無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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幕間4 始まりは?…

 

 

 

前回のあらすじ 

 

紆余曲折の末にハルトはネオタイムジャッカーの基地 それもクジョーに所縁ある場所を発見!至急 ハルトは仲間を集めてその場所は向かうのであった

 

 

 

??? ある世界において

 

 

逢魔王国の輸送ガンシップ LAATが3機目的地に着陸した乗っているのは当然 ハルト達である

 

 

「呪腕さん?」

 

 

「はい、間違いありません」

 

 

ふーん、と見上げると確かに絢爛豪華な建物…何というか貴族のパーティ会場みたいな印象を受ける

 

 

「此処に…」

 

 

何か出そうになる言葉を飲み込み 今は別にやる事があると頭を切り替えた

 

 

「アイリーンは人払いの結界を、銀狼は屋敷のセキュリティを掌握頼める?カレンはついてきて」

 

 

「はっ!」

 

「お任せください」

 

「楽勝」

 

 

3人は直ぐに仕事に取り掛かると同行していたトルーパー達と呪腕さんは

 

 

「では我々は屋敷の周囲を」

 

 

 

「頼んだ、残りは屋敷の中に入るぞ」

 

 

「でしたら私が先行して見ましょう」

 

 

そう言った時 とあるトルーパーが

 

 

「人気のない洋館、曰く付き施設…これは何か出ますぜ!」

 

 

「縁起でもねぇ事言うな!」

 

 

別のトルーパーも続く

 

 

「いいや俺には霊感があるんだ、お婆ちゃんにもな…俺もそれを受け継いでいる」

 

 

「お前、クローンだからお婆ちゃんいねぇだろ」

 

 

「何がいるぞ」

 

 

「隊長!トルーパーの何名かが錯乱しています!」

 

 

「落ち着け『新入り(ルーキー)』アレが陛下直属の親衛隊だ」

 

 

「あ、アレが噂に聞く!」

 

 

「お、やっぱり俺の親衛隊って有名なんだ」

 

 

そりゃまぁクローントルーパー達に取っては最前線を掛ける超精鋭部隊なのだろうと頷いていると

 

 

「勿論であります!陛下の親衛隊と言えば泣く子は物理的に永遠黙らせると言われる程 敵に苛烈で情け容赦ない陛下が英才教育された部隊だと!」

 

 

「え、新兵にはそんな怖い場所認識!?つか俺ってそんな認識なの!その英才教育したのハウンドだからな!!」

 

 

「成る程、ペットは飼い主に似るようなものか」

 

 

「言われてますわね飼い主さん」

 

 

「銀狼!?アイリーン!?いやいや俺そんな感じじゃないよ!」

 

 

「自覚症状ないのは罪だと思うぞ弟よ」

 

 

「っせぇ!はっ倒すぞ!つか怯える事はない幽霊だろ?お前達はいつも見ているから安心しろ」

 

『ゴースト』

 

 

アナザーゴーストに変身して、俺も幽霊と自慢すると途端に

 

 

「何故か急に怖くなくなりましたな」

 

 

「お前達、岩塩か博麗神社の清めの塩を持ったかぁ!!」

 

 

「「おぉ!」」

 

 

「いや幽霊を塩で倒そうとするな」

 

『お前さ、前に幽霊は岩塩投げれば倒せる言ってなかった?』

 

変身解除したハルトはやれやれと肩を竦めていると

 

 

「はい、おしまい」

 

 

銀狼がセキュリティを解除して開いた扉を見ると

 

 

「よし絡繰、お前が先陣だ行け」

 

 

「ん?おう任せてくれ!」

 

 

そう言って羽黒絡繰が先陣切って走り出す姿に

 

 

「おい陛下!何でアイツが先に行くんだよ!」

 

 

「そうだそうだ!俺達に行かせろお!」

 

 

親衛隊のトルーパーは文句を言うが

 

 

「お前達は炭鉱のカナリアって知ってるか?」

 

 

「は?」

 

 

「炭鉱は命懸けな現場かつ危険な場所を把握する為に鉱夫はカナリアを連れて行くんだと、まぁアレだトリュフ探すのに豚を連れてくってのに近い」

 

 

「は、はぁ」

 

 

『相棒、実は今はトリュフ探すのに豚ではなく犬を連れて行くらしいぞ』

 

 

「え、マジ?」

 

 

『何でも豚は掘るまでは良いが掘った後に食べてしまうと』

 

 

「そうだったのか…ま、まぁ見ていろ、あのクジョーの事だ何か仕掛けをしている筈」

 

