無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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後始末と……

 

 

前回のあらすじ

 

Dシリーズこと蜘蛛ロボとパイロットであるニヒロに勝利を収めたハルト達 しかしDシリーズ覚醒の裏にはプレミアムオーディエンスのアバターでありハルトを何度も助けた白スーツが絡んでいたのであった!

 

 

そして現在でも接収した施設を逢魔は調べている…やはり実験が行われていたのは確実で

 

 

 

「A計画…」

 

 

ニヒロの話が本当ならば全ては自分を生み出すのが計画の目的…いや正確に言えば

 

 

 

「アナザーオーマジオウを作る為の計画って所かな」

 

『だろうな、財団Xやハンドレッドまで絡んできてたとは』

 

 

「それだけ仮面ライダーに勝ちたいって事だよ」

 

 

そしてページを捲り 内容に対して不満な顔をする

 

 

「白スーツが離反ねぇ、コレ本当?」

 

『メッセンジャーにされたリンクスの言葉だ間違いない』

 

 

報告書の写真にはリンクスがボロボロになってリュートで留守居しているアカツキ達に伝えられていたのだ

 

 

「フーリガンみたいな事企みやがって…けど何でこのタイミングで…」

 

 

思案を巡らせるがやはり判断材料が少ない

 

 

「ま、追々分かるか…兎に角、今は戦力増強だな」

 

『気持ちは分かるが具体的に何をする?』

 

 

「ネオタイムジャッカー、ハンドレッド、財団Xの施設を片端から襲撃して俺専用システムとやらの詳細を探る!」

 

『落ち着け』

 

 

「落ち着いていられるかぁ!俺専用!そんな素晴らしい響きが今も生まれ続けてる世界の何処かにあるんだぞ!」

 

 

『お前専用の変身システムか…欲しけりゃくれてやる、探せぇ!この世の全てをそこに置いてきた!』

 

『今日も魔王はノリと勢いで何処までも突き進む!世は正に大魔王時代!』

 

 

「ラブテルまで向かわないと俺のシステムがないと言いたいか!……そうだ!村上社長!」

 

 

「何でしょうか魔王?」

 

 

「サイガのフライングアタッカーをクローントルーパーの装備に転用出来ないかな?」

 

 

「それは上の中の提案ですね、コストパフォーマンスを煮詰めましょう」

 

 

「おう!」

 

 

とやってたり

 

 

 

とある惑星にて

 

 

「ほほほ、お久しぶりですねハルトさん」

 

 

「はいお久しぶりです、フリーザさん」

 

 

小さなポットに乗っているツノ付き宇宙人 全宇宙でヤベー奴にして逢魔王国と同盟関係のフリーザ軍のリーダー フリーザとの会談である

 

 

「以前、貰いました完全回復薬やビリオンバードですが素晴らしい物ですよ医療班も驚いてました」

 

 

「それは良かった、此方もスカウターや1人乗りポットにはお世話になりっぱなしですよ今度はトルーパーのヘルメットにもパーツ採用したい位です」

 

 

「でしたらライセンス契約の話も前向きに検討したいですね、ほほほ」

 

 

「えぇ全くですよ」

 

 

2人は他愛無い雑談をしていると ふと疑問に思った事があった

 

 

「そう言えばフリーザさんのいる世界には七つ集めればどんな願いも叶うと言われる不思議な物があるとか」

 

 

「えぇドラゴンボールですね」

 

 

「実に興味深い代物ですね、何処にあります?」

 

『おいまさか…』

 

 

「地球という星にあります」

 

 

「そうですか…ありがとうございます!」

 

 

「しかし気をつけてください、その星には私でも手古摺るサイヤ人がいますから」

 

 

「フリーザさんでも…では行って参ります!」

 

『辞めて!行かないで!!』

 

 

だがハルトは……弾けた

 

 

「やって来たぜ!この世界の地球!そして探すぜドラゴンボール!!」

 

『辞めろおおおお!この世界のインフレとか目も当てられないから!』

 

 

「大丈夫だ相棒、俺はこの世界では弱者側だから…まだまだ強くなれる、それにだ!フリーザさんでも手古摺るサイヤ人…どんな強い奴なんだろう!…俺、ワクワクすっぞ!」

 

『この世界にいるの、その台詞言ってる日本アニメ屈指の最強キャラだから!』

 

『辞めて!お願いだから辞めて!』

 

 

「けど俺だって…俺だってもっと強くなりたいんだ!この手で皆を守りたいんだ!」

 

