いやぁ…ドォーンかっこよかったですねぇ…久しぶりに脳を焼かれてしまいましたよ
前回のあらすじ
亡国企業を退けたハルト達 新たな出会いも得たが一夏と秋羅は生徒会役員になってしまった!そんな中…
「へぇ、此処に噂の魔王がいるのか」
昼の街に剣を腰にぶら下げたパジャマ姿の男がいたのは別の話
その頃 一夏は
「生徒会長が俺より強いって言うなら、この大木を一刀両断してください話はそれからです!」
「待ちなさい!何で貴方達の強さの基準は大木を破壊出来る事に特化してるのかしら!」
「簡単ですよ!うちでは全員がボールペンをカチッとやって芯を出すくらい常識的な行動だからです」
「いや出来るか!」
「そうだぞ一夏」
「秋羅君…」
「せめて備長炭を素手でへし折れるまでにしてやれ」
「そうだな」
「備長炭で譲歩してる感を出さないでくれるかしら!ってそんな事より!この間の学園祭で忍び込んだ不審者の身柄だけどどうして学園側に来ないのかしら!!」
その人は現在 逢魔でも有名な拷問官に拷問されていますとは言えなかった
「そりゃ俺達襲われたから篠ノ之製作所絡みだから束さん達に預けるのが筋でしょ?」
「えぇ特に束さんは世界で唯一コアを作れる存在、そんな人の身柄を抑える為なら非道もやるのが人間ですから」
「まぁそんな事なったら…」
この世界は間違いなく滅ぶと冷や汗をかく一夏であったが
「まぁそんな事よりもコレよ」
と楯無が見せてきたのは
「は?徘徊するパジャマ男?」
「そう、最近このIS学園で噂になってるのよ」
「これハル兄がパジャマ姿で学園を徘徊してるだけじゃないんです?」
「あの人は偶に夢遊病みたいな事をするからな」
「そうそうこの間とか突然起き上がったと思ったら天上天下唯我独尊!って叫んだと思ったら直ぐに寝たし」
「以前は【俺は極秘機関に所属するエージェントだ!】とか言いながら篠ノ之製作所を徘徊していたな」
「そんな人が副社長で大丈夫なの篠ノ之製作所!こほん…情報によればこの男は剣のようなものを持っていたらしいわ」
「それならハル兄でしょ、あの人ならパジャマ姿で武器持って徘徊してても違和感ないし」
「寧ろ武装してないとかあり得ない」
「貴方達…一応だけど兄貴分の認識がそれで良いの?」
「ハル兄なら必ずやるだろうなぁと言う信頼に基づいてます」
「その通りだな」
「何て歪んだ信頼なの!……けど情報によれば男はオシャレなコートも羽織ってたらしいのよ」
「それを先に言ってくれ会長!」
「え、これそんなに重要な情報なの?」
「当然だ!なぁ一夏!」
「そうだな…それだとハル兄と違うな…ハル兄の寝巻きはクソダサい文字Tだし…昨日なんか【か、カレーうどん何かには絶対に負けない!】って白い文字T着てたし」
「そうだなあの人がオシャレなコートなんて持ってる訳がない…因みにそのTシャツでカレーうどん食べてシミが出来て絶望していたな」
「勝てなかったんだよ…そう言う小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのですって言ってたけど、人が違うと言葉の重みが違うよね」
「まったくだ」
「一応だけど上司にそんな感じで良いの?」
「ハル兄は尊敬出来る人だけど…尊敬出来ない部分も沢山あるから」
とだけ一夏は呟くのであった
その頃 自室で
「何か……誰かが俺の噂をしてる気がする」
「そうだろうな」
「まぁ一夏だろうな大方、テロリストの身柄を渡さないから生徒会長が愚痴ってると思う」
「その辺りだろうな更織姉には私から話しておく」
「ごめんね千冬」
「気にするな…何せ聞き逃せない情報も得たからな」
「そうだな……誰だよ学園を徘徊するパジャマ男って見るからに怪しい奴じゃないか!!」
