前回のあらすじ
「やぁ!皆!俺は常葉ハルト!アナザーライダーと契約した普通の青年だよ!」
『な…何を言っている…』
「ノリと勢いで走り抜けた結果、逢魔王国を建国!最初は小さかったのにまた俺の考えなしで色々あった結果 今では異世界の直轄地や惑星の購入、そして12000の星系を傘下に収める巨大国家の王様になったんだ!いや本当にどうしてこうなった!」
『まぁそうだな』
「けど俺なんかは怪人の力に頼り切ってる、その辺にいる量産型男子なのにね」
『お前みたいな量産型男子がいるか』
まぁ特訓により器用貧乏から脱却を図ったハルト 絶対天敵相手に修行成果を遺憾無く発揮していたが…
「気をつけろハルト、奴は何かおかしい」
「具体的な危険度で!」
「推しを目の前にした、お前レベルでおかしい」
『っ!それは要注意だな』
『あぁ推しを目の前にした相棒レベルとか警戒しない方がおかしいゼ』
「…………ん?」
そう警告するのはハルトから生まれたナイトメア ゼッツダークネスが警告する、アナザーライダー達も例えから当然把握しているが本人は
え?別に危険とか脅威じゃなくない?と首を傾げていた、客観視とはとても大事な事だなと思った日であった
「ま、まぁ警戒しておくに越した事はないし…それなら先手必勝だ」
『YEAH!フォーゼ!!』
アナザーサイキョーギレードを操作してアナザーフォーゼの力を解放するとエレキステイツ由来の電撃を纏い始め
「せいやぁ!」
『フォーゼ!アナザーデュアルタイムブレイク!!』
雷撃纏し斬撃が頭上から振り下ろされるも人型は まるでゆったりとしたような動きで回避、そのまま反撃したのである
「っと」
オートガードを展開して防ぐもカウンターを合わせて来た事に驚いたアナザージオウを援護するようにゼッツダークネスはブレイカムゼッツァーのガンモードで援護して間合いを作り再度警戒する
「どうやら見かけ倒しって訳でもないか…」
「なら俺の多彩な力を見せてやろう」
取り出したカプセム達を見て一言
「預けてんだから、ちゃんと使えよ」
「分かってる」
ーーー
そう カプセムは重ねると強くなると分かってからハルトはアナザーゼッツルームにて
「これも持ってる!持ってる!!これも……持ってる!!何で全部持ってる奴なんだよ!!!!何かもうダブり過ぎてフィジカムとかカタストロム並みのムキムキ具合になりそうなんだよぉ!」
と狂ったようにガチャを回していたのであった
「次こそは!!」
「落ち着け相棒!今日のガチャはこれまでだ!」
「今日はお終いなんだよ!」
アナザーディケイドとアナザーゴーストが止めると
「…………」
「あぁ!ハルトがFXで有り金を全部溶かしたような顔を!」
「クソっ!!せめて初見のカプセムさえあれば!」
アナザーライダー が苦虫を噛み締めていると
「これはどうだ?」
「おぉ!初めて見るぞこのカプセムは!!」
金髪でデコが出てる女の子にカプセムを受け取りゼッツフォンで調べてみる
「へぇダークネスって言うのか…凄いね初めて見たよ!君は運が良いね!」
「まぁな」
ドヤァ!としている所悪いが
「所で……君………誰?」
俺の精神世界にはこんな可愛らしい子がいる筈ないのだがと首を傾げると
「ん?」
アナザーゼッツルームに屯していた面々も止まる、その場にいたアナザーライダー達もそう言えばコイツ誰だ?と見ていた
「まぁ気にするなよ」
そう言うので
「そうだな!!えーと君は…」
「クルミだ」
「そうかクルミちゃん、良かったらケーキ作ったから食べてくかい?」
「あぁ」
「あ、皆はどうする?」
「あ、あぁ…俺達も頼む」
