前回のあらすじ
キャロルとあかねによる女王の部 それによる戦いであかねはジャマトゲイザーに変異、そしてハルトは最愛の女性達の戦いによって…
「………………」
精神的に参っていたのである、あの魔王が白眼向いて気絶していた
「魔王ちゃん、しっかりしてー!」
「よしこうなればショック療法です!ゴルゴム三神官!お前達の石の力を一つに合わせるのです!」
「任せろ!よし私はこの尿路結石を!」
「この胆石を!」
「この膵石を!」
「「「魔王様に!」」」
「何、自分の体に生まれた不純物の結晶を魔王様に渡そうとしてるのですか!このポンコツ三神官!!」
「お主達の天、海、地の石の力を渡せ!」
と混乱していたのであった
精神世界では
「ほぉ、貴様が俺のナイトメアか」
「へい…」
「身の程が知れたな…今後ナイトメアは俺に従え」
「ちくしょう…俺の仮面ライダーを蹂躙して最強の怪人になる夢がぁ…」
「テメェは別だ死に晒せええええ!!」
「ぐあああ!」
「お前が俺から生まれた夢とは言え仮面ライダーを蹂躙するなんざ夢のまた夢よ!そんなの恐れ多いわ!それとそれをするこは俺の役目だ貴様なんぞに譲るかボケェええ!最強の推し達と戦うのは俺だぁ!」
「なぁアイツ、本当にオーマジオウと喧嘩する気あんの?」
「まぁ相棒だからなぁ…」
自分に取り憑いていたナイトメア をアナザーゼッツに変身して締め上げていたのである、具体的には倒れたナイトメア を足蹴にしていたのだが
「大変だ大変だ…エッホエッホ……あ、ハルト大変だ!」
「何だよアナザーW?キャロルとあかねが戦ってる、今の状況以上に大変な事があると「栄光の7人ライダーウォッチだけじゃなく、スカイライダーからBLACKの昭和ライダーに加えてシャドームーンのウォッチまで発売されるぞ」なにぃ!!」
「そんなまさか!この令和の時代に!?」
「俺達の平成は終われねぇ!」
「何言ってんだ!今は昭和100年だろ!」
「おい!何か血迷った奴がいるぞ!」
「俺は平成と令和を否定し昭和に生きる!」
「お前かアナザーバールクス!!」
「ハルトが許したからって俺達は前の事件を忘れた訳じゃねぇぞ!調子に乗ってんな…テメェ等!やっちまえ!」
「程々になー」
と後ろではアナザーライダー達が何か暴れているがハルトは
「ぎゃああああ!」
震脚による一撃で己のナイトメア…ライダーナイトメア を地面にディープキスさせていた
「ちょ待てよ、ライドウォッチになったって事は…シャドームーンは仮面ライダーだったのか!」
数分後
「グッモーニング!ライダー!!喜べ貴様等!俺はまた一つ宇宙の真理に辿り着いたぞぉ!」
ガバァ!と起き上がるハルトに周りは思わず
「我が魔王!?」
「ハルト様が目覚めたぁ!」
「貴様等!大至急 この俺、魔王ハルト復活祭の準備をしろ…さすれば三大勢力の治める地は割れ、奴等は全て奈落の落とし穴に落ちるだろう!」
白眼向きながら神託が来たとばかりに悟るハルトにウォズは成る程と頷き
「つまり奴等の中にいる攻撃力1500以上の連中は世界から除外という事ですね」
「そうだ!」
「え、その攻撃力の基準は何なの!?」
「ふははは!!」
「けどアイツら羽生えてるから落とし穴とか落ちないでしょ?」
「撃ち落とすんだよジョウゲン!お前の片腕についてるスイープソーは飾りかぁ!」
「え!俺がやるの!?…てか魔王ちゃん白眼怖いんだけど!?」
「あれ…起きてるの?寝てるの?」
「知らん」
「良いかお前等!敵に振るう暴力は悪ではない!逢魔では美徳である!」
『おい誰か、このバカにあった頭のネジを探せ』
『残念だな相棒のネジは俺達と契約したその日から休暇とってベガスに行ってるよ』
『お前達、大至急ベガスに行くぞ!!ハルトの頭のネジを探せええ!』
