前回のあらすじ
珍しく頭を使いアルビノジョーカーを誘き寄せたハルト、ディエンド、ディケイドの予想外の乱入により現場は混乱を極めていた!
「ふっ!よいしょぉ!」
アナザーディケイドは襲い掛かるアルビローチをオーロラカーテンで捉えると強制ワープで上空へ打ち上げる
「今です!」
「あぁ」
『ATTACK RIDE BLAST!!』
分裂する銃身と弾丸の雨霰は落下中のアルビローチを消滅させるが数がいかんせん多すぎる、それを見た4人は恐れ以上に高揚感が満ちている
「蹴散らしてくれる」「此処は私が!」
「待てお前等、ここは「俺に任せろ」士さんに任せるんだ!」
『おい』
「だがしかし!此処で推しにおんぶに抱っこは男が廃る!野郎ども行くぞぉ!」
『ディケイド …コンプリート』
アナザーディケイド も負けじとアナザーコンプリートフォームに変身したのである
「っしゃあ!」
「元気な奴らだな」
取り出したのは通常のケータッチ…まさか!それに合わせてケータッチで刻まれたライダークレスト
『FINAL KAMEN RIDE DECADE』
そこに現れたのは平成に浸かり切ったハルトから見るとシンプルな外観の最強フォーム
仮面ライダーディケイド ・コンプリートフォームである
『BLADE!KAMEN RIDE KING!』
『KIVA…ANOTHER RIDE EMPEROR』
ケータッチでクレストを押し込みライダーを最強フォームで召喚したブレイド・キングフォームは寸分違わぬ動きでディケイドはカードを装填する
アナザーディケイドも力を使い呼び出したアナザーキバ・エンペラーフォームはザンバットバット無しのザンバットソードを構えるが
「ちょっと合わせなさいよ!」
「テメェが合わせるんだよ!」
バラバラであった…
「はぁ行くぞ」
「はい!」
『FINAL ATTACK RIDE B・B・B・BLADE!』
『FINAL ATTACK RIDE…KIVA』
ディケイド達の目の前に現れたのはカード型エネルギー
ディケイドは自分のディメンションカード、ブレイドはスペードスートのラウズカード型
同時に両者が走り出すとその直線にいた敵は全て両断されたが
「合わせろよ」
「貴方が合わせるのよ!」
残りの敵はアナザーディケイド とアナザーキバが剣片手に斬撃を浴びせ続け
『ラスト!』
そのまま両者は残心の構えを取るとアルビローチはステンドグラスのように飛び散ったのである
「さて残りは…ん?」
アナザーディケイドが目線を向けるとそこにはアナザーギャレンがいた
「お、ナツキ来たのか!丁度良い所にアルビノジョーカーは強敵だから皆でやるぞ!」
「………」
アナザーギャレンは木陰から動こうとしない…
「ナツキ?何してんだ?おい聞いてんのか!」
「……………」
それでも動かない…はっ!と気づいたハルトは
「ま、まさか本家ギャレンの真似か!フジャケルナ!!」
「…………」
「ナツキ、テメェ…まさか…オンドゥルウラギッタンディスカー!」
それでも動かない…ふむ
「おい!元はテメェの援軍で来てんだぞ!色々と頑張ってるのに何サボってんだゴラァ!!」
アナザーディケイドは怒りながらアナザーギャレンに近づき肩をどつくと
「…………」
アナザーギャレンはそのまま倒れたのである
「何っ!」
「っ!そんなまさか…」
周りは彼の実力を知る故の動揺だがハルトは
「おい大丈夫かアナザー2号達!!しっかりしろ誰にやられた!」
「我が魔王?気にする所が違うかと」
「人は外見よりも中身だろ?」
「我が魔王の言う中身はアナザーライダーで外見はどうでも良いでしょ?」
「当たり前じゃんアナザーライダー達は俺の半身だぞ?ナツキ何かの安全よりもアナザー2号達のが心配だ!大丈夫か!!」
人を心配していなかったのに対して
「鬼か」
ディケイド も思わずツッコミを入れてしまう程だった
『少しはナツキも心配してやれ』
「大丈夫かアナザーギャレン!!」
『なぁ話聞いてる?』
ナツキなんてガン無視でアナザー2号達を心配していたハルトは
「何々……っ!そうなのか…分かった!ありがとう!」
『で、何が分かった?』
「あぁ……」
