前回のあらすじ
アルビノジョーカーとの戦いもひと段落と思いきや カリスの目的はあの大いなる力を解き放つ事だった!その頃 牢屋敷に目掛けて襲い掛かるなれはてに対して ディケイド 、ウォズ、カリエスが防衛戦を挺していたのだが
「……くっ、数が多い!」
「コイツ等のタフさは呆れるものだな!」
「カリエス様、こやつ等は殺すではなく動きを止める方が的確かと!」
「だがどうする!そんな事出来る奴などいないぞ!」
「はぁ…アイザックでもいてくれればレイで凍らせてくれたのに!」
だが無い物ねだりしても仕方ないとウォズは攻撃を繰り返すが やはり効果はない
「エイゲツの資料通りですね」
なれはて
アビスに変身したナノカの姉が該当するが、まぁ端的に言えば絶望して異形の姿になった魔法少女のなれの果て 別作品ならば まどマギの魔女 ウィザードのファントムのようなもの
ただ一点違うのが なれはて は原則不死身、故に必殺技を叩き込んでも倒せないのである
「ですがディケイドが無事ならば彼女達の安全は確定です!」
「あの男を魔王と貴様は偉く買っているな!」
「当然です!変な事言ったら我が魔王にど突かれます!」
「おい」
その頃
「らぁ!」
「ふっ!」
ジョーカーからアナザーブレイドに変身したハルトが前衛、ディエンドが援護射撃とのスタイルを取る カリスは冷静に2人の攻撃を対処した
「どうしたんだい?この間みたいに攻撃すれば良いじゃないか」
「リモートされたら溜まったものじゃないからな」
ラウズカードのシャッフルやリモートなど前回の使い方など頭の切れる敵と判断しているからか基礎スペックのごり押しという選択肢を取るが
「それならコレならどうかな?」
『KAMEN RIDE 黒影トルーパーズ!』
ネオディエンドが呼び出した黒影トルーパー3人が影松を持って敵に突貫すると流石のカリスもラウズカードを使う
『tornado』『chop』
『spinning wave』
「はぁ!」
風を帯びた手刀の攻撃が黒影トルーパー3人を見事に両断 立体映像故に消滅するのに合わせて
『tackle』
「うえええええい!!」
あの体格での体当たりは流石のカリスも…
「ふっ!」
「え、避けたあああ!」
やはり当たらないタックルであった
「やるねぇ」
「どうも」
「さて、僕もそろそろお暇するかな」
「こんな場面で逃げるんすか海東さーん!」
「それもそうか…じゃあ」
『KAMEN RIDE ガイ!ライア!パンチホッパー!』
そして呼び出したのは3人の仮面ライダー…おいこの並びは
「浅倉さん!矢車さん!何処っすか!!」
そう叫ぶもハルトの精神世界では
『相棒おおおおおおお!!!』
『まずい!アナザーカブトが発狂し始めた!』
『落ち着け!アナザーカブト!!お前まで発狂するな!アレは立体映像!!』
そちらでは取り敢えず何とかして貰って…よし
「4人がかりなら!」
「んじゃ楽しんでくれ」
『ATTACK RIDE invisible』
やはりというか透明になり逃げた…ふむ
「っしゃあ!お三方の力、お借りします!」
しかし
「ふっ!」「はぁ!」
「がっ!」
突然 ガイとライアがアナザーブレイドを攻撃したのである
「え。ちょっ……はぁ!?」
『RIDER JUMP』
嫌な予感がするとそこには高く飛び上がったパンチホッパーの姿が……まずい!
