これにてまのさば編はおしまいとなります!さーて次からどうするか…という感じですね 幕間を挟んでから新章となりますのでお楽しみに!
皆楽しい宴会をしていたらベニサケ怪人が打倒サモーンを掲げる そんな中 ハルトも覚醒を祝いに来たオーマジオウに再度宣戦布告と一緒に一年の挨拶をしたのであった…
そんな事も終わり牢屋敷での問題の後始末をしていた
何でも この島に来た段階で彼女達は公的には死んだ扱いとなっているらしく 今回のようなケースは初めてとの事 それ故に後始末が済むまでは島に滞在していたのだが
ハルトはエイゲツと対面していたのである
「エイゲツ」
「何ですか?」
「お前さえ良ければ、逢魔に来ないか?クソジジイじゃない今の俺を助けて欲しい」
彼の才覚は是非 うちに欲しいと思わせる程の周到さと対策 その能力は是非 力が欲しいと思った
「裏切り者には過ぎる程の嬉しい提案ですがお断りします。既に魔王様には私よりも優れた参謀が隣にいるようですので」
テスタロッサの事だろうか?いいやハウンドかも…しかし参謀……ふむ、わからん!誰の事を言っているのだ!
「そうか…ならコレからどうするつもりなの?」
「取り敢えずは、なれはてと化した彼女達の社会復帰プログラムとリハビリに協力しようかと実際 なれはてとなってから長い年月囚われた者達もいますのでね」
「そうか……それならリハビリの設備や資金が必要なら俺に言ってよ工面するからさ」
「よろしいので?」
「乗り掛かった船だ、これだけ関わって放置するのも後味が悪いのと」
「のと?」
「ユキちゃんを助けたのは俺だ、それならユキちゃんの罪は俺の罪…その償いはすると決めたからな」
その言葉を陰で聞いていたユキは頬を赤くしてそのまま腰を抜かしたように座り込む
「(どうしてあの人は…)」
そんな一幕を知らないエイゲツは
「……本当に貴方はあの人と違うのですね」
「そうとも」
「貴方を止めたのは…あぁならなかったのは一体何だったのですか?」
「それは多分…」
ハルトの目線には あかねが…彼女は気づいて此方に手を振ったので振り返すと
「かな」
「成る程、そう言う事ですか」
「である…しっかしそうなるとマジで困った」
「と言いますと?」
「ウォズの後釜がいない」
予想外の一言に思わずエイゲツも間の抜けた声が出る
「へ?」
「あぁ…と」
ハルトはナツキとの内通などを簡潔に説明すると
「そう言う事でしたか」
「今までは なぁなぁで済ませたけど…今回はそうもいかんナツキへの利敵行為は俺の中で1番許せん!」
『どれくらいの罰を考えてる?』
「最高幹部解任と持ってる兵権や権限即時全返還して暫く謹慎」
『予想以上に重たい罰考えてた!』
『実質 クビじゃん!』
「それだけナツキへの利敵行為は許さないという事だよ…だからウォズの後任を考えてるんだけどさぁ」
その場合 真っ先に候補に浮かんだのがヤクヅキ、フィーニスである テスタロッサ達は国営に関わってるので怪人王としての副官を任せるのは気が引ける
その点 2人なら問題ない…まぁヤクヅキはウルティマの部下として逢魔監獄の獄長をしている、ん待てよ?つまり
「ヤクヅキは逢魔のゴクチョーだったと言う事か?」
『違うと思うよ』
『いや待て奴の性格から考えると囚人達でデスゲームをしてても違和感ないぞ』
「いやいやそんな事……ないよ?」
まずいアイツならやってても違和感がない…いやマジでゴクチョームーブしている可能性が…と冷や汗をかき 帰還した後にウルティマに調査を頼もうと思いました
【いや人選!?】
と聞こえた気もしたが気のせいだろう、いやいやまさかあの可愛らしいウルティマがヤクヅキの悪行を隠蔽するなんて真似する訳ないじゃないかぁ!と思考を切り替えるのであった
「否定するなら胸を張りましょうよ」
『ならフィーニスはどうだ?』
