無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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十四審

 

デイリーガチャ

 

 

「よっしゃあ!今日のカプセムガチャは!」

 

 

ガコン!

 

 

「おぉ!緑のカプセムか……えーとバリア?便利そうな能力!」

 

 

 

前回のあらすじ

 

ゴクチョーに封印されたユキを助ける為 ハルトはアウトサイダーズを率いて殴り込みに行くのであった

 

 

 

 

ハルトがアウトサイダーズと共に飛び立ってから少し経った、クジョーはゴクチョーと合流しネオタイムジャッカーの他幹部と合流していたが、此方に向かってくるガンシップを見て幹部のレックとメナスは震え上がる

 

 

「大将!!大変だ魔王が!魔王がぁ!あの頃と比較にならない規模の軍勢を率いて迫ってきてるぞぉ!」

 

 

「魔王の意味が違いますよレック?」

 

 

「大将!大将!!見えないのか!魔王がカメラ越しに貴様等を殺すと口パクしてるよぉ!カメラの存在に気づいてるって!」

 

 

「このまま寝たら最期、明日は見えない…あ、自分はもう死んでましたね」

 

 

「久しぶりとは言えブラックジョークが過ぎますよレック、メナス」

 

 

クジョーがツッコミを返したのは、幹部の脳筋なレックとシグマ型アマゾンになったメナスである彼等もクジョーと共にこの世界で新たな戦力を蓄えていたのだが

 

 

「どうする大将!迎え撃つか!」

 

 

「そうですね邪神生誕までの時間稼ぎをお願いします」

 

 

「時間……アレ相手に稼げるか?」

 

 

「む、無理でしょうねぇ…何でラスボスとダークライダー達を傘下に加えているんですか!あの魔王!」

 

 

「大丈夫ですよ、皆が死んだら自分みたいにシグマになれば良いので」

 

 

「良くねぇなぁ!」

 

 

「では行きますよ皆さん」

 

 

「ほほほ」

 

 

クジョーの肩にゴクチョーが乗っかると全員が打って出る!とばかりに移動するのであった

 

 

その頃

 

 

「この辺りに奴等の寝倉があるとの事ですが」

 

 

「よっしゃ!それなら先制攻撃だエボルト!カリエス!」

 

 

ハルトの言葉に

 

 

「あぁ」「任せな!」

 

 

『テラー!』

 

『Dragon RIDER SYSTEM!evolution!』

 

待ってた2人が我先にとガンシップから飛び降りながら変身アイテムを起動させたのである

 

 

『are you ready?』

 

 

 

「「変身!」」

 

 

『ホラー!デストロイ!』

 

『エボルドラゴン!フハハハ!』

 

 

同時にエボルドラゴンは上空にいる状態で周辺にドラゴン由来の青い炎で周囲を攻撃すると 少し遅れてカリエスC3が着地 自身を液状化して周辺の地形を変えていき更地化した場所にガンシップを着陸させると全員が降り立つと同時に撃たれた光弾でガンシップが爆散したのである

 

 

「っ!全員警戒して!」

 

 

しかしまぁ人の話を聞かないのはアウトサイダーズである

 

 

「あ、彼処だ!見つけたよぉ!」

 

「あはは!鬼ごっこだれ確かハルトが言ってたよ……『不運(ハードラック)』と『踊る(ダンス)』っちゃうよぉ!」

 

 

「待て2人とも!特に北崎!それは事故った側のセリフだからぁ!!」

 

 

 

ダグバと北崎は呼び出したジェットスライガーに二人乗りして射撃した方向へと動き出したのである すると数十秒後 巨大な爆破と粉塵が上がるのを見て先手を取ったのが分かると

 

 

「「「「………」」」」

 

 

思わず沈黙するアウトサイダーズを尻目に一言

 

 

「……よし陽動作戦は成功だ」

 

 

前向きに捉えたハルトに対して

 

 

「嘘つけぇ!」

 

 

問題児ばかり故に相対的に真人間よりのエボルがツッコミを入れるも全員はそのまま移動するのであった

 

 

「とにかく!派手に暴れてる隙を突くべし!」

 