『だがナツキの犠牲は無駄ではなかったんですよね!何か直接的な手柄を立てた訳でなくてもナツキの犠牲は俺達、反撃の糧となったのですよね!!』
『この戦いで俺達アナザー2号達は…何の成果も得られませんでした!』
『ウソダドンドコドーン!』
「……カリスが強い事以外何も分からねぇと」
「そうか」
「ウォズとカリエスはディケイドの援護をお願い」
「我が魔王は?」
「誠に遺憾ながらナツキを治療する、この新しい力でな」
『ゼッツ』
ハルトはアナザーゼッツに変身すると新しい力を解放した
『リカバリー!』
アナザーゼッツの複眼や全身が緑色に変わる、回復能力を持つリカバリーフォームになると
「クレイジー○イヤモンド!!」
『違う!』
取り敢えずアナザー2号達のウォッチを抜き取り変身解除させるとアナザーゼッツはリカバリーの力でナツキを回復させたのである
「!!……あれ?俺…」
「よし起きたな、凄い便利な力だ」
「ってカリスは!」
「逃げたみたいだな」
気配はないな
「しかも手がかりもないも来たもんだ…いや確か幻視の魔法を使う子がいたな…」
「え、まさかお前…俺をマッドドクター以外で治したのか!」
「あぁ新しい力の実験でな」
「そこは仲間だからとか言って欲しかった」
「は?寝言は寝て言え、テメェがあの世界の連中の片棒担いでる限り俺はお前を認めねぇ…つか兎に角働けやゴラァ!」
「ごふっ!」
ハルトはアナザーウォッチを起動してウォッチを体に入れる
『ディエンド』
アナザーディエンドにすると
「よーし行くか」
「あのな!せめてボディーブロー入れる前に一言入れろよ!」
「っせぇ!行くぜ行くぜ行くぜ!!」
「あ、ちょっ!もう!!」
2人はアルビローチを蹴散らしながら前進すると
「おやおや、もう勝負がつきましたか…となると僕も逃げますね」
「兄さんは絶対に逃がさないよ!」
その言葉に
「アイツ…」
「流石は海東さん、狙った獲物は逃がさない男」
味方すらドン引きしていた
「君の力を使わせて貰うよ?」
「え、そのカードはまさか!」
『FINAL FORM RIDE A A A Another RIDER!』
「よっしゃああああ!」
同時にアナザーディケイドはファイナルフォームライドの力で巨大ウォッチになる
『FINAL ATTACK RIDE!A A A Anather RIDER!』
「たぁあああ!」
それに合わせてディエンドは高く飛び上がり、そのままオーバーヘッドシュートで巨大アナザーウォッチを蹴飛ばすのに合わせて
「お前だけは逃してなるものか!」
『バルカン』
半獣、半機械のアナザーバルカンに変身するとアタッシュショットガンにトラッピングスパイダープログライズキーを装填
「その通りだ逃げられると思うな!」
カリエスC3はレバー操作で自分の体を液状化してグレイブの足場を崩す
それにより警戒が裂かれた隙に
『charge rise!full charge!トラッピングカバンショット!』
放たれた糸の弾丸はグレイブを拘束して逃げ道を無くすと同時にアナザーウォッチが激突したのであった
「ぐああああ!」
「っしゃ!」「見たか!」
と2人は喜ぶも
「中々の連携でしたね」
しかしグレイブは変身解除してアルビノジョーカーになっただけである
「第二ラウンドって訳か」
「心踊るぜ」
「寧ろ、その姿の方が僕は兄さんを思いながら攻撃しなくて済むから助かるよ」
「少しは本音を隠せ」
「負ける気がしねぇ!」
「僕は戦うのは構いませんが良いのですか?このままだと」
「ナツキさーーん!!何処ですかーー!」
シェリーの声を筆頭に近づく声が何人かの姿が
「このタイミングで…」
「今だ!」
「あ、くそッ!待て!!」
「此処まで追い詰めたのに…ウォズとカリエスは街に撤退しろ!2人はどうします?」
「安心しろ」
「流石です!!」
「僕は逃げさせてもらうよ」
『ATTACK RIDE invisible!』
同時にディエンドは撤退して消えたが
3人は変身解除すると
「って大丈夫なんですか士さん!」
「あぁ、この世界の俺の役割は」
「ハルトさんに士さんじゃないですか!どうしたんですかこんな所に!」
「士さん?あれ?皆知り合いなの?」
何故彼女達は初対面の人を知っているのだ?と首を傾げていると
