前回のあらすじ
佐伯ミリアの魔法 入れ替わりの暴走により流れ込んだ記憶と情報を見たハルト その中に
右腕のウォズがナツキと通じていたと言う情報が…激昂したハルトはアナザーオーマジオウウォッチを使い アナザーオーマジオウへと変わるのであった
「ぐっ!」「がぁ!」
2人の変身に合わせてパンチを叩き込み牢屋敷に風穴を開けると外に出た2人を追撃するようにアナザーオーマジオウは部屋を出る
その様子を見た士と剣崎は不穏な気配を感じて同じように追いかけるようにして部屋を出たのである
残された面々は混乱しながら魔女裁判を続けるのであった
その頃
ウォズとナツキも変身して迎え撃つが怒りに飲まれたアナザーオーマジオウの力は凄まじかった
「てか何であのウォッチでアナザーオーマジオウになるんだよ!アナザージオウ・オーマフォームじゃないのかよ!」
トータスでの最終決戦時にハルトは老ハルトから継承したアナザーウォッチで変身した記憶が新しくあるが
「恐らく怒りでアナザーウォッチの制御が効かないのでしょう」
「えーと暴走してんの?」
「例えるなら水道の蛇口を捻りすぎたようなものです、想定よりも大量の水が溢れてる状態ですね」
「マジかぁ」
より正確に言えばオーマフォームはアーマータイムに近いので直接オーマジオウウォッチを使えばアナザーオーマジオウになるのは道理である
「我が魔王、落ち着いて話を聞いてください!」
「なぁウォズ、今のハルトには届かないと思うぞ?」
「………」
『アナザーツインギレード』
ハルトが呼び出したのはサイラオーグ戦でへし折れた筈のアナザーツインギレードの槍モードである
「はぁ!何であの武器が…へし折れた筈なのに!」
「恐らくスペアですよ…槍モードで固定してるようですね」
「マジかよ……どうする?」
「怒り狂った我が魔王を止めるなんて考えた事ありませんねナツキ…貴方の方が怒らせた経験豊富では?」
「そうだけどアレだけ怒ってるハルトは始めただよ…」
「ウォズ…ずっと騙してたのか…初めて会った時から今までずっと…」
幽鬼のようにポツリポツリと呟くように吐き出す言葉に対して
「違います、私の目的は「裏切り者の言葉なんて信じられるか!フィーニス!!」っ!」
今最も信頼のおける臣下の名前を呼ぶ
「御意!って…え?敵はどこです?」
「目の前にいる裏切り者を叩き潰せ!」
「え……えぇ!」
その言葉に従うように現れたのはフィーニスが変身したアナザー1号がアナザーファイナリーに前輪を振り下ろしたのである
「フィーニス!あなたからも我が魔王を説得して頂けませんか!誤解なんですよ!確かに私はナツキと通じてはいましたが理由があるのです!」
「先輩?…アイツと内通してたんですか!?残念ですよ、ずっと魔王様を支えていた同僚がこんな事に…先輩には確かに借りもある、情もある、引け目もある…ただ今は魔王様への忠義が勝ります!裏切り者には鉄槌を!!」
「くっ!」
重力バリアで前輪を弾いたがアナザーファイナリーとアナザー1号、そしてアナザーオーマジオウと
「変身!」
『アナザーライダー !ゲイツマジェスティ!!』
アナザーゲイツマジェスティの一騎打ちである
「…………」
「…………」
しかし両者は動かず睨み合う、まるで時を待っているかのように…ナツキの勝算があるとしたらアナザー2号達を上手く利用した立ち振る舞いをする事であるが
「王の勅令は使わないのかな?」
ハルトが持つアナザーライダー達への一種の安全装置 それがある故にアナザーライダー達はハルトと敵対しないのだが
「必要ない…お前を倒すのに」
「っ!」
「使うまでもない」
刹那、アナザーオーマジオウは自分の目の前まで肉薄、視界に収めているのは彼の手である
そして自覚した時には自分の体が仰向けに倒されていたのだ
「(いつの間にクロックアップ!?いや待て…考えてる場合じゃない!)」
慌ててローリング回避したのだがそこにアナザーオーマジオウの足が踏みつけられたのだから間一髪だった しかし追撃の手は留まる事はない
「(ふざけんな!デフォルトの身体能力でコレかよ!)」
「………」
人差し指を折り曲げて掛かってこいと挑発するアナザーオーマジオウにアナザーマジェスティは強化によりアナザーの最強フォーム化した力を解放する
「(向こうの基礎スペックが化け物ならコッチの必殺技が向こうの通常攻撃みたいなもんだろ!)」
『ディエンド』
アナザーディエンドの力を解放、そのままエネルギーを収束させたアナザーディメンションシュートを放つ 強化された一撃は並の怪人なら掠るだけでも消滅する程だが アナザーオーマジオウは冷静にアナザーウォッチを起動する
『ディケイド』
