前回のあらすじ
アナザーオーマジオウになったハルトだったが仲間達の説得で一線を超えずにいたが…彼の不在な裁判所でハンナの魔法が暴走、島が空に浮かび上がり大変な事に! ハルト達は一路、牢屋敷に戻るのであった!
「ドンドンと高度が上がってるな」
「酸素濃度が……薄くなっ……きましたね…くるしい…」
「え?そうか?」
「忘れてた…我が魔王はベジタブルスカイでこの環境に適応してました…」
「そーそー因みにベジタブルスカイに行く途中に出来た積乱雲の中に入って雷浴びまくった影響で最近、俺の怪人モード・電撃態にもなれるようになった」
「何処に向かってるのですか、いや本当に」
「雷は避けるものではなく受け止めるもの!」
『あくまで個人の感想です』
『良い子は安全な場所に避難しような』
「お、そろそろ牢屋敷だなアナザーゼロ!トランスフォーム!」
「了解」
下車してアナザーゼロはロボモードに戻すと
「っしゃあ!早速ハンナちゃん説得して島の高度を下げて貰うぞ!」
「待ちたまえ魔王、それなら武器もいるだろう?これを使いたまえ」
アナザーゼロが亜空間から取り出したのは十字架を模したような機械的な西洋剣である…配色から明らかにライダーウエポンと分かるが受け取りマジマジと見るが
「こんな武器使うライダーいたかな?」
自分の記憶を遡って思いつかない
「この武器の名前はブレイカムバスター、剣型のカリバーモードと射撃用のランチャーモードを使い分けれる武器だ、そして私の権限でカプセムは当然としてアナザーウォッチにも対応している」
「おぉマジか新武器とかありがとう!アナザーゼロ!アナザーツインギレードが壊れてたから困ってたんだ!けどランチャーって……あ!」
ハルトはブレイカムバスターを弄っていたら刀身部分が外れてしまったのである
「いや…デンガッシャー理論なら…」
そう呟き刀身部分を銃になる位置に合体させると
『バスターモード!』
すると刀身の中央が展開 中から銃身が現れたでは無いか
「おぉ!グゥレイト!!」
「違うバスターをインストールしないでくれ魔王」
「すげぇ!!けど色合いが…」
白とオレンジとは明るくて良いのだが
「ごめん黒とか紫を加えられない?」
「お安い御用だ」
するとグリップが白、スロット部分が赤、刀身が紫、銃身が黒となった
「おぉ!良いねコレ!」
「しかしその色の組み合わせは」
「ん?何だよ」
「いいや君は愛妻家だと思ってね」
「は?……っ!」
黒→あかね、紫→キャロル
白→千冬やアンティリーネ、赤→束
ふむ
「ばっ!違うぞ!俺はこのカラーリングが良いと思っただけだ!」
『野郎のツンデレとか誰得だよ』
「っせぇ!あ…あともう一丁ない?」
「どうしたんだ?」
「いやコレを二刀流で使おうかなと」
「…ん?」
「え、なんか変な事言った?」
「いやスペアの調整に入ろう、そして君にはアナザーゼッツルームで手に入ったカプセムを使える新装備を提供しよう」
「マジで!」
「コレを受け取りたまえ」
アナザーゼロが渡したのは重厚な銀色のアタッシュケース それを受け取ったハルトが開けると中身は
「これゼッツドライバー!?…いや似てるけど別の奴か…これは……チケット?」
「exactly、そのベルトの名前はナイトインヴォーカー」
「何かインヴォーカーとかカッケェ!!……けど俺の体質的に仮面ライダーに変身は出来ないんだよ?完全にこれ変身ベルトじゃん」
「その体質は把握している、君は以前【俺はオルフェノクだからファイズ系列なら使えるだろ!】と言ってカイザに変身しようとしたらベルトの方が灰化したと」
「あの時は呪いのベルトすら呪い殺す男として束にドン引きされたよ…って何でその件知ってんの?」
「私が凄腕エージェントだからさ」
『エージェント、すげえええええ!』
「キャロル、俺大きくなったら凄腕エージェントになる!」
「辞めてください、貴方は王様ですから」
「だがナイトインヴォーカーは擬似ライダーの力だ、スタークやヘルブロスに近い、そしてそのチケットはアナザーゼッツルームで使えるぞ」
「分かった!じゃあ今すぐ寝れば良いんだな!」
「我が魔王、今のこの状況分かってます!?呑気に眠ってる場合では…というより眠れます!?」
「任せろって」
『ウィザード』
アナザーウィザードに変身して指輪で魔法を使う
『スリープ』
「ふにゃ…」
スリープの魔法を自分にかけると、そのまま仰向けになり眠ったのであった
「予想外な方法で眠るとは…私は魔王を見誤っていたようだ…だがこれは気絶の方が正しいのでは?」
「大丈夫です、貴方も我が魔王の奇行にはすぐに慣れます」
「分かった、では私が担いで運ぶとしよう」
「お願いします」
ーーーー
アナザーゼッツルームにて
「んで、このチケットは何に使うんだよ?アナザーゼロ!時間がないから早く教えてくれって!」
「そのチケットはナイトインヴォーカー実装記念 変身専用カプセム確定ガチャチケットだ」