「ふむ…確かにフィーニスなら問題はないな」
ウォズと違って裏切る心配がない…いや言い方は悪いが裏切ろうとする頭がない…だが
「アイリーンとかどうかな?」
彼女の実力は周囲も認めているし能力も申し分ない
「何で今、ティオが頭をよぎった…いや確かにベルファストやカレンと同じように秘書ぽいけども!」
『いやまぁあの子は変態要素が無かったら有能ではないか、迷宮でも助けられた事があるだろう?』
「それ以上に変態のイメージが強くて…いや大事な伴侶だけども…」
先ずは本人の意思確認をしてからにするかと思っているとエイゲツは
「しかしながら厳し過ぎる罰は逆に軋轢を生むやも知れませんぞ?」
「何度も俺を裏切っておきながらお咎めなしでいた段階で充分な温情だと思うけどなぁ」
「失礼しました…」
そしてエイゲツが離れた後、背後にいた気配を見て
「覗き見するのは感心しないよユキちゃん」
「ば、バレてましたか」
「バレバレだって〜」
「貴方に聞きたい事がありまして」
「何?」
「私を助けたのは本当に貴方のお嫁さんと同じ事をしてたからというだけですか?」
「そうだって言ってるのに」
「ですが…私は貴方に命を助けて貰いました…何かお礼がしたいのです」
「だから幸せになってくれたら、それ以上ないって」
「なら…私の幸せに貴方が必要なのです私は貴方が欲しい」
「ん?……っー!」
ハルトは気づくとユキにキスをされ…そのまま押し倒されたのである
「んちゅ…ん……」
しかも舌を入れるディープな奴を!慌てて何とか引き剥がし
「……っ!ぷは…ちょっユキちゃん!?」
ハルトは赤面しながら動揺していると
「私の事はこれからはユキと呼んでください…私もハルトと呼びますので…さっきも話しましたが…私は子供じゃありません」
「いやいやちょっと待ってよユキち「ユキ」…ユキ…辞めなよ俺はこう見えて妻子持ちなんだよ」
「そうですね…しかし略奪愛も素晴らしいと思いませんか?なのでもう一発」
「ちょい待てええ!んぐ!」
再び抵抗出来ずに押し倒されるハルト、そしてディープキスをされ ユキが満足した頃には
「もうお嫁にいけない」
「それなら私が貰ってあげますので安心してください」
「俺は女性に対しては基本的に真摯でいたいから辞めてくれる!?てか外でやるのは辞めて!!」
「良いではありませんか?」
「良くねぇよ!つか力強いなオイ!」
「お忘れですか?私は全ての魔女因子を取り込んだのですよ、彼女達の魔法を使えるのは当然ではありませんか?」
「ま、まさかシェリーちゃんの怪力か!!」
「ふふふ」
「つか何でいつも俺は押し倒されてんだよ!」
『そう言う星の元に生まれてんだろうなぁ』
「クソっ!こうなったら奥の手だ!」
「使うの早くありませんか?」
「たらら〜防犯ブザー!」
「それを、この状況で使うのは手遅れでは?それに私は蓮見レイアの視線誘導も使えるので無意味かと」
「………詰んだ」
「ふふふ、では頂きます」
「助けてえええ!」
「ちょっとユキちゃん、何してるの!」
「助かったよありがとうエマちゃん!」
「ちっ…」
「ユキちゃん?何してるのかな?」
何かバチバチしてるのでハルトは全力で逃げ出すのであった
「取り敢えずけじめは必要だよな!」
ってな訳で牢屋敷内の裁判室
「ウォズ、ナツキと内応した罪で裁く」
全員はどーせ形式ばかりだろうと思っていたが
「罰は最高幹部解任と全権限剥奪と謹慎、即発動!」
ガチ過ぎる判決をあっさり宣言するので周りは思わず
「異議あり!!罰が重たいのですが!」
「ナツキ、お前の意見は求めん」
「まさかのスウォルツ!?」
「だって罪状考えたら妥当でしょ?特にお前と通じていたというのが気に入らない!百歩譲って通じてるならネオタイムジャッカーやオーマジオウとかと通じてろよ!何でそいつ!壮大なスペクタクルもロマンもあったものじゃない!」
