前回のあらすじ
一夏の非常識に振り回される生徒会長 楯無であったが学園祭の準備が順調に進んでいたが
束が派遣したオリガとカレンによって現場は混乱していた
整備室にて2人は白式の整備をしていたのだ
「はぁ…」
「どうしたんだいカレン?」
「いや…主が執事服を着て従者に奉仕する光景に現実を疑ってな」
「いやいや王様が料理して国民に振る舞う時点で現実じゃないって」
「確かに…そうだったな」
「それよりも一夏の奴が珍しく困惑してたな」
「主の話だと周りの環境に戸惑っていたらしいな確かに自分以外が異性の環境など違和感しかないのは分かるし好意を寄せられても分からない事もあるだろうな」
「ま、無理もないね私もそうなりそうだし」
「そんな事より白式の調子はどうだ?」
「絶好調だ、直ぐにでも動ける」
「分かった、では私は…ん?」
「やぁやぁオリガにカレン!差し入れだよ!」
「あ、ありがとうございます…」
「主…来るならそうと」
オリガは未だに初対面での恐怖体験が抜けていないのもあり硬いがカレンは慣れたように苦言するも
「サプラーイズ!」
と出してきたのは馴染みある料理ばかり…まぁ一先ず安堵するが
「はぁ…」
「それよりも何処でこの食材を?」
「確かに主はビリオンバード以外は余り持参されませんよね?」
「何か知らないけど俺の知ってる人間界の食材があったからそれで料理作ってきた」
「え、それって…」
同時刻
「さぁてとメニュー開発するか!」
と冷蔵庫を開けた数秒後に見たのは
「……俺が取ってきた食材があああああ!!!」
中身が空になった冷蔵庫、冷凍庫を見て一夏が絶叫していたのであった
そんなの知らないと笑っていたが
「一夏…」
「主、一夏に怒られますよ」
「そん時は詫びでグルメ界の食材でも持ってくるわ」
「辞めてください、この世界ではオーバーキル過ぎます」
「そっか?」
と食事を取りながら談笑していたのだが
「しかし主…首尾は良くないのですか?」
それはこの世界にいる謎の勢力に対しての事だろうが
「まぁ慌てる時間じゃないよ…そん時は来るさ」
奴等が事を起こすなら学園祭でやる可能性大 それならば
「学園祭にアウトサイダーズを投入する」
「学園が廃墟になりますので止めてください」
「冗談だテスタロッサ、カレラ、ウルティマの三人娘を」
「貴方はこの世界を滅ぼすつもりですか」
「あの3人もそう発言には遺憾と言うぞ?まったくカレンは心配症だなぁ!」
「ですが私としては……主の側に居られないのは騎士としても伴侶としても心配なのです…その最近は良く護衛にと一緒にいましたので…」
「カレン…」
そんなカレンの頭を撫でるとハルトは普段通りの表情に
「大丈夫、俺こう見えても強いから」
「知っていますよ、疑いようがありませんからね」
「そだ2人も学園祭があるから楽しみなよ」
「主のアレを見て正気を保てるのでしょうか?」
「俺のコスプレ見ても普通にしてる奴のが大半だわ」
そう言って部屋から出たハルトは見聞色の覇気で検知した
侵入者の気配である
それは海に囲まれたIS学園へと繋がるモノレール付近 そこに待機しているのは物々しい武装をした軍人達 彼等の狙いはIS学園にいる篠ノ之束、その娘のクロエ・クロニクルの身柄を確保して本国へ連れ帰る事と一夏の身柄と専用機奪取である
「ま、学園に忍び込んで篠ノ之教授と娘を攫うだけの楽勝な任務だ」
表沙汰になっては世界的なバッシングは避けられないが所詮は学園 警備など大した事はないとタカを括っていた 女子供を攫って帰る楽勝な任務 しかし彼等は知らなかった
「ははは……kill them all!(皆殺しだ)」
その行為は魔王の逆鱗を触れるに十分過ぎる地雷 そしてこの世界でハルトは初めて魔王たる力を発現させる
後世の歴史書にはこう記されている
倫理観などない、人として何か欠けている狂人 の集い、それが逢魔であると彼等は身をもって味わう事となる
ISは無くとも、それでも正規の軍人達が武装している、それだけでも警戒すべき案件だが
「亡、ジャミング頼む」
