無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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集うもの達

 

 

前回のあらすじ

 

世界二位 アリーシャ・ジョセスターフの行動から端を発したエキシビジョンマッチ しかしそのISの反応に惹かれて現れた絶対天敵をハルトはアウトサイダーズの助力を得て切り抜ける

 

そして世界各国の猛者がIS学園に集うのであった

 

 

IS学園

 

 

「それで貴様は私達の試合を無視して絶対天敵との戦いをしていたと?」

 

 

「はい……だって千冬とジョセスターフって不完全燃焼は嫌なタイプだからしっかりバトルさせてあげないとダメかなって」

 

 

「だからと言って貴様が単騎駆けなど論外だろうが!」

 

 

「けどアウトサイダーズ達が助けてくれました!」

 

 

「アナザーライダー 達がいなかったら1人で相手してただろう!」

 

 

「おっしゃる通り!」

 

 

「まだその癖は治らないか!説教だそこに直れ!」

 

と千冬に怒られ正座するハルトであった

 

 

1時間後

 

 

「うぅ…」

 

 

「落ち着くのサ…けど接近に気づいたなら今度は報告するのサ」

 

 

「ありがとう…ジョセスターフさんは優しいですね」

 

 

「アリーシャで構わないサ!」

 

 

「そうか…アリーシャ」

 

 

「はいなのサ!」

 

 

と談笑する2人に束はジト目で

 

 

「ちーちゃん?何で止めないのさ」

 

 

「アイツも今後は前線に出る…それなら士気高揚に飴は必要だろう」

 

「そりゃそうだけどさ…ちーちゃん…キャロりんの前でも同じ事言える?」

 

 

「いざとなればアイツと刃を交わすのも辞さない」

 

 

「それ辞めてよね、ハルくんのメンタル壊れるから」

 

 

「善処しよう」

 

 

と話していた

 

 

そして世界最強の激突で沸き立っていたIS学園の裏側…密かにシティー、ロード、リアクター、クエストドーパントの力で拡張させていた裏の学園 人呼んで 

 

 

裏IS学園

 

 

怪人達は最近出来た闘技場で揉めていた まぁ基本的に血の気が多い奴らの集まりであるし、この街にも侵入者対策でビーストドーパントやブラキオザウルス、ケツァルコアトルス、T Rex、トライセラトプスドーパントなどが野に放たれているのだが そんな所で日常生活出来る奴等が普通な訳なく

 

 

 

「あぁ!んだとアンノウン!テメェ等が俺達グロンギの上位互換とかふざけた事抜かしてんじゃねぇ!」

 

 

「当然だ後発の作品を見て解らんか?お前達グロンギは私たち所かアギトですらない唯の人間にすらやられる最弱の種族よ、我らアンノウンに狩られる運命よ」

 

 

「喧嘩なら買うぞゴラァ!警察のグレネードやアギトじゃない奴の踵落としで沈んだタコ風情が粋がるんじゃねぇよ!」

 

 

 

「前からデルサー帝国の奴らが気に入らねぇんだよ!」

 

 

「あ!何言ってやがるブラックサタンの負け犬どもか!電波投げ如きで押されおって!」

 

 

「言ったなテメェ!ついでグドンもバタンも潰してやらぁ!」

 

 

「飛び火させんじゃねぇよ!ゴラァ!」

 

 

「ついで扱いすんじゃねぇ!」

 

 

「そもそもドラスなんてネオ生命体なんてファザコン野郎が生み出した怪人だろうが!何で最強ポジで劇場版ラスボスしてんだゴラァ!」

 

 

「そもそもコウモリ男業界でテメェのビジュアルだけ怖いんだよ!つか蜘蛛怪人だってそうだ!子供が泣くだろうが!」

 

 

「つか誰だ!三葉虫は絶滅したのにバトルファイトに出て来た負け犬と言った奴ぁ!!」

 

 

「そうだ!そもそも俺達アンデットが全生命体の始祖なんだぞ!」

 

 

「は!そんなん言うならオロチ怖くてビビってた魔化魍の方が腰抜けじゃねぇか!」

 

 