「何言ってるんですかハルトさん!士さんはハルトさんと働いてる料理人さんじゃないですか!」
「は?………はああああああ!!!」
翌朝
「おいサラダ出来たぞ」
「ありがとうございます士さん…いやチーフ!」
「俺をそう呼ぶな」
「いやぁ士さんはブレイドの世界で料理人チームのチーフをしてましたからね!料理の腕も確かですから安心ですよ」
「そうだ俺に苦手な物はない……写真を撮る事以外は…」
「いやいや俺は士さんの写真好きですよ?」
「そうか…」
「そして推しと一緒に働けるこの瞬間…俺には何にも変えがたいご褒美です!!…あぁ生きてて良かった…」
「妻子のいる奴とは思えないセリフだな」
『いや本当』
「ソレはソレ、コレはコレの精神でやっております!」
「うん美味しい朝食だけど、この朝食には一つ足りない物がある」
「海東?」
「どうやって忍び込んだんです?てかそれ皆の朝ごはん…」
「それは…なまこ料理だよ」
「言うと思った…丁度良い、お前も食べたなら手伝え」
「断る、僕は誰の指図も受けない」
「働かざるもの食うべからずです!食べた分は手伝って貰いますよ海東さん?」
この人も料理スキルが高いのは良く知っているのだ
「じゃあ見返りに働いてくれたなら…これを海東さんにあげるとしましょう」
「僕を納得させられるお宝があるのかい?」
「こんな所に抜くと滅茶苦茶ヤバい魔剣と呼ばれるノートゥングが!」
そうこれは以前の世界で英雄派のジークフリートが持っていた魔剣の一つである…あの京都決戦の際に分取った物なので、ぶっちゃけ持て余していたので取られても痛くはない
「仕方ないね細やかながら頑張るとしよう!」
「(計画通り)」
「じゃあキリキリ働け」
「必ず報酬は払うので頑張ってください!」
うおお!と働く海東に対して
「いやぁ本当、あの人スゲェわ」
ジオウでもディケイド でも朝食を主人公に振る舞っていたなと思い出す…しかしまぁその後が色々大変だったのだが…
「しかし士さんがシェフとして動くなら全力でお手伝い致します!」
「一応、俺はお前の部下という扱いなんだが?」
余りの予想外の展開に白眼になると
「………ごふっ!」
ショックでハルトは吐血して倒れたのである、口からは緑色の血が流れていた
「皆すまない、俺はどうやら此処までみたいだ…リカバリー…」
『リカバリーは自分の傷は治せないぞ!』
『気をしっかり持て、傷は浅いぞ〜』
「おい大丈夫か?」
『安心しろ解釈違いで発作が起きてるだけだ』
「そうか…」
「士さん辞めてくださいよ、そんな恐れ多い!!」
「相変わらず変な奴だな」
「それが俺ですので!」
「それでどうやってカリスやジョーカーを探す?同じ手は使えないぞ」
「そうなんですよねぇ…はぁ……アンデットサーチャーがあれば」
「何だそれは?」
「端的に言えばアンデットを探すレーダーみたいな物です!士さんもご存知 剣崎一真さんとその仲間達がアンデットを探すのに使った代物ですよ!」
「ほぉそんな便利な物が…おい来たぞ」
「お、皆おはよう!今日は少し豪華な朝ごはんだよ!」
わーい!と年相応に喜ぶ顔を見て安堵していると士は何か思い出したように
「そう言えばお前と居たあの男はどうした?」
「ナツキですか?…あいつなら今頃監禁されてますね」
「何?」
「あの子はその…色々と重たい子に好かれるようでして」
「………色んな世界を旅したがまだ知らない事もあるんだな」
「俺もそう思います…世界は広いですね」
「だな」
2人がそう思うと脱獄かましたナツキにお仕置きがされてる悲鳴が響いたのは言うまでもない
そして朝食が終わったので海東にノートゥングを渡した後 ハルトは士に尋ねる
「珍しいですね今日は通りすぎないんですか?あの時みたいに」
以前の二亜の件を引き合いに出すと
「乗りかかった船だ…アレが変な事をしないように見張っておいてやる」
「ありがとうございます!!それと失礼承知でお願いしたいのですが是非、一手御指南お願いします!」
「お前は相変わらずだな…だがその前にアレを何とかしろ」
「アレ?…わぉ」
そこには何故かバチバチと火花を散らすエマとアンアン それを止めようと右往左往するミリアがいた