「おぉ…ガチャチケットってソシャゲかよ!!」
「そうでもしなければ君のガチャ運は壊滅的だからな」
「あぁ確かにトランスフォームカプセムを三回連続でダブった前科があったな」
アナザーディケイド の瞳に思わず
「うっ……ならコレを使って直ぐにガチャを引くぞ!」
チケットを使いガチャを回すと
「………何このカプセム?」
「コレを使えばどんなものか分かる」
「これは?」
「アナザーゼッツフォン、君専用のガジェットだ」
「何故か知らないが俺専用のスマホが増えていく…」
「携帯型ガジェットは最近人気だからな」
渡されたアナザーゼッツフォンにカプセムをスロットに装填して内部に込められた力を調べる
「イレイス……消す力って事か?」
「ほぉ珍しいカプセムだな」
「そうなんだ……ふーん…消す力…光学迷彩ならアナザーベルデのクリアーベントとか消しゴムフルボトルとか色々あるんだけど……」
「そう言うベクトルとは違うのがカプセムだ、さぁナイトインヴォーカーの力で世界を救え それが君のミッションだ」
「違うなアナザーゼロ、俺のミッションは大魔女の心を救う事だぜ」
ーーーー
現実
「うーん………いやぁ…ガチャ爆死ぃ…」
「まさか確定ガチャでも爆死したのか?何と言う不運」
「まぁアナザー電王と言いアナザーゼッツと言い不運系主人公の不運要素を引き継いでいると思いますが…これは違うと思いますよ起きてください我が魔王!」
ウォズは通信端末コムリンクを取り出して回線を繋げる
「はぁ……ではお願いします一言【こほん、貴様はいつまで寝ているのだ早く起きろぉ!】」
「ごめんなさい千冬!!……あれ?千冬は?」
「やっと起きましたか」
「ウォズ…まさか」
「会話を繋ぎましたよ」
ウォズからコムリンクを受け取り話すハルトは
「そっか…千冬、俺は大丈夫だよ直ぐに事件解決して帰るから安心して」
【安心しろ私が心配しているのは貴様がまた女を増やす事だ】
「そ、そんな事ないから安心しなよー」
「残念ですが千冬妃、我が魔王はガッツリ増やして帰ると思います既に2人堕ちてます」
「ちょっ、ウォズ!【分かったハルト…帰ったら覚えていろ】千冬!……ウォズお前って奴ぁ!」
「いつもの事でしょうに…」
「……行くぞ!」
『誤魔化したな』
そして部屋に入ると
「ハルト!」
「あかね、ただいま!戻ったよ」
普段通りのハルトの姿に安堵を覚えるあかねは涙を目尻に浮かべながら答える
「良かった……あの時のハルトは怖かったんだよ…それよりもウォズさんは大丈夫なの?」
「あぁ問題ない、な?」
「私は此処にあかね妃。ご迷惑をおかけしました」
「大丈夫だよ…けど」
「えーと島が浮かんでる原因だろう、ハンナちゃんを止めに来たんだけど…何か闇落ちしてるね」
「どうしようハルト…」
「任せろ、こうなったら俺が精神世界に介入してハンナちゃんを助ける!」
「けどそんな力…あ、アナザーゼッツ!」
「exactly!」
「大切なものは全部私の手から滑り落ちてしまうのですわ!」
「っ!」
そのハンナの言葉にハルトは彼女の側に駆け寄る
「かつて俺が憧れて止まない推しが言っていた」
ハルトは何故か天の道を示すポーズを決めながら
「人が人を助けて良い距離には限界がある俺は……こんくらいなんだよ」
と自分の両手を広げてみせる
「随分と小さいな手ですわね」
「当たり前じゃん、自分の手で掴める範囲以上のものは抱えられないし助けられないよ」
「っ!貴方に何が分かるのですの!!私は家族…を妹を……皆…見捨てて……」
「1人で無理なら誰かと手を繋いでその範囲を伸ばしても良いんだよ、そしたら自分だけじゃ届かなくても皆といれば必ず届くから」
最初はアナザーライダー達と繋いだ手、そしてあれよあれよと言う間に俺が掴み背負うものは沢山増えていた だからこそ1人で潰れないように皆にも助けてもらっている
「昔の俺は小さかったから…情けなかったから手を伸ばさないでいたら死ぬほど後悔したんだ…だから今、後悔しないように自分の手を伸ばすんだよ、ハンナちゃんは後悔してるんだよね?それなら今、君の力を必要としてる人の手をとってあげて!」
今だにハルトの脳裏に過ぎる黒い記憶 あかねとの別離時に手を掴めなかった、キャロルが記憶をなくしたフリをしてでも守ろうとした手を掴めたのに気づくのが遅かった事もある
「ハルト…」
その言葉にあかねがポツリと呟くも
「……」
「それでハンナちゃんが助けて欲しいって手を伸ばすなら俺はその手を必ず掴むからハンナちゃんも俺の手を迷わず掴んで欲しい」
彼はそう言いハンナちゃんの両手を握りながら強く宣言する
「ハルト?何口説いてるのかな?」
あかねもミリアの共有の魔法で知った並行世界の自分の記憶がインストールされたのか…若干ヤンデレ混じりで武器を取り出して構えた
「あかね妃、お願いします!その手に持った剣を下ろしてください!
