無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

409 / 413
黙する死者

 

 

前回のあらすじ

 

死者蘇生の謎が生まれた

 

ヤクヅキに謀殺された筈の女王が生きている その一報を聞いたアカツキは単独行動で幻想郷に向かうのであった、その報告を受けますハルト達の元に邪魔しようとばかりに絶対天敵が襲来したのである

 

 

「千冬姉!大変だ絶対天敵がハル兄を狙い撃ちするように襲いかかってるよ!」

 

 

「分かっている奴等め…私達の中で最高戦力であるあのバカを叩きにくるとは」

 

 

「しかもアカツキさんはアカツキさんで暴走してるらしいし!ハル兄が指示を出したらしいけど」

 

 

「次から次へと問題がやってくるな…専用機持ちは迎撃に出ろ奴等の不意をつけ今度は上手くやれよ」

 

 

「当然だよハル兄は俺が助ける!」

 

 

「………アレに助けがいるか?」

 

 

映像は淡々と作業する感覚で敵を倒していくアナザーディケイド の姿がいた その姿を見たセシリアはポツリと呟く

 

 

「まるで悪魔ですわ…」

 

 

「セシリア?」

 

 

「も、申し訳ございませんわ一夏さん…その「いや全く持ってその通りだよ」へ?」

 

 

「ハル兄はまるで世界を破壊する悪魔で魔王!って感じだよな」

 

 

「あのバカからすれば世界の破壊者、世界を破壊する悪魔なんて褒め言葉だろうがな」

 

 

「いやいや寧ろ推しと同じ二つ名とか重たいとか言うんじゃない?」

 

 

「「分かる」」

 

 

束と千冬が頷くと

 

 

「それが褒め言葉ってどんな世界で暮らしてましたの…」

 

 

「けどやっぱり1人だけおかしいって」

 

 

「何ならそれに合わせているカレンも大概だがな」

 

 

その映像に映る仮面ライダーランスの姿もあった

 

 

「まぁあの人、槍術方面はハル兄より強いし」

 

 

「カレンさんって…ハルトさんの秘書なだけじゃないんですね」

 

 

「やはり…アレの相手が出来る奴は普通じゃないな」

 

 

「ハル兄を抑えられる千冬姉がそれ言う?」

 

 

「うるさい、早く行け!」

 

 

そして専用機持ちが駆けつけた頃には

 

 

「良く来たな一夏!後は任せるぞ俺は補給に戻るカレン、ついて来い!」

 

「はっ!」

 

 

大半は死滅し残るは半殺し状態の敵のみになっていたのであるがハルトからしたら早く幻想郷へ向かわなねばならないと使命感に燃えていたのである

 

 

「えぇ…まぁやるか!」

 

 

「おう!」

 

 

実戦経験は一応詰めた一夏であったが…それらそれとしてあの真面目なアカツキが任務放棄してる辺りに心配を覚えたのである

 

 

「変な事起きなきゃ良いけど」

 

 

 

そしてハルトはポータルを使い幻想郷に駆けつける出口である博麗神社に

 

 

 

「ちょっ!ハルトどうしたのよ!」

 

 

そこにいた霊夢の肩を持って

 

 

「霊夢、アカツキの奴が来なかった!」

 

 

「え?あぁ、確かにポータルから来たわね…」

 

 

「何処に行ったか分かる?」

 

 

「分からないわね…って何があったの」

 

 

「今は…いや情報の共有は大事だな実は」

 

 

取り敢えず要点だけまとめると

 

 

「何でアンタも部下も感情任せに動くのよ」

 

 

「俺が聞きたいよ…兎に角!この幻想郷にいるアカツキを探すしかない!」

 

 

「一応確認だけどどうやって探すのよ?」

 

 

「気合いとローラー戦術」

 

 

「いや無理ですよ主」

 

 

「はぁ…アンタの能力に人探しに向いてる能力はないのかしら?」

 

 

霊夢の子供に ふむと考え結論

 

 

「よし行け!ディスクアニマル!!」

 

頼れる仲間達を一斉に解き放つのであった

 

 

「相変わらず、あの式神擬きに頼るのね」

 

 