「テメェ…それで言うならワームだって地球を滅ぼしたのに歴史改変されたじゃねえか!」

 

 

「…アレはハイパーゼクターが悪い」

 

 

「おいおい負け犬が揃って何吠えてんだ?」

 

 

「過去の遺物どもは良く吠えるな」

 

 

「んだとやんのかイマジンにジャマト?」

 

 

「言ったなテメェ等……!おい、やっぱり一回ハッキリさせて置こうぜ…誰が逢魔で一番強いかよぉ」

 

 

「試すまでもねぇな」

 

 

「良いぜ、一撃で爆散しやがれ」

 

 

「やっちまえ!」「ぶっ殺してやる!!」

 

 

そこから始まる怪人大乱闘 そんな祭りを聞けば集まるヤベー奴等 

 

 

「おい何、俺抜きで最強怪人決めようとしてんだゴラァ?」

 

 

「良いねー!皆遊ぼうよ!」

 

 

「私こそがゲムデウス!つまり神だ!」

 

 

「っしゃ!バトルファイトの宣言をしろ天王路ぃ!」

 

 

「バトル開始いいい!……デュワ!」

 

『おい天王路は何処から出てきた!』

 

 

その質問にハルトが答えた

 

 

「説明しよう!あれはグレイブ達のチェンジケルベロスを作る為に作り出したトライアルシリーズとケルベロスにスピリットの力を掛け合わせた結果生まれた天王路さんだ!つまりケルベロス人間態だな」

 

 

『おいそれで良いのか…つか天王寺が赤いメガネかけて何かになろうとしてんぞ?』

 

 

「へ?…っ!辞めろ天王路さん!それ使ったらアンタ、色んな意味で神になれるから!」

 

『流石はハルトのスキルで生み出された怪人、創造主の思考パターンがインストールされてんな』

 

 

「それどう言う意味さ!!」

 

 

「行け!ウィンダム!アギラ!ミクラス!」

 

 

召喚されて現れたのは他のトライアルやティターンであるが

 

 

「カプセル怪獣ネタも辞めろおお!」

 

 

 

そしてこの大乱闘を制したのは

 

 

「結局、俺が最強じゃゴラァ!!」

 

 

ハルト、ダグバ、エボルト、北崎、浅倉、ジーク、シャドームーン、ドラス等等 逢魔のヤベー奴等も参加し無事にハルトが勝利を飾っていた

 

 

「楽しかったから次もやろうぜ!」

 

 

おおおお!と湧き立つアウトサイダーズや怪人軍団にハルトは笑顔で答えている

 

 

「うわぁ…あの乱戦で勝ち残るのかよ」

 

「ハルト王は容赦ないな」

 

 

一夏と秋羅も観戦していたが

 

 

「けどこの位強くないと、あの絶対天敵には勝てないんだよな」

 

 

一戦交えた故にその強さは理解していたが

 

 

「いや彼処まで無くても大丈夫だと思うぞ?」

 

 

「何言ってんだ秋羅!いざと言う時の力がないと皆を守れないじゃないか!」

 

 

「お、おう…珍しいな、お前がそんな事を言うなんて」

 

 

「俺ももっと錬金術と料理を学ばないと…強くならなきゃ」

 

 

「いや学ぶ姿勢は見習うべきだと思うが他にも色々と……あぁ…一夏」

 

 

「何だ?」

 

 

「無理はするなよハルト王のペースで強く必要はない」

 

 

「分かってるよ」

 

 

煮え切らない返事だが一夏もその辺は理解していたのであった…

 

 

そんな中 裏IS学園の生徒会室で

 

 

「という訳で絶対天敵の攻勢と亡国企業、そしてネオタイムジャッカー残党などの対処に増援を送る事にするぞ」

 

 

 

「はいハル兄!誰にするの!」

 

 

「アウトサイダーズと怪人軍団」

 

 

即答でハルト直属の逢魔王国一、ニを争う危険集団投下に思わず

 

 

「ダメでしょ!魔王ちゃん!」

 

「そうだ!ハルト様以外に制御出来ないではないか!」

 

 

「別に良くね?悪ってのは自由であるべきだ好きにやろうよ」

 

 