『お前が言うな』
「いや違うそっちじゃない」
「言っておくが俺じゃないぞ!」
「分かってる」
「俺、夜は束と千冬に搾られてるから徘徊する余裕はない!」
「おい、ちょっと黙れ」
「はい!」
ーーーー
「そして何より……私の可愛い簪ちゃんに言い寄るあの男だけは許せないのよ!」
バン!と机を叩きながら見せられた写真は先日ハルトと戦闘をしたダークゴーストこと黒寺ツバメであった
「うわぁ……この人…シスコン拗らせてるな」
「お前が言うな」
「え?」
「え?」
「とにかく!今後2人には生徒会役員として働いて貰うわよ!」
「えぇ…」「まぁ…」
「ふむ……何か不満かしら?」
「そうですね散々景品として利用された挙句に出来レースさせられたようなものですし」
「俺よりも弱い奴の下に付くなんて我慢なりませんし」
「うんうん……ん?おい一夏」
「千冬姉達よりも弱い奴の命令なんて聞けませんね」
「落ち着け一夏ァ!どうしたお前普段はそんな事を言う子じゃないだろう!生徒会長に騙されたのがそんなに腹立ったのか!?」
「けど秋羅、冷静になって考えてみろ……千冬姉と目の前の会長さん…どっちが強そうだ」
「先生…いやだからお前の比較対象がおかしいんだって!」
「そうなのよ!前から思ってたけど貴方達の比較対象がおかしいんだからね!」
「けど会長、篠ノ之製作所では強い奴が正義なんですよ!」
「機会あれば一回調査したいわよ!そんな人外魔境!」
「伏魔殿というか万魔殿というか…はぁ…」
「なら、お姉さんの実力を見せれば織斑君は従ってくれるって認識で良いのかしら?」
「そうですね!」
そしてその日
「えぇ…」
「危なかった…」
最強の座が入れ替わったのである……が
「暫くは先輩が会長でお願いしますね」
「え?良いの?」
「いきなり変わっても引き継ぎもあるから大変でしょ?俺にはノウハウないし…まぁ学年変わったら俺が天辺って事で」
「本音は?」
「会長の裏で暗躍する最強の黒幕とか…何かカッコよくないですか!」
この辺は一夏も男の子であった…まぁ
「聞いた私がバカだったわよ…」
「それに傀儡政権にしてた方が後々の統治とか楽だし」
「ちょっと待って!今聞き捨てならない単語が聞こえたんだけど!」
「すみませんでした、かいら…会長」
「今傀儡って言おうとしたわよね!一夏君!貴方は人を何だと思っているかしら!」
「駒」
「何この子、予想以上にサイコパスじゃないの!」
「こら一夏!ダークサイドが出てるぞ!」
「……おっといけね!ハル兄の思考回路をトレースし過ぎたぜ!」
もしこの場にハルトがいれば俺は人を駒扱いしたことは無い!と怒っていただろう
「ダメだぞ一夏、あの人の思考回路をトレースするな…逆に取り込まれるぞ」
「あ、あぁ…」
「深淵を覗く時、深淵もまた人を覗いている…あの人を覗き込めば精神汚染されるぞ」
「あぁ…そうだな……いやハル兄は邪神かよ」
「大差ないだろう?」
「……そうだな!」
「あの人は本当に何者なのよ!」
「俺が会長になったら秋羅は会長補佐、先輩は副会長をお願いします…他の皆さんも続投って事で」
「あら良いの?」
「餅は餅屋が一番でしょ?」
この辺り合理的なのは義兄に似ているのである任せる部分はしっかり任せられるのだ
その日の夜
「ハル兄!」
「何だ一夏?」
「今日……俺はこの学園で最強になったぜ!」
「ほぉ…」
「今の俺ならハル兄にだって負ける気がしないね!もう何も怖くない!」
フラグを立てた義弟に思わず
「それなら今すぐやろうか?」
『グランドジオウ』
「前言撤回します…ごめんなさい」
ダメだ!まだこの人に勝つにはレベルが足りない!!てか勝てる訳ない!最初からガチすぎる!