「それだけじゃないぞ、カンドロイド!出番だ!」

 

 

大量のタカカンドロイドとカメラ、通信機能付きのバッタカンドロイドがタッグで動くのであった

 

 

「一先ずはコレでよし、だけど俺と探さないと…」

 

『しかしこの広範囲の幻想郷の何処にアカツキがいるんだ?』

 

 

「つか何で死んだ人間が蘇ってんだ?」

 

『分からん…だが不思議な事が起こるのは世の常だな』

 

 

「それ以前にアカツキは何処からそんな情報を…」

 

『それもアカツキに会って見つけないとな』

 

 

「っ!まさか!!」

 

『何か分かったのか!』

 

 

「デストーパントを語るダミードーパントでも出たのか?」

 

『何で限定的な想定をしてんだ』

 

 

「いや或いは期間限定の蘇生で眼魂を集めないとダメとか…neverになったとかシグマ型アマゾンとか…実は光の聖剣と同化していたとか!!」

 

『おい落ち着け』

 

 

「物事には数多の可能性が眠ってんだよ!」

 

『ライダー絡み以外にも色んな可能性を想定しろおバカ!』

 

「妖夢や幽々子みたいなもんじゃないの?」

 

 

「いやありそうだから怖いなそれ」

 

冷や汗を書いていると霊夢は恥ずかしそうな表情で

 

 

「と、取り敢えず部屋に入りなさい…お茶くらい出すわよ」

 

 

「霊夢…」

 

 

何か良い感じになりそうだった空気感に思わずカレンは冷めた目で槍の素振りを始めていたが

 

 

「魔王ちゃん!」「援軍に来ました!」

 

 

ジョウゲンとカゲンの到着で良い雰囲気は霧散した ハルトは良い笑顔で

 

 

「お前たち…」

 

 

「あ」「ハルト様!お待ちください!!」

 

 

「問答無用じゃボケええ!」

 

 

ー暫くお待ちくださいー

 

 

数分後 ロールケーキをねじ込まれて白目剥いて倒れる2人にお仕置き完了と満足するハルト、空気が台無しにされた不満な霊夢と何故か満面の笑みを浮かべるカレンがいた

 

 

「ったく、このバカ供は…つかヤクヅキはどうした!」

 

 

「妾も行くと聞かなかったので」

 

「全部アイザックちゃんに押し付けてきた!」

 

 

ま、まぁ確かにファンガイアとレジェンドルガの因縁を考えると当然の判断である…ふむ

 

 

「良くやった褒めてつかわす」

 

 

「じゃあ魔王ちゃん、紅茶頂戴」

 

 

「ポットの熱湯を直に口に注いでやろう、何…遠慮はいらんぞ?」

 

 

「そんなの辞めて!!てかアカツキちゃんの不在なんて一大事放置出来ないからね!」

 

「その通りだ」

 

 

「あれ…何か以外だな、お前達がそこまで買ってるなんて」

 

絡みは少ない方なのに以外な高評価に驚いていると

 

 

「そりゃ当然だよ!だって」

 

 

「「逢魔で真面目に書類仕事出来る貴重な存在だから!」」

 

 

「お前達も真面目に出来る側だろ?」

 

 

「うっそ魔王ちゃん、俺たちの事をそんな風に思ってたの?」

 

 

「ハルト様は冗談が上手いな…ははは!困ったら仕事は出来る人に押し付けている」

 

 

何かアメリカンなノリに腹が立ったので

 

 

「そこのトルーパー!…ちょっとコイツらを蜂の巣にしてやれ」

 

「イエッサー」

 

 

「「ぎゃああああ!!」」

 

ポータルの警備をしているトルーパーに射撃を命じたのであった非殺傷のブラスターで蜂の巣にしているのを放置して

 

 

「ったく…どいつもこいつも!じゃない落ち着けこんな時こそ冷静になれ…そうだ!物をなくした時ほど落ち着いて自分の行動を振り返るんだ…そうしたら見えてくるだろう…そうだアカツキの気持ちになって考えるんだ」

 

 

しかし懸命なオーディエンスはご存知であろう、この魔王がそんな落ち着いた行動が取れない事を

 

 

 

