無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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おはこんばんにちは?カグ槌です!いやぁゼッツが始まってガヴのロスからも立ち直りつつありますよ…しかし夢の中だからという設定でライダーのとんでもな動きや場面転換のカットを使うのは凄いと思った反面 夢という点での寂しさ 倒した敵が 蝶になるのは 胡蝶の夢 (夢と現実の区別がついてない様)から来てるのでしょうか実際 漠って元ネタは夢を食べると言われたバクから来てるんですかね?…うん…何か考えるのが怖いですなぁ不穏です…あ、では本編をどうぞ!


騎士の部

 

 

 

前回のあらすじ

 

兵士の部 タイマン勝負に秋羅と一夏が激突!しかしながら一夏のハルト仕込みの戦術により秋羅は敗北 逢魔は一戦目を落としてしまったそして…

 

 

 

「もうキャロルも怒らないの」

 

 

「……オレは怒ってなどいない」

 

 

ハルトは一夏が最高の錬金術師から教わった

発言でサンジェルマン達を名指しした事にヘソを曲げていたのだ その事を聞いたハルトは彼女の元へ駆け寄り抱き抱えて待機室に戻るとキャロルはハルトの膝を占有し不貞寝したのである

 

 

余談として一夏は秋羅へやり過ぎたとして千冬に制裁されていた…うむ一夏よ頑張れ

 

 

もう、と呟くハルトだが苦笑しながらも優しく頭を撫でる

 

 

「大丈夫、他の誰が何て言ってもキャロルは世界最高の錬金術師なんだから」

 

 

「ハルト……本音は?」

 

 

長い付き合いで旦那の考えが分かるようになったキャロルにハルトは苦笑する

 

 

「宝太郎さんと悩んだけど一番はキャロルだよ」

 

 

「素直な事は良い事だ」

 

 

そう話す中で機嫌も戻ったのかキャロルはそのままハルトに甘えるように抱きつく…可愛いが

 

 

 

「それとナツキから聞いた話だが…どうする気なんだ」

 

 

何故か知らないかハルトの体からメリメリと音が聞こえる程強く抱きしめていた嫉妬混じりなのだろう というより まだ増やすかという気持ちが混じっている

 

 

「あぁ魔法少女がデスゲームしてるって世界?」

 

 

「そうだ…お前は行くのだろう?」

 

 

「まぁ魔法少女が絶望して魔女になるのは師匠の物語を作った人の話にもあるからな…アレだろ?魔法少女が絶望して魔女になるなら皆死ぬしかないじゃない!って泣きながらヒロインが仲間へ火縄橙々DJ銃を撃つんだろ?」

 

 

『殺意高くね?』

 

『人の頃の記憶がかなり混同してるな』

 

 

「そ、そうなのか?」

 

 

「それに…あの最後の希望もきっと話を聞いたら助けると思う……待ってるだけじゃヒーローなんて来ないんだよ」

 

 

そう呟いたハルトは首にぶら下げた 自分を救う為に彼が使ったアンダーワールドへ繋ぐ為のエンゲージリングを大事そうに見ている

 

 

「それなら助けに行こうかなって…助けを求める声は一夏みたいに聞こえないけどね」

 

『寧ろ加害者側だからなお前』

 

 

 

「そうか…てっきり貴様が魔法少女属性の女の子を婚約者に加えると思ったぞ」

 

 

「それ…七罪、セラフォルー、アイリーンで間に合ってるから後…魔法少女属性って何?」

 

 

「おい2人はともかくアイリーンは魔法少女ってキャラじゃないぞ」

 

 

「あら、何か問題かしらキャロル?」

 

 

「問題だろ魔法少女アイリーンか…年齢的にキツいな」

 

 

「いやいやアイリーンの衣装で魔法少女言うなら大きな友達大興奮だって…いやそんな目でアイリーンを見る奴は両目にライダースティング叩き込んでやるがな」

 

『怖っ!?』

 

 

「あ、それって得意の滅竜魔法と付与魔法で世界に蔓延る悪をお掃除しちゃうぞ!って事?」

 

 

「ははははは!!掃除(物理)か!だが年齢に関してはあまり言ってやるな私達も大概だからな!」

 

 

「あらあら」

 

 

キャロルの呟きにウルティマのツッコミ、カレラの爆笑=

 

 

「!!」

 

 

アイリーンの怖い笑顔と同時に発生した待機室の爆破であった

 

 

まぁコレは俺が悪いのでアナザージオウⅡの力で治したのだが

 

 

「アイリーンも機嫌治してよ〜」

 

 

「なら、もう少し頭を撫でなさい」

 

 

「わかった」

 

 