「あ、そう言えばハル兄が噂のパジャマ男じゃないよね?」
「当たり前じゃん」
「だよなぁ……ダサい文字Tじゃない寝巻きとかハル兄じゃないし」
「ん?」
『ゼッツ…カタストロム』
「ごめんなさい…てか何でハル兄より強い発言よりもキレてんの!」
「当然だとも…この文字Tは玄徳さんと互いのセンスとインスピレーションを交える事で生まれたものだ、つまり俺と推しとの共同製作で生まれた思い出深い一品という訳だ」
「あ……はい」
「それにアイツらの話だと、アナザーツインギレードの新作が完成するって話だからな」
「そうなの!」
と思い返されるのは以前の戦いでサイラオーグ達との戦いでへし折れた光景である アレから後継モデルを作ると言っていたが…
「前回の反省から新素材の選定から加工法まで完全オリジナルにしたらしいぞ」
「そうなんだ」
「細かい機能はお楽しみってさ……はぁ……早く見せてあげたいよ、早くカタストロムとヘルライジングの力をmixingしたいなぁ〜」
『何その悪魔合体!?』
『脳筋に暴力の化身とか預けて大丈夫かの心配はあるが…』
『つかコイツ自身がカタストロフゴアだし』
『まぁ何とかなるだろ、本家だってナイトメアにしか力を向けてないしな』
「その力で風鳴弦十郎を亡き者にしてくれる」
『ストーップ!!』
『落ち着け!いやマジで落ち着け!!あの世界で話の通じる数少ない奴を殺そうとするな!』
「ダメ?」
『ダメ絶対!』
「えぇ…」
『それ以上文句言うと……あかねに言うぞ』
「お願いします、どうかそれだけは勘弁してください…」
「ハル兄…」
頭を抱えたが
「しかし怪奇パジャマ男…学園にそんな不審者がいるなら排除せねばクロエ達の為にも」
「あ、そこは協力してくれるんだ」
「当たり前だろ?愛娘に近づく不審者など排除一択だ…そうと決まれば」
「そう言えばテロリストはどうなったの?」
「ん?あぁ今頃、お前が言ってたフルコースを全部味わってるだろうな」
「あぁ…」
高い所から命綱無しで落とされ、下半身をグラインダーで潰され、再生したら開いた口目掛けてサウザンドジャッカー を突き刺され、そして冷却で体を砕かれていると言うことだな
「それ大丈夫なの?」
「安心しろ人としての原型は保つように言ってある」
「精神壊れてるなら、それ人質交換で使いものになるの?」
「問題ない、いざとなれば擬態したワームを送り込めばOKだし寧ろ俺達に手を出したらどうなるか良い見せしめになると思うが?」
「ワームがチート過ぎて怖い…」
「そりゃ種族特性でクロックアップとかフリーズとかあるからな」
しかもやろうと思えば影武者まで出来ると来てる…まぁそんな真似考えたくないなと困り顔をするのであった
そして一夏は何故か 自分を景品にしたゲームに巻き込まれていたのである
「何じゃコリャあ!」
そこに現れたのは猫耳とビキニなる際どい衣装の楯無、そして同じような格好の山田先生である
「何て……破壊力」
以前ならいざ知らず、鈍感さが消えた事でその辺の理性が年相応になった事で色々と理性がガリガリと削られているのだ
そして自分をドキドキさせたものが優勝なる謎のゲームが始まったのだ!
「最初は私からですわね!」
そこには青いバニー衣装のセシリアと一緒にビリヤードを遊ぶ事になった
「そういやぁ俺、ビリヤードはやった事なかったな…」
「そうですの?以外ですわね」
「うちだと割と球技は物騒だから」
「はい?」
言えない…
【顔面当たってもセーフなの!じゃあずっと顔面に当ててれば僕はずっと遊べるじゃないか!】
とドッチボールで顔面セーフだからと執拗に顔面を狙う究極の闇とか
【ドッチボールとは最高だな!リントも面白い遊びを思いつく】
ドッチボールに感銘を受けて鉄球でドッチボールを始めるガメゴとか
【顔面スレスレ投げやがって……イライラすんだよ】
野球で釘バット片手に乱闘しでかす蛇とか
【サッカーしようぜ!お前の生首がボールな!】
をデフォルトでやる義兄とか
兎に角 逢魔では球技と暴力はワンセットなのだ
「アァ、平和に球技が出来る幸せだよ…」
「一夏さん?」
「大丈夫ごめんごめん」
今はこう言う平和な時間を楽しまないとな
「あれ?そう言えばマドカはどこ行ったんだ?」
ーーーー
その頃 牢屋敷にて
「あの…マドカさん?どうして俺は監禁されてんですか!!」
「だってクロノスになるなんて危ない事をしたんだよ!私を守る為に…それならナツキが元気になるまでつきっきりで看病してあげるね!」
「いや元気そのものなんですけど!」
「先ずは…体を温めないとね」
「ま、待てえええ!」
ーーーー
「……そっとしておいてやるか」