「ガードベント!」
アナザーブレイドはガイを躊躇わずに盾としたのである
『流れるようなガードベント…俺でなきゃ見逃しちまうな』
「っ!」
『RIDER Punch!』
パンチホッパーのライダーパンチがガイを捉えて爆散、そのまま膝をつくとガイはそのまま消滅したのである
「あんの泥棒め!よりにもよって俺諸共殺そうとしてるな許すまじ!」
怒り狂うもそこはファンであるハルトは頭を回転する
「いやパーフェクター争奪戦の時もこんな感じで士さんの邪魔してたり、鬼ヶ島の戦艦でも突然現れて王蛇、コーカサス、G3を出してたな……え……いやまさか」
だが取り憑けるイマジンの
『グレア』
アナザーウォッチを起動して変身するのは、有機的な眼球を備えたアナザーライダーへと姿を変える その容貌はまるで妖怪 百目
アナザーグレア 変身完了
『hacking on crack start』
その体からヒュプノレイに似たエネルギーがパンチホッパーとライアの頭部に装着されると グッタリした2人は何を思ったか 直ぐに再起動してカリスに襲いかかるのである
「なっ!」
「これで時間は作れた……ウォズ!!」
【我が魔王、牢屋敷に敵が!】
「やっぱりか……待ってろ直ぐに戻って【いいえ我が魔王はカリスに専念してください!此処は我々に】え、大丈夫なのか?」
【現状のベストはカリスを倒して大魔女を呼ぶ憂いをなくす事です!】
「その為の場所が無くなったら意味ねぇだろうが!」
【ですがどうしたら…】
「任せろ、俺に良い考えがある」
【何故ですかね欠片も安心出来ませんが?】
「フィーニス!」
ーーーー
その頃
【フィーニス!】
「な、何でしょう魔王様!」
【お前ならアイテム無しで防壁超えられるって言ってたな!ならもっかい超えて増援を可能な限り連れてこい!】
「ですがあの防壁は未来の魔王様に関係した者は出入りが不可ですが…」
【お前と同じ条件に該当するなら道具なしで抜けれると思う!無理なら直ぐに戻ってウォズの加勢に行ってくれ!】
「は、はい!」
ーーーー
フィーニスに指示を出した後はアナザーグレアは2人のライダーを操作しながら盤面を整理する
現状はカリス相手に有利だが牢屋敷そのものが狙われてるなら向こうの人が危ない、何より不死身のなれはて軍団に襲われてるとなったら殺すよりも足止めが効率的ならば…
氷属性を使えるライダーは……あ
「ナツキにアナザー2号ウォッチ返しておくんだった!」
『安心しろ、その辺は抜かりはない!』
「は?」
『忘れてないか?アナザーライダーになった人間には残滓が残る事を』
「……あ!」
ーーーー
その頃 牢屋敷は侵入する なれはて相手に防衛戦を展開していた正面玄関側はウォズ、カリエス、クラープが何とか食い止めているが
「よしバリケードを作ったな…これで一先ずは大丈夫か」
「一体…あれは……」
「なれはてです」
メルルの言葉に全員が耳を傾ける
「なれはて?」
「簡単に言いますと…魔女因子が暴走した姿…」
「早い話、アレがお前達のなれのはてって事か」
「っ!」
エマ達はその言葉に息を呑む その先など
「い、いやですわ!私達…あんな化け物になって死ぬなんて!」
ハンナの言葉にパニックが生まれる
「ふざけんじゃねぇ!こんな所にいられるか!うちは外に出るぞ!」
「死亡フラグ立てんじゃねぇ!!」
「い、いやだ……わがはいも…あんなのに…いやだ…たすけて……誰か…」
「落ち着くんだ皆!今は冷静になって対処をすれば…」
「そんなの信じられるかよ!」
「大丈夫だ希望はある」
ヒロの言葉に全員が目を集める僅かな希望に縋るように
「本当かよ」
「あぁ大魔女を呼び出しこの島にいる全員の魔女因子を抜き取れば…なれはての暴走も止められる!」
「それってどうやるんだよ!」
「先ずはメルル!今からいう道具を用意して全員で裁判の部屋に!」
「は!はい!」
「すまない…貴方には時間稼ぎをお願い出来るか?」
「ま、仕方ないな」
「いつまで時間を稼げる?」
「いつまでお望みだ?」
「大層な自信だな」
「当然だ、此処まで来たんだ見捨てるなんてするかよ」
「……」
「信じろ」
「感謝する!」
「と言ってもアイツらが抜かれるイメージが湧かないんだが……ん?」
士は目を凝らすと同時に何かが突っ込んでくるのが見えたので慌てて横っ飛びで回避 それは鳥型のなれはて だった
「仕方ない行くぞ、変身!」
『KAMEN RIDE DECADE!』
ネオディケイド に変身しライドブッカーをソードモードに変形させ鳥型との戦闘を始めるのであった
しかし