【了解……この作戦ですがneverを投入しないのですか?】
「確かにうってつけな人材ではあるが、奴等には別件を依頼したいからな今回は別の奴等に任せるよ」
さて外部からの通信は入ってこないと確認したので
「さぁ悪夢の時間だ」
と左腕につけたブレス型アイテム レディガントレットにナイトメア を封じたカオスカプセムを装填し解放する
『ウワッハッハッハ!!……カオスリリース』
「さて、お前達も行ってこい」
怪人創造で生み出したナイトメア は紫の蝶となった飛翔する
その蝶の羽ばたきは 襲撃犯にとって嵐となり襲い掛かる
そう この悪夢は現実のものとなる
彼等の拠点 数多の侵入者警戒トラップも意に介さない襲撃から恐怖を始めよう
それは彼等にとって醒めない悪夢の始まり
警戒と防衛の為にトラップを仕掛けるのは当然 しかし
「お前たちも芸術にしてやろうかぁ!!」
粒子レベルまで体格を変えられるモウルドナイトメア の前では意味がない そもそもそんなサイズの敵まで対応する装備などある訳がないのだ その奇襲と同調して現れたのは
「分かっていないなモウルドよ、芸術とは爆発するものだぁ!!」
「おいボム!熱波出すなよ!」
全身赤と青のコードによりグルグル巻きにされた異形 ボムナイトメアが現れた
「ぎゃはははは!」
「敵襲!!」
「何だコイツ!化け物だぁ!」
「無駄だぜ、俺みたいな人型爆弾がちょっと前まで映画で流行ってたから知ってるだろ!ほら……確か…あれだ!最近の流行りの頸動脈から何か噴き出て!」
「アイリスア○ト!って喧しいわ!」
軽口を叩き合う2人に兵士達は銃を放ち攻撃するもモウルドナイトメア の前には意味をなさない当たる前に腐食してしまうしボムナイトメアは爆風により弾丸の軌道を変えるのだ 突然の怪物による奇襲という悪夢は続く
「おいおい、そんな銃で俺達が倒せる訳ないだろう?」
ネガティブな発言と共に現れた 片腕が銃となっている歪な化け物 ガンナイトメアが兵士達を拘束しながら銃弾を浴びせる 1人また1人と倒れる兵士達 だが悪夢は終わらない
天井のガラスを突き破り現れたのは背中に翼を生やし顔面にはペストマスクをつけた異形 クロウナイトメアが兵士を拘束するとそのまま高所から突き落とす グシャ!と生々しい音と共に絶命した兵士を見て彼等も恐怖に駆られる任務所ではない早く逃げて この悪夢からおさらばしたい!とだが
クロウナイトメア が月明かりを背に現れた事で現れた影 その中から現れるのは新たな恐怖
「暗いのが怖いか?」
シャドウナイトメア の参戦により更に現場は混乱する 夢なら覚めて欲しい ところがどっこいこれは現実であったのだ
それは戦闘とも言えない 組織だった抵抗すら出来ずに拘束されてしまったのだから
全員武器を没収され拘束されたままでいるとハルトがノクスの衣装を着て現れたのである
「お前は常葉博士!何故此処に!!」
「まさか…あの化け物もお前が!」
「意味のない質問に答える必要はない、さて此処で何してたか話して貰おうか?」
「貴様に何の関係がある?」
その兵士の問いかけに
「貴様は疑問文には疑問文で答えろと学校で教わったのか!?黙ってこっちの質問にだけ答えろやぁ!このド低脳がぁ!!」
何処ぞのパープルヘイズばりのブチ切れに任せて蹴りを一発 しかしハルトの人間離れした脚力で蹴られたら…
パァン!とザクロのように弾けたのは言うまでもない 上がった血柱に兵士達は恐怖で震え上がった
「こ、こんなの人間じゃねぇ!」
「人間じゃなくて結構!大事な家族を守る為なら化け物で構わない、さて君たちが何処の誰でどんな目的を持っていたかを話して貰うぞ」
「話す訳がないだろう!そんな事!!」
「任せろ、そう言う奴の口を割らせるのが大好きな奴を知っているんだよ」
さて我が家の拷問官のお仕事ですよと電話したら変な問いかけがきた
「えーと…は?生まれ変わるならハンガーラックとロッキングチェアのどっちが良い?」
何だこの質問は?とハルト自身も首を傾げるヤクヅキは何考えてるのか分からないなと笑うも物騒な質問には兵士達も恐怖しかない しかし