「ちょっと何してるのさ」
「「ちっ!」」
そのまま2人が離れてしまう…ふむ、やはり仲が悪いな
「何とか俺が仲をもてないものか」
「それしたら余計に拗れると思うなぁ」
「そう言うものか…まぁ確かに若い子の喧嘩に大人が混ざるのも良くないか」
『大人(笑)』
ーんだと、ゴラァー
「大丈夫だよミリアちゃん、こういう時は俺に任せてくれ!こう見えて女性関係の取り扱いには一家言ある方だから」
『嫁の尻に敷かれてる奴が何か言ってらぁ』
『まぁハーレム作って破綻させてない手腕は認めるが…』
『つかアレは千冬達が頑張ってる結果だろ』
ーお前達は少し黙ってろ!ー
内心で黙らせるとそのままエマちゃんの元へ行こうとしたが
「……ハルト何処へ行く?」
「アンアンちゃん?」
「何故…エマの元へ行こうとする?」
「え、いやぁそれは」
「答えろ……っ、まさか…ハルトは…わがはいの事が嫌いになったのか?」
「まったく違うが?」
即答する辺り この男は本心でしか生きていないが後にメンヘラ地雷もやしと ココからディスられるメンタルの弱さは健在であった
「んじゃ先にアンアンちゃんのメンタルケアからかな」
「うむ、それで良い」
彼女を抱っこしてそのまま庭に向かおうとするが
「ハルトさん?」
「ちょっとエマさん!落ち着いてくださいまし!」
「ははは、大丈夫だよハンナちゃん…ちょっとハルトさんについた虫を排除するだけだから」
「そんなのダメですわー!」
ナイフ持ってエマが走りかけた時
「ダメだぞハルト!そんな事をしたら!エマちゃんのヤンデレを放置したら大変な事になる早まるな!」
再び脱獄したナツキがハルトに待ったをかけたのだ
「は?」
「良いかハルト!ヤンデレというのはだな病みから来る何をするか分からない行動力があるんだ!それを舐めてはいけない!」
「過去1の説得力がある発言をありがとう…つかそこまで理解してるなら自分も頑張れよ」
「頑張っても彼女達は上を行くんだ…」
「お、おう…」
『流石はヤンデレに監禁され続けた男の言葉だ重みが違う』
『どう足掻いても世界線がヤンデレ監禁エンドになる男だ面構えが違う』
「え?何それ怖い」
流石のハルトも納得するしかなかった…伊達にヤンデレに襲われていないナツキの含蓄があった
「んじゃ2人で「アウト!」んじゃ分身して対処するか」
「あの気軽に人智を越えた対処しないでくれます?」
「あのさ前から思ってんだけど…お前にもアナザーナイトのトリックベントやアナザーギャレンのジェミニとかアナザーディエンドのイリュージョンとか分身技豊富なのに何で使わないの?」
その問いに
「使ってもあの子達は直ぐに本体見抜いてくるんだよぉ!!」
膝から崩れて絶望して叫ぶナツキに対してハルトも
「何かゴメン…」
普段はナツキに謝らないと公言してるハルトも謝るしかなかった
「だからこの場での最適解は!」
「別の時間軸の俺を連れてくるか」
「だから気軽に人智を超えないでくれ!」
「えー…んじゃ最適解はどうするんだよ?」
「一緒監禁される事だ!」
「(あ、違ったわ コイツ仲間欲しいだけだ)よし……すぅ……きゃあああああ!ナツキが脱走してるぅ誰かぁ!助けてええ!看守さーーん!!」
「ちょっ!い、ぎゃあああああ!!!来たああああ!!」
そしてナツキは何度目かの鬼ごっこを始めたのであった
「よしコレで時間を稼げた」
「……」
「どしたアンアンちゃん?」
「何でもない…行くぞ」
「おーう…だがアンアンちゃん、実は……お茶菓子を沢山作ったから皆でお茶会と考えていたんだがダメだろうか?」
開くと現れたのは多種多様のお茶菓子であった
「良かろう」
「皆は?」
「ボクも良いよね!」
「是非ご相伴に預かりますわぁ!」
「け、仕方ねぇ」
「お、おじさんも良いかな?」
「おー、それなら雑談配信でもする?」
と声をかけたら集まり始めたので
「よーし、此処に親睦会の開始を宣言する!」
ドン!と宣言したのであったが
「(コイツ、以外と人を纏まる才能があるな)」
士の中でのハルト評価が上がったのであった
「あ、アリサちゃん このプリンの表面だけ加熱出来ない?」
「……やってみるか」
因みにBAD ENDの場合 エマが呼ばれてなくて
