無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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天災

 

 

前回のあらすじ

 

地雷を踏んだジークを締め上げ、ウォズが最高幹部に復帰など今までの体制が変わり始めている逢魔であったがハルトは

 

 

「おおお!ウイングカプセルがダブったぁ!」

 

 

アナザーゼッツルームでカプセムガチャに狂っていたのである

 

 

しかしダブったら嫌な顔するものだがハルトは笑っている それもカプセムが同じ種類を重ねると強くなると分かってからだ

 

 

「これで性能アップっと!いやぁまさかダブり続けたカプセムが役に立つとはね〜」

 

 

「そんなハルトに此方!次のピックアップはエスプリム…精神力属性カプセム ピックアップイベントだぁ!」

 

 

「何いいいい!じゃあ、あのバリアやリカバリーが排出対象になるのか!」

 

 

「そう!あのエスプリムカプセムシリーズの排出率が1.5倍だぞ!」

 

 

「スゲェ!普段の排出率も分からないから有り難みが正直微妙だぜぇ!!」

 

 

「因みにだが極々低確率で……デュアルメアも排出対象になる限定フェス開催予定!」

 

 

「何いいいいい!デュアルメアの重ねがけとか出来るのかぁ!」

 

 

と狂喜乱舞していた

 

 

現実世界

 

 

「ふへへ……カタストロムの性能が…倍増」

 

 

「おい不穏な寝言を言ってるぞ」

 

「ハル君は夢の中でも元気だねぇ」

 

 

 

「………こうなったら因果律を歪めてやる」

 

 

「はぁ…」

 

「まぁ最近はハルくんも忙しいから多めに見てあげようよー」

 

「仕方ないな」

 

 

「という訳で束さんはハルくんと添い寝をするね!」

 

 

「それは別だ私に変われ束」

 

「ちーちゃんにも譲れないものがあるよ」

 

 

「「……」」

 

一触即発の場面てハルトが目を覚ます

 

 

「ん〜よく寝た…ん?どったの2人して」

 

「いや何でもない」

 

「うんうん」

 

 

「そう?まぁ良いけど」

 

 

「だがハルトよ、今更ながらに四天王を襲った存在は無視して良いのか」

 

 

「あぁ…タッセルだろ?どうしたもんかなぁ」

 

 

アレが本家の仮面ライダータッセルなら確実にヤバい案件なのは間違いない…なら調査が必要である

 

 

「ウォズに調べさせるか」

 

自前の諜報員がいて幸せであると早速指示を出すのであった

 

 

「一旦は待ちと…ふぅ」

 

 

「どうしたハルト?」

 

 

「ごめん圧縮睡眠する…5分経ったら起こして」

 

 

「分かった……もう寝たか」

 

 

「ハルくん、五分って事は一月は寝ずに動く気だねぇ」

 

 

「それはそれで心配なんだがな」

 

 

「まぁ…いざとなったら束さん達で止めようか」

 

 

「あぁ…最悪物理的に気絶させる」

 

 

「わーお」

 

 

すると束と千冬はシレッとハルトを膝枕して頭を撫でていたという

 

 

 

そして五分後

 

 

「ふぅ…寝溜め出来た……2人ともありがとう」

 

「気にするな妻として当然の事をしたまでだ」

 

「だよねー」

 

 

「ははっ、良い妻達に会えて良かったよ」

 

 

「そうだな」

 

「まぁこれ以上増やしたらキャロりん達も合わせてお話だけどね」

 

 

「いやいやもう増えないから」

 

 

「それはどうかな?」

 

 

「不穏な事言わないでよ千冬」

 

「………」

 

 

「束も否定してよぉ!」

 

 

逢魔本国にて

 

 

「って感じなんだよ酷いと思わない!」

 

 

「当然だ」

 

「そうだね」

 

 

「2人まで!!」

 

 

とキャロルとあかねにも理解を得られずに涙目になるハルトであった

 

 

その頃 一夏は

 

 

「しかし俺達に雑誌の取材とか来るなんてな」

 

 

「姉さんの事を聞かれても社外秘だからで誤魔化せ…だったな」

 

 

「一応記者の人の身元は調べてくれたみたいだけど、まさか代表戦後の先輩の関係者だったとは…」

 

 

 

「インタビューか…」

 

 

箒の脳裏には逢魔最高峰戦力にトラウマを植え付けるインタビューをした二亜が頭をよぎったのである

 

 

「いや全員アレ級とか有り得ないから」

 

 

「大丈夫ですよ一夏君、貴方達の安全は私が守ります」

 

 

「ウォズさん…」

 

 

先日 諜報機関設立の功績で最高幹部に復帰したウォズが言う

 