「けど俺にはアカツキの気持ちが分からないから虱潰しに探すしかないな!」

 

 

ハルトは野良犬より待てが出来ない男であった

 

 

「結局そうなるの!」

 

 

「主、ダメです!幻想郷の広さを考えれば徒労に終わります」

 

 

「安心しろカレン、俺に良い考えがある」

 

 

「おぉ!」

 

 

「先ずは人里のクリーニング菊池と寺子屋に向かうぞ!」

 

「クリーニング屋に寺子屋?」

 

 

「って魔王ちゃんまさか…」

 

 

「………主、そこには確か仮面ライダーの方々がいたような気がするのですが」

 

 

「そう!先ずは皆様の助力を乞うのが当然の責務だろう!!」

 

 

「違う!この人は仮面ライダーに会いたいだけだよ!」

 

 

「ハルト様落ち着いてください!」

 

 

「五月蝿いぞお前達!俺は私利私欲で仮面ライダーに会いたいと本気で思っているのか!」

 

 

「「「そりゃ当然」」」

 

 

「何て歪んだ信頼!!」

 

 

瞳が輝いていたが

 

 

『相棒よ…俺達さ仮面ライダーと敵対してるの忘れてないか?』

 

 

アナザーディケイド の一言で膝から崩れ落ち

 

 

「そうだったぁ……わ……わぁ……」

 

 

『あ、泣いちゃった!!』

 

『おいアナザーディケイド!ハルトを泣かせるなよ!コイツ一回泣くと面倒くせぇんだよ!』

 

『お前達もまぁまぁ酷い事言ってるぞ!』

 

 

「そうだったぁ……俺敵対してたぁ……けどお前達、冷静になって考えてみろ!巧さんはウルフオルフェノクだ!オルフェノクなら俺の同胞でもある…だから巧さんは仲間!!だから頼るのはセーフだ!」

 

『あの人は仮面ライダーなんだよ!!だからアウトだよ!』

 

 

『それに言ってたろ!俺は戦う!人間としてファイズとして!って』

 

 

「それは俺の仮面ライダーファイズ好きな名セリフ第二位の…つか貴様等が巧さんの何を知っている!!」

 

『黙れ厄介オタク!!お前よりも詳しいわ!』

 

 

「んぁ!喧嘩売ってんのか!!」

 

『アナザーファイズは乾巧の歴史でもあるぞ』

 

『だな』

 

 

「…待っててください乾さん!今行きます!」

 

『無視するな!』

 

 

「無愛想なクリーニング屋店員よりもアカツキを探しなさいよ!!」

 

 

「分かってないなぁ霊夢!あの無愛想な態度の裏には誰よりも熱く、誰よりも優しい心が宿っているのさ!そんな乾さんの物語を霊夢にも教えてあげねば!」

 

 

「落ち着いてください主、貴方が語り出すと長くなります」

 

 

「けどカレン!「目的を見失わないでください」おう!」

 

 

霊夢にハリセンで叩かれてハルトは正気に戻るもカレンの威圧に怯むのであった成長したなと思うハルトであった

 

 

「取り敢えず情報です、そのクイーンとやらが何者か当事者に聞きましょう」

 

 

その問いにハルトは頷くとポータルの警備をしているトルーパーに指示を出す

 

 

「悪いが大至急ヤクヅキとアイザックを呼んでくれ!」

 

 

「イエッサー!」

 

 

「何事もなければ……いや何事になってるからこうなんだよなぁ」

 

 

そうボヤくハルトであるが今回の件はアカツキの居場所を割り出してからになるので動けないのがもどかしいなと思っているとポータルから2人が飛んできた

 

 

「ハルト坊!良くぞ呼んでくれた……っ!ジョウゲン!カゲン!しっかりするのじゃ!誰に…これはロールケーキ……何だハルト坊にお仕置きされたか」

 

 

「理解力が高くて助かるよ…んでお前達を呼んだのは」

 

 

「そのクイーンを…あの【薔薇の魔女】を謀殺するのじゃな!」

 

 

「んな訳あるか!どんだけクイーンが嫌いなのさ!てか俺はどんな奴か知りたいだけなんだよ!つか薔薇の魔女?」

 