 

そして気配を辿って移動すると そこには何かありますよ!と言っているような壁があったので

 

 

「よし、ぶっ壊すか」

 

 

「俺に任せろ魔王」

 

 

「いいや俺だな」

 

 

浅倉とカリエスが動こうとしたが

 

 

「…………っ!」

 

 

未来視で見えた光景に従って指示を出すと同時に新たな壁が地面から生えたのである それは

 

 

「よぉ久しぶりだな魔王!」

 

 

「シーカー…レックか…」

 

 

仮面ライダーシーカーにしてネオタイムジャッカーの幹部のレックが立ち塞がる

 

 

「おうとも!だが残念だな、その防壁は俺のギガントウエポンで強化した特製品!生半可な攻撃じゃ傷一つつかないぜ!」

 

 

「ほぉ…」

 

『final vent!』

 

浅倉はいつの間にか王蛇に変身しておりベノバイザーでファイナルベントを発動していた

 

 

それに合わせてやってきたエビルダイバーの背に跨りそのまま敵へ体当たりする技 ハイドべノンを発動し壁に大穴を開けたのであった

 

 

「何だ…障子か?」

 

 

「おい何だコレは脆すぎるぞ」

 

 

そしてカリエスC3がドロドロに溶かしていたのであった

 

 

「えええ!」

 

 

驚いているがハルトも

 

 

「ど、どうだ!貴様等ネオタイムジャッカーが出てない話数分、俺達はなんやかんや色々あって強くなったんだぞ!今ならシンフォギア世界だって簡単に蹂躙して人類をパラダイスロストだって出来るんだからな!」

 

 

「魔王、メタな理由は辞めろ」

 

 

「はっ!確かに驚いたが俺達が出番がなかった間のインフレ対策をしてないと思ったかぁ!過去章のキャラが現在のインフレについていけないとか思ってねぇよな!」

 

 

シーカーの言葉に頷くと

 

 

「いやそれは分かる、あのフリーザさんも気づくとゴールデンになってるからな…それに初期の敵が強くなって帰ってくるとか良く知ってるから」

 

 

とハルトはネオ黎斗をマジマジと見ているのであった

 

 

「2人とも!メタな理由は辞めてくれ!」

 

 

ゴルドドライブがツッコミを入れるのだが

 

 

「さぁ行け!バトルドロイド共!蹴散らせぇ!」

 

 

その言葉を合図に隊列を組んで現れたのは大量のB1バトルドロイド である その威圧と物量と無機質さは並々ならぬ恐怖を与える…のだが

 

 

「何だよアレ…おい全部やって良いか?」

 

「何故か知らないがアレに親しみを覚えるな」

 

「人型ロボとは興味深いな…丁度良い我が手駒にしてやろう」

 

 

王蛇、エボル、ゴルドドライブが相対する…アウトサイダーズにとっては蹴散らす雑魚でしかない、あのB1バトルドロイド が激突と同時にボーリングのピンのように吹き飛んでいったのである

 

 

 

「ははは!」

 

 

「おいおい何だ、このガーディアンの方がマシに見える奴は」

 

 

「だがコスパは侮れない、此方は任せて残りは敵基地に潜入しろ!」

 

 

「任せたまえ!あの白きレディーのハートを射止めるのは俺だ!」

 

 

全速力で走るネガ音也に思わず

 

 

「何かネガ音也だけ別のモチベーションで動いてるな」

 

 

「珍しくやる気だな」

 

 

「っしゃあ殴り込むぞ!どうした魔王、行こう!」

 

 

「まぁ元気なのは良い事だよ」

 

 

 

そして残りメンバーで殴り込みに入るのを見送ると

 

 

 

「王蛇、ゴルドドライブ、エボル…バトルドロイドがいても」

 

 

「おい覚悟しろ」

 

 

「時間稼ぎしてやらぁ!」

 

 

この後 シーカーは某呪術のミゲル宜しく袋叩きにされながらも何とか頑張るのであった

 

 

 

ーーーー

 

「残念ですが此処は通行止めです」

 

 

 

通路に立ち塞がるのはメナス、現在はシグマ型アマゾンとして甦った死体である

 