 

 

と話していると

 

 

 

「おーい、皆何してるんだ…あああああああぁぁぁぁ……」

 

 

絡繰は落とし穴に落ちたのであった

 

 

 

「ほらな」

 

 

「絡繰いいい!!」

 

 

ハルトの名付け親兼Hシリーズの研究主任であるリリアナは絶叫していたが

 

 

「よーし、次のカナリアを用意するか」

 

『人の心ぉ!』

 

 

「んんんんんん!!!」

 

「!!!!」

 

 

そこには簀巻きにされ猿轡を噛まされているナツキとウォズがいた

 

 

「っせぇ黙れぇ!」

 

 

簀巻きにしているナツキの腹に蹴りを入れ、そのまま蹴飛ばすと ナツキも別の落とし穴に落ちたのであった

 

 

「よしカナリア1号、2号は役目を果たした、んじゃ次はお前だウォズ、なぁに…安心しろぉ〜お前に俺への誠の忠誠心があったら必ず助かるからぁ…」

 

「!!!!(いやこの状況はどう考えても落ちますよね!辞めてください我が魔王!)」

 

 

「ふむふむ…【そのような事でしたら、何故私に任せてくださらないのですが我が魔王 一番槍を勤め地雷を除去するのが私の仕事なのに…】か見直したぞ、それでこそウォズだ!かつての右腕よ、さぁ行ってこい!!」

 

 

「!!!!!(そんな事言ってませんよ!!)」

 

 

「っせぇ!俺が言ったと思ったら言ってんだよ!ごちゃごちゃ言ってねぇで早く行け!カナリアV3!」

 

 

そしてウォズを先頭で歩かせる事で罠を探そうとした

 

 

「おいトルーパー!もしアイツが逃げる素振りをしたら背中から容赦なく撃て!」

 

「アンタ鬼か」

 

 

「え、俺なら躊躇いなく撃つのにぃ!?」

 

 

「ハウンド隊長の言葉です、それはそれと」

 

 

「アイツとは一回、話し合う必要があるようだ」

 

ーーーー

 

 

そして罠を回避して屋敷に入ると全員がライトをつけて周りを見渡す

 

 

「さて先ずはリリアナ、この施設は何か知ってる?」

 

 

「え、えぇ…この施設はネオタイムジャッカーの研究機関…貴方達Hシリーズが幼い頃にいた場所よ」

 

 

 

「つまり……俺がカブトに助けられた聖地という訳か!!」

 

『いや実際はお前が監禁されてた実験場だろ?』

 

 

「そうとも言う」

 

 

「そう……けど絡繰は」

 

 

「アイツなら大丈夫だろ…こほん助けて、おにーさーん!(棒読)」

 

 

数秒後

 

 

「弟のピンチに俺、参上!!退け!俺はお兄ちゃんだぞ!!」

 

 

「ほら大丈夫だろ?」

 

 

「あぁ…」

 

 

そこにいたのは葉っぱを頭に被っている絡繰がいた

 

 

「あれ?ナツキは?」

 

 

「良い肥料になってくれれば良くね」

 

『鬼!悪魔!』

 

 

「何とでも言え」

 

『アナザー2号達は?』

 

 

「っ!待ってろ今助けるぞおおお!アナザー2号達いいい!」

 

 

アナザーライダー >>>次元を越えられない壁>>>ナツキ

 

 

その構図を理解したカレンが頭を抱えたのであった

 

 

取り敢えずナツキを一本釣りして回収してアナザー2号達を回収した後 再びナツキを牢屋敷に送り返すのであった

 

 

「よし始めるか」

 

 

トルーパーは分隊(5名)のチームに分かれて屋敷の捜査、そして銀狼とアイリーンは魔法とネットワークから屋敷の情報を集めてもらう、そしてハルトは

 

 

「よし、行けカナリアV3」

 

 

ウォズを先頭を歩かせて背後にはブラスターライフルを構えさせている気分はまるで銃殺刑の罪人を運んでいるようであったとトルーパーは語る

 

 

「あ、あの…我が魔王?」

 

 

「誰が話して良いと言った?」

 

 

取り付く島もない、ハルトからすれば現在進行形で裏切り者認定なのだから

 

 

「………今度禊の場所を用意するから楽しみにしてろ」

 

 

「っ!ありがとうございます!」

 

 

「だから喋るな!」

 

 

「ごふっ!」

 

 

問答無用で蹴飛ばすと何かのスイッチをウォズが押したようで 隠し部屋の扉が開いたのである

 