「下がってディケイド!」
その声に従うと同時に離れると 同時に鳥型のなれはては凍りつくのであった
「大丈夫ですか!」
それはナツキの変身するアナザーブレイズ・タテガミ氷獣戦記だったのである
「お前、魔王からウォッチを取られたんじゃ…」
「皆が残してくれたんですよ、アナザーライダー の力は本家ライダーみたいにちょっと体に残るんです…それを増幅して一時的に変身が…っと時間切れですので!すみません!」
「いいやでかした、お前は部屋に引っ込め!」
「はい!」
同時刻
「っ!何かナツキの奴が士さんに褒められたような気がする!羨ましいぞナツキ!!そこを変われえええ!!」
その頃 ウォズは
「何故でしょうか…我が魔王の悲痛な叫びが聞こえたような………って、しまった!」
空からの奇襲に動揺を隠せない屋敷には士がいるとは言えそれでも多数に侵入されたら
「ネオ黎斗、蛮野も来てください!大変な事に!」
「ふふふ、良かろう!私に任せておけネオ黎斗は不参加だ!」
「あのマイペースめ…」
そこに現れたのはゴルドドライブ 彼は先程までリンクスの端末にあったハンドレッド の情報を抜いていたのであった
「蛮野!リンクスは!」
「ゴルドドライブと呼べぇ!あぁ彼ならエイゲツの護衛をしているよ」
「ならアビスは!」
「彼女なら屋敷で妹の護衛だ」
「別場所から侵入されたのか!」
「違うが彼女は妹を守ろうとしているのだから健気なものじゃないか!」
「おい呑気に話してる暇があるなら戦え!」
カリエスがそう説教するとゴルドドライブも戦闘モードに移行する
「やれやれ仕方ないな…では見せてやろう!このゴルドドライブの力を!」
するとゴルドドライブはゼンリンシューターを召喚すると ロードウインターシフトカーを装填して必殺技を放つと冷凍光線がなれはて達の動きを止めたのであった
「何と!」
「どんなに不死身であろうとも所詮は生物、ならば凍りつけにでもすれば良い あの参謀も同じようになれはてを保存していたじゃないか」
「そうでしたね…ならば!」
『permission time シノビ』
久しぶりにアナザーシノビに変身して印を結ぶ
「氷遁の術!」
『カチコチ忍POW!』
本来はハッタリの技だが絶対零度に近い凍結技を広範囲でばら撒き なれはてを凍結させる
「ですがその場凌ぎですから時間稼ぎにしかなりません!」
「仕方ないゴルドドライブ!」
「さて、そろそろ時間だな」
「何?」
「魔王の策が発動するぞ」
「え?」
するとオーロラカーテンが現れたのである
「オーロラカーテン?何故…」
そんな事 言ってる間に現れたのは
「だ、大丈夫ですかウォズさん!」
「あかね妃!何故ここに!」
「大丈夫ですか先輩!!」
「フィーニス?何してるのですか!」
「魔王様の命令で僕と同じ条件の人を援軍として呼ぶように言われましたので」
「だからってあかね妃を呼ぶバカが何処にいるのです!!」
「ですが魔王様を制御するには必要不可欠かと!」
「「でかした!!」」
確かに老ハルトの世界線ではあかねは会う前にしんでいるのでエイゲツの防壁に掠りもしないのだが
「今更ながらにあかね妃を連れてくれば我が魔王のブレーキは簡単にかけられたのに…」
「大事なもの程、近くにあると気づかないな…」
ウォズとカリエスはまるで育児疲れのように憔悴した声を出すと あかねは
「え、ハルトに何かあったんですか!」
「またいつもの発作「分かりました、ウォズさんハルトは何処ですか?」…彼方です」
「じゃあ行こうかキバットⅡ世さん」
『良かろう、ネガ音也も今は仕事がなくてだからな』
バチバチと覇王色の覇気を散らすようなオーラに なれはて達も震えていたのである
その覇気は遠くにいるハルトも感知した
「この気配は…まさか、あかね!」
『バカな何故この世界に!』
「いやフィーニスの奴、何してんだ!…やべぇ!何故か知らないがあかねがマジギレしてる!!早く駆けつけて土下座をしなければ俺が大変な事になる!」
『これが怪人達の王様かぁ…威厳ないわぁ…』
『それで良いのか国王!?』
ハルトは基本、あかねに危ない事はして欲しくない派閥の人なので動揺は隠しきれないでいるも
「こうなったら最速でコイツをぶっ倒す!!」
『遊びは終わりだ!下手したらハルトがアナザーオーマジオウになる!』
『ディケイド…コンプリート21』
アナザーディケイド ・コンプリート21に変身し
「ぶっ潰す!」
『ゼロワン…ANOTHER RIDE ゼロツー!』
ゼロワンのアイコンでアナザーゼロツーが現れたのだが