 

「クイーンの二つ名じゃな、その名を聞けば他の種族の者は怯えるほどのものじゃ…まぁ妾達レジェルドルガは違うがな」

 

 

「自慢は良い、えーと確かファンガイア……チェックメイトフォーのクイーンって王の妻でありルールを破り人を愛した同胞の処刑人だったよな」

 

 

「そうじゃ……まぁアレはファンガイアにしては優しい性格をしておったから処刑人をしていたとは限らないがな、ルークがやっていたかも知れぬ」

 

 

「ほぉほぉ」

 

 

「戦いなんて意味がない、戦いよりも楽しい事があると言っておったの」

 

 

「戦いに意味がない?……戦う為に戦うのが理由じゃダメ?」

 

『ハルト…思考が浅倉になってるぞ?』

 

 

「けど、そう言える辺り良い子(逢魔比)だったんだな」

 

 

「実際、チェックメイトフォーの婚姻関係としては珍しく仲睦まじい夫婦とされていたな」

 

 

「まぁその辺の話はキバを見てればな分かる、キングとクイーンの関係はドロドロしてんだろうなぁ』

 

『アレは音也が悪い』

 

 

「いや音也さんは何も悪くない!アレは過去キングが運命とか関係なくちゃんとクイーンと向き合っていれば起こらなかった事だ!」

 

 

『クイーンがそうなると紅渡は生まれないな』

 

 

「なんてこった……どうすれば…くそっ!ジレンマは終わらない…」

 

 

「まぁ当時のビショップに唆された妾の部下が暴走してレジェルドルガにした結果が今じゃ!」

 

 

「もしもし牙王!ガオウライナー貸してくれ!ちょっと歴史改変してくる!」

 

 

「そんなコンビニ行く感覚で歴史改変するでないわ!あと何改変するつもりじゃ!」

 

 

「その部下とビショップを粛正する!つか何してんだゴラァ!」

 

 

「辞めんか!怒りに燃えたアカツキがジャラジばりにボコボコにして殺して妾を封印したわ!」

 

 

「そりゃお前達、極悪種族として封印されるよ!つかアカツキに絶滅されなかっただけ感謝しろや!!」

 

 

その頃 アカツキはと言うと 幻想郷の森の中を駆けていた とある人物から提供された情報 、噂レベルと唾棄すべき内容だったが それと一緒に渡された音声…それは間違いなく嘗て 無くした大事な人の声だった

 

 

「はぁ……はぁ…」

 

 

人が最初に忘れるのは声だと言う だが一度たりとも忘れた事はない最愛の人の声である

 

 

その声が指定した場所は幻想郷 落ち着いてもいられず独断専行で幻想郷に来てしまった恐らく国は今頃パニックであろう……だが

 

 

「あの人も偶には振り回される側になれば良い」

 

 

トップがアレなので部下が暴走しても怒られないだろうと踏んでの判断 普通の国なら不敬罪だが、ぶっちゃけこれはハルトが悪いのである

 

 

しかし何故という疑問もあるが可能性が僅かにでもあるならば

 

 

「………………」

 

 

 

その場所に……いた

 

記憶のままの姿 長い金髪に碧眼に女神のような造形をした女性 鼻歌混じりで花を摘んでいる

 

 

「嘘だろ…」

 

 

あり得ないと言った言葉に向こうは気づいたようで

 

 

「あ!アカツキ!」

 

 

そう笑顔で答えた姿はアカツキの知っている彼女であった

 

 

 

その頃

 

 

「ふぅ……お茶が美味しい…」

 

「そ、そう良かったわ…」

 

 

「けど現状が何一つ進まない!!こんなにもどかしい気持ちは久しぶりだ!」

 

 

「だからって一番冷静にならないといけない人が慌ててどうするのよ」

 

 

「一番冷静にならないといけない人……そうだな」

 

 

「ふぅ…分かってくれて良かったわ」

 

 

「ウォズ、ハウンド、テスタロッサ、あかね、キャロルが冷静でいれば俺はどんなに暴走しても大丈夫!!俺は冷静じゃなくてもオールOK!!」

 

 

「じゃないわよ!待ちなさいってハルト!」

 