「お待ちをせめて慈悲を与えましょう」
「ん?」
そこに現れた異形はまるで毒々しい植物…正確に言えば野菜のようなビジュアルをしていたのだ
「彼等は上司に対して 言いたい事も言えない、そんな世の中ですからね…ハルト様」
「いや名前ネタは辞めようぜ、ポイズン」
ポイズンナイトメア には今までの怪物とは違う理知さを感じたのか兵士達は希望と見ていたが
「それで如何でしたかな我等ナイトメア の初陣は?」
「excellent!流石だな、お前達」
新たな同胞には家族のような鷹揚さを見せるハルトに全員 照れくさそうに答えるのであった
「さてと…そろそろ場所を変えたお話しないとね……ボム、派手にやって良いぞ」
「御意!」
ハルトはナイトメア達を蝶に変化させ体に戻すとオーロラカーテンで兵士達連れて全員を転移させ証拠は何一つ残さずに転移 する前に掃除だと言わんばかりにボムは
「見てろ…芸術は……そう爆発だああああああ!!」
直後 ドーーーーン!!と大きな爆発が起こった 爆破直後にボムは蝶に戻りハルトの体へと戻った
結果としてモノレールへの被害はなかったが倉庫での原因不明の爆発が発生した事は新聞を賑わせたのであった
そして拘束された兵士達は
「やぁ楽しみだね苦痛以外は感じられなくしてやるよ」
「ハルト坊よ新鮮な素材提供に感謝するぞ!」
まぁ何があったかはお察しの通りである
そして流石の我が家の拷問官 見事に全員の口を割らせる事に成功したのだ その事実を告白させるまでは利用価値があるので殺すなと指示しておき その報告書を見て眉間に皺を寄せる
「ほほぉ束とクロエを……ねぇ…」
ハルトは怒りの形相を見せると
「どうしてくれようか」
逢魔の流儀ならばそんな国家は殲滅一択であるが、この世界では魔王を名乗っていないので そんな真似はやりたくない…それなら
「相談するか」
被害者に罰を決めて貰おうと相談、そして
「ほぉほぉクーちゃんと束さんをね……ふむふむ」
「一夏を狙ってる辺りも考慮したら」
「有罪!没収!死刑!だよ!」
束は普段の笑顔だがハルトは良く知っている、目が笑ってない束は怒るほど笑うタイプであるのだ
「ハルくん、束さんに証拠全部頂戴♪」
「おう」
「さぁてと」
その朝 束はその国のIS全機を機能停止にしてコアを全没収し 襲撃犯達とその証拠を元を公表 事態は未然に防いだがと前置きしたが実行されていたらIS学園にも被害が出ていたと宣言する
当然その国は実行犯の事について関与してない、一部の人間が勝手にやった事と言い逃れようとしたが逃げ道を許さない証拠の山に言い逃れが出来なかった
しかもISが使えなくなる事で国際社会での孤立や経済への影響もあり、その国の代表は束と懸命な交渉をしたが自分や娘を攫おうとしておいて何被害者面してんのゴラァ!と言わんばかりに取り合わなかったのである
賠償金やら何やら提示されたが束が許す事はなかった
程の良い見せしめである…
だが暴力を向けられて暴力で返さないのは逢魔の流儀ではないので
「芸術は爆発だぁあああ!」
その国の首相官邸や議事堂や観光名所をボムナイトメア に爆破して貰い大損害を与えさせて貰ったのは言うまでもない
そんなニュースが報道されたとなればIS学園にもマスコミの目が集まるのは当然の事である
そして束は打って出るなり事実を全部 マスコミにリークするからそりゃまぁ向こうも更に炎上する、まぁ俺も色々水面下で動いているから束を怒れない何せ コア作ってISOを軍事利用しよう!その為に束を攫う、クロエは逃げ出さないようにする人質と…ふむ
「やっぱりもう少し痛い目に遭ってもらうかな」
半端にせず徹底的にが逢魔のやり方なので
『おいまさか』
「グロンギとオルフェノク呼んで、それと魔蛇も」
世界滅亡へのカウントダウンとなりかけるも流石にやり過ぎと止められたが その国でのゲゲル許可などは出した…意味もわからない殺人ゲームに巻き込まれる恐怖を味わうが良いと
『怖いな』
「エボルトに教えて貰ったんだ、時には一気にやるんじゃなくて真綿で首を絞めるくらいが丁度良いって」