 

「ありゃ……銀狼、隠し部屋見つけたよ」

 

【こっちも確認した、そこから地下に行けるみたいだね】

 

 

「OK、カナリアV3を先陣にして先行する」

 

 

【1号2号…惜しくも奴等を無くしたね】

 

 

「銀狼も言うようになったな、任せろ……ふむ」

 

ハルトは何か思案すると

 

 

「いや、やはり俺が先陣を切ろう」

 

 

「それは危険です主!この先何があるか分からないのですよ!」

 

 

「ならカナリアV3に先陣切らせる?」

 

 

「そ、それは…」

 

 

「というより、これから先にあるものは直感だけど…俺が知るべき事なんだよ」

 

 

「主…」

 

 

「それに…」

 

 

「それに?」

 

 

「此処で俺が怪人王の能力を獲得したなら、俺が仮面ライダーに変身する為の方法も此処にある筈だろう!!」

 

 

「主……」

 

 

「それと」

 

 

ハルトはカレンの頭をポンポンと叩いてヘラヘラ笑う

 

 

「そんな俺でも良い、好きだって言ってくれる皆がいるから俺は闇堕ちなんてしないさ」

 

 

『へ?もう堕ちてるだろ?』

 

 

「へ?」『え?』

 

 

「主…はい、私は信じています」

 

 

「その言葉だけで俺は救われてるよ」

 

 

じゃあ行くか!と階段を暫く降りると何やら厳重なセキュリティの扉がある

 

 

「生体認証か…面倒くせぇな…うーむ、あ」

 

 

ハルトは何を思ったか とあるラウズカードをリモートを使って封印された者を解放したのである

 

 

「あ、主!それは!!」

 

 

現れたのはネオタイムジャッカーのリーダー

 

 

「ふぅ……まさか封印が解かれると「よっと」あ、あの…」

 

 

「よいしょー!」

 

 

「っ!」

 

 

ハルトはクジョーの後頭部を鷲掴みするとそのまま生体認証マシン目掛けて頭部を叩きつけたのである そして生体認証マシンが認識し

 

 

【認証を確認、ロックを解除します】

 

 

 

「ゴクロー」

 

 

と言い扉が開いたのを確認してハルトは再度 クジョーを封印したのであった

 

 

 

「よし行こう」

 

 

「お待ちください主!少し休憩させてください私ではツッコミが間に合わない」

 

 

「カレン……今の流れでツッコミ入れるポイントあったか?」

 

 

 

「山のようにありましたよ!」

 

 

しかしながら

 

 

「何というか如何にもな研究施設って感じだな」

 

 

カブトに襲われてから年月が経っているのか、或いはそれ以降使われてないようだ

 

 

【ハルト、何かパソコンとかない?繋いでくれれば私が何とかする】

 

 

「ハッキング出来ないの?」

 

【その研究施設に関しては施設内だけしか使えないネットワークが形成されてる…】

 

 

「ごめんパソコン初心者にも分かりやすく」

 

 

【此処からハッキング出来ない】

 

 

「マジかよ!」

 

 

【けど大丈夫、こんな事もあろうかとハルトの懐に忍ばせておいたアレが役に立つ】

 

 

「あれ?」

 

【昨日の夜、寝た時に渡した奴】

 

 

「アレか!」

 

 

「主、その前に昨夜は銀狼と寝ていたのですか?」

 

 

「うん、今日はカレンだよね」

 

 

「分かって貰えれば…」

 

 

「んで、このUSBメモリは?」

 

 

【それはハッキング友達のウォールナットさんが自作したハッキング支援端末で、パソコンの端子に差し込めば私の方の端末でもハッキング出来る優れもの】

 

 

「ウォールナット……クルミ……狂三?…って事はあの白スーツか?まぁ良いや…分かった銀狼、端末を探してみるよ」

 

 

【幸運を祈る】

 

 

「そっちはどう?」

 

 

【異常なし、外は平和そのものですわ】

 

 

アイリーンが代わりに通話に参加していた

 

 

「ネオタイムジャッカー残党は?」

 

 

【見る影もありませんわね】

 

 

【多分、この施設は放棄されて長いんじゃないかな?施設の利用ログを開いたら昔のものばかりだし】

 

 

「ログが改竄されてる可能性は?」

 

 

【その辺は分からない、この場で分かるのは施設は放棄されたもの、ログの改竄云々とか以上は束の力を借りないと難しい】

 

 

「OK、そのまま調べてくれるかな?」

 

 

【了解】

 

 