そんな光景にイッセーは嫉妬の血涙を流すのであった

 

 

数分後やっと正常運転に戻った面々だがハルトはナツキの話を聞いた時に

 

 

 

「もし誰かを犠牲にして世界の平和だなんだ抜かしてるなら…そんな平和なんか俺がこの手でぶち壊してやる」

 

 

「魔王ちゃんらしいね」

 

 

「そうだな」

 

 

「当然だろ2人とも俺が倒すべきライバルは理不尽を理不尽とすら思わない最強の仮面ライダー…ならばそれに相対する最強の怪人とは、それ以上に理不尽かつ不条理かつ極悪な存在でなければならないだろう」

 

『人助けしようとしてる奴が極悪か?』

 

 

「ははは!バカだなぁ相棒は!」

 

『あ"あ"!!』

 

『落ち着けアナザーディケイド!!』

 

 

 

「悪い奴が偶に良い事すると滅茶苦茶良い奴に見えるだろう映画版ガキ大将みたいな感じだ!これもその一環である!偶には良い事しようかなと!」

 

 

 

それこそが怪人王だと言うハルトは、だが今はと気を引き締める

 

 

「次はカレラとハウンドか…」

 

 

「以外な組み合わせだな」

 

 

「そうだね、てっきり黒鍵かなと思ってたのに」

 

 

「ほら…あの人さ、元いた世界で歴史に名を残すと後世の剣士の心へし折るかれ語られなかったなんて言われてるよ実際 騎士選抜で大抵の奴は倒したけど俺が参加NG出した…アレはあかん刺突で山抉るとかダメだろ」

 

 

『お前も大概な気がするが?』

 

 

「やだなぁ!俺なんて精々、樹海を火の海にするくらいの力しかないの〜ダグバからはお前の火力は焼畑農法!って知的な煽りをされたんだから…せめてナパーム弾で都市部壊滅くらいの火力は欲しいよね」

 

『イカれてんのか!』

 

 

「ハウンドを選抜した理由が大体分かった」

 

 

「あ、後これ見て!」

 

 

「何だそれは?」

 

 

「オーディエンスから貰ったパートナーアニマルのサイズを調整する首輪!コレを使えばデロウスも赤兎もシロも小さくなるよ!」

 

 

「何というアイテム!?」

 

 

「そしてコレを使ったデロウスが此方!」

 

「!!!」

 

 

そこにはオウム位のサイズになったデロウスがいたのである

 

 

「小さ!」

 

 

「だがこの姿でも異次元レーザーの破壊力は据え置きだから強いよ!」

 

 

普段の山のようにデカい姿から想像出来ない程の小柄さだ、余談だが赤兎につけたら普通の競走馬位のサイズになり シロに関してはゴールデンレトリバー位のサイズになったのであると盛り上がっていると三大勢力連合からヤジが入る

 

 

「おいおい逢魔って実は大した事ないんじゃね?このまま全勝だぜ!」

 

 

「そうだな女といちゃついてるだけの間抜けの腰抜けに仕切られてるんだからな!逢魔に強い奴が幾らいても三大勢力の連合に勝てる訳ねぇよなぁ!」

 

 

会場では大爆笑 最初からこの催しが親善ではなく負ければ此方を嘲り笑うものだと理解する勿論サーゼクス達には他意はなく親善だと思ったのだろう…だがこれはない

 

 

これは自分のせいだと歯噛みする秋羅だが、それ以上に幹部陣は堪えている…手を出したらダメだと…だが懸命なオーディエンスは知っているだろう

 

 

 

この辺の煽り耐性皆無な奴がいる事を

 

 

 

ハルトは膝にいるキャロルを下ろして待機室から出ると会場へ

 

 

「今のは誰が言ったかな?」

 

 

マイク片手に尋ねた

 

 

「何度でも言ってやるよ!お前達 逢魔の時代は終わったってな!」

 

 

ふむふむアナザー鎧武のジンバーピーチにより聴覚強化により、どの席の誰が言ったか直ぐに分かったので

 

 

「………」

 

『ALL ZECTOR combine!』

 

 

『待つんだ相棒!マキシマムハイパーサイクロンはこんな至近距離で使う技じゃないぞ!下手したら周りの客まで巻き込む』

 

 

「死ねば諸共」

 

 

『落ち着けバカ!ピンポイントでやれと言ってい?!』

 

 

「はーい!!…えい♪」

 

 

明るい声音で指を鳴らすと悪口言った悪魔だけをピンポイントの超自然発火で体内まで、こんがり焼いたのである 

 

 

「眼球内の水分が沸騰して舌からじわじわと焼かれる気分はどうかな?」

 

 

「いぎゃああああああ!!」

 

 