 

「シグマ型か…相変わらず見てるだけでムカつく仕様だなオイ、細胞がなぞった記憶から動く木偶人形が」

 

 

「シグマ型?」

 

 

「neverに近い死者蘇生兵士、まぁ人喰い細胞に操られてるだけの肉人形とも呼べるけど」

 

 

その答えに ほぉ と呟いた克己は興味深そうに見て

 

 

 

「neverとは違う死者蘇生兵士か面白い…先に行け魔王、死体の相手は死体に任せろ」

 

 

「克己さん……やべぇ…カッケェ…」

 

『ダメだ、相棒の脳がこんがり焼かれてやがる』

 

 

「だったら私も残ろう、私もゾンビだからなぁ!」

 

 

「ネオ黎斗も……こりゃ終わったな」

 

 

アマゾンシグマでもこの2人が相手では分が悪い そう思っていた頃が俺にもありました

 

「残念ですが、今回は自分も助っ人を呼ばせて貰ってますので…」

 

 

メナスが指を鳴らすと地中から棺桶が生え、出てきたのはオールバックに全身白衣装の男

 

 

「なっ!」「嘘でしょ!」

 

 

その人物を良く知る克己とハルトは愕然とし…更に

 

 

「あ、俺のメモリ!」

 

 

ハルトの懐からユートピアメモリが離れて、彼の手に戻る

 

 

 

「おや、懐かしい顔ですね」

 

 

「まさかお前と会えるとはな財団X…」

 

 

「そんな顔しないでください、私もneverとして生まれ変わったのです同類ですよ」

 

 

「だとしてもお前を認める訳がねぇ、もう一回地獄へ送り返してやる」

 

 

「加頭さん…」

 

 

加頭順 財団Xの職員にして仮面ライダーWのラスボス ユートピア・ドーパント

 

克己からすれば あのドクターが作った箱庭に与し、自分が手を下した存在……彼が悪魔となった遠因の男でもある

 

 

「おや、貴方は私を存じているのですか」

 

 

「当然ですよ…しかし何故此処に…」

 

 

その問いにはメナスが淡々と答えた

 

 

「貴方達が持っている複製機、そのオリジナルであるメガヘクスの複製装置を使い蘇らせたのです」

 

 

「生前の姿で?」

 

 

「いいえ、neverの状態でです 維持酵素がないと死体に戻りますから扱いやすいとクジョーの判断です」

 

 

「そうか…相変わらずクジョーの奴は胸糞悪い方法をするな」

 

 

「しかし蘇り早々、このメモリと再会出来たのは凝光です、流石は私の……運命」

 

 

腰にガイアドライバーを装着し、ハルトの手元から逃げたガイアメモリを起動する

 

『ユートピア』

 

 

ガイアドライバーにメモリを挿入すると 加頭は あのユートピア・ドーパントに変身したのである

 

 

「すっげぇ…マジもんのユートピアドーパントだ」

 

『アイツ…あの時、スウォルツが呼び出した奴か!』

 

「それはダグバやエボルトやゲムデウスもだけどな」

 

そう考えるとユートピアが出た事でジオウ最終回に現れたラスボス組ことオーマジオウ蹂躙被害者の会メンバーは全員出た事になるのか…

 

ハルトは目をキラキラに輝かせているが、アナザーディケイド はスウォルツが呼び出した怪人の1人と思い出していた

 

 

「克己さん…頼めますか?」

 

 

「任せろ、死体には希望はないらしいからな」

 

 

「いやいや克己さんの存在そのものが俺には希望でありますが?」

 

 

ドーパントならエターナルに任せるのが都合が良い、それに…

 

 

「安心したまえ魔王、私も残るつもりだ」

 

 

「貴方はカケラも心配してませんよ」

 

 

ネオ黎斗に関しては自分が知らない力使っても驚かなくなってしまった…慣れとは恐ろしいものである

 

 

そして2人に任せて走り出そうとしたが

 

 

「腹拵えとして先ずは貴方の希望を貰うとしましょう」

 

 

するとユートピアドーパントの力が発動し光始めるが

 

