「アナザーライダー?」
首を傾げているあたり本当に存在は認知されてないんだな まぁ仮面ライダーもいないから当然か 本物がいないのに偽者がいても分からないから本物になったか……なるほどアナザーライダー誕生での歴史改変したライダーの世界ってこんな感じなんだ
「それより何?そのコスプレ衣装は?今はハロウィンじゃないぞ?」
「これは戦装束だ!」
と青髪の女の子が話す
「なぁ、この辺にノイズがいたと思うんだけど知らないか?」
「ん?ノイズ…あの灰になる奴の事か?それなら」
指差す先には灰の山が
「……まさか!」
「倒したってのか…ノイズをシンフォギア無しで!」
「そんなに驚く事?まぁいいや後処理は宜しく〜」
専門家がいるなら任せて帰ろうと回れ右をして帰ろうとしたが
「あれ?体が動かない」
よく見れば影に刀が刺さっていたら、どうやら青髪の子が投げたようだ
「何故ノイズを倒せるか知りませんが貴方には我々について来てもらいます」
「やなこった、此処で脅しに屈したとか格好悪いからな!」
体が動かなくても能力は使えるのだ、食らえ
重加速!!
念じると顔が動くなり周囲の人や物の流れが止まった、いや正確にはスローモーションのようにゆっくり動いているのだが
重加速 簡単に言えば周りの動きが限りなく抑制された世界
此処で動けるのはアナザードライブ 俺だけだ
「ふん!」
謎の拘束を解除して、自由になると別のアナザーライダーの力を起動する
[ウィザード]
炎の魔法陣が通過すると姿が変わった
それは砕けた宝石のような外見をしドライバーには骨の手が添えられている まるで死してなお力に取り憑かれたように
『ウィザード』
絶望に囚われた魔法使い アナザーウィザード
変身と同時にかけられていた重加速は終わるので
「っ、体の自由が効くぞ」
再度取り押さえようとする2人が来る前に、空かさず左手につけた指輪を腰のベルトに翳す
「悪いね、すぐに効かなく成る!」
〔バインド〕
淡々とした音声が流れると魔法陣の鎖が2人を拘束する そして間髪入れずに
〔テレポート〕
転移魔法を使い撤退した
無策で仕掛けるのはリスキーな相手だろうし
背後関係や現状把握が出来てない以上 彼処での戦闘には意味がない
転移した先は、何処かの部屋だった
「ここ何処だ?」
しかも変身解けてるし
『此処が貴様の家だ、ゆっくりするが良い』
「ありがとう」
『気にするな当然の対価だ』
アナザーディケイド との会話は終わると周りを見渡してみる、部屋には家具が最低限って所か 取り敢えず着替えて、ジャージ姿になると ベットに飛び込んだ
???
「ん?」
ハルトが目を覚ましてみると何もない空間だった
「何これ」
「此処は夢の中だ」
そう言われて現れたのは アナザーライダー達だ
「ま、まさか…夢で修行するの!」
そんな漫画みたいな展開を体験出来るなんて!