と断末魔を上げ連鎖した悲鳴も響く会場 そして

 

 

「後もう1人は…あ、みーつけた!」

 

『ZONE!』

 

 

ゾーンメモリの力で先程笑ったもう1人を転移して手元に引き寄せると そのままそいつの首根っこを鷲掴む

 

 

「っ!!は、はなし……」

 

 

「誰の仲間が大した事ないって?まぁ俺は知っての通りダメダメな王様だよ?間抜けだし腰抜け…ははは、けどね…大事な仲間笑われて我慢出来る程の腰抜けじゃねぇよ」

 

 

「ひ、いやだぁ……たすけでぇ…」

 

 

「おいおい間抜けの腰抜けに命乞いか?情けねぇなぁ〜分かったか?強いのは出てる奴であって観戦してヤジ飛ばしてるだけのお前じゃないんだよ」

 

 

そのままファントム メドゥーサの力 石化の魔眼により先程まで嘲笑った悪魔は表情が絶望のまま固定化された石像になるなり ハルトは手を離すと石像はまぁ見事に砕け散ったのである

 

 

 

「それと今笑った奴等全員出てこい…此処で俺が殺す」

 

 

そう話すハルトは虹彩から光が消え声音からはあらゆる感情が消えていた

 

 

 

「俺さ俺達の居場所を侮辱したり侮る奴等がいたら必ず殺すって、知ってるんだ舐められたら終わりって、それに逢魔の……皆の敵ならどんな奴だろうと絶対に悪い奴だからね…ははは俺知ってるんだ悪い奴には何やっても良いんだよ」

 

 

ここにいる全てが理解した今失言すれば必ず殺されるという絶対的な確信!

 

 

それは味方にすら伝播する観戦していた悪の組織連合の首脳陣ですら戦慄していた、何せあの十面鬼ですら持っていたワイングラスを落とす程の覇気だったのだから

 

 

コレこそがライダー達に相対し行く先先の世界で暴れ回っては死体の山を積み重ねる不退転の災厄 怪人王なのだと言う事を

 

 

逆らえば自分達もこうなると震えていた…ハルトはそんな気は毛頭ないのだが それ程の恐怖と圧

 

 

それが普段

 

 

《今日のおやつはパンケーキだよぉ〜全員分あるから安心してね〜》

 

 

《逢魔の花火大会はカメバズーカの大砲で花火を打ち上げるか!》

 

 

《みんなー!今年の逢魔夏祭り怪人の部はシンフォギア世界の適当な場所でそこにいる人達を血祭りにあげようと思うんだけどどうかなぁ!》

 

 

と何処か抜けてるハルトではない

 

 

【これが怪人王としてのハルト様の姿なのか…間違いない!あの彼ならば必ず仮面ライダー達を倒す事が出来る!】

 

 

と再度改めて彼等は魔王へ忠誠を誓うのであった

 

 

 

そんな事など知ったことではないハルトは

 

 

「次は誰かな?あの悪魔の二の舞になりたいは奴は?安心してよ手を挙げてくれれば大丈夫!ちゃんとファンサはするから!」

 

 

『死のファンサだな』

 

 

「「「「「………」」」」」」

 

 

誰もいなくなったので安堵すると

 

 

「良かった〜……次はねぇぞ」

 

 

それだけ言う…だけではなく

 

 

「んじゃ騎士の部の時間かな……よしアレ等に慈悲などいらん遠慮なく叩き潰して良いよ!」

 

 

そう呟いて部屋に戻るのであった

 

 

「仰せのままにだ我が君!」

 

 

【おーと!此処で戦場に現れたのは金髪美少女…だが侮るなかれ彼女は逢魔王国最高戦力 その一角!自由気ままかつ気まぐれに核撃魔法を何処だろうと誰とだろうとぶっ放す!人呼んでブレーキの壊れた逢魔の暴走列車 カレラ!!】

 

 

二亜がまるでプロレスのような選手紹介をすると

 

 

「かしこまりました陛下」

 

 

【そして逢魔王国最高幹部の1人にして幹部唯一の常識人!だがその実は逢魔グランドアーミー総司令官!!ハルきちへのツッコミ代わりにライフルぶっ放す皆の頼れる幕僚長 ハウンド!!】

 

 

「……常識人?」

 

 

 

おおおお!と響動めくのは会場にいるクローントルーパー 多様なカラーリングの装甲服とヘルメットを身につける兵士達が多様な方法で応援する中 1人場に合わない小柄な片目隠れのメイドが両手をメガホンのようにして応援している

 

 

「頑張ってくださいハウンド」

 

 

その声はハウンドの耳に届いていた

 

 

「あぁ見ていろシェフィ」

 