 

 

「うわあああ…何か抜けていくぅ……あ、これ…アレだ!献血で血を抜かれた時の感覚に似てる……あぁ血の気が引いていくぅ!」

 

 

『呑気にレビューしてる場合か!!』

 

『寧ろ血の気が引いて良いんじゃね?』

 

 

ユートピアドーパントがハルトの頭を鷲掴みして希望エネルギーを吸い取ろうとした…しかし

 

 

「ごふっ…な、何だこの男のパワーは!多すぎて…私には吸い取り切れない…」

 

 

『何か凄くデジャブを感じる光景だな…』

 

 

アナザーディケイドは自分の前契約者がやらかしてた光景を思い出していたが

 

 

ユートピアは予想外のダメージに膝をつく、その時 ハルトは堂々とした態度で手を払いのけると仁王立ちをして

 

 

「残念だったな!俺の全身には大量の仮面ライダー愛力が籠っているんだ、この思い貴様なんぞに吸い取り切れるかぁ!!体は推しへの愛で出来ている!」

 

 

『ユートピアがパンクする程のライダーへの愛って…』

 

『俺達、何て厄介ファンを器にしてしまったんだ…』

 

『だからハルト相手に吸収技は地雷だとアレ程…』

 

 

 

「それを味わったユートピア…貴様にも見えるだろう、お前を倒した仮面ライダーWが…」

 

 

お前の罪を数えろ!のポーズを決めるハルトに周りは何言ってんだコイツという目で見ていたが唯一 ゲームクリエイターという想像力豊かな思考を持つネオ黎斗には見えていた

 

 

ハルトに重なる形で悪党に罪を数えろ投げかける二色のハンカチ、仮面ライダーW・サイクロンジョーカーの姿が

 

 

「み、見える!見えるぞぉ!!」

 

 

「え、何が?」

 

 

流石の光景にカリエスすらもツッコミに入る

 

 

「幼少期にアレコレを経験し、人間を捨て、怪人王となり、必ず最推しと出会うと土砂降りの夜に誓った、そして俺の魂は仮面ライダーになったんだ!!」

 

 

『ハルト…お前変身出来ないからって……心を病んで…』

 

 

『まぁこのバカの魂も眼魂に出来るけども…』

 

 

 

「くっ……何という生命エネルギー……死人の私が生きていると錯覚を覚える程のパワーとは…」

 

 

 

「そうだろうそうだろう俺の生命エネルギーは死んでる筈のブチャラティすら叩き起こす!」

 

 

『何その黄金体験…』

 

『相棒のエネルギー凄え』

 

 

 

「けど加頭さん!今度会った時にはゆっくり話しましょうねぇ!」

 

 

だがしかし状況としてもゆっくり語らいたいがそうも言ってられないのだ

 

 

残りメンバーで走り抜けるとユートピアドーパントは再び立ち上がり

 

 

「彼は死んだ私をまた蘇らせるつもりなのでしょうか?」

 

 

「あの魔王ならやりかねん」

 

 

克己のやるだろうなぁという表情にユートピアドーパントはあの男がどんな奴かを理解した

 

 

「しかし多少のエネルギーは奪えましたから、貴方達の相手してあげましょう」

 

 

「抜かせ、貴様は地獄へ先に戻ってろ」

 

『エターナル』

 

 

「さて」

 

『dangerous zombie!』

 

 

「アマゾン」

 

『SIGMA!』

 

 

「「変身!!」」

 

『エターナル!』

 

 

『マイティアクションX!』

 

『dangerous zombie!』

 

 

 

その道中で

 

 

「くぅ!エターナルvsユートピアとか超見たかったぁ!あぁ!推しから新しい燃料が投下されてるぅ!」

 

 

『スゲェ、抜き取られたエネルギーが全回復してる…』

 

 

『あぁ…薄くなった血の気が元通りに…』

 

 

「イーヤーーーハーーー!!」

 

 

『あ、エネルギーが振り切れた』

 

 

『充電完了の音声』

 

 

「本当、魔王は元気な奴だな」

 

「カリエス、こんなの日常だよ」

 

 

 