「それ…ボクは呼ばれてないよ!」
「「「「………」」」」
と呼ばれてハルトは激昂に任せたエマに刺されるのであった
そんなBADを回避したハルトは皆と茶会を楽しんでいたが やはり目の前の問題が解決しない今 ハルトの心は浮かないままだった
しかしそれはそれであり彼女達のメンタルケアが自分の仕事と割り切ったのだが
「ハルト……あーん…」
「ハルトさん!」
ふむ…どうしたら良いんだ、この状況?となったり
「吊るされた男…貴方には女難の相が出てるわね」
「え?…嫁からは、やらかした仕置きで良く吊るされてはいるけど?」
「………これは当たってるのかしら?」
「俺に聞かれても困るよマーゴちゃん」
そして
「ねぇハルトさん」
「何だい?」
「おじさんと入れ替わりたいと思わない?」
「ミリアちゃん、それは辞めた方が良い……俺と入れ替わったら滅茶苦茶苦労するのは確定だぞ…2人で全員分のご飯作ったり色々とな」
「あ、うん…何かごめんね…」
そんなやり取りをしたり
「…………なぁ」
「何だい?アリサちゃん?」
「その……良く眠れる睡眠薬を知らないか?」
「睡眠薬とか使わないでぐっすり眠れる力なら凄い心当たりあるけど」
「そんな力あるのかよ?」
「けど、良いの?人の前で無防備にぐっすり寝るとか?」
「構わねぇよ」
「俺だって一応は男なんですが?」
「……?」
「あら、やだこの子ピュア過ぎる…何かゴメンね」
「お、おう?」
そして
「そんでテメェは何したらそうなった?」
目の前にはベットにミイラ男のように梱包され拘束されているナツキがいた 知る人から見れば某沈黙に出るレクターのような拘束をされている…
「やぁハルト、元気にしてるかい?」
「元気だが…本当に大丈夫なのか?」
「気にするな!以外に慣れると快適なんだよ!」
「そ、そうか…知りたくない情報をありがとう…」
ドン引きしながらも答えるのだが
「所でお前は大魔女がどんな奴か知ってるのか?」
「あぁ大魔女ね…あぁ知ってるよ…俺は何も知らないことを知っている!どっちかと言うとヒロの管轄だ!」
よし、この役立たずは見捨てよう
「そうなれば自力で何とかするしかないな」
まぁいつもの事だが
「けどやはり大魔女を呼ぶにしても不確定要素は排除しておきたいな」
やはりカリスやニーサンの行方を突き止め倒す必要がある…そうだ
「ナツキ、カリスとの戦闘で何か手に入れなかったか?」
「うーん………はっ!そうだ!奴の持ってたカードを取った…っ!ナノカに頼めば幻視してくれるかも!」
「よし、そのカードは何処にある!」
「俺を牢屋から出してくれたら渡そう!」
「ん…じゃあこうするか」
『thief』
「よしカードゲット……ふーん…ジェルのカードか…」
「テメェふざけるなぁ!!」
「カードさえ貰えれば貴様は用済みよ!」
「俺を解放しろよ鬼畜!腐れ外道!!」
「何とでも言え!貴様の阿鼻叫喚など俺に取っては日常だからな!」
「女誑し!金髪のロリコン!ハーレム野郎!!」
ほほぉ…それは貴様にもブーメランなのだがな
「………楽に死ねると思うなよ」
「へ?」
「ヒロちゃーん!ナツキがヒロちゃんの事を正しくないって言ってる!」
「ばっ、お前「それは聞き捨てならないなナツキ、私の何処が正しくないのか教えて貰おうじゃないか」来るの早っ!」
「後はレイアちゃんに頼んでこの部屋を視線誘導で目に入らないようにして貰えば良いんじゃね?」
「っ!ナツキを独り占めが出来る空間が出来るじゃないか」
「という訳で後はごゆっくり」
「感謝する」
「辞めろ!お願いハルト!さっきまでの事は謝るから助けてええええ!!」
「お前の罪を数えろ!」
「数える場合じゃないのお分かり!?」
「あ、アナザー2号達は回収してるから安心してくれ!」
「安心出来るかぁ!!助けてえええ!!つかお前は仲間は見捨てないんじゃないのか!?」
「ん?俺は自分の為についてきた連中は切り捨てたりしないぞ恩にはちゃんと報いるし取り立てる、ただテメェだけは別だどっちつかずのお前を仲間だなんて思った事ねぇよ」
「友達だとは思ってんだよな!」
「は?寝言は寝て言え俺の手術中に手勢を率いて仲間を襲った事を俺はまだ許した覚えはない」