その攻撃はアナザーオーマジオウの前に現れたオーロラカーテンが攻撃をすり抜けると同時にアナザーディエンドの四方から現れた別のオーロラカーテンが複数のアナザーディメンションシュートを誘導し アナザーマジェスティに命中したのである
「がぁ……な、なんで…まだまだ!」
『ナイト』
それを更に強化してサバイブの力を引き出すとダークウイングがダークレイダーに進化 そのまま背後に跨るとダークレイダーはバイクへと変形、そして先端からターゲッティングのマーカーを飛ばしてアナザーオーマジオウの動きを止めると同時にドリル状に変化して加速して体当たりする必殺技 疾風断を発動したのだ
『龍騎』『ブレイド』
それをアナザーオーマジオウは回避せずにアナザーウォッチを起動、ドラグシールド型のエネルギーを外角がメタルになるなる事で受け止めるも湧き上がる爆炎
その中からアナザーオーマジオウが無傷で現れる姿にナツキは思わず
「俺は信じるよ、アレは未来から来た殺人マシーンだ…映画と違うのはシュワルツネッ○ーが演じてない所だけだよ!」
余裕そうに見えるが流石に必殺技の連弾に耐えるとは予想外過ぎる
「なぁ…本当にアレ不完全体なんだよな!ウォズ!」
「その筈ですよ!我々がアナザーライダーで戦っているのですから我が魔王に全てのアナザーライダーは集ってないのです!」
「老いてるのでもアレなのに…今のハルトには令和と昭和まで加わってるとか悪夢だろ…」
過去の記憶 トータス最終決戦でのアナザーオーマジオウの暴れぶりを知るからこそ畏怖を感じられる アレを超える厄災に今のハルトはなろうとしている
そうオーマジオウは文字通り全てのライダーの力を宿している存在 それはアナザーでも同じしかし今のアナザーオーマジオウはナツキやウォズ、フィーニス、三人娘達のアナザーウォッチが抜けているので完全とは言い難いのだが
「………」
「……」
これがアナザーオーマジオウ、その力はハルトの持ってる怪人王としての素質が全力で解放されている…それ即ち
「(これが加減しないハルトの実力って事かよ!)」
普段から色々手加減されていたと知ってはいたそれにハルト自身の拘りや優しさが仇になったのもあるが…それがない完全体になったら止められるのがオーマジオウのみである
「黄昏の聖槍」
呼び出したのは理外の神殺しの聖槍…
「(っ!こいつライダー武器以外を)」
ハルトは基本的にライダーの力とそれ以外とで区別して戦闘をする それを合わせるなど…
「(魔王城を展開された詰む…俺が止めないと!)ハルト!話を聞いてくれ俺の計画とウォズの目的ってのは!お前をアナザーオーマジオウにしないって事なんだよ!」
「……しつこいなぁ、それはお前の計画でウォズの目的じゃないだろ?」
「ウォズは未来で老ハルトが心を病み続けアナザーオーマジオウとして暴れてる姿を見たくなかった…ずっと能天気に笑ってて欲しいと…そんな世界を望んでたから俺と協力してくれたんだ!全部お前を思っての事なんだよ!」
「ナツキ……」
そんな仲間の思いの言葉 それをハルトは
「だからさ」
『キバ』
ドッガハンマーを呼び出し、そのままアナザーマジェスティの腹部に叩きつけたのである
「がっ…」
アナザーマジェスティの装甲がメリメリと音を立てながら割れていく
「ごちゃごちゃ五月蝿いよ」
そのまま全力で振り抜いた後、アナザーマジェスティを近くの樹木を何本もへし折り倒しながらも数100メートル先まで飛ばしたのであった
それだけでは止まらない
『スナイプ』『ゾルダ』『G4』『ドレイク』『電王・ガンフォーム』『キバ・バッシャー』『W・ルナ、サイクロン,ヒートトリガー』『スカル』『オーズ・プトティラ』『フォーゼ・マグネット』『鎧武カチドキ』『龍玄』『ギーツ』
「召喚・ゼクトルーパー」
各アナザーライダーの武装と必殺技と召喚されたゼクトルーパー達による高密度な弾幕射撃、そして
『カブト』
アナザーカブトウォッチで呼び出したパーフェクトゼクターに全てのゼクターが召喚に呼応して現れ合体する
『All ZECTOR COMBINE!』
ガンモードにした照準の先に対して躊躇いなく
『maximum hyper cyclone!!』
「っ!」
その山すら削るだろう一撃はアナザーマジェスティを捉えたのである
「………次」
そして事務的、作業的されど一方的に振り翳された暴力
その光景を遠巻きで見ていたカリエスとクラープは震え上がっていた
アレが本当の魔王の力かと…実を言えば普段のハルトの態度からカリエスとクラープは彼をちょっと舐めていたのだが…現在はアレは怒らせてはならない存在だと理解した下手すればミューターと言う種族が絶滅してしまう!