「けど何でユキちゃんがバニティで封印されたんだろ…アレに封印されるのって…」

 

 

「急に正気戻らないでくれよ魔王」

 

 

ネガ音也が呆れたような顔をしていたがハルトの問いにも当然とばかりに考えてみる

 

 

バニティカードは 他のラウズカードと違う側面がある そもそもアレは特定のアンデットを封印するカードではないのである それは邪神復活の鍵

 

 

「という事は…この島に眠るフォーティーンの力とユキちゃんは何らかの関係があるという事か!」

 

 

「正解だよ」

 

 

「ん、っと!」

 

 

その道中に立ち塞がる謎の影がまた一つ それは

 

 

「海東さん?またですか!」

 

 

やはりかとばかりに現れた海東に対してハルトは内心で

 

 

「(そりゃ士さんもこんな事続けば現れる度に嫌な顔をするわ)」

 

 

と頭ではなく心で理解した瞬間であった

 

 

「やぁ魔王、封印された兄さんのカードを取り戻す為に死んでくれないかな?」

 

 

「だからアレ、アンタの兄さんじゃないんですけど!?」

 

 

ーなぁ相棒、アレって思考誘導されてるとか洗脳されてるとか分かる?ー

 

 

『いや分からん」

 

 

「はぁ…なら仕方ない………やるか」

 

 

やっぱりこの人は敵味方わからねーとボヤくもハルト自身は頭のネジを緩め始める、余計な事は考えない ただ戦う為に…しかし

 

 

「待った魔王、アレの相手は俺に任せてくれないか?」

 

 

「ネガ音也?」

 

 

「アレとは因縁があるんでね」

 

 

そういやぁネガの世界で一戦交えてたな…その時にオルタナティブになった部下もやられてたな……それなら良いか

 

 

「良いのか?レディーの前でカッコつけたいんじゃないか?」

 

 

「それも良いが、個人的にはアレを倒す方が気分が良いかな」

 

 

「じゃあ任せた」

 

 

「任せろ」

 

ネガ音也の肩を叩いて先に

 

 

「此処で倒れてくれ」

 

『KAMEN RIDE』

 

 

「こい蝙蝠」

 

『ガブリ!』

 

 

「「変身!!」」

 

『DIEND!』

 

 

ネオディエンドに変身してハルトを銃撃しようとするがダークキバは紋章を盾のようにしてハルトを守ったのである、それを背にして走り抜けると同時にダークキバvsネオディエンド戦が始まったのであった

 

 

そして遂にハルトは目的の場所へと辿り着いた

 

 

 

『この場所にアルビノジョーカーの反応があるぞ!』

 

 

 

「俺、この戦いが終わったら皆の戦いを4k画質で見るんだ!」

 

 

『死亡フラグ……なのかな?』

 

『知らん!』

 

 

「オラァ!」

 

 

ハルトは問答無用で扉を蹴破ると中には やはり

 

 

「見つけたぜクジョーとゴクチョー!」

 

 

「おやバレてしまいましたか」

 

 

「油断するなよカリエス、あのゴクチョー…俺の見立てでは戦闘力が53万はあるぞ!」

 

 

「何!?」

 

 

「そして恐らく変身を3回は残している筈!」

 

 

「バカな!」

 

『コントしてる場合かぁ!』

 

 

 

「しかし良く此処まで来ましたね」

 

 

「何というか背中任せても安心な仲間達だから丸投げたよ」

 

 

 

「確かにダークライダー達は心強い仲間達でしょうね、そうなりますとあの古参連中は役立たずで信頼の出来ないという事ですね!」

 

 

クジョーへの返答は自らを焼く超自然発火能力で返されたのである

 

 

「やはり汚物は燻蒸消毒に限るな」

 

 

まるでゴミを見るような目で人間松明もなっているクジョーを睨みつけるハルトは そのままコネクトから対化け物銃 ジャッカルとカスールカスタムを召喚 人間離れした腕力で反動を捩じ伏せ その弾丸の雨霰を浴びせ続け 最後は

 

 

 

「この場にいないのは俺が最も大事な場所を任せる程に信頼しているからに他ならん、それに何より」

 

