前回のあらすじ
親善試合の一幕 団体戦が遂に終わった!結果は言うまでもなく逢魔の快勝 そしてアウトサイダーズから繰り出されたアウトロー戦法は会場に阿鼻叫喚を招いたのであった!
「さて何故オレが怒ってるか分かってるなハルト?」
ハルトの目の前に幼女モードで完全に怒っているキャロルが仁王立ちしている
「………?」
「はぁ、言わないと分からないか…首を垂れてつくばえ平伏せよ」
「っ!!」
バン!とハルトは気づくと土下座をしていたのである上下関係は体に刷り込まれているようだ
「では改めて聞くぞ何故オレが怒ってるか分かるか?」
「俺特製餃子レシピを悪魔の国営放送で公開したから?」
「それでオレが怒ると思っているのか!」
「違うの?え、俺の料理レシピって国家機密じゃない?」
『どんだけ料理への自己評価高いの?』
「違う!何故あそこまで過激にやったお前は自重しろと言ったぞ!」
「(そんなの後出しで言われても)」
「言われても何だ言ってみろ?」
「(嘘!何でキャロルに心読めてるのかマズイ!)」
「何がマズイのだ?」
「何でキャロルは俺の考えてることが分かるのさ?」
「どれだけお前と夫婦でいると思っている?そしてお前は今全力でオレの説教から逃げようとしているな」
「そんな事ありません!俺は今キャロルの指摘に真摯に向き合っております!」
「ほぉ、オレに意見を否定する気か?」
「え、そんな事なっー
「そんな事あるぞ?」
その時 ハルトはキャロルの覇気に押されていた
「(どうせどっちに転んでも説教されるなら俺は逃げる!)」
立ち上がって逃げようとしたがその前にハルトは千冬から物理的に押さえつけられたのであった
「ぐぇ……あれ…何でええ!」
「お前の考える事など手に取るように分かる」
「流石キャロル!俺のお嫁さん!!」
「当然だ……さて……ハルト?お前逃げようとしたのだ覚悟は良いか?」
その満面の笑みはハルトにとって死刑宣告と同義であった
「あ、あぁ….ぎゃああああああ!!助けてええええ!」
部屋の扉越しにハルトの断末魔が響くのであった
その扉の向こう
「魔王ちゃん…ごめん俺達には無理だよ」
「『
「いや魔王ちゃん死んでないからね?」
遠い目でハルトを思うジョウゲン達に対して
「おぉ!お主等、よくやったな同じロイヤルガードとして鼻が高いわ!」
「そうですよ先輩達!」
「2人とも!」
「見てたか」
「まぁ相手は格下の雑魚だけで、かつ2人がかりですし勝って当然ですけどね!」
ドヤァ!とするフィーニスに思わず2人もムッと眉を動かす
「「……」」ムカッ
「しかも雑魚相手に新技使うなんて…プププ!まぁ勝って良かったですね!まぁ雑魚だったから勝って当然ですけども!」
「おいフィーニス」
「貴様、表に出ろぉ!!」
「辞めなさい貴方達!!我が魔王の前でなんたる醜態を晒しているのですか!」
「先輩?その魔王様は現在 奥方様達に仕置きされてるって見慣れてるとは言え醜態をボク達の前で晒してますけど」
「………ファイ!」
「いや止めんか」
そしてハルトは数時間の説教から解放されるとチームの皆を集めて試合中に作った中華料理で祝勝会を開くのであった
「いやぁ作った甲斐があるってもんよ!よーし酒も出すから飲める奴は飲んでね!」
わぁあああ!と喜ぶ面々にハルトは笑みを浮かべると
「皆の笑顔が一番だな!そう思うだろ?ナツキ」
目線の先には全身ミイラ男になっていたナツキがいた
「この待遇は納得いかない!早く治してくれ!」
「寧ろ逆にそのレベルの怪我で済んでるに驚いたわ、マジで殴ったのに…」
アナザーガウ オーバーモードの全力パンチをアナザーガタック マスクドフォームで受け止めたが当然ダメージは体に残っていた 各所の骨は もうバキバキスティックである
「つか…そんな怪我すぐ治るだろ?」
「何言ってんだ!!治る訳ないだろう!」
「嘘でしょ?治らないの?」
「全治数ヶ月かかるんだよ人間の回復力を舐めるな!」
「っ!!」
「そんなに驚く事かなぁ!?」
「そうだった……ナツキの種族は人間だった!」
「そっち!」
「そもそもお前さ…俺と同じ位アナザーライダーの力が体に馴染んでるから普通の人間枠は無理あるって」
「我が魔王…そもそも死に戻りなんて出来るので普通ではないかと」
