前回のあらすじ
ハルト、また嫁増やすってよ
「不穏な前振りを止めろ!!」
そう叫ぶハルトは怒りの表情で肉叩きをしていたのである
「ハルトさん!僕もお手伝いしますね!」
「エマちゃんありがとう!」
「はい!…所でハルトさん」
「何だい?」
「冷凍イカの先端って凶器になると思いませんか?」
「冷凍イカを見てその発想に至る狂気に俺はビックリしてるよ」
おかしいこの子、そんな『
「エマちゃんは取り敢えず肉叩きお願い出来る?」
「はい!任せてください!!」
だが
「どうしてハルトさんは皆に対して優しいんですよ……何でですか…僕というものがありながら……」ブツブツ
ダァン!ダァン!ダァン!!と肉に憎しみをぶつけるようにハンマーを強く叩きつけるエマに対し
「(どうしたんだ…エマちゃん…まさか、この牢屋敷の閉鎖的環境からくるストレスを肉にぶつけているのか!!)」
ハルトはハルトで斜め上の勘違いを発動しているが
「あ、あのエマちゃん?そんなに強く叩かなくても大丈夫だよ…いや確かに叩けば叩く程柔らかくなるけども」
「あ、ごめんなさい!」
「だ、大丈夫だよエマちゃん!こんな閉鎖的な環境なんだから誰でもストレスくらい溜まるって!」
「……ハルトさんはどんな風にストレス解消してるんですか?」
「俺は料理かな」
時に大人は嘘をつく生き物…ハルトはこうして一歩 大人になったのであった
『おい』
「けど最近推しを摂取できてないから辛い…」
「料理ですか…見事に趣味と実益が噛み合ってますね!」
「そうだな後は体を動かす事や楽器を演奏するのも気分が晴れるぞ!」
楽器演奏=音撃の練習だがやると楽しいものである
「あ、良いですね!そう言えば実はレイアちゃんが皆で演劇やろうって話になってまして」
「ほぉほぉ、どんな演劇だい?」
「絶海の孤島という閉鎖された世界を舞台に起きた殺人事件を追いかけるミステリーものです!アンアンちゃんが脚本描いてるんですよ!」
「エマちゃん?今の状況的にそれ笑えないジョークなの分かる?」
「男女の痴情のもつれから事件が起こるんです!」
「(成る程ぉ被害者役はナツキかぁ)」
『いつからお前が対象外だと思い込んでる?』
「(なん……だと!)」
「ただ探偵のイメージが難しくて」
「シェリーちゃんは?あの子は自分を探偵って言ってたけど?」
「あ〜その…」
成る程イメージと違う訳か
「それならば是非おすすめの探偵がいるんだがな」
思いつくのは当然ハーフボイルドの探偵とその相棒、そしてその師匠 俺が愛して止まない世界最高の探偵達である
「ありがとうございます!ハルトさんには刑事役をお願いしたいんです」
「ごめんエマちゃん…刑事役と言われると俺がエミュする候補が多い」
「えぇ!どんな刑事なんですか!」
「俺に質問をするな!って刑事や豆腐を箸で掴めないけど人間として神様に挑む刑事や…そして俺が憧れてやまないフルスロットルな刑事かな」
「ええええ!!」
G3、アクセル、ドライブ、そして刃野警部補などハルトからすれば候補が多すぎて困るのであった
そして準備が終わった後、自由時間
「…………♪」
木にもたれかかり、うたた寝しているハルトの膝上に上機嫌に座るアンアンだったが それを見る影が複数ある
「アンアンちゃん…そこ退いて貰おうか?」
「あいつ…燃やしてやろう…」
「あらあら楽しそうにしてるわねぇ」
「おぉ、これはこれは修羅場の香り…」
「あ、あの…皆さん…」
「ハルトさんも疲れてるから起こすような真似するのはおじさん、良くないと思うなぁ」
ココは楽しそうに笑いながら眺めているがメルルはアタフタと対応に困っていたのだが、アンアンはその視線に気づいたのか見せつけるようにハルトに強く抱きつき顔だけ向けて勝ち誇るような笑みを浮かべる
「「!!!」」
エマとアリサは怒りで襲い掛かろうとするが
「ちょっと待ちなさいな!アリサさんの魔法は下手したらハルトさんまで焼いてしまいますわよ!」
「安心しろ…今のウチならアイツだけを焼ける!」