「どうしたんですの?」
「大丈夫だ、じゃあ俺にビリヤードを教えてくれセシリア」
「はい!」
その頃
ハルトと束は情報を吐かせて出涸らしになったオータムをリカバリーで回復させた後 取り敢えず 麻袋に入れて時間まで指定された廃墟の倉庫で暇を潰していた
「しかし何て不愉快な計画なんだ」
「そうだね〜」
オータムの情報では篠ノ之束とハルト、クロエの何れかを拉致して亡国企業にISを作らせるなんて計画があるではないか
「俺を拉致とか…笑わせるな」
『そうだな天災を管理しようとするなんて、おこがマックスだわ』
「おいおい天才とか俺を褒めるなよぉ!」
『言ってない』
『お前のジーニアスじゃないハザードOK!』
「のんのんハザードじゃないよ…hazard」
『発音ネイティブにするな腹立つ!』
「ねぇハルくん」
「どったの束?」
「あのさ…前にハルくんとの結婚指輪を介すればハルくんの力が使えるって言ってたよね?」
「うん、そだな」
「なら束さんもラプラスの瞳とか使えるかな?」
「どったの急に!?ホロスコープスイッチ使いたいなら俺が安全化させたのを用意するから!つかラプラスの瞳あっても好きなゾディアーツになれる訳じゃないよ!あれ相性良い奴が分かるってだけだから!」
「冗談だよハルくん、束さんも流石にそんな真似しないって」
「本当に?」
「うん、信じて?」
「勿論、束の事はずっと信じてるよ」
「けどハルくん、知ってる?」
「何を?」
「黄道には忘れられた13番目の星座があるんだよ?」
「え、何それ怖い」
と2人での時間を満喫していると待ち人くる
「初めまして篠ノ之博士と常葉博士、此方の会談に応じてくれて感謝しますわ」
「ふーんアンタか」
その人は金髪に扇状的な赤いドレスを着た美女
「ハルくん?」
「抓らなくても良いから…けどあの顔どっかで……んでアンタが亡国企業だっけか?」
「えぇ。スコールと言います宜しく」
「しなくて良いよISを奪って回るテロリストなんて束さん達の敵なんだからさ」
完全に束の目が敵へ向ける怜悧なものになってるのを見て
「(やばい俺の知らない束の表情…初見だ…ゾクゾクするねぇ、ははは、もっと色んな束を見せてくれ!)」
『おい、この変態を何とかしろ』
『制御出来たら最初からやってんだよ』
「それは返す言葉もありませんが私達には必要な事なのです」
「つか束の夢を兵器利用しようとする、お前達の言葉なんて信じられるかよ」
「まぁこんな場所では難ですから場所を変えましょうか?美味しい食事も用意してますよ」
「そんなあからさまな罠に乗ると思うか?」
「ま、それもそうかな」
「そうですわね…それでオータムは?」
「彼処」
指を指す方向に目線を向けると体育座りをして体をガクガクと震わせているオータムがいたのである
「オータム!!大丈夫かしら!何があったのよ!」
「…………」ガタガタ
震えるパートナーを見て思わずスコールは2人を睨みつける
「貴方達!オータムに何をした!!」
「そりゃ知ってる事を話して貰ったよ?」
「そうだな…まぁ多少乱暴したけどな」
ねー!と顔を合わせる2人はまるで悪鬼に見えただろうがスコールは
「ここ迄するなんて…」
「何、被害者面してんの?喧嘩売ったの、そっちが先じゃん」
「それにいっくん攫って襲った奴等に慈悲なんてないよ?」
「一夏を攫った?……亡国企業?……あ」
ハルトは思い出した千冬の連覇を妨害する為に一夏を攫った奴等を
「アァ…そうだ……お前だったなぁ」
ハルトも思い出したのであった それは忘れていたパンドラの箱を開いたに他ならない
家族を害する奴に慈悲はない
「逃す理由もないなら……殺した方が早いかな」
同時にハルトの体内から生成された力からドローン型デバイスが生成されると それがアナザーゼッツウォッチと合体する
「化身」
アナザーゼッツウォッチは少々特殊で起動と同時に心臓目掛けてウォッチを入れる事で変身を完了する
そして
『ゼッツ……カタストロム!』
現れたのは筋骨隆々のアナザーライダー 単純な体躯のみにならず襷掛けしたベルト中央の空洞 それは虚無…その先にある深い眠りに着かせる存在
アナザーゼッツ・カタストロム 降臨
「『
「っ!」
この後 交渉する予定だったスコールとしては最初から交渉にならない というよりあの頃の魔王と色々違うのだ
ゆったりと歩き近づく魔王に対してスコールは専用機であるゴールデン・ドーンを展開、そのまま炎の鞭 プロミネンスによる攻撃でアナザーゼッツを縛り上げようとするが
「ふん!」
力任せに引きちぎるとアナザーゼッツの力で夢を現実に付近の地形を操作して逃げ場を奪う
