前回のあらすじ
ダグバ敗北!それにより勝負は再度振り出しに戻ってしまう そして女王の部へと向かうのであった
「まぁ、テスタロッサなら大丈夫だろ!」
ハルトは彼女に揺るがぬ信頼を持っている。自分の国No.2にして宰相 公私ともに頼りになる人物、その実力は疑いようもないが
「そう仰って頂いて嬉しいですわね」
「…………ん?」
おや、おかしいぞ?この声がこの部屋で本来聞こえる筈がないのだがな
「あら?」
「え?」
ハルトは首を傾げて一言
「何でここにいるのテスタロッサ?」
「申し訳ございませんわ、今ちょっとシエンとモスが怪我していたので医務室に」
「っ!それ早く言ってよ!」
ハルトはその話を聞いて慌てて医務室へと走り出すのであったが何か察したのかウルティマとカレラはテスタロッサをジト目で睨むとその背中越しに溜息混じりで呟いた
「何してんのさ?」
「マッチポンプだろ?」
「あら、何の事かしら?」
医務室
「モス!シエン!大丈夫か!」
そこには全身包帯ぐるぐる巻きになったテスタロッサの側近達がいた
「クソッ!一体誰が俺達の大事な仲間にこんな事を!!直ぐに犯人を見つけ出してやるから待っててくれ!!」
「ハルト様のそのお言葉だけでも感無量かと」
「待ってろ直ぐに治す!だがwおのれ…誰だ!こんな真似をした奴は!…2人を倒すとは相当の実力者と見るべきだな…まさか実力者が大会に出てる隙に攻撃を仕掛けてくるなんて…」
床を強く踏み抜き怒りを見せるハルトであるが
件の2人は
「「(私達は貴方の後ろにいる人にやられました!)」」
とは口が裂けても言えなかった彼女の覇気に気圧され 真実を話せば分かるだろう?と 彼等はテスタロッサに事情を聞いた上で協力しているが殴られるのは予想外 まぁハルトと会う以前はこの手のは日常茶飯事だったので気にしてはないが
家族や身内認定した者達への情がマリアナ海溝並みに深いハルトからすれば傷つけられてるというのは黙っていられる話題ではない
「誰がした?絶対許さねぇ…」
「恐らくですがアザゼルでは?」
テスタロッサが態とらしく呟くのに合わせてハルトは
「それだ!おのれ…あのカラスめぇキャロル達を狙っただけに飽き足らず仲間達に危害を加えるとは…もう殺すしか無くなったな良いだろう堕天使達は一匹残らず皆殺しダァ」
単純過ぎるのも考えものである
「(思いつきでの提案でしたが、アレは以外と前科がありましたわね)」
冤罪はこうやって作られている というよりコレは完全にアザゼルの日頃の行いの結果だろう
「まぁアザゼルにも理由があるのでしょう「んなので納得出来るかよテスタロッサ!彼等はお前の側近だろ!何よりウチの仲間を弾いたんだ!奴等の頭を物理的に弾かないと天秤が合わねぇだろ!許せねぇ!ちょっとアザゼル締め上げてくる!」あらあら」
怒りに任せて突撃したハルトを見て
「あの…止めなくて大丈夫ですか?」
「冤罪で一勢力が滅亡しますよ?」
「以前の会談でアザゼルの私を見る目が卑猥でしたので構いませんわ寧ろハルト様があんなに怒る姿を見れて私は嬉しいですわ」
「「(怖っ!)」」
「それと私もあの方達の戦いには興味がありますの」
「え?」
「いえ何もありませんわ」
改めて自分の上司の恐ろしさに戦慄する2人だったのと
だかまぁ仲間が心配なので見守りたいというテスタロッサの気持ちを汲み代わりの女王を探さねばならない
相手はセラフォルーならばそれ相応の相手でないと
「出るならエボルト、ネオ黎斗、克己さん、ネガ音也は女性に甘いからダメだな、シャドームーン、ビルゲニア、ネガタロス、カイ…他には…」