 

「俺は待てが嫌いなんだよ霊夢!っしゃあ!行くぞぉ!」

 

 

「せい!」

 

 

「え、ちょっ!ごふぁ!」

 

 

「よし……全く…落ち着きがない主ですね」

 

 

「いやカレン、槍で叩くなら言いなさいよ畳が血で染まったじゃない!」

 

 

「申し訳ありません!直ぐに畳は張り替えますので」

 

 

「お願いよ…まったく」

 

 

『いや対応が手慣れてて怖い』

 

 

「…………ふふふ…はーはっははは!!」

 

 

 

「そんな!主の急所を突いたのに!」

 

 

「いやアンタもナチュラルに殺そうしてるんじゃないわよ!ってこいつに弱点あるの?」

 

 

「オートガードが間に合わなかったら危なかったぜ!流石はカレン!」

 

 

「まぁ起きたなら丁度良いわね貴方の血で汚れた畳を張り替えなさい」

 

 

「………はい!」

 

『見事に尻に裂かれてますね』

 

 

「少しは心配してくれても…」

 

『諦めろお前がタフ過ぎるのが悪い』

 

 

 

「まぁ俺の血が由来で変なトラブルにならないよう気をつけないとな焼却処分だ」

 

 

「あぁ……そうですね」

 

 

「べ、別に俺は注射が嫌いという訳じゃないぞ!」

 

 

「知ってます」

 

 

「まったく何で皆そんな目で見るんだカレン…まさか…俺が実は泳げない事とかちょっと注射が苦手とか歯医者が怖いとか…苦い薬を飲む時に甘いゼリーが一緒じゃないとダメとかそんな部分がバレているのか!!」

 

 

「いや子供ですか!!」

 

『いや本当に』

 

 

「だってダメなものはダメだもの!」

 

 

「けどそう言う割りにピーマンや人参がダメとか言わないのね?」

 

 

「まぁ……食べるものを選り好みするなんて贅沢出来なかったからね…」

 

 

「何かごめん…」

 

 

「良いよ、さーて畳を新しくしないと」

 

『それからアカツキを探しに行くのか…お、朗報だハルト!新しい力がアンロックされたぞ』

 

 

「え?誰々!」

 

『アナザーゼッツ・オルデルムだ』

 

 

「オルデルム……どんな力?」

 

『端的に言えばギーツⅨ』

 

 

「……そんなすごい力を中間フォームで貰うとか最強フォームはどうなっていくんだよゼッツ!!」

 

『ハルト大変だ!何か予告見たらゼッツのプロトタイプ的な奴が出てるぞ!』

 

 

「なぁにぃ!!今すぐ予告を見せろ!アカツキ捜索はその後だ!」

 

 

そう言うとハルトはプロジェクションカプセムを使い映像化されたゼッツの予告を見て目を輝かせていた

 

 

『と言う感じでやればハルトは押さえられる』

 

 

「流石ですねアナザーディケイド」

 

 

『不本意ながら、このバカとの付き合いは長いからな』

 

 

そう言うアナザーディケイドだがその声には保護者染みた感情があったのは言うまでもない

 

 

そして一通りの情報を堪能した後

 

 

「ふぅ……あ、そう言えばアレから幻想郷には侵入者は来てないか?」

 

 

「えぇ幻想郷内で異変はあっても外からは来ないから平和なものよ」

 

 

「そっか…そりゃ良かった」

 

 

「紫が変な事してなければね」

 

 

「不穏な前振り!?………ってお前達大変だぁ!」

 

 

 

「どうしたのよハルト!」

 

 

「アギトの新情報が解禁されたぞぉ!!」

 

 

「アンタは少しは落ち着きなさいよ!」

 

 

霊夢のツッコミが炸裂したのであった

 

 

 

 

その頃 アカツキ側では

 

 

「久しぶりだねアカツキ」

 

 

と笑顔で話しかけるクイーンの姿にアカツキは目を疑い続けた

 

 

「いやおかしい……だって、あの時…」

 

 

「どうしたの?」

 

彼女はそう言いながら駆け寄り手を繋いで微笑みかける

 

 