「それはそれで問題だろ」
「だとしても!謹慎はおかしくありませんか!それでは我が魔王の側にいるものがいなくなります!」
「せめて幹部解任と全権限剥奪に文句を言え、これが最高幹部とは嘆かわしい恥を知れ恥を!」
「我が魔王に恥云々言われても…」
「兎に角、ウォズは暫く謹慎!!仕事の引き継ぎやヤクヅキとフィーニスにしておいて!」
「む?まさかハルト坊!」
「と言う事は!」
「ウォズに任せていた仕事…主に俺の新たな覚醒である、祝え!についてはマーリンに任せようと思う」
「はぁ!?」
「マーリンは以前アーサー王の下でも同じような役割を担っていたからな人選として当然だろう」
「任せてくれマスター、朝のおはようから夜のおやすみまでちゃんと君の側にいるよ祝え!ってね」
「それに俺を裏切る心配がないから安心だ」
「「「「異議あり!!」」
それは古参組 特に今の話の流れでは間違いなく自分か片方かの場面だった筈なのに!と文句を言うのも無理ない話だ
「お待ちください我が魔王!お忘れですか!マーリンは自分の娯楽のために悪戯をするような輩ですぞ!アーサー王物語での色々を忘れたのですか!何しでかすか分かったものじゃない!」
「お前よりは健全だろう?」
「うぐっ!」
「しかしアーサー王の失敗を見てないのですか!魔王様!」
「そうじゃハルト坊!隣を見てみろモルガンが露骨に嫌な顔をしておるではないか!」
「え!モルガンは反対なの!」
「そうです我が夫、何故私ではなくソレに頼むのです私ならば公私とも一緒にいれます…寧ろ私にするべきです!」
「けどモルガン、今リゾート開発で忙しいって言ってなかった?」
「ソレはソレですよ」
「そ、そう…けどマーリンの方が「我が夫」ひゃい」
「確かにマーリンも貴方の伴侶、傍にいるのに信頼できる者と判断したのでしょう しかし彼女を選ぶのは軋轢や痴情のもつれを生むかも知れませんよ」
「モルガン……分かったよ!なら副官は嫁達以外にするね!」
「(しまった藪蛇でした!)」
「けどそうなるとどうしよう…ぶっちゃけ…俺の嫁達が優秀過ぎるから副官候補の7割が消えてしまった!」
『逢魔の人材不足だな』
「アイリーン、ベルファスト、ティオ、カレンとか色々考えてたのにぃ」
「珍しいですねティオがいるなんて」
「まぁ以外と優秀だし、頭の回転も速いからな」
「言われてみれば」
「んじゃウォズのいた最高幹部枠をかけて希望者全員でバトルロイヤルして勝ち残った奴に任せよう勝った奴が最高幹部就任な」
「結局腕力と暴力に物言わせる人選はどうかと思いますよ我が魔王!」
「やっぱりこの人、グラニュート大統領なだけあるよ!脳筋極めてるし!」
何か知らないがハルトの中にある無惨スイッチが入ったのである
「あの」俺は暫くウォズを許せそうにないんだよ…そもそもね…今どのツラ下げて俺の前に立ってやがる この裏切り者め」
「っ!」
「それでも今まで尽くした事に免じて色々してる俺の取り計らいに対して貴様は文句を言ったな?」
「そんな事ありません「誰が喋って良いと言った?お前は俺に聞かれた事だけに答えろ、てかまた、お前は俺の慈悲に意見したか?」ち、ちがっ!」
「俺は何も違わない、またお前はまた俺よりも仮面ライダーやシンフォギア奏者が怖くて全部俺や仲間に丸投げて自分は程々の弱い敵を相手にして時間を稼いで楽したいという美味しいポジションだけを狙おうとしているな」
「ウォズちゃん!?」
「おい!」
「流石にそれは看過できんぞ!」
「先輩最低です」
「いいえ!そんな事はございません!全力で戦わせて頂きます!!」
「お前は俺の言う事を否定するか!」
「それなら、どう回答しろと言うのですか!!」
「逆ギレしてんじゃねぇ!!」
「「「「(流石に理不尽!!)」」」」
その言葉に合わせてハルトはクラックを開いてヘルヘイムの蔦を呼び出すとそのままウォズを逆さ釣りにしたのである 振り子のように揺れるウォズは