 

「私達…じゃがな」

 

 

「先輩、張り切ってますね」

 

 

「そりゃ久しぶりの指名依頼だもんテンション上がらない訳ないって」

 

 

「お嬢様の安全は我々が守りますので」

 

 

「ありがとうございます」

 

 

「全く、ハルト坊は過保護じゃのぉ」

 

と呆れる面々は逢魔建国以前からハルトに付き従ってきた最古参の古兵達であり その実力は一夏も良く理解しているので心配はしてないが

 

 

「けど大袈裟な気もするけどなぁ」

 

 

「だが学園外部には何がいるか分からない、ハルト義兄さんが警戒するのも分かる…それ以前にお前の事を思えば過剰な警護で丁度良いって事だ」

 

 

「カゲンさんが言うなら間違いないか」

 

 

「何でそんなにカゲンちゃん信用してんの!?」

 

 

「そりゃ…ねぇ」

 

 

あの中で数少ない常識人枠であるからだろう てか

 

 

 

「何で銀狼さんもいるんですか?」

 

 

そこにはハルトの伴侶の1人である銀狼がいた

 

 

「ちょっと友達と待ち合わせにね」

 

 

「友達?」

 

 

「そう友達」

 

 

「銀狼さんって友達いたんですか?」

 

 

「泣くよ?」

 

 

「それは辞めてください、ハル兄がマジで殺しに来るんで」

 

 

そして一夏一行は楽しく目的地へと向かうのであった  それを見ている鉄騎がいる事を知らないでいた

 

 

 

インタビューをする中 話題は学園生活などを中心に まぁ時折 篠ノ之製作所や千冬絡みの話が出てくる

 

 

 

「んじゃ副社長の常葉さんは貴方達から見てどんな人ですか?」

 

 

「第六天魔王」

 

 

「ありとあらゆる常識の敵ですね」

 

 

「え、あの人そんな感じなの!?」

 

 

そしてインタビューが一息ついた頃 一夏は休憩とばかりに部屋を出て自販機で飲み物を買う

 

 

 

「……やっぱり水晶コーラは売ってないか」

 

 

『スチーム!(高級のコーラが自販機で売っている訳ないだろう)』

 

 

「センチュリースープ缶もないかぁ」

 

 

『ホッパー!(だからある訳ないだろう!)』

 

 

仕方ないと自販機から選んだのは

 

 

「ヤシの実サイダーか……このブラックホールコーヒーか…」

 

 

何故か片方からはすごい親近感を感じるのだが…取り敢えず安牌にヤシの実サイダーを選んで飲んで帰る途中で

 

 

「っ!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

曲がり角で人にぶつかってしまった…いけない

 

 

「っと、大丈……ぶ?」

 

 

片手を伸ばして抱き留めた

 

 

そこにいたのはウェーブが入った銀の長髪、そして紫のグラデーションが入ったような瞳、可愛らしい髪飾りをつけた可愛い女の子…

 

 

「…………あ、ありがとう」

 

 

「どうも…」

 

 

「っ!ごめん!!」

 

 

何故か分からないが気恥ずかしい、そして尚且つ何故か心臓が煩くなっている…おかしいさっきまで普通だったのに…何故だと……はっ!しまった手を握っている!と一夏は慌てて手を離すと

 

 

「あっ……いや大丈夫ですよ気にしないでください」

 

 

「そ、そうか…」

 

 

しまった!こう言う時女性にどうやって声をかけたら良いんだ!!

 

 

一夏は頭の中がグルグルとして結論が出ないでいると

 

 

 

「あ、いた一夏!何をしている…?」

 

 

箒がやってきて目の前の状況を理解すると相手の女性もハッとして

 

 

「ご、ごめんね助けてくれてありがとう!」

 

 

「あ、ちょっと待って!」

 

 

「え?」

 

 

「……髪飾り落としましたよ」

 

 

「あ…」

 

 

何処からか恋の始まりそうなBGMが聞こえ始めたので箒が目線を向けると そこには悪ノリしてるウォズ達古参組がいたのである

 

 

「……」

 

 

やはりハルトさんの仲間だ、こう言う状況で悪ノリする辺り何だかんだで似た者主従と箒は思い立ち千冬仕込みの手腕でウォズ達を締め上げるのであった

 

 

「あ……ありがとう」

 

 

「いやいや、その…どうしてここに?」

 

 

「あ、友達と待ち合わせで」

 

 

「そうなんですね…どんな人なんですか?」

 

 

「とにかくゲームで好きで仲間思いの優しい子なんですよ」

 

 

「へぇ良い人ですね」

 

 

「はい」

 

 

 