 

伴侶の愛称で呼ぶとサムズアップするハウンドにシェフィールドも笑顔で見守るのであった

 

 

 

 

「まさか最高幹部2人って」

 

 

「油断出来ないな」

 

 

木場とゼノヴィアの2人が現れたのである、それを確認すると

 

 

「ハウンド、どっちとやりたい気分が良いから譲るぞ?」

 

 

「自分は何方でも構いません…カレラ様は?」

 

 

「私に任せたら直ぐに終わってしまうぞ?セラフォルー級悪魔なら別たがな、このレベルなら指先一つで十分だ」

 

 

「そうですか…ですが木場と言った剣士には油断されるなと陛下が言ってました」

 

 

「あぁ、あの聖魔剣というどっちつかずの剣を生み出した騎士か確かに興味深いが我が君が感心を寄せるほどか?」

 

 

「陛下の話だと彼はホースオルフェノクになり、人馬一体ケンタウロスフォームやオーガに変身するかも知れないと」

 

 

その言葉にゼノヴィアが木場に尋ねた

 

 

「おい、まさかお前そんな強化「してないからね!僕がそんなパワーアップしてるなら前から使ってるよ!」それもそうだな」

 

 

 

「なぁハウンド、それは別の木場ではないか?」

 

 

「その通りです、もし陛下の知る木場でしたら楽しめるのですがね」

 

 

バカにしてると怒りで剣を握る手に力が入るがカレラがそう言い指先に出したのは核撃魔法の種とも言えるもの…その魔力密度からしても下手な爆弾以上の破壊力を有している 確かにあんなの食らったら一溜りもない

 

 

「暇でしたら縛りでも設けたらどうです?」

 

 

「ほぉハウンドならブラスターだけか?」

 

 

「それはハンデになりませんな、自分の早撃ちは既に陛下のオートガードが反応出来ない速度まで極まってますので」

 

 

「また此処に千冬と同じレベルの達人が1人…」

 

 

「まぁ3回に1回は防御されますがね」

 

 

と世間話をしていたが

 

 

「此処まで舐められるといっそ清々しいな」

 

 

「失礼、お嬢さん…だが実戦経験が違うんだ不満なら試合前に試してみるか?」

 

 

そう尋ねるハウンドだが実際 彼自身長い時間訓練と闘いに生きている為 銃の距離と言っても悪魔の身体能力なら回避して余裕で肉薄するだろう場所でもハウンドは寸分違わずに早撃ちして相手を沈めるだろうという確信があったのは言うまでもない

 

 

これは剣士でいうならば間合いに入った瞬間、自分が切られる幻覚を見るようなものである挑発に乗り飛び込むのは危険と来た

 

 

 

「それに幹部陣なら…」

 

 

「ライダーシステムも」

 

 

「折角だ陛下から賜りし新たな力のお披露目と行くか」

 

 

取り出したのはゴルドドライブの蛮野ドライバーの原型 ドライブドライバーとブレスであった

 

 

「ほぉハウンド、いつの間に」

 

 

「色々あってな」

 

 

『まったくだよ魔王のチョイスには文句を言いたくなるね』

 

 

「そう言うな陛下だって何か考えがあっての事だ」

 

 

『そうだと願いたいよ』

 

 

 

「それにあのレベルの相手なら試運転には丁度良いだろう?」

 

 

「………ん?」

 

 

カレラは空耳か?と流そうとしたが

 

 

『ハウンドよ幾ら格下でも油断するな』

 

 

「分かっているさ行くぞクリム」

 

『OK』

 

 

「い。いやちょっと待て!」

 

 

「どうしたカレラ、何かあったか?」

 

 

「何かあったか?では無い!何でベルトが喋っている…いや我が君の知識でベルトが喋るのは分かっているが何故 そのベルトに意識がある!」

 

 

そうドライブドライバーにはクリム・スタインベルトことベルトさんの人格データが移植されているのだが そのベルトからは紛れもなくベルトさんの声が聞こえるのだと

 

 

 

「な、何故…」

 

 

『おっとこれは失礼したカレラ、私はあのクリム・スタインベルトをコピーしたロイミュード

004だ 今は故あって自分のコアをこのベルトのAIとして移植しているだよ』

 

 

「そ、そうか…我が君が見たら困惑するだろうか」

 

 

『安心したまえ私の登場により魔王の頭は宇宙猫になっているからな!』

 

 

その言葉通り ハルトは渡したデータの無かったドライブドライバーに何故ベルトさんが宿っているのかという疑問に頭を悩ませていた

 

 

「べ…ベルトさん…え、まさかドライブピットから盗み出したのか…いやしかし……何故…」

 

 