「んな!」
「ISの強みは開けた場所での機動力だ屋内で使うんじゃなかったな」
本来 カタストロムは変身者を破壊衝動に飲み込み手加減出来ない危険なフォームなのだが、本人が破壊衝動に満ち満ちてる危険人物であるし何よりカタストロフゴア本人でもあるので制御が可能だったりする
まぁ、裏技過ぎて笑えない 自分の体質と相性が良過ぎたのだが
「けど狭い場所が良いのは此方もなのよ!」
炎を出して焼き払いに掛かったがストリームで炎の軌道を操作 バリアとリカバリーで束の安全を確保するとマシーナリーのロボアームで拘束して武装を剥がすと グラビティの重力付与で地面に縛りつけた
「手加減出来ると思うなよ?」
そして伊達に崩壊の力を宿してなどいない
『っしゃあ!完成したぜハルト!!』
『お前の新武器だ!』
『ハルトー!新しい武器よ!それぇ!」
「早速試運転するから出せ」
『合点!』
そしてアナザーゼッツの手に現れたのは…両手持ちのガトリングガンである
「…………ん?剣じゃないのか?」
『いや便利そうな機能があったから先に銃を仕上げた』
「俺の射撃スキル低いの知ってるだろうに……あ」
よく見るとトラプルゼッツァーをベースにカプセムスロットがアナザーウォッチ用に改造されているではないか
「面白いな『だがこの武器には注意事項が』ならコレだ!『いや聞けよ!!』」
と取り出したのは
『ビルド…ハザード』
『ゼロワン…ヘルライジング』
『オーズ…プトティラ』
よりにもよってヤベー奴等のウォッチを選んだのである
【……danger!meltdown!!】
「これが俺達の力だ」
『おいコラまてえええ!』
歴代のヤベー暴走アナザー達を選抜してエネルギーをチャージしたのである 絶対に試運転でやってはいけないチョイスである
「ぶっ潰れろおおおおおお!!」
【catastroph roar!!】
破局の咆哮とはよく言ったもの その赤い一撃は待ち合わせ場所を更地にしただけではなく
「………あれ?」
新武器すらも壊したのである
「何で壊れた?」
『新武器がぁああああ!!』
「まさか……相棒手抜きしたのか?」
『説明は最後まで聞けよ!この武器は確かにウォッチを三つ合わせれるが最強、暴走フォームは強度の問題で一つしか使えないんだよ!それなのにいきなり暴走アナザーを3人も使いやがって!』
「あ、だからメルトダウン…炉心融解って言ってたのか」
『システムエラーって音鳴ってたろ!』
「え、あのデンジャーってマジで危険の意味なの!ローグみたいに電子音声じゃなくて!」
『そっちの意味じゃねぇんだよ!』
アレを聞いてシステムからの警告音って誰が思うよ!と内心呟くも
『また徹夜かああああ!!』
『くそっ!やっぱり最初から新武器の素材は厳選するべきだったんだ!』
『やっぱり前話してたハルトの神器を改造してだな!』
と何か話してる相棒達にハルトは一言
「なーんだお前達、もっと凄いの出来ないんか?俺より頭良くて技術力もあるのに?最強フォームウォッチ3個乗せとか出来ないのか?」
煽るように言うと
『あ?やってやんぞ脳筋魔王ゴラァ!』
『俺達舐めんなよテメェ!』
『そんなの出来るに決まってんだろうが!』
『今度は壊れないの作ってやらぁ!!』
「よし任せた……ま、これは暫く使わせて貰うかな」
『リカバリー』
回復させた新武器(命名待ち)を担ぐ
何だかんだで相棒達の操縦法を心得ていたハルトであった
そんな殺意マシマシの新技を直接向けられたスコールだが何故か
「くっ」
ISが半壊したダメージはあったが生きていた
「え、マジで?」
『そりゃ武器自体が溶解して暴発、弾道はあり得ない軌跡を描いたんだから』
「動けない相手にすら外すとは…」
『これに関しては銃が悪かったがな』
「そうだな…」
『いや否定してよ!』
「んで、まだやる?今の一撃でこっちの技がどんなものか分かったでしょ?次は外さないようにゼロ距離で打ち込んでやる」
「化け物め!」
「化け物で良いよ、皆を守る為なら俺は化け物でも魔王でも何でもなってやる」
既になってるとは内緒である
だが状況は劣勢のスコール、しかしハルト達はこの状況に万全の備えをしていると来ている伊達にこのような状況に慣れている事はない
「取り敢えず降参してくれるなら一応は話を聞いても良いけど?」
「あら優しいのね」
「そりゃな…俺より恨みを晴らすべき奴がいるだろうし」
一夏に審判を下してもらうとしよう
「…………?」
「つー訳で束、コイツを拘束して話を……ん?」
目線を向けると束の近くに謎の影が見えた、しかも見えた未来視で束に切り掛かって束が怪我しているではないか!