「俺達に弓引くなら誰、敵に回したか分からせてやれ」
「成る程、流石です魔王様!カゲンに出番を持っていかれがちなジョウゲンに出番をあげると言う事ですね!奴等を蜂の巣だと」
「イヤッハー!!」
某ウサギのようにハイテンションなハルトを見てアウトサイダーズは
「見事に錯乱してるな」
「いや、あれがアイツの平常運転だ」
「楽しそうだねハルト」
「だね」
「本当凄い落差だねぇ、魔王は」
「魔王様だ酸賀!!いくら貴様がハルト様お気に入りの科学者にしてライダーだからって調子に乗るなよ!」
「フィーニスちゃん…沸点どうした!?」
と揉めてる中ウォズは冷静に
「それで我が魔王、宇宙の真理とは?」
「シャドームーンは…仮面ライダーにカウントされるんだ!」
「ではジャマ神 バッファにはダメージが入りませんね!」
「そうなるんだよ!って三神官?何で此処に?それと何でお前達は自分の石を掲げてるの?」
「こ、これは我等が忠義の証 魔王様に我等の石の力を託そうかと」
「ダロム…その言葉…怪人王として嬉しく思うぞ…これでアナザーシャドームーンがパワーアップするな」
涙ぐむハルト、まさか外様の傘下とは言えそこまで慕われていたとは…と感動していたが
「いやさっきまでこの人達、石は石でも体内の結石を押し付けようとしてたよ?」
ウルティマの一言にハルトは涙が止まると
「……お前ら?」
それはもう良い笑顔 彼を良く知る者ならば理解しよう …その笑顔を向けられた相手は大抵碌な目に合わない
「「これはバラオムの提案です!」」
「お前達ぃ!?違います魔王様!これはビルゲニアの陰謀です!」
「ほぉ」
ここでも反目してるんかい!とツッコミがあるだろうが逃げようとしたのでハルトは近くにいたダロムを捕まえる
「ダロム!!」
「構わん!捨ておけ!!」
ビシュムと仲間に売られたバラオムに見捨てられたのであった
「待て貴様等ぁ!!」
「ははは、ゴルゴム三神官は3人で1人だろ?なら罰は連座と行こう…安心しろあの2人も直ぐにお前の後を追わせてやる」
「ま、魔王様お許しを!!」
「問答無用じゃボゲェ!!」
数分後 ゴルゴム三神官の口にはロールケーキ(プレーン、チョコ、抹茶味)が捩じ込まれ気絶し、ビルゲニアが写真に撮ってシャドームーンに見せて爆笑していたのであった
「よし現状はどうなって……」
「あ…」
ウォズはしまったと言う顔をし数秒後
「そうだ…あかねがジャマトの力を…キャロルがプトティラで……うーん……」
再び気絶して
ーーーー
精神世界に戻るのであった
「ただいまー!」
「帰るの早ええよ!」
ーーーー
「我が君ぃ!?」
「全然精神ダメージ回復してないじゃん!」
カレラとウルティマは動揺しているのだがテスタロッサは
「取り敢えず布団を敷き直しましょうか」
「「誰のせいでこうなったと思ってる/の!?」」
ウルティマとカレラがテスタロッサを問い詰めていたのであった
その頃 あかねとキャロルは
「何で……何で…私はあの時、ハルトに手を伸ばせなかったの!どうして私は…キャロル…その位置にいたのは私だったのに…私だったのに!」
その独白は後悔と嫉妬、あの時 二亜達から聞いた もしもの世界 彼が憧れの仮面ライダーとなり自分が伴侶として隣にいた…そんな世界
自分がちょっとでも勇気を出して彼の隣にいる事が出来たのならあり得た可能性世界 ほれを聞いてからあかねの胸に残る 感情 普段はうちに秘める傾向の強い彼女でもそれが今回爆発させたのである
「お前のいた状況には同情する、だがそれでも側に入れなかったのはお前の弱さでありハルトの弱さだ!」
キャロルはその可能性を否定する それでも現実は自分も彼女、ハルトはどちらも選んだのである