とアウトサイダーズが真っ先に思い浮かんだが
「我が魔王!建国以前から仕える長年の忠臣がここにいますよ!」
ウォズが待ってましたとばかりに待機室に入っていたが
「ふむ…ランゴさんやグロッタさんも捨てがたいがセラフォルーの水氷の広範囲攻撃にも対応出来る奴が好ましいな」
「我が魔王!ここに貴方の期待に応えられる者が!アナザーギンガに宿る宇宙の力を使えば対応可能ですよ!」
「………?…そうか!」
「やっと気づきましたか」
ハルトは ハッと!気づいたような顔をしてウォズも待ってましたとリアクションしたが
「そうだな…頼んだぞフィーニス!!アナザーコア…地球の核から来る熱で氷なんて消し飛ばしてやれ!」
「はい!この僕が魔王様に勝利を捧げてご覧に入れましょう!」
「何故ですか我が魔王!」
ウォズは両膝をついて倒れるウォズを無視してハルトは一言
「繰り上げ当選狙えると思うなよ」
身も蓋もない発言に
「ごふぅ!」
「ハルト様!ウォズの日頃の行いに腹が立っているとは言え何とご無体な!」
「あぁ!ウォズちゃーーん!!」
「いや別にウォズの事は信用も信頼もしてるけどさ…何つーか今じゃなくね」
「え?」
「お前は秘密兵器だ、何かこう…俺の後ろで不敵に笑う実力者的な」
「わ、我が魔王!」
「そして土壇場で俺をアゾット剣で背中から刺すんだよな」
「我が魔王、それは私の死体から出来た傀儡がやらかした事件です!それと誰がそんな愉悦神父みたいな真似をしますか!」
「分かって分かってる冗談だ…けど単純にセラフォルー相手ならフィーニスが適任だよ」
アナザーコアの体表熱とアナザー1号由来の体格、パワーを鑑みれば問題ない
だが思案ガン無視で現れた人物がいたのである
【おーっと!まさかの参戦!テスタロッサの代理に現れたのは魔王最大のブレーキ役!黒川あかねさんだぁ!】
「よ、よろしくお願いします!」
おおおおおお!と湧き立つのは逢魔側会場全体である
「何してんだよ、あかねええええ!!」
「あかね様あああああ!!僕の出番があああ!」
「フィーニス…哀れな」
「ウォズちゃん?」
「取り敢えず今は…あかね何してんのさ!!」
マイクでハルトは全力で止めに入る
「大丈夫だよハルト、私に任せて」
「あかねにそんな危ない事任せられるかぁ!誰かついてこい!急いであかねを連れ戻すぞ!」
と動こうとしたのだが
「残念ですが時間切れですわね」
「はぁ!?」
そこに現れたのはセラフォルーではなかった
【おーっと!現れたのは同じくまさかの参戦!逢魔最強の錬金術師!キャロル・マールス・ディーンハイム!否!常葉キャロルだぁ!】
「奥方様!?」
「あ、魔王ちゃん?」
「……………………………?」
「ダメだ思考が完結していない…」
映像から現れたのは大人モードのキャロルである…黒いスーツが良く似合っている、カッコ良い!だがそれ以上にハルトは宇宙猫になって数秒後
「何でさあああああああ!!」
『ハルト、発狂!』
『お、お気を確かに!』
思わず白眼剥いて bgmにunwelcome schoolがかかるくらいには混乱したのである
「うわぁ、ハルが取り乱してるよ」
「無理もないが…テスタロッサの奴…」
「見てないで止めてください!錯乱したあの人止められる人少ないのですから!」
「千冬か束呼んだら?」
「それです!誰か!!」
カゲンの指差す先には混乱しているハルトがいた
「こ、これは夢なのか…そうか!これがナイトメアの見せる悪夢なのか……許せん!アナザーゼッツ変身だ!」
『I'm on it!(任せて!)』
