前回のあらすじ
世界各国から絶対天敵に対しての精鋭がIS学園に派遣されていく その中の面々と賑やかな日常を過ごしていた
その頃 逢魔では日夜 恒例の大乱闘が闘技場で行われていた
彼らの生活ルーティンは日が上り沈むまで闘技場で暴れ、夜は豪華な食事と酒を飲み眠るというさながら北欧神話のエインヘリアルみたいな生活サイクルをしていたのである
連中 闘技場では死なない事を良い事に毎日新技試すわ新しい武器を使い始めたり、ノリと勢いで乱入してきた奴等に蹴散らされるわという有様だ
それを知ったハルトは唖然として
「もう少し平和を楽しもうよ!」
「平和って次の戦いまでの準備期間だよね!」
「違うわダグバ!!」
そんなこんなでIS学園では
「え、まさか……全員弱い?」
一夏は一夏で転入生全員蹴散らしていたのである 肩に雪平弍型を担いで溜め息を吐いてると
「お前は何してんだ!!」
「あ、秋羅……何かさ千冬姉と比べると何か全員手応えないんだよ」
「お前の基準がおかしいんだよ!全員充分に強いって!」
「俺はもっと強い奴と沢山戦いたいんだけど!」
「国家代表以上の怪物連中なんて篠ノ之製作所位にしかいないわ!」
「んじゃ秋羅…やろうぜ少しは楽しめそうだ」
「お前…本当に常葉先生の教育受けてるな」
「へ?」
「戦闘狂になってるぞ?」
「いやいやそんな事ないって俺はハル兄みたいに戦いたいから戦うみたいな戦闘狂じゃねぇ!俺は顔合わせたら殴りかかってくるような危険人物じゃねぇ!千冬姉達が真っ当な道徳心や倫理観叩き込まなかったら、あの人はノリと勢いに任せて神にも喧嘩売るぞ!」
*貴方の義兄は神に喧嘩売った事があります
「まぁ否定出来ないが…先生達が矯正してアレなんだが」
「それに比べて俺はマトモだよ!」
「自分で言うマトモ以上に説得力が欠ける言葉もないがな」
「うっ…」
「分かったら大人しくしてろ…でないと」
「でないと?」
「常葉先生に締め上げて貰う「静かにしてます!」よろしい」
一応は義兄は怖い所もあるのを知っている故の恐怖はあった そりゃ闘技場で日夜殴り合いに興じる狂人に畏怖を感じない訳がない
そんな『
「今日も楽しかったよ…-明日はもーっと楽しくなるよねエボルト?」
「そうなるかは、お前達次第だ」
「そこはヘケ!!って言って欲しかった…けどエボルトの声でヘケ!!とか言われてもなぁ」
と盛り上がっていた翌朝
「………あ、来た!」
絶対天敵接近を見聞色で探知したハルトであった
「っしゃあ!アウトサイダーズで「待て」千冬?」
「今回は下がってろ奴等にも戦闘経験が必要だ」
「えーー!」
「何だ?」
その圧に思わず下がる
「はぁ……わかりましたよぉ」
大人しく下がったが危ないなら前に出るとだけ釘を刺す
その結果…全員が連携も満足に取れずに苦戦する結果となったのは言うまでもない
結論
「強敵相手に連携する訓練が必要だな、どんなに強くても1人では戦えんぞ!」
と全員に仲間の大事さを説教していた千冬だったが
「先生!ハル兄は1人で先陣切って敵の大軍を蹴散らしてます!」
「例外中の例外を出すな!アレは呂布とか項羽みたいに武力設定と頭がおかしいものだと思え!」
「いっくん…皆は連携大事なRPGしてるけどハルくんのアレは無双ゲームだからジャンル違うから」
「千冬!?束!?俺そんなにおかしくないよ!俺はそこまで強くないよ…うん」
「嘘をつけぇ!」
「何でそうなるの!!それにさ…俺より強い奴なんて世界には沢山いるよ」
「いてたまるか!!そんな場所は修羅の国にしかないわ!」
「そこまで言わなくても……まぁ一夏、お前は一つ勘違いをしている俺はずっと1人で戦って来た覚えはない!」
「え?」
「俺はいつも自分を信じてついて来る仲間達の思いを背負い戦っているだけだ!」
凄い真面目な事を言ってる!とハルトを良く知る箒と鈴とマドカは驚き一夏も
「おぉ…」
となっていた
「良いか一夏!!どんなに強い奴でも1人で戦っている訳ではない、その隣には…背中にはどんな時でも頼れる強い仲間達がついているから俺はどんな無理も無茶も出来るんだ!それこそ絆……ネクサス!」
『どっちかと言えばお前はダークザギだけどな』
『本物になれないコンプレックス拗らせて倒すべき敵を従えてる所とか』
「それなら…俺も暗黒破壊神とか自称した方が良いか?」
『名乗るな烏滸がましい!』
「それ面倒な事を部下に丸投げ出来るからって理由じゃないよね」
