼び捨てなのは慣れたが

 

 

「壊した学校の中に誰かいた?」

 

 

『いいえ、もぬけの殻ですわね追撃しますか?』

 

 

「頼む…見つけたら問答無用で攻撃しろ」

 

 

『かしこまりましたわ』

 

念話が切れたが

 

 

「アイリーンの奴、敬語外れたな」

 

 

『良い傾向だと思うぞ?』

 

 

「そうだな……ま、ナツキが罠仕掛けてるなら乗ってやるか…罠なんて正面から潰してやるよ」

 

 

とゆっくり歩いて追いかけるのであった

 

 

 

 

その頃 ナツキはグラウンドの体育倉庫の中に隠れていた

 

 

「ふぅ…逃げ切れたな!流石のハルトも此処までは追ってはこれまい!」

 

 

立ちました!

 

 

ドヤァ!逃げたぁ!と安堵しているが

 

背にした体育倉庫の壁から伸びる手がナツキの後ろから押さえ込み始めたのである

 

 

「ナーツキ君!あーそびましょー!」

 

 

その壁からはアナザーゴーストの顔が…流石にこれは

 

 

「いぎゃあああああ!!」

 

 

ホラー的な恐怖に苦しむナツキ、犯人は勿論

 

 

「捕まえたー」

 

 

「ちょっ!離せえええ!」

 

 

「そんな友達に酷いじゃないか」

 

 

「違うんじゃないの!」

 

 

「違わないよ…僕がトモダチだよ」

 

 

「違う意味に聞こえんだよ!この沸騰脳みそがぁ!」

 

 

破壊締めにするアナザーゴーストである

 

 

「てかハルト、お前!壁すり抜けなんて技使えたのか!」

 

 

「え?アナザーゴーストは幽霊だから壁のすり抜けも出来るし。アンノウンが起こした不可思議犯罪の一つにアギト因子を持つ人間が壁にめり込んだまま死んだ事件あったのお忘れ?」

 

 

「あ…」

 

 

「つまり、そう言う事さ!」

 

 

「離せええ!」

 

 

「えい」

 

 

そのままグラウンドに投げ捨てられたナツキをアナザーゴーストはトドメを刺してやろうとばかりに躙り寄る

 

 

 

「さぁナツキ、覚悟は出来てるかな?」

 

 

「出来てません!」

 

 

「答えは聞いてない」

 

 

「俺の話を聞けええ!5分だけでも良い!」

 

 

「あのさ…時間稼ぎしたいのが見え見えなんだけど?」

 

 

「(やっぱりバレてるううう!)」

 

 

「それなら小細工なんてせずにかかってこいよ…本気で戦う意思がないならこうしちゃうぞ」

 

 

ハルトが笑顔で右手を挙げるとドンスラが力をチャージした黒稲妻が付近で戦闘をしていたシトリー眷属と残りのサイラオーグの眷属に直撃して脱落した

 

 

 

「ふははは!貴様が戦わないなら他の奴らを皆殺しにするまでだ!あ…そうだ俺に本気で来ない時間分だけお前が大事にしてるあの世界の人間達を殺してまわってやろうか?」

 

『スゲェ…脅しが脅しとして機能してやがる』

 

 

「あれ…これって親善試合じゃねぇの!?」

 

 

「それくらい本気でこいって意味だ、ところでナツキよ話にあった魔法少女達は可愛いか?」

 

 

「は?…うーん確かに可愛い子達が多かったよ?何か宝○みたいな王子様系だったり探偵被れな子や…マイペースな芸術家とか…あと何処かponなライフル少女とか」

 

 

「ほぉ、つまりナツキはその辺の子達が気になると」

 

 

「………っ!」

 

 

「この映像は逢魔でも流れているのを忘れたか?」

 

 

「お前……まさか」

 

 

「この試合はエルフナイン達も見ている…ふははははは!!さぁ修羅場を楽しみな!」

 

 

「お前…嵌めやがったなあああああ!!」

 

 

「これくらいのお仕置きはしても良いよなぁ?」

 

 

「この悪魔めええええ!!」

 

 

激昂する姿を見て思わず

 

 

 

「え…今までそれ以上の所業をしたのに何故、コレでキレる?」

 

『その辺の自覚あるんだ…』

 

 

「この腐れ魔王がああああ!!」

 

『ゲイツマジェスティ!』

 

アナザーマジェスティに変身した…本気という事だろうアナザージカンザックス以外にも厄介な能力があるのだから

 

 

『カイザ』『ギャレン』

 

 

カイザブレイガンとギャレンラウザーを召喚した二丁拳銃スタイルで攻撃する、さっきのカスールとジャッカルの意趣返しなのだろうが

 

 

「おいおい乱射魔かよ流石にライダーウェポンは厄介だな」

 

アナザージオウの未来視を使ってギリギリの弾丸落としながら錬金術で土壁を作りエナジーアイテム鋼鉄化で強化した遮蔽物に身を隠す

 

 

 

「流石に間合い詰めないとダメかな」

 

 

 

そんな話をしているもアナザーマジェスティは新しいウォッチを起動する

 

『バルカン!』

 

呼び出したのはランペイジバルカンの使用していたショットライザー…そのダイヤルを数度回転させたのである

 

 

『パワー!スピード!エレメント!オール…ランペイジ!!』

 

アナザーマジェスティの背中に生えた片翼が地面に突き刺さり砲撃の反動を抑え込む それに合わせてショットライザーにはエネルギーが収束していき

 

 

 