『あ、マズイ!相棒が何か根源へと接続し始めてるぞ!』

 

『このバカに根源接続なんて知性はないと思うが…』

 

 

 

「繋がった…脳細胞がトップギアだ……犯人は……ゴルドドライブ貴様かあああ!!」

 

 

『何と繋がったんだろう…』

 

 

『根源……ハルトに何を教えた?』

 

 

 

『お、落ち着け魔王!私には一体何のことやらさっぱり分からないんだ!何故クリムが彼処にぃ!!』

 

 

「ふざけんなぁ!!許せねぇ…こうなったら俺の新必殺技を見せてやる!!秘技!ブレーンバスター!」

 

 

『お、おい魔王がタブレット端末にブレーンバスターを叩き込もうと錯乱したゾォ!!』

 

 

「それ日常じゃない?」

 

 

「狂気が正気で正気は狂気!それがハルト様だ」

 

 

『そうだったな!』

 

 

「ちょっ!ハルしっかりしてよ!」

 

 

「ハルト様、お気を確かに!」

 

 

「そうだ!この仮面ライダーゼッツの1話を収めたタブレットを渡せば!」

 

 

『早く渡すのだ!ハルトが大人しくなる特効薬を!』

 

 

と困惑する面々に対してキャロルは冷静に一言

 

 

「おいハルト、真面目にやれ…そろそろだ」

 

 

「…………?」

 

 

『ゼッツ』

 

 

「お、新しいアナザーライダーが目覚めたな!」

 

 

『初めましてハルト、俺はアナザーゼッツ…またの名をエージェント コードA7…因みにAはアナザーのAだ』

 

 

「お、おぉ初めまして……しかしキャラ濃いな!」

 

 

『お前が言うか』

 

『ふっ、仮面ライダーを覗いている時、仮面ライダーもまた お前を覗いているという』

 

『何それ…深淵?やだ怖い』

 

 

「仮面ライダーを見ている時に…お、推し達も…俺を覗いている…だと!」

 

 

『そうだ』

 

 

「ふふふ、はーはっははは!俺なんかでよければ幾らでも覗いてくれて構わないぞ!俺は推しに恥じる所など何一つないからな!」

 

 

『………え?』

 

 

『推しに恥じる所しかないだろ?』

 

 

「え?」

 

 

「『え?』」

 

 

しばしの沈黙の後に

 

 

「それよりゼッツの1話が見たい!」

 

 

同僚が揺さぶっている光景にカレラは本当だと理解したようだが

 

 

「我が君はまた一つ強くなったのだな!」

 

 

良きかな良きかな!と高笑いする姿に苦笑するハウンドがいた

 

 

「まだあの人強くなるのですか…本当にあの人は何処まで行くのでしょう」

 

 

『行ける所まで何処までもだろうね。流石は我等が王だよ…ではハウンドよ君はどうする?』

 

 

「勿論彼を追いかけ追い抜くさ、その為には陛下以上のスピードも力が必要だ…クリム、ひとっ走り付き合えよ」

 

 

『OK!では手始めに敵の殲滅と行こうstart our mission』

 

 

同時にドライブドライバーを操作して変身待機状態に持っていくとハウンドに渡されたシフトネクストをシフトブレスに装填する

 

 

 

「了解…変身」

 

『ドライブ!TYPE NEXT!!』

 

 

同時に体に黒い粒子が装甲を形成し流線型のフォルムを作り出す その黒い装甲と青い複眼そしてタスキのようにかかるタイヤという出立ちをするのは新時代のライダーにして悲しき未来からの追跡者

 

 

仮面ライダーダークドライブ 出動!

 

 

 

「待たせたな…始めよう」

 

 

ダークドライブはブレイクガンナーに刀剣が伸びる複合武装 ブレードガンナーを取り出したのである

 

 

 

「っ!行け!!」

 

 

木場は様子見とばかりに禁手から派生した聖魔剣装備の騎士団を召喚して攻撃を敢行するが

 

 

『7時の方向』

 

 

「っ!」

 

 

『9時方向、3秒後に敵の袈裟斬りだ受け止めたまえ』

 

 

「任せろ」

 

 

ダークドライブはハウンドの高い基礎スペックと004のロイミュード由来の分析から来る予測と緻密な連携により高い戦闘力を発揮している

 

 

ブレードガンナーで鍔迫り合いを演じながらもガンナー部分による銃撃で意表を着くだけにあらず

 

 

『カモン!シフトカー達!』

 

 

その呼び声に待ってましたー!とばかりに走り出す3台のミニカー それは最悪の未来から来た シフトカー達 ネクストハンター、ネクストビルダー、ネクストデコトラ 

 

 

