前回のあらすじ
ウォズとフィーニスと合流したハルト 精神的安定を取り戻したが今度はリンクスが拉致られてしまった!ハルトは2人に探索の命令を出すのであった!!
「此処ですね」
「クエストのマーキング履歴からしても此処が1番新しい場所ですよ」
「調査開始しますか」
「はい!」
2人はそのまま向かった先にいたのはリンクスが見つけたログハウスである
「っ!先輩!!」
「これは…リンクスのスマホですね」
「此処で襲われたのか?けど戦った痕跡がない?」
「リンクスの実力は未知数ではありますが白スーツを介しての増援なら彼も相応の実力者でしょう、それが手も足も出ないなんて…」
「どうしますか先輩、取り敢えず報告に戻りますか?」
「そうしたいのは山々ですが……っ囲まれてますね」
「あ、やっぱり…罠ですか」
2人は背中合わせで警戒しあう
「どうします?」
「このまま追手が我々の逃げた先を見つけたら、いよいよ終わりです此処で迎え撃ちますよ」
「了解」
実際 リンクスにはシティードーパントやクエストドーパントの能力は把握されている 此方がそれを使えば間違いなく攻勢を仕掛けてくる
「(我が魔王にはこの後、シティードーパントが形成した街への通行証を作るように進言せねばなりませんね)」
「カリスとアビス、どちらだと思います?」
「或いはエイゲツの可能性もありますよ」
「だとしたら好都合です。この場で返り討ちにしてやりましょうよ」
2人はアナザーウォッチを起動しようと構える同時に敵は仕掛けてきたのだ
「「!!!」」
そこに現れたのはダークローチ しかしその色は
「白いダークローチですと!」
「白か黒かハッキリして欲しいですよ!」
ハルトがいれば奴等はアルビノローチだ!とツッコミを入れるだろうが そんな事関係なかったのである
『ファイナリー』『1号』
2人はアナザーウォズ・ギンガファイナリー、アナザー1号へ変身して迎え撃つ
場面は変わり
「……………っ!」
リンクスは目を覚ましたが椅子に四肢を縛られて身動き出来ないでいた
「っ!」
「落ち着いてください、何もしてませんよ」
「そうか…お前がエイゲツだな!」
「そう…私がエイゲツ…ごふっ!」
「(吐血してる!)」
「失礼…しかし魔女因子持ち以外が島にいると報告を受けましたが まさか魔王以外の者がいたとは遭難者ならば此方の手違いですお詫びともてなしをせねば」
口の血を拭きながら挨拶する姿には敵意を感じなかった
「違ったら?」
「魔王の手のもの以外考えられませんので相応に相手します。こう見えて魔王の参謀をしていたので敵への応対は察してください魔王仕込みの応対をしますよ」
「(え、魔王の参謀ってテスタロッサではないのか!)」
内心困惑していたが
ーー
「いいえ!我が魔王の参謀は私です!」
「何言ってんですか先輩ぃ!!」
ーー
「(…何かツッコミされたような…)」
「まぁ取り敢えず解放してあげましょう」
すると拘束を解かれた
「何故?」
「何、変わった腹部のベルトをしてましたし貴方の顔は見覚えがありましたからな…そうハンドレッドの構成員ですよね」
「(そうか…エイゲツの歴史では魔王は令和ライダーの事を知らないのか…)元だ」
「元でも魔王と敵対してたのでしょう?ならあの魔王からすれば敵です、彼の方は元味方でも裏切れば敵です…あの人は敵への慈悲はカケラもありませんからね」
「未来は知らんが今の魔王はただの料理好きのお人よしだぞ?」
「人は見た目によらないのですよ、あの魔王はこの体である私を気遣って美味しい薬膳料理などを振る舞ってくれたり その日その日の体調に合わせて料理を作って貰いましたが そんなの見せかけです!」
「いや滅茶苦茶可愛がられてるじゃないか」
「失礼、言葉が過ぎましたが納得しました…そう言う事ですか、いるんですよねぇ元敵対組織を離反して魔王…というよりオーディエンスに従う『首輪付き』が」
「首輪付きか言い得て妙だな」
「飼い犬なら飼い主の所に戻りなさいな、そうすれば見逃しますよ?」
「断る、飼い犬でも矜持はあるんでな」
「そうですか、でしたら此処に軟禁させて貰いますよ」
「殺さないのか?」