『そうかぁ…』
「いやいや俺の大事なお嫁さんと娘に手を出そうとしたんだ…このくらいで許してるだけ恩情だと思うけどなぁ」
『お、おう…』
ハイライトの消えた目は恐怖でしかなかったのであったが
「しかし一つ納得いかない事がある!」
『何だ?』
「世界を滅ぼす魔王と呼ばれたディザスターナイトメアのビジュアルだよ!何で魔王のイメージがあんな感じなのさ!普通もっとファンタジーな方じゃないの!」
『子供由来の言語や形にできない恐怖心の具現化と夢由来でのグチャグチャ具合があるだろうな』
「声もトルーパーと同じだし!」
『中の人が同じだからな』
「中の人って何だよ」
『永遠のミステリーだ、知らなくて良い』
「さいですか……けど暫くはうちの関係者に護衛をつけてくれ警戒は厳しくな」
『そう伝えておく』
そんな刺激的なニュースが場を盛り上げていた頃 学生達は楽しく学園祭の準備をしていたのだ
衣装合わせでは
「くーちゃん!可愛いよ!そのまま目線頂戴!!」
「良いかバットショット!全方位から撮影するのだぁ!」
束とハルトは親バカ全開で娘の服を撮影していたら
「落ち着け馬鹿者」
千冬に拳骨をくらい、かつクロエから
「お父さん、お母さん…辞めてください恥ずかしいです」
「「そんなぁ!!」」
親バカ2人は枕を濡らしたのは言うまでもないが
「それならお父さんも執事服を合わせてください」
「まぁ任せろ」
「てか今更だけどさ宗一に頼らなくて良かったのか?」
「確かトータスで執事みたいな事してたよね?」
エボルトに振り回された苦労人 ブラッド族のナーガこと宗一の事を言うが
「あぁ、宗一は今、大使館常駐の外交官だし完全な私情で呼び出すのもちょっとな」
寧ろトラブルの雨嵐だろう幻想郷の外交官にするのは気が引ける
「それに俺みたいなのが執事のコスプレとか似合わないし」
「いやいやカレンちゃんが刺激が強いって言ってたよ?」
「それは王が従者の衣装着て奉仕する光景が異常なのでは?」
と軽口を叩くものの身嗜みを整えたハルトの姿は
「どう?」
珍しく全員が閉口する程であった
「あ、あれ?やっぱり似合わない?」
「い、いやぁ…確かに…なんて破壊力」
「普段ダサい私服しか選ばないからの破壊力だからだろうな」
「それだ!ギャップ萌えだ」
「聞こえてるぞ2人とも、それと最近の私服は皆が選んだ奴着てるからね」
やれやれと答えるも
「こほん……おかえりなさいませお嬢様?」
練習通りに礼をして見せると
「「……」」
「あれどしたの2人とも?」
その一言で再起動した2人は
「ちょっとハルくん、このまま時間貰えるかな?その衣装の破壊力について朝までホテルで語ろうじゃないか」
「おい待て束、それは私の役目だ」
「落ち着いてください2人とも!生徒が見てますよ!」
「山田先生、ごめんもうちょい押さえ込んでて」
「下がれ真耶」
「はい!」
「山田先生!?」
「じゃあハルくん!そのまま写真を撮っても良いかな!」
「えぇ……いやいや…こんなおじさんの写真なんて需要ないでしょ?」
「そんな事ないよ!ねぇちーちゃん!」
「その通りだとも少し待っていろカレンを呼んでくる!」
数分後
「えーとこれは…」
「すまんカレン、暴走した2人を止めてくれ」
「申し訳ないそれは無理ですね」
「カレン!お前もか!!」
「お父さん、コレが私がやられた事ですよ」
「だとしても!」
逃げようとしたが無事に捕まり撮影会される事となったのであった
「それなら士さんに撮って貰いたい」
『諦めろ』
「だよなぁ…」
取り敢えず休憩を貰うと
「一夏!宣伝用に写真を撮影させてくれないか!」
「待ってくれ箒!だとしたら何だその大きなカメラは!」
「姉さんとハルトさんの力を借りて製作した、高性能カメラだ!ISのハイパーセンサーと同じ性能を誇っているぞ!」
「怖いんだけど!待て箒!本当にそれは一枚だけなのか!」
「勿論だ…コピーして保存用、鑑賞用、布教用に使うがな」
「保存用と鑑賞用は兎も角、布教って何だ!布教って!」
「それは……知る必要はない」
「教えろよ!」