「お、お慈悲を!我が魔王、どうかお慈悲をー!」
「慈悲なら与えてるが?つか最期に何か言い残す事はあるか?」
「え、極刑!?」
「どうかもう一度だけチャンスを!必ずや我が魔王のご期待に添える働きをお約束致します!!」
「ほぉ、ではどのような働きで俺に貢献するというのだ?どれだけの力でどれだけ俺の役に立てる?どれだけの期間が必要かプレゼンしろ」
『何て無茶振り!!』
「そ、それは……っ!我が魔王から強力なアナザーウォッチをお貸しいただければ!!アナザーライダーとして前線で戦わせて頂きます!!」
「何故、俺が貴様の指図かつ貴様の手柄の為に我が半身を貸し与えねばならん?甚だ図々しいな身の程を知れ アナザーシノビ達没収な」
ハルトが手を翳すとウォズの体内にあったアナザーシノビ、クイズ、キカイウォッチが抜き取られハルトの下に帰還したのである
「久しぶりだな皆、これで初期契約メンバーが全員集合して俺は嬉しいよ」
『お、おう…』
「さてと」
「っ!」
そのままメリメリメリと蔦の締め上げる力を上げていくハルトにウォズは
「違います!我が魔王!私が伝えたかったのが!」
「何も違わないし俺は何も間違えてない、いいか?俺が逢魔における全ての決定権を持っているんだ、俺が正しいと言ったらそれが間違っていても絶対に正しいんだ、お前には拒否する権限はない、それと言っておくぞウォズ」
ハルトは一拍置いて
「今の俺にはホラ吹きは必要ないから失せろ、本来なら死を賜りたくて仕方ないのを懸命に堪えているのだ、暫くその面見せんな…それとこれ見てる奴等も覚えておけ…誰であろうとそいつと組んだ時点で俺との完全敵対をする覚悟をしろよ、そしてウォズ、最後通告だ次俺の命令無しにそいつと組めば例外なく断頭台に送ってやる」
その言葉に視聴していた者全員が青ざめた顔で首を全力で縦に振ってる最高幹部かつ最古参のウォズがこんな目に遭っているのだ付き合いの短いの自分達ならどんな酷い目に合うか分かったものではないと恐怖で支配されたのである
「………」
「待つのじゃハルト坊!理由はどうであれウォズは「うるさい黙れ」…」
「今まではそうで良かったが…勘違いするな俺が部下の裏切りに寛容だったのは向上心や野心を元に自発的な行動をするのを買っての事、断じて内通などの利敵行為を推奨するものではないとな」
「けど…」
「何より気に入らんのは、よりにもよってソイツと内通してた事だ!本当なら今すぐ生コンクリートに埋めて海に捨ててやりたいのを堪えてるのを理解しろ」
「俺、どんだけお前に嫌われてんの!?」
「お前の好感度はマリアナ海溝を突き抜けて星のマントルまで達するくらい低いぞ、ぶっちゃけ今突き抜けそうだ…つか今までのやり取りでどんだけ嫌われてるか分かるだろ?」
「絶望しかねぇ!」
「だがまぁナツキに関しては今回、間接的ながらクジョー捕縛の功績もあるからな宴会で話した通り褒美として管理人と屋敷を与える事とする」
「え!?」
「これは王としての俺の考えだ褒賞は別、個人的にお前をドブカス並に嫌ってようとも手柄を立てればそれだけは認めてやる」
「な、なぁ良いのか?今更だけども…」
居た堪れないウォズに目線を向けるが
「あぁ悔しかったら這い上がれば良い、俺の右腕だった男だ出来んとは言わせん もう一度返り咲きたいなら死に物狂いで働いて誠実に尽くせ」
「はっ!必ずや!」
「ま、取り敢えず管理人には挨拶しておけよ…いや面倒だからこの場で紹介しておくか…来い!」
どんな人だろうと呑気に考えていたのだが
「二階堂ヒロだ、君の管理人として君の私生活を正しい方向へ導くつもりだからよろしく頼む まずは私以外の女性を視界に入れないようにする訓練から始めよう」
「おい待てそれって屋敷の管理人のことだよな?なぁ俺の管理人って何!?」