「それは悪手ですよ、あの魔王を本気で怒らせたら私の計画が前提から崩れますので」
「面識の浅い俺が死んだ程度で魔王が怒るとも思えないが」
「貴方は魔王の人となりを知らないから言えるのです」
「ほぉ」
「あの方は世界を【身内かそれ以外】【敵か味方】だけでしか判断しないのです一度でも情が移れば身内ですが それ以外なら容赦はしない」
「良く知ってますね」
「こう見えて元最高幹部ですよ、あの人を側で見てきたんだ」
「それに何やかんだ言っても魔王を慕っているんですね裏切ったとは思えない」
「………何を言って」
「アンタはさっき魔王を彼の方を呼んだ嫌いな奴なら敬意なんて払わないぜ」
「………」
「何か困ってるんじゃないのか?それならあの人に相談してみろよ少なくともあの人は【身内】の頼みを無碍にするような男じゃないと思うが」
「それが出来るならやってますよ、ですが…この世界の秩序と未来の為にそうする訳にはいかないのです」
「…………?」
「ついて来なさい貴方には私の目的を話しても良いかもしれません」
ーーーーー
一方その頃ハルトは
「ダメだ2人と再会して気が緩んだからか、また発作が…」
ホームシックが発動しかけており体が一本釣りされたカツオのように全身が痙攣していた
『落ち着けえええ!』
「大丈夫だよ大丈夫…」
『その孤独に対する恐怖心に打ち勝て!』
「……今更だけどさ相棒」
『どうした!』
「俺とお前たちの関係って最初は突然、平凡な生活をしてた子の前に変身アイテムを上げる使い魔と魔法少女の関係だよな」
『あぁ平常運転に戻ったな』
『安心しろ、俺達との契約はそんな可愛いものじゃないから』
『寧ろ悪辣な悪魔との契約だから安心しろ』
「悪魔と相乗り所か一緒に地獄巡りしてるよなぁ…あはは…そして気づけば悪の組織達を束て大連合を作り上げて推し達と現状敵対してる……俺の人生って何か思ってたのと逆方向へ全力疾走してんな……常葉ハルトは仮面ライダーになりたい…」
『だからお前はなれねぇんだよ体質的に!』
『お前錯乱してんだよ落ち着いて自分の恐怖心と向き合え』
『つーか平常運転なの安心だわ』
「恐怖心…俺の心に……恐怖心」
『心の俳句だな』
『…取り敢えず平常心に戻す為に藻の風呂へ漬け込むか?』
『それか脳に直接デモンズスレート流すか』
『スクラッシュドライバーの副作用かハザードトリガーの力を脳へ直接打ち込むか?』
『いやいやハルトの事を考えてやれよ!』
『アナザーゼッツ、お前は日が浅いから知らないだろうが…』
「え!シェルトケスナー藻の風呂に入れるの!」
『このバカには褒美となる』
『前言撤回、このバカを藻に漬け込んだら世界が滅びる』
『だな』『異議なし』
「酷い!!まぁ気分が晴れたよ、サンキューな」
『気にするな…それでナツキの奴は?』
「それが見てねぇんだよなぁ…何してんだ?」
その頃 ナツキは襲い掛かるヤンデレ達が住まう監獄から脱出するという1人だけ完全にステルスアクションをしていたのである
「はぁ……はぁ………何でレイアもノアもナノカもヒロもシェリーも俺に襲いかかってくるのさ…」
完全に自業自得である…まぁ死に戻りという同じ能力を持つ故の理解し 更には全員の悩みを救う為に頑張る姿を見て惹かれない筈もない
ナツキよ狂い哭け、お前を好くのはヤンデレだけだ
「おい作者ゴラァ!」
流石のナツキもツッコミ入れたいが…何故か
「あの看守はナノカと一緒になると追いかけてくるんだ?」
それは分からないが、あいつに見つかると追いかけてくるのだ…何故か
「「!!」」
ミラーワールドからアビスハンマー達がうるさく騒ぐのだがダークウイングが追い払ってくれた
「ありがとう助かるよ」
「!!」
気にするなと声をかけてくれたが
「しかし監獄の中は一通り調べたけど…まだ調べてない場所と言えば……うーん」
よし!新しい場所を探してみようと動いたが
「「「「「みーつけた」」」」」
さぁナツキよ逃げ惑え
「いやあああああ!!!」
そんな声が監獄から響いたような気がした
「…そっとしておいてやろう」
『その方がいい』
気付け魔王、ナツキは大ピンチだぞ!