『主人公みたいな事言っても許さねーよ!』

 

 

「俺は今の強さで満足出来ない!俺達の満足はコレからだ!」

 

『満足して!?お願いだから!』

 

 

「だから先ずはこの世界にいる強そうな奴に片端から喧嘩を売るか」

 

『ダメだから!』

 

 

「まずはあのMr.サタンというチャンピオンからだ」

 

『いや相棒、アレ普通の人間だぞ?』

 

 

「ふっ、バカだなお前達は」

 

『相棒にバカって言われたらオシメーだよ』

 

『甚だ遺憾です』

 

 

「あぁ言うインフレやばい世界にいる一般人はな、見た目以上にすごい力を持っているんだ」

 

『そう言う物か?』

 

 

「一条刑事とか順一郎叔父さんとか見た目以上に凄い力を持ってるだろう?」

 

『やばい反論できない』

 

 

「時に力とは腕っぷしじゃない…それ以外にも俺は見習う所はちゃんと学ぼうと思うんだ!」

 

『お、おう…』

 

 

「という訳で先ずは……ふむスカウターの反応だと……おぉ!何かあった!!」

 

『いやあああ、行かないでー!』

 

 

「よし…行くぞー!」

 

そしてハルトはその世界で

 

 

「貴方が…伝説の超サイヤ人」

 

 

「ん?何だオメェ?」

 

 

「俺は常葉ハルト、1人の男として貴方に勝負を申し込みます!」

 

 

とまぁスゲェ人と拳を交えたり

 

 

ヤードラット星にて瞬間移動を覚えたり怪人軍団がフリーザ軍と合同演習してたり色々あったがドラゴンボールは見つからなかった

 

 

逢魔本国にて

 

 

「この世はでっかい宝島って本当だな」

 

 

「じゃないでしょおおお!」

 

 

二亜のハリセンがハルトの頭を強く叩いたのである

 

 

「行ったんか!あの伝説の世界に行ったんかハルきちぃ!!羨ましいぞぉ!私も行きたかったぁ!」

 

 

「二亜……あの人は強かったよ…まさか目の前で波ッ!を見せてくれるとは思わなかった…」

 

『まぁ手加減されたような気もするがな』

 

 

「身勝手の極意…何れはものにしたいぜ…つかあんな立派な男になりたいものだ」

 

『辞めて!?バトルジャンキーにならないで!?』

 

 

「ハルきちはもう覚えてるでしょう?身勝手の極意」

 

 

「多分意味合いは違うがな……しかし」

 

 

ハルトはフッと笑うと

 

 

「悟空さんのは、やっぱり見ていて気持ちの良い食べっぷりだったな!作り甲斐があったのは嬉しかったぜ!今度は全力で戦いたいものだ!」

 

 

 

「お、おう…」

 

 

「先ずは基礎スペックの向上と…次は」

 

『もう辞めてハルト!』

 

 

「HANASE!」

 

『これ以上、戦闘力を上げなくても良いんだ!』

 

『体を休めるのも大事な事だろ?あの仙人も言っていた』

 

 

「あぁ…甲羅背負ってたスケベジジイの事?」

 

『偉大な先生になんて事を!?』

 

『よく学び、よく食べ、よく休むと』

 

 

「よく食べ、よく休むはしてるが…学ぶか…よし!おーい!ドゥークー伯爵!ちょっと勉強を教えてクレェ!」

 

 

『ハルトってこの手のキャラに珍しく勉強嫌いじゃ無いんだよなぁ〜』

 

 

と走り去ったハルトに二亜は

 

 

「しかしハルきち、休まなくて大丈夫なのかな…って前にも似たような事が…」

 

 

「多分、現実逃避だね」

 

 

「うわぁ!」

 

 

「驚かないでくれ、私はニヒロ Dシリーズの1人でハルトの…そう姉に当たる者だよ」

 

 

「ほうほう、では色々聞かせてくれないかな?」

 

 

その数分後 ニヒロは恐怖を感じたように逃げ出し二亜が追いかけるようになったのは言うまでもなかった

 

 

そして伯爵との勉強が終わったハルトは

 

 

「よく食べる!」

 

『そうだなぁ…食べてるなぁ〜』

 

 

四獣本体を滅茶苦茶ボコボコにした後に仕留めて捕食していたり

 

 

「殴れば殴る程、美味しくなるとか凄い生き物だな!」

 

『そだねー』

 

 

アナザーライダー達も慣れたとばかりに遠目だったが

 

 

 