「それにお前にも俺と似た変化が起きてんだ」
「は?」
「だってお前…アナザーアクセルの力で加速度的な進化してるんだハイドープに近いかも」
その言葉にナツキは目を見開く
「アクセルだから…あの不死身の刑事と同じなの?」
「まぁ違う意味でのタフさかな、俺と同じだよ適合するメモリが同じでも目覚めるハイドーブとしての能力は違うんだ」
ハルトと相性の良いメモリはWと同じジョーカーだが、本家Wのジョーカーと違い 感情の昂りに合わせたパワーアップはない
彼のは他のメモリを副作用なしで使える多彩さ
本家が切り札なら 俺のは道化
同じジョーカーでも意味が違うもの
それと同じで行くならば
「照井さんはアクセルメモリの使用によって個体としての進化が加速度的に進んでる…だから物理的に殺しても死なないんだよ」
「それおかしいだろ」
「ライダーファンからすれば納得だよ…何でテラードラゴンに噛み砕かれたのに直ぐリベンジマッチにいけるの?何でユートピアの炎で焼かれたのに普通にしてられたの!ってメモリの力なら納得だって」
「じゃあ俺も…」
「そーそー、だからヤンデレ達に殺されても地獄の閻魔から送り返されるんだ」
「いや死に戻りはそんな原理で起こらないから!」
「そもそも何でアナザータイクーンでゾンビバックル選ばなかったのさ、あっちの方が防御性能高いよ?」
「え?そうなの!」
「お前…安心と信頼のゾンビバックル舐めんなよ!俺だって愛用してるんだ」
『いやナツキがゾンビバックルで変身してもこの結果は変わらない』
「何で?」
『簡単に言えば、お前と相性の良いバックルがゾンビバックルだからだ』
「つまり俺は…道長さんみたいな感じだと」
『そうだお前のタフさに一役買っていた訳だ』
「ならあの時ナツキの最善手は…アナザータイクーンで空蝉の術を使うとか?アナザーナイトのトリックベントとか?」
「っ!」
「気づいてなかったみたいだ」
「本当に色々と残念な奴だ…ま、折角だから治療してやろう」
「え、どうしたの珍しく優しいな」
「一言余計だな……あ、暫く見ない間に魔法少女を落としてるんだっだな」
「なるほど…この書物によれば野田夏樹、彼は死に戻り系ヤンデレ魔法少女に好意を抱かれていると」
「属性過多だな」
「何その不穏な前振り!!」
「いやぁその前振り懐かしいよ、俺も魔王になるなんて言われたっけ」
「その未来当たっちゃったねや
「うん!それでさナツキよ忘れてないか?」
「え…………あ」
「「「…………」」」
「あ、あはは…」
背後にはエルフナイン、マドカ、咲那の3人がその気配に気づいた時 ハルトは
「さぁ修羅場を楽しみな!」
サムズダウンしたのを合図に3人は動けないナツキをそのまま引きずるのである
「ちょっ、まっ!助けてええええ!嫌だああああ!マッドドクターの治療でも良いから治して!助けてええ!」
「お前が望んだ結末だ」
その光景は真理の扉に引き摺り込まれるフラスコの小人であった
「どうすれば良かったんだよ!ねぇ!ねぇ!」
「死に戻れば分かるんじゃね?」
「分かるかあああ!」
それが最後のセリフとして扉が閉まったのである
「ふぅ、さてと次は個人戦だな」
「その個人戦なのだが」
「ゴルドドライブ?」
するとハルトのタブレット端末にいたゴルドドライブが現れたのである
「先程、連合チームから怪我の治療関係で開始には少し時間を空けて欲しいと打診があったぞ」
「え?アイツ等もかよ…情けねぇ、あんな怪我1日で治るだろうよや
「まったくだ生身の肉体だから、そうなる私のようになれば良いのだ」
「バグスターになれば怪我など無い!」
「全ての生命体をデータ化する!」
「あんまり生意気言ってると銀狼にコマネチさせられるぞ」
「くっ!何という屈辱!」
「まぁ良いや、それなら俺達も修行してもっと腕を磨くとするか」
「その方が良いだろう特に秋羅と一夏の2人は不完全燃焼だからね」
「決着はつけさせるさ、その方がアイツ等の為になる」
と答えると
「セラフォルーに関してはやり過ぎたから治療はサービスしてやるか」
「え、そこまでしてないよー!」
「そうだな私は我が君の言う通り正々堂々と戦ったぞ!」
「その結果は?」
「拘束してからハルの神器…あ、銃の方で攻撃したよ!」