「さーて……ん?」
何か困った顔をしているピンク色の髪の子 確か
「桜羽エマだったかな」
「は、はい!あ、コックさん!」
「ハルトね…おう、どうしたんだい?」
「はい。その……」
「料理のリクエストなら受け付けているよ自慢じゃないが材料さえあれば俺に作れない料理はねぇ味も保証するよ」
「ありがとうございます!じゃなくて…その……あの…」
悩みかな そう思うとちょっと待ってろと言い
「紅茶かコーヒー、ホットミルクもあるが何にする?」
「じゃあホットミルクで」
「はいよ砂糖と蜂蜜もあるから好きなだけ使うと良い」
「あ、ありがとうございます!」
エマは パァ!と花を咲かせて久しぶりの甘味と飲むのであった
「何かお悩みかい?」
「はい…その…」
聞けばエマはヒロの昔からの友人であるが ある時を境に彼女から正しくないからとイジメのターゲットにされたという
「アイツ最低だな」
苦々しい顔をしながらハッキリ言うも
「けど私も悪かったから」
「バカかお前は何も悪くねぇよ良いか…理由はどうであれ向こうから手を出したならやり返しても良い、お前にはその権利がある」
「え……でも…ボクは仲直りしたいんです…前みたいに笑いたくて」
「……………」
「ハルトさん?」
「エマちゃん、アンタ偉いなぁ…君が眩し過ぎて直視できない…俺なんか報復しか考えてないのにぃ…」
何だこの子健気過ぎるぞ、俺とは違い過ぎると涙を流すと
「ハルトさんの場合は「容赦なく報復する」は、はぁ…」
「やったって事はやられる覚悟があってしてるのさ、それならやり返されても文句は言えないし、自分が納得するまでやられた事以上の苦痛を与えてやれば良いと思うけど?」
『流石は自分をイジメた連中を容赦なく高圧プレス機や水圧カッターで潰した男』
ーあ、まだ残ってる奴は銀狼と蛮野に頼んで、そのイジメの証拠と一緒に個人情報をネットにばら撒いて2度と表社会歩けないように再起不能にしてもらうからー
『怖っ!』
「イジメってやられる覚悟があるからやるんだよ?…けど君が仲直りしたいなら…向こうと後腐れないように何発か拳を顔面に叩き込んで?ら仲直りしたら良い、でないと遺恨が残るよ」
「ハルトさんも友達と喧嘩した時はそう仲直りするんですか?」
「友達なぁ」
ハルトの脳裏にはナツキが………浮かぶ筈もなく浮かんだのはハウンドであった
「…………ん?」
おかしいな基本的に俺が問題起こしてハウンドに撃たれてる記憶しかないぞ!