と追われる一夏に追う箒に何故か言葉にしようのなかったのである
「今更ながらにデスゲームナイトメア 考案のリアル脱出ゲームとかも出し物としてアリだったのでは?」
『おい流石にそれはダメだろ』
「そっかぁ……あ、そだそだ実は新しい必殺技を思いついたんだよ」
『アレだろ、シャドウナイトメアの応用で影から物を出し入れ出来るようにしたとかだろ?』
「何故バレた…」
『何年いると思ってんだ?』
クスクス笑いながら話す、生徒会長はどうやらあのボムの一件を調べているようだ…まぁ証拠なんて見つかりようはないんだがね
「…………」
実際 襲撃犯の身柄は抑えているし逢魔に関与した記憶だって消しているのだが
もう1人 口封じせねばならない人がいるとハルトは思い出した
「いや別に忘れたままならそれで良いんだけど…」
不用意にこちらの事情に踏み込んだなら対処せねばと思案するハルトであった
そして遂に始まるはIS学園 学園祭で
「始まったよ、こんなおじさんのコスプレとか需要ないでしょ」
『いや一部の層にはあるだろう?』
「えぇ……」
「あ、連絡来た…んじゃハル兄 ちょっと迎えに行ってくるから宜しくね!」
「秋羅、もし奴がサボろうとしたら遠慮なくマッハウィールで連れ戻せ」
「御意」
「さて…と始めるか」
「はい!」
と2人は一応真面目寄りなので頼まれた事はやるのである
その頃
「此処かぁ……祭りの場所はぁ…」
浅倉ムーブをかましたナツキに一夏はチベットスナキツネの瞳で見つめると直ぐに拘束して引きずる
「はいはい、カッコつけてないで行きますよー」
「待ちたまえ一夏君!此処でマドカに会いに行ったら俺の学園祭はそこで終わる!マドカに監禁されてしまうかも知れないんだ!」
「マドカはそんな事しない!……あ」
「何か心当たりあるの?」
「ハル兄に前、プリズンナイトメア の力を貸して欲しいとか何とか」
「脱出不可能な監獄に監禁しないでえええ!」
「ほら行きますよナツキさん!でないと俺がマドカに殺される!」
「俺の生命とどっちが大事なんだい!」
「そんなの自分の命に決まってるでしょう!」
即答であった
「仮面ライダーとは思えない発言なんだが!」
「悲しいですね」
「そうだな、悲しくならない為に戦ってるのにな…って一夏?」
「てか人を助ける仕事をしてるなら、先ずは自分の体を大事にしろってエグゼイド で言ってましたよ!」
「だとしてもでしょ!困ってる人が此処にいるよ!」
「てか、そもそもアンタがマドカにあんな事しなければ良かったんですよ!」
「それには返す言葉もない!!」
「あ!悪いな弾!学園祭を楽しんでてくれ!」
「お…おう、ありがとうな」
一夏が呼んだのは親友の五反田弾、そしてマドカはナツキを呼んでいた
そしてライダーバトルの勝者と千冬からチケットを渡された2人は地図に従い行くと
「おかえりなさいませ、お嬢様」
執事服を着たハルトが出迎えたのである
「……あら」
「わお」
「んだよ、わーってますよ俺みたいな良い歳した奴がコスプレするとか無いわーって言いたいんだろ?アンティリーネ、ベアトリス?」
そこには耳を隠して現れたアンティリーネと私服姿のベアトリスがいた
「そんな事ないわ似合ってるじゃない旦那様」
「そうですよ馬子にも衣装です!」
「取り敢えず今はその呼び方辞めてね…後それ褒めてねぇだろ?」
「なら、どう呼ぼうかしら…ご主人様?」
「あ、それ良いですね!」
「辞めましょうかお嬢様達、此方へどうぞ!」
「ふふふ」
そう笑いながら椅子に座ると
「此方を」
「あら、ありがとう」
紅茶を飲みながらメニューを見る
「………?」
「どうしましたか?」
「旦那様が敬語を使ってる違和感が消えないのだけど」
「そう言うコンセプトなので」
「ジョウゲン達が見たら発狂するわね」
「いやいやアイツらなら【また頭のネジ外れた】の一言で済ませるよ」
「一応、建国前からの付き合いなんですよね?」
「まぁね……んで、ご注文は?」
「そんな事より先輩は何処ですか?」
「千冬なら仕事で回ってるぞ?」
「えええ!てっきり此処で執事服着てると思ったのにぃ!」