「大丈夫、アンアンちゃんだけ刺せば良いんだよ、ハルトさんには何もしないから大丈夫」
「落ち着くんだエマ、そんな真似は正しくない」
「好きな人を監禁してるヒロちゃんに言われたくないな」
「どっちもどっちですね」ら
「完全にアウトですわよ!そんな事したらハルトさんが悲しみますわ!」
「ちっ!」
「仕方ないね…」
何とか矛を納める2人を見たハンナはメルルに
「メルルさん、あの2人の心の闇を癒す魔法とか無いのですの?」
「さ、流石に心まで治すのは…ちょっと…」
「そうですわよね使えたら…彼方の皆様に使いますわよね」
「はい…」
「あ!ナツキさん見つけました!!」
「ちょっ、シェリーお願いだから見逃して!」
「ダメですよー!ナツキさんは見つけたらちゃんと部屋に戻さないと〜」
「ひぃ!」
ハンナの視線の先には友人と呼んで差し支えのないシェリー達 筆頭に脱獄したナツキを追いかけ回していた…明らかにナツキだけ違うゲームをしている
その頃 カリエスやウォズ達はアルビローチとカリスの捜索を行なっているが手がかりはない
ハルトもディスクアニマルなどを解放したがやはり見つからないときた
しかしアルビノジョーカーとその危険性を知る故に全員の警戒心は研ぎ澄まされていたのである!
「………………」
ハルトは寝ているが精神世界では更なる特訓を重ねていた
そう寝ていると言う事は夢の中でのアナザーゼッツの訓練が可能と言う事だ!
という訳で精神世界
『ゼッツ』
そのシンプルな容姿に反してまるで夢のような定まっていないような顔を持つアナザーゼッツの力は夢に干渉出来る能力 それ故に今までと違う自由度の高い精神世界への干渉が可能となった
「この能力とナイトメアの力を合わせれば、皆の夢に忍び込んでの情報収集も出来そうだな」
夢は脳の記憶整理で発生するものと聞いた事がある、それに忍び込むのは悪趣味と思うが…
「秘密のエージェントの出番か?」
精神世界故に実体化したアナザーディケイドの軽口に
「おう!ってこれがトータスの樹海迷宮で使えてたら…もっと早く攻略出来てたよ」
あの迷宮では もしもの幸せな夢を見たのだが、アナザーゼッツがいてくれたらもっと早く試練だと気付けたのに…
「そうしたら夢で会ったあかねとの逢瀬はすぐ終わってたな」
「うげぇ…それなら目覚めてなくて良かったよ…けど使ってみるとアナザーゼッツの力は侮り難いな」
基本フォームのフィジカムインパクトは言わずもがな気流操作のテクノロムストリーム、チート回復のエスプリムリカバリーなど状況に応じた使い分けが可能だ
「リカバリーは自分の回復が出来ないのがネックだけど…この辺は対策しないとね」
自分以外の無機物含めた回復能力とは便利過ぎる能力だゼッツの力はアナザーゼロワンの演算能力、アナザーセイバーの攻撃の多彩さ、アナザーリバイ、アナザーバイスでの連携、アナザーギーツの創世の力、アナザーガッチャードの錬金術とは異なる強み精神世界に干渉するアナザーライダーというのは唯一無二の特性だろう、後は
「俺にもゼロがいてくれたなぁ…」
あんなクールな仲間がいてくれたらと思う…
「安心しろ条件は全てクリアした!」
「さぁ民主主義を始めよう!」
「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!」
「それはゼロ違いだな…まーた何か見始めたな」
「任務了解…」
「教えてくれハルト…俺は後何回、あの子とあの子犬を殺せば良い…ゼアは何も教えてくれない…教えてくれハルト!」
「っ!…ってだからゼロ違いだって…アナザーゼロワンには自爆装置付いてたりする?」
「残念ながらついてない」
「そうか…って!」
誰が仮面のテロリストやモビルスーツだ!とツッコミを入れると
「本当、感情豊かになりやがって、いや最初からか?」
「そうだな…おいお前も何か言ってやれ」
「むむむ!!」
「中の人ネタは辞めろ」
「………ん?誰?」
「やぁ初めまして魔王」
そこにいるのは端的に言えばバイクに変形しそうな人形ロボット…間違いない!