「………っごめん…弱くてごめん…俺はキングなのに守れなくて本当にごめんなさい…」

 

 

「ううん、大丈夫だよ…私はここに居るから」

 

 

間違いない、彼女は本物だと理屈でも何でもない直感のようなものが働いていたのである それを理解したアカツキは謝罪の言葉と共に彼女を強く抱きしめた

 

 

 

その様子を双眼鏡越しで見ていた白スーツがクスクスと笑い出す

 

 

「いやぁ感動的だ…頑張った甲斐があるねぇ……さーてとそろそろ魔王は来てくれるかな」

 

 

と待ち人を楽しみにしているような言動と共に背後にいた白いローブに全身を包んだ謎の存在がいたのである

 

 

「………」

 

 

「あ、君も暴れたい感じ?けど今は我慢してくれないかな、そうしたらもって楽しい事になるだろうからさ」

 

 

「…………」

 

 

そのローブが無言で頷くのを確認すると

 

 

「さーて、んじゃ魔王さんへの威力偵察を始めようかな」

 

 

そう言って指を鳴らすとオーロラカーテンが現れるとバイクの音に合わせてライオトルーパーの一団が現れたのである

 

 

「さぁライオトルーパー達よ!幻想郷の人里を襲うのだ!」

 

 

その命令を出すと同時に

 

 

「そんな真似させるかぁ!!」

 

 

駆けつけたハルトのドロップキックが白スーツ目掛けて放たれるが ローブに止められたのである

 

 

「魔王ちゃん!そんなに急いで何処へ行く…って白スーツ!!」

 

 

「やはり今回の一件は貴様が絡んでいたのか!」

 

 

「おやおや腰巾着達まで来るとはね、レジェンドルガの女王は神社の護衛ですか」

 

 

「どうして幻想郷にお前がいる!今の幻想郷は外部から侵入する事は出来ない筈だ!」

 

 

以前 禍の団との抗争によって外部から侵攻されて依頼 博麗大結界を隠す結界だけではなく守る結界にもしたのだ 故に外部からの侵入は現在 博麗神社にあるポータルを使うしかないが彼処は霊夢や警備のクローントルーパー達が常駐しているので先ず通れない つまり

 

 

「どうやって外部から来たかは内緒だよ、種明かしはつまらないからね」

 

 

「やはり貴様がクイーン絡みの……それ以上に…許さんぞ白スーツ!」

 

 

「そうだろうね魔王、私は君の部下を「人里を襲う、それつまりそれは乾さん達を襲うという事だろ!そんなの俺が絶対に許さねぇ!推し達の平和は日常はこの俺が守る!!」いや君は彼等と敵対してるんだよね?」

 

 

 

「あ……この場面だと……ふざけるな!仮面ライダーを倒すのはこの俺だ!他の奴に邪魔されてたまるものか!かな?」

 

『何てかませ犬のような台詞を』

 

 

「良いだろう仮面ライダーの前に貴様から血祭りにあげてやる」

 

 

「は?」

 

 

その圧に白スーツは過去の経験を思い出す

 

 

「っ!同じ手は喰らいませんよ!そう言って背後に浅倉威が居るなんて読めてま…」

 

 

しかしそこには誰も居なかったのである

 

 

「(いない!まさかコレはフェイク!となったら奴は!)」

 

 

『ゼッツ……カタストロム』

 

 

カタストロムに変身した姿を見て白スーツはハルトは敵に慈悲などなかった事を思い出すと同時に ハルトが以前の戦闘で壊してしまった新武器を呼び出したのである

 

 

「今度は使えるよな?」

 

 

それは自分の神器を素体に魔改造を施された逸品である 構造はトリプルゼッツァーと同じ外観 カプセムスロットがライドウォッチが入るように変わった代物である

 

 

『あぁ問題ない』

 

『お前の神器を魔改造した結果生まれた代物だ』

 

『無為転変が無かったら改造出来なかったな』

 

 

「名前ある?」

 

『名付けてアナザータイムバスターだ!』

 

「そんじゃあ、やるか試し撃ち」

 

『ゼロワン』『W』『ファイズ』

 

『triple mixing!』

 