「このシステム相変わらず意味わかんねぇ…何でゼロワンの最強フォームがゼロツー…ゼロワンシステムの最強は……どのフォームなんだ?ゼア単体ならシャイニングだけど…アーク介入してるならメタルクラスタ……ど、どれが最強フォーム…なんだぜ!」
『言ってる場合か!』
「ちっ!」
『カブト、ブレイド!ANOTHER RIDE ハイパー、キング』
更に2人を最強フォームにして呼び出す
「相棒ーーー!」「始さーーん!!」
「しまったぁ召喚する人選間違えたぁ……」
弟が暴れてる光景見て発狂する地獄兄弟 兄とジョーカーを探すアナザーブレイドはそのままカリスに走り出すのであった 数的有利でゴリ押す姿もあるがアナザーゼロツーは持ち前の分析能力で敵の傾向を調べているのだが
『WAKE UP 2!』
「ん?」
乱入するかのように現れたのは赤い月と飛翔する蝙蝠の鎧
「あ…」
「相棒ーーーー!」
「落ち着けアナザーカブト!」
「HA!NA!SE!!」
「もう戻れ!」
それを見送ると同時にカリスと一緒に戦っていたパンチホッパーとライア諸共ライダーキックが叩き込まれたのである 勿論下手人は
「ハルト?」
仮面ライダーダークキバに変身する、あかねであった
「あああああああ、あかね!」
2人を戻して駆け寄ると
「ハルトも大丈夫?」
「大丈夫だよ!!」
アナザーディケイドはそう頷くとダークキバは
「それで……ハルトは何してるのかな?」
「え?そりゃこの世界で頑張ってるよ?」
「新しい子を増やしたってウォズに聞いたよ?」
「アイツ、何言ってんの!?」
「ハルト?」
「へい」
変身解除と同時にハルトは深々と土下座をするのであった
「…………」
同じく変身解除したあかねはハルトの体を起こすと
「………」ギュッ
「ふぇ?」
涙目で抱きつかれたのであった
「良かった……良かったよぉ…ハルトが無事で……」
そっか俺の無事は知らせてたけど国にいる奴等には詳細な話とか出来なかったな…
「……ごめん、あかね迷惑かけた」
ハルトも同じようにギュッと抱きしめ返す
「本当だよ…………ん?」
あかねも涙目で答えようとしたが数秒して
「ねぇ……ハルト?」
「ん?あの…あかねさん?」
すると同時にあかねの手にかかる力がちょっとずつ強くなっているような気がする……不味い!ハルトは離れようとしたが時すでに遅し、あかねの細腕からは想像が出来ない力で締め上げられていくのであった
「待ってあかね!骨がなってる!色々人体改造されて強靭な筈の俺の骨が悲鳴を上げてるから!」
「どうして服から私達以外の女の子の匂いがするのかな?新しい子にハグとか…そこまで許してるのかな?」
ふむ
「色々あったんだよ…」
「その色々を答えるまでこのままだから」
「それはそれで幸せだけど…ってカリスは!」
粉塵の上がる先にはカリスがいない…やはり逃げた?けど血の後もあるそう遠くまで行ってない!
「っ!」
おいでませ!の精神でハルトはディスクアニマルやメモリガジェットなどの探知マシンをコレでもかと展開したのであった
「よし、あかね!早く牢屋敷にいるウォズ達と合流しよう!」
「え、ウォズさん達何か悪い事したの!」
「違うよ、まぁ色々あってね……いやアイツもこのままぶち込んでおくか?」
『辞めてやれ』
「とにかく!行かないと!」
「う、うん!」
「話は後にするから掴まってあかね!」
「え……きゃああ!ー
そのまま、あかねを抱き抱えたハルトはそのままシンプルに跳躍して現地に向かうのであった
牢屋敷前では
「クソッ!このままでは「きゃあああああああ!!」え?」
着地と同時で吹き上がる土煙から現れたのはハルトとあかね
「おいウォズ!何あかねにある事ない事吹き込みやがった!」
「我が魔王!そんなどうでも良い日常よりもカリスは!」
「どうでも良い事だとぉ!つか日常って何だテメェ!俺の一大事を何だと「ハルト」はい!まぁ、カリスはあかねが痛めつけたから暫くは悪さ出来ない!取り敢えず今は、なれはてを対処するぞ!」
「ですが「任せろ」はっ!!」
『白雪イエティ』
『ice age』
ハルトは怪人創造で素体戦闘員を製作すると その体にアルターブック、ガイアメモリを挿入して氷属性の怪人を作り出すと
「行け!」
「「!!!!」」
2人の怪人は手当たり次第の範囲攻撃で敵を凍結させて なれはて達の動きを止めると
「よし一旦中に入るぞ!」
そして全員で中に入ると
『シーカー』
「ふっ!」
アナザーシーカーに変身してギガントウエポンを取り出して即席バリケードを作ると そのまま建物の上の方に登るのであった
ーーーー
一方その頃 屋敷の前では