熾烈な戦いをしていたのである それは互いに抱える思いの丈をぶつけ合う
「貴女も私と同じでハルトを捨てたのに!!」
「そうだ!オレはあのバカを一度捨てた!」
「なら「だがそれでもあのバカは来た」…」
「それ以前にオレはお前が妬ましいと思う、オレや他の女と交際してもアイツの中にはお前がいた、お前に会いたいと世界を股にかけた旅をしたのだ!オレなんか妹が説得せねば見捨てられていたのだからな!」
エルフナインが協力を打診しなかったらキャロルは恐らくあの世界で死んでいたしハルトとも今生の別れとなっただろう…それを引き止めてくれたエルフナインには感謝しかない…まぁ
「何故、あそこまで病んでしまったのだ…悪い男に引っかかって…」
「それはキャロルもじゃないのかな?」
「お前もな」
その頃、エルフナインが笑顔でナツキにフランケンシュタイナーを決めていたのであった
「だがお前が見捨ててもハルトは一途に思っていた…羨ましい妬ましい!!あかね!その場所はオレのいるべき場所だ!そこを渡せえ!」
『ゴックン!プトティラノヒッサーツ!!』
メダル3枚噛ませた最大エネルギー…だけではない キャロルの体内に溜め込まれていた膨大な量のセルメダルを全て取り込んでいるのだ
「なっ!」
「これがオレの覚悟だ!」
「それはこっちのセリフだよ!」
同時にジャマトゲイザーはジャマトバックルのボタンを押し込み力を底上げする
『jya jya jya strike!!』
「っ!キャロルさん…その居場所は私なの!その場所を返せえええ!」
『shutdown!』
同時に放たれた紫のビームと金と緑混じりのビームが放たれた それは外野で戦っていたジャマトライダー達を巻き込んで吹き飛ばしてしまう
威力は両者の中間地点で激突した!
「「はぁああああああ!!!」」
譲れぬ意地 それは大会の会場を壊しかねない程の一撃であったがそのエネルギーが消えると
両者は変身解除して地面に倒れていたのである
結果
【ひ、引き分けだあああああ!!まさかの両者同時にKO!】
わああああ!と湧き立つ会場だが逢魔の面々が2人を担架に乗せて運ぶのであった
そして
「…………ん」
あかねが目を覚ますと隣のベットにはキャロルが寝ていた
「あ、勝負はどうなったの?」
「引き分けだよ」
そこに来たのは…先程覚醒した
「あ、ハルト」
「さてあかね、分かってるよね」
「その…ごめんなさい」
普段とは逆の光景だがハルトからすれば力の代償から心配にもなる
「あのジャマトバックルは凄い危ないものなの!使う世界線の俺もいるけどアレ例外だから!使うと人間じゃなくなるんだよ!」
「ハルトだって人間じゃないよね?」
「まぁね!」
『威張る事ではないぞ』
「なら私は寿命の長いハルトを置いて先に逝っちゃうね」
「あ…」
「アンティリーネさんやティオさん達みたいな長寿の人達はずっとハルトといれるけど私や千冬さん達は人間だから……ずっとはハルトと入れないの!だからちょっとでもハルトといたいんだよ!」
「あかね…」
「一緒にいれるなら私は人間なんて辞める!もうハルトと離れたくないの!」
「…………」
「もう…離れ離れは…いや…」
「あかね…ありがとう、そこまで想っててくれるなんて凄く嬉しい…」
ハルトは泣きながら抱きしめるとあかねも同じように強く抱きしめた
「あかねが望むなら……だけどもう一回ちゃんと考えてから結論を出して…ノリと勢いで人間辞めたら絶対後悔するから」
『ノリと勢いで生きてる奴に言われてもな…』
『説得力がねぇ!』
「うっせぇ」
と話す中 あかねは不思議な顔で尋ねる
「ハルトは人間辞めて後悔したの?」
その問いに このバカは
「いいえ!全く!!人間を辞めた事に、これっぽっちも後悔してませんが!!!」