「いやだからと言って危険人物を野に放つでないわハルト坊!」

 

 

「ったく…信用ないねぇ!まったく…アウトサイダーズは良い子達なのにさ!」

 

 

「いやいやアレだけ血の気多いのに良い子はないよ」

 

 

「それ言えるのハル兄だけだって」

 

 

「我が魔王?」

 

 

 

「え?だって全員、オーマジオウを倒して全宇宙の覇者になるなんて野心持ってねぇだろ?」

 

 

「それは魔王ちゃんの志が高すぎるだけだと思うんだけど!」

 

 

「そりゃそんな魔王様基準なら全員良い子でしょうよ!」

 

 

「頭冷やしてください魔王様」

 

 

 

「ぐっ…まぁ良いや、取り敢えず一夏、秋羅にはコレを渡しておく」

 

 

と言って投げ渡したのは一枚のカード

 

 

「これは?」

 

 

「それをその辺の扉に当てるだけで裏IS学園に辿り着けるカードだ、ミューターの技術とクエストドーパントの合わせ技とオーロラカーテンも合わせてセキュリティも完璧な代物だ」

 

 

「ほぉ」

 

 

「何れは逢魔の支配領域の何処にでも行けるようにする予定だよ、千冬達にはいざと言う時の為に預けてある箒ちゃん達の分は少し待って欲しい」

 

 

そしてハルトは真面目な顔で

 

 

「絶対天敵め…奴等のいる場所さえ分かれば逆にこっちから攻め込んでやるのに!やっぱりディフェンスなんて性に合わない!!」

 

 

「全くだ…ま、奴等の星なら極上のエネルギーになりそうだな」

 

 

「それに蝕み甲斐がありそうだ」

 

 

「アレだけ多いと遊び甲斐もありそうだよね」

 

 

「奴等に悪夢を見せてやろうぜ」

 

 

「言うじゃないか新人」

 

 

知らない内に加入していたジークもいた

 

 

 

「よーし!奴等に見せつけてやろうぜ!俺達にあるのは知力!体力!気力!そしてこの筋力!!」

 

「「「「おお!!!」」」」

 

 

 

「やるぞお前達!サーチアンドデストロイ!」

 

 

「「「「「サーチアンドデストロイ!!サーチアンドデストロイ!!サーチアンドデストロイ!!」」」」」

 

 

その面々のセリフに

 

 

「うわぁ…忘れてたよ逢魔の人達ってこんなんだった…」

 

 

「寧ろ得体の知れない敵本拠地に殴り込んで勝てると思ってる辺りにヤバさがあるな」

 

 

「バカかお前達は!負ける事を考えて戦うバカが何処にいる!」

 

 

「そうだけども!」

 

 

「そして逢魔の敵は皆の敵!そして敵への暴力は逢魔の美徳!仲間が1人泣かされたら、泣かした奴等の国土を焦土にするまで止まらない!それが俺が作った逢魔だ!敵に情け容赦などいらん!敵対する奴等は全部ぶち壊せ!」

 

 

「血の気多い所の話じゃなかったよ!」

 

 

「そう言えばですが…逢魔の軍艦のインペリアルやヴェネター、アクラメイター級などは全部宇宙戦艦や空母だったな」

 

 

「その通り!そして奴等の座標が分かればハイパージャンプをして根城をぶち壊す、スターデストロイヤーって名前は伊達じゃないんだぜ!」

 

 

「流石ハル兄、常に防衛じゃなくて攻撃する事を念頭にしてるとか…奴等と分かりあうつもりはないんですか!」

 

 

「ない!敵は倒す、そして食事のチョイスも私服センスも戦闘スタイルも全部が攻撃あるのみ!」

 

 

「私服センスは保守的でいてください」

 

 

「「「「「異議なし」」」」」」

 

 

切実な家臣団に思わず

 

 

「え、何で?」

 

 

と答えるのであった

 

 

翌日

 

IS学園

 

エキシビジョンマッチの興奮が冷めやらぬ中

 

 

「非常勤講師のアリーシャ・ジョセスターフなのサよろしくなのサ!」

 