『自業自得』
「まぁな…自称友達には情け容赦なくやる」
「自称?」
「ほら聞くだろ、宝くじ当てたら知らない親戚とか自称友達、親友語る奴」
「あぁ……」
「そんな奴は今頃」
そう考えていると遠くから その自称友達の断末魔が監獄に響いたのだ
「え、何!」
「そうか…この悲鳴……そうかもう春だね」
「いや季節を感じてる場合じゃないですよ事件性のある悲鳴が聞こえたよ!」
「大丈夫だエマちゃん、悲鳴とは生きていれば必ず街の何処からか聞こえるものだよ」
「そんな日常嫌だよ!」
「ん?悲鳴は目覚まし時計のアラームであり、音楽では?」
おかしいな逢魔では悲鳴が聞こえるなんて日常なのにと思うも
『逢魔の常識、非常識!!』
そうだったと思い出すがナツキの悲鳴には種類がある女性絡みの時とマジのトラブルでは悲鳴の声色が違うのだ
「………レジェンドルガの影響か悲鳴に対しての造詣が深くなって複雑……取り敢えずヤクヅキに八つ当たりしよ」
「え?」
「何でもないよエマちゃん、大丈夫」
「そ、そうかなぁ…」
とのんびり話していると
「大丈夫?何か事件性のある悲鳴が聞こえたけど!」
「大丈夫だよミリアちゃん、ハルトさんが言うにはちょっと早い春の訪れが来たんだって!」
「どう言う事ですの!?」
「『詩的表現で誤魔化すな』」
「いや誤魔化してはないんだけどなぁ…」
「けど……何か事件でもあったら…」
「大丈夫だよメルルちゃん!不審者とかならハルトさんが何とかするよ!」
「この島に不審者が来る事自体ありえないのでは?」
「ありえない、なんて事はありえない…俺の好きな言葉です…まぁ取り敢えず俺が調べて来るからエマちゃん達は…そだなぁ」
ハルトは何か思い出したようにゲーム機を取り出して
「これで遊んどいて」
ゲーム版のマイティアクションX、タドルクエスト、バンバンシューティング、爆走バイク、ドレミファビート、パーフェクトパズルを用意したのであった
「これは?」
「神の恵み」
「は?」
「俺にとっての神様ね、取り敢えず行ってくる!」
と走り出して悲鳴の場所に向かうのだが そこは予想通り
「ハルト…助けて…」
懲罰房と呼ばれる場所にナツキが監禁拘束されていた
「何だいつものか…リンクスだと思って心配して来てみれば」
慌てて損したぁ と頭を掻き溜息を吐くと
「んじゃエマちゃん達のおやつ作るか」
「ちょっと待てえええ!ここは普通潜入失敗した仲間を心配する場面だろ!解放する場面だろ!」
「お前に関しては完全に自業自得だろ」
「そんな事「女の子に襲われて監禁された」正解だ…」
「後勝手に仲間面するな」
「酷くないか!?」
「取り敢えずお前はここで放置するのが正しいと思うので放置しまーす」
放置しようとしたら
「……………」
「あ、看守さん どーもー!不審者を牢屋にぶち込みましたんで!拷問なり尋問なり180℃の油で揚げた後、200℃の油で二度揚げするなり好きにしてください!」
「………………」
「んじゃっ!」
とハルトがその場から逃げようとしたが看守は突然 手に持った大鎌でハルトを背後から切り裂こうとしたのだ
「ぅ!」
回避したハルトはそのまま懐に隠した銃を取り出して威嚇する
「何するの!」
「…………センセイのジャマヲさせなイ」
「先生?……っまさか」
「……変身」
取り出した青色のカードデッキで看守がアビスへ変身したのである
「(やっぱり監獄の中はエイゲツの管理下じゃねぇか!)」
『そうなるとゴクチョーも』
「(監獄全体がグルだろうよ!)」
現状余裕な振る舞いをしているが弱体化は以前続いている、現状長い時間戦闘は出来ない…そうだ!
「おいナツキ!テメェを出してやる見返りに力を貸せ!」
「っ!」
「分かった!」
「っしゃ!契約成立!」
同時にハルトはイマジンの力でエネルギーに体を変えて懲罰房に入ると四肢の拘束を解く
「助かった…じゃない!アビスをどうするのさ!」
「撃退すんの!お前バグヴァイザーⅡ持ってたなアレで俺を取り込め!」
「おう!」
取り込むと同時にアビスはアビスバイザーが持っている水流弾で懲罰房の扉を破壊してナツキを壁の外へと押しやるのであった
「っ!ゴホゴホ…死ぬかと思った…」
『危なかった、俺泳げないから水系の技苦手なんだよ』
「ハルト、テメェ最初からそれ狙ったな!!」
『違う違う、俺弱体化してるから長い時間戦えないのよ…だからサポートしてやるから使え』
「使えって…どうやって…」
『唯一から聞いたけど持ってるんだろクロニクルガシャット!』
「………あ」
『早く使え!このバカ!』
「おう!」
『ガッチャーン』
バグヴァイザーⅡをバクルドライバーⅡに変えるとナツキは懐からガシャットを取り出し起動する
それは命をかけた文字通りのデスゲーム
『仮面ライダークロニクル』
待機音に合わせてドライバーのAボタンを押すとテクノ調の音楽と共にガシャットを装填し横のボタンを押し込み更なる力を起動する
「変身!」
『ガシャット……バグルアップ!!』
同時にナツキの周りに現れた時計の文字盤 そして何故かジョジョ立ちしているゲムデウスのエネルギーが重なり合う事で主人公にしてラスボス 二面性を有した強者が覚醒する
『天を掴めライダー !刻めクロニクル!!今こそ時は極まれりぃ!!』
ゲートを超えて現れたのは仮面ライダークロノス しかし体は何かに侵食されたかのように血走るような装甲をしていた
表裏一体の黒幕 ゲムデウスクロノス 爆誕!