そんな事など知らない一夏は目の前の女性に対して年相応なリアクションしか出来ない…何処から来たの?とかそんな他愛のない話ができたら良いのに…何故か口下手な自分に戸惑っている

 

 

そんな青春の一幕 しかしその終わりを告げる鐘が鳴り響く 非常ベルのサイレンが鳴る 避難しろと言う意味だが慌てて窓の外を見てみると

 

 

「……は?」

 

 

得体の知れない怪物が外で暴れていたのである端的に言えばメカメカしい赤と緑のカニ擬きである

 

 

 

「!!!!」

 

 

 

それが此方に狙いを定めたように向かってくるではないか

 

 

「っ!こっち!」

 

 

「あ…」

 

 

一夏はその子の手を引いて屋上に向かう 一見ピンチのようにも見えるがいざとなればISを展開して空を飛んで行けるという判断もあった

 

 

「クロエ!箒も大丈夫!?」

 

 

【私は大丈夫です、百貌さんに保護されましたから】

 

【私もだ】

 

 

それならば安心だな…箒はウォズ達といる、ならばここを脱出出来ればミッションコンプリートであると速度を上げようとするが そうなると彼女が追いつけなくなる…ならば!と一夏は彼女を抱き抱えてそのまま走り出すのであった

 

 

 

そして屋上

 

 

「よし白式を展開すれば…って!何だよこの数は!」

 

 

その数は膨大過ぎた…これでは脱出なんて……それならば彼女だけでも…

 

 

「…」

 

 

まるで何か覚悟しているような瞳を見て一夏は迷うのを辞めた そうだよな

 

 

「大丈夫、俺が必ず守るから」

 

 

あの人ならこう迷わず言うだろう、人としては色々問題児であっても…あの人はいつだってこうするだろう と

 

 

「行くよニジゴン!」

 

『ガッチャードライバー!』

 

 

「ゴンゴン!久しぶりにやるゴンよ一夏ぁ!」

 

そして一夏のつけた指輪の力が解放され

 

ニジゴンをベルトに装着しケミーの力を借りるは錬金術師

 

『extra!Special!!』

 

 

「変身!!」

 

 

『ガッチャーーンコ!』

 

 

『ガッチャ&ゴー!』

 

『レインボーガッチャード!!』

 

 

輝く虹の錬金術師 仮面ライダーレインボーガッチャードになり

 

 

「さぁ!行くぞ!!」

 

 

『ガッチャーーンコ!アッパレブシドー!スチームホッパー!ヒァ・ウィー!ゴーン!』

 

 

 

「その子をお願い!」

 

呼び出したアッパレブシドーとスチームホッパーのガッチャーブラザーズを召喚して女の子を守るように指示を出す

 

 

「やぁ!たぁ!!」

 

レインボーガッチャードの拳や周りに鉄柵を錬金術で加工して即席の拘束具を生成して抑え込もうとするがいかんせん数が多すぎる

 

 

 

「せめてもう1人いてくれれば…」

 

 

「なら手を貸してやる」

 

 

「この声は…まさか!」

 

 

 

「変身!!」

 

『over top gear ヴァルバラド!』

 

 

 

「はぁ!」

 

 

空から落ちながら変身を決め、両手に持ったヴァルバラッシャーで近くの敵を薙ぎ払ったのである

 

 

「秋羅!どうやってここに!」

 

 

「話は後!今はコイツらを片付けるぞ!」

 

 

「おう!」

 

 

2人はドライバーを操作した

 

 

『『ガッチャーーンコ!!』』

 

 

「「はぁ!」」

 

 

『レインボーフィーバー!』

 

『ヴァルバラドクラッシュ!!』

 

七色の音階を宿したライダーキックと赤い炎を帯びたヴァルバラッシャー投擲からの貫通キックを敵に叩き込み 隙間が出来ると

 

 

「よし今だ!」

 

 

秋羅の掛け声で全員がビルから脱出する

 

 

「っと危なかった、助かったよ秋羅」

 

 

「気にするな……ん?その子は?」

 

 

「あぁ一緒に逃げて来たんだ、えーと名前は」

 

 

「ホタルだよ改めてよろしくね…ヒーローさん」

 

 

「い、いやあ…ヒーローなんて照れるなぁ…そうかホタルさんって言うのか…良い名前ですね」

 

 

「ふふ、ありがとう」

 

 

 

「え…こんな一夏初見なんだが…」

 

 

「そ、そうだ!なぁ秋羅、アレ何なんだよ!」

 

 

「実はアレが世界各国に攻撃をかけたって話でな…IS学園も狙われたんだ」

 

 

「っ!学園の皆は無事なのか!」

 

 