「私は剣の方だ!流石は我が君の神器だ私の魔力と良く馴染む」
「私はハルト様の聖槍をお借りしましたわ…それを矢として放ちましたの」
「オーバーキルじゃねぇか!!」
流石のハルトも1人で3人を抑えたセラフォルーに驚くしかなかった
そして改めて労いの場を設けたのである
「皆、お疲れ様!今日の戦いは俺達全員の勝利だ!次の個人戦もよろしく!!」
「結局、このローブは誰なの?」
「それは個人戦までのお楽しみだ」
「まぁカザリを倒すくらいだから強いんだろうけど」
「それに折角の新武器もお披露目出来ずに終わったからさぁ〜個人戦が楽しみだよ」
「魔王ちゃんとタイマンする奴が可哀想で仕方ない」
「ナツキのアレを見て挑む奴がいるかどうか」
「ははは!何言ってんだ、アレを見て寧ろ俺が倒してやろう!ってなるだろ」
「なりませんよ我が魔王」
「うむ普通なら…もうダメだ、おしまいだぁ!と絶望するわ」
「そんな事ないだろナツキだってさっき…胸ぐらを掴まれて強烈なパンチをくらってよろけてただけだろ?」
「よろけるだけで済んでないから」
「アナザーヴァレンのチョコが溢れるから傷口が綺麗になるとか言ってんだろ」
「傷口にチョコレートを塗るな!鬼か!」
「我が魔王?あのパンチをくらって、よろけるカウント出来るのは八王くらいですが」
「そしてゴオマ、ウヴァ、琢磨さんと一緒に土砂降りの夜にリベンジ誓ったりするだろ!」
「何という噛ませ犬リベンジャーズ」
「俺の場合、何回死に戻りしても何選択肢に選んでもハルトが必ず闇堕ちするんだよ!何だよコレ!攻略難易度が鬼畜なんだけど!」
「既に闇堕ちしてたら世話ないのぉ」
「相手がハルトでも日和らない!何度伸されても諦めない!忘れるな忘れるなと言い聞かせ続けたのに…この現状だからな」
「貴方は貴方でメンタル異常者ですので…まぁ…はい」
「兎に角!次の戦いに備えて俺は更なる新必殺技を編み出す必要がある!」
「これ以上強くなるとか何を企んでるのですか!」
「このランゴさんの大剣をドライグの骨や牙で再錬成した新大剣を使う!ポンプアクションするだけで倍加して剣の威力や射程が伸びる優れものさ!」
「何という武器を」
「それは私が一晩で作りました」
「ニエルヴ!いつの間に……ジェバンニ!」
「ニエルヴ」
「はい」
「お前が開発したカスールとジャッカルだが……正にパーフェクトだぞニエルヴ」
「感謝の極み」
「このような新技、新武器に加え」
「僕もまだ変身を残しているんだよ」
「ダグバ!?まさか!」
「そのまさかだよハルト」
「素晴らしい!!そうと決まれば早速」
「うん!」
「「ちょっと無人島で暴れてくる!」」
「お待ちください!我が魔王!!」
そして1時間後 ボロボロになって帰った2人は笑顔で
「いやぁ!まさか思いつきのライジングアルティメットダグバ計画があそこ迄進んでいたとは驚いたよ」
「ボクもだよ、まさかハルトが金の力を得ているなんてね」
「俺もさ推しと同じ方法で強くなりたいんだ、ほら好きな推しの全てを知りたいと思うでしょ」
『お前が一番ヤンデレだと思う』
『違う厄介オタクなだけだ』
ハルトは恋にする乙女のように頬を赤らめながら
「そう思ったら気づくと水力発電所とダムを襲っててね、ダムを最大開放放流による発生した滝行と発生する電力による自己強化をしたのさ…ずぶ濡れの体に電気浴びたから凄く効いたよ…お陰で体が軽くなったんだ」
「それマッサージの結果ですね」
「規模が大きいけどね」
「ふふふ…これで俺もライジングフォームに」
「我が魔王既にアナザークウガ・アルティメットなれますよね」
「だとしても推しと同じ方法でトレーニングしたいの!やっぱり特訓て楽しくやるべきだと思うんだよ!」
「そういう所は素直なんですよねぇ」
「だから俺はダグバと遊ぶんだアイツは忖度なしに毎回本気でぶつかってくれるからな」
「嬉しいよハルト!また遊ぼうね!」
「あぉ今度は無人島じゃない場所で遊ぶか!」
「お、良いねぇ!」
ある時 そこに島や街が突然消し飛んだら そこには逢魔が暴れた場所かも知れません
「ここで一句」
『突然に!?』
「静けさや、岩にめり込め、野田夏樹」
「風情あるのぉ、その情景がありありと思い浮かぶ…まさかハルト坊にこんな才能があったとは」