あの服のままで挨拶するアリーシャにクラスメイトは発狂し一夏と秋羅は両耳を抑えると千冬の一喝で黙ると

 

 

「転入生を紹介する、専用機持ちは後で個別で話しておけよ」

 

 

そして入ってきた面々はタイ、ロシア、台湾、オランダやギリシャ等等の各世界の代表候補生であるが明らかに1人だけ知らない人がいた

 

 

「っ!」

 

その顔を見て一夏は思わず立ち上がる

 

 

「初めまして、篠ノ之製作所から来たホタルですよろしくお願いします」

 

 

「えええええ!!!」

 

 

それを見ていたハルトは悪い笑顔で

 

 

「ドッキリ、だーいせいこーう!」

 

『フハハハハ!』

 

 

と悪辣に笑い、一言

 

 

「さぁ修羅場を楽しみな!」

 

 

そう言うのに合わせてスーツ姿のナツキがいた

 

 

「んで何で俺呼ばれたの?」

 

 

「ん?マドカのご褒美といざという時の囮と俺のサンドバッグ」

 

 

「俺の人権は!?」

 

 

「逢魔にお前の人権があると思うなよ」

 

 

「ここIS学園だろ!」

 

 

「此処は治外法権」

 

「鬼!悪魔!…つかこんな事なったらエルフナインや咲那が…ヒロ達も…うぅ」

 

 

「お前…苦労してんな」

 

 

「誰のせいだ!」

 

 

「自業自得だろ」

 

 

「ぐっ…」

 

 

「んじゃ頼むぜナツキ先生w」

 

 

「何か……お前にその呼び方されるの違和感あるな」

 

 

「そしてお前は俺のことをゴッドネスハルトと呼べ」

 

『相棒、ペーパーレスハルトなんて俺達は呼べないぞ?』

 

 

「いや紙じゃなくて神、GODの方な…それと原型はせめて残してくれ」

 

 

「つか、普通に神を名乗んなアホ」

 

 

「テオスやオーバーロード達の力もあるから神の意味合いは間違いないと思うけど?」

 

 

『何かごめん』

 

 

しかし

 

 

「おいナツキ」「次の授業の資料は出来てる」

 

 

「ハルト」「ん?それなら第3格納庫、それの申請書なら書いてあるから持ってけ」

 

 

とまぁ息のあった仕事をすると休み時間 ナツキはマドカに連行されたのを見送るのであったが

 

 

「お、休み時間だな」

 

 

「っ!」

 

 

「逃げるな卑怯者ぉ!逃げるなぁ!!追え!ジャスティスハンター!」

 

 

「いいいやああああ!頼れる筈の正義の味方が俺を追いかけてるううう!」

 

 

と側から見ればミニカーに追いかけ回されるナツキという構図だが

 

 

「正義って何だろうね」

 

『哲学だな』

 

 

「取り敢えずニエルヴ製の人造ゴチゾウをナツキに使ってマドカに引き渡すか」

 

『それ薬漬けにしてるよな?』

 

 

「いやそれ出荷の間違いじゃない!」

 

 

「ナツキ?」

 

 

「ま、マドカ?」

 

 

「………逃がさないよ?」

 

 

「た、助けてえええ!お巡りさーーん!」

 

 

「俺が何かするまでもなかったな」

 

「哀れですね」

 

「あれ?一夏はどした秋羅?」

 

 

「一夏なら今頃」

 

「ほぉ…」

 

 

 

そして2人はコッソリと一夏の場所へと向かうのであった

 

 

 

「此処が食堂でー」

 

「へぇ」

 

 

一夏は転入してきたホタルに良い所を見せようと頑張っていたが

 

 

「い、一夏さん!その方は?」

 

 

「あぁ篠ノ之製作所で色々とお世話になってな」

 

 

「そうだったんですのね」

 

 

「ホタル、彼女はセシリア」

 

 

「よろしくね」

 

 

「はい!……しかし転入生は…」

 

 

各々と交流を深めていたが鈴は

 

 

「げっ!」

 

「見つけたよ鈴お姉ちゃん!」

 

 

台湾の代表候補生にして従姉妹の凰乱音に絡まれていたのを見て一夏は

 