この一件共通性の無いウォッチの選択に対して白スーツは冷や汗をかく

 

 

「まさか」

 

 

「ねぇカゲンちゃん、その組み合わせってどうなの?」

 

 

「アナザーWの地球の本棚をと言うデータベースをアナザーゼロワンのゼアに接続、白スーツの弱点を算出してアナザーファイズのフォトンブラッド弾で消し飛ばすという寸法だな」

 

 

「うわぁ…殺意高いなぁ…」

 

 

 

「まさか最初から殺意の塊をぶつけられるとは」

 

 

「ぶっ壊れろ」

 

 

「少しは対話をしようじゃないか!」

 

 

「は?」

 

 

『triple bomber!!』

 

 

 

「っ!」

 

 

それが開戦の合図とばかりに赤い光線が放たれたのである

 

 

その一撃は回避され 膨大なエネルギーは行き場を無くして幻想郷を破壊しようとしたが空かさずオーロラカーテンを使い転送 その極悪な一撃は……気まぐれに飛ばしたシンフォギア世界に着弾したのである

 

 

そんなの知らないとばかりに新武器のアナザータイムバスターを肩に担ぐ

 

 

「お前さ……さっき仮面ライダーのいる人里を襲うと言ったのに話をしようと言ったがアレは命乞いか何かかな?」

 

 

「何?」

 

 

「俺の目の前で仮面ライダーを害するなんて…殺してくれとしか聞こえないぞ?」

 

 

「っ!!」

 

 

「ぶっ潰す」

 

 

「仕方ありませんね……なら早速コレを使いますか」

 

 

取り出したベルトは以前使っていたヴィジョンドライバーではないその上位個体のドライバーである ジリオンドライバーだ

 

 

「あぁそういやぁ前に取り込んだ奴から権限剥奪してたな」

 

 

「そうだよ…だけど生憎リガドΩまではいけなくてね、そこはミスと言わざるを得ないかな」

 

 

「(リガドでもまぁ面倒なんだが…)」

 

 

「けど今の君ならコレで良いでしょう」

 

ドライバーのボタンを押し込み待機状態にする

 

『GAIZER ZERO sign in』

 

 

流れる軽快な音楽と同時に懐にしまっていたカードをベルトに読み込ませた

 

 

『generate!!CONTROL WITH ABSOLUTE POWER, GAZER ZERO!!』

 

 

現れたのは赤いマフラー翻す未来の戦士 しかしその身を表すのは原初のライダー まるで未来技術とギーツ世界の技術で復元した伝説を思わせる姿 それはギーツ世界で生まれた初めてのライダーかも知れない

 

 

最初の管理人 仮面ライダーゲイザーゼロ

 

 

「へぇ……そうかい!」

 

 

片手でタイムバスターを乱射する姿に見に来てたジョウゲン達は

 

 

「よし魔王ちゃんを囮にして俺達はアカツキちゃんを探すよ」

 

「おう!残念だったな白スーツ!お前が戦っているのは…実は我々の総大将よ」

 

 

護衛を務めるロイヤルガードとしては、とんでもない暴論であるがある意味でアカツキの合流を図る作戦としては正しくもある待ってましたとばかりにローブの存在が邪魔をする

 

 

「え、誰?」

 

 

「此処を通すわけにはいかない」

 

 

「待て!あの剣は…無銘剣だと!」

 

 

その手に握るは無銘剣虚無 そして

 

 

「君達の相手はこの僕だ」

 

 

ローブの存在が取り出して見せたのは ライドブック しかしそれは標準のものでない分厚いものしかも寄りにもよって開かれたのは

 

 

『タッセルダーク!!…邪悪に染まる本が開く時、悪の化身が解き放たれる!!』

 

 

一夏を除く四天王に重症を負わせたライダーが使う代物だったのである

 

 

「「っ!!」」

 

 

「変………身」

 

 

タッセルダークライドブックを腰に現れたプレードライバーに装填し納刀した無銘剣を逆手で抜刀する

 

 

開かれた本のページ 現れるのは闇の世界に現れし者 その姿はカイゼル髭を蓄えたような怪盗…否 剣を生業にする老紳士の出立をもつ剣士

 

 