「変身!」
『いやいや待て待て待ちなさい』
「だが!キャロルとあかねが出た事で!」
予期せぬ登場に、おおおおお!と湧き立つ会場だが連合側の席では卑猥な目で見ている奴がいるので
「今すぐニヤけた奴等の両目を抉り出してやる」
『どうするつもりだ』
「アナザーギルス、手を貸せ」
『ま、まさか!虐殺…』
ハルトがアナザーギルスを実体化させると彼の左手を右手で握り合わせると一言
「「ギルス!」」
『め、目があああああああ!!』
『あぁ!テラーメモリに残ってる持ち主の残留思念が何故か目を灼かれてるぅ!』
『いや、ふざけてる場合かああああ!!』
「冗談だありがとうな、ハウンド!」
アナザーギルスは粒子になりハルトの体に戻るのであった
「大至急部隊を手配します」
「必要ならYウイングやARC170での空爆も辞さない!」
「いや止めろ!!」
カゲンは慌ててストップをかけるがハルトは血相を変え
「ちょっ!2人とも!喧嘩は辞めてよ!こんな催しで2人が争う理由なんてないよ!あ、アレか!俺が原因なら言ってよ改めるから!!だから…俺の為に争わないで!」
涙目で止めるハルト 彼からすれば伴侶達の死闘なんて見たくないのである
「クソッ!誰だ、こんな非道で凄惨で悪辣な催しを思いついた外道は何処だ!今すぐ犯人は俺が見つけてぶち殺してやる!!」
「ハルト様、モスがダメージを受けた体で調べた情報ですが…これも全部アザゼルって奴の仕業ですわ」
「何だってそれは本当かい!?…モスの奴…あの状態でそこまで調べてくれてたのか…ありがとう…そして、あのカラスめぇ…もう許さん!奴の背中の手羽先、手羽元を引きちぎって最期に塩かタレかポン酢タレか味噌タレか山椒かチーズでラクレットか好きなのを選ばせてやるぅ!」
『美味しく食べようとするな』
「おい待てハルト、ここはそのパターンだと
その言葉に医務室で浅倉達とのダメージ回復を図っていたアザゼルは
「(何でだよおおお!!)」
白目を剥いて気絶しかけていた そりゃ完全冤罪で怒り狂うハルトに襲われるとか罰ゲーム以上の苦痛であろう
「ちょ、ちょっと待て!!俺は何も知らない!本当だ!頼む!話せば分か「る訳ないだろうがボケェ!」ごふ!」
ハルトはゾーンメモリで転移したタイミングに合わせてドロップキックを叩き込んだのである
「一体何考えたら俺の嫁達が血を血で洗う戦いをせねばならないんだ!……まさか…お前がこの間こっそりキャロル達の研究室に忍び込もうとしたのも彼女と研究データ目当て…いや或いは2人に重症を負わせて眷属や転生させて従属させるとか……それもこれも全部お前の考えか!NTRとか考えてたのか、この腐れガラスがぁ!」
「(発想が凄い飛躍を果たしてる!?)」
「ヤクヅキ!!」
「呼んだか?ハルト坊?」
「こいつに地獄すら生温い仕置きをくれてやろう」
「ふむふむ」
「『
「なるほどなるほど!」
「『何でもあり《バーリトゥード》』!!」
「excellent!任せておれハルト坊!何をしてでも、どんな手を使ってでも本当にやってても冤罪でも必ず私が今回の計画を手引きしてやりましたと自白させてやろう!!」
「その意気だ!!」
『自白強要!?』
「(自白するも本当に何も知らないんだが!)」
「むふふ…実は最近新しい電気椅子を仕入れたのじゃよ堕天使ならばそれはもう良い実験台になるじゃろう…安心せい、グロンギが浴びれば誰でもお手軽に金の力が手に入る程度の威力しかないわ」
「ならその最新の電気椅子に直ぐかけてやれ!」
「ハルト坊…何と恐ろしい」
「え?」
