前回のあらすじ ハルト激昂!
「不意打ち決めて油断しないでくださいまし!行きなさい!ブルーティアーズ!!」
オルコットは反撃だと言わんばかりに機体に格納させた無線誘導武装 ブルーティアーズを四基発射させる、そのオールレンジ攻撃は某機動戦士の世界なら脅威になるが今回は相手が悪過ぎた
「無線誘導兵器には面攻撃…基本だなオタクなめんなよ対策なんざ腐る程考える時間があるわ」
淡々とした口調でハルトはアナザージカンツインギレードの長剣部分にアナザーウォッチを装填しトリガーを引いた
『W…ファング!』
「ふっ!」
そして長剣についているスイッチを押して放たれた牙型の斬撃はブルーティアーズを撃ち落とすとオルコットを襲ったのであった
「きゃあああ!…そ、そんなブルーティアーズが!」
オルコットは驚いているがハルトは完全に無視してアナザージカンツインギレードをマジマジと見ている
「想定以上の性能……標準装備決定だな」
良い性能の武器であると高評価、ウォッチ内のアナザービルドとアナザーキカイ、アナザーゼロワンはハイタッチをしているとハルトは実験の続きと言わんばかりに淡々とした口調で
「師匠……使わせてもらいます」
今度は短剣部分に別のアナザーウォッチを装填する
『鎧武!アナザースパーキング!』
「せいやあああ!」
最大限にエネルギーを貯めたオレンジの光弾がオルコットに雨霰のように降り注ぐ、何とか回避したオルコットは
「中々やりますわね…賞賛に値しますわよ」
「いらん…それより本気で来いつまらんぞ」
「っ!」
そう言うなりアナザージカンツインギレードを連結、アナザージオウ時の槍型に変化させた
『ハルト!連結状態だとアナザーウォッチの力を同時発動可能だ!』
アナザービルドの言葉を聞くなり、了解と短く答えたハルトはアナザーウォッチを装填するが彼女も代表候補生である厳しい選抜から専用機持ちとなったのだ同じ手を安安とさせるわけではない
「させませんわ!!」
レーザーライフルで狙撃するがハルトはまるで分かっていたかのように体を少し傾けただけであった
「っ!小癪な!」
連射するが同じように避けられるだけである
「な、何故私の射線がわかるのですか…」
「答える必要はない」
答えを言えばシェイプシフター(アナザージオウ)の能力、五秒先の極近未来視である本家より劣化しているがそれを除いても当たる訳がない殺気や銃口の位置で丸わかり、そう言う意味で言うなら銃は剣のようにフェイントや掛け合いがない分読み易い
それ以前に命のやりとりに対する経験が違うこの年の子に言うのは酷だろうし戦闘経験が浅い癖に偉そうに言うなと思うだろうが少なくないアドバンテージだがそれだけでは埋まらない絶対的な差が存在する
「終わり」
『オーズ!ゼロワン!TWIN!ANOTHER FINISH TIME!』
痛めつけるの喧嘩と命をかけた殺し合いという前提として戦うには両者の暴力のステージが違いすぎるだろう
『ミキシング!アナザースラッシュ!』
「おらぁ!」
紫色のエネルギー波がオルコットを撃ち落とし墜落させると同時に長剣側に装填したアナザーゼロワンウォッチから解き放たれた黒い濁流 それはシェイプシフターの周りを飛び回っていた
「くっ…!な…何なのですのソレはぁ!!」
オルコットは、その姿に本能レベルで恐怖を覚えた
アナザーオーマジオウが人類にとって未来の災禍なら此方は人類史に伝わる最古の災厄
時には空を覆い隠さんばかりに飛翔し道すがらの物は全て喰らい尽くす姿は聖書にも記された暴食の悪魔
その名は蝗害 齎すはバッタ…その正体は飛電メタル製のクラスターセル
あのレイダー怪人の装甲を食べ尽くすだけでなくバルカンアサルトウルフや作中当時最強だったサウザー、そして圧倒的初見殺しで有名な仮面ライダーエデンに有効打を与えた暴走フォーム 仮面ライダーゼロワン・メタルクラスタホッパーの力をアナザーゼロワン経由で再現させた
「ひっ!…う、動けない…なっ!」
観客はその光景を理解してに恐怖を覚えているが知った事ではないし、当事者でボロボロになったオルコットは逃げようとするがアナザーオーズに内包してるプトティラの氷結能力を使って動きを拘束させている、その濁流の行く末理解して顔面蒼白になっても知った事ではない
「や、辞めてくださいまし!」
「何言ってんの?お前は俺の敵だろ?」