「当たり前だぁぁぁぁああ…」

 

 

「その声は…ハル兄!!…え?何処からこの声聞こえてんの!」

 

 

「彼処から」

 

 

「は?…………は?」

 

 

レインボーガッチャードの強化された複眼で見えたのは 爆走する自転車が謎の敵を物理的に轢殺しながら此方に向かってくるという光景であった そりゃ一夏で無くとも思考停止すると秋羅は溜息を吐くと

 

 

「何で自転車!アナザートライドロンとか色々あるよね!」

 

 

「襲撃前のハルト王はネオ黎斗が製作したシャカリキスポーツで遊んでいたからな…襲撃時もアナザーエグゼイド・スポーツアクションゲーマーで戦ってたぞ」

 

 

「初期フォームであの大軍片付けたの!」

 

 

「ま、まぁ…他の戦力も充実してたからな」

 

 

「いやそれだけじゃないだろ」

 

そう話している間にもハルトはキキィ!と音を立てながら自転車を止めて一言

 

 

「お前達!待たせたな!俺が……チャリで来た!」

 

 

「それやりたかっただけだろ!!」

 

 

「最近、あかねから健康に気を使えと言われたからな俺も健康を考えて運動する事にしたんだ」

 

 

「常日頃の戦闘は?」

 

 

「………アレ健康に効くなら毎日暴れたいんだけど」

 

 

「これ以上は辞めようか」

 

 

「安心しろ一夏!何せIS学園には、この俺がいたんだあんな虫擬きなど物の数にもならんわ!」

 

 

「それで此処が狙われたなら一夏達も危ないと判断したハルト王がオーロラカーテンを使って俺を送り出してくれたと言う訳だ」

 

 

「な、なるほど」

 

 

「けどハルト王、いきなり空に落とすのはどうかと思いますよ!」

 

 

「え?仲間のピンチに空から舞い降りて助けに来るシチュエーションは燃えるだろ!」

 

 

「そんな理由つけの為に空から落とさないでください!」

 

 

「大丈夫大丈夫、逢魔の人間は自由落下程度でダメージ負う事ないから」

 

 

「全員のレベルがおかしい事に気づいてくださいよ!」

 

 

「そんな事より箒ちゃんとクロエは保護されてんだよな?」

 

 

「はい連絡取れてます、ヤクヅキさん達から安全との報告が」

 

 

「そうか…良かったぁ…」

 

 

「あのハルト王、その手に持ってるのは?」

 

 

「ロープと爆竹、任務失敗したらお仕置きで動けなくした奴等の口に捩じ込んで起爆させるの!」

 

 

「口に入れた爆竹起爆とかお仕置きがえげつないですって!成功してますから安心してください!」

 

 

「それなら頭にスピリタスかけて火をつけるのも辞めておこう」

 

 

「アンタ腹心に対して容赦ないな!」

 

 

「そうかな?それだけ信用してるの裏返しだよ……銀狼は?」

 

 

「安全は確認、現在此方に向かっているとの事です」

 

 

「よし」

 

 

銀狼という言葉にホタルはピクリと反応したが

 

 

「それじゃあ残りはアレだけか」

 

 

「はい」

 

 

「まぁ任せておけ、お前達は下がってろ」

 

 

「けどアレだけの数の敵…流石のハル兄でも1人じゃ「何を言っている一夏」え?」

 

 

両腕を組み堂々としているハルトは一言

 

 

「俺が1人に見えているというなら、お前にはライダーが足りてないな!良く目を凝らしてみろ!」

 

 

 

「ん?……ん〜……っ!」

 

 

目を凝らして見えたハルトと隣にいるアナザーライダー と幻影達である

 

 

「み、見える!!」

 

 

「え、何が!」

 

 

「当然だ見ようとする前に感じて一人前だ」

 

 

「そうか…俺は…ライダーが足りてないな」

 

「追いライダーするか?」

 

「いやそれはまた今度」

 

 

「え…えぇ…」

 

残念ながらこの場でマトモなのはホタルだけであったがハルトは

 

 

「さて……少し乱暴しようか」

 

『カブト』

 

 

まさかクロックアップでチマチマと?」

 

 

「そんな真似はしない、俺は新たな未来を掴んでいる…そしてその未来を俺は手離しはしない」

 

 

すると緑の歪みから時空を超えてやってきた白銀のカブトムシ

 

 

「ハイパーゼクター!?」

 

「まさか天の道を行く人の所にしか来ないはずでは?」

 

 

「お前達は勉強が足りない、ハイパーゼクターは加賀美さんの所にもやって来たぞ?」

 

 

やれやれと肩を竦める

 

 