「『俺はハルトでもナツキでもねぇ、お前を倒すものだ』って何言わせてんだよ!!」
『しゃあねぇだろゲムデウスムテキが使えないしゲムデウスウイルスの影響が弱まってるなら現状使える最高手札がコレなんだよ』
「確かにゲムデウスクロノスなら…って、それしたら俺の体もゲムデウスウイルスにやられるんじゃ」
『残念ながらゲムデウスウイルスが弱体化してるから感染しない、感染してないからゲムデウスクロノスの持ってるストレスによる強化もないんだなぁ』
「お前取り憑いたメリットないじゃん!」
『感染してなくてバグスターの技が使えるのと俺の力が一部使えるのはメリットじゃないとは贅沢だねぇ』
「は?」
『好きなのを選べよ』
そこに現れたのは各ライダーのライダークレスト その一つに触れるとそこから現れたのはデウスラッシャーとデウスランパートではない剣と盾
「っ!」
『ったく…あらゆる物を両断する長剣 オールオーバーと150tの衝撃にも耐える盾ソリッドシールド…カテゴリーKの力を貸してやるからさっさと倒せ!』
そこに現れたのはカテゴリーK コーカサスビートルアンデットの武器である剣と盾であった
「おう!」
「っ!」『ソードベント』
両刀を装備したアビスはそのまま近接に入り込むもソリッドシールドにより防がれカウンターのオールオーバーの斬撃を受けてしまう
「っ!」
「凄い威力…」
『当然だろ、チャチャっとやっちまえ』
「分かった……っ!」
突然の狙撃にソリッドシールドで防御するとスナイパーがいた
「っ!」
それを認識したナツキの手が止まる
『何してんだ!やっちまえ!』
「っ…」
『あーもう!体貸せ!!』
同時に支配権を奪い取ると
『キメ・ワザ』
オールオーバーにエネルギーを最大限チャージそれに合わせると
「これで絶版だ!」
しかし
「っ!ナツキ…このバカ!!」
それと同時にハルトは支配権を取り戻されてバグルドライバーに戻ると
「今よ!早くお姉ちゃん!!」
「お姉ちゃんって…まさかあの看守!!」
「………」
『ファイナルベント』
それによって呼び出された2体のモンスターは近く何故か肩車をする事で眩い光に包まれ合体
アビソドンとなって襲い掛かる その両目から砲弾を浴びせるもソリッドシールドは何とか耐えている
『あーもう!こんなピンチになっちまった!ナツキ何してんだよ!!』
「ハルト!!このアビスを殺さないで済む方法ある!?」
『はぁ!?今死にたくないなら全力でオールオーバーを振り抜け!!』
「それもそうか……せやああああ!!」
「っ!」
同時にアビスの水流を纏った飛び蹴り アビスダイブとオールオーバーの斬撃は中間地点で激突 眩い光に包まれた隙をついてポーズを使用してその場から離脱したのであった
そして街へ離脱したハルトはバグヴァイザーⅡから抜け出ると
「ふぅ…テメェは……何躊躇ってんだあ!!」
「ぎゃあああああ!」
ハルトはナツキにテキサスクローバーホールドをお見舞いして怒りを示す
「迷った主人公ムーブかまして敵倒さないとかふざけんなぁ!!」
「けどお前だって看守倒す気はなかったんだろ!」
「正当防衛って知ってる?だから俺は程々に済ませるつもりだったのに…つかテメェ!看守が黒部ナノカの姉だって知ってたのか!」
「俺だって今さっきのでわかったんだよ!!今までの周回でだってそんなの知り得なかったんだって!」
「そうかよ…つーか今仕掛けたって事は…っ!ウォズ!!フィーニス!!」
「お呼びですか我が魔王?」
「うお!いつの間に!じゃなかったどうだった?」
「はっ!リンクスの所持していたスマホは発見しましたが本人さ行方不明 その後白いダークローチと接敵 撃退して退却した次第です」
「白いダークローチは…アルビノローチだな、って事は奴等 俺から奪ったアルビノジョーカーの力も使い始めたか…リンクスのスマホには何か手掛かりになりそうなものはなかったか?」
「私の方では確認しようがありません…銀狼妃や束妃がいれば別ですが…」
「ネオ黎斗に任せる訳にもいかないしな」
その目線には私のクリエティブな時間の邪魔をするなぁ!という圧が込められた瞳を向けるネオ黎斗がいるので諦めるのであった