「あ……あぁ……今度は私はちゃんと掴めてますの?」
「大丈夫だよ…まぁ嫌だっても離してやるものかよ」
「……ハルトさん」
ハルトの手を掴んで何かに安堵すると、全員が何か落下するような感覚に囚われた まさか
「島の高度が下がってますね」
「そうか…良かった…」
と安堵していたが
「ハルト?いつまでその子の手を握ってるのかな?」
「あ…あかねさぁん!ちょっと話を聞いてくれないかなぁ!」
「いやだ」
「ちょっ助け…ああああああ!」
ハルトが連行された後 ヒロは冷静に一言
「……裁判を続けるぞ」
その頃
「この裏切り者がぁ!」
ヤクヅキは珍しく感情を荒立てながら変身したアークの巨体でトゥルーブレイブの相手をしていた そこにザモナス、ゾンジスも参戦していたのである
「っ!」
「貴様は確かに体が虚弱だった!だがそれ以上に参謀として的確な能力があった!なのに何故彼奴を裏切ったのじゃ!」
「何度も言ってるでしょう!貴女達の慕う魔王に愛想が尽きたんですよ!若い彼も結局は同じアナザーオーマジオウになったのですから歴史は変わらない!寧ろ貴方達が過去に干渉したから早い段階で覚醒したのですから未来は貴方達のいる方より悪い方向に進むのですよ!」
「……ハルト坊が歩んだ道筋を知らん貴様が彼奴を語るなぁ!!!」
アークvsトゥルーブレイブというパッと見は勇者vs魔王の構図であるもクローントルーパー達は何が起こっているのか分からないという顔をしていたが ハウンドが待った!とばかりに両者へ手持ちのハンドブラスターを二丁拳銃スタイルで発砲したのである
「何をする!」
「そろそろ終わらせてください、でないと陛下の命令を果たせなくなりますよ!」
「カリスならお主達で探せばよかろう」
「お言葉ですが貴方達に取っては未来での因縁でしょうが我々は今この時を戦っているのです!今戦わなければ貴方達の言う未来すら無くなるんだぞ!それと…一応は自分が現場での最高責任者になりますので…これ以上のオイタは許しません今後は此方の命令に従って貰います」
そう言うとクローントルーパー達は全員銃口をヤクヅキ達に向けたのである 実際 軍の指揮権について言えば軍事の長としてハルトに全権を与えられているのだからトルーパーとしては上司の指示に従うのは当然である
「陛下相手に研鑽した対ライダー戦術を味わいたいですか?」
「ほぉ、言うようになったではないかハウンド幕僚長」
しかしハウンドの言う通りでもある自分の私情でこれ以上暴れればハルトに怒られる可能性が高いのだ あの温厚なハルトは怒ると怖いのである
「仕方ありません…確かに私の目的はこの監獄にいる子達を助ける事、決着なら今度つけましょうか」
「…仕方あるまい、それでカリスはどう探す?」
「ネオ黎斗制作のアンデットサーチャーによれば…カリスはこの先にいますね」
「そもそもの話だけど…エイゲツちゃんはカリスの正体知ってるんじゃない?」
「えぇ……カリスの正体はー
その正体を聞いた時 ヤクヅキ達は慌てて捜索に入るのであった
その頃 ハルトは部屋の外にいた
「アナザーオーマジオウ…」
決してなるまいと誓った姿 それになった事への後悔 そして 自分が自分じゃなくなるような感覚に囚われた
「トータスの時は制御出来てたんだけどなぁ…アナザーオーマフォームじゃないとダメかぁ」
そもそもジオウ最終回でオーマジオウ覚醒したのだってゲイツ死で目覚めたのだから変身に至るキッカケは感情が極端に振り切れる事
「そして何故か俺の発言に皆が驚く始末だし…」
『お前が常識を語ったからな』
「それって、そんなに驚く事?」
『無理もない倫理、道徳、常識をドブに投げ捨てた男に言われたのだからな』
「そこまで言わなくても良いじゃん!俺だって常識を語るよ!」
『逢魔の常識は非常識と語った奴が何を言う!!』
その言葉で涙目になったハルトは
「うぅ……あかねーー!皆が俺をイジメるんだよぉ!俺だって常識持ってるのにぃ!」
女性に抱きつくのだが
『コレが俺達の王かぁ…』
『スウォルツの顔より見た光景…』
何故かアナザーライダー達がチベットスナキツネ的な瞳で見ていたが
「はいはい…もうダメだよ皆、ハルトをイジメたら」
『すみません』
「何で俺には謝らず、何であかねには謝るのさ!」
「カリエスも言っていましたよ?我が魔王を止められる者ですから敬意を払ってます…」
「分かったよ…じゃあ俺……闇堕ちしちゃおうかなぁ!!」
「分かりました!謝りますのでアナザーオーマジオウウォッチは閉まってください!!」
「ん…ハウンド、状況報告!」