通話を切ると

 

「銀狼ですか?」

 

 

「あぁ外には異常なし…んでこの施設はある時期を境に廃棄されたのは確定みたい」

 

 

「廃棄ですか」

 

 

「恐らくカブトが此処に殴り込んで俺達を解放した日が最後だろうな」

 

 

絡繰のセリフにリリアナも頷く

 

 

「私から話は聞かないのですね」

 

 

「悪いね、今貴女の話を何処まで信じれば良いか分からない…情報は自分や仲間が調べた範囲のものしか信用に置けないだけ」

 

 

「なら兄の言葉は信じてくれ」

 

 

「っせぇ…錬金術!」

 

 

ハルトは錬金術で周囲の金属を柱へ連勤すると柱を地面から伸ばし

 

 

「はぅ!」

 

 

絡繰の股間へ容赦なく叩きつけた、あまりの威力で白目かつ内股で倒れた絡繰をスルーしながら、お目当ての端末を見つけて接続する

 

 

「繋いだよ銀狼」

 

 

【確認したよ、じゃあちょっと待ってね】

 

 

「………」

 

 

「おい待て、リリアナ」

 

 

ハルトがそう呼びかけると走り出そうとしたリリアナは動きを止め、それに合わせてトルーパー達はブラスターの照準を向けるのであった

 

 

「何でしょう?」

 

 

「動くな、それ以上動けば撃つ」

 

 

「脅しですか、そんなの[ブラスターの発砲音]…ではないようですね」

 

 

「そうだ次はない…しかし良い腕だ新兵、驚いたぞ」

 

 

「へへへ、ありがとうございます」

 

 

「ハウンドに頼んで専用のライフルを作るように進言しておくよ」

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

「さて、やましい事がなければ何しようとしたか教えてくれるかな」

 

 

「……この施設にはHシリーズの研究データがあるのです」

 

 

「そうだね」

 

 

「私の研究データもあるのです」

 

 

「よし撃て」

 

 

「話を聞いてください!私の研究データがあったら貴方を仮面ライダーに改造する事が「おいコラ、何そこでボサっとしてんだ!ほら駆け足いいい!」はい!」

 

 

「よろしいのですか?」

 

 

「俺は一向に構わん!俺が仮面ライダーに変身する事、それが何よりも優先される!変身こそが俺の人生永遠のテーマだぁ!」

 

 

「既に主は気迫だけで仮面ライダーに変身出来ていたと聞いていますが」

 

 

カレンの話は以前 ハルトがお面とポーズだけでイマジナリークウガへ変身した時の事だろう

 

 

「いいや…やはりあの程度の思いではクウガに全然届かない…そう、もっと愛が必要なんだよ!こんなにも愛しているのに何で俺は変身出来ないんだぁ!どうしてこんなにも恋焦がれているのに振り向いてくれないんだよ!」

 

 

「私は主以上にクウガへ愛情を注げる方は知りません」

 

 

「止せよカレン…照れるぜ」

 

 

『俺達も恥ずかしいがな!』

 

『狂気的な愛が本物に迫った瞬間に俺達はドン引きしたぞ』

 

『あの時、一瞬でもハルトがクウガに見えた自分を殴りたい…』

 

 

「お黙り!しっかしこの施設…本当にボロボロだな」

 

『何か思い出したりしないのか?』

 

 

「は?」

 

『いやこう言う時…何らかの記憶がフラッシュバックするとかアイリスアウトするとか…で…勘違いするなよ!貴様の精神が不安定になって狂乱すると止めるのが面倒くさいだけなんだからね!』

 

 

「テメェ等のツンデレとか何処に需要あんだよ、気持ち悪りぃ……あぁ、そう言う事か安心しろ別に気にしてねぇよ」

 

『そうか…』

 

 

「まぁ…此処での真実次第では俺は信彦さん宜しく人間を皆殺しするような闇堕ちはあるかも」

 

『下手な真実なら、知らない位が良いのに』

 

『止まらない感じるこの予感は!闇堕ち!』

 

 

「何人の闇堕ちでexciteしてんの、お前達?」割と俺の事どーでも良いと思ってんだろ?」

 

『そんな訳あるかよ』

 

 

「知ってるよ…ん?銀狼?」

 

報告によればデータを発見したと、そして直ぐに情報が転送された それは俺達に関する事だった

 

 

Hシリーズ

 

正式名称 project High human(人間を超える者)

 

ネオタイムジャッカーが計画した対仮面ライダー、対オーマジオウ対策の研究 

 