「貴利矢さんはネオ黎斗の子守りがあるし…そうだ!」
「我が魔王?」
「こんな事もあろうかと俺のスマホにゴルドドライブのデータを用意していたじゃないか!」
『やっと思い出したか魔王』
「何とまぁ便利な体な事で」
「ゴルドドライブ!エイゲツのスマホに侵入して情報を引き出せ!答えは聞いてない!」
『良いだろう』
リンクスのスマホの情報を待つとしてもだ
「問題はリンクスの奴が何処にいるかなんだよな」
「拐われた先が奴等の根城なら殴り込めるのですがね」
「そうだよなぁ….困った」
うーむ と考えたが結論
「取り敢えず情報が必要だなウォズ、エイゲツが行方不明になった事件に心当たりはないか?」
「そうですね…この本によればー
ーーーー
ここではない時間軸 遥か彼方の銀河系にて
銀河共和国→帝国首都 コルサント そこでは
「皆聞いての通りだ我が友であるパルパルの頼みで弟子のダースベイダーと一緒に敵の根城であるジェダイ聖堂にいるジェダイ達をふっくらこんがり焼き上げるぞ全員火炎放射器持ったな?」
常葉ハルト(後の老ハルト)が笑顔で敵本陣を見て満面の笑みを浮かべる その姿はまるで新しい玩具を見つけた子供のように純粋であり、笑顔で虫の手足を捥ぎ取るような子供ながらの残虐性を感じられた
既にこの時間軸からハルトは老ハルトへの道を進んでいたのである
余談だがこの時のハルトは元の世界でのあかねの死を知り、逢魔と推し以外の世界の全てを憎んでいたのであった
「我が魔王、お菓子みたいな表現しなくてもこの作戦の危険性は皆には伝わりますよ」
その背後に控えるのはウォズ、彼は逢魔降臨歴・裏伝を見ながらやれやれと肩をすくめていたのであるまるで何かの予定を確認するようにしていると
「いや最近お前達が俺の発言に怯えるからオブラートに包んだ俺なりの配慮だが…」
「どんなにオブラートに包んでも隠しきれない部分ってあるんじゃよなぁ」
護衛のように立つのはヤクヅキ、彼女は以前ハルトがノリと勢いで封印を解いた結果甦ったレジェルドルガ族の女王で現在 逢魔の両翼して働いてくれている
そしてもう1人
「魔王様」
「何だエイゲツ?」
「私はこのジェダイ殲滅作戦ことナイトフォール作戦の仕様から考えますと敵は火炎放射器で1人残らずカリッと香ばしく焼き上げる…の方が表現として良いかと思います!」
「焼き方の問題ではないぞエイゲツ!」
「流石はエイゲツ、それでこそ我が参謀よ」
「ははっ!魔王様の素晴らしい薬膳料理のお陰で日に三、四回の吐血が一、二回で済んでますからな」
「いずれは吐血しなくなるくらいの薬膳料理を作りたいものだ…」
「しかしこの虚弱が逢魔の参謀とは世も末よの」
「エイゲツも悪ノリしないでください!本当に大丈夫なのでしょうか…」
「しかしながら魔王様、歴史的権威ある聖堂を焼くとは正気ですか?」
エイゲツの進言にハルトは
「正気だとも俺は昔から宗教組織が国の政治に関わるというのが個人的に気に入らないんだ、寧ろ政治家と慣れあい腐敗し教義よりも利権を重んじるような宗教組織なら滅んで然るべきだと思う首を出せぇ」
『確かに何処かの髑髏の叔父さん案件だからな』
「その通り、堕落と腐敗は滅亡への近道よジェダイ達はその身を持って味わう事になるのだ」
「まさか魔王様が知的な発言をされるとは」
「これは天変地異の前触れじゃな」
「フォースの暗黒面よりも深い闇を感じる…これが根源的恐怖か流石は魔王、我がマスターよりも恐ろしい男よ」
「ゴホゴホ!」
「ドゥークー伯爵よ新参ながらもお主は以外とはっきりと言うのだな、それとグリーヴァスよ呼吸はゆっくりしておけ、これからお前の望みであるジェダイの皆殺し作戦が始まるのだからな」
「心が躍ります!私にこのような大任を任せて頂き感謝しますぞ陛下!漸くこの体に改造する原因となったジェダイを皆殺しに出来る!」
そうこのグリーヴァス将軍 全身をサイバネティクスで強化した元有機生命体であり そのきっかけとなった事件はジェダイの所為なのだと洗脳によって思い込んでいたのである!