ならば慈悲などない、敵は潰すだけだ自分と周りの安寧の為に消え失せろ悪魔達に与える命令はただ一つ 食い荒らせ
シェイプシフターから送信された指示に待ってました!と言わんばかりにクラスターセルの大群は迷う事なくオルコットに襲い掛かる迎撃でレーザーライフルで射撃をするが焼石に水である少し減るだけで総体には何の影響もなく
「きゃあああああああああ!!!」
クラスターセルはオルコットに群がりISの装甲を削り食べるというホラー映画のような状況であるが絶対防御でオルコットは守られているのだがこのバッタの嵐は当人のメンタルまでは守れずにいる、現に一夏と箒は呆然とし千冬は頭を抱え束は良くやった!と拍手喝采を送っている
だが不思議な事にオルコットの機体は装甲やブルーティアーズ(ビット)に関連する機能以外 つまりライフルや隠し玉は残したまま放置されたのであった…まぁオルコットの心はもう既に折れているのだが、それで許すハルトではない
この女には絶望を味合わせてやる
『クウガ…タイタン……CONVERT!』
アナザークウガとなりアナザージカンツインギレードを双剣にするとゆっくり一歩一歩近づき始めるのであった飛行能力を失いクラスターセルにより大きなトラウマを植え付けられたオルコットは涙目で
「い、いやああああ!近寄らないで!!」
叫びながらレーザーライフルを乱射するがアナザークウガ・タイタンフォームは持ち前の頑丈さから体が仰反る事はあってもその歩みを止める事はない
「この化け物ぉ!」
その通りであるが化け物を目覚めさせたのは誰だと言いたい、隠し玉のミサイル型のブルーティアーズを発射した回避する訳ないアナザークウガに命中、爆炎を上げているのを見て一安心
「お…惜しかったですわね!油断大敵ですわよ!」
と気丈に振る舞うがクラスターセルのトラウマは拭えないのか両足が震えている
オルコットは勝鬨を上げるが早すぎた炎の中から変わらぬ歩行音が聴こえている嘘だろと思いながらハイパーセンサーの感度を上げると
「本当、惜しかったな」
煤けているもののほぼ無傷のアナザークウガが歩いていたからである、ただダメージから装甲が少し剥がれアナザーライダー本来の容姿が見えたのも相まって軽くホラーである
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それをバットショットを介して映像で視聴していたフィーニスはこう言ったという
「信じます怒った魔王様は未来から来た殺人マシンです、あの映画と違うのはシュ○ルツネッガーが演じてない事だけです」
「フィーニスちゃんそれ本当…魔王ちゃんがキレたら収拾つかないのは若くても同じなんだねぇ」
「笑えん冗談だな…どう止めるウォズ?」
「まぁアレを見れば思いますか問題ありませんよこの本によれば………おや?」
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そして最後の一歩を終え、間合いを詰め終わったアナザークウガは問いかける
「どうしたぁ今ので終わりかぁ?」
抵抗手段全てが有効打足り得なかった事で彼女の心は完全に折れ
「こ、降参しますわ!!」
〈試合終了!勝者 常葉ハルト!〉
そうアナウンスが鳴るがハルトは無視してアナザージカンツインギレードを構えた
「ち、ちょっと!試合は終わりましたわ!私の負けですわよ!!」
【と、常葉先生終わりです!武器を下ろして下さい!】
オルコットと山田先生がアナウンスで終わりと伝えたがハルトは
「立てよ決闘だろ?なら倒れるまてやろうぜ」
全く聞こえてないのか、クククと笑いながら近づくハルトの背には某脱獄蛇ライダーの影が映っていたのが特撮好きな4組代表には見えていた
「ひ、ひいいいい!!」
オルコットは背中を向けて逃げようとしたのでアナザークウガは、巨体を支える足で踏みつける
「どうしたよ?強いんだろお前ェ?」
そのまま足を退けると返す刀でガラ空きのボディにアナザージカンツインギレードを鈍器のように振り下ろし叩きつけた
「どうした?ほらほら強いんだろ?ほら、ご自慢のISで反撃してみろよ!!」
そのまま起き上がらせるとアナザージカンツインギレードを横に振り抜いてオルコットを飛ばした…悲しいかな手加減してるのでまだエネルギーが残っている
「あ……あぁ……」
「これで終わりだ……あん?」