「はーい!じゃあ待っててね実は立花のおやっさんから美味しいコーヒーの淹れ方を教えてもらったんだ〜」
普段通りに答えるがアナザーライダー 達は立ち上がり
「「「「「……いや、ちょっと待てえええええ!!!!」」」」」
「うぉ!どうしたお前達?あ!紅茶が良かったか?それならぁ!この俺に任せなさい!」
「違う!どうした?じゃない!何故侵入者がいるのに何でそんなに冷静なんだよ!」
「へ?俺の精神世界って常に誰かしらいるじゃん」
「しまった!俺達との生活に慣れすぎたせいで相棒がこの以上事態を把握していない!!」
「精神世界の侵入者だぞ!おかしいと気づけ!」
「???」
「何言ってんだ?みたいな顔するな!」
「賑やかだなお前達」
「「「「「誰のせいだ!!!」」」」」
「そう言えばクルミちゃんは何処から来たの?」
「あの押し入れからだ」
「………押し入れ?」
「そう押し入れ」
「………………?」
「おいハルト大丈夫かスペースキャットになってるぞ!」
「おいクルミと言ったな、お前は何者だ!まさか白スーツの仲間か?」
「知能指数、魔猪並みの相棒ならいざ知らず単純な論法で俺達を騙せると思わねぇことだな!」
「伊達に魔王の保護者を名乗ってねぇゼ!テメェがハルトをどうこうするってんなら俺達が黙ってねぇ!」
「おいアナザーディケイド、鎧武、W、後で少し面貸せ」
「何故俺も!?」
取り敢えずクルミから話を聞いたが
「銀狼が何か面白い奴がいるって言ってた」
その言葉にハルトはあっけらかんと
「なーんだ銀狼の友達ならそうと言ってくれよぉ!もうビックリしたじゃないか!」
そして目覚めたハルトは笑顔で銀狼にクルミの事を話すと銀狼は青ざめた顔になるのを知る由がなかった
「あ、銀狼!おはよう」
「ん、おはよう」
「実はアナザーゼッツルームで銀狼の友達なる人と会ったんだよ」
「そうなんだ」
「そうそう、クルミって名前なんだけど」
「は?」
「いやぁ銀狼にも友達がいるようで安心したよぉ〜」
「ハルト?クルミってこんな子だよね?」
とスマホで見せて来たツーショット写真に対して そう!この子!と答えると
銀狼の顔が蒼ざめていき
「あ、あのねハルト落ち着いて聞いて…」
「うん」
「クルミはね…2年前に死んでるんだよ」
「………………は?え…じゃあアナザーゼッツルームで会ったあの子は…っ!おい相棒!昨日会ったクルミって子は今、何処にいる!」
『クルミ?…あぁ、あの白スーツといた奴か』
「え?いやいやアナザーゼッツルームにいた小さい子だけど?」
『いや確かに昨日、お前がダークネスカプセムを当てた時に俺達に見えない何かと話していたが…相棒?』
「いやいや冗談止せよ!クルミちゃんはいたって!」
『いなかったぞ!!だからそんな小娘!そもそもアナザーゼッツルームは貴様の許可がない奴等が出入り出来ない場所だとよく知ってるだろう!』
「けど昨日皆と話してたよ!」
『してないって!』
「え?」『へ?』
「………」
「………」
「「…………」」
数秒後 きゃあああああ!と悲鳴が響いたのは言うまでもない
ーーー
そんな心霊体験を経験した俺だったが
「いや寧ろアナザーゴーストと契約しててこう言う体験してない方がおかしかったな」
『俺は心霊現象引き寄せないぞ』
「黙らっしゃい!この夜の校舎で見たら気絶するだろうアナザーライダー1位が!」
『何だそのランキング!』
「いや夜の校舎でアナザーライダーに会えば誰でもビビるな……」
『お前は?』
「それは無いな毎日顔見てるし何か慣れた、やっぱり慣れって大事だわ」
『心外だぞ!俺達だってよく見てみると……ほら!可愛いだろ!』