「当然だ皆に出来る事は任せる、俺は頭を使う事も話し合う事とか政治する事も出来ない!」
『欠陥だらけじゃねぇか』
「んじゃハル兄は何が出来るの?」
「奴等を倒して皆を安心させられる」
ハウンドだったり皆が色々と出来るからハルトは暴れるだけで良いというのと
「色んな奴がいる=力だぞ一夏!それと大事なのは…」
「大事なのは?」
「ノリと勢いだ!俺の尊敬して止まないヒーローも言っていた!戦いってのはノリの良い方が勝つのだと…良いか一夏!この世は勢いだぁ!!」
「何て説得力!!」
「今までの前振りが台無しになったわ馬鹿者ォ!」
「へぶっ!」
千冬の延髄蹴りで倒れたハルトを千冬は首根っこ掴んで持ち上げる
「良いか織斑、このバカにはノリと勢いだけはある調子に乗らせると面倒くさいのは篠ノ之製作所にいる者ならば常識だろう」
全員が頷いた、そりゃノリと勢いだけで国作ったんだから そりゃそうだとなる
「いやぁそんなに褒められると照れるよ……けど千冬……勢いだけって?どう言う事?」
「あるのはノリと勢いそれ以外は何もない調子が出なければ総崩れと…」
その千冬の言葉にハルトは怒る
「何だと!!言わせておけば…許せねぇ!俺の何処がノリと勢いしかない男だってぇ!!言われぱなしは我慢ならん直ぐにカチコミに行くぞ!」
『落ち着け純然たる事実じゃねぇか』
『寧ろそれ以外何がある』
「誰が言ったんだ!今すぐ目にもの見せてやる!!」
「落ち着けハルト、これはナツキによる冷静な分析だ」
「俺ぇ!!いや千冬さん!あんた人の命を何だと思ってんディス!あのハルトを見てくださいよ!今にも人を殺しそうな顔をしてますよ!」
「違うな、あの笑顔は【お前をゾンビブレイカーで切り刻んでやる】の笑顔だ」
「笑顔にレパートリーがあってたまるか!」
千冬が何の躊躇いもなくナツキをスケープゴートにしたのであった
「ナツキ…テメェ、許さねぇ……ジャラジの次くらいに許せねぇ!!」
「ちょっ!待て!いくらなんても俺そんな事言ってねぇよ!ノリと勢いだけの単細胞とか!」
「言ってんじゃねぇか!!」
「ごふぁ!!」
ハルトは渾身のドロップキックを顔面に叩き込んだのである
「一夏もだが、そもそも半人前未満の三分の一人前共が1人で全部できると思うな!
沈黙する生徒たちに
まぁその通りだなとコンクリブロックを握りながらナツキを殴るハルトも頷いている いや殴るのを辞めろよとは言えなかった
その帰り道
「つか俺だってお前達いないと戦えないからな…お前達の自我がアンインストールされたら…俺は恐れを知らない戦士のように振る舞う事なんて出来なかったね」
『は?俺達が自我を持ってようが無かろうがお前は変わってないだろうさ』
「んな訳ねぇよ変わってる、俺寂しがりだから…独りぼっち拗らせて世界滅ぼしてる」
『嘘だろ!』
即答したハルトの言葉に付き合いの長い面々は頷く
『………』
『当然だな』
「一夏は俺1人でアレコレしてると思ってる…けど……違うんだよ皆がいたから…皆の力があったから俺はここまで来れたんだ」
『相棒…』
「よし…という訳で絶対天敵の気配を感じたから潰しに行くぞ!ついて来い!」
『それは辞めて!流石の俺達も疲れてるから休みたい!』
「んじゃ俺だけで暴れるかな…デロウス〜」
『辞めろぉ!手伝うからやばい奴を呼ぶな!』
「よし!」
「ほぉ私達を置いてか」
「ち、千冬、ちょっと待ってくれ!今のアイツ等では戦力不足だろ此処は俺に任せとけぇ!」
「だから待て」
「何でさ千冬!俺がそんなに頼りないの!!」
「違う!私はお前の荒事における強さと料理の腕前だけは絶大な信頼を置いている!」
「ほむ…ひとつ抜けているぞ」
「何?」
「千冬を愛していると言う気持ちは誰にも負けてないよ」
「!!こ、此処は学園だ公私は分けろ…馬鹿者」
「本当なのに…信じられないなら証拠を見せないとね…」
良い雰囲気になろうとしたのを感知したのか
「何イチャイチャしてるんだー!束さんも混ぜろおお!」
「おう!」
「ではないわ馬鹿者!!と言いたいが…今回は許す」
「お!」
「行ってよし」
「わーい!皆ー!奴等を……皆殺しにしてやろうぜぇ!」
満面の草加スマイルを浮かべる姿に
『実家のような安心感』
『親の顔より見た草加スマイル』
『もっと親の草加スマイルを見ろ』
『そんな家庭地獄だろ』
散々な言われようだが慣れているので気にせずに行く