「まさかミックか!?」
「バスターズ…ready…Go!!いや違うよ」
「そうか……あ、まさかゼロ?」
コードナンバー ゼロがいるではないか
「そうだ初めまして…どうだい?一緒にこの紅茶型燃料でもどうだい?」
「いや紅茶なら大丈夫です…紅茶か……はぁ、ヴェイロンやベルファストの紅茶が懐かしい…ベルファスト……あぁ早く会いたい…皆に会いたい…逢魔に帰りたい…どうやったら早く帰れるんだろう…そうかこの世界を滅ぼせば良いんだ!」
「まずい!またホームシックを発症しかけてる!」
「ハルトを止めろおおお!」
「何でこの男は精神世界に地雷源があるんだよ!」
「いやいやデーモンコアじゃね?」
「言ってる場合かぁ!」
その様子に
「ははは!セブンと違って君の所は随分と賑やかだね魔王」
「セブンさんと比べられるなんて恐れ多いですが…何が目的だ、つか俺の精神世界にどうやって侵入したんだよ?」
「それは簡単だね私が君の精神世界にいるのは……私も凄腕のエージェントだからさ」
「いやいやそんな事ないだろ」
「おいアナザーW、アレ」
「ん?」
アナザードライブの指差した先には
「エージェントすげええええ!!」
素直に驚く相棒がいた
「感心してどうする!」
「ってか精神世界に忍び込まれてるんだが?」
「ま、まぁ!仮面ライダーの皆様に関連する事ならば俺の心のセキュリティなんてあってなきようなものですから!推しの為ならば俺の心はいつでもオープンですので寧ろ仮面ライダーの皆様なら遠慮なく俺のアンダーワールドや夢世界に侵入してくれて構いません!!」
ウェルカム!と陽気に踊るハルトに対し
「施錠はキチンとしろ!」
「まぁ冗談は置いといて私はアナザーゼッツ契約による副産物のようなものだと思ってくれたまえ」
「あぁ…アナザードライブ達と同じか」
アナザー電王やアナザードライブは契約すれば 専用マシンであるアナザーデンライナーやアナザートライドロンも使えるようになった、確かにエージェント・ゼロはゼッツのバイクにもなるから連動した形になったか
「つまりアナザーゼロって訳か……何かちょっとカッコよいじゃねぇか」
「君はアナザーゼッツでもあるならば私は君に手を貸すのは道理だろ?よろしく頼む」
「やべぇ…ウォズより頼りになりそう」
「言ってやるな、ウォズも頑張ってるぞ」
「っ!じゃあまさか!俺の精神世界にゼッツルームが出来るんですか!!」
「何!?」
「おぉ!それは良いな!」
「あ、そっかゼッツルームを普段使いするの俺じゃなくてお前達だな」
まさかのQOL上昇に喜ぶアナザーライダー達に
「その通りだ、ここがアナザーゼッツルームだ!」
「今更だけど俺の精神世界って手軽にリフォームされてるな…」
「気にしたら負けだぞハルト」
「誰のせいだってんだよ……って」
アナザーゼロが指を鳴らすとそこに生まれたのは丸でスパイ映画でよくある秘密基地!ではなく…
「これ…喫茶店か?」
そうカプセムガチャことカプセムドロッパーがある以外は普通の喫茶店である…これはこれで趣深いが…
「おや?喫茶店が表の顔であり裏ではエージェントというのが最近のトレンドではないのかね?」