 

「あの子…マジで鈴にそっくりだな従姉妹より妹の方が説得力あるぞ」

 

「しかも飛び級だもんね」

 

 

そして箒の方は銀髪のいかにも貴公子系なオランダの代表候補生 ロランツィーネ・ローランディフェルネィが近寄っていた

 

 

「やぁ箒、私と少しお話ししようじゃないか」

 

 

「すみません!それは難しいです!」

 

 

「箒も大変だな一目惚れされて」

 

 

「聞いたけど世界中に99人の恋人がいるらしいよ」

 

 

「99人の恋人!!嘘だろ…そんなのハル兄よりモテてるヤベー奴じゃないか!つか…その規模の恋愛してんのか…この世界で!」

 

 

お前は兄貴分を何だと思ってんだい!とこの場にハルトが居なかったが、くしゃみはしていた

 

 

「それなら俺もこの世界で複数人と関係持つのって有り?」

 

 

「ふふ…けど箒ちゃんが交際したら100人目だね」

 

 

「100人の彼女か…何か漫画にありそうだな」

 

 

「そこは触れない方が良いと思う」

 

だが

 

 

「何かそれは気に入らないな」

 

 

「そうなんだ?」

 

 

「それとあの人の為にもかな…束さんが今の見たら何かしかねないし」

 

 

「そうだね」

 

 

遠目でソニックアローでロランを狙っている束が見えたが幻覚と思うことにする

 

 

「本当に大変だよな」

 

 

「そうだね……あ」

 

 

「ん?」

 

 

一夏が目線を向けるとそこには

 

 

「確か……あの2人TVで見たな」

 

 

「コメット姉妹だね…アイドルで専用機持ちのIS界でも有名な2人組だよ」

 

 

「く…詳しいなホタル」

 

「そりゃ篠ノ之製作所で転入生の情報を教わりましたから」

 

 

えへん!とする姿に思わず本音が漏れる

 

 

「可愛い」

 

 

「ふぇ?」

 

 

目線を逸らした先には

 

 

「何でもないです…アレ?マドカ?」

 

 

「すみません!ファンですサインください!」

 

 

コメット姉妹にサインを頼んでいたのである

 

 

「マドカ!」

 

 

思わぬ妹の一面だが

 

 

「けど…まぁサイン頼むくらいは普通か」

 

 

「へ?」

 

 

「土下座しながらサイン頼まないあたりハル兄より良いだろう」

 

 

「そ、そうかな…」

 

 

義兄の奇行で感覚が麻痺していたのである

 

 

因みにクロエは何故か

 

 

 

そんな感じで各々が新たな出会いから何かを得ようとしていた

 

 

「ふむ切磋琢磨しあう素晴らしい環境だ未知との戦いで更に強くなれ義弟よ」

 

と頷きながら意味ありげにしていると

 

 

「そう思うなら仕事しろハルト」

 

 

「ナツキ、お前本当にロマンが分かってねぇな」

 

 

「うるさい……んで絶対天敵ってどんだけヤバいんだ?」

 

 

「ん〜別に強くはないけどISの特性がないと倒せないのが面倒……あぁ……これがソウゴさん達がアナザーライダーに思ってた感情か」

 

 

「は?」

 

 

「いや対応する力がないと相手倒せないのって面倒くさいなって」

 

『おい』

 

 

「んじゃ俺足手纏いじゃん」

 

 

「そんな役立たずにホレ、戦力強化のテコ入れだ」

 

 

ハルトが投げ渡したのは黒いジクウドライバー

 

 

「これ……お前のシェイプシフターか!」

 

 

ハルトの専用機 シェイプシフターであった

 

 

「それはその2号機…名前はインポスター、俺が徹夜して作った」

 

 

「あのさ……人狼でもやる気?」

 

 

「シェイプシフターにもインポスターにも偽物って意味もあるから、それ相応だろ?」

 

 

「いや俺……一応本物のクロノスに変身出来るんだけど…」

 

 

「……電波投げ!!」

 

 

その言葉にハルトは激昂気付けば 電波投げ(バックドロップ)をナツキに使っていたのである

 

 