「魔王に頼んで君の管理人を引き受けたのだ」
「俺が頼んだのだお前が余計な事しないように管理して欲しいとな」
ナツキは全てを理解した ヒロとハルトの利害の一致で動いていたと
「お、おいまさか…屋敷って…」
「お前には屋敷をやると言ったな…あぁそうともこの牢屋敷を褒美にやるよ、良かったな〜優しい管理人やエルフナイン達との愛の巣で楽しく幸せに暮らせ…あぁ俺も幸せだテメェの顔を見なくて済むんだからなぁ…おう良い絶望した顔だなぁ、ははははは!!」
思わずハルトは某呪いの王と同じ顔で大爆笑していた
「はははは!いやぁその絶望した顔が何よりも俺にとっての悦楽よぉ!!」
『こう見ると本当コイツって俺達と会うべくして会った人材だよなぁ…何て歪んだ精神性を持っている』
「(あぁ今思い出した、ハルトは何処まで言っても俺が嫌いなんだ…)」
「あぁ良い顔をするなぁ愉悦を感じる」
「てか、その前にこれは実質軟禁と言わないか!?」
「黙れ外に出たいならリアル脱出ゲームでもしてろ、ほらナツキ頑張れ頑張れ」
「脱出失敗=即デッドエンドなリアル脱出ゲーム笑えねぇんだけど!」
「まぁ、どっちかと言えばメタ○ギアだな折角だ監視の目が必要ならアイズドーパントの力で生成した目でも貸してやろう、こいつに逃げられると俺も困るからな」
「感謝するよ魔王」
「何でだよ…どうして……辞めてって言ってるのに……何でお前には言葉が通じないんだよ!この人でなし!!」
「テメェにだけは言われたくねぇ!」
ハルトは全力でドンカチをナツキの頭部へと振り下ろしたのである
「ごっ」
「俺を利用するだけに飽き足らず、俺の右腕を誑かした…それだけで貴様を好む理由があると思うか?身の程を知れ、そして痴れ」
「うぅ…」
「それと、俺の大事な右腕を誑かした罪には罰を与えないとな…どうしてやろうかどうしたらお前が絶望するかなぁ……あぁ、そうだ!」
ハルトは悪辣に笑うと魔力で人の形を作り出す それはナツキが守りたい恩人 立花響であった
「響!?どうして」
「よくできてるでしょ?これねドンスラの細胞で作り出した擬似生命体だよ、実は俺もユキちゃんから実は魔女因子貰って魔法が使えるようになったんだ」
「え、どうやって魔女因子を貰ったの?」
「ユキからの経口接種で…はい」
「それって…キスって事ですの!…まさか!!」
ハンナの発言にキャロルが目を細めて
「おいハルト、また女に押し倒されたのか!何度押し倒されれば気が済むのだ!」
「また!?今またと言いましたけども!」
「え、ハルトさんってそんな沢山の頻度で押し倒されてるんですか!!」
「そうだぞエマ、この男は一日一回は誰かに押し倒されているのだ!」
「そんな頻度で押し倒されてるのですの!」
「待てキャロル!今回は未遂!未遂だから!てかまたって何だよまたって!確かに俺はキャロルや嫁の皆に1日3回押し倒されているけども!」
「少しは抵抗してくださいよ!!」
「けど待ってくれ!今回はキスされただけで皆が思うような展開にはなってないから!」
「キスされた段階で有罪だ馬鹿者ぉ!!」
「え…ハルト坊、まさかお主!【黙って俺を○リキュアにしろ!】とやったのか!」
「つまり魔法少女リリカル・ハルトって事!?」
「どっちかと言えば魔法少女ハルト・マギカでは!」
「ジョウゲン、カゲンよ…呑気にボケとる場合かぁ!」
「お前達は平常運転過ぎて安心するよ、まぁ…んで俺の魔法はね相手に触れる事で魂に干渉して相手の肉体を弄れるらしいの」
いえーい!と喜ぶハルトに
『おいこのバカ、遂に魂への直接攻撃を覚えたぞ』
『何てこった…つか真人じゃない怪人がそれ覚えるか』
「つまり…ハルきちに私が触れられる事で念願のボンキュボンな魅惑の女性になれるのかい!」
「残念ながら俺の魔法はそこまで便利じゃないよ二亜」