「いやいやそんなんじゃないから…化身!」
『convert…ディケイド』
シェイプシフターを展開しアナザーディケイド へ化身し飛翔 此方の間合いに入ると同時にオーロラカーテンからギガントの弾頭を大量に発射して全弾命中させると そのまま斬獲したのである
「っしゃあ……来いやーー!!」
それを合図に絶対天敵が襲いかかったのである
それを映像に収めて千冬は授業する
「という感じで独断専行して無双なんてものは極々一部にしか出来ない、ひよっこ共は絶対に真似をするな…アレは悪い見本だ」
「先生、あの人は本当に人間なんですか…」
と挙手して疑問をぶつけたのはタイの代表候補 ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシーが尋ねる目の前の映像では絶対天敵の頭部をゾンビブレイカーで削り切り倒し、ドンカチで頭部を殴打、そこからの影松投擲した後に敵の頭部を鷲掴みからの脊髄ぶっこ抜き、その頭部を敵目掛けて投げつけるなどアマゾンズフィルターが何故か映像にかけられた、その光景に思わず女性陣は顔を青ざめさせていたが当の本人は
【足りねぇな!全然足りねぇなぁ!誰が俺を満たしてくれるんだよぉ!!】
テンションが振り切れていたのである
「ギャラクシーの言う通り疑問に思うかも知れないがアレは一応、人間だ」
「そうだね一応は人間だよ」
「何故疑問系なのでしょう」
「私だってアイツが人間なのか疑う時がある」
「ブリュンヒルデの貴女にそう言われてるあの人は何なのですか!」
異世界の魔王ですとは口が裂けても言えない面々がいた
「しかしあんな勢い任せな戦い方でペース配分なんてあったものじゃない」
そう発言したのはギリシャ代表候補のベルベット・ヘル その冷静な表情と態度ではあるが一番分からない所を尋ねると
「それが成立するのがあのバカだ」
「例えるなら陸上100メートル走の選手が全力疾走でフルマラソン完走するようはものだよ」
「普通じゃない…」
「そう普通じゃないから真似をするな私でもあんな真似出来ないからな」
ーーーー
同時刻
「お、まだ来るか」
敵の頭部を格納するもまだ現れる敵に対してアナザーディケイドは更にギアをあげようとしたが
『おいハルト!次は俺にやらせろ』
「わーったよ行くぜ!チェンジ!アナザーフォーゼ!!」
『convert』
アナザーフォーゼに変わると同時にロケット、ドリルモジュールを展開し
「しゃおらあああああ!!アナザーロケットドリルキック!!」
『limit break!!』
そのままの勢いで相手にアナザーロケットドリルキックを叩き込み貫通、その勢い任せで更に貫通して風穴を開け回ると同時に爆散した奴もいるのだが
「はっはぁ!死にたい奴からかかって来いやー!」
ーーーー
「ハルくんが言ってたのは…アドレナリンが沸騰したら出来るんじゃない?」
「博士、アドレナリンは分泌するもので沸騰する者ではありません」
「それは言わないお約束だよ」
食技やら猿舞やら覇気やら色んな世界の色んな技術を体得して初めて成立する戦い方である
「けど、みんなは絶対やったらダメだよ!」
束の言葉にクロエは手を挙げて
「お母さん、私もお父さんよろしくな戦い方をしたいです私の専用機にも強化型アームをつけてください」
「絶対ダメだよ!くーちゃんが笑いながら敵の顔面破壊からの脊髄ぶっこ抜きするなんてお母さん許しませんよ!!」
「それはありません、お父さんが使ってる武器を私も使いたいんです!」
「それなら任せなさい!お母さんが搭載してあげよう」
そんな一幕があったが
「コレで終わりじゃボケェ!!」
『ロイヤルストレートフラッシュ!』
アナザーブレイド・キングフォームに変身し、必殺のロイヤルストレートフラッシュを叩き込んで絶対天敵を蹴散らし終える
そして一通り処理をして帰還したハルトは敵の残骸を持って帰ったのだが
「なぁ千冬、何で連中俺を見て怯えてるの?」
「あんな戦い方したからだな」
ふむ身に覚えがない
「『
「それが問題なんだ、抑えたと言ったが何処に敵の脊髄ぶっこ抜きをやる奴がいる!」
「敵に恐怖を植え付けるには効果的な戦術なんだけど!」
「だからと言ってやる奴があるか!」
「本当に悪い見本になるよね!」
「そうかなぁ?まぁ良いや」
「良くない!」
「ねぇハル兄…その…絶対天敵の外殻の中から見えるのって…」
「ん?……あぁ、人っぽいなコレ」