そして士は写真を撮り剣崎達4人もアレが自分の敵になる男かと身構えている
しかしハルトもアナザーオーマジオウになったからか全並行世界情報共有によりナツキの言葉が事実と把握していた しかしそれでも収まらないのは怒り、悲しみである
「我が魔王…」
「フィーニス変われ…裏切り者の粛正は俺の手でやる」
これは自分がやらないとダメな事 仲間を危険に晒していたのが第一の家臣だったというのだから
「しかし魔王様、それは「お前の意見は求めん」はっ!…何故でしょう今の魔王様に僕は感動を覚えています!」
アナザー1号を下がらせて改めて向かい合う
「ウォズ、最期に言い残す事はあるか?要望があれば聞く裏切り者とは言え俺に尽くしてくれたのは事実だからな」
「では一つだけ…ジョウゲン、カゲン、ヤクヅキ、アイザックはこの内応は把握しておりません…故に寛大な処置を希望します」
「分かった、必ず約束しよう…」
『オーマジオウ』
「さらばだ我が右腕よ!」
その光景を見た士は やはりこうなるかと呟くとケータッチ21を取り出して変身しようと動いた 魔王に引導を渡す為に
その間にもアナザーオーマジオウは右手に黄金のエネルギーを蓄え それをアナザーファイナリーに叩き込もうする
ウォズは走馬灯のように今までの記憶が過ぎるのである しかし
身構えている時に死神は来ないものだよ?
同時に
『『ゾンジス/ザモナス!TIME BREAK!』』
『WAKE UP!』
自身に向けられたライダーキックと凍結攻撃、そしてトライデントによる重たい振り下ろしがアナザーオーマジオウを襲うが全部 オートガードで受け止めたのである
「何?」
勿論下手人は
「ちょっ!急いで駆けつけたら何でウォズちゃんが大ピンチなのさ!」
「というよりいつの間に彼奴がこの世界に来ておったのじゃ!未来で仲間と馬鹿騒ぎしておる筈じゃろ!」
「それ以上に何故2人が!双方、落ち着いて話し合ってくれ!」
ヤクヅキ、ジョウゲン、カゲンの古参の仲間であった
「何故ここに?」
「間一髪、奥方様達の製作したプログラムが間に合ってな!それで此処に来たのだが…フィーニス!お主がついておきながらこの状況は何じゃ!」
「説明しろ!」
「えーと…ウォズ先輩が実はナツキと内通してて…その怒りで僕達の魔王様が遂にアナザーオーマジオウに覚醒しましたぁ!」
「「えええええええ!!!じゃあアレは魔王ちゃんなの!/ハルト様なのか!」」
「お主はお主で何をしておるんじゃあああああああ!!!ハルト坊!気をしっかり持て!今のお主はクソジジイと呼んでる奴と同じじゃぞ!」
「っ!!」
「あ、メンタルにダメージ入りましたね」
「流石にあの方と同列は嫌なのですね」
「妾もそう思うが…覚醒した元を辿ればウォズ…お主の所為じゃろうがぁあああ!!」
そして3人が着地するなりウォズを囲んで袋叩きにしていた その姿に思わず
「………ちょっ…えぇ…」
アナザーオーマジオウも流石に困惑するしかなかった
「ハルト坊!何故ウォズが内通しておったかは知らんが…一先ずは怒りを抑えてウォズの話を聞いてくれんか!妾達としても仲間を粛正して悪辣に笑うお主は見たくないのじゃ!」
「そんなベタなラスボス魔王ちゃんぽくないよ!」
「寧ろ腹黒な部下を抱えてる俺ってスゲェ!がハルト様のスタイルかと!」
「お前達は…本当にいつもいつも……はぁ」
溜息を吐くとアナザーオーマジオウは変身解除すると
「何か毒気が抜かれた…おいウォズ」
「はっ!」
「偽りなく答えろお前に…二心はないのか?」
その言葉に対して即答する
「改めて誓います、私の主人は目の前にいる未来ではない現在の常葉ハルト様以外にはいない事を」