「くたばれええええ!!」

 

 

「これは不味い!」

 

『やばい未来が見えたようだな』

 

 

アナザーゴーストの透過でも限界があると判断したハルトは王蛇のファイナルベントや龍騎のストライクベントを耐えた実績のある盾を持つアナザーシザースに変身した

 

 

『ガードベント』

 

 

シェルディフェンスを召喚して遮蔽物に合わせた防御態勢を取ると同時に

 

 

『ランペイジオール!ブラスト!!』

 

 

射出された青い光弾は遮蔽物を吹き飛ばし粉塵が上がった

 

 

 

「やった?……やったああああああ!!遂に…遂にあのハルトを倒したあああ!見たか!!」

 

 

 

しかし脱落のアナウンスは響かない…

 

 

 

「…………ん?え……まさか…」

 

 

という事は

 

 

 

「ふぅ…まさかシェルディフェンスが砕けた挙句、頑丈なアナザーシザースにもダメージが入るとはな」

 

 

「嘘だろ…」

 

だが流石に無傷という訳ではなく相応にダメージを負っていた ガードベントを貫通したのだから当然ではあるが

 

 

 

「痛かった……流石はアナザーバルカンだな…しかし今のは痛かった……痛かったぞーー!!許さんぞナツキ!!じわじわと嬲り殺ししてやるぅ!!」

 

 

「(余計に怒らせてしまったな…こりゃ…マズイ)」

 

 

「此処から生きて帰れると思うなよ」

 

 

取り出したのは自らのガブ器官にある歯を抜き取り加工したアイテム その中には100体のゴチゾウが充填されている

 

それをアナザーガヴウォッチ起動と同時に腹部に添える

 

 

『ガヴ…オーバー…』

 

 

それと同時に変身したのは体がくすんだオレンジ色の装甲をした重厚な戦士 熱で解けたグミの中から移るのは虐げられた弱者としての怒りの顔 怒りに任せて拳を握り暴れ回るパワー極振りのアナザー最強フォーム 

 

 

情け容赦ない重戦車 アナザーガヴ・オーバーモード 

 

 

「覚悟しろ」

 

 

「は、ハッタリだな…知ってるぜそのフォームはパワー極振りな分 スピードがない勢い任せの馬鹿力だってなぁ!」

 

ならばスピードとばかりにアナザーマジェスティはアナザーガタックウォッチを触りガタックカリバーを召喚すると肩に担いで

 

 

「クロックアップ!!」

 

『CLOCK UP!』

 

 

クロックアップの加速は鈍重なアナザーガヴでは視界に捉える事すら出来ない程に早い いやそもそも同じステージに上がらないと見える事すら無いだろう

 

 

 

「これでどうだ!」

 

『another cutting!』

 

 

それは大人の事情で乱発出来なかった必殺技、合体させたガタックカリバーで相手を挟み込む圧殺する必殺の ライダーカッティング

 

 

「せやあああ!」

 

 

それで決まれば苦労はないが事実挟み込んでタキオン粒子を流し込み粉砕される…筈だった

 

 

しかし忘れてはいけない 彼はその世界に入門しているワームでもあり、そしてオーバーガウの武器はタフさと火力である

 

 

プルプルな装甲にアナザーガタックカリバーは受け止められ

 

 

アナザーマジェスティの油断した腕がアナザーガヴにガシィ!!と掴まれたのである

 

 

「っ!」

 

 

「捕まえた……それと忘れたか?俺はワームだぜクロックアップした世界には入門済みに決まってんだろ?」

 

 

「そうだったな……やっぱり腹立つなこの化け物め」

 

 

「わざわざ俺の距離まで来てくれて感謝するよナツキ……じゃあ見せてやるよお前が貶した勢いだけの馬鹿力をな…」

 

 

『crush you crush you crush you(ぶっ潰す)!』

 

 

腹部にあるレバー擬きを回転させると原典とは違うが完全にハルトの感情が乗ったガヴ器官の声にナツキは逃げ出そうとしたがパワーが特徴のオーバーモードの手を振り解けないそして何より足に節足動物のような脚が絡みついて動きを封じていたのである それはグラニュートのマーゲンが持つ力でであった

 

 

「っ!この!…」

 

 

「さっきの威勢はどした?」

 

 

「ってこれ…っ!」

 

 

「んじゃ……な」

 

『オーバースマッシュ!!』

 

 

「テメェの臓物ぶち撒けやがれ!!」

 

 

さて問題です オーバーモードの超怪力+ハルトのそもそものパワー そして手加減を忘れての全力パンチ=

 

 

「!!!!!」

 

 

拳の風圧で学校のグラウンドが抉られ 校舎の窓ガラスは一枚も残らず粉砕され そこから体育館までアナザーマジェスティは吹き飛ばされるとそのエネルギーの奔流が体育館と校舎を爆散させたのであった

 

 

「ふぅ……スッキリ、やっぱり手加減ばっかりしてたら本気の出し方忘れちゃうよなぁーいけないいけない……てへ!」

 

 

久々の全力で満喫していたが……実はこのパンチ 命中すれば あのグレードレッドでも鱗が粉砕する位の破壊力はあるだろう

 

 

観戦していた会場では先ほどの興奮が冷め沈黙が支配したのである

 

 

単純 それ故に理解しやすい 画面に映る男が規格外の怪物だという事を

 

 

 

「さて…」

 

 

それを最強フォームのアナザーライダーとはいえ真正面からくらえばタダでは済まないが

 

 