「あぁ、厳しい訓練になるだろ「やるに決まってんだろ!何から始めるんだ!」いや最後まで言わせてくれ」
「やる気で結構、じゃあ最初は俺から行くぜ」
「俺も手伝おう力の使い方を教えてやる」
名乗り出たのはアナザー響鬼とアナザーシノビの2人だ
「宜しくお願いします!!」
夢の修行が始まったのだ
数時間後に起床したハルトは全身に感じた痛みに震えていた
「お、おぉ……まさか夢での修行で筋肉痛になるなんて…」
しかし的確な指導だったな…流石はアナザーとは言え響鬼さんのトレーニングだ、アナザーシノビからは体術や忍術の訓練と来た
「まぁ期待には応えないとな」
ハルトは右手をギュッと強く握りしめる
「あいたたた…」
だが暫くは筋肉痛の痛みで転がり回るのであった。それから数日は現実と夢の二段構えの訓練で体作りをしていった
現実では実際の体力や筋力をつける為に鍛え
夢ではアナザーライダーの皆に扱かれている
いや流石だなと思うよ、特にアナザー響鬼やアナザーシノビさんは教え方上手いし、アナザードライブはオリジナルが警察官だから護身術とか教えてくれる。クウガさんに2000の技を、アギトさんからは料理を教わった…カブトさんもだけど…何であの見た目で料理スキル高いの?お陰で人並み以上に料理が作れます、ありがとう
そして改めて情報収集をしてみた
アナザーWの地球の本棚を筆頭に自分でも図書館によって調べた結果分かった
ノイズ
人間のみを襲う災厄 通常兵器では傷一つもつけられず、触れると炭素になる
そして地球の本棚での検索結果だ
シンフォギア
対ノイズ兵器
聖遺物の破片を改良した戦装束 使い手の歌や思いでパワーアップするらしい
確認されているだけで
絶刀 天羽々斬 撃槍 ガングニール
魔弓 イチイバル 歪鏡 神獣鏡
銀腕 アガートラーム
獄鎌 イガリマ 塵鋸 シュルシャガナ
と情報を見たところで細かい話は分からないので自分なりに噛み砕く
「つまり…歌いながら攻撃する人がビルドのハザードレベルに近い原理で強化されるって事?」
『そうだな、んでお前さんと話してたのはツヴァイウイングって人気アイドルだ』
「今のご時世、アイドルも槍や刀で語る時代か……よし武闘派アイドルの二つ名を送ろう」
思いに答えて強くなるなど笑えない話だ、御都合主義で逆転など笑えない…俺なんか見た目完全に悪役だし、そしてシンフォギア奏者を支援する組織の影がちらほらとあるらしい
『どうする?』
アナザーディケイド の言葉は方針や身の振りを聞いているのだろう
「関係ないよ、ノイズは倒すが連中とは馴れ合わない 自分の生活範囲位なら1人で十分だし別世界に行くなら関わる必要ないでしょ」
『ほぉ』
「それに信用出来ない連中に背中預ける程ら怖い事は無いよ、戦うなら身軽な方が良い…」
『孤独のヒーローごっこか?英雄にでもなる気か?』
辛辣だな、おい
「別に英雄なんてなる気はねぇし、なろうとしたらアウトだよ…それにさ、孤独で結構、人間死ぬときは1人だ…それに俺みたいな人間の最期を看取りたいなんて変人はいないだろうさ」
ウォッチから目線を逸らして起き上がると気晴らしに外に散歩する事にした
そしてフラリとよった公園のベンチに腰掛け自販機から買ったコーヒーを飲んでボーッとしていると
「はぁ…」
世界渡航のエネルギーは足りないらしい、アナザーディケイドは能力であるダークライダーや怪人がいる、『仮面ライダーが敗北した世界』或いは『自分の望みが叶う世界』通称アナザーワールドにも繋げられない為に戦力ダウン
アナザージオウⅡも歴史改変能力を無くし アナザージオウまで弱体化している
いやアナザージオウでも十分強いけどね、何なら1番好きなアナザーライダーでもある。変身したいが何故か今じゃない気がするんだよなぁ…何でだ?
自分の手札を冷静に分析してみると地球の本棚からの情報を含めた結論
ノイズ相手に過剰だなと思うが念入りに越した事は無いが
人ではないのだから殺しても文句はないんだ
実験台として的になってもらおうかな
「次は誰にしようかなぁ〜」
ブランク状態のウォッチを見てハルトは嗜虐的な笑みを浮かべたのであった。
それと同時に開幕と言わんばかりに街に大音量のサイレンは鳴り響くのであった
「はは…きーめた、君にしよう」
ハルトは手に持つ空き缶を公園をゴミ箱に投げ入れると、周りに人がいないのを確認して ウォッチのスイッチを押した。
『ブハハハハ!良かろうハルトよ、王の恵みを受け取れェ!!』
ーいや、うるさいな神ー
黒いモヤが体を包むと姿が変わる
頭、上半身、下半身に刻まれた動物の特徴が過剰なまでに生物的な外見を持つアナザーライダー
タカ、トラ、バッタの力を持つ欲望の王
『オーズ』
アナザーオーズに
「私が王だああああ!」
取り敢えず神へのリスペクトはしておこうか!