研究主任 リリアナ

 

人間に怪人の力や臓器、パーツなどを移植する事でライダーシステムの使用、或いは検体を怪人化をさせる研究にして優秀な生物兵器製作を目的とする

 

これには仮面ライダーに煮湯を飲まされている財団Xとハンドレットも共同出資、研究に参加する事により誰でも使えるライダーシステム開発に転用した

 

Hシリーズの怪人由来の生体データをドライバーに組み込む事でハンドレッド のライダーシステムは怪人専用の認証を無視して変身が可能となった

 

 

H1で一応の完成を見た研究は進んでいきH10で全ての怪人データを取り込め更に今後現れる怪人データも自動アップロードする事にも成功

する 正に怪人界のアカシックレコードとも呼べる存在だ

 

今後は怪人のデータ供給に困る事はなく彼の体内に眠る数多の怪人細胞は今後も研究する価値は大いにあるが 彼が取り込んだ力を出力、出来ないのは惜しむべきと思う

 

追記

 

怪人データやその受信機能に特化させ過ぎた結果 検体名 H10が覚醒した場合 怪人としての因子が強すぎる為 既存ライダーシステムでは耐え切れずベルト側が自壊する事

 

今後 彼を対ライダー兵器運用するならば専用の変身システム製作とその研究開発プランを開始するのが急務、彼にはそのシステムを使い熟す可能性がある

 

しかしそれまでは既存のライダーシステムでは変身出来ないのでH10は変身出来ないだろう…とても哀れだと思う…そう言えば以前 怪人の力をスタンプにする研究をしていた者がいた…彼を招聘するのも悪くないかもしれない

 

 

報告者 所属 財団X 代表 加頭順 

 

 

との事 ふむ つまり……

 

 

「俺が怪人属性に極振りしてるせいでベルト自体が俺が変身する事に対して拒絶反応示してるって事か……つまり俺は何があっても推しの皆様が使うベルトで変身出来ないのか……そんな事って!」

 

『いやお前何処でショック受けてんの?』

 

 

「それに俺の生体データがハンドレッドのライダーシステムに転用されてるとか……」

 

 

『お前の遺伝子をマシンに転用してるって事か』

 

 

『つまりお前はゴジラなら、ハンドレッドのライダーシステムは兵器転用された三式機竜って訳だな』

 

 

「その例えなら俺が何かしたらハンドレッド のベルトは全部使用不能になる筈だけどな」

 

 

『しかし、まさかハンドレッドのライダーシステムにそんな秘密が…』

 

 

「ハンドレッドのライダーシステムには俺の生体データが埋め込まれていて…それが変身資格をスルーしていたのか……ふむ……ごめん…皆、ちょっと手頃のロープで少し首吊り健康法をしてくるよ」

 

 

 

『落ち着け何でそこまで凹むんだ!お前の体が仮面ライダーの力を完全に受け付けない体になってるって確定しただけじゃないか!』

 

 

「俺をいじめてそんなに楽しいか!つか、お前達に分かるか!推しの姿とベルトで変身出来ないと知った絶望が!何も悪い事してないのに推しから敵対認定された時の悲しみが!いやノリと勢いで宣戦布告してるからコレは違うな…」

 

 

『え?悪い事してね?』

 

 

『この大馬鹿者!変身出来るから仮面ライダーではない!そこにあるのは人間の自由と平和と明日を守るためという強く優しい心があれば人はそれだけで仮面ライダーになれるのだ!』

 

 

「っ!そうだ…ならば」

 

 

ハルトは以前 お祭りの屋台で買ったクウガのお面を見ながらポーズを決め

 

 

「超変身!!……うむ!」

 

 

お面を被った瞬間不思議な事が起こっ…てはいないがハルトの精神面に一応の安定は見られた

 

 

「そうだな相棒!泊進ノ介さんも言っていたな【例えベルトさんがいなくて、変身出来なくても俺は仮面ライダードライブだ!】と」

 

『そう大事なのは姿や力ではなく仮面ライダーという心だ!』

 

 

「つまり俺も変身出来なくても今の俺は仮面ライダークウガ……と言いたいが…俺には…ライダーが足りてない…」

 

『そうだ……だから…相棒、お前のライダーを見せてみろ!』

 

 

「良いだろう!見せてやる!」

 

 

『よし来い!』

 

 

と何故か実体化したアナザーWとハルトは構えを取り

 

 

「『ラアアアアアアアア!!』」

 

 

何故か燃えていた その様子に

 

 

「「「「ラアアアアアアアア!!」」」」

 