『少しは後悔しろよ!!』
「まぁ俺の場合はデメリット体質が無効化する体だからってのもあるからな不便を感じてないのってのもある…だからさ、あかねが俺と全く同じって訳じゃないのは理解して欲しい」
「………」
「それと…狸寝入りをしてるキャロルは試合が終わったらお話があります!」
「!!」
ビクッ!と動いたのを見逃す訳ない、夫婦舐めるなと言っておこう
「さて、と次は漸く俺の出番だな行ってくる」
「気をつけてね」
「勿論だよ…ウォズ!」
「此処に」
「2人を頼んだ怪我した2人に対して良からぬ考えを持った輩がいるかも知れないからな」
「お任せを」
「あぁ」
2人を信頼出来る仲間に任せたハルトは試合会場に向かうのだが
「さてと、今の状況は…」
兵士戦は 三大勢力連合(一夏)の勝ち
騎士戦は 逢魔(ハウンド)の勝ち
僧侶戦は 逢魔(ウルティマ)の勝ち
戦車戦は 三大勢力(ガドルと酸賀)の勝ち
女王戦は 引き分け
つまり二勝二敗一引分 である
『てかほぼ身内の喧嘩になったな』
「だな…」
ハルトは数秒考えた後 よし!と頷くと転移して二亜のマイクを借りると
【参加者の諸君!次の試合で決着という訳だが団体戦で活躍した者達の中には個人戦に出れないと不満もあるだろう!逢魔では暴れたい奴が多いからな!】
ザワザワする会場にハルトは
【なので三大勢力連合の希望者は駒の序列関係なく次の王の部に出れるという特別ルールを提案する!希望者が1人でも立ってた三大勢力連合の勝ち、俺は参加者を全員KOしたら勝ちというのはどうだ?】
おおおお!と湧き立つ連合だが逢魔は
『このバカ、あかねとキャロルの件でフラストレーション溜まってるからって…』
『1人で大丈夫か?』
「俺は1人じゃないだろ?」
『ほぉ』
「俺達で最強じゃん、いつも通り頼りにしてるぜ相棒」
ヘラヘラ笑うが半身達への揺るがない信頼がそこにあった
『おいおい』
『さりげなく俺達も巻き込みやがったゾ』
『ま、いつもの事だな』
『しょうがない奴だ行ってこい!!』
「よっしゃ行くぜ!」
ハルトは二亜にマイクを投げ返すと二亜は待っ
てましたとばかりにマイクで口上を述べる
【さぁさぁ皆様お待ちかねの真打登場!ヘラヘラ笑う軽薄な姿に背負うは国家と仲間!逢魔の全てを笑顔で背負い進むは我等が怪人王!常葉ハルト!!】
そのまま会場に向かって飛び降り着地を決めると割れんばかりの歓声であった
「待たせたな、お前達!!」
そして会場に出たのはサイラオーグ、一誠、ナツキの3名
試合会場はショッピングモールと来た
「ふーん」
以前のシトリーvsグレモリー戦を思い出していた屋内戦なら広範囲技が使えないと踏んでの試合会場って訳だろうが
「ま、そうなるよなぁ…けどセラフォルーは出ないのか」
出ると思ったのは本音であるが
「お前1人で大勢相手にするとかマジか?」
やっぱり出てくるよな
「大丈夫だってナツキ、お前以外は弱いから丁度良いハンデだ」
ヘラヘラ笑う顔だがナツキは驚いた顔で
「俺を弱くないって思ってんだ」
「当然だ、お前には俺と同じアナザーライダーの力がある十分に評価するよ」
「成る程ね」
「あぁ安心してよ赤龍帝の器には本気にならないから、だって君…弱いもん」
「テメェ、ふざけんじゃねぇ!!」
「落ち着け兵藤!!」
突貫しようとするイッセーを止めるサイラオーグを見てハルトは へぇ…と感心した顔で
「突っ込んでくれた方が楽なのにさ」
実力差は明らかなのだ連携して勝てるかどうかの相手である、それをちゃんと理解しているときた
「それ以上にウルティマ達に卑猥な技をかけた未遂でテメェは痛めつける…けど本当にお前は好ましいなぁサイラオーグ、先ずは団体戦での仲間の非礼を詫びさせて貰おう、お前のような戦士に対してあんなギャグ漫画みたいな攻撃をするのは失礼に値するな」