「ジョーカーの気配を感じて此処まで来たんだけど…これは?」
「剣崎、まさか…」
「此処まで来たら行くしかないだろう?」
「そうですよ!行きましょう!」
「あぁ、皆行くぞ!」
4人の男が取り出したのはバックルとラウズカードであった
「「「「変身!!」」」」
ーーーー
その頃
「む!何か俺の推しのセンサーに反応が…「ハルト!」お、おう!」
「あ、ハルト!」
「あ、ナツキ!……この力貸すから屋敷に入った奴ら凍りつけにしてこい!」
そのままハルトはボディーブローでアナザー2号ウォッチを返す
「っ!ありがとう」
「礼は良い、状況説明!!」
「あぁ士さんが頑張ってる!ってあかね!?」
「あかね、さんだ!貴様が何彼女を呼び捨てにしてやがる!」
「カリエス、どうしたの!?」
「この魔王を屈服出来る数少ない強者の1人…俺達はそれが出来る彼女に敬意を表している!」
「あ……あはは…」
「律儀な奴ですね……しかし」
「こんな状況でも頑張るなんて……流石ディケイド !俺の推しだぜぇ!!っしゃあ!こうしちゃいられねぇ!俺達もディケイドに助太刀する「前に事情を説明して」うい」
そして説明すると
「成る程、つまり全員助かりたいなら」
「大魔女を呼び出さないとダメな訳だ、でないと外で足止めしてる なれはても止まらない…士さんが魔女裁判を開く準備をしている魔法少女達の援護をしてるんだ!」
「っ!こうしちゃいられない!」
「我が魔王!」
「エッホエッホ!急いで人柱の魔法使いを用意してエクリプスリングを使わなきゃ、エッホエッホ!」
「いや何サバトを開こうとしてるのですか!」
「ハルト?」
「ごめんなさい」
そして慌てて全員が裁判を始める部屋に入る
「それでは此処に大魔女を呼び出すサバトの開始を宣言する」
「うそおおおおお!!」
「ほらやっぱり!!サバトを開くんじゃん!!」
ヒロの宣言に二分する声とウォズとあかねは何言ってんだコイツという顔をしていたのである
が
「静粛にしろ魔王!」
「士さん!そのカッコは!」
「ゴクチョーがいないから変わりに裁判長を担当しているんだ」
「魔王?何だそれ…ハルトの事か?」
「ハルトさんが…魔王?」
「あぁそうだ…この男は…」
士の前振りでハルトは ドヤァとした後
「その通り!皆の知ってる優しい料理人ハルトは割と自分の居場所でも見せてる普段の姿!しかし、その実態は異世界にノリと勢いで飛び込んで戦乱を呼び込み暴れ倒す第十天魔王こと常葉ハルト!それこそがこの俺の正体よ!」
「ハルトさん何言ってるんですか?」
「シェリーさん大変ですわ!この極限状況で遂にハルトさんの頭も壊れましたわ…マトモだと思ってましたのに…」
ハルトの頭がマトモ、その言葉を逢魔の者が聞けば 何言ってんだテメェ、という目で見られる事をハンナはまだ知らなかった
「安心してくれハンナちゃん!俺の頭なんて最初から壊れてるから!」
「その通りですとも!我が魔王の頭はミジンコですよ!マトモに働いてる訳がないのですよ!」
「おう!」
『じゃねぇだろおおお!』
「えぇ…というか其方の方々は誰ですの!」
「我が名はウォズ、此方にいる魔王 常葉ハルトの右腕にして予言を伝えるもの!」
「まぁ俺の右腕を自称して変な予言をしてくる電波系詐欺師と思ってくれ」
「我が魔王…まさか私のことをずっと、そう思ってました?」
「ソンナコトナイヨー」
「我が魔王!?」
そして
「初めまして常葉あかねです、皆さん私の夫と仲良くしてくれてありがとうございます」
あかねがハルトの腕を組みかつ指輪を見せながら言う姿に何名かの魔法少女は殺意全開で危うく魔女化しかけたのであったが
「よし座れ」
そして
「では裁判を始める、裁判の方式だが」
「まさか…やる裁判は仮面ライダー裁判員裁判制度ですか裁判長!」
「違う!」
「何だそれは?」
「それは13人の事件関係者が仮面ライダーに変身して勝ち残った1人が判決を下すという最高にスリリングでエキサイティングなゲームだよ」
『裁判の話だよなデスゲームの話じゃないよな?』
「そんな素晴らしい司法があるのか…カレラに相談して導入してもらうか?」
「それ提案したらカレラが法の下の平等が無くなるから辞めてくれってさ」
「何ともったいない!」
「そう思うよな」
「静粛に!!」
士がカンカンと木槌を叩いたので素直に黙ると
「では二階堂ヒロ、魔女について説明を」
「はい」
そこからヒロから聞いたのは 過去の死に戻り体験で得た情報 此方としては既知のものだが参加した魔法少女達は初耳とも呼べるものだった 困惑するもの知っているものなど多様なリアクションをとる中で