「へぶっ!」

 

 

流石の一撃にナツキは倒れたが

 

 

「お前は相変わらず人の地雷を踏み抜くのが上手いな!どうだ将来は爆弾処理班にでも転生したら!…あ!そうだな悪い悪い嫁さん達の地雷原でタップダンスしてるから爆弾処理なんて真似は出来ないか!直ぐ踏み抜くからな!」

 

 

「んだとゴラァ!!やるか!」

 

 

「やめとけやめとけ…お前が俺に勝てる訳ねぇだろ」

 

 

「事実だけど、ムカつくなこの最強!」

 

 

「死に物狂いで挑めば相打ち位なら行けるだろうけどな」

 

 

 

と煽るハルトにナツキと日常が繰り広げられていたが

 

 

「お前…普段はぶち壊すような事するのに…この世界は壊さないんだな」

 

 

「は?当たり前じゃん千冬と束達がいる世界だし…俺の義両親もいるからな、この世界は何があっても守るよ」

 

 

「お前の優しさを身内以外にも向けてやれば良いのに」

 

 

「それは無理、俺の愛や優しさは俺の特別な人達と逢魔に属する者達に全て還元されるべきものだ他人なんぞに向けるものは憎悪や怒り以外には何も残ってないよ」

 

 

「……」

 

 

「俺は自分の大事な1割の為なら、その他9割の奴等なんてどーでも良い奴だから」

 

 

「それ、一夏から聞いたよ」

 

 

「結局、俺の我儘だけどな……それでも俺くらいは悪と言われてる怪人達やトルーパー達みたいに社会から外れてしまった奴等のヒーローでありたいんだよ」

 

 

「それで9割を切り捨てるのか?」

 

 

 

その問いにハルトは躊躇いなく答えた

 

 

 

「捨てる、仲間以外の人間なんて知った事か」

 

 

 

 

「そもそも不要無用と先に切り捨てたのはアイツ等だ、お前と同じで…傍観して見て見ぬフリした奴等も同罪…ナツキ……世の中に完全無罪なんてものは無いんだよ?」

 

 

イジメた奴等も傍観した奴等も等しく同罪で連座で裁くと 立ち上がらない向かい合わない奴等が悪いのだと

 

 

「俺は逢魔の敵を許さない、大事な家族を傷つける奴等を許しない…そして何より俺の相棒達を侮辱する奴は誰であろうと絶対に許さない、俺達の邪魔する奴は誰であろうと全員殺してやる」

 

 

その目の奥に見えるのは未だに消えない怨念の炎、それは消えているようで体の中に未だ残り続けている

 

 

 

「お前達が言ったよな?悪い奴なら何しても良いって…それならお前達に俺たちがやり返すのも通りだよな?人にはやるのに自分がやられるのは困るは虫の良い話だよね?だから俺は必ずやると言ったらやるから」

 

 

「(俺がこの悲しきモンスターを生み出してしまったのか…)」

 

 

ナツキが捨てた人 それが捨てられた先で自分達の全部をぶち壊す側に立っていた…

 

 

 

「はい、これで話はおしまい…ほら先生の仕事してこいよ」

 

 

「あ、あぁ…」

 

 

と場から離れるナツキを見送ると

 

 

「どした?お前達?」

 

体内にいる相棒達に問いかけると

 

 

『何でもない』

 

 

「嘘つけ隠し事してるのバレてるぞ〜」

 

『貴様はバカだがバカなりに考えてバカな結論を出したなと思っただけだ』

 

 

「バカ言う奴がバカなんですけどぉ!!」

 

『うるさい、隠し事するなと言ったのはお前だ』

 

 

「本音は時に暴力より鋭利ですって!ま、お前たちなら良いか」

 

『ほぉ』

 

 

「いつも頼りにしてるからな相棒」

 

『勿論だ相棒』

 

 

「よし…それなら早速一夏の修羅場を愉しむとしよう」

 

『おい』

 

 

そして教室に授業として入ったのだが

 

 

「お兄ちゃん?」

 

 

「何で!?」

 

 

「ちょっとアンタ、オニールに何したのよ!」

 

 

「何もしてませんが!」

 