「お前のイメージしたエージェントってまさかリコリコの事か!つか、お前ふざけんなよ!こちとら何かこう…語彙力ないけど隠れ家にして秘密基地!みたいなアナザーゼッツルームを期待していたのに!」
「そうか分かったぞハルト!きっと隠し扉がそこに武器とか色々と仕舞ってるんだ!」
「その手があったか!」
「だがそんな不思議なスイッチはないぞ!」
「よし!皆でスイッチや扉を探そうぜ!」
「っ!扉があったぞ!」
「でかした!」
「あ、しまった…これは儂が前に作った鯨王ムーンの腹の中にある魂の世界に繋がる扉だ」
「おいドンスラ!!人の体を八王に繋げる工事をしてんじゃねぇ!」
「あ、あったぞ!見てくれハルト!プレゼンターに会えるスイッチだ!」
「今は違うスイッチを探せアナザーフォーゼ……いや待て、そのスイッチ何処で見つけた!それはそれでデカしたぞ!!」
「あ、やべ!これ前に作ったハルトが自爆するスイッチだ!」
「そのスイッチは今すぐ破壊しろ!」
「……ハルトの倫理観や道徳心が爆破するんだよ」
「なーんだ使用済みなら咎められないな」
「コレ未使用品だぞ?」
「なぁにぃ!!」
と皆が総出で不思議なスイッチや隠し扉を探している
「いや済まないね、あの部屋の契約にはコストがかかってね幸いここは居抜きで安く契約出来たんだよ」
「そんな世知辛い話聞きたくない!つか俺、金はあるんだけど、こう見えて一応王様だし」
「そしてこの部屋を契約するならば、ななな何と!年会費無料!」
「え、金取る予定だったの!」
「エージェントはお金のかかる仕事なのさ」
「そんなの知りたくないよ!お願いだから幸せな夢を見させてよ!!もう嫌だ!この部屋のガチャ回すもんね!」
「辞めろおおお!!」
「え、ちょっ、嘘だあああああ!!」
ーーーー
現実世界
「うーん……ん?」
「ハルト、大丈夫か魘されていたぞ?」
「あぁ…大丈夫だよアンアンちゃん…ちょっと夢の中でお金と徳を積む事の大切さを学んだだけだから」
「何があった」
「話すと割としょうもないよ……ガチャ爆死の夢を見ただけね
何でトランスフォームのカプセムが3個も出てくるんだよ…
「そうか」
「けど少し寝たから頭スッキリしたよ…ってアンアンちゃんはずっと膝上にいたんだね疲れない?」
「疲れないぞ…こうしてるだけで周りへの牽制になるからな」
「牽制?」
「こうだ」
アンアンは強く抱きしめたので、取り敢えず頭を撫でると気持ち良さそうに目を細める…彼女からしたら自分の魔法なんて関係なく自分を本気で想ってくれる相手なのだ、そりゃ警戒心もないだろう…
しかし何の牽制かは知らないハルトはのほほんと空を見ると 今は本国にいるキャロルとウルティマの顔が見えた気がした
【ハルト、その位置はオレの場所だぞ?】
【ハル?覚悟は出来てる?】
なんかそう言ってるような気がするなぁ……気のせいだろう 帰ったら修羅場になりそうだなぁとか思ってないんだからね!
そして何か木陰から怖い顔をして此方を見ているアリサちゃんとエマちゃんがいるが気のせいだろう!ニタニタしているココちゃんやマーゴちゃんも幻覚だ!
『いやアレ完全に…』
気のせいだろう!!