「それに俺は仮面ライダーの敵として君臨する絶対悪の怪人王 仮面ライダーの原点は敵の力から生まれているならばその大元とも言える俺が使い熟せない道理はない」

 

 

勉強が足りてないと溜息が溢れるが今はそれよりも目の前の問題を解決しようと思う

 

 

「ハイパーキャストオフ」

 

『HYPER CAST OFF!CHANGE HYPER ANOTHER BEETLE!』

 

 

アナザーハイパーカブトに化身、そのままパーフェクトゼクターを召喚し ザビー、ドレイク、サソードゼクターを呼び出し合体させた

 

 

「おいまさか」

 

『gun mode』

 

『KABUTO!THEBEE!DRAKE!SASWORD!POWER!ALL ZECTOR CONBINE!』

 

 

「ちょっ!」

 

 

「ふん!」

 

『maximum hyper!cyclone!!』

 

 

放たれた赤い光線がビルに巣食う敵を全て爆裂霧散させたのである

 

 

そして

 

 

「せい」

 

『リカバリー』

 

 

リカバリーの力で壊した建物を全て修復して

 

 

「コレでよし」

 

「いや良くないでしょ!あの射線上には人が居たはずだよ!」

 

 

「安心しろ、あのビルの真後ろにはオーロラカーテンを展開して攻撃を別方向に転送させた…だから安全だ」

 

 

「へぇ」

 

「何処に飛ばしたんです?」

 

 

「ん?そりゃ……とある世界だよ」

 

 

「あ、あぁ…」

 

「具体的に何処に飛ばしたんですか?」

 

 

「とある秘密結社の拠点かな」

 

 

「風鳴機関の本拠地に転送したんですか!」

 

 

「殺意が高いよねハル兄!」

 

 

「冗談だよ、飛ばしたのはカリュブディスの目の前 エネルギー攻撃は奴のご飯だし何より非常時にぶっ放せるのがデカい」

 

 

「何気にハル兄はカリュブディスの事を気に入ってるよね」

 

 

「そりゃ俺が能力で最初に生み出した怪人だからな愛着も人一倍だよ」

 

 

変身解除してケタケタ笑うと 生き残りの一品が突如 ハルトの背後に現れたのである

 

 

「っ!ハル兄!」

 

 

「あぁ大丈夫大丈夫、もう終わってるから」

 

 

 

すると敵は体を少し震わせるとそのまま倒れ伏したのである

 

 

「え?」

 

 

「ノッキング完了と、これでコイツを調べられるな」

 

 

「え?」

 

 

「今、アナザーWやアナザーゼロワンにコイツの事を調べさせてんだけど何も分かんないって話でさぁ」

 

 

「って事は…」

 

 

「未知との遭遇って訳よ……あ、もしかしてお前達側の関係者だったりする?銀狼?」

 

 

「いいや私も知らないよ」

 

 

「銀狼!」

 

 

「や、久しぶりだねホタル」

 

 

「え?知り合いなの?」

 

 

「そう君には話したよ友達と待ち合わせって」

 

 

「えええ!」

 

 

「改めましてホタルです宜しくね」

 

 

その出会いは福音かそれとも…

 

 

 

そして翌日 全世界で謎の生物が暴れて大変だとニュースになったのだが

 

 

IS学園地下でハルトが生け取りにした個体を前に

 

 

「初見の宇宙生物ですね!では早速解剖を始めましょうか!」

 

 

狂喜乱舞するのは木原唯一

 

 

「完全なる宇宙生物、メガヘクスともインベスとも逢魔の傘下にいる宇宙人とも違う何て良質なサンプルなんだ」

 

 

「へぇ…面白そうじゃないの…ねぇニエルヴ君」

 

 

「全くですね」

 

 

「我等ショッカーの科学力を見せてくれよう」

 

 

「この私の才能の出番だぁ!」

 

 

と逢魔王国の頭脳とも呼べる最凶の狂人軍団 チームマッドサイエンティストが勢揃いしていたのである

 

 

「流石は倫理観や道徳心をドブ川に捨てた連中だこう言う時凄く頼りになるな」

 

『まぁその上司がコレだからな』

 

『ほら…ハルトの奴、道徳の教科書でキャンプファイヤーしたって言うし』

 

 

「失礼な!道徳の授業の時は……普通に寝てたよ!」

 

『だから育たなかったんだな健全な道徳心』

 

『やっぱそんな奴に道徳心植え付けたあの2人とあかねはスゲェわ』

 

『あかねさん!だ肝に銘じろ新人!』

 

 

「つか何でお前達そんな喧嘩してんのさ…」

 

 

「まぁ、このメンツの前だと束さんも霞んで見えるよ」

 

 