「気にするなアレで世界の広さを知れたよ逢魔王国最高戦力の1人とは言われてないともね…それとあんな無様を晒したのに俺への変わらずの高評価は嬉しい限りだ」
「当たり前だろ、逢魔は色々手広くやってて人手が足りてねーんだ優秀な人材がいたらスカウトするに決まってんだろ」
「………」
「改めて聞くぜサイラオーグ、俺の仲間になれ!相応の席を約束するよ!」
「前にも話したが断らせて貰う、俺は誰かに貰った冠で王になるつもりはないのでな」
「ははは!そうかそうか!そりゃ残念だ」
『コネクト』
ハルトは二代鬼徹をコネクトで取り出し腰のホルダーに装着すると
「じゃあ始めようか、先ずはテメェ等基準の物差しで遊んでやろう」
「馬鹿にしやがって!」
「待てよ赤龍帝、アレの得意技だ煽って冷静さを奪う」
「え」
「怒りは選択肢を狭めて単調にさせる…まぁ感情的になればなるほど、アレの手にハマる」
「は、はぁ」
すると頭が冷えた一誠にハルトは舌打ちする
「本当ムカつくなお前」
「二代鬼徹を出してる段階でお前の抜刀術は読めてんだよ、それか英雄派から分捕ったダインスレイブを使うか?」
「ま、お前は俺の得物は知ってるよな」
「しっかしお前、本当に魔剣だの妖刀だのに好かれるな ダインスレイブなんか一回お前の心臓を貫いたのにな」
「ま、ダインスレイブは俺とキャロルを繋いだキューピットだからな」
「呪いの魔剣をメルヘンに言うんじゃねぇ」
「んじゃ…挨拶と行きますか」
ハルトは挨拶代わりとドンスライムの技である黒い稲妻を撃ち込んだのである
「危ねぇ!」
3人とも何とか回避したが
「何だ今の雷は!」
「油断するな兵藤君、ハルトの体内には宇宙の災害と呼ばれる悪魔がいるんだ」
「何だって!」
「宇宙の災害とは想像付かないな」
「その名もドンスライム!その力はパンチ一発で星を砕くとされている」
2人は戦慄するが
「安心してくれ、ドンスライムは弱体化していて今では地球上の大半の生物を絶滅させるくらいの力しかないから」
「カケラも安心できねぇ!!」
「よし行くぞ!」
『ナイト』
ナツキはアナザーナイトに変身するとデッキから出したカードを握り潰す
『nasty vent』
「!!!!」
「っ!」
それはダークウイングによる超音波攻撃 並外れた耐久性を誇るハルトでも流石にコレは堪らないと耳を塞ぐ 千載一遇の好奇!と
「よし行くぞ2人とも!」
「「…」」
「アレぇ!」
だが忘れてはならない、ハルトでも耳を塞ぐ超音波攻撃を2人が耐えられる訳がないのだと
「くそっ!そうだったよ!!」
ダークウイングはハルトといるから結構な頻度で人を捕食し強化されているのだ そりゃ威力も上がるとダークウイングに妨害を頼むとアナザーナイトは2人を抱えて技の射程外に逃走した それをわざと見逃すと
「ダークウイング?」
「!!」
睨みつけてダークウイングの攻撃を終わらせた
「ま、龍騎系列ならしゃあねぇよな」
ダークウイングを責める気はないし寧ろ
『しかし逃げられたぞ』
「問題ないショッピングモールの外には出られないんだ、それならこれの得意分野でやるだけ」
そう言いながら視線を泳がせたハルトは手近なコンセントを見つけるとそこに手を触れるのであった
その頃
「はぁ…はぁ…よし一旦大丈夫」
「あ、ありがとうございます」
「何て騒音…耳鳴りが酷い」
「ごめん…けどあの状況でハルトとやるのは不味いんだ少なくとも準備万端ってのは不味い」
「え?」
「実力差があってアレに勝ちたいなら徹底的に予想外の不意打ちだけ」
「…」