それだけ言って最後に部屋に戻るのであった
「素直じゃねぇ奴…っ!」
と呟くナツキだったが
「さてナツキ、私の何処が正しくないか教えて貰おう」
「いやヒロ、まっ…助けてえええ!!」
「大丈夫だ…魔王が言っていたが壊れる程愛しても三分の一も伝わらないというからな!安心しろ普段の三倍で愛そうじゃないか!」
「見つめられると何も言えないんだがああああ!」
ナツキの断末魔が響いたのであった
そしてハルトはナノカに幻視を依頼したが何も見えないとの事だったので
「ちくしょう!ナツキに奴…無茶しやがって…」
「あの野郎…犬死にではないか!培養体でももう少し役に立つぞ!」
ハルト、カリエスが態とらしく涙を流す姿に街にいる面々はやや引いていた ウォズも
「ですが我が魔王!ナツキの犠牲は無駄ではなかったのですよね!何か直接的な手柄を立てた訳でなくともナツキの犠牲は大魔女攻略の糧になったのですよね!」
「………ウォズ、俺はこのナツキの犠牲があっても何の成果も得られませんでした!」
「っ!」
『天丼やめろ』
茶番は置いといてどうするかと
「そんな真似をせずともアンデットを探す装置があれば良いのだろう?」
「そうだけどそんなの出来る?」
「いるじゃないか此処に神の才能を持つ男が」
その言葉でハルトは思い出した
「あああああ!そうかゴライダー!!」
あのゴライダー事件 その中で檀黎斗は仮面ライダーブレイド、剣崎一真に擬態し暗躍 しかしアンデットの力を使った事で一悶着あったのを思い出したのだ
「その通りだ私が持つレジェンドライダーのガシャットを使えばアンデットサーチャーなる装置の開発も可能!」
「スゲェー!流石はネオ黎斗!我等の神様やぁ!!」
ばんざーい!と喜ぶハルトにもっと讃えろ!と叫ぶネオ黎斗の構図にウォズはため息を吐くのであった
という訳で
「完成したぞアンデットサーチャー!」
「やったぁ!これでカリスとアルビノジョーカーの位置が分かるぜ!」
「むむむ!アンデットの反応を検知した!」
「俺かな?」
「違うぞ!場所はー」
「よーし行くぞぉ!」
ハルトは街から飛び出して行った
そしてその場所には
「見つけたぜニーサン!」
「僕は君の兄ではないよ?」
「だとしてもアルビノジョーカー!俺は貴様を封印する!」
「出来るなら掛かってきなさい」
「この世界でジョーカーが貴様だけだと思うなよ?」
「同じジョーカーでも格の差を教えてあげますよ」
「「………」」
2人は同時に駆け出し そのまま互いの姿を見せつける
『『joker』』
「「らぁ!」」
今此処に2人のジョーカーが激突!そこにあった木々はへし折れ 近くにいた野良のなれはても綺麗な弧を描いて飛んで行ったのである
「「はははははは!!」」
本来ならばアルビノジョーカーの力はジョーカーを凌ぐ しかし目の前にいるジョーカーは唯のジョーカーでない!
「な、何故だ…僕がたかがジョーカーに押されている!」
「残念だったな俺はジョーカーだけじゃない!ケルベロス含む54体のアンデットの力を宿したジョーカーだぁ!!」
「くっ!」
「この身に宿るのはバトルファイト参加者の力ぁ!」
拳の競り合いに勝ったジョーカーはそのままの勢いでアルビノジョーカーに右ストレートを叩き込む
「ぐっ…」
「まだまだぁ!」
『Rush』『tackle』
「おーーりゃあああ!!」
「ぐっ!」
体から抜け出たエレメントの力を宿し、そのまま渾身の体当たりで宙に打ち上げると
『fusion』
イーグルアンデットの力を宿して飛翔し そのままの勢いで
『Thunder』『fire』『tornado』『blizzard』
4種の属性がジョーカーの左手の剣 マンティスに力を宿す
「フォーーーーカーーード!!」
自己申告の悲しき必殺技を放つ 4色のエネルギー斬撃がアルビノジョーカーの体に切り傷を与え周囲にアンデットの緑の血が飛び散る
そのまま落下するアルビノジョーカーに対してジョーカーは普通に着地する
「ぐっ……まさか…こんなに」
「残念だったな貴様の力はどんなに強くとも俺には全てのアンデットの力が宿っている数も質も違う……愛が足りんよ」
「……何故そこで愛?」
ボロボロになっても立ちあがろうとするアルビノジョーカーに対して