 

「え?……はっ!?」

 

 

何故か他のアナザーライダー達も反応しており結論 ハルトとアナザーWのライダーパンチは互いの頬にクロスカウンターしたのであった

 

 

「ふぅ…効いたぜ」

 

 

『落ち着いたら取り敢えず……そのお面は外せ』

 

 

おう!と頷いてお面を外すと

 

 

「そしてそんな俺の体を変身出来ない体質にしたのは、お前達の仕業か財団Xとハンドレッド !つか何で俺は加頭さんから哀れみの視線向けられてんだ!あとユグドラシルは絶対許せねぇ!!」

 

 

『今回ユグドラシルは何も悪い事してないよ?』

 

 

『てか相棒専用システムの開発!?』

 

 

『加頭ってあの時のユートピアドーパントだよな!まさか此処でニアミスするのか!』

 

 

『けど何で…』

 

 

「アレだ、モルモットの顔なんざ一々覚えてねぇって話…つか俺専用のライダーシステム!?そんなのがあるのか!よし…お前達草の根を分けてでも俺専用ライダーシステムの情報を探し出すのだぁ!!」

 

『いやライダーシステムとは誰も言ってないぞ』

 

 

「だまらっしゃい!!……ん?待てよ…この実験に加頭さんが動いてるって事は…あの人もこの実験してるって事か」

 

『H0は加頭…』

 

 

確か 新しい技術は自分も被験者になるとか言ってたなと思い出していると

 

 

「それに勝ったWスゲェ…」

 

『流石は俺のオリジナルだな』

 

 

「黙れ検索エンジン」

 

『ンダトォ!」

 

 

「え、そっちですか主!てっきり人体実験された理由や経緯に諸々感じるべきでは!?」

 

 

「俺の体が改造されておかしいのは今に始まった事ではないだろう!というより…俺の怪人因子が強すぎて変身出来るベルトがなかったってのが真相とかビックリだわ」

 

 

『コイツがおかしいのは体じゃなくて頭だろ?』

 

『何でネオタイムジャッカーはコイツの洗脳を最初に始めなかった…』

 

『それ1号にも言える事だからな』

 

 

「つか洗脳に成功したザ・ファーストでも結局は洗脳解けるからな…結果は収束するんだよ」

 

『つまり相棒は相棒というだけで頭のネジが…うぅ』

 

 

「お前達の相棒になったり、全宇宙の覇者になろうとしてる奴が普通な訳ないだろうよ…十分にイかれてらぁ」

 

『確かに』

 

 

「けど…そんな事より何だよ、それ…つまりアレか?俺は変身出来ないって事だよな…ならリリアナの奴の言葉は嘘か!」

 

 

 

『落ち着けよ』

 

 

「落ち着けるか!…こうなったら八つ当たりだ!俺を落ちこぼれと見下してたHシリーズの兄姉達をリリアナの目の前で殺してやる……何かこう奴等をアビスに落ちた時みたいな感じでグッチャグチャにしてやる!誰か大至急、我が家の『黎明卿(木原唯一)』と拷問官のヤクヅキを呼べぇ!」

 

 

『予想外の飛び火!?』

 

 

【残念ですが嫁に入りましてね…今は常葉だ】

 

 

『何処からか唯一の声が!?』

 

『落ち着け相棒!』

 

 

「落ち着けるかぁああああ!!」

 

 

「撃て」

 

 

錯乱するハルトを背後から親衛隊がブラスターを暴徒鎮圧用であるスタンモードで発砲しハルトを気絶させたのである

 

 

「はぅ!」

 

 

『ナイス、トルーパー』

 

 

「ハウンド隊長はいつも陛下が錯乱したら容赦なく撃てと言ってますので」

 

 

「日頃の訓練の成果です!」

 

 

「いや本当に助かりました……主、頭冷えましたか?」

 

 

カレンに揺すられて目を覚ますと

 

 

「大分冷えた…つかリリアナは?」

 

 

『アイツなら自分の研究室に行ったな』

 

 

「戻ってきたら資料を押収してチーム・マッドサイエンティストに使って貰うぞ」

 

 

「お言葉ですが我が魔王、彼等に預けるのは危険では?研究データを転用して我が魔王に牙を剥くかも…そもそもあんな連中、いつ裏切るか分かったものじゃない!」

 

 

「黙れ!この愚か者めが!!少なくともあそこのマッドサイエンティスト達の方が貴様よりもずっと信用出来るわ!」

 

 

意見した元右腕にハリセンで一撃叩き込むと

 