「おいハルト、何だそれは?」

 

 

「これは四獣って言って殴れば殴る程美味しくなる生き物だよ」

 

 

「ではないぞ!何を悠長にしている!お前は今では2000を越す星系を統べる王なんだぞ!」

 

 

「その前に1人の男だし…キャロルや皆の夫だよ」

 

「お、おい」

 

 

そう言うとハルトは大人モードのキャロルを強く抱きしめるとキャロルは顔を赤くしていたが

 

 

「ごめん…ちょっと抱きしめさせて」

 

 

震えている手にキャロルは自分の手を重ねると

 

 

「少ししたら落ち着くから…それまで…」

 

 

「………話は聞いている大変だったな」

 

 

「うん…こう見えて…びっくりしてんだ…」

 

 

「そうか…だが安心しろ他の奴は知らんがオレや皆は隣にいる…1人じゃないぞ」

 

 

「うん……ありがとう…」

 

 

「落ち着いたか?」

 

 

「おう!お陰で元気百倍よ!」

 

 

「そうか…なら」

 

 

「うん!」

 

 

「早く議会に行って話を聞いて来い!」

 

 

「はいーー!!」

 

 

キャロルに首根っこ掴まれながら引き摺られたのであった 

 

 

 

そして逢魔王国に参加し傘下へと降った2000の星系にいる代表が集まった

 

 

逢魔元老院

 

 

の設立やそれに伴う法令の紹介 そしてその代表でもあるドゥークー伯爵の姿に拍手喝采に合わせて

 

 

「この場で皆様に私の王を紹介します我等を導き悪の銀河帝国に正義の鉄槌を下すもの、逢魔王国の常葉ハルト王です!」

 

 

「初めまして各星の代表者よ今、紹介に預かった俺が逢魔王国 国王 常葉ハルトだ以後よろしく頼む」

 

 

朗らかな笑顔で挨拶をした後、全員との顔合わせで各星の代表と直接会談してそれぞれの星の特徴や文化などを教えてもらったのであった

 

 

 

そんな激動な数日を過ごした後

 

 

国内の議会も加熱する議論にも参加し、更に!

 

 

怪人傘下組織とダースモールが各世界で支配した犯罪シンジケートの代表を合わせた 裏元老院の会合にも顔を出し、反抗的な顔をした組織は覇気で威圧して従えさせるなど色々あった

 

 

 

そんな感じで外交や内政に謀殺されている中でも偶に疲れも感じるのでお嫁さん達とイチャイチャしてたり 

 

 

牢屋敷に設置した監視カメラの映像を編集した

 

 

【野田ナツキのリアル脱出ゲーム!ー君は生き延びる事が出来るか?ー】

 

 

は現在 逢魔王国や元老院加盟国にも大好評の番組である…存外 どんな世界でも人が体を張ったバラエティ番組とは人気らしい

 

ーーーー

 

 

その番組の解説をしているのは以前の事件で面識を持ち交友を深めている 配信者の沢渡ココである

 

 

【今日もナツキは脱出出来なかったけど明日は絶対、必ず脱出出来るよねチョコドン?】

 

 

【ヘケ!!】

 

 

【ではまた来週!】

 

 

ーーーー

 

と締めくくる番組に対して

 

 

「あ、あれ?ゴチゾウってあんな鳴き声だったか?」

 

 

少し不安な進化をしていたり

 

 

「やぁ魔王」

 

 

「どうしたニエルヴ?」

 

 

「実はライダーシステムを提供したい人がいてね魔王の許可が欲しいんだ」

 

 

「ん?誰にだ?」

 

 

「ニヒロにだよ」

 

 

「彼奴にはあの馬鹿でかい蜘蛛ロボがあるじゃん」

 

 

「しかしフィーニスのように対人戦にも特化したものが必要ではないかなと思ってね」

 

 

「一理あるけど…どのベルトなんだ?」

 

 

「僕の発明品さ」

 

 

「つー事はヴラスタムギアをニヒロに……っ!採用だ」

 

 

「即答ですか?」

 

 

「けど彼女に渡すのはゼリーにしてくれ」

 

 

「ゼリーだけ?」

 

 

「ゼリーフォームの弱点は透明化時に心臓が止まる事だけどアイツは」

 

 

「死体ですから心臓が動いてないのでゼリーフォームのデメリットがない…つまり」

 

 

「「本人が止めない限りずっと透明化で戦える」」

 

 

同時にハイタッチをして盛り上がると

 

 

「恐ろしい発想ですね」

 