「っ!まさか奴等…捕らえた人間を生体コア的なのにしてるんじゃ!」
周りの面々もハッとするがハルトは何言ってんだテメェという顔をして
「いやいやそんなSF映画じゃないんだから」
「だが奴らの生態は未知の部分もある調べてみない事には何も…」
千冬の言葉に一応の納得する面々だが
「だってハル兄は「おーっと一夏、ちょっと面貸せ」ちょっ!」
それだけ言うと首根っこ掴んで連行し場所を変える
「何が言いたい?」
「ハル兄だって逢魔で捕虜を刀やライトセーバーの錆にしたり闇菓子の材料にしたりゲゲルのターゲットにしたりミラーモンスター達の餌にしたりオルフェノクの死徒再生の素材にしてるじゃないか!奴等が同じ事をしないなんて限らないよ!宇宙人の倫理観ドブカスかも知れないじゃないか!」
「畜生…否定する言葉が出てこない」
『そりゃそうだろ』
「そもそも宇宙人やハル兄に人間基準の倫理観を求める方がおかしかったんだ!」
「一夏………つまり俺の倫理観は宇宙基準という最早地球の枠では治らない倫理観という事だな!」
「何処から来るのさそのポジティブ思考!!」
「安心しろ一夏、実は最近とある惑星に行ったら…そこにいた何か狩人みたいな宇宙人と会ってな…そいつとは拳で語り合って友達となったぞ」
「プレデターと友達になるとか倫理観おかしいって気づいて!」
「そんな事ないもん!俺よりもジャマトになった人間は一定ライン超えると人間に戻れなかったりリバイスの悪魔と契約した奴等も一定ライン超えると人間として死ぬとかライダー怪人の方が割とヤバいんだよ!」
「今更!?てか自分がそんなヤバい奴集めてるって自覚あるのかなぁ!」
「つか今更、人型生命体倒すのに躊躇いとか全く無いわー」
「少しは躊躇ってよ!」
「迷ってる内に誰か死ぬんだ、それなら俺は迷わずに自分の大事な者たちを守る為に戦うぞ!」
「ドヤらないで!」
やっぱりこの人のネジは外れてるという義弟に義兄は
「しかし一夏、お前にはまだ人間らしい感情が残ってるんだなぁ」
「いやさも自分に人の心がないとか言わないでよ」
「え?人の心?」
「ごめん聞いた俺がバカだった」
「何か酷くない!?」
それからと言うもの一夏は絶対天敵の中には捕らえられた人間がいるかも知れないという思考になり模擬戦に身が入らなくなっていた…それを見たハルトは
「まぁ確かに仮面ライダーでも倒した怪人が友人や家族だったなんて辞令は沢山あるしな…」
道長さんしかり割とやっているなと思い出していた、てか師匠なんて最初に戦って倒した怪人が友人だったしなぁ…つか師匠、最初と最後の敵が親友って辺り業が深過ぎる…
「そう考えると妹がネイティブでも関係なく襲いかかった天道さんって覚悟ガンギマリだな」
いやぁ人によって違うなぁと感心していたが、それはそれで極めていると思わざるを得ない
しかし一夏のメンタルケアはしなければならない よし
「良い見本もあるからやってみるか、見せてやるぜ俺の仮面ライダー知識から来るメンタルケア!」
『何か、嫌な予感』
とハルトはスキップしながら一夏の所へ向かうのである
「よ、一夏」
「あ……ハル兄」
「何しょげてんだよ、お前は悪い宇宙人を倒しただけで悪い事なんてしてないじゃないか」
「何言ってんだよ……アレは人間かも知れないんだよ!」
「バッカだなぁ!仮にお前が言う通り捕まった人間が宇宙人の手先になったなら奴等はもう人間じゃない、お前は【地球を侵略しに来た悪い宇宙人】を倒しただけなんだよ」
「っ!」
「それとも奴等と話し合えば分かり合えると思っていたのか?それこそおめでたいな…守りたい奴は守って、倒したい奴は倒す……か?それは優しいけど力が無ければ誰も救えないぜ?」
理想なき力は悲しく、力無き理想は空虚でしかない それは盟友であるリムルさんの言葉であり 自分の胸に残り続けているとハルトは伝えると
「それは…ハル兄も同じじゃん!」
「違う、俺は逢魔の仲間は何があっても守るがそれ以外の奴等は見捨てんだよ……まぁ、お前がこのまま戦いたくないなら構わない、だがこのままだと誰が戦うと思う?」
「………」
「万丈さんだ」
『んな訳あるか!!』
『そこまで再現しなくても…』
「こ。コレは…エボルトゼミで習った所だ!!」
『お前もお前で何処に感動してんだ!』
「つかエボルトは何教えてんだよ!」
流石のハルトもエボルトが知らない所で教育されてる一夏にビックリしていたが