『open the wonder! force of the dark!!』

 

 

その名は

 

 

『KAMEN RIDER TASSEL!!』

 

 

 

闇の世界の語り部 仮面ライダータッセル

 

現る

 

 

 

「アレってタッセル!!」

 

 

「まさか…そんな、じゃあ四天王をやったのも!」

 

 

「驚きましたか…そう!あのタッセルは「…アレには俺の推しセンサーが働かない……ならそいつは本家じゃない!テメェ等で遠慮はいらん!全力でぶちのめせ!」いや話を聞きなさい」

 

 

「魔王ちゃんがそう言うなら仕方ないね、行くよカゲンちゃん!」

 

「あぁ我々の新しい力を見せてやろう」

 

 

「え!お前達、何かパワーアップしたの!」

 

 

「当然でしょ魔王ちゃん!俺達だって新しい力があるんだからね!」

 

「今こそレベルアップの成果を見せる時」

 

 

「「変身!!」」

 

『『Rider Time!!仮面ライダーザモナス/ゾンジス!!』』

 

 

2人も変身して構えるも

 

 

「気をつけて2人とも!そいつは四天王をボコボコにした奴だよ!」

 

 

「なら尚の事だよね!」

 

「我々は魔王直属の親衛隊(ロイヤルガード)四天王との格の違いを教えてやる」

 

そして2人がホルダーから新しいライドウォッチを取り出したのである

 

 

『BLACK RX』『シャドームーン』

 

 

鳴り響くは世紀王にして昭和と平成の間を生きたライダーの力である

 

 

 

流石の魔王も思わず

 

 

「ちょっと待て、お前達!何処からそんなん見つけた!?」

 

 

「これが俺達の修行の成果だよ!」

 

 

「その成果がとんでもないんだよ!!倒したんか!まさかあのRXを倒したんか!!」

 

 

「それは…知らない方が良いと思う」

 

「行くぞジョウゲン!」

 

「おう!」

 

 

『『アーマータイム!!BLACK RX/シャドームーン!!』』

 

 

ザモナスには白銀のシャドームーンを模した装甲 ゾンジスにはBLACK RXを思わせる黒い装甲を纏う その手にはそれぞれ

 

 

「サタンサーベル!」

 

「リボルケイン!」

 

 

ライダー界屈指のチート武器が握られていたのである

 

 

「無銘剣は相手の力を無効化するからね油断せずに行くよ!」

 

 

「だからハルト様は白スーツに専念してください!」

 

 

 

その2人の成長に仮面の下でクスリと笑みを浮かべる

 

 

「んじゃ後ろは任せたぜ!お前達!!」

    

 

「へぇ…これは予想外ですね」

 

 

その問いにハルトは答えた

 

 

「当たり前だろ?誰の仲間だと思ってやがる」

 

 

「忌々しい…研究室で生まれたクリーチャーが粋がるんじゃないよ!」

 

 

「やっぱ…お前は確定でぶっ潰す!」

 

 

to Be continued





予告

幻想郷で始まった戦い その裏で暗躍する白スーツは何を語る それを聞いた魔王は何を思う そして蘇ったクイーンとアカツキ その2人はどうなるのか!

次回 お約束の向こう側へ お楽しみに!

オマケ短編

瑣末なミス


「あ…」


「どうしたジャーク将軍?」


「い、いえBLACK RXに対して挨拶のメッセージを送ったのですが…お疲れ様DEATHと送ってしまいまして…」


「ははは!ジャーク将軍にしては珍しい…それは大変だ………なああああああ!!」


「落ち着いてください魔王様!!そのサタンサーベルで何をするつもりですか!」


「BLACK RXを亡き者にして将軍のミスを無かった事にしようと…思ったんですヨォ!」


「RXは強敵ですので辞めてください!!」

『そうだ!不思議な事が起こるぞ!』

『しかもサタンサーベルって奪われる可能性があるじゃないか!』


「それならタイムマシーンで過去に行って覚醒前のBLACKを始末しよう!」


「それを行って以前、地獄を見たので本当にやめて下さい魔王様!!」


「あ…」


その後 公式に謝罪文をBLACK RXに送ったハルトであった…

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。