【島の大半は制圧しました。この島にいる なれはてなる原生生物はエイゲツの提案で冷凍光線で凍らせ保存しております】
「原生生物じゃないから、アレは人間が変異した者だから!ファントムよろしく人が絶望で変異してるだけだから!」
【何と!ではそのように対応いたします!】
「お願いね…それとヤクヅキとエイゲツは?」
【ご安心ください今は矛を納めております】
「終わったら話があると言っといて」
【かしこまりました】
【ちょっと待つのじゃハルト坊!大変じゃカリスの正体が分かったぞ!】
「何だって大手柄だな!…一応言っとくけど相川始さんとか言わないよね?」
【安心せい!エイゲツの報告だとカリスの正体は!】
その名を聞いたハルトは黙り
「………そうか分かった」
「ハルト…」
あかねの心配する顔を見て
「大丈夫だよ、もう暴走しないから」
【カリュブディス】
ハルトはいつも通りの笑顔でカリュブディスメギドを召喚する
「お久しぶりですハルト様!」
「悪いが、あかねの護衛を頼む」
「お任せを!」
「ハウンドは迎えのガンシップ用意してくれ」
【直ちに】
それだけ言うと
「よしウォズ行くぞ」
「はっ!」
そして部屋に戻ったハルトの目の前には
「ナツキさん…何処に行ったんですか?」
何か闇堕ちしてる子達がいる…ふむ、後でナツキを渡すとしようと判断し
「エマ…君はイジメの被害者じゃないんだ、その記憶は君のものじゃない」
「ま、まさかエマちゃんの脳にはチップが埋め込まれていて、そこで偽の記憶が植え付けられているのか…」
「そこは少し黙っていてくれ」
「脳にチップ埋め込むって何てSF映画ですの?」
「我が魔王、まさかバルカンの話されてます?」
「あぁ、もしくは…実はエマちゃんは世界で初めて魔女因子に感染した人だったりするのかなぁ?」
『落ち着け』
「ち、違う…私は……あぁ…」
何か思い出そうとしているエマは ハッと気づいた自分の記憶にいた場所には自分じゃない誰かがいた事を
「っ!ユキちゃん…」
「そう月代ユキ、私達のもう1人の親友で…自殺してしまった彼女……そう彼女が大魔女なんだ」
「っ!」
凄い真実が暴かれているが
「マジかよ…エマちゃんはイジメられてる子を助けられなくて後悔からその子を重ねてるとかどんだけ聖人なんだよ…尊いじゃねぇか…ナツキに爪の垢煎じて飲ませたいあの野郎は…俺を思って離れたあかねと違って我が身可愛さで逃げやがった…あの偽善者めぇ…思い出したら頭来た!おいヤクヅキ!!聞こえるか!」
【何じゃハルト坊?】
「ナツキの奴を処刑するから準備しろ!!」
【おぉ!ハルト坊が元に戻ったぞぉ!お主達喜べぇハルト坊の情緒がバグったぞぉ!】
【やったあ!これで俺達の王様が甦ったぁ!】
【これで勝つる!】
「あぁ、ナツキに対する思い出し激怒でな!」
【思い出し激怒って】
【初めて聞いた言葉じゃ…】
【この人、いつもこんな感じでしょ?】
「ナツキには最期はドネルケバブか北京ダックかマフィアの拷問焼きか好きなのを選ばせてやれ!」
『それって…』
ドネルケバブ→串刺して遠火で焼かれ体を表面から削られる
北京ダック→熱々の油を被せられる
マフィアの拷問焼き→焚き火でじっくり焼かれる
「だな!」
「我が魔王、落ち着いてください!」
「これが落ち着いていられるかぁ!普通はイジメられたなら、相手にそれ以上の苦しみを持ってやり返す!それが俺の流儀だナツキの奴にはそれ以上の仕返しをしてやる!さっきまでの裏切りも込み込みでな!!」
怒り狂うハルトを見てヒロは
「正に大魔女……ユキもあんな感じで人類に怒りの炎を燃やし続けていたんだ…そして君を魔女化させて人類を滅ぼそうとしたんだ」
「マジで!エマちゃんも人類滅亡させられるの!」
「え…ハルトさんもですか…」
「そうなんだよぉ〜だからか異世界に行ってちょっと暴れただけで全員俺の取り扱い方って不発弾と同じ感じなんだよね」
『そりゃそうだろ意思を持った天災だからな、接し方間違えたら国滅ぶわ』
「おいおい天才なんて辞めろよ相棒〜」
「日本語って難しいですわね」
ハンナが冷めた目でツッコミを入れていたが
『そりゃ火山噴火や嵐が理由あって国に来て暴れるとか笑えんわ』
『実際、一つの国が滅んだし』
「あぁ数日で滅んだな」
「人類や国を滅ぼせるとかハルトさん怖すぎですわ」
「大丈夫だぜハンナちゃん!俺は理由のない暴力は振るわないから!喧嘩売った奴には…生まれた事を後悔させるくらいの苦痛を与えるけどな」
「ハルト…そりゃウチのことを叱るハードルが高い訳だ」
「コレは大変…」
何故か混乱するが