 

ジャッカルの銃口を眉間に押し付け発砲 

 

 

「俺の仲間を笑う奴は誰だろうと殺す」

 

 

クジョーの頭はザクロのように弾け飛んだのである

 

 

「さてバニティカードはと」

 

 

「相変わらず容赦ない不意打ちですね」

 

 

そこには何事もなかったかのように無傷のクジョーがいたのである

 

 

 

「何!?」

 

『幻覚!?』

 

 

「違うな」

 

 

ハルトは冷めた目で見つけ直すとクジョーはやはりと言った顔で理解した

 

 

「アナザーオーマジオウに覚醒して理解しましたか」

 

 

「あぁムカつく事にな」

 

 

アナザーオーマジオウには本家オーマジオウの能力に加え 元の契約者が持っていた平成ライダー無効化能力ともう一つ 時流混線というようするに世界と世界を混ぜ合わせて滅茶苦茶にする能力がある 

 

 

中でも一つ 便利な能力がコレ 全並行世界との共有 それで分かった事がある……が現在怒りに任せて変身した結果 情報だけが大量に流れ込んできたのもあり アナザーWやアナザービルド達が懸命に情報の仕分けをしてくれている

 

 

そこで分かったのが

 

 

「お前さんは並行同位体と一つの記憶を共有してスペアとしているだから死んでも別世界の肉体を使って蘇生が出来るって事だ魂が無事なら肉体の再生は容易と」

 

 

つまり群にして個 全ての並行同位体を支配下或いは肉体のスペアとして支配している…

 

 

 

『すまない相棒、クジョーの能力を簡潔に頼む』

 

 

「アイツの能力は残機無限のゲンムレベル0と覚えておけ」

 

『ふむ、ならばどうやって対処する』

 

 

「そうだな、スペアボディが無くなるまで殺し続けるのもあり…だけど確認しておきたいなぁ、何でユキちゃんがバニティで封印されたのか」

 

 

 

「あぁそれは簡単な話ですよ、彼女が以前この島が平和だった頃にフォーティーンの封印されていた石碑に触れていた…そこからは貴方も知っての通りバニティの能力上 彼女でないとフォーティーンの封印を解けなくなったのです、ようやく見つけたと思ったら自殺したと聞いて驚きましたよ」

 

 

 

「あぁ、そう言う事か」

 

 

つまりコイツ等はフォーティーン復活の為にユキちゃんが必要だった、そこをメルルちゃんの気持ちを利用して魔女因子の高い子 つまりユキちゃん復活の器になる子が見つかるまで利用していたと

 

 

「やっぱりお前、殺すわ…生かしておけない…お前の秩序は俺の混沌で破壊する!」

 

 

そう言い頭のネジを外していく

 

 

 

「ははは…久しぶりに怒りで狂えそうだ」

 

『え、狂ってるのいつもじゃん』

 

 

「俺の秘密を教えようか相棒、いつも狂ってる」

 

『お前は何処のハルクだ』

 

 

仮面で悲しみと涙を隠し戦う戦士

 

それと対をなす怒りと憎悪と狂気で歪んだ顔を隠す為に仮面を被る偽りの王 

 

 

その力はただシンプルに眼前の敵を殺す為に力を使う

 

 

「それなら私も抵抗させて貰いますよ」

 

 

「フォーティーンの力だけで俺に勝てるとでも?」

 

 

今のハルトと戦うのは1人で怪人の総軍と戦う事に等しい フォーティーンが如何に強くとも限界はあるのだ

 

 

 

「そうですねぇ本来ならエイゲツのデバフにより弱体化した貴方だけを相手にする算段でしたが…コレを使えばどうでしょう?」

 

 

見せたのは赤い心臓が描かれたラウズカード

 

 

「アルビノジョーカー…」

 

 

「見せてあげましょう」

 

『change』

 

 

「最強のライダーカリスの力と」

 

 

そして何とカリスはアルビノジョーカーカードをスキャンしたのである

 

 

「最強のアンデット アルビノジョーカーの力で…この世界の恐怖と安心のバランスを決めさせていただきます!」

 