「まだ威力が分散してる感じがあるな粗ゼロ距離でぶちかましたのに拳の前にその風圧で少し飛んだな……まだまだ調整というか鍛錬が必要だな」

 

 

ジャストミートではない感じと来た上に

 

 

「けどアイツ…喰らうの分かったら直ぐに防御に切り替えやがった」

 

 

オーバースマッシュを喰らう寸前にナツキは

 

 

『ガタック……プットオン』

 

 

アナザーマジェスティからアナザーガタックに変身しプットオン機能で防御に長けたマスクドフォームになってダメージを抑えたのである

 

 

咄嗟の判断にしては中々素晴らしいと思うが

 

 

「っと時間切れか」

 

 

原典のオーバーモードと同じようにどうやらアナザーガヴの強化にも誓約がある 

 

1日に1回しかアナザーオーバー、マスターに変身出来ない事 まぁこの辺に関しては他のアナザーライダー に変身すれば良いので大したデメリットにはなっていないが…ゴチゾウ100体揃えるのは地味に大変である

 

 

「何せスイーツを沢山食べないとダメだからな」

 

 

『お前の場合 需要と供給が成立してるから問題ないだろう?』

 

 

「ばーか…ゴチゾウ生み出すのに必要なスイーツ材料の調達とか予算とか色々考えないとダメなんだよ」

 

 

『スイーツパーティーやれば良くね?』

 

 

「……っそれだ!よし…この試合が終わったら参加メンバーにお菓子を振る舞おう!」

 

 

『その話は後にしろ、それよりもだ』

 

 

「あぁ、だな」

 

 

ハルトの視界には木っ端微塵になった学校だった場所の残骸が残っていたのである

 

 

余談だが映像を見ていた 生徒会長はこの光景に悲鳴をあげていたのは言うまでもなかった…

 

 

 

「流石にコレ食らって無傷とは行かないだろう…まぁ慌てずに追撃するとしますかね」

 

 

脱落のアナウンスが鳴らないって事は生きてるって意味だし もう少し遊ぶとするかな

 

 

「そういやぁ残りは…」

 

 

『サイラオーグとシトリーの眷属とグレモリー眷属だな』

 

 

「天使と堕天使は?」

 

 

『堕天使はな』

 

 

映像で見たのは

 

 

 

「おいおい何だ、アレぇ…魔王の奴 随分と楽しんでるじゃないか…なぁそう思うだろ?」

 

 

「っ……くっ…」

 

 

ベノバイザーツバイのソードモードでプロトバロンのアップルリフレクターを両断して破壊した王蛇サバイブは執拗なまでにプロトバロンを痛めつけていく、そしてボロボロになって膝をついたプロトバロンにトドメを刺すべく、そのままカードを抜いて一枚装填した

 

 

「はははは」

 

『unite vent』

 

 

そこに現れたのはベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーだけではない ミラーワールドで観戦していた バイオグリーザ、ギガゼール、ボルキャンサー、デストワイルダー、ブランウイング、そしてドラグレッターとダークウイング全てが取り込まれたのであった

 

 

 

そこに現れたのは正に獣帝を冠するに相応しい合成魔獣 

 

 

【!!!!!!】

 

 

その巨体と咆哮は正に怪獣映画の如く 異様な姿と体に溢れる力は正に規格外

 

 

無理もない 単純なスペックのみならばミラーワールド最強格 ゴルトフェニックスすら超越するAP15000の最強ミラーモンスター 

 

 

獣帝 ジェノサバイバー 生誕!

 

 

「何だ……何なんだよその魔獣は!」

 

 

「わーカッコ良いね!」

 

 

ミューズのリアクションもだが本人は

 

 

「そんなの俺が知るか魔王なら知ってるだろうよ」

 

 

と言う王蛇サバイブ 実際 ハルトはと言うと

 

 

「あ…アレはSIC版 王蛇サバイブ契約合体モンスターのジェノサバイバーか!嘘だろマジでか!本物初めて見たあ!すげえカッケエエエ!!っ!あ、浅倉さん…まさかこれは俺への…ファンサなのか!」

 

『絶対違う』

 

『そんなのやる奴じゃないの知ってるだろ?』

 

 

「ふっ、お前達は知らないのか?浅倉さんは食事する時…ハムスターみたいにご飯を頬張るんだよ!」

 

『そう言われても全く可愛く見えねぇんだよ』

 

『アレどう見ても小動物じゃねぇよ』

 

 

「しかも貝殻までバリバリ食べてくれるんだ」

 

『それ別の意味で心配な奴だから』

 

『勝ったな風呂入ってくる』

 

 

「いやそうじゃない!推しの新情報と来たら ファンとして黙って見てられねーよ行くしかねーじゃん!!」

 

 

その映像では王蛇サバイブがファイナルベントを使おうとしているではないか

 

 

「嘘だろ!その状態のファイナルベントとか…どうなっちまうんだよ!!俺、完全初見!!うおおおおお!こりゃ見に行くしかねぇ!!てかアザゼル!そこを退けえ!その技は俺が受けたいまである!!」

 

 

『おい待て』

 

『趣旨から逸脱してやがる』

 

 

「止めるな相棒!!ファンならば本邦初公開な新必殺技を推しが供給してくれるんだぞ!そんな新情報……肌で体験して当然だろぉ!」

 

 

『お前の特殊すぎるんだよ!このバカが!』

 

『そんな事よりナツキの追撃に行け!!』

 

 

「は?そんな事?…いやいや、そんなの後で良いだろ?」

 