「そしてユキは私たちの光景を見られるように君が持っている万年筆に取り憑いているんだ!」
「え…」
舞台は革新に迫る中
「成る程な見守る為に身近なものに取り憑いたのか……俺の体には嫁達から監視用のナノマシンが取り付いているから同じようなものか、いやキャロルを通してナツキを見ようとしているエルフナインもか?」
『一緒にするな………ん?それは逆では?』
「何かパスを使ったらエルフナインも視界の共有だけは出来るらしいんだよなぁ」
『え、何それ怖い』
「ナノマシンってハルトさんはSF世界から来たんですの!?」
「ハンナちゃん…ナイスツッコミだな!ま、似てるような世界だぜ」
「それは褒められたと思っておきますわ」
「そして皆には大魔女打倒にコレを使ってもらう!受け取れぇ!」
とカッコよく投げ渡したのは 以前出したリンクベントのカードである
「何だコレは?」
「そのカードの力を使えば全員の魔女因子を一つに集めて大魔女を呼び出したり全員の魔女因子パワーを集めた必殺技を使えるぞ!」
「必殺技だって!なんて素晴らしい響きなんだ!」
「それで…どうやったらこのカードを使えんだよ」
「それはだな…このカードデッキで変身すればOK!……うん使える…」
「何で自分で言って凹んでるのですか?」
「いやコレでも変身出来ないとか俺って奴ぁ…」
「いやその必要はない、この場にいる13人の魔女とこの儀礼剣、そして触媒もある!さぁ出てこい大魔女!」
「そんな風に呼んでも来ないだろう?触媒で呼ぶ時は…こう!」
ハルトは何か思いついたように魔法陣をチョークで書き殴ると右手を前に突き出し
「『
スイッチが入ったのを理解したウォズは
「お待ちを我が魔王!その詠唱で呼ばれるのは大魔女ではなく英霊ですよ!」
「祖に銀と鉄!祖には石と契約の大公!降り立つ風には壁を、四方の門は閉じ、王冠より出て、王国に至る三叉路は循環せよ!」
魔力が呼び出す為に魔法陣に吸い取られると定められた魔力の循環を始めることで魔術が始まろうとしていた
「見てろ相棒」
『見てるよ!止めろよバカ!!』
「魔法披露 ハンパねーぞ!」
『落ち着け呼ぼうとするな!』
「告げる、汝の身は我が下へ、我が命運は汝の剣に!聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば答えよ!」
『てか、お前の召喚に応じるのは狂戦士か復讐者とか獣とかやばい奴ばかりなんだって!』
『この世界滅ぼす気か!』
『お願い聖杯と英霊さん!この意に応えないでぇ!』
「誓いを此処に、我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者!」
何故か知らないか魔法陣に光が灯り始め虹回転を見てハンナ達はあっちこっちに大忙しである
「待ちなさいな!ハルトさんはハルトさんで何かを呼び出そうとしてますわぁ!」
「わぁ、ハルトさんも魔法使いだったんだ」
「っ!」
そして更にハルトは
「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし!汝は狂乱の檻に囚われしもの!我はその鎖を手繰る者!!」
『しまった!こいつクラス確定演出を加えやがったぁ!!』
『おいこのバカ、確定でバーサーカーを呼び出すぞ!』
『何でだよ!このナチュラルボーンバーサーカー!』
『混沌で目を曇ってるのも鎖を手繰る奴が必要なの全部お前な!!』
「汝三大の言霊を纏う七天!、抑止の輪より来たれ!天秤の守り手よ!」
『お前は天秤壊す側だろうがぁ!』
『抑止さん!お願いだから誰も来ないでぇ!』
そして呼び出されたのは
「見つけました…探しましたよ我が夫」
黒いドレスに斧と槍を合わせた杖 銀髪に整った容姿を誇る 我等が妖精國の女王 モルガンであった
「モルガン!来てくれてありがとう!!」
ハルトは思わずモルガンとの再会にハグで応じるとモルガンも愛おしくハルトの頭を撫でる
「はい、お待たせしましたね貴方の妻モルガンの到着です」
『良かった知ってる奴で!!』
「所でこれは…成る程、今我が夫と記憶が同期しましたので大体わかりました」
「流石モルガン!」
「我が夫を傷つけた、この島を消しとばします」
「それは待って!と、取り敢えず裁判の続きを見よう」
「では椅子を」
「ん」
ハルトはコネクトで豪華な玉座を用意すると
「良い心がけです」
「まぁな」
「では我が夫よ先に座りなさい」
「え、けどそしたらモルガンは「こうすれば良いのです」うぉ!」
まさかの膝の上に座り体を密着させてくるではないか!おのれショッカー!