「何してんだゴラァ!」
直ぐに突貫して間合いを詰めると驚いた襲撃者の胸部にカタストロムの全力パンチを叩き込んだのである
「っ!」
そのライダーは紫のアンダースーツに鋭利なツノを思わせるパーツ そして目立つのは双剣に嵌め込まれているカプセムである
「テメェ、何者だゴラァ!!」
その戦士は沈黙したまま何も語らない
「まさか…オーマジオウの刺客か?」
あの人がそんな真似をするなんて!と驚くもそのライダーはヘラヘラした態度を取りながら違う違うと手を振る……ふむ これは
「それは勘違いって言いたいのか?」
「そうだよ」
滅茶苦茶首を縦に振る姿に苦笑する そこまで戦いたくないかと 先日のダークゴーストの一件もあるので取り敢えず話だけは聞いてやろう…けど何処かで聞いたような声…
『そりゃ、あんな一撃かましたらなぁ…』
「んじゃ変身解除しろ」
「はいはい」
そう言うとライダーは頷き変身を解除した その戦士の姿を見てアナザーゼッツは驚愕した
「お前……いや貴方は!!」
ーーーー
その頃 一夏はと言うと
「なぁ箒、それ…」
その姿は間違いない九重と八坂に重なって止まない
「狐巫女だ、好きだろう?」
ピョコと耳を動かす姿に一夏は思わず
「それ……邪道とか有り難みがないとか言ってなかったか?」
「何を言う!同じ狐巫女でも私の方が良いだろう!良いって言え!」
「落ち着け箒!対抗意識燃やす相手いないのに何でマジになってんだ!」
「お前はケモ耳好きだと言うのは調べがついているんだ!覚悟しろ!」
「だ、誰か助けて!つか箒を止めてええええ!」
「アレか!セシリアやラウラのバニーが良かったか!鈴のチャイナ服か!まさかハルトさんと同じように衣装で萌えたり脚で喜ぶ派閥なのか!」
「箒落ち着け!それ以上ハル兄の性癖をカミングアウトしたら関節技を決められるぞ!」
ーーーー
そしてアナザーゼッツの前に現れた男は金髪でパジャマにコートと言った風貌の男 学園で噂になってたパジャマ男 しかし!