『何か小さくて可愛いだろ!』
「お前達の容姿に可愛らしさとかねぇ…いや、擬態型と言われたら説得力はあるか」
『そっちではない!小さくて可愛い方だ!』
「だから、その路線は諦めろ!!」
『わ、わぁ…』
『あ!アナザーゼロワンが泣いちゃったぞ!相棒!お前は何て酷い奴なんだ…』
「いやごめ…いや待て!悪いのは俺か!俺なのか!?」
『ほら見ろ!アナザーフォーゼとアナザービルドのつぶらな瞳を!』
『『俺達は逢魔の猛獣!!』』
「それはあのゆるふわなマスコット枠が言うから可愛らしいのであってお前達が言うと現実味が増すんだよ!くまの○ーさんと現実のグリズリーみたいなもんだからな!」
『お人間さん!頸動脈!!』
「分かった!俺が悪かった!全力で謝るからその大剣を下せアナザー鎧武!!」
完全にお命頂戴!とばかりに大剣を振るうアナザー鎧武を止めるハルトであった
「おかしい!普段と立ち位置が違う!!」
『偶には良いだろ』
「良くない!!」
それともう一つ
「パラドと一緒にアナザーバイスとライダーナイトメアへの強化するか」
「お、やっとか!」
「けど俺っちはアナザーリバイに合わせて成長してるぜ!」
「そうなると…」
目線は自分の深層心理から生まれたライダーナイトメアに目が向いた
「何だ?」
「んじゃお前にはコレを預ける」
と言ってゼッツドライバーとダークネスカプセムを渡したのであった
「俺に?」
「お前は俺の深層心理から生まれてるなら俺への嫌がらせに仮面ライダーへの変身能力がある筈だ」
「へぇ」
「お前もだろうがパラド!俺への精神負荷には俺から生まれているのに変身出来るが一番ダメージ入るからな!」
「……良いのか?」
「そりゃ、一応は俺から生まれた怪人だし…お前も悪い奴じゃないからな!」
「一度叩きのめして置いといて」
「……そもそもお前が悪い奴だろ?」
「おう!」
ーーー
そんな一幕があり現在ではライダーナイトメア はゼッツダークネスとして行動しているのである…光堕ちに心配を覚えるのは俺だけだろうか
ゼッツダークネスは自前の能力 落雷、隕石落下と言った広範囲かつ速度のある攻撃を実行する 先ずは範囲攻撃 それは相手の意識を逸らす為、逃げ場をなくす為というハルト達の常套手段でもある
『ダークネス』
カプセムを回転させて更に突如現れた濁流からサメが現れ 人型の絶対天敵に襲い掛かるも絶対天敵は回避、逆にサメを手刀で三枚おろしにされたのである
「わーお」
「こいつ!」
二対一なのに攻めきれないというのは苦しい場面だが此処で焦るようではまだまだ
ならばとゼッツダークネスは新たなカプセムを起動した
『バリア』
地面に添えると絶対天敵をカプセム型エネルギーに閉じ込める事に成功 そしてそのままカプセム型エネルギーがどんどん小さくなっていく
「まさか」
「圧殺!」
「怖っ!」
「お前が人間を生きたままプレス機にかけて笑う姿に技のインスピレーションを得た!」
「俺はそんな事してません!!誰ですか!そんな外道は!いるなら顔を見てみたいものですよ!」
「どの口が…」
「一夏ぁ……流れ弾には気をつけてね」
「あ、手が滑って隕石が!」
「はいいい!」
慌てて回避する一夏に対して
「どうする?」
「俺に良い考えがある…避雷針フォーメーションだ!」
「あれだな!」
「避雷針?」
一夏は首を傾げるな2人が理解すると同時にバリアカプセムの拘束を破壊した絶対天敵がそのまま超加速してアナザージオウに体当たり、アナザーサイキョーギレードで防御するが そのまま体当たりの要領で吹き飛ばされる
「ハル兄!」
「問題ない一夏!これも全部計画通り!!さぁ行くぞ!!」