「本来電気椅子での処刑は相手が苦しまぬように水を被せてから電気を流すのじゃが…」
「なるほど…そのまま電気を流すと体組織が電気椅子に残る……油をしかないで餃子を焼いてひっくり返すと皮や中身がフライパンにこびり着いて離れないのと同じか」
『拷問器具の汚れをフライパンのこびりカスと同じにしてやるな』
「電気椅子なら新しいのなら買ってやるから直ぐにかけろ!」
「そ、そんな贅沢許されて良いのか!」
「もしくはファラリスの雄牛でも振り子刃の拷問機械でも連れてこい!」
「太っ腹じゃなハルト坊!ならば一つお願いがあるのじゃ」
「何だ?」
「彼奴を椅子に括り付けてGX05で蜂の巣にしたり、彼奴をダーツの的に縛り付けて彼奴目掛けてダーツをしたいのじゃ!」
「許す!」
「やったのじゃ!まずはGX05で彼奴の右太腿から削ぎ落としてくれる!」
「ひぃ!」
「銀狼、大至急堕天使勢力の全ネットワークを乗っ取ってくれ!そこで奴等の総督拷問ショーを流してやる」
「まずは俺の弁明を聞いてくれないか!?」
「お前の意見など求めん」
『スウォルツ!?』
「あ、あと2人が戦う前に辞めさせないと!」
と走り出そうとしたのだが
「待ってよハルト」
「セラフォルー…そこを退いてよ俺はあの2人が戦うのを止めないといけないんだ、そもそも何でキャロルが三大勢力側で立ってるのさ!まさかキャロルを洗脳して戦わせてるとか!」
「そんな事しないよ!というか聞いたけどキャロルとの結婚指輪にはハルトの精神汚染耐性があるならキャロルには洗脳効かないよ!」
「確かに!だが指輪を外した間に…」
「どうして信じてくれないのかなぁ!」
「だって…いや何でもない」
「ハッキリ言ってよ!」
「じゃあ失礼して…三大勢力ならやりかねん!」
「ハッキリ言わないでよ!」
「どっちだよ…」
ーーーー
それは個人戦が終わり団体戦への準備期間をしていた頃まで遡る
「ごめんね来てもらって」
「構わん、それで話とは何だ?」
「次の団体戦に出て欲しいなぁ…なんて」
「良いぞ」
「本当!」
「テスタロッサに変わってオレがお前を叩き潰してやろうハルトの嫁に相応しいか見定めてやる」
悪い笑顔を浮かべるキャロルに対してセラフォルーは慌てながら
「違うよ!私の代理で「断る!」即答!」
「オレはハルトの嫁だ、何故そんな真似をせねばならん?」
「そ、それは」
「オレは以前、ハルトとある事件で対立し、あのバカの気持ちを知った…オレはあのバカの泣く顔を見たくない…あのバカにはいつも能天気に笑ってて欲しいんだ」
それは愛しい伴侶を思い出す優しい顔
「キャロル…」
「まぁ気付けば現地妻を増やすような性格は矯正してやろうとは思っているがな」
それは浮気する夫を追い詰める嫁の顔…
「キャロル?」
「それで何故オレに出ろと?」
「そ、それは〜」
「まさか…オレを人質にする気か?それならオレも考えがあるぞ」
そう言うキャロルの周りには紫のコアメダルが滞空…対応次第ではお前分かってるよな?の意味が強く威圧していると
「違うよ!」
「それは私がセラフォルーさんにお願いしたからだよキャロル」
「あかね?何故ここに?」
「私ね一回、時間があったら言いたい事が沢山あったの」
「それでオレと戦うか…ほぉ」
「ハルトの事でだよ」
「勿論そうだろう…身を引けか?いや違うなそう言うのはではないか…」
「うん、ハルトに私も守られてばかりじゃないって証明したいの…ハルトや皆と一緒について行く、でもハルトは過保護というか何というか…」
あかねの脳裏にはそもそもこの世界に来たきっかけが思い出されていたが