「た……橘さん!!」
目の前にいたのは金髪になった橘朔也?だったのである
「は?」
「どうして橘さんがそんな奇抜なファッションに身を包んで……ですが凄い似合ってますよ!!」
「ハルくんの文字Tもかなり奇抜だと思うけど?」
「束?…けどどうして……っ!まさかゼインが暴れたアレコレの罪悪感を抱えた結果グレたんですか!!」
「……」
「何故黙ってるんです!イメチェンならそうと言ってください橘さん!あの牢屋敷のある世界で会った俺の顔を忘れたんですか!」
「何言ってんだコイツ?」
「嘘だろ!俺最近は初対面の人間に忘れられないようにインパクトつけるようにしてるのに忘れられたのか!!いや橘さんの天然な性格を考えると今が初対面って可能性も…っ!やはり今後は仮面ライダーへの皆様が俺を初見で認知するような事をせねば…」
「ハルくん?」
「となれば俺が選んだ最高の文字Tで「落ち着いて」はい!」
「……」
「橘さん……オンドゥルルゥタギッタンディスカー!」
『おい真面目にやれ』
「何だ?」
「ま、まさか!」
『相棒、どうした!』
「この人は俺の知ってる橘さんじゃないのかも知れない!!」
『だろうな』
「成る程……騙されましたよ…はは、まさか、このどんな推しでも正確に見極められる俺の目をもってしても見抜けなかったとは…」
「ハルくんの目……割と節穴の事多くない?」
『束の言う通り』
『ネガ音也をマジの音也や一海と間違ってたらからな』
「っさい!この人の正体は……お前だな!速水校長!!いやリブラ!」
『いや、それ中の人同じだけだから』
「中の人?相棒は時折難しい言葉を使うよな〜もしかして頭良いのか?そんな知能指数低そうな見た目してる癖に」
『はっ倒すぞ!腐れ脳筋!!』
『そんな事よりも現実を見ろ』
「んじゃあ……まさか…不死のグローディ・ロイコディウム!」
『だから一回その先入観を無くしてくれないか!』
「待て……そうなると誰なんだ!これ以上は俺のデータベースにはこれ以上の情報はないぞ、それに剣を持ってるではないか!橘さんと言えば銃じゃないのか!」
『ハルト…頼む……落ち着いて話を聞いて欲しい…割と切実に…』
「いや寧ろ剣で戦うと言うのも新鮮であり…しかしカプセムで変身したって事はゼッツの関係…っ!まさかゼッツのライダーという事か成る程な俺は森羅万象全てを把握した」
『嘘つけ!』
「俺はジークってんだ」
「え?まさかのイマジンが取り憑いてんの?」
『森羅万象w』
『相棒、そのジークと違う』
「確かにジークの優雅さは感じない……同名なだけ?」
『相棒!今分かったぞ!』
「教えてくれ『
『褒めるか貶すかどっちかにしろ!コイツの名前はジーク!ゼッツ世界で1,000年の懲役を食らってる極悪な奴だ!』
「1,000年の懲役?……そりゃ……五カ国で神の怒りを地球で起こしてるから懲役1000年は妥当じゃね?」
『相棒、あの星は地球やないチキューや』
「そだった!…………つか亡国企業の連中は?」
「っ!」
バレた!と体を震わせる2人、いや流石に油断は禁物だろうよ
「一応だけど捕縛されるつもりある?」
「残念それはまた今度よ貴女達、やってしまいなさい」
その言葉と同時に現れたのは待機させていた亡国企業の構成員 全員が武装していると…その理由は有事の予備戦力と誘拐用の人員か…
数での勝負は此方の望む所だし束の夢を汚すテロリストには退場願おう
「行け」
「わぁ!沢山だね!」
「新しいガヴ器官を使わせて貰うぞ」
「楽しめるんなら大歓迎だ」
その一言で背後にオーロラカーテンが展開 中から現れたのは 逢魔王国最凶 国王直属の超武闘派集団 アウトサイダーズの参陣である…しかし
「お前は誰だ?魔王?」
「新しいアウトサイダーズの候補だよ浅倉さん」
「そうか…相手が増えるのは大歓迎だ」
「中々骨のありそうな奴と見た」
「ねぇ、これ終わったら僕と遊ぼうよ」
哀れジーク 既にアウトサイダーズにロックオンされていた
「へぇ…流石は魔王直属の問題児軍団、噂に聞く通り血の気だけは多いねぇー!」
「あ?」
「は?」
仲は悪くなっているが
「やぁ妃様、自分の発明品がテロリストに利用される気持ち痛い程理解するよ…」
メカ凌馬までいるときた
「珍しいな、お前が呼びかけに応じるなんて」
「まぁ私もゲネシスドライバーの改良した成果を見たいからね」