「そんな事ありません束!胸を張ってください!」

 

 

「ありがとう、ベーやん!」

 

とベアトリスの前で胸を張ったが その揺れた胸を見てベアトリスはポツリと

 

 

「いや…やっぱりそのままでお願いします」

 

 

「それはどう言う意味かな?」

 

 

束も宇宙人とのエンカウントに胸を躍らせていた

 

 

「しかし宇宙からやって来た敵か」

 

 

千冬も未知の遭遇に沈黙していたがハルトはと言えば

 

 

「んーフォッグともブラッド族ともワームとも違う宇宙人だし逢魔の傘下にも居ないと来た」

 

 

「つまりどう言う事だ」

 

 

「この世界原産の宇宙人だな」

 

 

「っ!」

 

 

「束からしたら狂喜乱舞だろうね」

 

 

「だが何故全世界を」

 

 

「襲われた場所についての共通点とか心当たりは?」

 

 

「共通点としてISの研究施設や工場が襲われているな」

 

 

「って事は敵の狙いはISか?そりゃ世界一ISが集まってる場所が狙われる訳だな」

 

 

「それなら…篠ノ之製作所は?」

 

 

「彼処にコアに関するデータはないの知ってるでしょ?現物も作ってない…束が作るの辞めちゃったし」

 

 

「そうだったな」

 

 

 

取り敢えず敵の狙いはISと分かった よし

 

 

「あの宇宙人はブラッド族と名付けよう」

 

 

側迷惑な部分は良く似てると頷いてると

 

 

『何で手厚い風評被害!!』

 

『そんな……酷い!』

 

『おい辞めろよハルト!見ろよエボルトが泣いてんぞ!』

 

『イジメ、ダメ絶対!』

 

『俺が一体何をしたぁ!』

 

 

「火星と旧世界を滅ぼしたろ?」

 

 

『………』

 

『信頼と実績って良くも悪くも簡単には壊せないよな』

 

『まぁ事実だしな』

 

 

「けと確かにこんな昆虫みたいな宇宙人にブラッド族と付けるのは失礼だな…うーむ」

 

 

「そう言えば一夏の奴はどうした?」

 

 

「休んでるよ、昨日の今日でアレだったからな」

 

 

「そうか」

 

 

「何故か上の空で溜息ばっか吐いてるけど大丈夫かなぁ…」

 

 

「…………ん?」

 

 

 

その頃

 

 

「……………はぁ」

 

 

一夏はボーッとした顔で窓の外を眺めていたのである

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「ん?あぁ…」

 

 

間の抜けた返事に秋羅はやはり慣れないでいる普段の一夏なら あの未知の敵について聞いてくる あの人に似て自分の周囲に害する可能性の高い連中へのアンテナ感度が高いのだが

 

 

「疲れてんなら休め、幸い今は休講中なんだ罰は当たらないさ」

 

 

あの敵の侵攻で世界は大混乱である その影響で各国政府や代表候補生は忙しくしているのだ

 

 

「あぁ……いや大丈夫だ」

 

 

「本当にどうした、お前らしくもない」

 

 

「……なぁ秋羅」

 

 

「あ?」

 

 

「ホタルさん…今、何処にいるのかな?」

 

 

「ん?あぁ昨日の銀狼さんと一緒に病院らしいぞ」

 

 

「え!まさか何処か悪いのか!!」

 

 

「さぁな、そもそも俺の知ってる歴史にはいない人だから詳しくは知らん銀狼さんの知り合いなら本人に聞けば良いだろ?」

 

 

「そうか……ちょっと本国に帰る!」

 

 

「おい待て一夏」

 

 

「何だよ」

 

 

「どうしたんだ平常心じゃないぞ」

 

 

「そんな事ないさ…俺もちょっと頭がボーッとしたり心臓の感じがおかしいから病院で診てもらうだけだよ」

 

 

「お前それ大丈夫か?」

 

 

「初めて何だ……今までに無い感覚を味わってんだよ…」

 

 

「そうか…」

 

 

「だからちょっとホタルさんのお見舞い行ってくる!」

 

 

「お、おう…」

 

秋羅は何も言えない顔をしながらいるのであった

 

 

 

「こりゃ荒れるな」

 

 

「あれ?一夏の奴何処行った?」

 

 

「は…常葉先生どうしたんですか?」

 

 

「あぁ、例の生物の名前が決まったのと情報共有と思ってな」

 

 

「名前ですか?」

 

 

「そっ、名前は絶対天敵(イマージュ・オリジス) 今分かってる範囲だと連中の狙いはISだな襲われた場所に共通してるのはIS関係の場所だったよ」

 

 

 

「そうでしたか…しかし宇宙人なんて」

 