「おう!」
ゼッツダークネスはブレイカムゼッツァーをサイズモードにして空高く掲げると
「テメェは物理現象を知らない、それが敗因だ」
『YEAH!ブレイド!』
アナザーブレイドの力を解放する 同時にハルトの体内からアンデットレリーフが現れてアナザーサイキョーギレードに付与される
「サンダー、スラッシュ」
まさかの自己申告だがアナザージオウは構えを取り
「ライトニングスラッシュ!」
『ブレイド!アナザーデュアルタイムブレイク!』
その身を雷に宿す事でゼッツダークネスのブレイカムゼッツァーが避雷針の役割を果たす事で
二代目がやった避雷針斬り!が再現出来るのだ すれ違い様に斬撃を浴びせて絶対天敵の片腕を持っていくと
「はっはぁ!これが俺の遊び心…決めろゼッツダークネス!!」
「さぁ……悪夢の時間だ!」
ゼッツダークネスはベルトを強く3回叩くとカプセムを回転させて必殺技を発動する
それに合わせてゼッツダークネスは3回渾身の蹴りを叩き込むとスロットのように777と揃い最後に渾身のライダーキックを放ち 最後は
ZZZ で締め上げた
『ゼッツ!ゼッツ…ゼーッツ!!!』
ゼッツダークネスの必殺技 ダークネスパニッシュを決めると
「眠れ、そして覚めない悪夢に苦しむと良い」
そんな決め台詞と同時に絶対天敵は放電の後に爆散したのである
「………決め台詞あったかぁ、しかもCV山寺さんとか羨ましい」
『落ち着け』
『今更だけどパラドもアイツもお前の深層心理から生まれてんだよな?』
「そう考えると俺の中にあぁ言うヒーローぽい深層心理があるんだな」
『キャロルも前にオートスコアラー見てそんな事言ってたな』
「だな」
「や、やったねハル兄!倒すなんて!」
「油断するな!必殺技が楽に決まったと言う事は生きている可能性があるぞ!」
自前の特撮脳での分析から油断してなかったのである
「…………」
やはり絶対天敵は健在であった
「まさかゼッツダークネスの必殺技を喰らっても平然としているなんて!」
「いやダメージは入っているな…それなら押し込める」
と技を放とうとしたのだが何を思ったのが…逃げようとしたのだがアナザージオウは手を握りしめると
時を止めた その間に絶対天敵の正面に周り殴りつけると同時に再始動した時間に合わせて絶対天敵は吹き飛ばされる
「え、えええ!」
「逃す訳ないだろ」
それでもまだ起きあがろうとする絶対天敵に
「コレで終わりだ」
『アナザータイムバスター』
自動装填されたアナザーウォッチは三つ、アナザーW、アナザー鎧武、アナザーオーズである
それでも逃げようとする絶対天敵にアナザーオーズの力で分身したアナザージオウがアナザータイムバスターを発射 多く果実型エネルギーが放たれ それがルナトリガーの力で変幻自在な軌道を描いて全弾 絶対天敵に叩き込まれて爆散したのである
「よーし駆除完了!」
「よ、容赦ねぇ」
「んじゃゼッツダークネスお疲れ様ー!」
「おう」
するとアナザージオウの影に戻るのであった
「これにて一件落着!」
「ほぉ貴様にはそう見えるか?」
「千冬!どうしてここにぃ!!」
「技の威力を考えろ!」
と指さされた先には壊れたビルが…ふむ
『リカバリー』
治ったビルを見て一言
「コレでよし」
「ではない!何をしてくれているのだ!」
「安心しろ千冬!このアナザージオウⅡの力で書き換えればOKだ」
「OKではないぞ」
「ならOKにするだけだな」
『ジオウⅡ』
「待て!」
そして認識阻害を発動したのであった
「コレでよし」
「良くないからそこに直れ」
「はい!」
しかし爆散はしたが