と軽く現実逃避をするも
やはり現実としてはラウズカードやアンデットの厄介さは推して知るべしなので対策は必要だ
そんな現在、家庭菜園の畑に水を撒きながら思案していた
『だが奴等、どうやってアルビノジョーカーの封印を解いたのだ?』
「そりゃアレでしょ……気合い」
『気合いで封印が解けるかぁ!』
「まぁ真面目に答えるとカリスもリモートのカードを持ってるんだろうなぁ…」
それ以外に考えられない、ウォズの報告ではエイゲツは魔女因子対策としてライダーシステムや怪人の技術転用をしていた…その一部にナツキと咲那ちゃんに預けた擬似ラウズカードもあったのだろう
「でないとジョーカーやアンデットが来るからな」
『あぁ…アンデットの惹かれ合う性質を考えれば同質のお前や本家ブレイドやカリスが動くと』
「そう言う事…まぁ剣崎さんなら通りすがりそうではあるけど…それがないって事はこれ擬似ラウズカードの類かな」
『成る程、未来のお前が似たような技術を持ってないとも言えないからな』
「けど問題はカリスが誰なのかだよ、もし始さんならアルビノジョーカーを解放するなんて真似絶対にしないだろうし…そういえばエイゲツは?」
『ウォズの話だと、メディカルポットに暫く漬け込んで熟成しないとダメだとさ』
『それで美味しくなるのか?』
『あぁ野菜やパイナップルに漬け込むと柔らかくなるって』
『え、俺はワインやウイスキーで煮込むと良いって…』
「いや誰も壺漬けカルビや酒漬けの話はしてねぇよ」
『それだけ肉体へのダメージがあったと言う事だな』
『それで?アルビノジョーカーを探す作戦はあるか?』
「ある」
『おぉ!』
「けど気乗りしないんだよなぁ」
『は?』
「ま、何もしないままだと八方塞がりだからやるしかないんだけどな」
『どう言う事だ?』
「エイゲツの話しだと、この世界の防壁は外からは逢魔が入れないようにして、内側からは大魔女が異世界に逃げないようにする為のものだって話だよな」
そうだと答えるのを確認すると
「下手したら逢魔以外で外から人が来るかも」
そして夜間 外に出たハルトは周りを見渡すと同時にジョーカーバックルを纏うと
「変身」
『change』
マンティスアンデットに変身しジョーカーラウザーを構えて周りを警戒するが何もない
「来ないなら、こうしてやるだけだ!」
『remote』
「おいでませ!」
そして呼び出したのは
「ん?…貴様が私の封印を解いたのか?」
「あぁそうだよ暇してたのと……個人的にな…一撃パンチ入れてたかったんだよぉ、だから俺に殴られろスパイダー!!」
「何故に!」
スパイダーアンデットを殴り飛ばすのであった
「ふざけるな!あの小娘に完全封印され久しぶりに解放されたと思ったら何故殴られる!」
「テメェが俺の精神乗っ取ろうとしたからだろうが!!お前が咲那ちゃんの精神汚染に耐えられなくて封印されたからあの時出来なかった分だ!」
本当に今更な恨みである
「とにかく!貴様の眷属を島中に解き放て!アンデットサーチャーがないから目が欲しいんだよ!!…今更ながらにバットでも良かったか?」
あの面白いと橘さんに評されたカテゴリー8ことバットアンデットなら夜目があったと
「何で貴様の命令を「すぐに封印されたいか?」…くっ!おいアナザーライダー共!どうしたんだ、こいつスコーピオンの毒でも食らったか!」
スコーピオンアンデット、彼のアンデットの毒を喰らうと好戦的な気質になる…アンデット界のデモンズスレートとは彼のことだ
そんな彼も混合アンデット ティターンの素材だったりするが…
『いやデフォルトだ』
『通常運転』
『危ない毒ならいつもキメてるからな』
「昨日はヘルヘイムの果実!今日はセンチピートアンデットの毒をキメてます!」
「日常的に毒をキメてるとか正気の沙汰じゃねぇ!!」
「何だ知らないの?イルカはフグを虐める事でフグの体内から溢れる毒を致死量にならない範囲で取り込んで恍惚とトリップするんだが?」
『危険な遊びは辞めろって!』
「大丈夫、俺には怪人由来の毒は効かないから毒を取り込んでトリップしてる気分だけ味わってる」
『おい自傷行為してんじゃねぇよ!』
『そりゃ自分の毒に当たるフグなんていないからな』
「お前の場合は体内で解毒薬作れるだろう?」
「まぁそうだけど…はぁ…コイツじゃなくて嶋さん呼べば良かったな」
『スパイダーの解放がお前の作戦だが?』