 

『それ…油断して負けるフラグだぞ』

 

 

その言葉にハルトはピシッと!動きを止めると頭を抱えて思い切り悩む

 

 

「嫌だなぁ行きたくないなぁ…」

 

『そうか…けどな』

 

『エッホエッホ!ナツキは厄介だから追撃しないとってハルトを説得しなきゃ!』

 

 

『だとさ?』

 

 

「やだ……いぎだい!!推しの新フォームと新必殺技を見に…いぎだい!お願い!連れて行ってええ!」

 

 

『久しぶりにガチ泣きしてるぞ』

 

『はぁ……やれやれ』

 

『これが俺達の王様かぁ…うわぁ…』

 

『よしそんな事もあろうかと……おいハルト、フロッグポットを使ってみろ』

 

 

駄々をこねるハルトにアナザーライダー 達は溜息を吐いていると

 

 

「うぅ……え?今そんな事してる場合じゃ……まぁ良いけどよ」

 

 

言われるままフロッグポットを起動して音声を再生したのである すると

 

 

【ハルト?また皆に迷惑かけてるのかな?】

 

【おいハルト正座】

 

 

「ー!」

 

 

そこから流れたあかねと千冬の声が耳朶を打つと……ハルトの暴走した頭のネジをそれはギュルルルルル!!と閉まり 元に戻ったのであるが両足は思い切り震えていた

 

 

「お、怯えると思っているのか……これしきのことでよぉ!!」

 

 

それでも推しへの愛ゆえに走り出そうとするハルトに対して

 

 

【ハルト…少し頭冷やすか?】

 

 

「お願いします!命だけはご勘弁を!!」

 

 

キャロルの一言は完全にトドメとなったのである 完全に土下座した

 

 

『コレでよし!流石はハルトの嫁達だぜ』

 

『おいおい千冬さん、キャロルさん、あかねさんだろ?』

 

『テメェ……さんをつけろよ髑髏野郎!』

 

『うるせぇ!顔面髑髏ベースは俺達全員同じだろうがぁ!!』

 

 

「お前ら…何不毛な争いしてんだ?」

 

 

『お、一夏達も盛り上がってるみたいだぞ?』

 

 

「え、マジで?」

 

 

ハルトは現れた映像に目線を動かすのであった

 

 

 

その頃 ガッチャードvsヴァルバラドの対決は正に互いの錬金術師としてかつ己の持てる技量の全てをぶつけていた

 

 

「白スーツさんから聞いた……必殺のカラミティストライク!!」

 

 

ガッチャードはアッパレブシドーに変身するとガッチャートルネードの鋒を地面に這わせて構えると そのままの体を捻りながら突撃の連続斬撃を繰り出したのである

 

 

「っ!」

 

 

それに対してヴァルバラッシャー二刀流で受け止めるヴァルバラドは持ち前の装甲とパワーで耐え凌ぐとヴァルバラッシャーを振り抜いた互いの間合いを再度作るが

 

 

「まさかデザストの剣技まで覚えていたか!」

 

 

「あぁ…ハル兄とセイバー見た時にデザストと俺って声が似てると思ったら何か親近感が湧いてさ、頑張って練習したら覚えた」

 

 

「そ、そうか…」

 

 

中の人ネタだと言うのは野暮ってもんである

 

 

「今の俺ならファルシオンやWファングジョーカーにも変身出来そうだよ…Wの相棒はいないけどな」

 

 

「一夏、やっぱりお前は面白いな」

 

 

「そうか?」

 

 

「だが、勝つのは俺だ…でなければガドルに顔向けが出来ん!」

 

『ジャマタノオロチ!』『ガッツショベル!』

 

 

『ガッチャーーンコ!!カスタムアップ!オロチショベル!!』

 

 

カスタムアップ オロチショベルになると無数の蛇頭が敵へと襲いかかるとガッチャートルネードとガッチャーガンの二刀流で攻撃を捌くがやはり意識は蛇頭に向かってしまった

 

 

「っ!しまっ!」

 

 

「たぁ!!」

 

『ヴァルバラクラッシュ!』

 

 

ヴァルバラッシャーのダイヤルを捻りエネルギーを抽出した紫のエネルギーを帯びた殴打が入る

 

 

「うわああ!」

 

 

ガッチャードも流石にこれはたまらないとばかりに転がるが直ぐに起き上がり

 

 

「だったら!」

 

『ガッチャーイグナイター!…ガッチャーンコ!ファイヤー!!アッパレブシドー!アチー!』

 

 

ファイヤーアッパレブシドーに変身 両者はガッチャーイグナイターから生み出される爆発的エネルギーによる加速で文字通り目にも止まらぬ速さで戦闘をしている…聞こえるのは武器や拳のぶつかり合う音であったが

 

 

 

「まだ行けるか一夏?」

 

 

「当然だ!…ニジゴン!」

 

【久しぶりに頑張るゴン!一夏!!】

 

 

「そう来ると思った…だがパワーアップしてるのがお前だけだと思うなよ!」

 

 

同時にヴァルバラドの体から溢れる白銀の炎がヴァルバラドライバーを再錬金し新たな姿へと変える

 

 

「その炎…まさか!」

 

 

「ハルト王が俺に預けてくれた冥黒の炎…それを昇華させたものだ…見ろ一夏、これが俺のガッチャだ!!」

 

 

「そりゃ良いな!」

 

 

2人は互いの技量を高め合う為 次のステージへと駆け上がる!