 

 

そう名付けられた その日 世界は宇宙からの侵略に頭を抱える事になったが

 

 

「え?宇宙人くらいで驚く事か?」

 

 

「そうだった…逢魔では割と日常だったぁ…」

 

 

「そりゃ俺も最初はプレゼンターが来た!とか目を輝かせたけど全然違ったし…つか宇宙人が用意した対有機生命体用ヒューマノイドインターフェイスとかないの!」

 

 

「あ、先生もその辺読んでたんすね」

 

 

「まぁな…俺も中学校の自己紹介の時にー

 

 

【ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊がいたら自分の所に来て!以上!】

 

 

「って挨拶しようとしたら、あかねに全力で止められた」

 

 

「あかねさん、ありがとうございます!」

 

 

「てか別に隕石落下でやってきたとか、怪しげなネックレス配ってる宇宙人とか、餌を探して地球に来たとか、人口爆発で人住めないから代替品探して来たとかあるけど、コイツらはマジで話し合う価値すらない絶対敵って事でそう千冬がつけた」

 

 

「ワーム、ネイティブ、フォッグ、クライシス帝国の人達って今更ながらに宇宙人一杯なんだよなぁ」

 

 

「そしてそんな宇宙人筆頭に2000を超す星系の宇宙人達を仲間として普通に受け入れてるハル兄って」

 

 

「対外的に見れば一代で広大な領土と有能な人材を有する上に問題児達を統括するとんでもないカリスマと武力を兼ね備えた傑物だよな」

 

 

「実際は割と武力寄りだけど」

 

 

「まぁエボルトも宇宙人だったか…」

 

 

「つー訳で報告、今回の件で世界から精鋭達がIS学園に集まるらしい何でも絶対天敵への備えにとさ」

 

 

「ふーん強いの?」

 

 

「それは俺達基準で?それともこの世界基準で?」

 

 

「あ、いやもう分かった……っ!まさかホタルさんもその件でここに来たの!?」

 

 

「は?いや違うぞ銀狼から友達の病気を診て欲しいってんで話通されて逢魔の病院を「病気なの!どんな逢魔で治せる事が出来る病気!?或いはハル兄なら何とか出来るの!?」あぁ近づくな鬱陶しい!!おい秋羅!コイツどうした!」

 

 

「昨日からずっとこんな感じなんですよ、ずっとホタルさんホタルさんって」

 

 

「ほぉ……そう言う事か」

 

 

「ハル兄、俺初めてなんだ…あの人を見てると胸が締め付けられるというか…この気持ち、これ何なの?」

 

 

「分かるよ一夏、俺にもそんな経験があるからな」

 

 

「ハル兄にも?」

 

 

「あぁこう見えて人生経験は豊富だからな」

 

 

「後女性問題もね」

 

 

「はっ倒されたいか?」

 

 

「ごめんなさい!!」

 

 

 

「しかしその人の事を考えると胸一杯になって心臓がうるさくなる……そうかそうか」

 

 

頬を赤らめて自分の感情を理解してない青い少年に人生の先達として何より義兄として教えてやろうではないか

 

 

 

それは

 

 

「一夏、それは心不全だ!」

 

 

「これが!やべぇ…マジで病院行かなきゃ!」

 

 

と本国の病院に行く一夏の背を見送りドヤ顔で一言

 

 

「ふぅ……まぁこんなもんよ」

 

 

『こんのクソボケ!!』

 

『おい誰か棍棒持って来い!』

 

『俺の音撃棒を使え!』

 

 

「え、いや何で!?」

 

『アレ完全に恋心だろ!分かってて言ったろ!』

 

 

「いやぁ無いでしょ、だってあの一夏だよ一夏!異性への好意を全く理解してない鈍感男が恋心を得るなんて…そんなの…ダグバに正義の心が芽生えて地球守るレベルであり得ない!」

 

『いや割とアイツ、最近は気づいてるぞ?』

 

『以外と記憶なかったら有りそうな展開だな』

 

 

「んじゃ、俺が仮面ライダーに変身して戦うくらい有り得ない?」

 

 

『『『そこまで言ってやるな可能性は誰にでもある』』』

 

 

「俺にはその可能性は無いってか!!」

 

 

『そりゃな』

 

 

「いいもん!頑張って改造手術受けて変身するもん!!じゃない…相棒達はバカだな…こうやった結果一夏は病院に行くそしてそこにはあの子がいる」

 

 

『ほぉ、つまり出会いを演出したと』

 

 

「どうだろうな…ってそんな事より絶対天敵でやってくる精鋭達なんだが…」

 

『それがどうした?』

 

 

「何で世界二位もいるですかねぇ…」

 