 

「一夏兄さん」

 

 

「あ、マドカも頼む!この状況を何とかしてくれ!!」

 

 

「残念だよ……このエンジンブレードで兄さんの頭をカチ割る日が来るなんて」

 

 

「どうしてこうなった!」

 

 

「推しのアイドルにお兄ちゃんと呼ばれているなんて許せるかぁ!」

 

『engine!maximum drive!』

 

 

「ちょっ!マドカ!待て!!」

 

 

アイドル姉妹の妹 オニール・コメットに何故かお兄ちゃん呼びされ困惑する一夏と嫉妬に狂うマドカがいた

 

 

「大変ダァ…つかマドカ、アイドル好きなんだ」

 

『年相応ではないか』

 

 

「だよなぁ…」

 

 

「私もコメット姉妹の歌は大好きです」

 

「そうかぁ!クロエも大好きならお父さんも聞いてみようかな」

 

『娘にゲロ甘過ぎる…』

 

『辞めとけ辞めとけ、お前は仮面ライダーの歌しか覚えられないだろう?』

 

 

「失礼な俺だって一応は流行りの歌位は抑えているぞ」

 

『ジョージ狩崎のライダーシステムを口ずさむ奴が何言ってんだ?』

 

 

「え……アレ名曲だろ、俺初めて聞いた時には涙が止まらなかったぞ」

 

『感受性が豊かすぎる!!』

 

 

そう話しているも一応は先生なので

 

 

「はいはい一夏を締め上げるのは授業が終わってからにしてね〜終わったらやって良いから」

 

 

「根本を何とかしてくださいよ!」

 

 

その後 授業が終わり 一夏はマドカの手で壮絶な攻撃を受ける事になったのだが

 

それが終わると

 

 

「アレ日常的に受けてるナツキ…何てタフネスだ!」

 

 

「そりゃ俺の攻撃をデフォで受けてるからな多分、ゴオマも耐えるぞ」

 

 

「アイツらネタキャラじゃなかったのか!」

 

 

「失敬なナツキはともかく、ゴオマは俺とダグバのお気に入りでもあるんだぞ!アレだけ殴られても懲りずに喧嘩売って来るバカは大好きだ!」

 

 

「ハル兄の愛って時折凄く歪んでるよね」

 

 

「失礼だな……純愛だよ」

 

 

「嘘……だろ!」

 

 

「さて……と」

 

 

「どうするの?」

 

 

「何かアリーシャが飼い猫を紹介してくれるんだってさ楽しみ〜」

 

 

「威嚇されないと良いね」

 

 

 

「うっ……はい…俺が何したんだよ…」

 

 

『そりゃ北米のグリズリーをライダーキックのサンドバッグにした奴なんて恐怖以外の何者でもないだろ』

 

 

そうハルトはその存在と威圧感から一般的な動物に余り好かれていない 唯一懐いているのもクロコダイルオルフェノクのJが飼っているチャコちゃんだけなのである

 

 

その反面 グルメ界とかにいるヤバめな猛獣には愛されているのだが…

 

 

「そんなにネコ撫でたいならスミロドン・ドーパントとか呼べば良いのに」

 

 

「俺は普通のネコを撫でてみたいの!ミックなら直良し!」

 

 

『そもそもスミロドンを普通の猫扱いするな!』

 

 

 

「しかし猫か……カザリ?」

 

『だから猫の定義がおかしいんだよ!』

 

 

そしてアリーシャの部屋に行くといた飼い猫のシャーリィはハルトの膝上に座るのであった

 

 

「おぉ…可愛いね」

 

まさかの懐いてきた猫に感動を覚えるハルトにアリーシャは以前 千冬がハルトは動物に好かれないという話を思い出していた

 

 

「良い子や…」

 

猫を撫でる姿にアニマルセラピーってあるんだなぁとアリーシャは考えていたのであった

 

 

 

そして猫を可愛がったハルトは笑顔を浮かべながら部屋に帰るのだな

 

 

「おいハルト」

 

 

「私達に内緒で何してるのかな?かな?」

 

 

「猫を可愛がってました!」

 

 