 

 

「「変身!!」」

 

 

『『ガッチャーンコ!!』』

 

 

『レインボーガッチャード!!』

 

 

そして白銀の炎が鎧へと変わる

 

 

『over top gear!ヴァルバラド!』

 

 

 

「別の歴史で変身した者の名を借りるとしよう、字は仮面ライダーヴァルバラド・黒鋼」

 

 

『………黒鋼!』

 

それに合わせてドライバーにもKUROGANEの字が刻まれたのである

 

 

 

「さぁ行くぞ、一夏ぁ!」

 

 

「あぁ、はあああああ!!」

 

 

同時に駆け出した2人の拳が白銀と虹色のエネルギーを帯びてぶつかり合うとそれに合わせた超加速に入る レインボーガッチャードの変幻自在な攻撃もヴァルバラドはヴァルバラッシャーで撃ち落とす、レインボーガッチャードも手加減せずに呼び出したガッチャーブラザーズだが、アントレスラーやゴルドメカニッカーといった重量級、ニードルホークやスチームホッパーと言ったスピード戦士の攻撃にも冷静に対処されてしまう

 

伊達に未来の一夏と最悪の未来で戦ってきた仲ではない 手の内が割れてしまっている

 

勿論 デイブレイク一夏の世界にはレインボーガッチャードは存在しないが ガッチャーブラザーズが変身するのは未来一夏も変身しているので対策されていた

 

 

その映像を見たハルトは

 

 

「そう言う事か…一夏 頑張れよ秋羅には手の内なんてバレてるぜ?気を衒うとか策でどうとかそんなのが通じる相手じゃねぇって事よ」

 

 

『お前はどっちの味方だ?』

 

 

「逢魔の味方だよ」

 

 

そんな中 レインボーガッチャードは追い込まれていく

 

 

「……(やっぱり錬金術師としての技量は秋羅の方が上か!)」

 

 

「まだまだだな一夏ぁ!」

 

 

「っ!」

 

 

その時 脳裏に過ぎったのはキャロルとハルトからそれぞれの世界の錬金術を教えてもらった一幕

 

 

【良いかぁ一夏 錬金術は料理だ!手に持った素材をどう料理したいかイメージする それだけで大丈夫だ!】

 

 

【………は?】

 

 

あの時 何言ってるか分からなかったが

 

 

「ダメで元々!!」

 

 

と近くの鉄パイプに触れると まるでモーフィングパワーのように形が変わり クウガのドラゴンロッドのようになったのである

 

 

「な!」

 

 

「これ…まさか……そう言う事か!分かったよハル兄!錬金術は料理だって!ハル兄の言葉が今頭で感覚で分かったぁ!」

 

 

「嘘だろ?」

 

 

「勝負は此処からが本番だぜ秋羅ぁ!!」

 

 

 

その同時刻

 

 

「んなぁ!」

 

 

別の映像ではファイナルベントを使った王蛇サバイブ ベノサバイバーの毒液に浸ったベノバイザーツバイのソードモードでプロトバロンのプロトドライバー諸共アザゼルを執拗に何度も腹を刺し貫いているではないか

 

 

 

「こ…これが浅倉さんの新必殺技……良いぞ浅倉さーーん!そのままアザゼルを串刺しの焼き鳥にしてやれええ!!」

 

『鬼か』

 

 

その頃

 

 

 

「ふぅ、そろそろ諦めなよ君達」

 

 

「お前達が何人集まろうが俺達には勝てん」

 

 

ザモナスとゾンシスが残りの眷属達を蹴散らしていたのである

 

 

「くっ…」「まさかここまで強いなんて」

 

 

「この人たち…いつもハルトさんやウォズさん達の後ろでコメディしてるだけの人じゃないのかよ!」

 

 

 

「凄い失礼だな」

 

 

「ねぇカゲンちゃん、コイツ等さ…スイープソーで全身切り刻んだ後、溶源性アマゾン細胞を流し込んでからガトリングをゼロ距離射撃して良いよね?」

 

 

「止せジョウゲン、ハルト様でさえスプラッタはしていないのだ俺達がやったらダメだ…俺もこのバイブロネイルで アマゾンアルファがネオアルファにしたようなか背中からゆっくりと貫手をし臓物をすり潰してやりたいと思っているぞ」

 

 

「カゲンちゃんの方がスプラッタじゃない?」

 

 

その台詞に視聴していたハルトは思わず

 

 

「怖っ!?あの2人はマトモ枠だと思ってたのに!」

 

『え?そうなの!』

 

 

「だって他の側近といやぁ…」

 

 

【祝え!】【悲鳴は最高じゃあ!】【魔王様万歳!】

 

 

「全員どこかイカれてんだろ?マトモなの俺くらいじゃん」

 

『似た者主従だよ』

 

『寝言は寝て言え』

 

 

「それにどっちかと言うと似てるのヤクヅキじゃね?」

 

『だから似てんだよアイツの上司お前だろ?』

 

 

「俺はそんなにバイオレンスじゃないよ!」

 

 

完全にお前が言うなである

 

 

 

場面は戻りザモナス達だが

 

 

 

「だがコイツ等が侮るのも分かる…確かにハルト様は非常識なアウトサイダーズや最高幹部達と比べると俺達は見劣りするのは事実」

 

 

「それと以前不意打ちとは言え重症を負ったのは事実だからねぇ〜」

 

 

「っ!」

 

 

「だから負ける訳にはいかないんだよ」

 

 

「あの時ほど己の無力を感じた事は無かった…ウォズからは弛んでると叱られ」

 