「さて…先ずはメルル、君から話をするとしようか」
「わ、私ですか?」
「あぁそうさ君はこの牢屋敷の管理人で…大魔女の事を知っているね!」
「っ!何で…」
「私は死に戻りの魔法を持っている、何度も繰り返した中で君や此処にいる全員の事を知っている…そこにいる魔王は除いてね」
「ハルトさんだけ?」
「彼を招いての裁判は初めてやるんだよ…まぁ予想外のことが色々進んでいるがね?…脱線したが話を戻そう まず」
ヒロが話したのはこの世界の魔女について
魔女とはこの世界では
魔法を使える種族
大魔女がばら撒いた魔女因子を埋め込まれ異形となる人間
に分類される
「さて、君はどちらの魔女かな?」
「っ!」
「君は…大魔女に捨てられたんだよ…出来損ないの失敗作それが君なんだ」
「そんな事ありません…大魔女様は私の事を家族だって…」
と困惑してるがハルトは
「出来損ないのモルモット…その言葉は俺にもダメージが…つかメルルちゃんも人体実験の被害者かよ…」
「ハルト?」
「我が魔王!お気を確かに!」
「ヒロ!フレンドリーファイヤーは辞めてくれ!」
「何で魔王に飛び火してんだ」
士は呆れていたが裁判は続く
「家族なら君を案じる言葉を別れる際に言うだろう?君はそんな言葉をかけてもらったのかな?」
「あ……あああああ!」
するとメルルの感情はマイナスに振り切れ魔女化したのである
「な、何だと!」
周りは混乱する中 ハルトはアレが魔女化かぁと理解すると ふと
「ソウルジ○ムが魔女を産むなら、皆死ぬしかないじゃない!って言いながら火縄橙々DJ銃を撃ったらダメかな?」
「我が魔王、アレはマスケット銃ですから別物ですよ?」
「つかあの技の火力で人撃ったら灰も残らんわ!」
そんなやり取りをしている中 魔女化したメルルは何と壊れた自分の心までも治療したのである
「何あの力。便利過ぎ」
「我が魔王がそれを言いますか」
そして次のターゲットは彼女を守るように立ち塞がった蓮見レイア
「残念だがここに私達が運ばれた段階で公的には死亡扱いされている、だから私達が外に出られても居場所なんて何処にもないんだ」
「無いならウチ来れば良いのに」
「我が魔王、黙って」
「そんな嘘だ此処から出られないなんて嘘だ!」
「どうなんだいメルル?」
「はい、ここに来たら誰も外には出られません」
「そんな……嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!」
明らかに取り乱しているな
「彼女の魔法は視線誘導 自然と周りの目が集まる魔法だからな」
「ちょっと地味じゃない?」
とハルトは思うも
「ほぉ視線誘導、ですか」
「どうしたのウォズ?」
「いいえ、この本によれば本来の我が魔王は未来で 視線誘導の昇華させた能力に苦しむ未来があったのですよ」
「え、何それ」
「どんな攻撃をしようとも攻撃が自分に誘導されてしまうのです」
「そう考えると凄い魔法じゃん」
「ここに居たら誰も私を見てくれないじゃないか!」
同時に彼女は魔女化する
彼女のトラウマは 誰からも見向きされない事 自分が1番である事 という所だろうと分析していると
「じゃあ…此処で襲えば良い……そうしたら最期の瞬間くらい私だけを見てくれるよね?」
ふむ ならば
「ナツキ、GO!」
「NO!」
と話しているとメルルがレイアを治療して心を戻したのである
「何て恐ろしいんだ…これが魔女化、先程までの自分が別の生き物のように感じるよ…」
「具体的には!」
「そうだね、破壊や殺人衝動に襲われ続けたよ…正気を失ってるとも言えるね」
「何だ『
『それ普段のお前じゃね?』
「そうなのかい!では君はどうやって向き合っているんだい!」
「簡単だよ!ラーメン作って抑えてた」
「失礼、蓮見レイア…我が魔王のは特殊過ぎるので参考にならないかと」
「そんな事ないぞぉ!海堂さんも実際してたんだから間違いない!」
「いや待て何だこの姿は!私は聞いていないぞ!」
まぁ確かに異形化するショックは大きいだろう
「え?そうかなぁ?」
君は特殊だから黙ってて欲しいとナツキは睨みつけるが
「美しい、素晴らしいじゃないか化け物になると聞いてどんな姿だと思ったがこんな個性的な姿になれるなんて!」
蓮見レイア…彼女は凄いポジティブ思考だったのである その光景にヒロも 何て恐ろしい女だと戦慄していた
「怪人になったら個性の塊みたいな姿になれるんだが…見込みあるな誘ってみるか…」
「ハルト?」
「ごめんなさい」
「ナツキ、見てくれたまえ!この私の新たな姿を!どうだい!」