「アイツは今までの個体と違ってたな」
研究室で束と千冬、カレン達に報告する
戦闘スタイルも直線的ではあるが獣よりも人間的になっていた まるで
「此方の動きを学習しているような違和感を覚えたよ」
「そうか…」
「身体能力任せだったけどアレが技術を覚えたら厄介だね…やっぱり奴等の巣があるなら攻撃すべきだと思う、このまま防衛戦続けてもジリ貧になるだけだって」
「だがその巣の場所が分からない…どうしたものか…」
「そこだよな」
根本がそこなのだ奴等が何者で何処から来たかが分からないのである
謎の敵というのは厄介だと呟いていたが
「ハル兄!お願い助けて!」
「どーしたの一夏?」
「ホタルとデートするんだけどどうしたら良い?」
「そのくらい自分で考えろ」
「いやけど…何かこう……あるでしょ!」
うまく言語化出来ないジェスチャーをする一夏にハルトはため息混じりで話す
「はぁ……良いか一夏、その人のことを考えればデートプランの一つや二つくらい思いつくだろう!」
「そのプランが思いつき過ぎて困るしリリムやイータともデートするからプラン立てるの手伝ってよ!」
「そんくらい自分で考えろ!!」
ドロップキックで一夏を部屋から締め出すのであった
「ったく…何で俺任せにするかな!」
「そりゃハルくんの経験が頼れるからじゃないかな?」
「は?」
「貴様の女性関係を考えたら答えは出てくる」
「…………?」
「何言ってるか分からないって顔をするなぁ!」
「何でさ!俺は普通じゃん!!」
「普通な訳があるか!!言ってやれカレン!」
「え、あ…その…この世界でも一夫多妻が普通なのでは無いのですか?」
「しまったカレンはそっち側か!すまなかった!違うぞ!この世界ではな!」
「珍しいねちーちゃんが焦ってる」
「今更だけどカレンってこの世界の常識が微妙にズレてんだよなぁ」
「まぁそうだよね、すぐ慣れろは無理だし」
「最悪、アナザージオウⅡやライダーロボで歴史改変すれば問題ない」
「それは止めようね」
「束が言うなら辞める」
「素直!?」
と揉めてる面々に対してハルトはほんわかと大変だなぁと思っていたが千冬は思い出したように
「それで…ゼッツダークネスとは何だ?」
「俺の仮面ライダーになりたいという深層心理が生み出したヤベー奴」
「主のそれは表に出ているので深層心理ではないのでは?」
「何だ、いつものか」
「……誠に遺憾である」
「まぁハルくんらしいや」
と話していたが
「はぁ……何か疲れた眠い」
「これは珍しいですね主が眠気を感じるなんて」
「カレン、俺だって生き物だから眠りたい時もあるよ?」
「……そうでした主は生き物でしたね」
「今の間は何!?安心してカレン!俺は概念になったりしてないから!!」
ーーー
そして
「だから日曜日も仕事だぞハルト!」
「やーーだーー!日曜日は俺にとって神聖な日なんだよ!拙者働かないでござる!」
「そこまで言うならウォズから貰ったコレの出番だ!」
「束、まさか!」
「はっ!どんなもので俺を釣ろうたってそうは行かな「ハルくん!!ゼッツ最新話だよー!それー!」わっふぅ!!ありがとう束!!」
『流れるような即堕ちだったな』
『シッテター』
と渡されたタブレット端末
ゼッツ視聴中
「20年…莫さん……嘘だろ…カッケェよぉ……あんたスゲェ…カッケェよ…」
最強フォーム登場に感動しているハルトに
「そう考えると記憶戻ってから爆速でジーニアスボトル作った葛城巧さんってマジもんの天才科学者だったんだな」
比較対象が悪いと思うが 黎斗神もそんな感じだった やはりこう考えると
「優秀な技術者って大事なんだな」