「私は魂にすら貧乳と刻まれているのかぁ!!ふざけるな!神は死んだ!!この世には奇跡も魔法もないのかぁ!」
「落ち着くのじゃ二亜」
「うぅ…ティオさん」
「胸な大きくても重くて困るだけじゃぞ」
「トドメ刺された!!」
「ティオ容赦ねぇ…つか二亜、奇跡って単語はキャロルの地雷だよ」
「あぁそうだった…てかその能力、何処かで聞いたような具体例には某呪い合う話…」
「そうそうだから、それと同じ名前をつけたんだ…俺も彼と同じように怪人が仮面ライダーへの憎悪から生み出した化け物みたいなもんだからさ、あ、これからはR指定だから見ちゃダメよ」
『刺激が強いからな』
「ナツキサン、オネガイ タスケテー ワタシ シニタクナイヨー ナツキサン タスケテー」
わざとらしい棒読みであるが紛れもなく響の声にナツキは慌てて止めに入るが
「っ!辞めろハルト!!」
そう言うと同時にハルトは立花響(魔力)の頭に触れた
「無為転変」
それは魂に干渉する能力 魂の形を変えられたものは肉体そのものも書き換えられてしまう触れれば即死確定の呪いである
同時に立花響の姿は見るに耐えない異形へとなれはてる そしてその表情は絶望と悲嘆に満ちたように精巧を極めており ナツキに対して どうして助けてくれなかったの?と問いかけるような目と表情をさせたのである
「あっははは!凄いでしょ!最高でしょ!芸術的でしょー!天災的でしょー!!あはははは!!」
ナツキは忘れていた 目の前の男は未来においてこの世全ての悪を統べたとすら称される程の魔王であった事 そして
その身に宿る悪辣さは後天的に獲得した あの時 自分達が生み出し放置して成長した化け物 その身に宿るのは過去の敵に対する 残虐性と悪辣さ これが魔王である
「っ!!」
「あぁ…魂の干渉って神代魔法の魂魄魔法とかアナザーゴースト達が影響してるのかなぁ?以外とテスタロッサ達も魂魄系統の魔法詳しそうだから聞いてみるか」
魂由来の能力だとこの辺が心当たりに上がると子供ぽく考えてみるが
「ハルト、テメェ…っ!!」
「そうそう、その顔が見たかったんだよ!その絶望と怒りが混ざっている顔!!あははははは!!!けど頭が高いな!お前のこの場での正しい姿勢は一つだけだ這い蹲れえええ!!」
何の躊躇いもなくナツキの後頭部を足蹴にして
そのまま地面へ熱烈なキスをさせたのである
「俺がいないと世界一つも満足に救えない!未来を変えたいと口だけのペラペラの正義感や倫理観、どんだけ力を貸してもテメェは俺頼み!そんな情け無い奴が一体何を変えられるって!!教えてやる!何も変えられねーよ!お前に出来るのは今までもこれからもずっと、困ったら俺達に助けを求めて自分は安全な場所から観客気取りで批判する事だけだ」
「そんなこと…」
「あるね、お前はクマを猟友会から守ってる自分カッコイイ!と思ってる動物愛護団体と大差ない、アレと同じで安全圏から守ってると声高く言ってる自分カッコイイとしか思ってないんだろう?反吐が出る!王の前で偉そうな事を言うな!」
やられたからには必ずやり返す 誰1人として例外はない
「だからどっちか決めろ、でないと終わらせてしまうぞこんな風にな」
「ナツキサン……ドウシテ?」
今度は小日向未来の再現も無為転変で書き換えて異形にしたのも
「ハルト!!」
「おいおいキレんなよ人でなしの悪戯じゃねぇか〜俺はただ悪らしく振る舞ってるだけだぜ?」
「我が魔王…」
「どんだけ足掻こうがテメェ等がやらかした過去は変わらねぇよ死ぬまで苦しめ、んじゃ暫くはフィーニスとネガタロス!お前がウォズの代理として俺に付いてねー」
「は、はい!!」
「…….はっ!」
「2人には最高幹部としてウォズが持ってた権限を譲渡する…ま、ウォズの仕事量を考えれば2人で何とかってレベルだからな…仲良く頑張れよ」
「「はっ!」」
「ウォズの兵はジョウゲンとカゲンに預ける、好きに使ってね」