変身解除して膝をつくウォズを見てハルトは
「そうか…なら」
『リカバリー』
アナザーゼッツのリカバリーでウォズの怪我を治療する
「ふぅ…」
『どうだった?初めての変身は?』
「最高で最悪だったよ……そうだよ…こんなものがあるから行けないんだ!!この未来からの卒業!!」
とハルトがアナザーオーマジオウウォッチを投げ捨てようとしたが……
『いや逃がさないが?』
「え、ちょっ……いやあああああ!!」
投げた筈のアナザーオーマジオウウォッチがブーメランのような軌道を描いて帰った来たのである
そのいつもの光景を見た士はケータッチ21を下ろしていた そして恐る恐る周りは
「ててて……ったく投げたら戻ってくるとかホラーじゃねぇか…」
「あ、あの…魔王ちゃんだよね…俺達の知ってる魔王ちゃんで合ってるよね?」
「あ?」
「ハルト様…」
「どうしたよ、そんな顔して?」
「いやハルト坊が信頼のおける部下を目の前で粛正しようとしてるのだから心配になるわ!」
「まったく…お前達と来たら数日会わないだけで俺のやり方を忘れたか!」
「さっきまでの雰囲気の魔王様は完全に別人だったし!」
「恐怖の魔王と言って納得のオーラじゃ!」
「怖かった!」
「普段よりも魔王様としての威厳がありました!」
「そんなに!?って待てよお前達が来たって事は!」
「待たせたのハルト坊!逢魔の援軍到着じゃあ!!」
その言葉を証明するように現れた3隻の逢魔の誇る ヴェネター級スターデストロイヤー1隻とアクラメイター級2隻の混合…間違いない親衛隊の艦隊だ!
「やったぁ皆ぁ!!俺は此処だよぉ!」
と喜ぶとアクラメイター級が着陸してクローントルーパー達が展開されていく
「ハウンドよく来てくれたね、ありがとう!」
「当然、お待たせしました陛下」
「お陰でホームシックが治ったよ」
「それは良かった」
「それで今はどんな状況じゃ?それ以前にエイゲツの裏切り者は何処じゃ!彼奴は見つけ次第引き摺り出して細切れにしてくれる!」
「え、ウォズの裏切りを許せと言ったのにエイゲツは殺せとお前は言うか!?それが俺についてくる勇士の言葉か!恥を知れ!!」
「どうしたのじゃハルト坊!?まさか頭でも打ったか…っ何故…そんな知能指数が高いセリフを!」
「お黙り!」
「んごっ!」
ハルトはロールケーキを投擲してヤクヅキを黙らせると
「ったく…細かい事情の説明は後!今はこの島に潜伏しているだろう仮面ライダーカリスを炙り出すことが先決!」
「陛下!彼処にカリスこと相川始氏がいますが!サインを貰わなくて良いのですか!」
「安心しろ既にサインは貰っている…あと俺の探しているあの方じゃない別にカリスに変身した奴がいるんだ探し出せぇ!必要ならこの島を砲撃、爆撃してもかまわん!」
「「「「サーイエッサー!!」」」」
一糸乱れぬ連携によりガンシップやトルーパー達が作戦を開始する
「んじゃ俺は……!」
すると突如起こる地震…そしてらその違和感を感じたのは軍船に乗っていた面々であった計器に以上がある…それは着陸しているのに高度が上がる謎が解けた
【大変だ!この島が浮かんでるぞ!】
「まさか……っハンナの魔法か!」
「ハンナとは?」
「浮遊の魔法を使う魔法少女だよ…まさかこの島を浮かばせるレベルの魔法を使うなんて!」
通信端末の情報に響動めくが少しした後に
「何!?……いや待てよ…そもそも島とは空に浮かんでるものじゃないのか?」
「全く驚かせやがって…敵が現れたかと思ったぜ島なんて何処でも浮いてるもんだろ?」
と軽口を叩くトルーパー達に対してハルトは