『まぁそうだな』
「俺もチームマッドサイエンティストは大事にしなきゃ」
『程々は大事だぞ』
「そして俺も一つ分かった事がある」
『何だ?』
「俺も時間をかけて俺の体質に合うベルトを自作すれば良いんだ!何百年かかろうとも!大丈夫!鹿王の裏のチャンネルに入ればどんだけ長い時間かけても外では1秒とかだから!!」
『まさかの変身ベルトをDIY!!』
『つかお前、ジクウドライバー使えるだろ!』
そう皆様は忘れていると思うがハルトは以前アナザーウォッチをジクウドライバーで使ったらどうなるかという実験をしたが
「アレ結局、ジクウドライバー使えるだけのアナザーライダーになっただけだったからパワーアップとも言えなかったし……それなら」
ハルトはアナザージオウ変身時に現れる黒いジクウドライバーを取り出すと
「こっちを俺好みに改造すれば良くね?」
『辞めなさい!お前そんなに手先器用じゃないだろ?』
「え?エアの旨味120%で捌けるし、フグ鯨なら目隠ししながら毒化させずに捌けますが?」
『そういう器用って意味じゃねぇよ機械工学的な手先の器用さだ』
「それは………気合い?」
『だとしても今は時じゃないから少し待て』
「知ってるだろ相棒!俺は待てが嫌いなんだよ、さぁ!俺専用のベルトを作るぞ!」
「ハルト、待て」
「はい!」
「仮面ライダーは見ただろう?先ずは仕事だ」
「イエスマム!」
「流石はちーちゃん、見事な飴と鞭」
「キャロル様もですが主の手綱を握る姿は見習いたいものです」
「カレンも成長してると思うが?」
そして涙目混じりで仕事を終えたハルトであったが 昼休み 屋上に行くと
「絶対天敵…謎が尽きないね興味深い、そう思うだろ蛮野?」
『ゴルドドライブと呼べえ!』
タブレット端末にいるゴルドドライブに声をかけると
『確かに未知の生物であり、ISでしか倒せない点など興味深い所はあるな』
「そうなんだよなぁISだけ………ん?ISだけ?」
通常兵器で倒せないでISだけで倒せる…この現象
「仮面ライダー とアナザーライダー に似てる…つー事は奴等の正体って!」
仮説を立てたと同時に 先程の人型がハルト目掛けて飛び蹴りを放つがオートガードに止められる
「あのさ、ゴルドドライブに聞きたいんだけど…子供が反抗期を迎えた時どうしたら良いか…あぁいやお前に聞いたら息子から斧を振り下ろされるから別の質問にするね!」
と他愛のない話、というよりゴルドドライブに相談してはならない質問だったが当人はそんな事よりも
『おい魔王!敵襲だぞ!!何悠長にしている!』
「違うよゴルドドライブ、こんなの街でアンケート取られたくらいのハプニングさ」
『これが!?』
「割とゴオマとかこんな感じで襲いかかってくるし」
嫌な慣れである
「いやぁランゴさんの能力やっぱチートだわ」
どんな攻撃も防御してくれる、まぁ例外はあるが…それでも安定の頼もしさである
「さーて、お前達の正体が俺の仮説通りなら調べないと分からないから…お前は生け取りにするね」
この時 絶対天敵は生け取りにされたら死ぬよりも恐ろしい目に遭うと言葉でなく本能で理解した 具体的にはこの男の背後にいる謎の紫のオーラに警戒している
なので
死ぬならいっそ一矢報いてやろう!と構えを取ったのである
「まぁそうなるよな…ならば見せてやろう人間の更なる可能性を!」
あの英雄の構えを取り一言
「変身!」
『アギト』
すると光に包まれ…ずにお馴染みの紫オーラに包まれてアナザーアギトに変身完了したのである
「そうだ…俺はアナザーアギトに変身出来る!」
『仮面ライダーアナザーアギトではないがな』