「そうか…なんて自由な奴……ま、来たからに働いて貰うぞ」
「当然だとも妃様に本家本元の実力をお見せしようと思ったまでさ」
やはり科学者としての矜持って奴かなと思ったがしかしまぁ浅倉さん達はジークとの殺し合いになりそうだったので思わず
「おいテメェ等、喧嘩売る相手が違うだろう?」
その圧にアウトサイダーズは全員保護を収めた、それを見たジークは
「へぇ、魔王って…聞いてたよりも頭ぶっ飛んでて面白いな気に入った」
「面白え奴に面白え認定されたんだが?……つか何で奴等から…つか…この気配………いやまさか」
いや思い当たる節がある 確かこの世界でアイツが戦極ドライバーを使っていた事を
「全員変身!」
『マツボックリアームズ!一撃!イン・ザ・シャドウ!』
スコールの指示で変身した黒影トルーパー達を見て思わず反応したハルトは
「すぅ…」
深呼吸した後に怒声が飛ぶ
「全員ぶっ殺せえええ!」
待ってましたとばかりにアウトサイダーズ達は変身するのであった
「はーい!」
『survive』
『ガブリ!』
『ホラー!デストロイ!』
『エボルコブラ!』
『マイティアクションX!アガッチャ!デンジャラスゾンビ!』
『魔蛇アームズ!邪の道は蛇!』
『standing by!complete!!』
『eternal!』
『NEGA-FORM!』
『SKULL FORM!』
『GAOH FORM!』
『!!!』
そしてこの場に
「へぇ、面白そうじゃん」
『punish!』
『FACE your SINs! FACE your SINs!』
ブレイカムドォーンにカプセムを装填して回転罪と向き合え と問いかける変身待機音に合わせ剣を前に構え
「変身」
ジークは持ち手を掴み剣の連結を解除したのである
『ドォーン!ドォーン!ドォーン!!ナイトメアライダー!!』
それは悪夢、紫の竜が飲み込み装甲を織りなす新たなライダー
『パニッシュ!!』
新進気鋭の悪夢 仮面ライダードォーン 現る
その姿に思わず
「俺の知らない仮面ライダーだと!!」
「そうだよ」
「今は敵ではないみたいだけど?」
「まぁな!お前さんに付くのが面白そうだな」
「あぁ…逢魔ではこんなの日常だからな」
「マジかよ!ちょっと引っ越しの準備始めるわ!」
「そうかよ…またキャラ濃いのが来たな」
その言葉に頷くジーク、そしてアナザーライダー達も素直に感心している
『本当、此処までの連中よく集まったわ』
「いや俺もそう思うよ」
絶対に人の下に付くのを嫌うような人種が徒党を組んでるのだからそりゃそうなると
今ここに熾烈なオーバーキルが始まろうとしていたのである
予告
突如参戦したドォーンと共にアウトサイダーズが敵を蹂躙したハルト達だったがハルトの精神世界にあったアナザーゼッツルームにも異変が
「おい大変だ!押入れの向こう側に!」
「猫型ロボでもいたか?」
「んな訳あるか!」
「って何だこの牢獄みたいな場所は!」
「驚いたろ?ここが常葉ハルトの秘密の部屋だぜ」
「黙れ明晰夢の囚人、こんなのが相棒の部屋な訳あるか」
「おいハルトも何か言えよ!」
「嘘……カプセムって同じの重ねたら強くなるの…」
「いやそっちじゃねぇよ!」
果たしてどうなるのか!
次回 悪夢襲来 お楽しみに!
ライダー視聴 ブレイド編
「あ、この人達…あの島にいた人だ!」
「そうなんだよ一夏!この4人は牢屋敷の事件で俺達を助けてくれたレジェンドライダーなんだよ!」
「何でいたの?」
「そりゃアンデットの気配があったからだな」
「あぁそう言う」
「確かに俺もアンデットだけど、正確にはアルビノジョーカーやフォーティーンだからね」
「キングフォーム…最強フォームの力を使う程にアンデットになっていくなんて」
「それだけの覚悟があるって事だよ、まぁ実際は剣崎さんの融合係数が高すぎたのもあるからキングフォームというより 仮面ライダーブレイド・スペードフォーム って言うべき姿だよね」
「ハル兄も…アナザーライダーの力を使う度にアナザーライダーに侵食されてるの?」
「そうなんだよ…俺は奴等の力を使う度に体が侵食されてんだ!」
『んな訳あるか」
『逆に俺たちが侵食されてるまであるぞ』
「俺の精神世界は…なんか喫茶店みたいになった!」
『それは俺達の所為だな』
『俺達も侵食してたわ』
「やっぱり両方おかしいのか」
「今のはどういう意味だ?」