「ド阿保ぉ!逢魔の土地柄がおかしいだけで普通に考えろ島が浮かんでるのはおかしいんだよ!冷静に常識を考えろぉ!」
「そんな…陛下に常識を説かれた!?」
「やっぱり魔王ちゃん…アナザーオーマジオウに覚醒したから少し賢くなっちゃったんだ!」
「成る程!」
「いや待て!そもそも、これは本物のハルト坊か…」
「「「っ!!」」」
「まごう事なき俺だわ!常識を見ろよ!」
『1番常識ない奴に常識説かれてもなぁ…』
「常識を言うなんて…やっぱり魔王ちゃん…ウォズちゃんの裏切りがショックで頭が!」
「大変だ衛生兵!!」
「やっぱり怖い魔王としてアナザーオーマジオウに変身した方がしっくり来るのかなぁ!?と…取り敢えず、この近くにある屋敷があるがそこには近づくな!包囲するだけにしろ!」
「何故です?私の直感ですが、そこにトラブルの中心があるのでしょう!」
「何故そう思うの?」
「だって陛下が近づくなと言うからです!絶対何か隠してるでしょう!」
「人をトラブルを引き寄せるブラックホールみたいに言うんじゃねぇ!」
「それ…割と適切では?」
「ウォズ、お主は少し塩らしくしておれ…ん?」
「あ、陛下!スピーダーバイクでツーリングしてたらボロボロになってるナツキを見つけましたがどうします?」
グッタリとしているナツキがいた…
「え…嘘……アナザー銃ライダー達とゼクトルーパーの弾幕射撃とマキシマムハイパーサイクロンの直撃を受けたのに人間の原型保って生きてるの…おかしくね?」
だってマキシマムハイパーサイクロンって食らったワーム達が削り取られたようにして消えたような破壊力ある技だけど?と首を傾げるが
「いや其処まで攻撃したの?」
「確かにボロボロになってますね」
「それなら治療するから後で鯉のぼりみたいに吊り上げといて」
「イエッサー!」
「よーし野郎共!仕事の時間だ行くぞぉ!」
「ハウンド隊長!前方に未確認生物が!」
「いやアレは……何だ…取り敢えず敵だぁ!」
目線を向けると野生のなれはてが現れたのである
「え、違うよアレはね「野郎共!射程距離に入ったら問答無用で蜂の巣にしてやれ!」ハウンド!?ダメだよアイツら不死身だから!」
と話していると
「それを先に言え」
「へ?…あ、浅倉さん!?」
するとゾロゾロとついてきたのは
「久しぶりの祭りだ楽しませて貰うぜ」
「そうだね!負けないぞぉ!」
「凄いね不死身かぁ…それなら死ぬまで殺してやる」
「おい待てダグバ、それなら生け取りにして実験に使おうじゃないか」
「エボルトの提案に賛成だ」
「こりゃ良い、死神のパーティタイムだ!」
「アウトサイダーズ!アッセンブル!!」
「いやちょっ、まっ!」
ハルトの静止を振り切りアウトサイダーズ達が全員なれはてに襲い掛かり始めたのである
「あ、あれ?あの人達って…あんなに凶暴だったか?」
『凶暴筆頭が何か言ってらぁ』
「え?俺は其処まで酷くないだろ?」
「おいどうしたのだハルト坊?普段のお主なら【行くぞ野郎共!奴等は皆殺しだぁ!】くらいのテンションだろう?」
「何か今回はそんな気分じゃないんだって…」
ハルトはこの状況、ヤバいと思ってしまった…いやぁ…これオーバーキルも良い所であろうが
何故が全員がありえないものを見るような目をしていたのである
だがそれで良い!が、しかしこの時 丁度エイゲツがメディカルポットでの治療が終わり 外に出てみるとそこには
「………終わった」
逢魔軍に加えてアウトサイダーズが暴れていたのだから そしたそれを目敏く発見したヤクヅキは
「エイゲツうううう!!」
「や、ヤクヅキ…久しぶりですね」