 

「お前も俺と似たような発想してるけど?」

 

 

「お互い様か」

 

 

「だな、そんでニエルヴに提供の許可出すけど…」

 

 

「何をして欲しいのです?」

 

 

「大した事じゃないよ前の世界で作ってた人造ゴチゾウを作っておくれ」

 

 

「アレを?」

 

 

「必要な時が来そうだからさ」

 

 

「分かりました」

 

 

「取引成立だな」

 

 

と後ろ暗い取引したり、ネオ黎斗の新作ゲームに発狂したり

 

 

ダグバの整理に爆笑したり

 

エボルのコーヒーでお茶会したり

 

 

「今日の昼ごはんは……っ!イヤアアアハアアアアアアアア!!」

 

 

特に理由なくキッチンで発狂したりしていた

 

 

『いや最後!?』

 

 

「ほら山登るとヤッホー!って叫びたくなるだろ?それと同じさ一日一回は発狂しないと落ち着かなくてな」

 

 

『違う、それ絶対に違う!!』

 

『流石はナチュラルボーンバーサーカー』

 

 

「さて…後はネガタロス達からの報告だな」

 

 

今日も執務室の椅子に深く腰掛けると最近は秘書的な立ち回りも担当してくれる カレンが報告書を読み上げた

 

 

「現在、ネオタイムジャッカーの施設跡地やその残党狩りをしていますが先日の施設以上の場所は見つかってないようです」

 

 

「そうか…まぁその辺は当然だろうなぁ」

 

 

「その途中で残党との戦闘ですが問題なく進行中ですね」

 

 

「それなら大丈夫だけど…ハウンド達は?」

 

 

「現在、銀河帝国への反撃計画を立案中です規模が規模だけに時間はかかるかと」

 

 

「その辺は焦らずか…まぁ今までにない規模だからな、まさか宇宙規模で戦う日が来ようとは…」

 

 

とその日の報告を終えた後は通常業務に戻る

 

 

「よぉフィーニス、何か見つかったか?」

 

 

【いいえ何も見つかりません】

 

 

フィーニスにはあの施設の捜査を頼んでいる、何か見つかってくれれば御の字である

 

 

「そうか」

 

 

その間が 不穏だったのかフィーニスは慌てて

 

 

【も、申し訳ございません!】

 

 

「え?あぁ…違うよ!そもそも廃棄された施設だから主だったものは回収されてるよな…リリアナの残した研究資料もなかったらしいし…取り敢えず今日の捜査が終わったら一度戻っておいで」

 

【はい!】

 

 

「参加星系の猛者達も腕試しで闘技場来てるから毎日人気だからさ」

 

 

『昔から彼処は人気だろう?』

 

 

「だなぁ本当、うちのは血の気が多くて頼もしい」

 

 

今日も元気に逢魔は動いています

 

 

少しクラックを開くとヘルヘイムの森からは

 

 

や、やめ…いぎゃああああ!

 

お、おいダメだ、その果実を食べるなぁ!

 

 

と悲鳴が聞こえている…うむ平和だ

 

 

『何処が!?』

 

 

今日も平和だ!

 

 

そして俺は今日も

 

 

「美味しい…ヘルヘイムの果実100%ジュース!朝はやっぱりコレだね!」

 

 

相変わらず人間を辞めていた!

 

 

「何を飲んでいるハルト!?」

 

 

「いやぁ最初は師匠の事を思い出して食べるの遠慮してたんだけどさぁ…怪人特製無効化されてるから食べてみたら…以外と元気になるんだよ…だから今では朝のオレンジとか仕事中のエナドリ感覚で行ってる、あ!勿論皆は食べたらダメだからね!」

 

 

「ならば食卓に並べるなぁ!」

 

 

千冬の一喝にハルトは涙目で

 

 

「おっしゃる通り!」

 

 

そういうのであった

 

 

「けどそろそろ一夏もIS学園二学期を迎える訳だけど…アイツら手加減とか覚えたかな?」

 

少し心配になって様子を見てみると

 

 

 

「せい!」

 

 

「ダメだって箒!木刀で樹木切るのは不味いって!」

 

 

「し、しかしだな一夏…」

 

「つかアンタだって困ったら錬金術で金属を変形させるの辞めなさいよ!」

 

 

「仕方ないだろ!ついやってしまうんだ!」

 

 

「私も同じだ千冬さんみたいになりたいのだ!」

 

 