 

「フィーニスちゃんからは情けないですね先輩達はと煽られ、ヤクヅキ先輩(笑)からはアイアンクローを食らったっけ」

 

 

ジョウゲンが思い出すのは悪魔領での輸送船襲撃事件 経緯は知っての通りだが…あの船に2人は責任者の名目で載っており 護衛などの役目を果たせず醜態を晒したのだ…だからハルトからどんな折檻が来るかと怯えていたが

 

 

「けど……魔王ちゃんは泣いたんだよね」

 

 

「あぁ泣いていた」

 

 

事件が発生し医務室に運ばれた事を聞いた、ハルトは血相を変えて2人の元へ転移し、そして意識が戻るのを見るとウォズ達のように来るのは説教や仕置きのロールケーキではなく…普通に膝から崩れ落ちて号泣したのである その光景に先程まで各々の態度で無事を祝っていたウォズ達ですら困惑した程である てっきり笑顔で復帰祝いのロールケーキをねじ込むと思っていたからである 

 

 

実際建国以前からそれこそ全ての最初から自分と旅をし、呆れながらも慕い付いてくる忠臣…いや仲間の無事にハルトは心底安堵したのだ良かったと

 

 

まぁ それだけで解決すれば美談だが ハルトからすれば仲間を傷つけた奴等が得をして、のうのうと生きているのは我慢ならないとテスタロッサ達の忠告すら聞く耳持たずに暴れたのが件の悪魔大虐殺事件である 

 

 

もしも2人が死んでいたら完全に悪魔は絶滅し そのまま三大勢力すら滅ぼしていたかも知れなかった

 

 

「だから決めたんだ、もっと強くなるって」

 

「あの方は寂しがりだからな俺達が弱いと置いていく、これ以上置いていかれる訳にはいかん」

 

 

2人は新たなライドウォッチを起動する

 

 

『ニューオメガ』

 

『BLACKSUN』

 

 

同時にドライバーに装填して回転 現れたアーマーが決めポーズを取り身にまとう

 

『armor time!ニューオメガ!/BLACKSUN!』

 

 

ザモナスの右腕はアマゾンニューオメガのように緑色に変わると変異したアマゾン細胞がニューオメガブレードを形成しニューオメガが装備していた機械的なバイザーが追加されていた

 

 

方やゾンジスは黒装甲に宿るは世紀王 片脚から加工した剣を装備したシンプルな肉弾戦特化の黒フォームである

 

 

 

「じゃあ行こうか」「あぁ」

 

 

「構えろ!来るぞ!!」

 

 

この数分後 その場に残っていた悪魔眷属達は全滅したのは言うまでもない

 

 

 

その映像を見ていたハルトは思わず2人の場所へと駆け寄る

 

 

「ジョウゲン…カゲン!」

 

 

「魔王ちゃん!」「ハルト様!」

 

 

「お前等……お前等……」

 

 

「ど、どうかな?新しいウォッチで変身したみたけど」

 

 

「似合うだろ」

 

 

「!」

 

 

ハルトは顔を影に隠しながら2人の元へと走り出す

 

 

『ははは、アイツ等も逞しくなった』

 

 

 

アナザーライダー達も涙ぐんでいたがハルトは

 

 

「何処でそのウォッチを手に入れたか吐けええ!」

 

 

 

「「ぐはぁ!!」」

 

 

2人へ容赦ないラリアットを叩き込むのであった

 

 

『おい』

 

 

「何俺に内緒でライドウォッチ持ってんだよ!何処で手に入れた言え!!」

 

 

「ちょっ!魔王ちゃん!そこは褒めるのが最初じゃないかなぁ!」

 

 

「うるせぇ!俺に内緒で特訓なんてしやがって!ちくしょう!マジでカッコ良いじゃねぇか!」

 

 

「貶すか褒めるかどっちにしてくれ」

 

 

「本当にさ…この人の情緒どうなってんだろ」

 

 

「だが……よくやったお手柄だぞ!!」

 

 

ハルトは2人に…憧れのヒーローの代名詞 その本来の意味は相手に対して最大級の満足を示すサムズアップを向けたのであった

 

 

「「!!!」」

 

 

「よし!残りの奴等を潰して回るぞ、お前達!いつものようにおっかなびっくり付いて来い」

 

 

「「はっ!!」」

 

 

魔法で2人の怪我を戻すといつものように歩き出すのであった

 

 

「ねぇ魔王ちゃん凄く今更だけどさ…」

 

 

「何だ?」

 

 

「俺達、親善試合してるんだよね?コレ…全国ネットの地上波流して大丈夫なの?」

 

 

 

「何を言ってんだよジョウゲン〜本当に今更だな…今頃悪魔の奴等はニチアサで無修正劇場版アマゾンズ最後の審判が流れてるくらいの恐怖体験だろうよ」

 

 

「あ…」

 

 

「それとだ、これからもっとやばい事になるからな」

 

「うわぁ」

 

 

 

「試合前に言っただろ?」

 

 

「え?」

 

 

それは開始前 全員を集めたハルトは

 

 

【良いかお前達!!今日俺達は敵を倒しに来たんじゃねぇ!ぶっ潰しにきたんだ!!】

 

 

【この人は本当に仲良くする気があるんでしょうか?】

 

 

【レーティングゲームなんてチャンバラごっこで満足してる奴等に教えてやろうぜ!!俺達のやり方をな!】

 

【【【おおおおおお!!!】】】

 

 