「この裏切り者がああああ!!よくもあんな面倒な真似をしてくれたな、この場で拷問してくれるわ!」
「落ち着いてください先輩!魔王様が辞めろ言ってましたって!治療したのに拷問するのは辞めてください!!」
「離せ!此奴じゃろう!此奴がハルト坊に何かしたんじゃろう!!」
「え?何の事…」
「今のハルト坊を見よ!何じゃアレは!真人間ではないか!!頭のネジがちゃんと仕事しておるぞ!」
あぁ、やっぱりかとハルトはアナザーオーマジオウになった事で治った頭のネジを再び緩めて外す
「やはり貴様等は一度捻じ伏せられないと学ばんか」
「あ、少し戻った」
「兎に角!今のエイゲツと俺の目的は同じで此処にいる人達を助けたいの!だから皆も手伝ってよ!」
暴れるヤクヅキをフィーニスが破壊じめにして動きを止めるが
「は、ハルト坊…一体どうしてしまったのじゃ…今までの経験から言えば【エイゲツめ、よくもやってくれたな!貴様等御礼参りだ!】と言いながらこの世界で殺戮の限りを尽くすと思っておったが…アナザーオーマジオウになった事で何かあったのか?」
「ま、まさか!アナザーオーマジオウになった事で今まで魔王ちゃんが持っていた狂気をアナザーオーマジオウウォッチが取り込んでいってしまったの!」
「確かに魔王様の狂気というより頭のネジはオーマジオウを蹴ったことで壊れ始まりました…と言う事は!」
「それならばもう一度アナザーオーマジオウウォッチ押して貰えば!元通りの頭のネジが壊れたハルト様に戻るのか!」
「っ!それだ!」
「それだ!じゃねぇ!お前達それで良いのか!国王の頭ネジがぶっ壊れたままで!緩めたネジ閉めておこうか!」
『なんかいつものハルトじゃない!』
『そうだ!まるで出会ったばかりの頃みたいじゃないか!』
「え、今の俺そんなにおかしいか!?ってエイゲツ!」
「まさか逢魔主力が全員集合してるなんて…もうダメだ…この世界が滅んでしまう…」
「いやこの世界は滅んだりしないから安心してよ」
その言葉に全員が、え?マジで!?と驚いた顔をしたので
「お前達は俺の事を何だと思ってんだ…兎に角今は一刻も早く牢屋敷にいる皆を助けなきゃ!」
「フィーニス、説明」
「その牢屋敷に、あかね様と新たな奥方様候補がいます!」
「何をボサッとしておる急げえええ!」
「野郎共!スピーダーバイクやガンシップを飛ばせるだけ飛ばせええ!」
「いや俺よりもマジになってあかね助けに行ってるのは……ありがとう良し行くぜ相棒!」
『おう!』
ハルトはアナザートライドロンに乗り込もうとしたが
「待ちたまえ魔王」
「え、アナザーゼロ!」
「え、誰ですかこのロボ?」
「アナザーゼッツから派生した仲間だよ」
「また変なのが仲間になってるよ」
「私に任せてくれたまえ……アナザーゼロ、トランスフォーム!」
ガガガ!と変な金属音を鳴らしながらアナザーゼロはバイクモードに変形した
「某金属生命体ネタ!?まぁ良いや、よし行ってくる!ハウンドは島を調べながら牢屋敷を目指してくれウォズ!」
「はっ…」
「お前の思い、良くわかった…だから普段通りにしていろ凹んでるのは見ていて気分が悪い」
「申し訳ございません」
「謝るなよ、お前らしくもない…それとだ、ほれ」
ハルトはウォズにヘルメットを投げ渡す
「俺がマジで暴れる時はお前の祝え!が無いと閉まらねぇんだよ」
「は、はぁ…」
「はぁ…鈍いなバカ!後ろ乗れよ!……いつも通りついて来い」
「っ!はっ!」
「カリス捜索と留守は妾達に任せておれ」
「頼んだ!んじゃあ行くぜえええ!!ヒャッハー!!」
バイク吹かせて走り去るハルトを見送る面々に
「結局仲良しなんだよな、あの2人」