「そうだねぇ、まるでナツキがめり込んでるのが日常の一部みたいだよ」
「そうだろうそうだろう」
「気は確かか!お前等!!」
とまぁ日常への帰還に安堵したハルトであったが
「………」
「もう機嫌治してよキャロル〜折角2人きりの時間なのに〜」
ムッとした顔で自分の膝枕で横になるキャロルがいた…可愛いのだが
「おい…最近オレといる時間が短くないか?」
「そうかも」
「そう思うならオレといろ」
「分かった」
「よし…頭を撫でろ」
「分かった」
「しかしお前は本当に見ていて心配になるな」
「そんな事ないでしょ」
「あるぞ…お前が…その……かまってくれないから…不安で寂しくなりそうだ………お前だけがハーレムを作るのは狡いな…そうだオレを見ないなら他の男に「キャロル?」っ!」
態とらしく悪い笑みを浮かべる嫁にハルトはムッとした顔でそのままキャロルをベットへ押し倒した
「他の男って……そんな事を言う悪いキャロルにはお仕置きをしないといけないかな今夜は覚悟しなよ」
「は、ハルト?」
「キャロルは誰のお嫁さんか…他の奴等にちゃんとわからせてあげないと…それにキャロルが寂しいって言うなら今日一日…」
「ハルト、待て!ちょっー
まぁ何があったかは語るまでもないが翌朝2人が仲睦まじく部屋から出た姿とキャロルの首に数カ所の虫刺されがあったので大体のことを察した幹部達であった
ーーーーーーーー
そして冥界でセラフォルーの治療を済ませたハルトはアザゼルの見舞いに行く
「生きてる?」
「残念だろうがな」
「うわマジで生きてたよ…(そのままくたばれば良かったのに)」
「それより何なんだよあの化け物達は!」
「うちの国民」
「どんな国民教育施したらあんなバーサーカー軍団が完成するんだよ!」
「そりゃ毎日暇を見つけては闘技場で暴れてるからな」
『ジムで体鍛える感覚で命のやり取りしてればそりゃ強くなるさ』
「そ、そうか……それより「ドライバーなら渡さないぞ」やっぱりか…その左目の奴は何だ?」
「(どーせプロトドライバーを分解して図面が何かに残してる癖に…後でその辺の始末を依頼するかな…)これ?スカウター」
「いやそれが何なのかって聞いてんだよ」
「あぁそう言うことか、これは…まぁ早い話が強さの数値化をする道具だよ、うちの国では魔力など異能を持たない一般人が危険生物や魔物の探知用に使ったりするんだよ…因みに基準として猟銃持った生身のおじさんが戦闘力5ね」
実際 スカウターはグルメ界では捕獲レベルを図れるようになっていた……フリーザ軍の技術力…マジヤベェっす!
「強さを数値化する装置か凄いなその技術」
「これは貰い物だけど今、自社生産中な訳よ」
フリーザ軍にライセンス契約貰ってスカウターや兵器を大量量産すれば利益になるなぁと思っていたりする
「まぁ!常に新しいものは俺が試すべきだと思っているからな……じゃない、何で悪魔とのエキシビジョンに天使も堕天使も混ざった?」
「逢魔最高戦力と闘える機会なんてデータ取りにはもってこいじゃないか…まぁサプライズされてばかりだからそれくらいはって思ったよ実際ムカつく話だがお前達と俺達とでは実力の差が大きいからな」
「(そのデータにならないようなヤバい奴と戦った自覚はないのかな)」
「次の個人戦はあんな風にはいかねぇぞ」
「へぇ、頑張ってねー」
と興味なさそうに答えて取り敢えずお見舞いだけ形式的に済ませて帰るのであった迎えのクローンガンシップに乗り込むとハルトは
「あの手のは面倒だな…」
小さく呟くとそのままリュートへ帰還するのであった
そしてハルトは一夏の首根っこ掴んでIS世界に帰ると
「千冬、脱走兵の身柄を確保してきましたー!」
「待ってよハル兄!なんで一回リターンされるのさ!」
「決まってるよ…お前を見逃したままだと千冬に色々と搾り取られてしまうからね」
「え、何それ怖い」
「それに前、俺が城から外へ出るための抜け道を潰してくれただろう?そのお礼だよ」
「あ…」
未来事件で王城への秘密通路を一夏は帰還後にリークして潰したのを思い出した
「あの時かぁ!!」
「良くやったハルト上等兵!」
「はっ!当然であります千冬将軍!」
「ちーちゃんもノリノリだね」
「さて一夏よ貴様……私の訓練から脱走するとは良い度胸だな」