「嫌なら下がって見てなコレからは俺が全部やる」
『そこは俺達に訂正してくれよ』
「おう、俺達でやる」
「…」
「何も気にする必要はないぞ、敵を殲滅するなんて俺にとっては日常だからな」
トータスのガーランド殲滅戦、DxD世界での悪魔報復戦など敵に対して問答無用な虐殺行為をかなりしているのだからなと答える
「だがな、その責任を全部1人で背負う必要ない、お前が考えた事が本当でその責任に潰されるなら全部俺のせいにしろ、なぁに魔王として悪名が響くのは大歓迎だ」
快活に笑う義兄は今更だと答えるが一夏は悩みが晴れなかったのである
「しかしエボルトの言葉を借りれば奮い立つと思ったのだが」
『アレで奮い立つのは別だろう』
「え?俺は奮い立つよ?」
『それはお前だけだ』
解せんと呟くのであったが
その翌日 一夏は剣道場で一心不乱に素振りをしていたが身が入ってないようにも感じた
「ふむ…」
先達として色々と困っている若者に教えてやりたいのだが
「俺にはおやっさんは無理か」
『いやお前その枠じゃないだろ』
「しかし一夏は繊細な奴だなぁ、人型生命体を倒しただけであそこ迄思いやれるなんて」
『人型生命体言うな、普通ならメンタル崩壊すんだよ』
『つか、お前が図太いだけだろ?』
「そんな事ない俺だって絹ごし豆腐並みのメンタルだもん!儚いもん!」
『嘘つけぇ!!』
「本当だもん!俺、メンタル病むとアナザーオーマジオウになるもん!」
『メンヘラか!』
「もう……それなら、ウォズ!!」
「此処に」
陰から現れたウォズにハルトは
「お前は俺のメンタルが脆いのを知っているよな?」
「え…タングステンのメンタルが何言ってるのです?」
『ほらな』
「脆いよな?ウォズ」圧
「我が魔王の精神は絹ごし豆腐のように脆く繊細です」
「ほらな!」
『可哀想…』
「とにかく奴等の情報を集めろ、俺達じゃ無い奴らも調査している筈だからなアレが人間じゃないって証明してやれ」
「優しいですね我が魔王は」
「そんなんじゃねぇよウチの四天王があんな様だったら他の面子に対して顔向け出来ないだろうが」
「御意」
すると影はゆらりと消えて動き始める、やはり仕事出来る奴だなと感心しているが
「人間だったら……ん?待てよ」
ハルトは絶対天敵のサンプルを持って とある場所に向かうのであった
そして翌日
「一夏!絶対天敵だが奴等の人型ぽい奴は人間じゃないぞ!」
「何でそう言い切れるのさ!!」
「カニアマゾンに絶対天敵を見せて聞いたら…全く食欲湧かないって!」
「ええ!」
そう人を食べる奴が見て食欲湧けばアレは人間だろうと安易な考えで逢魔でアマゾン御用達レストランを経営している カニアマゾンの元を訪ねたのだが
結論は食欲は湧かない……つまり
「これは奴等が人間を勉強して自己進化した姿なんだよ!」
「何だって!!」
「つまりコレは奴等の欺瞞作戦って訳だ!」
「許せねぇ…あんな虫みたいなビジュアルしてあんな真似するとか何て卑怯な奴らだ!」
「一夏、それワームやネイティブにも刺さるから辞めたげてね…しかし流石はアマゾンよ食人する嗅覚味覚は頼りになるな」
「ハル兄、本当にヤバい奴を引き入れるの上手いよね」
「うんうん……おい待て何故そうなる」
結論 下手な化学分析より信頼出来る怪人の生態であった
そして一夏は元気を回復して無事に戦闘訓練に励んでいるが、やはり連携とは一朝一夕で出来るものではない
「んじゃ皆との連携で共同生活をして貰うのはどうだ!」
「辞めろ、そんな肉食動物の檻に羊を投げ入れるようなものだぞ!」
「千冬さんや、それは肉食動物は一夏だよね?」
「違う、今のアイツなら間違いなく押し倒される」
「そうか…そんな所まで俺に似なくても良いのに」
『いや本当』
一夏も大人の階段登る時が来たなと遠い目をしていたが…
「だが感謝する…お前のお陰で一夏は…」
「気にするな当然の事をしたまでだ…つか今更ながらにホタルちゃんとの関係ってどうなの?」
「又聞きではあるが本人的にも満更ではないらしい」
「アイツ何処でフラグ立てたんだよ」
「そんなの私が聞きたい」
「ちーちゃん!ハルくん!何話してるの?」
「ホタルが一夏が押し倒すってよ」
「わーお…」
「押し倒すとか言わないでよハル兄!後、ホタルはそんな事しないって!ありえないよ!」
「あり得ないなんて事はあり得ない、俺の好きな言葉だ」
「さいですか…」