「ぶっちゃけるとアンデットなら誰でも良いんだよ、コイツにしたのは眷属が使えるのと…アンデットはアンデットを引き寄せるから好戦的なのを解放したら後は勝手に来るだろ?」
『誰が?』
「アルビノジョーカー」
『アナザーウォズの未来ノートに書き込めば良かったものを』
「っ!そうじゃん!ブレイドとカリスの再会を演出した未来ノートがあれば!!くそっ!何で思いつかなかったんだ!俺はファン失格だぁ!!」
『落ち着け』
その気配を察したスパイダーは恐怖したのでハルトはお疲れ〜と再度封印した
「やーっと出てきたか会いたかったぜアルビノジョーカー!」
「やはり誘い出されてしまいましたか」
ゆったりと現れたのは大鎌 デスサイズを振るう赤と白のアンデット ぶっちゃけジョーカーの2pカラーに見えるがその本質は悪辣
空席の玉座を狙う存在しない始祖 アルビノジョーカー
「やっぱり封印解かれてたか」
「えぇ解放されて気分も最高です」
「そう言う辺り、ジョーカーでもちゃんとアンデットの本能は機能してるようで安心したよ」
「さてと…しかし貴方と話すにこの格好では些か問題がありそうですね今日の僕は敵意はないので」
「今日はね」
決定だ、コイツは封印しておけねば後の災いとなる
「まぁ、アレの目的には興味はないのですが…」
「俺としてはさっさと封印されて戻ってきてもらう方が嬉しいな」
「どうして貴方がそこまで?あの統制者を凌駕する力を持ちながら 何故この世界を守ろうとする?」
「え、理由って必要か?」
「何?」
「俺はシンプルに監獄にいる子達を助けると決めただけだ、彼女達の日常を守る為にお前を封印する!」
滅ぼすも守るも己の匙加減とばかりに言い放つ厄災に対し
「良い話だな、感動的だな!だが無意味だ」
「っ!貴様ぁ…やはり…」
変身解除した両者は再度睨み合う アルビノジョーカーは変身解除して現れたのは 我等お馴染みの
「ニーーーサーーーーン!!」
「僕は君の兄ではないよ?」
「そうだ魔王、彼は僕の兄さんだ!」
そこに現れた第3の男 その正体は!
「お前は泥棒!!どうして此処に!」
「せめて名前で言ってくれ」
海東大樹 仮面ライダーディエンドである
「つかどうやって入ったの!?」
「何、お宝の匂いを嗅ぎつけて来たら此処に来たんだ」
「流石ディエンドだ…自由すぎるよ…」
ハルトの脳裏には以前。オーマジオウから依頼を受けた二亜救出作戦で邪魔された記憶が新しい…が今回は敵意はないみたいだが
「うちの仲間達は未だに来ないのに…流石というか何というか」
ーーーー
その頃 逢魔では
「コレでどう?」
「頑張ったな銀狼!…よし早く行くぞ!」
そう言ったキャロルは何を思ったか
「さぁ行ってこい!ウヴァ!!」
「無限の彼方へ行ってこーい」
「何故俺からなのだああああ!!」
銀狼が見送るとキャロルは容赦なくウヴァの背中を蹴り 吹き飛ばされると彼は世界の壁に激突して感電したのである
「失敗か」
「ふむ…カレン、手当しろ」
「いやキャロル、流石に蹴飛ばすのはどうかと思うぞ!」
「安心しろグリードはコアメダルが砕かれない限り不死身…つまりこんな状況の場合は役に立つ」
「落ち着けキャロル!人として大事な倫理観や道徳を捨てるのは主だけで十分だ!主が捨てた大事なものを貴女や私達まで捨てたら誰が主を止めると言うのだ!」
「いや、正論ぽいですけどカレンさんも酷い事言ってますよね先輩?」
「何も言うなベアトリス、アレはハルトと1番長いからな受けた影響も大きい」
「私の方がハルトとの付き合いは長いんだよ!」
「張り合うなあかね!」
「落ち着きなさいな、あかねはん」
「おいカレン、そうやって呑気にオレを説教してる場合か?」
「はい?」
「忘れたか逢魔では上がいるぞ?」
「…………まさか」
カレンは恐る恐る後ろを見ると
「じゃあ壁にぶつかってみようか琢磨くーん!」
「待ってください北崎さん「この壁が君を成長させるよ」辞めてください、お願いですからああああ!!」
「ゴオマ行ってこい!」
「ぎゃあああああ!!」
お馴染みの三銃士が蹴飛ばされていたのである
「……銀狼お願いします!早くシステムを完成させてください犠牲者が少ないうちに!アイリーンも魔法方面でお願いします!」
「OK」
「えぇ無論ですわ」
ーーーー
「……皆、何してるかなぁ…」
近いようで遠い故郷に想いを馳せていると
「聞けばこの世界には魔女を殺す毒薬があると聞いてね、そんなお宝手に入れないと」
「へぇ…」
前言撤回!そんな危険物を渡す訳にはいかない!盗まれる前に何とかせねば!