 

体から溢れ出るオーラ、それと同時にカリスの体に変異が起こる 

 

 

その容貌はワイルドカリスをベースとしながらも赤の部分が白、胸部や複眼が血のような赤と言う姿 まるでアンデットの力を隠さずに使う醜い人間のようにも見えた

 

 

「おいマジか」

 

 

「名付けるとしたらアルビノカリス」

 

 

「ほぉ最強とは吠えたな滅ぼし甲斐がある」

 

『テラー』

 

 

「貴方の相手は私ですよミューターの王」

 

 

「そんな姿で何が出来る」

 

 

「ほほほ見てくれで戦えないと言うならこうした方が良いでしょうか?」

 

 

 

するとゴクチョーの体がメリメリと音を立て…体を…人間サイズの体に頭部ゴクチョーという奇妙な生き物が完成していた

 

 

「これだけアレば不足はないでしょう」

 

 

「っ!」

 

 

「おい待て魔王!」

 

しかし止まる訳もなく

 

 

 

「くたばれえええ!!」

 

 

『アナザーゼッツ!』

 

『おう!バリア!!』

 

その時 ハルトは何故かは知らないがゴクチョー相手にアナザーG4の力からギガントを呼び出し屋内なのに全弾発射したのである

 

 

「おい魔王、正気か!」

 

 

 

瓦礫で埋もれる部屋、カリエスC3は自らを液状化して難を逃れるハルトはアナザーゼッツのバリアカプセムの力で守られていたが怒りに顔を歪ませていた

 

 

 

「何故か知らないがあの鳥畜生の言葉にキャロルの面影が見えた!何か知らねぇがムカつくぜ!!ゴクチョー何処だゴラァ!」

 

 

「おやおや情け容赦がないですね」

 

 

やっと現れた人型ボディにゴクチョー頭部の化け物を見ながら一言

 

 

「体治せるなら早くした方が良いぞ」

 

 

「はい?」

 

 

「ゴクチョー!!」

 

 

アルビノカリスの言葉に合わせてゴクチョーは自らの体を見てみると

 

 

 

「っ!ぎゃあああああ!!」

 

 

四肢が綺麗に両断されていたのである 自覚するまで気づかなかった

 

 

 

「言ったろ、早く治せって」

 

 

そう言いながら愛刀である二代鬼徹を納刀するそれは目に止まらぬ抜刀術、食技により洗練され 尚且つ猿武により全細胞の力を合わせて至極の一閃 

 

 

「な、何故ぇ…」

 

 

「鳥は俺にとって食材だから容赦しない…それと鳥の解体作業はビリオンバードで慣れたもの」

 

『切った理由がサイコパス過ぎる…』

 

 

「おい変身が残ってるなら早くしろ、こっちは暇してるんだからな」

 

 

 

「ふざけないでください……私にはまだこの力があるのです!!」

 

ムキムキの体に取り付けたのはアルビノジョーカーが使っていたグレイブのバックルである

 

 

「変身」

 

『OPEN UP!』

 

 

グレイブに変身して構えると

 

 

「まずは魔王に先程のお礼をしないといけませんね!!」

 

 

グレイブラウザーを使い変身前のハルトに襲い掛かる

 

 

「魔王!」

 

 

そのグレイブの一撃をハルトは交わし体の間隙をぬって懐に入り込む そしてとある構えを取りグレイブをカリエスの方へと投げ返した

 

 

その技とは!

 

 

 

「くらえ!電波投げえええええ!!!」

 

 

予想外 電波人間タックルの必殺技であった

 

 

『いやそれ巴投げ!!』

 

 

綺麗に投げ飛ばされるのをスルーして

 

 

「カリエス!そっちはお前に任せた!!」

 

 

「あぁ」

 

『無視かよ!』

 

 

そんなグレイブをカリエスC3に任せて安堵を覚えると要約本番とばかりに

 

 

「アルビノカリスは俺がやる」

 

 

ナイトインヴォーカーを取り出し装着、カプセムを構えた

 

『イレイス』

 

 

「おや、アナザーオーマジオウではないのですか?」

 

 