「俺だってまさかあの時、千冬に押し倒される日が来るとか思ってなかったからな」
「……何かごめん」
「気にするな義弟よ」
「けどまさかあんな風に…」
「頑張ればホタルちゃんとデートに行けるぞ」
「っ分かったよハル兄!俺…奴等を叩く徹底的にな!」
「よく言った、それでこそ俺の義弟だ」
元気を取り戻した一夏であるが
「……」
「分かった、ホタルちゃんとのデートなら御膳立てしておいてやる」
「ありがとうハル兄!」
「そんな事よりハルト兄さん!ナツキが逃げ出したんだけど!」
「任せろオーロラカーテンを使えば、この通り」
「っ!まさか…」
「ありがとうハルト兄さん!」
「ちょっ、まっ!おのれハルトおおおお!」
マドカにドナドナされたナツキを見送るのも日常であった
「主、そろそろお時間です」
「カレン、此処ではその呼び方辞めてよ」
「し、しかしそれ以外で何とお呼びすれば」
「ハルトで良いのに…ほら、呼んでみてよ」
カレンの手を取り尋ねてみるも
「……っ!やはり言えません!」
「真面目だなぁ」
「あれ?何処か行く予定?」
「あぁ……実は」
「辞めておけ束、どうせ大した用事ではないだろう?」
「伯爵が新しい星系を交渉の末に仲間にしたらしくてね、その代表との会談だよ」
「滅茶苦茶大した仕事だったね!」
「んじゃ行ってきまーす」
とオーロラカーテンを使いカレンとハルトは仕事着に着替えながら移動する
「今回の会談相手は…かなり多いですね……しかも大半が元老院入りを希望しているとは」
まぁ既に2000の星系を束ねている一勢力なのだから当然であろうが
「昔の支持者達に声をかけてみましたら…かなりの層が我々の陣営に傾れ込む模様」
「具体的な数分かる?」
「判明してるだけでも万は行くかと」
「ごめん疲れてるみたい、今さ……万って聞こえたけど…マジで?」
「えぇマジです合計12000の星系が逢魔の傘下ですぞ国王陛下」
「…………」
『ハルト、気を確かに!』
「ま、まぁ…それだけ帝国の統治に不満があるって事でしょ?聞けば人型じゃない種族は差別してるらしいしぃ!俺に忠誠誓ってるとかじゃないしぃ!ま、まぁ!帝国打倒したら自治独立やら色々便宜図るつもりだけどぉ!!」
『チョロ』
「そう考えますと逢魔では多様な種族が共存していますね」
「隣国のテンペストもそうだからな、勿論それぞれが仲良く出来るような環境に街を作っているのも大きいだろうし俺も色んな奴がいてくれる方が助かるし」
「間者や諜報も警戒せねばなれねば」
「その辺はウルティマとウォズが上手くやるでしょ」
ウルティマは以前、派遣されてきたパヴァリア光明結社のクーデター未遂を察知した実績もある
「んでウォズには逢魔の支配領域全てに通じる諜報機関を設立させたからな」
「まさかコレを想定していて」
「ま、まぁな!」
『いや、そこまで考えてねぇな』
「しかし元老院も規模がでかくなったもんだ…最初は名ばかりで5人で始めた国が今では……いやマジでとんでもない事になったな」
『ノリと勢いで領土増やしたよな』
「俺としてはショッカー達が傘下入りしただけで充分だったのが何故か2000の星系と裏社会の勢力がゴッソリと傘下入りしたんだよなぁ…それが12000の星系か…」
『あの伯爵が有能過ぎて怖い』
「後、モールもな……まぁ元々あの世界でのカリスマ凄かったらしいし秘密裏に接触測ってるのに、あの影響力よ」
『しかもそれでいて強いと来た』
「本当に伯爵から学ぶ事が多いよ」
多種族連合国家の舵取りをした先達にしてハルトにライトセーバーの剣技やフォースの暗黒面の訓練も施したもう1人の師匠でもある
「あの人は剣技とフォースを組み合わせた戦闘が上手い…他の戦闘技能や交渉なども学ぶ事が多くて困ってしまうよ」
話しながら執務室に戻るとそこにはドゥークー伯爵がいた
「国王陛下、ご足労頂き感謝しますぞ」
「礼は不要だ逢魔の仲間に入りたいって言うんだろ?ならこの位苦労の内にも入らないよ」
談笑しながら報告も聞く
「現在、モールは裏社会統一する為に行動開始しハウンド達クローントルーパーは帝国への反抗作戦に向けて戦力を整えております」
「具体的には?」
「兵士達の訓練も兼ねて帝国の基地や艦艇に海賊や略奪行為をして武器や兵器を鹵獲してます」
「アイツ等元気すぎるだろ!ま、まぁ色々と足りないからなぁ…特に艦艇とか」
以前は逢魔の領土、本国、ガーランド、植民地エリアといった支配領域の旗艦として