「それよりも…まさか兄さんがアンデットになったなんて!」
「あ、いや違いますよ海東さん…アレは貴方の兄じゃないですから」
「何だって?」
この辺はややこしいがアルビノジョーカーの志村純一とディエンドの兄 海東純一は似ているが他人である 音也さんとネガ音也くらい別人だリマジ恐るべし!
「似てるだけの別人ですから思い切りやっちゃいましょうよ!」
「じゃあ決着をつけましょうか大樹!」
と取り出したのは…って新世代バックルとチェンジケルベロス!?
「お前それ何処から持って来た!」
「貴方に答える必要はありませんよ」
「んの野郎!まさか!」
エイゲツの研究施設か何かでの文取り品か?
「っ!」
「いや海東さん騙されないで!!あの人はそっくりさん!アンタの知ってる兄じゃないのですよ!」
「っ!兄さんの姿で僕を騙そうたってそうはいかない!」
『KAMEN RIDE』
ネオディエンドライバーにカードを装填して頭上に掲げ
「変身!!」
『DIEND!』
「変身」
『OPEN UP』
ネオディエンドに変身してグレイブとの戦闘に入ったのである
「これは流石に予想外…」
『この展開、このニギハヤミコハクヌシの目を持ってしても見抜けなかった…』
『李牧じゃないんかい』
ディエンド参戦なんて予想出来なかったが
「これはチャンスと捉えるべきだな」
大樹さんはオーロラカーテンを超えて来たと言っていた…ならば入る方法がある筈だとアナザーディケイド に調査を頼む
「加勢します!」
「させるか!」
変身しようとしたが アルビローチの大軍に襲われたのである
「やっぱりそうなるよな…想定済だよ!」
「やっと来たか」「我等にお任せを」
「ウォズ、カリエス!頼んだ!」
「おう!」
「やれやれ人使いの荒いですな我らの王は」
『ファイナリー』『ホラー…デストロイ!』
2人も変身してアルビローチとの戦闘を開始する
「おいナツキ!暇してるなら来い!」
アナザーウォッチ越しに呼びかけるが
『分かった!直ぐに駆けつける!!…その変わりにお願いだから助けてええええええ!!』
成る程、お取り込み中のようなので
「……放っておくか」
『同感だ』
俺達だけで対処しようと動く…前回 体を張ったというのに…哀れな
「よっしゃ!行くぜ「何処にだ?」そりゃ皆の加勢に……って士さん!?」
「久しぶりだな、魔王」
そこに現れたのは通りすがりの仮面ライダーこと
「士さん、お久しぶりです!!どうして此処に?」
「通りすがった…と言いたいが実際はあのバカの回収に来たんだが……おい待て何でアイツがいる?」
士さんからすれば以前見た兄弟喧嘩している…そう言えばディエンドの世界では決着つけずに身をくらましたんだっけ?と思い出していると
「あぁ、そうか士さんも面識あるのか…あの人は海東さんのお兄さんじゃないんですよ、端的に言えば超そっくりさんっす!」
「成る程な……それでお前は何してんだ?」
「何やかんやあって、この牢獄に囚われている魔法少女達や世界を滅ぼすとされる大魔女を助けに来たんです」
「本当に何しているんだ?」
「あれ?改めて言葉にすると俺何してんだろう?」
ふと我に帰ると俺のやってきた事と言えば
エイゲツの罠に嵌ったり、料理したり、女の子と仲良くしたり、料理したり、ヤンデレに囲まれたナツキを売り飛ばしたり、料理したり……ウォズとの再会に安堵したり…豚汁作ってたり…敵と戦ったり……気づいたら丸太と日本刀があればどんなピンチも乗り越えられるようになっていた
『存在しない記憶があったが?』
「いや俺、何してんだ?」
「まったく…久しぶりに来てみたら新しく変な奴連れて来やがって」
「変な奴?あぁカリエスの事か…」
「お前だ」
「……ふふ」ドヤァ!