「手短に今後の注意事項だけ話す、俺は単独行動サイラオーグさんと兵藤君は2人で動いて必ずエレベーターみたいな移動手段は使わないように」
「え、どうして?」
「シトリー眷属とのレーティングゲームで地形利用を説いたのはハルトだ…つまり奴も同じ事をする可能性が高い」
「つまり施設の設備を武器にすると」
「そ、例えば監視カメラでこっちの位置を把握したりとかな」
その証拠にカメラが動いている
「「っ!」」
「それともう一つ 俺はハルトと同じ力を持ってる…だからというべきか俺の居場所は探知されてる可能性が高い」
「逆にナツキさんからハルトさんの位置を「頑張れば辿れる」なら」
「だからこそだ奴の探知対象には入らない2人がフリーになるのが好ましい」
「成る程…作戦は?」
「時間がないから手短に俺が奴に仕掛けて他の能力に処理能力が裂けないようにする、その隙に2人がハルトの意識外から攻撃してくれ」
「そんなシンプルな「逆にシンプルなくらいが良いだろうさ」…」
「単純な話、打てる手が少ないなら勝率が高い方を選ぶべきだよ…んじゃ行った!」
その言葉に2人はナツキから距離を離す
「ま、どっちかと言うと相打ち狙いで2人が残ってれば勝ちだからってのもあるんだけどね」
そう呟くナツキだった
同時刻 別の場所のハルトはアナザー2号達の妨害で位置はわかっていたが会話内容までは把握してなかったのであるが
「ナツキなら前の島で仕掛けた方法を取るだろうな」
『アレか?自分を囮に仲間に攻撃させると』
「多分…或いは相打ちの自爆とか?」
冗談混じりで話すハルト、確かに自分の提案した特別ルールから考えれば納得出来る所ではあるも
「それじゃあ面白くないな…うーん……あ、そういやぁさっきまで散々悪魔に煽り倒されたから腹立ってたんだよ」
『おいまさか』
「ナツキが頑張って逃した奴等の死体か捕縛したのを痛めつけてさ…それを奴の前で見せてやろうかな」
『おい発想が悪役のそれだぞ?』
「冗談だよ…けどね前に島でナツキと結託して俺を襲った奴等には御礼参りをしたろ?」
『おう』
「ナツキは許したけどアイツ等だけは許すつもりないんだよね〜元より誰も生かして返さないよ」
アナザーライダー達は周知の事実とばかりに答えるが観戦してたジョウゲン達は何も知らないって顔をしていたのだがハルトは笑顔のまま二代鬼徹を抜き 煌めく刃を見ながら恍惚とした顔をして
「最初は二代鬼徹で奴等の全身を綺麗に桂むきしたり三枚おろしにしたり鯖折りしてやろうと思ったんだよ」
『さ、鯖折りはレスリングや相撲の技だよな?』
「ううん違うよぉ!魚の鯖を〆る時に使う奴だよぉ」
それ即ち首から…こう草加のようにやってしまうと言う事であった 詳しくは鯖折りで調べてほしい
「もう相棒ってば!俺の得意料理は鯖味噌って忘れたの〜今まで沢山の鯖を捌いてきたじゃん……ん?鯖を捌いて…はっ!或斗じゃーーないと!……よし、決まったな」
『何も決まってねぇよ』
『いとも容易く行われるえげつない行為で草超えて…『森か?』ヘルヘイムの森生える!『生やすな!』』
「俺としては軽く爪先でコツン!と蹴っただけだったんだけど…そしたら何故か俺の爪先はそいつの体を貫通してたんだよ」
それはリニアモーターカー並みの速度で放たれたトゥーキックをガラ空きのボディーに食らったと言う事になるのだ…人間に向けて良い一撃ではない
「エターナルは生身の加頭さん目掛けて蹴りを放ったが?」
『お、おう…』
「いやぁ!あの時は靴についた汚れとズボンとTシャツについたの赤いシミを落とすのが大変だったよ…白い上下にしてれば染料入らずで赤く出来たな…俺とした事が失敗失敗!」
コツン!とドジっ子のように片目ウインクで頭を軽く叩くハルトにアナザーライダー 達は呆れていた