「い、いやぁコレは……全部ハル兄の影響なんだ!」
「俺のせいにしたぁ!!」
「そうか、それなら仕方ない」
「納得しないでよ全部俺が悪いみたいじゃん!」
「事実の部分もあるからな、だが一夏よ逃げたのは事実だから罰は受けてもらうぞ」
「へ?」
「それは2人に任せる」
「一夏」「ちょっと面貸しなさい…」
「え、ちょっ!箒?鈴!?ちょ、2人とも待っ!!あああああ!!」
そのまま2人に引き摺り回される一夏の姿に
「あぁ確かに俺の影響受けてるわ」
一夏の言い訳にも合点が言った
「主に尻に敷かれる所がな……それと…箒達が内密で話していたのが聞こえたが…一夏…」
「そういう事か」
「流石に未亡人とその娘から婚約打診されたとなればな」
「あぁ…そうだなぁ……」
「だからそろそろ止めておかないとダメだという事で…はぁ…」
「取り敢えず赤飯炊いておくか」
「私の義妹が増える…あぁ…」
「心配するのそっち?」
「それよりハルくん聞いたよ!団体戦勝ったんだって!」
「まぁ当然だアウトサイダーズに最高幹部達がいたからそりゃなぁ皆がいたから勝てた」
「しかし腕試しとは言え一夏が…か弟の成長は思ったより早いのだな」
「本人の前でそれ言ってやれよ」
「アイツは褒めたら調子に乗る……」
「そう言うなって、時には褒めて伸ばすのも大事だろう?」
「調子に乗った結果がアレだ」
扉の向こうから一夏の断末魔が響く…うむ頑張れ!
「大人の階段登っちまったよ…」
「その辺はお前の担当だと思っているが?…流石に八王の親類を引き取ったのはびっくりしたぞ」
「あぁバトルウルフのシロに関してはIS世界では飼えないよね…他の場所を探すよバトルウルフは大きくなるとデロウス並みになるし…」
「そこまで大きくなるのか」
「あのデロウスでも幼体だよ大人になったら山くらいあるし」
「……」
「あ、バトルウルフはそこまで大きくならないよ」
「そ、そっか」
「よし!今日は頑張ってる千冬を褒めてあげないとね」
「っ!馬鹿者…そういうのは2人きりの時に…」
「良いじゃん」
「ちょ!ちーちゃん、ハルくん!束さんも混ぜろお!」
3人での普段のやり取りをしていると
「しかし(一夏がお前に挑むか」
「まぁ受けて立つと言う所さ」
「IS学園の二学期が始まれば訓練相手にも恵まれ……ん?」
この時の千冬の脳裏には箒と鈴以外の一年が負ける光景であった
「何故だろうな強いて言えばボーデヴィッヒくらいは何とかなるだろうが…同学年の実技種目で無双する可能性がある…」
「まぁISってマスクドライダーみたいに使う人の身体能力も大事だからな…今の一夏は異世界の武術や体術まで覚えてるし」
「あぁ〜今のいっくん達って現役時代のちーちゃん並みだもんね〜」
「はぁ…アイツの接触も近くにありそうだな」
「アイツ?」
「更織楯無、お前も知ってるだろうIS学園の生徒会長だ」
その名前を聞いてぼんやりと思いました
「あぁ、俺に絡んだ水色の髪か!」
「どんな覚え方をしている」
「けど生徒会長って選挙…いや戦挙で決めるんだよな!俺、グラニュート界で戦挙したから詳しいんだ!」
『お前の体験したのは選挙違う!』
「ある意味正解だぞ?」
「ほらな!」
『何だと!IS学園は逢魔みたいに強い奴がトップ制度だったのか!』
「そうだIS学園生徒会長は生徒達の中から最強の生徒が選ばれる…実際、楯無はロシア国家代表だし本人も日本政府所属対暗部組織当主の人間ときた」
「ちょっと待った、それ矛盾してないロシア代表なのに日本政府の諜報機関の長とか!そんなの俺が正義の仮面ライダーでありながら悪の組織首領やってるようなものだよ!」
『安心しろ、その例えは天地がひっくり返っても成立しないから』
「それはそれでムカつくなぁ…」
「その辺は奴の考えだろうが…少なくとも両方の立場的にも一夏を放置は出来ないだろうな」
「だね…しかしアイツの場合大丈夫だろ」
「何故そう言いきれる」
「俺達と長くいて強さの基準がバグってるから」
「あぁ……そう言えば」
「秋羅の報告で町が消し飛ぶを程度って認識だったからな」
「そうだった…先ずは常識の矯正からか」
後に生徒会長と出会った一夏は無邪気な顔で
【IS学園の生徒会長とは学園最強の称号なのよ!】