「あぁ、どうやらまだ俺にはライダーが足りてないから変身出来ないようだからな」

 

『は?ライダーが足りないって何?』

 

『いやだから変身出来ないのはお前の体質…』

 

 

「ライダーが足りてないって事だ!」

 

 

ドン!と決め顔でいるが何も分からないのである

 

 

『彼は何を言っているんだ…』

 

 

流石のアナザーゼロすらもドン引きする言動に最早平常運転とばかりに周りは

 

『おーい誰か相棒が外したネジを探しておいてくれ』

 

 

 

「成る程、分かりました」

 

 

分かってしまったアルビノカリスは冷静に

 

 

「貴方の狂気にも等しい愛があっても仮面ライダーには届かないと言う事ですね」

 

 

「だがお前には俺が手に入れた最新システムの力を見せてやるよ…偽装」

 

『インヴォーク・ナイトシステム…イレイス!』

 

 

ノクスナイトに偽装してブレイカムバスターをカリバーモードにするとアルビノカリスはアルビノジョーカーが宣材写真で持っていた大鎌デスサイズを手にして戦闘に突入するのであった

 

 

その頃 ハルトのギガント乱射により戦場には軽度の揺れが発生していたがそれにバランスを崩して転けたものも…それが戦場のバランスを左右させていたのである それはシーカーの建てた防壁が崩れ落ちた事で

 

 

『final vent』

 

 

王蛇の放つヘビープレッシャーが命中していたのである

 

 

「ぐあああ…くっ…」

 

 

「おいどうした?こんなもんかぁ?」

 

 

その頃 ゴルドドライブはバトルドロイド の解析をし、エボルは自分の細胞を使って擬態を作り上げていた

 

 

 

そして場面は変わり エターナルとユートピアは

 

 

「くっ……やはりメモリを使う以上 エターナルは天敵だ」

 

 

「当然だ、俺が変身する時エターナルは全てのメモリの王としての力を発揮する」

 

 

「それなのにあの男に従うのですか…」

 

 

「あの男に雇われているからというのもあるが、一応は借りがあるからな」

 

 

細胞維持酵素がなければ死にゆく体に戻る筈だった自分と仲間達をその呪縛から解き放った事ハルトにとっては大した事ではないかも知れないが克己達neverが継続して契約を交わしているのはそれが理由でもある

 

 

「さぁ、これからは死神のパーティータイムだ踊れぇ!!」

 

 

「死者の舞踏とは面白い話ですね!ならば彼方の方から!」

 

 

ユートピアの手がゲンムゾンビゲーマーに触れたのだが

 

 

 

「何?」

 

 

「残念だったな…このゲームエリア内では私はゾンビでお前の技の対象外!」

 

 

 

「ここでもゾンビですか!」

 

 

「そして私に触れたのが貴様の運の尽きだぁ!!」

 

 

それを示すようにユートピアの体から力が抜け落ちていくのである

 

 

 

「くっ…これは」

 

 

慌てて手を離すのも見てゲンムは嬉しそうに言い放つ

 

 

「どうだい君達が魔王にかけていたデバフを私をレベル0にも転用したのだ、力も振るえずに弱まる感覚は?」

 

 

「くっ……こんな……」

 

 

「私のゲームを楽しむ者達があの牢屋敷にはいる…この神の恵みを享受する邪魔をしないで貰おうか!」

 

 

続く…

 





予告

各所で始まる戦い 激化していく中 白亜の戦士がぶつかり合う!

次回 十五審 お楽しみに!

15秒


「ハルト坊がな手洗いの時間は15秒取ると良いってな、それがハッピーバースデーの歌と同じくらいらしいと言っておった」


「そうか……それをウォズが聞いて実践してるのだろうな」


「けどウォズちゃんの場合、ハッピーバースデー歌いながらだと何故かシリアルキラー感があって怖い」


「それ分かります、日常的に手をかけてる感ありますよね」



「お前達は忘れていますね本物のシリアルキラーなんて逢魔には腐る程いますよ!」


「野放しにしてるとか、それは国としてどうなの?けど浅倉さんが手洗いしてるのは迫力あるな…」

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