「褒めてないぞ」
「いやぁ久しぶりですからついつい口角が上がっちゃって…最近は国の開拓やら色々やってたので」
「そうか…ちゃんと王様やってんだな」
「仲間達が頑張ってます!」
「お前は?」
「俺も色々と頑張りました!」
「お、おう…」
「って!久しぶりの会話で気が緩んでる場合じゃなかった!士さんも手伝ってくれませんか!」
「はぁ仕方ない、その方が早そうだからな」
「っしゃあ!推しが一緒ならば俺は荒れるぜ!止めてみな!!」
「よし行くぞ」
「はい!」
2人はアイテムを構えたがディエンドが止めに入る
「手を出すな士!これは僕の戦いだ!」
「そんな事言ってる場合なら早く倒して帰るぞ」
「そうです海東さん!これは俺達の喧嘩です!」
2人は変身アイテムを起動させたのである
『KAMEN RIDE DECADE!』
『ディケイド…』
ネオディケイド とアナザーディケイド が並び立つ
「ディケイドが2人、中々良い演出でしょ?」
「おい何言ってる、行くぞ!」
「はい!!」
うおおおお!と2人も戦場にその身を出すのであった
その戦いを陰で覗いていたカリスに近づく者がある
「見つけたぞカリス!」
「!!」
「何故此処にってテンションなのは分かるぜ、当たり前さ…何故なら俺は頑張って牢屋敷を脱獄したからな!」
「………!」
「こんな悠長してて良いのかと思うだろう?しかし俺が脱獄した事を知れば監獄の魔女が探しに来るんだぜ!」
「っ!!」
「やっぱりあの子達の前では姿を見せられないと来たか…なら、その正体を今見せて貰おうか!」
『ギャレン』
アナザーギャレンの銃が火を吹くのであった
予告
遂にアルビノジョーカーとカリスを誘き出したハルト達 しかしながらやはりどれも一筋縄ではいかない相手ばかり 果たしてどうなる!
次回 八審 お楽しみに!
オマケ短編
「オーマジオウ!!俺の勝ちだぁあああ!!」
「グアアアアアアア!」
ーーーー
夜 野営地にて
「っ!」
その朝 ハルトは目の下に濃いクマを作っていた
「どうしましたか我が魔王!」
「ゆ、夢で良かった……すまない…実は俺がオーマジオウを倒す夢を見たんだ…何て悪夢…あんなの生まれて初めて見た!」
「そ…それは是非我々としては夢ではなく現実にして欲しいのですが…」
「ごめんよ、ウォズが死ぬ夢は何度も見て慣れてるんだけど今回ばかりは…」
「そんな夢見ないでください、慣れないでください」
ーーーー
演奏
「では我が魔王、演奏お願いします」
「おう…けどピアノかあまり得意じゃないんだよなぁ」
そう言うものの流れるように弾き始めるハルト、周りはそれに合わせて ふるさと を歌うが突然
「おい待て、おかしい…おかしいよ今のふるさと…短調にアレンジされている…」
「ウサギは小鮒は愚か、あの頃の我が家ももうない…荒廃しきった、ふるさとだ…」
「我が魔王、どうされたのですか!」
「俺の住んでいた故郷なんてこうなれば良い!」
「いや我が魔王の故郷は此処でしょ?」