「ダメだって!千冬姉も常識人ぶってるけど、あの人外魔境では辛うじて人間寄りってだけで実際はハル兄側だから!」

 

 

「いやそれ危ない奴って事よね」

 

 

「ほぉ、誰が危ない奴だと?」

 

 

「ち、千冬さん…」

 

 

 

「何か楽しそうにしているな」

 

『そうか?』

 

 

「あれなら大丈夫そうだな」

 

 

「いや全く大丈夫そうには見えませんよ魔王様!」

 

 

「あ、フィーニスおかえり」

 

 

「ただいまです…ではないですよ魔王様!普通の人間は木刀で樹木を両断出来ません!?」

 

 

「そっかぁ箒ちゃんもこっち側に来たかぁ」

 

 

と微笑ましく見守っていたのだが千冬が

 

 

「ハルトか…お前も来い、コイツらに手加減を教えてやれ」

 

 

「俺の?」

 

 

「いやいや何言ってんの千冬姉、ハル兄ほど手加減から掛け離れた存在はいないって」

 

 

「私もそう思います」

 

 

「右に同じくです」

 

 

「お前達の言う事も分かるが、こう見えてハルトは手加減というか相手に対しての力加減は見習える数少ないポイントだ」

 

 

 

「力加減?いやいや無い無い!だってハル兄だよ!満面の笑顔でドラゴン相手に見えない斬撃飛ばして三枚おろしにしたり、笑顔で神様をぶん殴ったりしてるんだよ!いつも全力じゃん!」

 

 

「だがウォズやナツキが苛烈な仕置きを受けても人の形を保てているのはこの男の力加減が適切だからだろう」

 

 

「そ、それはそうだけど…」

 

 

「んで俺は何すれば良いの?」

 

 

「普段どんな風にして力を抑えている?」

 

 

「ごめん余り意識してないな…」

 

 

「この役立たずめ」

 

 

「いや、そこまで言う!?」

 

 

そして

 

 

「…………」

 

 

何処か地獄兄弟を彷彿とさせる衣装に着替えて何故かやさぐれていたハルトがいた

 

 

「はっ!」

 

 

「そうだ今の感覚だぞ、良くやったな一夏」

 

 

「お、おう!」

 

 

「良いなぁ一夏……千冬に褒められてる」

 

『まだまだだな相棒』

 

 

「兄貴」

 

『いや兄貴違う、アナザーカブト、お前の兄貴違う』

 

 

『俺達は闇の住民だ光を求めるな』

 

 

「あれ…俺の立ち位置って半端に光へ浮上しようとしてる影山さんに似てる?」

 

『相棒、それ以上はいけない』

 

 

「まぁ良いや……3分経ったな」

 

そういうとハルトはカップ麺 地獄ラーメン・末っ子豚骨味をズルズルと食べていたのである

 

 

「心に染みる……空が眩しい…」

 

 

 

「千冬姉」

 

「後でメンタルケアはしておくからお前達は自分の訓練に集中しろ」

 

「あ、あぁ…」

 

 

そう話していると

 

 

「良い暗黒面の波動を感じますぞ国王陛下」

 

「伯爵?」

 

 

「その憎しみこそが力となるのです」

 

 

「そうかコレが暗黒面の力!」

 

『やばい相棒が闇落ち仕掛けてる!』

 

『いや割と堕ちてるよな?』

 

 

「良いなぁ一夏…お前も二代目地獄兄弟・弟にならないか?」

 

 

「良さんか馬鹿者」

 

 

「あべし!」

 

 

千冬の拳骨は今日もハルトの脳天を捉えたのであった

 

 

 

そして目が覚めると身嗜みを整え、ハルトは仲間達を集めた上で玉座に座るのであった

 

 

円卓とは座るなら身分差なんてないよ!と公平と平等の象徴であるが

 

 

 

「何でナツキが上座座ってんの?下座に行けよ」

 

 

「ちょっと待て!アルトリアから聞いたけど円卓って公平という意味ではなかったのか!」

 

 

「マナー講師の手にかかればこんなものらしい」

 

 

「そんな!…ま、まぁ…そういう事なら」

 

 

「あ、そろそろリアル脱出ゲームの時間だからお前を会場に転移させておくな」

 

 

「ちょっと待て!頼むからそれだけは辞め「つか幹部面してんじゃねぇよ、このドリンクバー往復係」ちがっ!ああああ!」これでよし」

 

 

クラックが開かれるとナツキは牢屋敷に飛ばされてしまい 今日もまたナツキはヤンデレから逃げるリアル脱出ゲームが始まるのであった

 