【最強…つまり生徒会長さんは千冬姉や束さんやハル兄たち以上に強いって事ですか!!】
【生徒の中で最強という意味よ勘違いさせて、ごめんなさい!】
【そうなんですね…まぁ、あの3人より強かったら文句なしで最強だと思いますから】
【当たり前よ織斑先生や篠ノ之博士、その2人と互角に渡り合える常葉先生…もうあの3人は人間じゃないわよ】
【(うち1人は本当に人間じゃないんだよなぁ)それなら生徒会長さんは通常攻撃が全体攻撃かつ多段攻撃で技の一撃が地形を変える威力が備わってる人物って事で良いんですよね!】
【何一つ良くないわ一夏君!貴方は生徒会長をどんな怪物と認定してるのかしら!】
【え…だって生徒会長って国家代表ですよね?千冬姉と同じ?それにあの頃の千冬姉なら筋力だけで刀から斬撃飛ばしたりゲンコツが音を置き去りにする速度でハル兄や束さんをKOしたり…あぁそうそう!ある日森の中でクマさんを木刀で殴り倒してました!】
【魑魅魍魎跋扈する国際大会を危なげなく連覇してる織斑先生が規格外だけよ!国家代表全員が。その領域の怪物ばかりと思わないで頂戴!…待ちなさい、今 クマを殴り倒したって聞こえたけど】
【え?千冬姉…普通にやりますよ?私より強い存在はいないのかって言って一時期山でクマと】
【え、それ……実話?】
【信じるか信じないかは貴方次第!】
【否定出来ないのが憎い!】
【(今はそれ以上の事が簡単に出来るんだよなぁ)】
【何というか…凄い人が周りに居るせいか一夏君の常識が心配よ】
【大丈夫です生徒会長!俺は束さんやハル兄より常識は備わっているつもりです】
【世界を変えた天災博士とその片腕を比べてる段階で貴方の常識がおかしい事に気づきなさい!】
という事件が発生するがそれは未来の話である
「そうだな…しかしまさかアイツに婚約者とはな」
「あぁ…」
この世界だけでレイヴェル、八坂、九重と来た
「いやマジでアイツ刺されるかも」
アイツ…その前に無事で済むか?
「何とかするさ私達の弟だからな」
「そうだな頑張れ一夏」
何ともまぁ一抹の不安は残るが…取り敢えずその辺は義弟に期待するしかないだろう
「所でハルト」
「何、千冬?」
「その…だな、まだIS学園にはいるのか?」
「そりゃなぁ」
あの世界にいるネオタイムジャッカーの残党狩りしてる奴が俺達の味方という保証もないし
「千冬を1人にする事はしないよ、働くのが嫌なら一夏が進級したタイミングで寿退職すれば良い…俺こう見えてお金はある方だから皆を余裕で養えます!」
『このバカも一応は王様だからな』
「えへん!……おい一応って何だ一応って」
そしてハルトは個人戦に向けての特訓に入ろうとしていたが
「我が魔王よ…最近、頑張りすぎでは?」
「ウォズ、分かるだろう?どんな時でも自己鍛錬は怠るべからず それは俺が仮面ライダーの皆様から教わった大事なことだ」
「ですが我が魔王、家族サービスも大事ですよ」
「た、確かに…」
キャロル達の態度からして自分に非があるのは目に見えている
「そうだな…よし暫くは家族との時間を優先しよう進言ありがとう、ウォズ」
「勿体なきお言葉」
「よしそうと決まれば!」
と思いハルトは伴侶達とそれぞれの時間を過ごす事にしたのである ある時は二亜とアキバを巡り、ある時は銀狼と宇宙を巡り、ある時はベルファストと紅茶を買いに行き、ある時は三人娘と
カレラが加入前に持っていた領内付近にあるプライベートビーチにて
「なぁテスタロッサさんや」
「何でしょうハルト様?」
「いや俺は確かに出来る事は協力すると言ったが…流石に背中にオイルは…」
そこには白い水着を外して女神の彫刻と思わせる肉体美のテスタロッサが無防備でいるのであるあの変態なら悩殺され襲いかかり即殺されるだろう
「あら、ハルト様とは寝屋を共にしましたし貴方は私の伴侶 それならば当然の事ですわね」
まぁそれ以上の関係ではあるか
「じゃあ失礼して」
「………ん」
だが実際 テスタロッサ達がいるので大分助かっているのは本音なのでハルトは彼女達のお願いを聞くのであった テスタロッサの背中にサンオイルを塗った後
「見てよハル!砂でお城作ってみた」
可愛らしい紫のビキニを着たウルティマに案内された先は