「これは…ダークドライブは陛下の話だとタイヤ交換しないのでは?」

 

 

『そう思うなら試してみたまえ』

 

 

 

「気になるじゃないか」

 

 

ドライブドライバーを操作してネクストハンターをブレスに装填 レバーアクションにより力を解放する

 

 

 

『タイヤコウカーン!!ネクストハンター!!』

 

 

現れたエネルギー帯の檻が敵の騎士達を捕縛する 騎士達が牢屋に触ると同時に高圧電流…に見せかけ猛毒が騎士達を蝕んだのである

 

 

 

「これは…毒か?」

 

『あぁブレンに協力をお願いしたのだ』

 

 

「ブレン?…あぁ、あのメガネの奴か」

 

 

『そうだブレンは999の毒素を使い熟す その力を借りたのだ』

 

 

「そんなにあるのか!とんでもないな…」

 

 

 

流石のハウンドも驚く あいつにそんな長所があったのかと…人は見かけによらないとも

 

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!ネクストハンター!』

 

 

同時に檻が毒に汚染されていく…敵の解析が完了したかは定かでないが毒が溶解毒となり敵の鎧甲冑を跡形もなく溶かしたのである

 

 

「パトカーモチーフの必殺技にしては毒攻撃とは殺意が高くないか?」

 

 

『逢魔の治安維持はあんな感じでは?』

 

 

「治安維持?……おいクリム、先程ブレンをモデルにしたと言ったがコレの本当のモデルはウルティマでは?」

 

 

『き、気のせいだ!』

 

 

「声が震えているぞ…それでコレだけか?」

 

 

『ふふふ、こんなものではないぞ』

 

 

駆け寄るシフトカー達は待ちかねた出番とばかりに駆け寄るのであった

 

 

その頃 ハルトはゼッツを見た後

 

 

「コレがゼッツ…素晴らしい始まりだ…また一年楽しく生きていけそうだ……よしちょっくらゼッツの誕生日ケーキを作ってくるが…まさかあのベルトってガヴと同じく体に埋め込まれた口なのか?謎が尽きない早く続きが見たい!」

 

 

『その前にハウンドの活躍も見てやれよ』

 

 

「ハウンドなら上手くやるさ…けどまさかネクストシフトカー達でタイヤ交換とは恐れ入った素晴らしい仕組みだよ」

 

 

ハルトは恍惚とした顔で

 

 

「俺の想定外の力を使い熟してる本当に最高!!……こんなに凄いならコレの完成も早くなりそう」

 

 

そう呟きながら懐から取り出したのはネクストトライドロン型のシフトカーである

 

 

「それは?」

 

 

「ゴルドドライブと作ってる完全オリジナルのシフトカー 名付けてシフトネクストライドロン」

 

 

『理論上、ドライブのタイプトライドロン以上の性能を発揮する代物 まぁ未完成なのだがなまったくコレは本来私専用のモノだったのだがな!』

 

 

「それを魔王ちゃんが見つけて取り上げたと」

 

 

「ハルト様、大人気ない」

 

 

「人聞き悪くない?けどコレにはプロトゼロからパラドックスまでの全ロイミュードのデータとシフトカーのデータが必要なんだ…コレを使えば全ロイミュードの力とシフトカーの力が掛け合わさった最強のドライブが出来るんだよ…ロイミュードのデータは俺から集めた」

 

 

「所で…ダークドライブなんて何処から作ったんだハルト?」

 

 

キャロルの指摘にゴルドドライブが答えた

 

 

『ダークドライブのシステムはハルトの持つパラドックスロイミュードのコアデータから復元し、現物は私と004で開発した…まぁ正確に言えば泊進ノ介の息子の記憶と実戦データを拝借してな』

 

 

「まぁパラドックスは敵だった挙句に逢魔襲ってナツキのアナザーヴァレンに負けた結果、コアが砕けたからな…それと致命的にシフトカーの実戦データが足りないんだよ」

 

 

「ほぉ、それでハウンドにダークドライブを」

 

 

「そう言う事」

 

 

「しかしあのカレラが大人しくしている「訳ないじゃん」え?」

 

 

「アイツは俺より我慢が出来ないからな」

 

『お前が言うな』

 

 

 

場面は変わり

 

 

「行くぞネクストデコトラ!」

 

『タイヤコウカーン!ネクストデコトラ!!』

 

 

するとダークドライブの両腕に巨大なメガホンが装備、そのままメガホンを敵に向ける

 

 

 

『素晴らしいミュージックを聞かせてやろう』

 

 

それを見た逢魔の面々は耳栓をしたのを確認すると

 

 

「くらえ!」

 

 

 