 

「昔見たTVアニメでラスボスが【自ら育てた闇に喰われて、人は滅ぶ】って言ってた意味が分かった気がする」

 

『多分、その闇と違う、これは人の病みや』

 

 

「コレが逢魔で1番人気のテレビ番組なんだよなぁ」

 

『世も末だな』

 

 

「これでしたら陛下と親衛隊の鬼ごっこも視聴率取れそうですね」

 

 

「おい辞めろ、俺の王としての威厳が無くなる」

 

 

「安心してください国王陛下、貴方は親しみ易さに振り切れていますので威厳など無くとも国王陛下のご威光には何の問題ありません」

 

 

「そうだな伯爵!」

 

 

そのノリにモールは頬杖をつきながら答える

 

 

「おい、それは威厳がないという事だろう?」

 

 

「そうじゃん!」

 

 

ツッコミに納得したハルトであったが、それ以上に

 

 

「おいモール!貴様、魔王様に失礼だぞ!」

 

 

「待てフィーニス!」

 

 

「しかし魔王様!」

 

 

「無礼なのは…お前達も大概だぞ寧ろ付き合い長い分容赦ないし」

 

 

「そうでしたね!」

 

 

「モール、アイツの首絞めて良いぞ」

 

 

「ほぉ」

 

 

「それはお辞めください!」

 

 

「ったく…何で怪人王側のNo.2はこんなんしかいないんだよ」

 

 

「俺は違うぞボス!」

 

 

「そうだなネガタロス、お前はいつだって俺に忠実だからな」

 

 

「その通りだ」

 

 

「お前の戦果は聞いている、見事だな!」

 

 

「いや…まだボスの望んでいるシステムの情報すら掴めていないのでな」

 

 

「気にするな、いざとなれば財団Xを攻撃すればOKだから大丈夫だし寧ろ大変な仕事任せて悪いと思っているよ」

 

 

「お褒めに預かり恐悦至極」

 

 

「むっ…」

 

 

「はいはい喧嘩するなら後にしてよそこの補佐役2人!全員集めたのは現在の進捗確認とその共有にあるからさ」

 

 

その言葉に全員が頷くと

 

 

「まずはハウンド、伯爵、モールの銀河帝国への攻撃チーム」

 

 

「はっ!先ずは我々の知る限りの共和国基地や分離主義者の基地跡から使えそうな物資を回収中、数度は銀河帝国のトルーパーと接敵しましたが全滅させています」

 

 

「であるか」

 

 

「そして反乱同盟軍なる組織のものと接触して協力関係を構築中です」

 

 

「そいつら経由で俺達の情報がバレる可能性は?」

 

 

「上層部に秘密裏ですしモールや伯爵の力を借りて伝言ゲームさせていますから、バレても辿り着くには時間がかかるかと」

 

 

「そうか」

 

 

「次は私ですな…現在、昔の部下など生きている伝手を使い嘗ての勢力の残党を集結中です」

 

 

「うむ…モールは?」

 

 

「俺は変わりなく帝国内に違法なスパイスを蔓延させて経済から滅茶苦茶にしている」

 

 

「あぁ、そういやぁどっかの国も違法なスパイスを流されてとんでもない事になったとな」

 

 

「しかしあの闇菓子の効力は恐ろしいものだな」

 

 

「あぁ、俺もまさか闇菓子が銀河帝国で蔓延するヤバい薬になるとは思っても見なかったよ」

 

 

それを製作するグラニュート 恐るべし

 

 

「ただ少し時間をくれれば犯罪界の大物を従えさせてやる…そいつは犯罪王と呼ばれているが俺からすればナメクジの親玉だがな」

 

 

「ナメクジみたいな犯罪王?…まぁ良い、何か必要なものがあれば回すぞ?」

 

 

「なら闇菓子を頼む、量があれば犯罪王を闇菓子漬けにしてくれる」

 

 

「分かったランゴに超高品質な物を用意させよう、些事は一任する裏社会全てを支配すればあの銀河の半分はモールのものだ」

 

 

「いいや違う、俺達のものだ」

 

 

「エクセレント!」

 

『漠と同じで現実世界だと発音が残念だな』

 

『言ってやるな』

 

 

「流石は最高幹部というべき働き…ドゥークーも議長としての立場もあって大変なのに迷惑をかけるな」

 

 

「何、これくらいは安いものです」

 

 

「そうなれば俺は全力をもって報いねば…まずは三人を援助して皇帝をこの手で排除し銀河帝国すらも俺の支配下に置くしかないな!」

 