「ふむ…やはり他の……では私の匂いで上書きしますね」
スリスリと体を寄せるモルガンに対して
「も、モルガン…恥ずかしいよ皆見てる」
「大丈夫です恥ずかしいならば全員の目を潰しますが「いやぁ!皆にイチャつく姿を見せてやろうぜ!」よろしい」
「完全に尻に敷かれてますわね…」
「ぐぬぬ」
「ひぃ!」
ハンナが震えたのは魔女化したエマが殺意全開の瞳でモルガンを見ていたからだ
「み・ん・な・し・ね・ば・い・い」
「落ち着きなさい、エマちゃん」
「エマっちストーップ!」
「【落ち着け!】」
マーゴとココが慌てて止める中 アンアンの魔法で止まるエマ そして異変は起こる
その場に溜まっていた血液のようなものの中から現れたのは全身真っ白と形容できる衣装に華奢な体躯の女性であった
「お久しぶりですねエマ、ヒロ」
「ユキ…」「ユキちゃん」
旧友の再会を喜ぶ
「よく出来ましたね、あなたを選んで正解でした」
「え?」
「私の復活はすなわち絶望……何を期待していたのですか?」
一瞬だった
「では裁判を始めましょう被告 人類、判決死刑 異論は認めません」
その判決に
「当然です、人類と妖精は滅ぶべきです」
「異議なし!それなら大魔女さん!今から一緒にこれから一緒に歌姫がいる世界の人間どもを皆殺しに行こうぜぇ!」
『野球行こうぜのテンションで誘うな!』
「ナツキに選ばせてやる…ヒロ達の世界を守るかシンフォギア世界を守るかってな」
『鬼!悪魔!腐れ外道!!』
「ではその後は」
「あの特異点の妖精どもを皆殺しにしてやろうぜ奴等に良い結末なんてありえない!」
「流石は我が夫ですね」
「当然だ汚物は消毒ダァ!!!」
『流石はナチュラルボーンバーサーカー』
狂乱してる2人に対して
「あの……メルル」
「は、はい!何でしょうか!」
「何故、彼処で傍聴している者達は私の言葉に賛同しているのでしょう?普通こう言う場では人間を殺すのは反対というのでは?まさかそういう魔法をかけられているのですか?」
流石の大魔女…ユキも困惑していたが
「わ、わかりません…ですがハルトさんは常に狂ってましたので通常運転かと」
「成る程…そういうことでしたか」
「申し訳ありません、基本的に此方は無視して頂いて構いませんので!」
ウォズが慌てて2人を止めたのであった そしてミリアが言った 裁判という形式なら罪を自覚させて その上で判決を決めるべきだと
それはユキからすれば茶番でしかない
そんな中
「王としての判決を下す、死だ!って裁判的にはアウト?」
「そうでしょうね」
「けどモルガン、俺割とノリと勢いで虐殺とかやってるけど…」
「大丈夫です我が夫、敵に情けは無用です」
「そうだよね!……モルガンお願い」
「分かりました」
するとモルガンが杖を叩くと辺り一面に結界が展開されたのである
「コレで覗き見されれば分かります防諜は任せてください」
「ありがとモルガン、皆を頼む」
「えぇ…気をつけて」
「任せろ」
それだけ言うとハルトはブレイカムバスターを肩に担いで部屋の外に出るのであった
そして
「さて、大魔女も顕現しましたし私も仕事に入りましょうか」
パタパタと機械的な羽を広げて目的地に向かおうとするフクロウ擬きに弾丸が命中する
「行かせねぇよ、ゴクチョー?」
そこに現れたのはブレイカムバスターを構えたハルトである
「おや貴方は料理長ですね、そんな物騒なものを持ってどうされましたか?」
「なぁに今日の夕飯はローストチキンにしようと思ってな」
「だとしても私を食べるのは辞めて貰いたいですねぇ美味しくないですよ?」
「なぁに不味そうな食材にも愛を持って接するのが料理人よ……っ!」
ふとハルトに天啓が来る!