 

「兎に角!この部屋の資料とかは全部持ち帰るよ貴重な資料だからな」

 

 

手を叩きながら指示を出すと

 

 

「陛下!リリアナ様が何か不穏なボタンを押そうとしていたのでスタンして縛っておきました!」

 

 

「良くやった新兵!マジで何か報いてやる!」

 

 

「ありがとうございます!!」

 

 

「よし、水を用意しろ顔面に被せて起こす」

 

 

『鬼か』

 

 

「ん?つか此処に加頭さんの報告書があるって事は……あ」

 

思い出したようにハルトは とあるガイアメモリを取り出して起動する

 

 

『ネクロマンサー』

 

首に現れたコネクタに挿入して 頭部がフクロウ…というよりトーテムポールを思わせるような外見をしたドーパント

 

死霊使いの記憶を宿すもの ネクロマンサードーパントに変身すると

 

 

「よし……こほん…【起きろ】」

 

 

しかし何も起こらない

 

 

「あ、あれ?二亜から貸してくれた漫画だとコレでイグリットやアイアンみたいな戦士が…」

 

 

『相棒、それ別のネクロマンサー』

 

『レベルアップしてどうする』

 

『どーせナツキとか今、死にたくないからレベルアップしてるよ』

 

 

「は?」

 

『今アナザーゲイツから聞いたけど、アイツさデイリークエストが発生しててノルマにあって熟すとバフが掛かるらしいんだ』

 

 

「デイリークエストって…どんな?」

 

『何でも指定回数の筋トレとか指定距離のランニングとか』

 

 

「何か以外と普通だな」

 

 

『ハルトやエルフナイン達からとある条件下で指定回数、死に戻るとか』

 

 

「アイツは何、死に戻りをデイリークエスト感覚で消化してんだ」

 

『てかデイリークエストで消化して良い内容じゃねぇよ』

 

 

「つか、絶えずレベルアップしてんのに何で俺に負けんの?」

 

 

『お前は村人レベル999が魔王レベル1より強いというか』

 

 

「それ時と場合によらない?つか、俺とアイツってそんな種族値的なレベルで違う?」

 

『魔王でもノリと勢いに任せて結果 1日で2000の星系と惑星一つ、そして銀河規模の犯罪シンジケートを手中に収めた奴がナツキと同じ土俵か?』

 

 

「え、あれ?……それ誰の話?」

 

『お前じゃい!自分のした事を客観的に考えろ!!』

 

 

「分かった」

 

 

するとネクロマンサードーパントは本領発揮、風のエネルギーを吸い込み地球の記憶からとある男のデータを復元…その光景はまるで鍋に死体を漬け込み別の者を作り出す…歪なリサイクルがあった その結果 出来たのは

 

 

「おや?まさかの早い復活ですね」

 

 

元財団X 加頭順 復活! 

 

 

「前の記憶あるんかい…まぁ良いや、お前がネオタイムジャッカーとハンドレッドと繋がりがあるのは分かってる!さぁその辺を色々と教えてもらうぞ!」

 

 

「以前、私が貴方を襲った事をお忘れですか?」

 

 

「はっ!お前なんざ怖くねえ!ユートピアになっても俺のエネルギーを吸収出来なかったろ!」

 

 

以前 腹拵えと称してエネルギーを吸い取ろうとした加頭はハルトのエネルギーを吸い取り切れずにパンクしたのであったが

 

 

「ゲテモノを食べれば死体でも消化不良になりますよ」

 

 

「………ゲテモノ?」

 

『お前だよ』

 

 

「失礼な!俺の生命エネルギーは宝石の肉みたいに一つで色んな味が楽しめるはずだよ!」

 

『根拠は?』

 

 

「ま、まぁ前のアレはメナスがやらかした事だからノーカウント!お望みならお前の完全な蘇生する約束するけど?」

 

 

「結構、貴方が知りたい事は教える事にします」

 

 

「……やけに物わかりが良いな」

 

 

「貴方からメモリを奪い、使い、壊したお詫び料です」

 

 

「…………あ」

 

そうハルトの持っていたユートピアメモリは目の前の加頭に引き寄せられて以降 行方知れずだった 克己さんからは倒したの報告のみだったが…

 

 

「やっぱメモリブレイクされてたかぁ…克己さん報告ちゃんとしてよぉ…」

 

 

復元機があれば問題なく再生産可能だが…まぁ今は利用できるものは使わせて貰おうか

 

 

「んじゃこの報告書についてアレコレ聞きたい」

 

 

そう尋ねようとした時

 

 

!!!!