『このおバカ!!』

 

 

 

「もうここまで来たらとことんやってやらぁ!もう国一つ征服しようが世界征服しようが銀河征服しようが大差ねぇわぁ!!」

 

 

「おぉ……魔王様がノリと勢い全開だ」

 

 

「勝ったな」

 

 

「そうなのか?」

 

 

「モールは知らないようですが魔王様は普段こそクールを気取ってますが実際はロケットエンジンを詰んだ一輪車と揶揄されるくらいに頭のネジと行動が外れている方!あのお方に任せれば大丈夫です!」

 

 

 

「そ、そうなのか?」

 

 

 

「けど、そうなると仮面ライダーが俺を倒しに……あぁ……い、いやあああああはああああああああ!!」

 

 

 

「おぉ!ボスがあまりのストレスで発狂したぞ!」

 

 

「大丈夫ですか陛下!」

 

 

「見て慣れろ新参、これが逢魔の風物詩ブレーキの壊れたハルト坊よ」

 

 

「お、おぉ…」

 

 

そしてハルトは議会に集まった幹部達に笑顔で答える

 

 

「はぁあああ!……ふぅ…で…では他のチームからの報告も聞こうか」

 

 

「ストレスがあるなら精神科医の手配でもしておくか?」

 

「辞めておけモール」

 

 

そして各チームの報告を聞いたハルトは満足そうに頷くと

 

 

「やっぱり皆は優秀だね」

 

 

その言葉に当然と頷く幹部達であるが

 

 

「俺も負けないように頑張らないとな!」

 

 

 

「魔王様は程々にしてください!」

 

 

「えええええ!」

 

 

「良いですか、今の魔王様の実力でしたら気まぐれで文字通り世界を破壊する力があるんですよ!そんなに力を高めてどうするんですか!」

 

 

「皆を守る為だよ!」

 

 

「だとしてもです!魔王様だけ最強では意味ないのですよ!」

 

 

 

「もう……分かったよ…ダグバ!カレラ!ちょっと修行の成果を確かめたいから戦おうぜぇ!」

 

 

「うん!」「良いとも!」

 

 

「だから辞めてくださいよ!お願いしますキャロル様!あかね様!」

 

 

「あぁ任せておけ」

 

 

「ハルト、ちょっとお話しようか?」

 

 

「ひゃい…」

 

 

ハルトは怯えた瞳で2人を見ていた

 

 

「どれだけ鍛えてもハルト様は嫁には勝てないのか」

 

「まぁ魔王ちゃんらしいよね」

 

 

やれやれと周りは見ていたのであった

 

 

 

「前から思っていたがな…お前は少し自重しろぉ!」

 

 

「自重……すまない今、地球の本棚で調べているが俺には備わっていないかも知れない」

 

 

「なら、その体にみっちり教え込んでやろうではないか」

 

 

 

「ハルトはもう少し止まる事を覚えてよ!」

 

 

「俺は止まると死ぬんだよ!」

 

 

「マグロじゃないんだから!」

 

 

2人の説教でハルトは

 

 

「大丈夫…皆の先に俺はいるからよ」

 

 

『何言ってんだよ団長!』

 

『団長違うぞ』

 

 

「だからよ…止まるんじゃねえぞ…」

 

 

『キボウノハナー』

 

『いや止まれよ』

 

 

そうして暫く嫁達の説教で涙目になり連行され

みっちり説教されていた時に

 

 

 

「そろそろ千冬と束達はIS学園だな」

 

 

「そうだねぇ〜」

 

と話している時 嫁達の心が一つになった

 

 

 

「「「「「ハルト/主/ご主人様/旦那様/ハルきちのストッパーが少なくなるって事か!」」」」」

 

 

「寧ろ千冬というストッパーが無くなり何かやらかす可能性が高い」

 

 

「ちーちゃんがいて、コレだもんねぇ」

 

 

「えへん!」

 

 

「褒めてない!」

 

 

「そっかぁ……けど一夏達の事もあるし秋羅の面倒も見ないといけないから暫くはIS学園に俺も行くよ」

 

 

「っ!」

 

 

「え…ハルトって学生してるの!」

 

 

「違うんだ、あかね…実は…俺……IS学園で非常勤講師をしているんだ!」

 

 

 

「ハルトが先生って…人に何かを教えられるの!?」

 

 

 

「あの、あかねさん?予想以上の言葉に俺はグロッタの鎌によって切り裂かれたバイト並にダメージを負ってるよ」

 