「もう俺ってばドジっ子なんだからぁ!」
『オチが猟奇的な件』
「これは教育的指導だよ」
『そんな訳あるかぁ!』
「え?だってサンタクロースは悪い子達を良い子にしようとした教育的指導で浴びた返り血で全身が赤くなってんだろ?それがアリならこれも…」
『有りじゃねぇよ!!』
「けどさ血中には鉄分があるから時間が経つと酸化して赤黒くなるんだよ…鉄臭くなるし」
『おいおい』
「まぁ、その辺はおいおい考えますか…取り敢えず〜俺の嫁達へセクハラかまそうとしたドライグの器には地獄を味合わせてやる」
『やーっぱりストレス溜まってたな』
「あはは〜隠れんぼだね…何処かなぁドライグ〜早く出ておいで〜受肉した後直ぐに美味しく料理してあげるから」
『そんなの出る訳ないだろ』
「そだよなぁ〜」
と態とらしく言いながら 歩いて去るハルトが視界から消えると
『……………行ったな』
「てか何でお前ロックオンされてるんだよ」
ドライグと一誠がハラハラしていたのである…気分はまるでモンスターパニックの登場人物である…捕まったら殺されると言う意味では
『昔生きたまま食べられたんだ…骨や内臓まで料理されたな』
「お、おう」
「そうそう骨は良い出汁出たし、内臓はてっちゃん焼きにしたら美味しかったよ!」
「ドラゴンの内蔵って滅茶苦茶高級食材なんじゃ…」
おい待て、俺は今誰と話していると気づいた一誠はギギギと錆びた歯車のようにゆっくり首を動かすと
「あははぁ…みーつけたぁ♪じゃあ…死んで貰おうか♪」
それはもう良い草加スマイルを浮かべるハルトがいた
「『ぎゃあああああああ!!』」
それを見るなり一誠は最早慣れた手つきで禁手の鎧へと変わり瞬時に倍加し最高速度で逃げたのである…これは無理もない
「人の笑顔見て逃げるなんて酷い奴だなぁ…」
『いや今の顔見たら誰だって逃げるぞ』
「そうか?」
『お前だって背後から突然、ダグバと北崎が笑顔でいたら怖いだろ』
「寧ろ良く俺の背後を取ったな!」
『お前は何処の達人だ…まったく…』
「ま、安心しなよ…俺は推し以外に負ける気はないから」
『誰にも負けないであってほしいぞ…』
「けどね…」
同時に展開されるオートガード 激突するは雷撃と火球 その視線先には
「「………」」
仮面ライダーブレイドと龍騎が武器を構えていたのであった
『何で本物の仮面ライダー達がいるんだ!』
「知らないよ!そんな事より剣崎さーん!真司さーん!!お久しぶりです!!元気してましたか!」
『挨拶するバカが何処にいる!』
笑顔で手を振るも2人はドラグソードとブレイラウザーを手にハルトへ襲いかかってきたのであった!
予告
突如 現れたブレイドと龍騎に対して混乱するハルト、しかし!
『ディケイド…』
歪んだ破壊者が暴れ出す 果たして彼らの正体とは!
次回 王の部2 お楽しみに!
オマケ短編 冬の先取り
ハルトと仲間達は炬燵に入っていたが鼻歌混じりに
「ナツキは庭駆け回り、ハルトは中から鍵かける〜」
「そして輝く…ウルトラソゥ!」
「「「HEY!!」」」
「あ、魔王ちゃん蜜柑とってー」
「おーう」
「いや貴方達、何してるのですか?」
「え、ナツキをこの寒い冬の外に締め出した」
「あぁ…成る程」
ウォズが感心しているとナツキが扉を叩いていた
「ハールト!雪だるま作ろう!ドアを開けてーー!いやお願い!寒くて死にそうだからマジで開けてーー!一緒に遊ぼう!どうして出てこないのぉ!」
「それ…開けてもらえない奴と知りませんでした?」
「雪だるま作ろう!
「このままだと壁に埋められた死体とお喋りしちゃう!」
「須藤さんが埋めた死体が見つかった件について」
…可哀想だったので温めるなら人肌!と目の色変えたエルフナイン達の元へと連行したのであった…