「仮面ライダーアナザーアギトは木野薫さんだけ…俺はアナザーアギト、仮面ライダーアギトのアナザーライダーだ!」
そのまま徒手空拳で攻め立てる 完全我流の格闘技であるが 今までの喧嘩殺法と違い、ちゃんと骨格となる格闘技が存在していたのである
「ふん!」
『よしハルト、コレを使え!』
とアナザーアギトが召喚したのはシャイニングカリバーのような双剣…そうアナザーアギトの宣材写真に出てきただけのアレであるが
「はい、解釈違い!!」
とアナザーアギトの好意をスルーして投擲したのである それも見事に絶対天敵の膝関節を捉えて動きを封じた
『何でぇ!』
「アナザーアギトは拳で戦うのだよ…」
『さっき仮面ライダーアナザーアギト云々言ってたじゃん!!』
『この厄介オタクは!!使えるものは使えよ!』
「ならば見ると良い」
するとアナザーアギトのクラッシャーが稼働、足元にはアギトの紋章が現れる
「くらええええ!!」
アナザーアギトのアナザーキックを放つと絶対天敵はガードの構えを取る 流石にコレはまずいと読んだのだろう呼び出した絶対天敵を盾にして防いだのである
「自分の命を守った……って事は大分知能が高い個体だなこの前までの虫モデルとは違うな」
「………」
「言語は話せないなら頭の中覗かせて貰うだけだ」
メモリーメモリならその辺いけるとアナザーアギトは更に力を解放しようと構えると絶対天敵は背中から羽を生やしたのである
「だったらぁ!」
『フォーゼ』
「ふん!」
『ジャイアントフット…オン』
「ぶっ潰れろぉ!!」
エネルギー型の足が振り下ろされ見事に潰される
「虫ケラは踏み潰されるのが相応だな」
だが絶対天敵は懸命に耐えていた ジャイアントフットのエネルギーを見事に両手で支えていたのである
「おー良いぞ絶対天敵、頑張れ頑張れ」
しかし忘れてはいけないフォーゼは四肢にモジュールがつけられると言う事を
「さてと」
『ウインチ、エレキ・オン』
アナザーフォーゼはウインチで絶対天敵をグルグル巻きで拘束した後 エレキステイツになりビリーザロッドで絶対天敵に電流を流し込んだのであった
「!!!!」
流石の電撃攻撃に絶対天敵は気絶したのである
「よし生け取り完了!」
『しかし…IS学園で研究するのも怖いな』
万一脱走して学園内で暴れたら大変だから…ならば
「餅は餅屋だな、おいゼッツダークネス」
そうダークネスカプセムに話しかけるとカプセムから黒いモヤが現れていき ゼッツダークネスのボディーが形成されたのである
「お前は千冬達に報告をしてくれ俺は逢魔に一度戻る」
「あぁ任せておけ!」
あの人達を頼ろうとアナザーフォーゼは気絶した絶対天敵の拘束を確認すると取り敢えず逢魔に帰還し チームマッドサイエンティストのラボに連行すると
「おぉ!これが未知の生物 絶対天敵ですね!」
「そうだクラープ、コイツの生態データを抜き取るなり解剖するなり童心に帰って足をもぎ取るなり好きにすると良い」
「さ、流石魔王様、子供の頃からこのサイズの虫の手足をもぎ取って遊んでいたのですか!」
「そんな訳あるか!!」
「ですが唯一の話ではキメラアントなる種族の王を相手にし笑顔でその手足をまるで子供のような無邪気さでもぎ取り命を弄んだと聞いております!」
「俺に根も葉もない噂を立てるな唯一うううう!!」
と全速力でハルトは唯一に説教しに走ったのである そしてその絶対天敵はチームマッドサイエンティストによって隅々まで調べられたのであった……
予告
チームマッドサイエンティストが導き出した絶対天敵の正体 しかしそれは予想にしていなかった答えでもあった!