「「はい!」」
「以上!解散!!……あ、ウォズ」
「……」
「お前は未来に帰るなり現代に残ってやり直すなり後は好きにしろ」
それだけ言って解散した面々だが、ハルトは何を思ったのか
「そうだ…折角だし、この世界の人間に無為転変使ってみるかな」
「ハルト坊、それは「丁度良いのがいるじゃん」は?」
「ココちゃんの家族殺した殺人鬼、罪には罰をってね」
「え?」
「アナザーW、そいつの居場所を検索して…さーてココちゃん、これから君の家族を殺した奴を殺すけど、どんな風に殺して欲しいとか要望があるなら聞くけどどうする?」
「……」
「俺が何から何まで準備しよう、俺は人でなしだから何でもあり、だけど殺すのはお前の殺意だ、どうする沢渡ココ!!」
そう微笑みかける と彼女は
「それなら…お願い!弟や父さん、母さんをあんな目に合わせた奴にそれ以上の苦痛を与えてから殺して!」
その言葉にハルトは
「承知したよ、任せてくれよ」
転移して数分後 殺人鬼を拘束して牢屋敷に連行、そのまま沢渡ココの目の前でハルトは無為転変を発動して醜い異形にした後は普通に焼却炉に投げ込んで骨も残さずに焼き払ったのである
「いやぁ!良い事をすると気分が良いねー!」
『その前にやってる事は大分悪辣だがな』
「けど信賞必罰は明確にしておかないとダメでしょ、今後の戦いで好き勝手されたら困る訳だし」
『しかしネガタロスとは以外な人選だったな、てっきりストリウス召喚して任命すると思ったぞ』
「その手があったか!!しまったぁ!!そうじゃんストリウスを呼べば良かった!何だあの時に気づかなかったんだ!くそっ!常葉ハルト、今年1の不覚!」
『まだ年明けて間もないぞ?』
『ネガタロスにした理由もちゃんとあるんだろ?』
「ネガタロスの昇進は当然だと思っているぞ、アイツはウォズ達が離反した時でも裏切らずに俺を大将とついてきてくれた四天王全員もだが、そんな忠誠心に俺は当然の対応をしたに過ぎん何れは四天王全員を取り立ててもっと大きなポストにつけたいと思っているよ」
その言葉を聞いていたネガタロスは涙で頬を濡らしていたのであった
「さてとフィーニス!」
「此処に」
「ははは、ウォズみたいなタイミングでやってくるな」
「身命を賭してやり遂げる所存ですので…よろしくお願いします!」
「いやいや硬いからいつも通りでOKだよ」
「はい!では遠慮なくいかせて頂きますね魔王様!」
「あぁ、んじゃフィーニスには昇進祝いとしてコレを預けるとしよう」
そう言ってハルトが預けたのはアナザーヴラム、アナザードレッドウォッチである
「よ、よろしいのですか!」
「当然だ、これからの働きに期待しているぞフィーニス!」
「はっ!」
「ネガタロスもだ、来いよ」
「はっ!」
「ネガタロスにはコレを預ける」
「こ。これは……携帯?」
「そう!ネガケータロス、これを使えばネガクライマックスフォームになれるってもんだ」
『他3人は?』
「ぶっちゃけ実質ネガタロス単体強化アイテムとして作ったんだよねぇ」
「っ!俺専用…感謝致します!」
「いや硬いって普段通りで良いから…はぁ、よし2人に聞きたいが先ずは何から始めれば良いと思う?」
「人材集めだと思います!」
「そうだな差配する土地が増えたし、これからも増えるなら必要な事だと思う」
「人材か確かになぁ…けど中間層が増えると税収面で不安が残る、決められた金額を納めるだけじゃなくてピンハネを目論む奴もいるのでは?」
「成る程、確かにボスの言う通り中間層を設ける事により民への負担は良く分かるがある程度は必要だろう」
「それに関しては魔王様の信頼がおける人材に任せるべきですね」
「分かった、ではその辺の任命は考えておく…が人材集めはなぁ」
「実は最近、ノヴァショッカー始め逢魔への傘下いたを渋っていた各勢力から色よい返事が来たと引き継ぎした時に聞いたぞ」