【親善試合の意味を調べてほしい!】

 

 

【ぶっ潰す!!ヤーーーハーーー!】

 

 

【【【ヤーーーハーーー!!】】】

 

 

アウトサイダーズ達は良く訓練されているので完璧なコールアンドレスポンスであった

 

 

回想終わり

 

 

「あぁ言ってたねぶっ潰しに来たって」

 

 

「まさか有言実行するとは…」

 

 

「今まで散々俺達巻き込んで好き勝手したんだ御礼参りされて当然だろうが」

 

 

「あはは容赦ないなぁ」

 

 

「それより浅倉や北崎が好き勝手しているが?」

 

 

「浅倉さんが笑顔でアザゼルに対してベノサーベルで殴打してたり北崎が恍惚とミューズダガーでアザゼルの頬を切りつけるのを見れて俺は幸せです!」

 

 

「止めなくて良いの?」

 

 

「良いんだよ寧ろアザゼルが変身するまで待ったんだ2人は良く我慢した方だよ」

 

 

思い出すのは以前 逢魔の植民地に蔓延っていた違法組織撲滅戦 本来ならカレラやウルティマが対応する案件だったのだが…2人が先んじて敵陣に乗り込みそいつ等を鉄パイプやレンガで殴打して主犯連中を撲殺したのが記憶に新しい

 

 

 

「それにアウトサイダーズが派手に暴れてくれた方が俺も動きやすい」

 

 

「いや一番暴れたの魔王ちゃんでしょ」

 

 

「そうかぁ?」

 

 

「学校を更地にして良く言う」

 

 

「記憶にございませんねぇ〜」

 

惚けたハルトは目的地であるナツキが飛ばされた場所に行くと

 

 

「まぁそうなるよな悪ふざけしてたから来てるよな」

 

 

「っ!」

 

 

そこには回復役としてナツキを癒していたアーシアがいた

 

 

「さてと…嬢ちゃん、今すぐソイツの治療を辞めるなら見逃してやるよ そしたら他の奴等も治療してやれ」

 

 

「そこは普通さ回復役潰すじゃないの?」

 

 

「違うんだよコレは次の戦いの為、次の次の戦いの為…回復役がいれば奴等は諦めずに何度でも戦えるんだよ、何度も返り討ちにしてやる…そしたら足りない奴等の頭でも分かるだろ?誰に喧嘩売ったかってなぁ」

 

 

「うわぁ心折りに来てるよ」

 

 

「だが彼女がいると言う事は」

 

 

「当然、いるよなぁ?」

 

 

「「!!」」

 

『BOOST!!explosion!!』

 

 

同時に現れたのは回復完了した一誠とサイラオーグの二人組である その鍛え抜かれた拳はオートガードで受け止めた

 

「魔王ちゃん!」

 

 

「問題ねぇよ不意打ちで声を上げないのは合格だけど」

 

 

ケタケタ笑いながら2人のタッグを見ると

 

 

 

「んじゃ、やるか?」

 

 

そう笑うハルトだが

 

 

「待てよ魔王」「僕達も仲間に入れてよ」

 

 

そこにいたのは浅倉と北崎で、引きずられているのは血まみれの…

 

 

「アザゼル先生!?」

 

 

白目剥いて気絶してるアザゼルであった…いや浅倉に腹刺された後に顔面殴打されて生きてる辺りタフさは流石は人外である

 

 

「何だよお前等、まだ其奴絞めてなかったの?」

 

 

「ほらハルト言ってたじゃん誰か生捕りにして連れて来いって」

 

 

「コレで良いか?」

 

 

「あぁ…そう言う事か…んじゃご褒美だ あの2人はお前達に任せた」

 

 

「やったあ!!」

 

 

「そりゃ良い、坊主…かかって来い悪党の戦い方を教えてやるよぉ」

 

 

と2人がイッセーとサイラオーグとのタイマンになるが嗜虐的にかつ恍惚に笑うハルトの表情は正に悪の怪人王 それであった

 

 

「さーてアザゼル、どうしてやろうかなぁ?」

 

 

「っ!!」

 

 

「聞こえねぇな…今まで散々俺達利用しやがって」

 

 

「!!」

 

 

「何言ってるか分かんねえな、これ…全部お前が始めた物語だろ?」

 

 

「!!!」

 

 

「安心しな、お前がたっぷりと苦しんで死ねるように努力してやるよ」

 

 

「流石魔王ちゃん殺意のバイブス高いねぇ〜」

 

 

「あんな楽しそうなハルト様 さっきの料理してる時ぶりに見た!」

 

 

「それ結構最近だよね?……ん?」

 

 

ジョウゲン達が気怠気な目で見ると

 

 

「っテメェえええええ!!先生から離れろやぁあああ!!」

 

 

「兵藤!待て!!軽率に動くな!!」

 

 

サイラオーグの静止を振り切り禁手化して襲い掛かるイッセーの拳がオートガードを貫通してハルトの顔面を捉える……筈だった

 

 

 

「はい、BAD回避ぃ」

 

 

それを北崎はミューズに変身して未来予測により、その先手を制したのである

 

 

「!!」

 

 

「兵藤!!「何油断してんだゴラァ!」ぐっ!」

 

 

サイラオーグの背後から王蛇がベノサーベルで後頭部を殴打して一時的にサイラオーグの動きを封じると倒れかけ下がった顎へ躊躇いなしの飛び膝蹴りを叩き込んでサイラオーグからダウンを奪うのを見るとミューズが

 

 