ガタガタ震えるオルコットは全力で後悔しているがハルトは知ったことではないと言わんばかりにダメ押しで剣を振り下ろした、その時
ガキィィン!と甲高い音でハルトの剣を止めた白い影があった
「あぁ?」
「止せよハル兄!?試合は終わったろ!!なのにオルコットに攻撃する理由はないだろ!」
一次移行を完了させた白式を纏う一夏は凛とした顔でアナザークウガを見る
「邪魔すんなよ、そいつは敵だ…俺の大切を脅かす敵は排除する!」
「敵って…敵だからって痛めつけて良い理由にはならねぇだろ!それはハル兄が憧れてるヒーロー達もやってるのかよ!」
「っ!!」
その言葉でハルトは我に帰る、はぁ…と溜息を吐くと剣を収納して
「はぁ…興醒めた一夏に諭されるとか俺もまだまだだな…メンタル訓練も視野に入れないと」
いつものようにヘラヘラ笑うハルトの瞳にも光が戻っている、一夏もよく知る顔であった
「ハル兄?」
「そうだよな…悪かったな、お前達もこんな使われ方されたくねぇよな?」
ハルトはアナザーウォッチに手を触れ、中にいる相棒に謝罪するが
『いや別に気にしてないが?』
『そーそー!もっとやれよハルト!』
その言葉にハルトは呆れと苦笑を浮かべながら
「そんなんだからアナザーなんだよ…ったくオルコット」
「は、はい!!」
ガタガタ震えてる彼女にハルトは冷たく言い放つ
「過剰に攻撃したのは謝罪する、悪かった…だが引鉄はお前の暴言だ次はない」
というとハルトはシェイプシフターを解除して束や千冬のいる部屋に戻るのであった
帰った後
「ハルト、話がある」
「はい」
怒気を帯びている千冬を見て迷わず正座したハルトに千冬と束、山田先生は
「オルコットの発言にも問題はあるが、やり過ぎだ馬鹿者!!かなり怖かったぞ!!」
「うんうん!束さんも思わずガクブルだよ!魔王じゃん!」
「そ、そうですよ!常葉先生やり過ぎです!」
「えぇ…いやまぁやり過ぎたのは自覚はあるけど…良いんじゃねぇの?オルコットみたいな思想の奴が減るなら学園的にも万々歳じゃん?」
「だからってやり過ぎですよ!」
「言葉で通じる相手なら言葉で伝えますよ…けど伝わらない相手なら力で捻じ伏せるしかないでしょ?邪魔者は排除しないと…」
「ハルト?」
「ごめん、今日少し可笑しいな席を外すよ……」
そう言って外に出たハルトの持つアナザーウォッチが新しいアナザーライダーのマークを浮かび上がらせた
ハルトの精神世界の中で
まるで歪に笑う悪魔でありアナザーWのように無理やり繋ぎ合わせたような顔のアナザーライダーが
『フハハハハハ!』
黒いモヤに隠れながら高笑いしている奴の肩を叩く者がいた
『おい』
『何だよ今良い所なの……に……』
モヤ越しにだがアナザーライダー全員が取り囲んでいたのである
『貴様か、ハルトを攻撃的にさせた奴は』
『そうだぜ!俺っちの力で交戦的にさせたのよ!凄くね!!凄くね!!』
『確かに…だが解せん何故ハルトに精神汚染が効いたのだ?我等の影響は全く受け付けんのに』
ハルトはアナザーライダー達からの精神汚染を全く受け付けない特異体質の持ち主故に彼の精神に影響を与えた、このアナザーライダーは優秀な能力の持ち主である
『それは簡単!俺っちはハルトの精神汚染をしてないぜ、キレたハルトの心の隙をついて攻撃性を助長させただけよ悪魔の囁きって奴ぅ?』
『あぁ…デルタみたいなもんか』
アナザーファイズがそう言うとアナザーライダー は正解と指を刺す。仮面ライダーデルタは変身に不適合な場合、変身者を交戦的な気質に変えるのだ今のハルトのように
『そう!ハルトの奴がキレた時に俺っちの力で煽った訳よ!そしたら見事なバーサーカーに変身よ!』
『やるな貴様の名は?』
『俺っち?俺っちはアナザーリバイス!!よろしくぅ!先輩!!』
『だそうだハルト』
『へ?』
「へぇ増えてたんだぁ……しかも凄い奴だねぇ…」
そこには青筋を額に浮かべているハルトが仁王立ちしていた
『は、ハルトさん!イヤだなぁ!到着しての挨拶じゃないですかぁ!』
「ほぉ…俺にも理由ありとは言えやりすぎじゃボゲェ!」
『ぎゃん!!』
ハルトは仕返しと言わんばかりにドロップキックを叩き込むのであった
オルコットと一夏?そりゃ原作通りですよ…ただ
試合前にオルコットが何故助けてくれたのですか?と問うと一夏は迷わずに兄貴分の暴力をあれ以上見たくなかったと少し乖離していたとさ