 

その資料には刀の鍔を眼帯代わりにした隻眼の女性が載っている 過去に何度か顔を合わせた事のある因縁の…正確に言えば千冬に因縁ある相手 

 

 

一、二回目の世界大会決勝戦で矛を交えた天然物の怪物であり

 

 

ハルトが唯一 苦手意識を持つ女性 アリーシャ・ジョセスターフであった。

 

 

「俺、あの人苦手なんだよ…」

 

 

そう呟くハルトは不安に満ちた顔になったのは言うまでもなかった

 

 

 





予告 絶対天敵の襲来により世界各国から代表候補生や新たな専用機持ちがやってくる 

そこに現れたのは世界二位の怪物 そして始まるエキシビジョンマッチ!

相対する最強vs最強 勝つのは果たして!


次回 世界二位 お楽しみに!

オマケ短編

カブト編


「これがハル兄の恩人…」


「そして矢車さんは俺の料理の師匠だ」


「アナザーカブトの元契約者か……ねぇハル兄」


「何だい?」


「ザビーの方が出番早いのに何でガタックの方が2号ライダーなの?」


「それはね…カブト虫が1番なら2番はクワガタムシだからじゃないかな?」


「成る程!!」


狂気の王

「仮面ライダーに負けて負けて負け続けて数十年!ショッカーや悪の組織、怪人達は死にゆく種族よ…」


「そうだ俺達の仲間も仮面ライダーにやられたんだ!」


「私達オルフェノクの王も仮面ライダー達の魔の手に…」


「ちくしょう!俺の弟はクウガに殺されてんだ!ふざけんなよ!たかがリントを数人高い所から突き落として殺しただけで…血も涙もねぇ!」


「何で残酷な奴…俺達は闇菓子欲しさにヒトプレス納品しただけなのに工場殴り込んで俺達が苦労して集めた上物ヒトプレスを奪うとか許せねぇ!!」


「アイツら……私なんか人類全てをネイティブにしようとしてるだけで殺しに来たんだぞ!」


「そうだ!俺達なんか地球に隕石落としただけだぜ!!しかも渋谷にだけ!」


「これも全部ワームのせいだろうが!」


「お前達ネイティブがクロックアップの技術を横流しにするからだろうが!」


「お前達なんて可愛い方だぜ、俺なんか高校1クラスのリントを皆殺しにしようとしただけなのに警察やクウガが殺しに来たんだから、やってらんねーよ!!」


「私など結城丈二に新年の挨拶で年賀状を送ったら奴等は新年なのに基地に殴り込んできたんだぞ!!挨拶しただけで殴りかかってくるなどアイツらは正気ではない!」


「怪人には…怪人に救いはねぇのか!このままだと俺達…仮面ライダーに殺され…


「馬鹿かテメェ等ああああああ!!!俺達は悪い事してないのに何でこの仕打ちとばかりに澄んだ瞳で悪事をカミングアウトしてんだゴラァ!!」


『相棒が珍しく真っ当に怒ってる』


「だがハルト!俺達このままじゃあ仮面ライダーに勝てないままだぞ!」


「御座います!仮面ライダーを倒す策御座います!だからこの俺、常葉ハルトに任せておけぇ!」


その言葉に響動めく怪人達に


「運命の日に俺についてくるかはお前達の好きにしろ、けど覚悟決めたなら俺にちょっと付き合いな推し達を蹴散らしたテメェ等に世界の頂点を見せてやる!!」

『やっぱこの中で1番イカれてんのお前だよ!!』


「マジかハルト!なぁ…ハルト!仮面ライダーを倒したら俺達ぁ昔みたいにリントどもを好きなだけ殺していんだよなぁ」


「殺して良し!」


「人間達に麻酔なし手術で体内にストーンを埋め込んで人間を怪人にして良いのか!」


「手術して良し!」


「ゲートを襲ってファントムにしても良いのか!」

「俺も!全人類をネイティブにして良いのか!」


「オルフェノクにしても」


「やって良し!!」


「闇菓子作ってグラニュート界で売り捌いて良いのか!!」


「売り捌いて良し!お前たちの全てが自由だ!!」


おおおおお!!


『おいグラニュート大統領!!』

『少しは部下達に自制を覚えされろよアンポンタン!!』


「俺は1割の大事な人達が笑ってくれるなら その他9割の人間の命や尊厳なんてどーでも良いと思うんだよ寧ろ俺の大事な1割の為にその他9割を踏み躙ってやろうぜ」

『前言撤回、この王にしてこの部下ありだわ』



狂気の王は悪魔の群勢を率いて正義の歴史と相対する  それは少し遠い未来での出来事

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