「気持ちは嬉しいんだけどまさか本当に異世界侵略するなんて…」
「まぁ、あのバカはお前を前線に出すなんて考えないだろうな…この世界に来た理由とこの世界で暴れた理由は別だぞ?」
確かに犯人探しでやってきたがリュートや植民地については悪魔側の過失である
「だから見せたいの私も1人で大丈夫って証明したいの」
その強い意志の宿る目を見てキャロルは溜息を吐いた こうなっては止まらないだろうと
「はぁ…仕方ないが、テスタロッサにはどう説明する?」
2人の脳裏に過ぎるテスタロッサの顔、いや普段なら味方として心強い彼女だが…説得に応じるかどうか
「そこはセラフォルーさんにお願いしよう」
「私に丸投げ!?」
「そうだなそうして貰うか」
「キャロルさん!それならせめて知恵を貸してくれないかな!?」
「説得材料が必要か…ふむ」
「どうしようか…」
「そもそも説得出来るのはハルトだけだからな」
「けど彼女は自分に利益があれば納得してくれると思うよ?」
「だがなぁ」
「ハルトと2人きりの時間」
「それだ!」
ーーーー
って訳で
「(ハルト様と2人きりのバカンスですか、中々に良い条件でしたわ2人とも)」
懐柔されたテスタロッサであったが
「いや何を説得材料にされたか察するに余りあるけどさ」
「せめてアレを止める責任は果たせ私達は知らんぞ」
「あらあら…」
その視線の先には
「いぃぃぃぃいやああああああ!!!喧嘩は辞めてえええええ2人ともおおお!」
ハルトは発狂してそれ所ではなかった、彼の錯乱は今までにない程の困惑と慟哭である
「はぁ…本当にまぁ嫁達がデスマッチなど見れたものではないのと…」
「基本的に身内にはダダ甘ですからね、この人」
「内輪揉め厳禁なんてルール作ったくらいだしなこの光景は地獄絵図に見えるだろうの」
「魔王様の精神衛生的には早く解決しないと暴走するので辞めて欲しいんですよね」
「おいアイザック、至急千冬様か束様に来てもらえ」
「YES マイロード!」
「あわわ、どうしよう…早く、2人の戦いを止めないと…今俺は真司さんの気持ちが言葉ではなく魂で分かった!行くぞアナザー龍騎!2人の戦いを止めるんだ!」
『ハルトが馬鹿だと思う奴は手を挙げ…おっと満場一致だな』
「はっ倒すぞ!」
『ハルト!今のお前の態度は戦う場に立つ覚悟を持つ者達を愚弄する行為に等しいぞ』
「アナザーディケイド…」
『とグラファイトが言ってた』
「グラファイト…カッケェ!ますます惚れてまうやろ!!」
『よし持ち直したな』
「えぇ…」
だが
「けど…キャロルとあかねが戦う……うーん…」
『キャパオーバーしたな…』
ハルトはそのまま気絶してしまうと
「あぁ!魔王ちゃーーん!」
「衛生兵!衛生兵!!」
「メディック…メディッーーーク!!」
「英語にしただけじゃん」
「呼びましたか?」
「メディック!!」
「多分意味違うと思うが良くやった!ハルトを治療してくれ!」
と待機室が阿鼻叫喚している中 件の参加者は
「うわぁ…試合終わったら後が怖いなぁ」
「あの馬鹿の過保護は今に始まった事ではないさ」
「そうだね…じゃあ始めようかキャロル」
『ヴィジョンドライバー』
「やるからには全力で行くぞ」
キャロルはメダルケースから選んだコアメダルをドライバーに装填してスキャナーを構える
「負けないよ」
『GAZER LOG IN』
「「変身!!」」
『INSTALL!innovation and Control GAZER!』
『タカ!トラ!バッタ!!タ・ト・バ!タ・ト・バ!タトバ!!』