「嘘つけ!お前に怯えない猫がいるものか!」

 

 

「他の女の人に会いに行ってたんだね!……まさか!」

 

 

「ジョセスターフか!あの…泥棒猫めぇ!」

 

 

「ちーちゃんが上手い事言ったぞー!」

 

 

「猫吸いしてたのは全部本当なのにぃ!」

 

 

「ね、猫吸い!まさかハルくん…あの泥棒猫と!」

 

 

「2人とも落ち着いて!ちょ、カレンも2人を止めるの手伝って!」

 

 

「主、これは日頃の行いだと愚行しますが」

 

 

「何でさぁ!」

 

 

そんなこんなで新しい面々を迎えたIS学園生活は始まったのであった

 

 

特に一夏の周りはホタルの参加により以前 箒が言っていた言葉が現実のものとなり危機感を覚えた面々がチームを組んだのである

 

 

そしてマドカはナツキを独り占めして幸せを味わっていた

 

 

そしてハルトは裏IS学園で

 

 

「え!カブト20周年に新ライダー!?つか矢車さんと風間さんに加賀美さんまで!うおおお!何……アトラスゼクター?新しいカブト型のゼクターじゃねぇか!おいネイティブ!!大至急このゼクターを作るんだ!」

 

 

『作ってもお前の所には飛んで来ないけどな』

 

 

その言葉に涙が溢れ出た

 

 

「………」

 

『あーあ、アナザーディケイド泣かせた!』

 

『俺のせいか!』

 

 

「別に良いもん!ゼクター作っても来ないならワームの増援が乗ってるメテオナイトメアを地球にぶつけてやるだけだもん!常葉ハルトが粛正する!」

 

『エゴだよそれは!』

 

『物騒なものを引き寄せるな!』

 

『おい誰か人の輝きで軌道を逸らしてくれ!』

 

 

 

「それよりゴルドドライブ!奴等の根城は分かったか?」

 

 

「いやまだだ」

 

 

「そうか…次に奴等が大量発生したら俺達で駆除してやる……いや駆逐してやる絶対天敵をこの世から……一匹残らず!」

 

 

『進撃するな』

 

 

「やっぱりアレコレ考えずにダイマジーン達で地ならしすれば良いんじゃね!そっちの方が効率良いじゃん!」

 

『ダメだ!頭まで進撃するな!ほーらハルト深呼吸!』

 

 

「コォォォ……」

 

『波紋を練るな!』

 

『大分疲れてるな…』

 

『おーい誰か、あかねを呼んでくれ!』

 

 

最早手慣れたアナザーライダー達の対策でハルトは無事に正気に戻ったのである。

 

 

 

そしてあかねがやって来てハルトを叱る

 

 

「もう!ダメだよハルト!」

 

 

「はい…ごめんなさい深夜テンションで止まらなかった…進撃しようとしてた」

 

 

「分かったらちゃんと寝てね!」

 

 

「はーい!」

 

 

ハルトは良い返事をしたが子守唄とばかりにヘッドホンをつけて眠りに着く…あかねはどんな音楽聴いてるんだろう?とハルトのヘッドホンを外して音を聞くと歴代仮面ライダーの変身待機音であった

 

 

「ハルト?真面目に眠ろうか」

 

 

「違うよあかね!これは俺にとってAMSRなんだ!」

 

 

「だとしても寝ないと……怒るよ?」

 

 

「ごめんなさい!!」

 

『流石の魔王もあかねには勝てないか』

 

 

 

「俺は生まれてこの方、あかねには勝てるとは思ってない」

 

『お、おう…』

 

 

まぁそうだろうなと頷いていたがアナザーライダー達であったが

 

 

『大変だぁ!三島さんが生きてて変身してるぞぉ!!』

 

 

「何いいいいいいい!!」

 

 

『落ち着け』

 

 

いつも通りの日常をしていたのであった

 





予告

絶対天敵 襲来!集まった戦力での戦闘だが連携なんてあったものではない!更に…

「え…」

新たな絶対天敵の個体を見た一夏は刃が振るえなくなる

次回 知らなきゃ良かった事 お楽しみに!

すみません今回はオマケ短編無しです!!
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