と注目を求めていたのでハルトはナツキを放り投げると
「どうだい私のこの姿は!」
「あ、あぁ…似合ってると思うよ…」
「どうして言い淀むんだい?どうして視線を逸らそうとするんだい?前に言ってくれたよね?私だけを見るって」
圧の凄い問い詰めに対して
「え、ちょっ!メルルさーーん!魔法は効いてるんですよねえええ!」
「はい、バッチリ効いてますよ!」
「なら何でこんな状況にぃ!」
「ナツキ、どうしてメルルくんを見るんだいダメじゃないか私だけを見てくれないと…」
「流石の魔法でもヤンデレは治せないか」
「もうアレは呪いですね」
「ナツキに呪いをかけたオティヌスの執念ってスゲェわ…どんだけナツキを人に渡したくなかったの」
「そうだハルト!アナザーゼッツのリカバリーで彼女達を治せないか!」
「ヤンデレには効かないので手遅れです」
「嘘つくなあああああ!!」
「実際にエルフナインとマドカに試したけど治らなかったんだよ」
「そんなあああ!」
取り敢えずナツキを生贄にレイアを何とかしたが
「「「…………」」」
ナツキを愛しているヤンデレ組が今にも魔女化しそうな勢いでレイアを見ていた うわぁ可哀想と思っていると
「そして済まないねノア,君の絵は見てしまったよ」
「え?」
ターゲットは城ヶ崎ノアである
「ふむ、この本によれば彼女はこの世界でも有名なストリートアーティストらしいですよ」
「まぁ魔法の絵とかそうなるわ…しかし絵心か…」
「我が魔王の画力は…その…吾妻道長レベルですからね」
「何だヨォ!急に褒め殺しかよぉウォズ!!」
「こほん…そして能力は液体操作 それで絵の具の絵を動かしていたようです」
「それは凄い!液体操作はウィザードでも良く使う魔法だからな…いつかはアナザーウィザードの力で」
『海でも割るか?』
「ううん、人の体内水分に干渉して内側から破裂させてやりたいなと思ってるよ!」
『予想以上にバイオレンス!』
『落ち着けハルト!大丈夫か実はウォズの言葉に怒り心頭なのか!』
「私は先程も話したが死に戻りの魔法を持つ、何度目かの周回で君が魔法を使っていない本当の絵を見る機会があったんだ……その絵は」
ヒロは一拍置く まるで言いたく無い言葉を言うように
「酷いものだったよ見れたものじゃなかった、ノアが隠すのも仕方ない…心の底からそう思うよ」
思っても無い事を言うなんて心が痛いと
「う………うわああああん!」
同時に彼女が魔女化する
「ヒロちゃんいくらなんでも酷いよ!」
「キ、キミには人の心はないのか!」
「そうだ人の心は無いぞぉ!何て酷い奴なんだぁ!」
「お前が言うなハルト!!」
そんな中
「ノアちゃんの涙に色が!」
「メルル!」
「は、はい!ノアさん大丈夫ですよぉ!」
そして彼女も落ち着くが
「はぁ…全く皆は好き勝手に動き過ぎる、ナノカは何を考えてるか分からないしアリサだって愛想は悪いし反抗的だ」
「……あぁ?んだと?」
「ココは口が悪く、シェリーは言う事を聞かない、ハンナは直情的でレイアは自分の事ばかり」
「そして我が魔王は単細胞」
「ウォズ、この流れに合わせて俺を罵倒しないでくれるかな?」
「はー!何かディスられてるんですけど!」
「誰も彼も皆、本当に…手のかかる問題児だ」
ヒロは嬉しそうに語るが
「アウトサイダーズも四天王も傘下組織もそしてそれを抑えるべき我が魔王も本当に手のかかる問題児…うぅ…」
「ウォズ?この場の勢いでしみじみと職場の愚痴を溢さないでくれる?」
「だからって此処で死んでいい人間なんていない!私達が犠牲になる必要なんてない!私達は自由に生きる為にここから出ていいんだ!」
「自由に生きすぎるのも考えものですがね」
「おいちょっと黙れ」
「その為にはみんなの協力が不可欠だし、こうして話せば協力してもらえると思っている… 私はみんなを信じているんだ」
ヒロの言葉にはまるで途方も無いほどの時間と思いが籠っているように感じられる死に戻りで自分達の知らない時間でどんな思い出や衝突を繰り返し過ごしたのだろう しかしそれでも彼女は諦めずに皆を助けようとしている
「ナツキも見習えよ」
「俺も最悪な未来変える為に色々と頑張ってるけど!?」
「嘘だ!」
「そうよ、そんなの欺瞞よ本心で何を思っていても口でならどうとでも言えるもの あなただって裏切るかもしれない」
それに否というのは宝生マーゴであった
「…………」
「私だってそう、あなたが私達を信頼しているなんて嘘よ!」