ゲイザーとオーズ タトバコンボが向かい合うと
『battle mode release』
同時にゲイザーの頭部に血走る模様が入るとリミッターが解除され戦闘モードに入るのであった 開始のゴングと共にオーズはバッタレッグによる跳躍で一気に間合いを詰めに入ろうとしたが ゲイザーはドミニオンレイを展開し頑強なシールドを使い進路を防ぐ…だが
「何で…」
オーズの動きが想定より早いのである、確かにライダーシステムと使用者によって性能が変わるが この動きは可笑しい あかねは持ち前の頭の回転の速さとハルトが話してくれたライダー知識から合わせて考えた結論は
「まさか10枚目のタトバコンボ」
800年前の王が変身した姿である タトバコンボのオーズと推察するとキャロルは
「正解だが分かった所でどうなる!」
「本気なんだ」
「当たり前だ、あのバカなら必ずそうするからな!」
「ありがとう、それなら」
確かに800年のタトバコンボならば完全体のグリードを容易く屠れる…実際 その姿を見たウヴァはトラウマを刺激されて震えていたが
「えい!」
「っ!」
ゲイザーはドミニオンレイを連結して一つの鞭のように使い広範囲を攻撃、その範囲にオーズの足が絡まりつくとそのままハンマー投げの要領でオーズが投げつけられたのである
「行って!!」
そのままドミニオンレイを分離 浮遊式砲台として滞空からの粉塵が上がる場所への砲撃の雨霰を降らせるのであった
『delete』
プロビデンスカードをスラッシュしてエネルギーを解放 収束された光線がオーズ目掛けて放たれたのである
しかし
『サゴーゾ…サゴーゾ!!』
「はぁ!!」
浮遊してたドミニオンレイが重力により叩き落とされたのである
「っ!」
その銀の装甲は重戦車のコンボ
仮面ライダーオーズ・サゴーゾコンボ
重戦車由来のパワーと堂々とした前進 ドミニオンレイを無くしたゲイザーでは対抗手段がなくなった 近接戦になったら間違いなくゴリ押しで負けてしまう…
「やっぱり強いんだなぁ…」
仮面の下であかねは悲嘆する それはハルトが歩いた旅路の険しさ そして彼がそこまで至るになった理由と 何処まで行っても自分は守られる対象でしかないという絶望…
「なら私も気張らないと…それくらいしないとハルトと並べないんだ」
あかねが取り出したのはレイズバックル…だがそれは植物の蔦に囲まれ、何処となく目のような意匠が施されている
「おい待て!それは使うな!!」
流石のキャロルですら待ったがかかるし それを見た瞬間 ハルトが会場へ乱入しようと即断即決した程である
「待てあかね!!」
マイクを使い静止するハルトに
「大丈夫、私もウルティマさん達と同じように指輪を通してハルトの力を貰ってるんだ」
「だからって辞めろ、それをしたら人間に戻れなくなるぞ!」
「良いよ…私はねハルトと一緒だったら何処までも堕ちていけるから…」
「っ!この馬鹿野郎!!」
そのバックルを装填するとゲイザーの体に植物の蔦が纏わりつく 白に金の装甲は植物のような緑色の装甲へと色が変わり始めていったのだ
体に走る激痛を黙らせたあかねはゲイザーを新たなステージへと跳ね上げた
あかねの体へ流れ込んだのはジャマト、そしてアナザーギーツが持つ創世の神の力 それが重なり合い一つの姿へと変わる
『JYAMATO GAZER』
「ジャマトゲイザー…行くよ」
「良いだろう直ぐに終わらせてやる」
『プテラ!トリケラ!ティラノ!!プトティラノザウルース!』
プトティラコンボに変身して向かう両者 そして激突したと同時に
「…………」
バターーン!!