 

 

大きな地震と響く謎の機械音

 

 

「っ!アイリーン、銀狼!」

 

【何が外で起きたみたい】

 

【此方は撤退済みですわ】

 

 

「よし、俺達も離脱する…って何が出たんだ?」

 

 

その疑問に加頭が答えた

 

 

「恐らくDシリーズが冷凍保存から目覚めたのでしょう」

 

 

「Dシリーズ?」

 

 

「貴方達とは別アプローチで仮面ライダーを倒そうとする計画ですよ」

 

 

 

その言葉を示すように 施設の外で

 

 

 

「!!!!!!!」

 

 

巨大な鋼の蜘蛛が軋むような咆哮を上げたのであった

 

 






予告

軋みながら暴れる鋼の蜘蛛 それに相対する魔王はどう対するか?

次回 死霊の蜘蛛 お楽しみに!


オマケ短編 

祭りの後

それは一夏と箒が2人で夏祭りを楽しんだ翌日の事 


鈴が明るい笑顔 しかしハイライトの消えた目で箒に尋ねる


「花火、見えた?」


「(っ!それはどういう意味で聞いているのだ鈴!まさか!抜け駆けして一夏と夏祭りデートをしたのがバレたのか!!)」


動揺していると


「蘭から聞いたのよ、アンタ……何抜け駆けしてるのよぉ!」


「やっぱりそっちかぁ!」



修羅場


「お前が九重か…一夏の婚約者と宣う女狐か!」


「狐は狐じゃが……というより何者じゃ、お主は!」


「私は織斑箒!一夏の正妻だ!」


「な、なんじゃ……と!」


「いや正妻じゃないからな箒……ってコレ」


一夏のツッコミと同時にハルト、千冬、束、キャロルは目線を逸らす


「なぁアレって」


「完全に私達の影響だな」


「キャロりんの正妻マウントだよアレ」


「おい待て、流石のオレでも彼処まで酷くないぞ!」


と言い合う横でフシャー!と犬を食わないキャットファイトが幕開けていた


「狐には御利益があると聞いたが…お前からは何のご利益も感じそうにないぞ」


「な、何じゃと!!」


「ユキメさんや八坂さん見てるとな」


「あの2人と比べるでない!というよりお主大人気ないぞ!年下にこのような仕打ち!」


「黙れ!そのモフモフ尻尾で一夏を籠絡したか!許さん!!」


「落ち着けよ箒」


「お前もお前だ一夏!まさかアレか…二亜さんが最近貸した漫画に出た世話焼き狐の通い妻に毒されたか!」


「二亜の奴、一夏に何貸してんの!?」


「まさか一夏は……ケモ耳やエルフ耳が好きなのか!」


「ちょっと待ってくれ箒、一回落ち着いてくれ」


「そう言う事なら分かった!姉さんのウサ耳を奪って取り付けてくるから待っていろ!」


「だからダメだって!」


「姉さん!そのウサ耳をくれ!」


「辞めてよ箒ちゃん!このケモ耳は束さんのアイデンティティなんだよ!」


「メカ耳だがな」


「ユキメのを見ているとお前のはな…エセ耳だな」


「ごふっ!」


「2人ともメッ!つか一夏!この程度に修羅場を自力で解決出来ないなら、俺を超えるなんて夢のまた夢!!」


「ならハル兄はどうやって止めるの?」


「ん?【辞めて!俺を巡って争わないで!】って言う」


「それ火に油注いでない?」


「そうだ特に俺の嫁達は苛烈だからな、まぁそんな所も可愛くて魅力的なんだが!」


「んじゃあ、この間1人でお茶飲んでた時に逆ナンされたのも?「おおおい!一夏!」アレ?だってあの人達完全にハル兄ロックオンしてたような…」


「馬鹿!アレはそう言うのじゃなくて道を聞かれたから答えただけです!!」


「「「ほぉ」」」


「ちょっ!お願い!俺の話を聞いて!!5分だけでも良い!!」


「達と言ったな一夏、何人だ」


「見た範囲で3人」


「3人だけか?」


「あ〜実際は……5人、うち1人は子連れの人妻」


「ギルティ!」


「やはりこの馬鹿には常に誰かしらいないとダメなようだな!」


「千冬ー!関節技が!俺にパロスペシャル決めるの辞めてえええ!」


その凄惨な清算を見た一夏は冷静に


「良いか2人とも皆が仲良くしないと…あぁなるぞ……俺が」


「「ごめんなさい」」
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