「確かにウォズ達を信じてるけど操られた時やトータスの迷宮でも何やかんやで俺を裏切った……ウォズ達の忠誠って嘘なのか実はウォズって俺を利用して何か企む黒幕なのか!お前はおやっさんポジと思ってたがエボルトなのか!」
「我が魔王落ち着いて我々の忠誠を疑わないでください!」
「だって本当に俺の部下を名乗るなら俺に敬意を示すだろう!いつも口ばかりで俺に慇懃無礼じゃないか!俺はウォズの事を信じられないよぉ!」
『それは無理じゃね?』
『お前の威厳って皆無だし』
『いつもの事じゃん』
「シャラップ!!」
「確かに我々は我が魔王を信頼していますし信用もしています」
「そうか!」
「ですが王国に住まう誰1人尊敬等しておりません!」
「あぁ!そこは1番必要な所だろうが!」
「我々が我が魔王に抱くのは友人や家族に抱く親愛、友愛の情であります、我々のように我が魔王に抽選を違うのも…奥方様達が我が魔王を1人の異性として愛するのも…一重に我が魔王の愛故にでございます」
「お、おう!であるか!!それならば俺には文句はないぞ!今後とも普段通りに俺の傍で助けてくれ!」
「はっ!」
と普段の茶番をしていると
「うわぁ…アレが王様なの?ないわー」
「何というか王様ってもっと威厳ある感じじゃないんだ」
「『寧ろハルトの素はあんな感じなのだな』」
「単純じゃねぇか」
しかしあかねはあかねで
「ねぇウォズさん、あの人は?…何かハルトの好きそうな衣装を着ているけど」
「あかね妃、あの人は…二亜妃から聞いた我が魔王の性癖ドストライクの衣装を着ている彼女は宝生マーゴ…詐欺師です魔法は…モノマネ?」
「要注意だね、詐欺師って事はハルトを騙すかも知れないね…モノマネ?コピー能力とか?」
「いいえ、モノマネですね声とかを真似れると」
「は、はぁ…」
「しかし気をつけましょう我が魔王は女性には誠実な分、単純ですから確実に騙されます未来でもハニトラにあっさり引っかかってましたので」
「ハルト?」
「おい待て、二亜の奴何処まで情報共有してんだ!」
「静粛に!」
しかしながら互いを思いやる姿、そしてそのやり取りにマーゴは動揺を隠しきれないでいた
「嘘よ……そんなのが愛な訳がないわ…」
しかしヒロは
「しかし世の中には理屈を超えた感情を抱く事もある」
「あぁ確かに人の感情とは時に予想の付かない凄い力を踏み出すからなハザードレベルが急激に上がったり、不思議な事が起こって新フォームを獲得したり、逆にベルトから安全装置が作動して闇落ちフォームについて警告してくれたり…」
「フォニックゲインが高まってシンフォギアのエクスドライブが起動したりするからな」
「何故2人はそんな限定的な部分に目を向けているのですか?まぁ確かに我が魔王が感情的になると不思議なことは起こりますが…」
「そうだね…私もハルトの気持ちわかるよ」
「あかね妃!貴方もですか!?」
「私は皆が大切だ、誰1人かけて欲しくない その対象には君も含まれるんだ」
「やめて……」
何故か顔色が悪くなるマーゴ
「私と共に来て欲しい」
「やめて…」
「愛しているよマーゴ」
「辞めてよ!」
歯の浮くようなセリフだが動揺で普段なら見破れる嘘も見抜けない程 彼女は動揺していると
それは彼女のトラウマに他ならない 愛の鞭だの何だので暴力を受けた幼少期 愛なんて…そんなもの……
「やめてよ…私が何をしたっていうのよ……勝手に私のことを…愛さないで!!」
そしてマーゴが魔女化する
「メルル!」
「来ないで!大丈夫よ」
「マーゴ、君の精神は多大な負荷を受けているメルルの治療を受けるんだ」
その言葉にマーゴは大丈夫と言っていた 己の精神力で魔女化をねじ伏せたのであった その姿にヒロは感嘆すると 時間もないからと裁判を続けるのであった
予告
魔女裁判が加熱する中 1人、また1人と魔女になり目的が進んでいく
次回 十審 お楽しみに!
オマケ短編 威厳
威厳
「さぁお前達、楽しい楽しい世界征服の時間だ!逢魔に逆らう世界全てを灰にしてやれ!」
おおおおおお!!と湧き立つ幹部達に
数分後
「皆見なよ、我等の魔王の姿を」
「ごめんなさい、あかね…いやマジでノリと勢いなんです…けど俺だって色々頑張ってるんですぅ…」
土下座するハルトに対してあかねは
「うん、分かってるよハルトが頑張ってるのは……けどね世界征服とか何考えてるの?」
「ひゃい」
「ダメだよ、そんな悪い事しちゃ」
「いやぁ、今更ながらにそれ以上の事を俺は結構…「返事は?」はい!」
「見事に尻に敷かれてますね」
「そんなの今更じゃない?」
「威厳がないのぉ」
「ですから親しみやすいんですよ」
「お前等見てないで助けてえええ!!」