「なぁに2人みたいに有能な人材を取り込めるなら安い買い物だよ」
パルパル…パルパティーンから「儂の計画終わったからいらない」と言われた人材2人とそいつらが指揮していた大企業連合勢力の分離主義勢力達ををハルトは逢魔で引き取り
分離主義者はインフラ関係担当大臣
そしてドゥークー伯爵とグリーヴァス将軍は逢魔の臣下となっていたのだ
余談だがドゥークー伯爵はその性格と立ち振る舞い能力からハルトの信頼を勝ち取りキャロルの子供 ノエルの後見人を任される事になるのは別の話である。
「でしたら魔王様、寺を焼くのでしたらこの松永弾正にお任せを敵諸共東大寺大仏殿を焼いた、その手腕を見せて差し上げましょう」
そして隣にいる老将は松永弾正こと松永久秀…正確に言えば魂を継いだもの かつて英雄派と呼ばれた者である
本編ハルトが出会ってない集団を重用する辺りハルトの闇落ち具合が分かる
「おぉ、それは楽しみだが…面倒な事に聖堂は焼くなとパルパルとの約束でな」
「ほほぉ」
「奴等の根城を改造して自分の邸宅にするらしい」
「何という尊厳破壊な真似を!?」
「パルパルからすれば歴代シス達の思いを背負ったリベンジマッチじゃからなぁ…気合いも入るじゃろう……そうだ!パルパルからも許可を得ているが奴等の持つライトセーバーとやらは全部 戦利品として俺の下に集めてくれ所有者の首とライトセーバーを並べてコレクションするぞい!」
「おぉ!陛下、それは是非私にも分けて頂きたい」
「おう!グリーヴァス!お互いに欲しい奴があったら交換しようぜ!」
「無論ですとも」
「しかしあのシディアス卿を信頼して良いのでしょうか?」
「裏切られたから心配という気持ちは分かるが伯爵、アイツになくて俺にあるものがあるぞ」
「何でしょう?」
「義理人情と忠誠心」
「それはシスが1番持たないだが?」
「しかし無抵抗な者達を殺すというのは…」
「ははは、おかしな事を言うなエイゲツは奴等はどんな存在だろうと我が友に対する反抗勢力だ、抵抗してようが無かろうが我が友の敵、引いてはそれは逢魔の敵だろう、ならば一木一草尽く鏖殺するのみだ降伏しても殺せ一才の例外は認めん誰であろうと何であろうと殺せ!目につく全てを殺すのだ!!」
「…………っ!!」
「さぁ行け我が総軍よ!我が友の敵を…逢魔の敵を根絶やしにするのだ!誰1人あの聖堂から生かして帰すな!!」
「「「「「ヒャッハー!!」」」」」
「突撃ーー!」
そう良いノリノリで飛び込んだのはハルト傘下のクローントルーパー部隊…本編ならばハウンド筆頭の親衛隊である 歴史が変われば人も変わると言う事だ
「よし行くぞ将軍!どっちが多くジェダイのライトセーバーを集められるか競争な!!ダースベイダーには負けられないぜ!」
「はっ!あのような小童に負けてられませんな陛下よ、そしてジェダイ供を皆殺しに出来る機会をくれた事に感謝します!」
「気にするなって、これから宜しくなグリーヴァス!!っしゃあ突撃ぃ!!」
そしてハルトは最前線をグリーヴァスと駆け抜け敵へ虐殺の限りを尽くすのであった
作戦後
「ふぅ、良い剣だな…グリーヴァス沢山コレクションが増えたな!」
「えぇ全くですとも」
「「ははははは!!」」
と高笑いするハルトとグリーヴァス、そして
「んじゃ銀河外縁にいるって話のジェダイの生き残りを狩るか」
「おう!腕がなりますな!!」
「…………」