一方その頃 ハルトは
「あああああああああ!!」
何故か誰もいない場所で発狂していた 果たして彼の身に何があったのか!
次回!敵の正体 お楽しみに!
オマケ短編
逢魔の食卓
ある日の食卓にてアウトサイダーズ達は戦慄していた
「お、おいまさかコレって」
「宝石の肉じゃないか!今日って誰かの記念日だったか?……って浅倉ああああ!」
気づくと浅倉が宝石の肉を独り占めしようとしていたのだ光輝く肉塊に齧り付く浅倉を引き剥がさそうとカリエスが怒鳴りつける
「ふざけんな蛇野郎!自分が何やってるか分かってんのか!!!」
「おい辞めてくれよ浅倉!僕、こんな形で君を殺したくないよー!」
「1人で全部食う奴があるかあ!」
北崎が首を絞めているがそれでも浅倉は止まらずに齧り付いていたのでカリエスが浅倉の口から宝石の肉を引き剥がすと 浅倉はその手に噛みついたのである
「おい貴様!誰の手に噛みついているううう!」
「浅倉!その肉はカリエスだ!分からなくなっちまったのか!!」
「はぁこれだから野蛮人は…」
と呟くゴルドドライブの顔面に何故か浅倉の拳が炸裂していた
「はぁ…北崎、早く浅倉を閉め落としてくれ」
「それが!意識ないのに浅倉は動いてんだよ!」
とアウトサイダーズの食卓は修羅場だったが
「おい誰だ宝石の肉出そうと言った奴は負傷者が出てるぞ」
「すみません我が魔王に今日の晩御飯は宝石の肉とリクエストしてしまいました!」
「犯人お前か!!」
短編2 集まれ逢魔の森!
ここは逢魔王国の本国にある 約エーカーの森
そこには個性豊かな仲間達が沢山います
「この森を持続させる為には生贄が必要なんだよナツキ」
この森のリーダー、ハルト君 いつも明るく皆を引っ張る(森の外の人間以外には)優しい男の子!そんな彼が悲痛…ではなく喜びに満ちた表情でとんでもないことを言ってるけど これはこの森の生活ではよく見る光景だよ!
「だからって俺を選ぶのは辞めてよ!」
涙目で反論するのは森の外から最近越してきたナツキ君 何故か知らないが引っ越したばかりなのに村八分にされてるよ 田舎の悪習だね!
「この森に住まう神様の怒りを鎮めるのに生贄が必要なんだよ」
「似たセリフ繰り返すな!つか神って誰!?」
「狐の神様さ」
「お前さ…その狐の神様ってギーツだったり「するかぁ!!」あ、やっぱり?」
「貴様はギーツが…あの人間を信じる神様が生贄なんてものを求めていると本気で思っているのかぁ!!!神に呪われろ!!」
「んじゃ何の儀式なんだよ?」
「見せてやろう!儀式魔法発動!!カ○スの儀式!」
「いや本当にまさかの!」
「一つの魂は闇を導き、一つの魂は闇を誘う!」
「光は何処行った!」
「走れ!野田夏樹!!」
「その役目は何処ぞの暗黒騎士にでもやらせてくれよ!じゃなくて!何で俺が儀式の生け贄にされるんだよ!」
「大丈夫だよ、これはこの森に住む者達の総意なんだ」
「こんな所で民主主義が俺を苦しめる!!」
「……あ、そうだなもとか言った方が良い?」
「その語尾は辞めろ!!」
その後 何とかナツキは命を拾いましたとさ めでたしめでたし