「ほら浅倉、ハルト達に見せてやろうよ!僕達の年季の入ったコンビネーション!!」

 

 

「あぁ……」

 

 

「行くよ!僕達の友情ツープラトン!」

 

 

「これが悪党の戦い方だぁ」

 

 

「っ!やめ!」

 

 

そこから始まったのはまぁ凄惨な暴力

 

 

ミューズに関節技を決められたイッセーの無防備な顔面を王蛇がベノサーベル、メタルホーン、エビルウィップで執拗に殴打するという完全にアウトローの喧嘩殺法を見せていた

 

 

仮面ライダーのパワーで関節技を決めるだけで外れないのにそのパワーで無防備な顔面を攻撃するという正にアウトサイダーズにしか出来ない戦い方である

 

 

そしてその現場に現れたのがもう1人

 

 

「わぁ2人とも楽しそう〜!僕も入れてよ!」

 

 

白き絶望 ン・ダグバ・ゼバ 参戦!!

 

 

「良いよーじゃあダグバは左腕に関節技入れて」

 

 

「やったぁ!」

 

 

「ちょっと待って!それ以上は流石にアウトだよ!」

 

 

「良いぜ〜そいつ俺の嫁達の身包み剥ぎにかかって楽しもうとした変態だからな、遠慮なくぶっ潰せ つか今更ながらにこの戦いが映像で流れてるなら…ワンチャン……っ!おいテメェ等!後で俺も混ぜろ!アナザー凍鬼の鉄棒でそいつの顔面叩き潰してやる!」

 

 

「その前にアザゼルを何とかする!」

 

 

「おっといけない」

 

 

ジョウゲン達が混ざるのを止めようとしたがハルトがゴーサインだすと同時に

 

 

「おいアザゼル、さっさと降参しな…でないとテメェの可愛い教え子達が見るも無惨な姿になっちまうぞぉ〜」

 

 

だが返事はなく そのままアザゼルは光の粒子となる

 

 

 

『アザゼル様 脱落』

 

 

「ありゃ、けどゲームは終わらない……となると」

 

 

王の候補はリアスとその女王、或いはアーシアか 

 

 

「回復役が大将ってのは分からなくもないが…まぁ良いや全員潰すか」

 

 

と動こうとしたら

 

 

 

「降参します!だからもう辞めてください!!」

 

 

アーシアがそう言うと 団体戦終了のサイレンが響き渡るのであった

 

 

 

「ちっ、もう少し楽しめたのに」

 

 

 

「ざーんーねーん」

 

 

 

不満が残るアウトサイダーズ、そして遠くでは必殺技がぶつかる前の構えで終わった一夏達…ごめん見せ場用意するから!とハルトは謝るのであった

 

 

 





予告 

団体戦を勝利で飾ったハルト達!そんな彼を待っていたのは!


「おいハルトそこに直れ」

やり過ぎると発動する嫁達の折檻である…最早伝統芸!


そして次なるは個人戦だが 団体戦の怪我が治るまで時間を空けてからやるらしい

「あんなの数秒で治るでしょ?」


「人類皆、そんな奴だと思うなよ!」


次回 団体戦終わりて お楽しみに!


短編 素晴らしいこと

それはある時 ハルトは休日、ウォズやロイヤルガード達と自室で思い思いの時間を過ごしていた


そんな時 ハルトはタブレットでリバイスを見ていたが


「これは…オルテカvs狩崎さんか見てみよう」


そして数分後


「じ…人類総仮面ライダー化計画…だって…!」


ハルトの目はキラキラと輝いていたのである それを見て古参組はトラブルの匂いを検知した


「やばっ…!」

「こ…コレはマズイのぉ」

「あ、あの魔王様?」



「人類全てが仮面ライダーになる……正に人は皆…ライダーなんだよって世界に…そこは皆が変身する世界…そこには



【変身!!】


仮面ライダーとして戦う己の姿が



「な、何て素晴らしい計画なんだ!!流石はジョージ・狩崎さん!以前クロックの事件時に会った時から貴方は素晴らしい方だと思っていたんだ!俺も仮面ライダーになれる研究にも繋がるぅ!!」


「やっぱりそうなるかぁ!」


「我が魔王はそもそもライダーに変身出来ないの忘れてません!?」


「その計画にはジュウガドライバーが必要……そうかそう言う事だったのか…」


「我が魔王?」


「ウォズ…俺は少し出掛けてくる」

『おい、何する気だ?』



「決まってるだろ?……クジョーの持ってるジュウガドライバーを奪うんだよ」


「しってたー」

「この魔王、いつかやると思ってましたー」

「魔王様の気まぐれで生き残ってたのに…」


「お待ちください!クジョー居場所分かるのですか!!」


「あぁ…二亜達と会った世界で奴と戦った時に…アナザーエデンの力を応用して生み出したナノマシンを体に植えつけているからねぇ」


「いつの間に!」


「というよりアナザーエデンって色んな意味で危険な名前だよね」


「メタは止せ」


「というよりギャグ短編で起こして良い事件じゃありませんよ!」


「そんなの知るか!今こそ決戦の時!そして…そして……人類総仮面ライダー化計画を成功させるのだぁ!!」


とハルトはまさかの最終決戦をやらかそうとしたので落ち着けと慌ててロイヤルガードは止めに入るのであった



ある世界にて


「ハルトよ素晴らしい提案をしよう…お前も鬼にならないか?」


「俺は既に鬼ですが?」


「は?」「え?」


『相棒、多分これは鬼違いだ』




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