その衝撃映像を処理出来ずに白目で泡を吹いて倒れ全身痙攣しているハルトと、そしてフラリとやってきたので何も知らないダークライがいた
「う……わぁ…」
『あ、泣いちゃった!!』
「ま、魔王ちゃーーん!!」
「お気を確かに!」
ジョウゲンとカゲンが駆け寄り介抱するのを見て
「はぁ…」
「これは無理もなかろうて…それよりどうしてくれるテスタロッサ?お主らしからぬ失態じゃな」
「背信行為と取られても仕方ありませんよ?」
ヤクヅキは咎めるようにテスタロッサを睨みつけると
「そう言われても仕方ありませんわ…まさか私もあかね様達があそこまで行くとは思ってもみませんでしたわ」
「ま、ハルト坊には良い薬じゃ これで何かやらかすものならこのネタでなら止まるわ」
「それしようものなら我々は魚の餌になるでしょうけどね」
「衛生兵!衛生兵!!」
「呼んだかい?」
「お前はお呼びじゃないんだよ死神博士!!」
「フィーニスよ…お前は同胞にも割と辛辣じゃのぉ」
「今そんな事言ってる場合じゃありませんよ!!」
「私達の出番か?」
「任せなさい私達の力はあのシャドームーンを強化復活させた実績があるわ」
「今こそ我等ゴルゴム三神官の力を見せる時!」
「「「我等3人の石の力を魔王様に!!」」」
「お主達が混沌とするから下がっておれ!!」
「はぁ…真っ当な医者はいないのですか」
と困惑する家臣団に対して
「それなら俺の出番だね任せてくれたまえ、こう見えて絆斗君相手に医者の真似事してた事もあるから安心したまえ魔王の体内サンプルから色々面白そうな実験が出来そうだから」
「マッドな医者はお呼びじゃないんですよ!」
「貴利矢先生ー!助けてえええ!」
と混沌としていた
そんな中 ジャマトゲイザーvsプトティラの戦闘はかなりのハイレベルで進行していた
ジャマトの力を得た結果 ブロンアームズによる蔦による中距離戦とドミニオンレイによる遠距離攻撃でプトティラを攻撃するがメダガブリューを盾に武器と間合いを詰めるタイミングを見計らっているが
「っ!」
プトティラが取り出したセルメダルをドミニオンレイの攻撃で落としてしまう
「しまっ!」
「捕まえた」
ジャマトゲイザーはセルメダルを手に取ると、メダルを真っ二つに折って地面に落とすと現れた屑ヤミーがジャマトバックルの成分で満たされたブロンアームズに侵されポーンジャマトへと姿を変えると あかねはヴィジョンドライバーの権限からデザイアドライバーをポーンジャマトに渡すと
「「ジュラピラ」」
『JYAMATO』
ポーンジャマトはデザイアドライバーでジャマトバックルを使い ジャマトライダーへ変身すると
『hacking on crack start』
頭部にドミニオンレイが装填、コントロール下に置くと腰にバックルを装填して強化武装を施す
『remote Control Magnum/Monster』
同時にマグナムとモンスターフォームになりプトティラに襲い掛かるのであった
「くっ、行ってこい!」
プトティラも屑ヤミーを展開するが明らかに兵の質が違いすぎた ならば
「これだ!」
プトティラからガタキリバコンボに変えようとしたが
「させないよ!」
「ちぃ!」
形態変化を妨害するジャマトゲイザーは両手を広げて残りのドミニオンレイを待機させるのであった
「さぁて、我慢比べだよ」
「そうはいかない」
オーズは自分にセルメダルを投入して自分の体内からプテラ、トリケラヤミーを生み出した
「お前達、ジャマトライダーを抑えろ…アイツはオレがやる!」
「2人はヤミーを抑えて、キャロルは私が抑えるよ」
そして近くであった爆発に任せて、そのまま走り出すのであった
その頃 ハルトは
「うわぁ、赤くて欠けてる月だぁ…」
「三つの扉が開いとるぅ!」
「アナザーゼッツ!仕事だぞ!」
「I'm on it!」
別の意味で戦いが始まるのであった
予告
あかねとキャロルによる女王の部も佳境!果たして運命の女神はどちらに微笑むのか! そして
「………」
メンタルブレイクしたハルトは王の部に参戦出来るのかぁ!
次回 王の部 お楽しみに!
追加予告
戦いを終えたハルトはナツキの依頼で13人の魔法少女達の裁判という魔女狩りを止めるべく 世界を跨いで現れたのである
「13人か…ちょっとカードデッキを用意してくる」
「龍騎式バトルロイヤルを目論むなぁ!!」
魔王を呼び寄せた世界の結末は!
「この映像を見てる奴に告げる、お前達が魔女だの魔法少女だの迫害するってんなら 大魔女に代わって俺が世界を滅ぼす そんな偽りな平和や世界なんて滅んでしまえば良い!」
「ハルト!!」
魔法少女ノ魔女裁判編 お楽しみに!