「これで終わりだ」
同時にジョーカーの体からエネルギーが抜けると再び マンティスに力が宿るのは
コーカサス、ギラファ、パラドキサ、タランチュラ 四種のスートを統べる王の力と切り札のジョーカーのカードを合わせる事で使える
ロイヤルストレートフラッシュに匹敵する手役が完成する
「ファイブカード!」
黄金と翠が混ざる、かつてない程のエネルギーの奔流 その一撃は
「ぬん!」
アルビノジョーカーを両断し大ダメージを与える程の力である その体から緑の血をドバドバと流し続けるアルビノジョーカーだが
「ま、まだ終わりません…」
「何でカリスにそこまで義理立てするのさ?」
「義理立てではありませんよ…貴方には分かりません…私は大いなる力を手に入れるのです!」
「大いなる力……っ!まさかあの力がこの世界にも!」
「そうです…その力を狙っているのは…っ!」
「何?」
その言葉と同時にアルビノジョーカーの背後にラウズカードが突き刺さり
「そんな……何故貴方が…此処に……」
「ご苦労、貴方の役目は此処で終わりです」
そしてアルビノジョーカーは封印される そのカードは…
「っ」
「カリス!!」
カリスによって奪われたのであった
「ご苦労でしたジョーカー、貴方のお陰で私の計画が進みました」
ボイスチェンジャーか何かで声を変えているのだろう誰かも分からない
「何だと?」
「貴方の中から生まれたアルビノジョーカーのラウズカードは不完全の封印でした…故に完全封印する為に態と解放させて貴方達とぶつけて完全封印して貰ったのですよ」
「スパイダーと同じか…そこまでして何が目的だ!」
「大いなる力、それをこの手に入れるのですよ!」
「やっぱりこの世界に…」
「残るカードは後一枚、さて期待してますよ魔王さん」
「逃すかぁ!」
『BIO』
拘束しようとしたが
「残念」
『float』
飛び上がり逃げようとしたのだが
「君がだよ」
『FINAL ATTACK RIDE!Di Di Di Diend!!』
「たぁ!」
その方向に放たれたディメンションシュートをカリスは諸に喰らってしまったのだ
「海東さん、どうして此処に?」
「何、僕は兄さんのカードを回収しにきただけだよ」
「だから違う、あのカードに封印されてるのアンタの兄さんと違う!」
「ま、まさか援軍を呼ぶなんて……何て卑劣な!」
「卑劣でも何でも此処でテメェを倒す!」
「と言う事らしいよ?」
「しかし残念でしたね、今現在野生化したなれはて達を牢屋敷に派遣しました大事なお友達の命がどうなっても…うわぁ!」
「海東さん!アンタ何してんの!?」
人質取ってるぞ宣言してる相手に躊躇いなく発砲するなんて
「アンタ人間じゃねぇ!」
「君に言われたくないかな…それにあの場所には」
「そうですよ通りすがりの仮面ライダーと俺の仲間達(監禁されてる一名除く)がいますからね!」
「援軍だと!」
その頃
「まさか攻撃してくるとな…変身!」
『KAMEN RIDE DECADE!』
ネオディケイド になり牢屋敷に入り込む なれはての対処をするがいかんせん数が多すぎる
「これは…どうしたものか…」
『カオス・デストロイ!』
『アナザーエクスプロージョン!』
すると一部のなれはては足元に突如現れた沼に囚われ そのまま上空に現れた流星群に薙ぎ払われたのである
「何だ世界の破壊者とはこの程度か!」
「その言葉、我が魔王の前で言わないでくださいよカリエス」
「知るか、行くぞクラープ」
「はいカリエス様!」
「お前等…」
「此処は我々に任せて貴方は屋敷に住まう人を安全な場所に!」
「言われるまでもない!」
そう言って走り出すディケイド を見送るも
「それで良いのか?」
「構いません我が魔王の情報通りならば、なれはては不死身に近しい存在と聞いてます」
「ならば死ぬまで殺すだけだ」
「あまり苦しめたくありませんね
あれが監獄に住んでた者が枯れ果てた姿なのですから」
予告
各地での戦いが激化する中 監獄に攻め込む なれはて達 それの迎撃に当たる面々のピンチに遂にあの男達が立ち上がる!
「ヴェハハハハハハハハ!此処は私「じゃないでしょ!」む、貴様は!」
次回 九審 お楽しみに!