「わぁ……ちょっとウルティマさんや、実寸台の砂の城作ってるじゃないか!これ王様メギドよりも芸術凝ってる!?」
「どう凄いでしょ?」
「あぁ凄いな、ウルティマ!…まさか芸術だけでなく建築まで熟せるとは…」
「これって、そのカテゴリーなの?」
「そうじゃない?…しかし砂の城もいつか壊れると思うと切ないな」
「そうだねぇ…ん?」
ウルティマの目線が後ろで釣りを楽しんでいる同じく水着姿のカレラに移っていた 具体的に言えばカレラが使用している釣り竿である
一般的な釣り竿ロッドではないのは一目瞭然だ
「あの竿…何?」
「アレはグルメ界の猛獣の骨と糸を加工して作った釣り竿だな」
「へぇ」
「………む?かかったぞ!!」
「おぉ!って砂浜から魚かかるんだ…流石は人が入らないビーチだな自然って感じがするよ」
「むっ……」
おかしいこの世界(転スラ世界)において最強格とも呼べるカレラの腕力で釣り上げられない魚がいるだと
「実に面白いカレラでさえ手古摺る魚がいるなんてね 手伝おうか?」
アナザーフォーゼのエレキステイツを使えば感電するだろうと思ったが
「いいや不用だ我が君、見ていろ……せい!!」
カレラが釣り上げたものが水面から浮かび上がる それは魚ではなく
「岩!?」
巨岩を釣り上げたときた
「頑丈な釣り竿だなぁ…」
「ぷぷぷ…根掛かりしてんのまじウケるんだけど!」
「……っおっと手が滑ったぁ!」
態とらしくカレラが釣り上げた岩を釣り竿をしならせて投げた先は…ウルティマの作った砂の城であった
「あああ!ボクの城が…ちょっとカレラ何するのさ!」
「悪い悪い手が滑ったんだ悪気はない」
「嘘だね!」
「それとだ我が君が言っていた大事なのはキャッチアンドリリースと」
「おいまさか…」
「リリース!」
カレラは城を壊した岩目掛けて魔法を打ち込み岩も城の残骸も全て破壊したのである
「ああああ!!」
ウルティマが少し涙目になるのに気をよくしたのか
「ははは!さて気を取り直して頑張るか」
「その前にボクに謝る事があるんじゃない?」
「だが私は謝らない」
「そこは謝りなよ!」
「断る!」
と夏の青空に映る ウルティマとカレラの戦い…いやぁ核撃魔法が花火みたいだ
「仲が良いな2人とも」
『違うと思うぞ?』
「このぉ!」「やるかぁ!」
流石にライダーシステム取り出すのは感心しないぞ
「それはダメ!」
「あらあら」
その後 テスタロッサ達と海岸でバーベキューや海水浴を楽しむという夏イベントを楽しんでいた
その夜 いつのまにか自分のベットに潜り込んで抱きつき拘束してる3人をパズルドーパントになり器用に体のパーツを外して抜け出し 借りているコテージの外に出るのであった…何故ドーパントになったか?ならないと抜け出せない力で抱きしめられたからだよ!
「幸せだなぁ」
『そうだろうよ』
「しかしまぁ…何というか普通に遊んでるだけで大丈夫なのか?」
凄まじき不安に駆られてしまう やはり
「修行ばかりしてて普通の日常を忘れてるような気が…」
『その辺の感覚調整もあるのだろうさ』
『良いんじゃないか?お前は最近張り詰めすぎだ』
『そのままだと倒れた時が大変だ、ほら言うだろ張り詰めた糸は』
「切れやすいだろ?」
『そういう事だ』
『偶には羽を伸ばして…いや待て、いつも伸ばしてるわコイツ』
「ははは…分かったよ暫くは遊ぶとするかなぁ」
相棒との談笑はやはり気兼ねなくて助かる、遠慮なく自分が間違ってると止めてくれる存在は本当に貴重だと染み染み感じる
『そう思うならナツキの言葉にも耳を傾けてやれ』
「やだ、アレは俺を思ってじゃなくて自分の利益が多分に混ざってる俺が信用するのは逢魔と仲間と認めた奴だけだ…本当、何で魔王になる前のサーゼクスをスカウトしなかったかなぁ…」
シスコンって部分を除けばかなりの有望株であった…何なら統治者としての能力は高いのが証明された
「本当、この地に駐屯する戦力考えるなら腕利きが欲しいくらいな」
アリエルなら大丈夫と考えたが 彼女は実務よりも武力的な意味での抜擢なので文官的な仕事が出来る奴が好ましい
文字通り文武両道の実力者 かつ現地民とのコネクションや折衷も熟せる人材か
『領主アカツキ、補佐にアイザックはどうだ?』