「変わらぬ絆とも言うがな」
「そうですね…ま、今回は魔王様を覚醒させたので僕は先輩の事をお咎めなしと思いますけど」
「妾もじゃ…まぁ理由があるウォズは兎も角…此奴はお咎めなしとはいかんがな」
ヤクヅキの顔はエイゲツに向き直る
「逢魔最高幹部という名誉ある地位につきながら彼奴に楯突く愚か者め」
ヤクヅキの売り言葉に買い言葉
「あの血も涙も流さない死人の軍勢を率いて勝てない相手に愚かに挑み続ける自殺志願者とそれに付き従う貴方達、負け犬の群れの地位に名誉なんてないでしょう?」
「っ!」
「先輩、やっぱり此奴殺した方が早いですよ」
「言うなフィーニス、ハルト坊は殺すなと言ったが此奴のした事へのケジメは必要じゃろ?」
「そうですね…ですが…そもそもあの子は何故この世界に来ましたか?」
「それは………っまさか!」
「えぇ…そのまさかですよ」
「彼奴…一度ならず二度までも!」
「まさかナツキが…」
「誘導されたね、こりゃ見事だハウンドちゃん大至急魔王ちゃんに援軍を送ってよ」
「そうはさせませんよ」
そこから現れたのは大量のバグスター戦闘員
「まさかね」
「この世界の決着を邪魔してほしくないのですよ、貴方もですよねナツキ?」
「ま、そうだね」
「貴様等」
「って待ってよ!確かにエイゲツと組んでもいたけど目的は本当にヒロ…あの子達を助けたいからなんだって!」
「裏切り者の言葉を信じられる程、妾達は甘くないぞ」
全員で取り囲むように武器を構える
「此処までは計画通りですが」
「後はどうなる事やら」
「構わん殺せ」
その数秒後 火柱が上がるのであった
バイクで移動しながらだが遠目でハルト達も視認出来たが
「ええええ!!」
「ヤクヅキ…貴女と言う人は…」
「え、仲良くして言ったのに!」
「エイゲツに関しては明確に利敵行為ですからね、そもそもあの結界さえなければ最初から我が魔王が盤面を壊してましたし」
「まぁ今みたいな事にはなってないか…じゃねぇ!直ぐにUターンして喧嘩止めるぞ!」
「我が魔王、今はあかね様達の護衛に戻るべきです!というよりハンナ嬢を説得せねば島が成層圏まで打ち上がってしまいます!」
「うわぁ、それは困るな」
そう答えたハルトは牢屋敷に戻るのであった
予告
裁判場に戻ったハルトに対してアナザーゼロは
「魔王、次のミッションではこれを使いたまえ」
「こ、これは……変身ベルト!」
「君なら使いこなせる筈だ」
そして遂に現れる大魔女 その目的とは
「人類は滅ぶべき、判決は死刑」
「同意する」
「同意しないでください我が魔王」
そして悩める者達を守る為に 彼は新たな力を解放する
「擬装……いや偽装!」
『イレイス』
次回 十二審 お楽しみに
オマケ短編 ??の原罪?
「なぁナツキ」
「何だよ?」
「お前って未来で俺のやらかすヤベー展開見てるからそれを変えたくって過去に来たんだよな?」
「ま、まぁ大雑把に言えば…」
「って事は……つまり【響ちゃんと未来ちゃんは今度こそ僕が助けるっピ!】って言いながら俺を不思議な道具で殺そうする世界線もあったって事か!」
ハルトのイメージでは小さなタコになってるナツキがいた
「突然のタコ○ー!?」
『そこに規制音入れても意味ないと思うぞ?』
「で、どうなの?」
「えーと……経験あります」
「どうなったの?」
「お前は殺せたけど…他の連中が暴れて世界滅亡END…」
「そうなるよなぁ」
「魔王を倒したら……何故か世界が滅びた…」
「ハッピーエンドって何だろうね?」
「誰にもわからないよ…」
次行く世界
-
真剣で私に恋しなさい!
-
戦国恋姫
-
アカメが斬る!
-
スターウォーズ