「何だと!…けどどうしてだろうな?」
ハルトは知らないが以前 それ等の勢力はテスタロッサ達が行なった外交政策により傘下入りを強いられたのであった
「後で理由を聞く必要があるが、一先ずはOKだ…ふーむ」
「それでしたら現地勢力の者を取り立てては如何でしょう!ユキメ様やカレン様のような例もありますし在野にいる優秀な者を登用してはどうでしょうか!」
確かにユキメは現在、逢魔王国の管理する全歓楽街の顔役だしカレンは自分の騎士として取り立てている確かに
「それは名案だが、そんな人材すぐに見つかるものなのか?」
「ならばテストをするのはどうだ?」
「よしじゃあ人材募集をする為の準備にかかってくれ」
「「はっ!」」
2人はキリッとした顔で離れたのを見送ると
「よし俺も仕事を「する前に少し私とお話ししようかハルト」ひゃい」
それはもう良い笑顔のあかねを前にしたハルトは無惨に怯える下弦の鬼と化したのは言うまでもない
予告
ウォズの解任や新たな幹部の台頭など確かに変わりゆく中 魔法少女達を加えた日常は華やいでいく そんな中 新たな仲間も逢魔に加わるようで
次回 幕間 お楽しみに!
オマケ短編
ここは逢魔王国に試作してみたテーマパーク
オーマパーク
そこを歩いて回っていると
「あ!見てあかね!ナッキーだよ!」
「ナッキー?」
「やぁ皆!ナッキー・ラットだよ!ハハっ!」
某夢の国のリーダーであるネズミみたいな奴がいた
「あ、ナッキーだ!写真撮ってえ!」
駆け寄るちびっ子に対して
「良いけど僕がこのエリアにいる事の情報をSNSにあげないでよね!僕との約束だよ!ハハっ!」
その光景にあかねは絶句していた
「ナツキさん…何してるの?」
「いいや違うぞアレはナッキー・ラット…アイツはこのテーマパークにおいて屋外でのエンカウント率が異常に低くて有名なレアキャラなんだ」
「どうして?あ、ショーで引っ張りだことか?」
「いいや違う…ナッキーはヤンデレ化したガールフレンド達によって自宅の地下室に拘束され…そう!監禁されているんだ!」
「それは事件じゃないかな!?」
「だから基本的にナッキーに会えるのはナッキーハウスの地下にある座敷牢で拘束された状態かつ檻の向こうでしか会話できないんだ」
「何でそんなにリアルなの!」
「んで何とか外に出たら園に来た人と一緒に写真は撮るけど逃走場所がバレるから写真や動画をSNSに上げるのは辞めてくれって懇願するのがナッキーなんだ!」
「それテーマパークのキャラとしてどうなの?」
「だからナッキーのファンは皆、ナッキーが見たいから外に出たナッキーがいたら写真や動画を直ぐにSNSに上げるんだよ」
「ファンの愛も歪んでるね!!」
と話していると遊びに来ていた子供が
「ねぇ!僕もナッキーみたいになれる素質あるかなぁ!」
「おい待て!そっちに寄るな!ヤンデレに愛されるその先は地獄だぞ!」
「だ、ダメだよ君!」
ハルトとあかねが慌てて止めるが
「それなら今すぐクマ耳を辞めろぉ!猟友会が黙ってないからネズミ耳にしろ!ハハっ!」
「説得ポイントが違うぞナッキー!」
「分かった!なら僕はハチミツが食べたい…」
「おいそれ以上は辞めろクソガキぃ!!」
「僕の夢はヤンデレに死ぬ程愛されて眠れなくなる事なんだ!」
『何て業の深いんだ!』
『この子の将来が心配だわ!』
「君…お願いだから君がナッキーを継いでくれないかな!この通り!!俺だって普通に恋愛がしたいんだよぉ!!」
「キャラ捨てて懇願してやがる」
「そ、そんなのナッキーじゃない!僕の知ってるナッキーはヤンデレに愛され過ぎて監禁されているのをエンジョイしてるのが最高の幸せな筈なんだ!」
「おい、この子の愛が歪んでんぞ!この子の親どんな教育を施した!!」
このパークは後にキャラを見直して再オープンする事になったのであった