エネミースローター、ピースメーカー、レストインピースの3隻が就航していたが現在では支配領域が増えたので鹵獲した兵器を複製機で増産したり フリーザから購入した惑星に工房都市や採掘施設を作り艦艇や武器を量産しているが絶対数が足りてないのが現状なので基本的に敵に殴り込みからの分捕りである
え?何故鹵獲するか?簡単だよ
【同じ費用かかるなら敵に払って貰った方がコスパ良いよね】
との事 流石はハウンドであるが
「やっぱり帝国の規模を考えると直ぐには行かないか俺としては早く報復戦を始めたいまであるんだが」
ハウンド達クローントルーパーやカミーノアン、そして伯爵達の無念 その辺の怒りをぶつける事に決めているが本人は
「何事も準備は大事ですぞ、それに反乱同盟軍という存在も無視できない規模ですからな」
「そうなると、こっちにももっと多くの前線指揮官も必要だよな」
その言葉に待ってましたと目を輝かせる伯爵は1人推薦する
「それでしたら陛下に1人推薦したいものがおります」
「誰?」
「先日、陛下が私の死体と同じように回収された者です」
「あぁ…グリーヴァス将軍って奴?」
「はい、彼ならば陛下のお役に立てるかと」
「伯爵の推薦か」
「恐らく陛下と気質も似ているので仲良くなれるかと」
「どんな奴なの?」
「苛烈な武人というべき人物です時に残虐行為も厭わない」
「ほほぉ」
「しかしながら将軍はシディアス卿に服従するようにプログラムがされており…」
「敵に回る…つか洗脳や改造の類ならウチには専門家がいるから問題ないな」
「そうでした…陛下は素晴らしい仲間をお持ちのようだ」
「そうだな俺は人に恵まれていると思うよ、お前も含めてな」
直ぐにショッカーやチームマッドサイエンティストを招集してグリーヴァス将軍のボディに改造された思考パターンの調整が行われたのである
その一方で
「何ですかこのサイバネティクスは!」
「素晴らしい技術だ」
「しかしこれならば…腕をもっと屈強にしたりすれば」
「そうですよ折角だから追加の改造を施しましょう!」
まさかグリーヴァスの体がうちのマッドサイエンティスト達により魔改造を施されていると知るのは少し先の話である
そしてハルトは数多の星系の代表達と会談し戦力を拡張していたのである 勿論最初は色々な態度をとってきた奴もいたがハルトの圧と伯爵の飴を使い分けて取り込んで行ったのである。
そんなこんなで数多の代表と会合を済ませたハルトはIS世界に帰還したのだが
「ハル兄助けてくれ!」
「…………?」
一夏と一緒にいるのは制服を着た、銀髪の何処か無垢さと幼さを与える女の子である
「どうした一夏その子は?」
「この子、自分を白式って言ってんだよ!!」
「………は?」
流石に意味が分からなかった
その後 束に相談して検査した結果 その子が白式と分かったのであるが
「何でこうなったんだろ…」
生みの親すら分からない現象に頭を捻らせていると
「逢魔にいた連中を見て人型ボディを形成するに至ったとか?」
「それなら箒ちゃんの紅椿やあの子の甲龍もこうなると思うよ?」
「白式が特別だろ…コアもだけど三次移行してるし」
「あ、そうだったね」
コアについてはハルトと束の秘密であるが
「何だよそれ」
「それは…知らない方が良いと思う」
「ええ!」
「多分ロイミュードのデータを取り込んだ可能性があるな」
と仮説も立ててみるが意味がない、しかし
「この状態だとISになれないとかある?」
「それは無いですお父さん、以前のように待機形態にもなれます」
「そうか!………ん?」
何言ってんのこの子は?と思うと束を指差し
「お母さん」
「まぁ束さんはそうだよね」
「……ISコア全部が同じ認識なら俺は束との間に滅茶苦茶子供いる計算になるな」
「言ってる場合かぁ!」
「ごふぅ!」
千冬の拳骨がハルトの後頭部に減り込むのであった…
「それで貴様は何か報告はあるか」
「うん!逢魔の傘下星系が12000になったぜ!」
「いつの間にか6倍になったぁ!」
「いや待て何をしたらそうなる!」
「ドゥークー伯爵のおかげです!力を使わずに仲間が増えました!」
「あの人…とんでもないね」
「いやマジで、あの人何を交渉材料にしてるか聞きたいもん」
後に聞いたが帝国打倒と逢魔傘下入りにより自治独立や自由な交易など様々な特権を与えるとのことだった…まぁその辺は別に良いか!と割り切っていたのであったがウォズから報告があるとの事だったので蜻蛉返りで執務室に戻る