ダークドライブのメガホンからとんでもない爆音が当たりに響く それは会場を共振でぶち壊すような大音量 余談だが三大勢力側で見てたナツキと一夏はちゃっかり特製耳栓で防御していたのであるが観客席にいた三大勢力連合は先程の意趣返しと言わんばかりの爆音に耳を潰したのであった

 

 

 

そんなのを聞いた木場達は耳を両手で塞ぐがそんなのでは耐えられない音量攻撃は老ハルトが以前 トータス最終決戦時にエヒトへやった 耳元でアナザーフォーゼのビートスイッチによる爆音量攻撃 地獄のシンフォニーから着想を得ている

 

 

因みに流れている音楽はsurprise driveである完全に選曲がハルトの趣味であったのは言うまでもない

 

 

 

「よし!」

 

『タイヤコウカーン!ネクストビルダー!!』

 

 

本来ならタイプテクニックに変身するシフトカーだがネクスト仕様のビルダーはブレードガンナーの銃撃が建築資材となっており 周囲の地形を自分有利なものへと作り変えていっているのだ

 

 

同時に爆音からも解放されたのだが

 

 

「くっ」「体がふらつく…」

 

 

2人はダメージが抜けきらない中 ダークドライブが作り出す戦場に入り込む事になったのである そのフィールドは先程までの何もない平野ではない それは市街地である

 

 

 

「これなら」

 

 

木場は地面に手を置いて魔剣創造を発動 遮蔽物や高低差が生まれる事で戦術の幅が広がるのは向こうだけではないという事だ木場は魔剣創造により面攻撃 地面から魔剣を杭のように生やしてダークドライブの動きを抑え込むと

 

 

 

「貰った!!」

 

 

木場が聖魔剣を振るったのはダークドライブではなくカレラであった

 

 

「おいおい折角手出ししなかったのに攻撃するとは…そう言う事で良いのかな?…舐められたものだ」

 

 

「くっ……がはぁ!」

 

 

木場へカレラが核撃魔法を直前にシフトカーが体当たりして木場を吹き飛ばしたのである

 

 

 

「ん?」

 

 

「がは…ごほごほ…」

 

 

咳き込む木場に対して目の前に現れたのは

 

 

 

「おいおい何処のカントリーボーイだ」

 

 

「っ!」

 

 

「なってないな、レディーのエスコートの仕方も知らないのか」

 

 

ダークドライブが現れたネクストライドロンに背を預けながら話しかけるのであった

 

 

「クソっ!!」

 

 

「ふっ!」

 

 

木場は聖魔剣でダークドライブと鍔迫り合いをするがやはり剣士としての技量は木場に軍配が上がるがこの戦いは剣士の戦いではない…しかし

 

 

木場の聖魔剣がダークドライブを貫いていたが刹那、彼の体にノイズが走る

 

 

「っ!」

 

 

「取ったよ」

 

 

「取ってないさ」

 

 

「何…【ネクスト!!】しまっ、ぐあああ!」

 

 

そして木場の死角から目掛けて斬撃が襲いかかったのである

 

 

 

「な、何で…」

 

 

「それは彼のお陰さ」

 

 

ダークドライブの周りを飛ぶシフトカー その一台 ミッドナイトシャドー

 

 

そう本家ドライブも支えた往年のシフトカー その能力は忍者さながらの手裏剣や分身 その分身能力で木場の攻撃を回避して タイプネクストの斬撃を浴びせたのである

 

 

「いつの間に…」

 

 

「さぁて、いつからだろうな」

 

「木場!下がれ!」

 

 

ゼノヴィアは聖剣デュランダルを使う大剣と本人のパワー任せの振り下ろしは単純な破壊力だけは中々のものであった

 

 

 

「やったか!」

 

 

「それはやってないセリフだな」

 

 

ダークドライブは無傷でデュランダルを回避していたのである

 

 

「無傷とはな」

 

 

『当然だ私の計算に基づく結果に狂いはない』

 

 

「は、それに俺の経験が加われば鬼に鉄棒だな」

 

 

『that's right!あの魔王と同行して平然としている人間なんて普通じゃないからね』

 

 

「俺も人間離れしてるって事か…喜ぶべきか悲しむべきか」

 

 

『まぁその辺は後で考えると良い』

 

 

「だな、どうするカレラ?」

 

 

「ふわぁ…面白い見せ物を見せてくれたお礼だ任せても良いぞ」

 

 

 

「では遠慮なく」

 

 

『ヒッサーツ!フルスロットル!ネクスト!!』

 

 

 

ダークドライブはシフトブレスを押すと待ってました!とばかりにネクストトライドロンが稼働して木場とゼノヴィアを捕縛し そのまま空中へ吹き飛ばすとネクストトライドロンは空中で高速移動 ドライブタイプスペシャルが行った必殺技と同じ 捕縛の為のエネルギー力場が形成されたのである