ゲーム
「見てくれ、この私が魔王を主役にし魔王の伴侶達をモデルに恋愛シミュレーションゲームを開発してみたぞ!」
「おお!ハルきち目線とか面白そう!ちょっと私にやらせてよ!」
「へぇ面白そうじゃん」
と二亜と銀狼がネオ黎斗からゲームを貰い遊び始めたのだが
【もう貴様は用済みだ】
BAD END
「あぁ!もう何なのさーー!この攻略難易度!!鬼畜過ぎるよ!」
「何でキャロルルートに入らないの?おかしいって何でこんなに地雷が多いのさ」
と困惑する2人、それも無理はなかったのである
何せ全員の性格を完璧にトレースしているのだから攻略難易度が高すぎるのだ
「もうダメだ!こうなったらこの鬼畜ルートを攻略出来る最強の有識者に呼ぶしかない!」
「有識者?」
そして
「んで俺にキャロル√を攻略して欲しいと?」
「何故私も…」
「お願いだよ、もうハルきちとウォズが最後の希望なんだ!」
「実際のキャロルを堕としたハルトの力と未来を知ってるウォズの力を貸して欲しい」
「えぇ…銀狼まで…」
「もう他に方法がないんだよ!先ずはこの選択肢を見てよ!」
「ん?」「え?」
それはギャルゲーらしい選択肢の画面
どうやらバレンタインイベントのようだがキャロルは
【は?何故、オレが貴様にチョコをやらねばならん】
選択肢
1 ごめんなさい、そうだよね…
2 いやいや付き合い長いのに!
3 キャロルはどんなチョコが好き?
4 チョコよりもキャロルが欲しいな
ふむ
「え、こんなの簡単じゃん」
即答であった
「でしょうね」
「嘘ぉ!!」
「その心は我が魔王?」
「俺が主役のゲームとするならば俺がチョコを作って渡すという普段のイメージや関係を連想しやすい3が一見、正解のようにも見えるが実はキャロルもお菓子や料理スキルは高いんだ、それに俺との関係値が会ったばかりの頃や逢魔にくる前のキャロルならば1もあり得るが…このゲーム画面のキャロルはほんのりと頬を赤らめ目線も下に向けながら言っている…となると実はチョコは作ってきたけど恥ずかしくて渡せないって感じだな…そして屋外というシチュエーションから考えると…この場合の正解は4だ、自分が恥ずかしいセリフを言えばキャロルは恥ずかしいと言う思いのハードルが下がるから素直にものを言ってくれるぞ」
「え?まさかそんな……」
ポチッと4を押すと
【何を言っている!……だがその言葉だけでも嬉しい…さっきはあんな事を言ったが…実はチョコを作ったのだ…良かったら食べてくれ…一応言っておくが義理だからな!……今は…だ】
キャロルの好感度が5上がった
「な?」
「すっげええええ!!ハルきち!てか何て深読みの解像度が高いんだ!」
「と言うか此処まで深読みしないとダメってキャロルは予想以上に面倒臭い性格してるね」
「それは言い過ぎだよ銀狼、それにアレで以外にキャロルって乙女な所あるんだよ〜ツンデレな態度は一見すると取っ付き難いと思うしプライド高そうな所もあるけど実は才能よりも努力の人なんだからさ相手に求める基準が高いんだよ…けど付き合い方のコツが分かると結構簡単だよ」
「ほぉ誰がチョロいと?」
「………え?」
「さぁ少し話をしようじゃないかハルト」
「………はい」
この後 滅茶苦茶キャロルから怒られた
オマケ
【貴様はよく働いてくれる良い道具だったよ、これでさよならだ】
BAD END
「……」
【もう貴様は用済みだからオレに近づくな】
BAD END
「おい何なのだ、この失礼な女は!ちゃんとその間にある物を言葉にしなければハルトに伝わる訳がないだろう!」
キャロルの行間には
【もう貴様は用済みだから(此処から先は危険なの、そんな事に貴方を巻き込みたくないから)オレに近づくな】
となるのだ
「何だ、この行間を適切に読み取らないと攻略出来ない面倒くさい女は!」
信じられない!とキャロルがコントローラー片手にゲームをしていたのであるが何故か自分が攻略できずにバッドエンドを量産していたのだ
「何故ハルトに攻略出来てオレには攻略出来んのだ!というか面倒臭いな…こいつが素直に言葉にしたり誰かに相談したりすれば、この後のイベントも此処までややこしくならないのに思ったなら素直に言葉にしろ!!……む…言葉にか…」
後日
「お、おいハルト…」
「どったのキャロル?」
「そ……その…何だ…いつも美味しいご飯を作ってくれたり…一緒にいてくれるのは、その…とても嬉しくてな…お前には…その…感謝しているんだ、ま、まぁ!一応言っておこうと思っただけだ!」
「お、おう?ありがとう…ふふ」
「おい待て、何をニヤけているんだぁ!!」