「いや千冬が執事服とか着てみろ、ファンが発狂するぞ」
「そんなにですかね?」
「俺が推しを見てる姿と同じ感じだな」
「うわぁ…面倒くさいですね!」
「なんか複雑だけど…まぁそうだね、つか千冬の執事服とメイド服とか着たら破壊力やばいだろ」
「いやいやぁ寧ろファンなら喜びますって!まぁあの先輩がメイド服みたいなフリフリの服を着るなんてあり得ないでしょうけどね!あはははは!」
「ほぉ、見ない間にアレコレ言うようになったな小娘」
「あはは…は…あれぇ先輩、いつの間に?」
「最初からいたぞ…さて、何をしている馬鹿者がぁ!」
「ぎゃあああ!」
千冬の日常的アイアンクローがベアトリスに炸裂する
「ダメですよ先生!お客様に暴力は!」
生徒は止めに入るが
「あ、気にしないで大丈夫ですよ!これは先輩なりの愛情表現で「生意気な口を叩けるならもう少し強く行くぞ」愛情表現が過激にぃいいい!」
「哀れ、ベアトリス」
「アレは日常だろ」
「ご注文?それなら兎で「アウト」あら残念……ねぇ」
「ん?」
「この執事にご奉仕セットとご褒美セットは何が違うのかしら?」
「ラビットラビット、タンクタンクみたいな違いだ」
「成る程、まるで分からないわね」
「俺が食べさせるか、アンティリーネが食べさせるかの違いだ」
「あらやだ、そんなの日常じゃない」
「だから言ったろ?珍しくもないって」
「いやいやそれ珍しいですからね」
「あらベアトリス、解放されたのね」
「ハルくーん!束さんにご奉仕セットをお願い!」
「はいよ」
「あーーん」
市販のお菓子だが、それでも束は悪くないと頬を緩める
「美味しいねぇ〜」
「変なの、これ市販のお菓子だよ?」
「ハルくんだからだよ、ほらほらあーん」
「ん、ほらあーん」
「「「………」」」
その光景に千冬、ベアトリス、アンティリーネは嫉妬の炎を燃え上がらせていた
「んじゃ次は「束、そろそろ私の時間だ変われ」ちょっとちーちゃん?何を言ってるのかな?まだ束さんの時間だよ?」
「いいえ私だけの時間です!」
「あら旦那様はモテモテね、なら私はご褒美セットにしようかしら」
「ん?良いぞ」
「「よくない!」」
「そう言えばマドカは何処です?」
「アイツならナツキと合流してからは知らないな」
「「「「あぁ……」」」」
その一言で何があったか大体悟った面々であったという
「そう言えばシャロンは?」
「アイツなら俺の執事服を写真に撮るなり紅茶やお菓子を食べる食べて帰ったぞ」
「うわぁ本当に自由ですねぇ〜」
「ま、そう言う所も可愛らしいんだがな」
「はぁやれやれ私達は本当にとんでもない男に惚れてしまいましたね」
「えぇまったくね」
「そう言えばクロエちゃんは?」
「ん?彼処だよ」
とメイド服を着て給仕する姿に
「アレが逢魔の第一王女とは思えませんよね」
「親バカに溺愛されてる段階で苦労してるだろうがな」
「クロエには不自由させて申し訳ないよ」
「そうかな?」
「あ、そだアンティリーネ…これ良かったら使ってよ」
と端末のデータに送ったのは影の力を宿すベルトとカプセムであった
「あら、ありがとう」
と話していたら一夏は連行されたのであった
「営業妨害じゃね?」
「ご安心くださいな先生、黒鉄君もですが少し催しに付き合ってくださいな」
は?と首を傾げ案内された場所では劇が始まろうとしていた
曰く
シンデレラは他国のエージェント 今日は舞踏会で王子の王冠を手に入れるのだと
「ほぉ、エージェントか…ならばあの格好が相応しい」
ハルトは早着替えで直ぐにとあるエージェントの衣装に身を包む目線の先には設定に対してツッコミを入れる一夏…ふむ王子役なら適任だろうなと頷いていると秋羅は執事役として一夏を鈴から護衛していたが
ふむ劇の盛り上がり、俺も一役買うとしよう
懐に忍ばせられていたリボルバーを発砲し舞台の中央に降り立つ
「ま、まさか…」
「ハル兄!」
「俺は通りすがりにして特務機関Codeのエージェント、コードネーム スプリングだ!言っておくがそう簡単に正体は明かさねぇぜ!」