『致命傷じゃねぇか』

 

『コメルの仇!』

 

『落ち着けアナザーヴラム!!』

 

 

「し、失礼な!俺だって人に料理くらいは教えられるよ!」

 

 

「それならばハルくん!今すぐちーちゃんに料理が出来る叡智を授けてみせろ!」

 

 

「エゴだよそれは!つか千冬に家事全般出来る訳ないじゃないか!」

 

 

「それもそうか!」

 

 

「「あはははは!!」」

 

 

ハルトと束が肩組みながら笑っていると千冬は笑顔でサタンサーベルの鋒を向けてきた

 

 

 

「ほぉ、死にたいようだな貴様等ぁ!」

 

 

それに思わず2人は

 

 

「「ってベアトリスが言ってました!」」

 

 

「えええ!」

 

 

「犯人は貴様か小娘ええ!」

 

 

「冤罪ですよおお!!」

 

 

2人の追いかけっこを皆微笑ましく思ったが二亜がポツリと

 

 

「あれ?そうなるとハルきちが女子校にいる事になるから……これ新しい人が増えるかも知れないね」

 

「「「「!!!!」」」」

 

 

「んな訳ねぇだろ!」

 

 

「いや貴様……真耶の胸を見てドギマギしてたろ?」

 

 

「なぬ?」

 

 

「いやいやハルきちは脚派で「そう言えば妾の事もそんな目で見てたような」…嘘だよねハルきち?ねぇ!そうだよねハルきち!!あんな胸部装甲なんて関係ないよね!」

 

 

「それはそれ、コレはコレ!」

 

 

「「「……」」」

 

 

「皆……ナゼェミテルンディス!!」

 

 

「ハルト、そこに直れ」

 

 

「え?」

 

 

「問答無用!!」

 

 

「何でさぁ!つかキャロルは山田先生の事知らないじゃん!IS学園にいた時はキャロルはあの世界に残ってたし」

 

 

「束から要注意人物として写真込み説明されたからな…というより以前ならいざ知らず、今の貴様を女子校なんぞに放り込んだら何人増えたか分かったものではないわぁ!!」

 

 

「俺先生!生徒に手を出さないよ!俺、如月弦太郎先生に誓う!OK!!」

 

『マジもんの誓いだな』

 

『必死なのは伝わってくらぁ』

 

 

「七罪、アンアン、ユキ、エマ、アリサ、マーゴ、ココ、ハンナなど年端も行かない女の子達を堕としておいて信じられるか!というよりそこまで増やすな!」

 

 

「てかその発言の場合、先生には手を出すって事かなぁ!ハルくん!」

 

 

 

「何で、そうなるの!」

 

 

「ハルト、日頃の行い」

 

 

「俺が一体何をしたぁ!」

 

『相棒、自業自得』

 

 

とそのまま説教は続くのであった

 

 

その光景に唖然とする新参者に対して

 

 

 

「見なよ、我等の魔王を」

 

 

「ひぃん!」

 

 

「尻に敷かれているな」

 

と憐れむ家臣団であったという

 





予告

新たな事件、新たな敵 各地で混沌を極める逢魔王国 そんな中 

白スーツの動向に関する情報が飛び込んできた!

果たして 罠か本命か?

次回 二者択一 お楽しみに!

オマケ短編

IS世界 少し未来の事


それはある日の朝、寮でシャルロット達とご飯を食べていた時の事


「あら、シャルロットさん…唇が切れてますわよ」


「え?……あ」


「よろしければ化粧品会社の未使用品リップがありますからお使いくださいな」


「あ、だ…大丈夫だよ……」


「ですが…」


「ごめんね…何て説明したら良いか……これは……そう…一夏に噛まれただけだから」


「「「「は?」」」」


「っ!」


その言葉と同時に逃げ出す一夏を追いかけ回す4人の専用機持ちがいたという

秋羅はやれやれとお茶を啜りながら日常を謳歌していたのであった


「アイツ、何してんの?」


「朝から元気って話です」


「本当、誰に似たんだか」


「間違いなく貴方とその姉ですよ」


「んな訳ねぇよ、もし一夏が千冬にそっくりなら押し倒されるじゃなくて押し倒してるって」

『お前は千冬に押し倒されたがな』

「アレはアレで忘れられない展開だったよ」


「いや見てないで止めてくれよ!!」

一夏の悲鳴虚しく 4人に連行されて行ったのをハルトは見送るのであった…

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