 

 

 

「たぁああああああ!!!」

 

 

ダークドライブは高く飛び上がりエネルギー力場へ突入 そのまま全方向へ自由自在に飛び回るライダーキックこと ネクストドロップ(今命名)を叩き込んだのであった

 

 

 

そして力場が消えた頃には2人は脱落した

 

 

 

【試合終了!!勝者はダークドライブことハウンド!!まさかの1人で2人を倒してしまったぞーー!騎士の部は逢魔の勝ちだぁ!】

 

 

 

おおおおお!と騒ぐ逢魔側の会場に喜ぶクローントルーパー達 戦友に手を振るダークドライブは変身解除すると

 

 

『NICE DRIVE!mission completeだ』

 

 

「当然だな……っと」

 

 

ハウンド目掛けてシェフィールドが突撃してジャンピングハグをしたのであった

 

 

「ははは、どうしたシェフィ?」

 

 

「……何処で他のレディに声をかけたのでしょう?」

 

 

「………は?」

 

 

「先程言ってましたよね?レディーのエスコートの仕方も知らないのかと?まさかあの人と同じように」

 

 

「ちょっと待て、俺はお前一筋だぞ?」

 

 

「これは問い正さねばいけませんね」

 

 

「シェフィ!落ち着け!頼む!!」

 

 

「大丈夫です直ぐに終わりますから」

 

とシェフィールドの笑みに気押されたハウンドはそのまま彼女に引き摺られたのであった…

 

 

 

カレラは秒で待機室に戻ると

 

 

「我が君!私も早速 ゼッツとやらが見たいのだが!

 

 

「その前におめでとうカレラ、ハウンド!そしてハッピーバースデー!!ゼッツ!今此処に!細やかながら仮面ライダーゼッツ誕生日パーティーを開催する事を宣言する!」

 

 

「おおお!」

 

 

「あれ?ハウンドは?」

 

 

「シェフィールドに連行されたぞ?」

 

 

「あいつ何やってんだ?」

 

 

「何でも他のレディーをエスコートしたんじゃないかとな」

 

 

「ははは、ないないハウンドは一途な男だよ…よしそれならば俺が誤解を解いてあげるとしよう…いや待て…」

 

 

ハルトは何となく空気を読んだ、シェフィールドの性格からして

 

 

「夫婦の時間を奪うのも野暮だから放置で良いだろう」

 

 

スルーする事に決めた、他人の家庭事情に首突っ込むのは野暮ってもんだろうとハルトは暖かい目をしていたが シフトネクスト達が止めて!というので助けに向かうのであった

 

 

 

 





予告

続いて僧侶同士の対決 しかしながら僧侶は敵は支援役であるという事から逢魔のテンションは下がっていた だが

「いつから三大勢力連合の僧侶が支援役と錯覚していた」


「え、誰!?」


そして現れた敵僧侶を見て 紫の原初は悪辣に笑う


「ふーん。じゃあボクも遠慮なくやるからね」

『テラー』


侵食が始まる 

次回 僧侶の部 お楽しみに!


オマケ短編

魂の叫び


「何だコレ…魂からの叫びでないと開かない?これ本当かなハルト?難関だよ…しかも物理的に壊すとか無理そうだし…ハルト?」


「俺は仮面ライダーの皆様が大好きだあああ!!」


ゴゴゴゴゴ!!



「行くぞ」


「そりゃそうでしょうねぇ!」


「いや…だが俺の仮面ライダーを愛する気持ちはこんなものではない…熱量が足りない!すまない一度扉を閉じてくれ!そしてさっきよりも魂が篭ってると感じたら開けてくれ!」


「んな事してる場合か!!何ナチュラルにハードモード行こうとしてんだ!」


「笑わせるな俺の限界はこんなものではない!」


「このバカ!突破出来たから行くぞ!」



魂の叫び2


「魂の叫びですか」


「残念じゃのぉハルト坊が居れば仮面ライダーへの熱量で開けたじゃろうに」


「即クリアだろうな」


「僕からしたら忌々しいですけどね、何故魔王様は仮面ライダーを推しているのでしょうか」


「それを前に聞いて3時間正座してハルト坊から説教されたの忘れたフィーニスちゃん?」


「ぐっ…」


「けど、どうしたものか…カゲンちゃん?」


「ご飯、キャベツ、味噌汁!おかわり自由!」

「え?」「ちょっ…そんなの開く訳…」


ゴゴゴゴゴ!!

「行くぞ」


「え……え!?」「嘘だぁ…」


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