アイザックやアカツキ達は今、大使館の任務についてる 確かに統治能力は言うまでもないし何よりあの2人は逢魔の者特有の身内以外に排他的な思想もない有力候補であるが
「日本神話勢力の依頼が終わったらそうする予定だけど問題がその間の繋ぎを誰にするかだ」
現在の日本神話勢力の依頼も継続中故に油断も出来ないセラフォルー…いや明確に逢魔の者と分かる奴でないと問題だ
「政人も宗一も幻想郷に駐在してるし…村上社長は候補だけどあの人割とゴリ押しで動くからなぁ それであっさり木場さんが社長交代となったし」
正に 千兵得やすく 一将求め難し
「だよなぁ」
『無理もない、そもそもここ迄領土拡張をする予定がなかったのだからな統治するに必要な物が足りん現状は自転車操業も良い所だ』
「はぁ、何処かにいないかな三人娘並みに強くて頭キレて統治も出来る奴」
『そんな奴いて野良でいてたまるか』
「はぁ……悩みが尽きない」
「あら夜分にお悩みですかハルト様?」
「ん?テスタロッサ?」
そこにいたのはガウンを着たテスタロッサ、中には寝巻きがあるのだと分かるが…本当に美人だろ
「まぁな」
「でしたら相談なさったらどうでしょう?私で良ければお伺いしますわ」
「本当に公私ともに頼りになる……いや主力が撤退した後のこの世界に誰を置いておくかを考えていてな」
「珍しく真面目ですわね」
「酷くない?」
「策を講じる、人材育成、確保など色々とあるのですが今は休暇です、仕事の事は忘れて楽しないと」
「それもそうだなありがとう」
「いえお気になさらず、でしたらこのまま2人で」
「ちょっと何抜け駆けしようとしてるのさ!」
「それは感心しないなぁ」
「はぁ…やれやれ」
暫く家族サービスしていた そりゃまぁ皆に料理作ったりして楽しい時間とはあっという間に過ぎていく
逢魔本国のハルト宅 その縁側にて
「って感じで最近楽しかった」
「そうなんだ…ねぇハルト」
「何あかね?」
ハルトは首を傾げて目線を動かすとそこには
「ね、ねぇ私もハルトと何処かに遊びに行きたいモン」
某熊本のゆるキャラの耳飾りをあかねが…結論
「よし直ぐに行こう!そこのトルーパー!大至急船の用意だ!」
「イエッサー!」
その可愛さから数秒で身支度を整え旅行に向かったのである
まるで今までの時間を埋めるような楽しいデートであった
そして再度個人戦メンバーの選抜試合をハルト不在で初めていたのであった
基本メンバーは変わらない筈だったが
「こんなものか」
「くっ!」
ネガタロスの枠にカリエスが殴り込みをかけ奪ったり
「残念だったなカイ、武器と手数が売りの君と私とはでは相性が悪かっただけだ」
カイがゴルドドライブに負けて入れ替わりが起きたり…
「テスタロッサ!再びリベンジさせて貰います!」
「あらハルト様との新婚旅行で心身リフレッシュした私に勝てるとでも?」
ウォズがリベンジマッチしていたり
「見ろダグバ!これが俺の新形態だ!」
とその姿 正にアメイジングマイティに酷似した新形態を見せるガドルを見たダグバは全身黄金の新形態に変化する
「凄いね!なら僕も新形態を!」
負けじとパワーアップフォームを披露する光景に観戦してたグロンギ達もヤベー!と驚く中で最近 逢魔に合流したゴ・ライオ・ダは
【アレ?コイツらクウガに封印される前よりずっと強くね?】
と記憶からレベルアップしてる面々に震えていた
そしてそんな中ハルトは
「そんで一夏」
「は、ハル兄……俺…俺…お嫁に行けない…」
「何も言うな…うん、だが責任は取れよ」
「うん…」
拝啓 クソジジイ 前にアンタが言った通りになったよ…こんちくしょう!
とまぁ一夏のメンタルケアをし終えるとハルトだが
「これ…オリガ達にバレたら大変だなぁ」
その予想通りというか暫くの間 一夏は過去の鈍感の代償を払う羽目になったのだ…
数日後 ゲッソリした一夏の肩をハルトがポンと優しく叩いたのであった…
予告
個人戦までに空いた時間 それを各々が有効に使う中 ハルトは新たな強化の為にある指導者の元を訪ねたのである
「初めまして!俺、常葉ハルトって言います!どうか俺に指導をお願い出来ないでしょうか!立花さん!!」
「…………ん?」
そしてハルトは伝説の指導者に師事を請えるのか!
次回!凄い指導者は他者の凄さを引き出す! お楽しみに!