この事件から数日後 エイゲツは投入された作戦において消息不明となったのである
ーーーー
「という事がありましたな」
「あのクソジジイ何闇落ちしてんだよ」
『お前が言うな』
「因みに今くらいの時期にこの作戦やってましたな」
「その段階で随分と歴史が乖離してますね」
「しっかしまぁエイゲツが虐殺行為に心痛める優しい奴というのは分かったが…ん待てよ、おいウォズ」
「何でしょう?」
「コーディーと一緒に行った惑星…ウータパウとか色んな場所行ったと聞いたがまさか」
「はい!グリーヴァスとドゥークー伯爵、そしてその傘下探してました」
「マジかよ」
「彼等2人の力は今後の逢魔にはなくてはならない存在でありますので…最悪死体があれば我が魔王のアナザージオウⅡの力で直せるかと」
「マジかよこいつ…最後俺に投げるつもりだったか」
「分離主義者幹部陣も考えました…彼等程、金融や経済、インフラ関係を理解しているものも貴重ですからね」
「死体もなかった?」
「捜索途中で一報を聞いたまでです」
「そうだったのか…首尾は?」
「ドゥークー伯爵とグリーヴァスの死体を確保したので蘇生をお願いします」
「俺はRPGの教会じゃないんだけど!」
取り敢えず蘇生は保留、現状打破に頭を回す
「しかし自分を虐めた奴と仲直りしたいって、エマちゃん強い子だなって思ったよ、そんな目に遭って許せる度量に俺ァ感服したぜ」
「そうですね我が魔王なら問答無用で高圧プレス機で押し潰しますから」
「或いはヒグマすら殺す武力が手に入る薬を投与したネズミの餌ですかね」
「ちょっと待って俺そんな奴だと思われてた!?あと何そのネズミ!」
「魔王様の気持ちも分かりますよ、態々自分を傷つけた奴と仲直りしたいなんて意味わからないですよね」
「そうだ、分かるだろう?なぁナツキ?」
「ちょっ、分かったから!これ以上俺に関節技キメるのやめてええええ!!」
「ライダーぁぁぁ…関節外し!!!」
「ぎゃああああああ!!!」
ちょっとショック!と凹んだ顔をしたが そのままナツキへの報復関節技は忘れてなかった
「知りたいなら教えてやろう!過去は消えない」
「っ!」
「しかしながらあのエマちゃんの思いは俺の胸を打ったぜ、こりゃ何が何でも大魔女を何とかしなきゃダメだなぁ」
あのような優しい心を持った子が報われるべきなのだ…その為ならば
「俺は世界を滅ぼす悪魔にでもなろう」
『お前は最初から魔王だろうが』
予告
各々が戦いの準備に励み始める面々 そこで事実を知ったリンクスが選ぶ選択とは!
次回 4審 お楽しみに!!
オマケ短編 雨男
「やっぱりダグバがいると雨降るよなぁ…」
「そうなんだよ僕が外出ると大体雨なんだよ」
「思い出はいつの日も雨か…」
「(冗談を我が魔王、ウェザードーパントの力で雨を降らせたのですね)」
「(彼奴やるのぉ)」
「(…やばい洗濯物干しっぱなしだ)」
「ごふっ!」
「エイゲツ!この馬鹿者!お主が雨に降られたら風邪を引くに決まっておろうが!!衛生兵!!」
何でも知っている
before
「ナツキさん、どうぞ!」
「ありがとうエルフナイン…って俺の好きな飲み物の話したかな?」
「僕はナツキさんの事なら何でも知ってるんですよ!」
「そうかありがとう」
after
「ナツキさん、また浮気ですか?」
「は?」
「惚けないでください僕はナツキさんの事なら何でも知ってるんですよ?」
「あの時と意味が変わってるぅ!!」