「そうか俺がお前を捕まえてシェリーちゃんが首をおって羽を毟り、アリサちゃんが火にかける、そしたらゴクチョーがリポップする、それを俺が捕まえて……っ!やべぇゴクチョーによる食糧生成の永久機関が完成しちまったぜぇ!これでノーベル賞は俺のもんだぁ!」
「あぁ…やはり狂ってますね」
「やはりって俺を知ってるような口調だな」
「何をご冗談を料理長は同僚ですよ?」
「違うよな?気づいてる筈だぜ俺が歴史改変してる事をよ」
「…エイゲツさんから聞きましたので」
「違うだろ、お前は最初から俺を知っていたんだ…だろ…クジョー?」
「おやおや料理長……それは、いつからお気づきで?」
パタパタ飛んでいたゴクチョーが木の背後に隠れて姿を隠すと通り抜けた先にいるのはゴクチョーではなくネオタイムジャッカー首領のクジョーであったのだ
「身バレには細心の注意を払った筈ですが…」
「あぁエイゲツからリークされたんだよ」
「やはり魔王軍にいたものは魔王軍ですか…」
「ま、これは俺の人徳だな」
「何を言ってるのです?」
『コレは向こうが正しいな』
「前の聖剣事件時に俺だけを入れないようにした結界を世界単位で展開してたって考えると、エイゲツだけでやったとは思えなくてな必ず協力者がいると思ったんだよ」
『結界内部はエイゲツ、防壁はお前の分担って事だ』
「以外と頭がキレますね」
「……狙いは?」
「貴方を殺せる人材の育成と開発、ここは我々がこの世界の者達と組んで作った実験場ですよ!」
「へぇ…」
「驚かないのですね?」
「そりゃまぁ俺や絡繰みたいな奴等を人体実験で作ろうとしてんだ、そんな施設が一つな訳ねぇだろ」
「大魔女は実に良いものを残してくれました、後は大魔女を封印し、この世界に眠る邪神の力を解放するまでです!」
「彼女の計画を利用してか…」
「そして…この世界の恐怖と安心のバランスは私が決める、そうすれば支配は完了します」
取り出したのはカリスのバックル…あぁ
「それってブレイドの世界のカリス……だからアンデットサーチャーで見つかったり見つからなかったりした訳か」
「えぇ、あのベルトは着脱式でしたからね良いものを貰いました あのハンドレッド構成員には感謝ですね」
「さいですか…」
「予想外としては貴方とオーディエンスがつれてきた首輪付きですよ」
「首輪付き?」
『リンクスの事だろうな』
「えぇ、ハンドレッドを裏切り貴方達側についた者達 オーディエンスや貴方に首輪をつけられた猟犬の蔑称ですよ」
「猟犬で良いじゃねぇか従順な飼い犬よりも可愛げがあるぜ」
「本当に貴方はいつも不愉快ですね」
「それはこっちの台詞だアルビノジョーカーのカードは返してもらう」
「それなら俺も混ぜて貰おう」
「リンクス…」
「お前の力になれとオーディエンスに依頼されたからな」
「んじゃ頼りにさせて貰うよ」
「あぁ」
「2人がかりですか、まぁやれるものならやってみなさい…変身!」
『change』
クジョーはカリスに変身してカリスアローを構えるが
「こんな悪夢は俺が消去する」
「さっさと終わらせよう」
ハルトはナイトインヴォーカーに斜め掛けしてイレイスカプセムを取り出し構え、リンクスは黒ガヴにチョコルドゴチゾウを装填する
『イレイス』
『チョコ』
装填、イレイスカプセムが力を解放する準備を始める
『BITE チョコ BITE チョコ BITEチョコ!』
『オンユアマーク……オンユアマーク』
そんな問いかけにハルトは
「mission start」
「あぁ、変身!」
『チョコルド…yummy』
リンクスの体はビターガヴ・チョコルドフォームに
指を這わせるように添えるとカプセム直前まで近づける
『変身したまえ…いや擬装するんだ』
「擬装?いいや違う俺ならこっちだ!」
偽りのライダーの歴史を束ね、紛い物のヒーローの力を借りていくならば
「偽装!」
偽りの歴史を纏う戦士なのだから
ナイトインヴォーカーに剥き出したカプセムを回転させる
『インヴォーク・ナイトシステム』
同時にハルトの体が光学迷彩に包まれたように視認不可能になると同時に迷彩が解けたように姿を現した
『イレイス』
現れたのは銀色の装甲を纏いし戦士 スマートなフォルムながらも力強さを与える
「何か……今までで1番ヒーローぽいなコレ!」
『お気に召したようで何より、その姿の名はノクスナイト 悪夢から人を守る戦士だ」
「良いねぇ良いねぇノクスナイトか、気に入った!」
『カリバーモード』
「行くぞ」
ブレイカムバスターをカリバーモードに切り替えると互いに睨み合うと刹那 三者は同時に走り出すのであった
予告
それぞれで始まる戦い ノクスナイトとビターガウの連撃はカリスを仕留められるのか…
そして月代ユキの本心とは…
現れた巨悪を前に魔王は
次回 十三審 お楽しみに!!