「っておーい!もう正体明かしてるよ!ハル兄!!」
「あ……こほん!一夏王子に予告する!お前のお宝頂くぜ!」
そしてコツコツと靴を鳴らして現れたのほ
「そして同じく特務機関Codeのエージェント、コードネームはM!一夏兄さんに予告する!貴方の王冠を頂きます!」
「違うよハル兄もマドカも色んな世界観が混ざってるから落ち着いて!!」
「ダメだ一夏!落ち着くも何も最初からあの人は狂ってる!」
「そうだったぁ!てかマドカまで何でエージェントの格好してるのさ!」
「いや何故かMってエージェントぽい名前にデジャブを覚えるから…」
「気のせいじゃない?ほらこれを使え」
「これは!…ふっ、まさかこの装備をこの場面で纏えるとはな!」
ハルトは懐から取り出したのはロードインヴォーカーバックルとカプセムをマドカに渡したのである
「嘘でしょ!流石にそのその装備は反則だって!俺達だってその辺用意してないよ!」
「そんなの関係ない、お前は俺の…獲物だ!」
「行きます」
2人はロードインヴォーカーバックルを装着するとカプセムを挿入しボタンを押し込む
「はっはぁ!!」
「ふふふ」
『SHOCK!』『PANIC!』
「ずるっ!」
「逃げるぞ一夏!」
『『on your mark!on your mark!』』
しかし2人はそのまま
「「擬装!!」」
カプセムを回転させると2人はビーカーに閉じ込められ液体に満たされる アンダースーツが展開されると同時に装甲を装着 マドカはボンヤリとして幻影が憑依する形で現れた
『『Invoke lord system…SHOCK!PANIC!』』
マドカのビーカーには弾痕が刻まれる、ハルトはそのまま力任せにビーカーを殴り砕いて現れたのである
「はははは!」
「狩り、開始!」
「まさかのロードインヴォーカーかよ!」
「そう、俺はロードファイブ こっちはシックスだ」
『ナックルモード!』
「ターゲットを確認、捕縛する!」
『シュートモード』
ファイブはナックル型にシックスは射撃型にするなり一夏目掛けて攻撃を開始したのである
「ちょっと待てえええ!鈴達は分からなくもないけど何でハル兄達も襲いかかってくるの!」
「私はその王冠が欲しいだけだ!一夏兄!早くそれを渡してくれ!」
「俺はなんか面白そうだから一夏達を襲ってるだけだ!」
「いや、それクソ迷惑なんだけど!!」
「悪いな一夏、これも仕事なんでな!」
ナックルを逆手持ちして襲い掛かるファイブに対して秋羅はヴァルバラッシャーを盾にして受け止める
「くっ!」
「ほぉ、やるな」
「いやいや興味半分で襲撃してきて仕事はないでしょ!!」
「確かに!」
やはりハルトはアホの子であった
予告 苛烈する生徒会主催の劇に翻弄される面々 ノリと勢いで一夏を襲い掛かるロード達に一夏は生き残る事が出来るのか!
次回 灰被りの姫 お楽しみに!
オマケ短編 平成ライダー視聴
アギト編
「いやぁ最近はアギト熱が燃え上がってるよね!次は仮面ライダーアギトだ!」
『改めて見ると3人視点で見事に知り得てる情報に明確な違いがあるな』
「確かに、改めて見ると仮面ライダーアギト、仮面ライダーG3、仮面ライダーギルスって別番組で放送してるのを統合してるって見方もありかも」
「あ、G3…これが初出なんだね!」
「そう!世界初の強化スーツ型ライダーだよ」
「ねぇ警察がこの辺の装備持ってて大丈夫なの?」
「まぁ相手が人間じゃないからな」
「え…アンノウンの輪っかってさハル兄がいつも刀とかアイテム出すのに使ってる便利収納じゃないか!」
「違う、そんな俗物的な言い方しないで!一応神聖なものだから!」
「うっそだぁ!!」
「お前もアギトに覚醒させてやろうか?」
「そんなお手頃に出来ないでしょ!」
次行く世界
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真剣で私に恋しなさい!
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戦国恋姫
-
アカメが斬る!
-
スターウォーズ