「我が魔王」
「何だウォズ」
「実は以前から報告しようと思っていたのですが」
「ん?」
「……仮面ライダーファイズかシンフォギア世界に現れたとの報告が」
「そういう情報は先に言ええええ!何で!幻想郷にいる巧さんが何であんな民度が低い世界に!」
「実は並行世界…シンフォギア世界にはそれに繋がる聖遺物があるのですが…」
「ナツキがそんな話を前に言ってたな」
「具体的に言えば並行世界でして…その世界ではオルフェノクとノイズが融合した個体が暴れてましてノイズに襲われるとオルフェノクになるのですが…」
「言ってみろ」
「我が魔王風に言えば、オルフェノク万歳!人類パラダイスロストな世界観をしています」
「何だその世界は!素晴らしいじゃないか!」
『落ち着け』
「まぁそうだよな!救世主ファイズ伝説なんてあるくらいだからな!人間が少なくてオルフェノクが栄えているのか!」
『えへへ…』
『お前じゃないぞアナザーファイズ』
「そうか……ん?待てよオルフェノクとノイズを掛け合わせて怪人化するのか…なら他の怪人とノイズを掛け合わせて…襲った人間を炭素にするのではなく特定の怪人化させられるなら……ほほぉ」
「あ…」
それを聞いたハルトは目を輝かせて執務室からキャロルの研究室に入る
「キャロルー!ちょっとお願いがあるんだけどぉ!」
「お辞めください我が魔王!そんな事したら大変な事になります!!」
「いやいや…怪人達によっては子孫を増やせないで困ってる奴らもいる…ウルフェンとかマーマンとかフランケンシュタインとか!」
「アイツ等、今過去にいた奴を引き連れて集落作ってますよねある意味種族の再興出来てますよ」
「それ以上にキバ世界で大変な思いをした種族達の絶滅問題もそのノイズがいたら解決するんだよ!」
『良い事言ってる風だけどやってる事は人間を怪人にしてるだけだからな』
「ネイティヴなんてアクセサリー配るだけでやってんだよなぁ…あの手法見習うべきか?」
「何だ騒々しい……ん?ハルトか…どうしたんだ?」
「ねぇキャロル!アルカ・ノイズに怪人の遺伝子を掛け合わせたら強いノイズが出来たりする!それと久しぶりの
「急にどうした……って抱きつくな……おいハルト…」
「何?」
「何故貴様から他の女の匂いがする」
「は?いやいや千冬と束とカレン、シャロンと…しか」
「なら言葉を直そう、何故貴様からそれ以外の女の匂いがするのだ?」
「そりゃIS学園の性質上おかしくないのでは?」
「確かにそうだろう、だがな…抱きつくまで密着させる女がいるのが問題だと思わないか?」
「ん………あぁアリーシャか」
「ほぉ……」
その目には怒りが……不味い!
「あ…違うんだキャロル!アリーシャは何故か俺を押し倒しに来たりするあの世界で千冬の次に強い奴なんだよ!れ
「関係ない!!そこに直れええええ!!」
「ごめんなさーーーーい!!」
そこから正座で説教されるといういつもの日常が繰り広げられるのであった…
予告
味方との連携の為に一夏は仲間達とのルームシェアに入る しかし真っ当な感性を取り戻した一夏は女性陣の誘惑に耐えられるのか!
その頃 ハルトは
「おい嘘だろ…何だよそれ……妹が実はエージェントだったとか…アリかよおおお!」
ある意味日常だった
次回 狩るか狩られるか お楽しみに!
オマケ短編
過ぎ去りし日
「そう言えば子供の頃のハル兄ってどんな感じだったんですか?」
一夏の質問にあかねは うーんと考えて
「会ったばかりの…それこそ大人しくなる前のハルトだったら」
思い出すのは
【ハルト君!公園で木炭と硫黄と硝酸を混ぜ合わせたりしたら危ないよー!】
【大丈夫だよ!】
【何も安心できないよ!それに木綿も合わせて何しようとしてるの!】
【ニトロセルロースを量産するんだ!】
【それってテレビで言ってた爆薬だよね!】
【そんな事より、あかねちゃん!見てー!バイクだよ!】
【わー!】
【これでリントを跳ね飛ばすゲリザキバスゲゲルを始めるんだ】
【それ、この間の怪人がやってた事だよね!】
「あ、あれ?何で思い出のハルトが今と大差ないの?」
「流石は道徳と倫理観を学ぶ前のハル兄だ良心が欠如してる」
「それ以前に何でその歳で科学方面に明るいの!」
「あかねも俺も昔から頭は良かったからな」
「ハル兄……寝言は寝て言おうか?」
「酷い!!」