オマケ マジカル腕相撲
「そうだ!ハルトさん良かったら私とマジカル腕相撲しましょうよ!」
「シェリーちゃん!何なんだい!そのときめきを感じる名前の腕相撲は!」
『しまった、ハルトの少年心に火がついた!』
「魔法などの何でもありの腕相撲です!」
「よっしゃあ!かかって来い!!怪力、鋼鉄化、筋力強化等等、腕相撲に必要な怪人の能力全てを使い、君に勝つ!」
『大人気ない!』『うわぁ…』
「ではハルトさん!私が勝ったらナツキさんを私にください!」
「良かろう、俺に勝とうが負けようがナツキなんかくれてやる!あの牢屋敷で監禁するなり、結婚するなり、この場で襲い掛かり幸せな家族計画立てるなりして一緒に暮らすと良い!」
「わっかりました!私はこの勝負に花京院さんの魂を賭けます!」
「GOOD」
『いやBADだよ!』
『関係ない花京院の魂を賭けるな!!』
「おぉ!何か動画のネタになりそうな気配!」
「おい何してんだアイツら…って何ハルトと手ェ繋いでんだ!!」
「ナツキさんの人生が賭けてるよ…おじさん、びっくり…」
「『余興なら気にする事もないだろう』」
「けどシェリーさんのゴリラぶりなら…以外と本気かもしれませんわね」
「さぁ!絶対に負けられない戦いが始まりましたよ!」
「何か負けても良いような戦いになっちまったな…」
「お願い頑張ってよハルト!俺の未来の為に!」
「安心しろ、アナザー2号達の未来と安全は保障するぞ」
「俺の未来も心配してよぉ!」
ナツキ涙目であるが後ろでは
「ってシェリーさんとですの!辞めてくださいハルトさん!そこのゴリラと腕相撲するとなんて自殺行為ですわ!そのまま片腕が吹き飛ばされますわ!!」
「あの?ハンナさん、流石にそこまではありませんよ?」
「黙りなさい!ゴリラ!」
「それ友達に言う言葉じゃないよねハンナ!?」
「安心してくださいハンナさん、いざとなったらハルトさんの腕を私の魔法で治しますから」
「その手がありましたわねメルルさん!」
「大丈夫ですよハンナ嬢、メルル嬢、我が魔王は怪人世界トップの怪力を持つ…そう…ゴリラ怪人なのです!」
「あ、手が滑ったー(故意)」
ハルトは態とらしい口調でロールケーキをウォズの口、目掛けて投げつけたのであった
「はぅ!」
「ったく誰がゴリラ・ゴリラ・ゴリラ怪人だって?」
『学名で言うな』『いや間違いではないんだがな』
「ウォズさーーん!しっかりしてくださいまし!ツッコミ役がいなくなりましたら…この私1人では手に負えませんわぁ!!」
「あらあら」
楽しそうね、とマーゴが見ていると 少し離れた場所でヒロ、レイア、ナノカ、ノアが集まって何か話し合っているのを見て何か面白そうと黙っている事にしたのだ
そして
「よし審判を「私がやろう!」お、おう」
何故かヒロがノリノリなのが分からないが…楽しむとしよう
スタート!とその言葉で
「「っ!!」」
同時に両者の腕力で振り抜かれる 怪力の魔法で強化したシェリーの腕力は
「うっそぉ!!」
「あの我が魔王と互角ですと!」
「シェリーさん…もうコレは疑うまでもありませんわね…貴女はゴリラですわ…」
だがアリサは冷静に見ていた
「ハルトの奴、遊んでるな」
「『だろうな』」
アンアンも頷くと
場面が動き出す
「こほん…あ、あんな所に本郷猛さんが!」
「何だってーーー!!」
レイアの視線誘導の魔法以前にその言葉だけでハルトは視線が動かなかった
「何!」
「はーっははは!視線誘導したいのだろうが残念だったなレイアさん!俺程のライダーファンになれば心眼で推しを見る事も可能なのだ!そして本人と対談した事がある俺からすれば気配でいるかどうかも分か【やぁ久しぶりだねハルト君、近くに来たから会いに来たよ】っ!!この声、本郷さん!?」
この声は間違いないだが何故…まさか!
「成る程、マーゴのモノマネか、だが残念だったな!本物の本郷さんは俺を魔王と呼ぶんだよ!!モノマネの解像度が低いぜ!」
「確かに心の目で見れるのはファンとして素晴らしいと思うが推しを肉眼で見ないのはファンとして正しくないんじゃないかな?」
「そーそーやっぱり推しを推すならちゃんとしないと」
「っ!」
ヒロとココの言葉にハルトは正論だと首肯した
「お願いハルト!悪魔の囁きに耳を傾けないで!」
「地獄まで悪魔と相乗りするって決めた俺からすれば囁きなんて無意味なものよ」
「おぉ!」
「けど推しを見ないなんてファンとして確かに失格じゃん…だが」
恐らく顔を向けたら この拮抗状態が崩れてしまう…そうなったらナツキは……ナツキは……あれ?
「別にどうなっても良いや」
俺が負けてもナツキの幸せ家族計画が始まるだけで俺にデメリットはない アナザー2号達が帰ってくるならメリットしかないじゃんと
「良くないよ!」
「だが腕相撲に負けるのも、それはそれで「ハルト?」ん?」
「【こっちを向け】」
「ん」
その言葉に従い振り向いた数秒後
「いやああああああ!!」
ナツキは連行されたのであった…