注意!
今回の話は現在 公開している 【アギト超能力戦争】のネタバレを含んでいる形になりますので まだ見てないオーディエンスは視聴してから読んで貰えると嬉しいです! ではどうぞ!
前回のあらすじ
学園に襲いかかった個体をゼッツダークネスと撃退したハルト その後の襲撃もアナザーフォーゼの力を借り進化した人型絶対天敵を捕縛し逢魔にいるチームマッドサイエンティストに絶対天敵の研究を依頼したのであった!
そしてチームマッドサイエンティストはその能力に恥じない 倫理観皆無の容赦ない人体実験の末に奴等の生態データを事細かに調べたのである
膨大なデータに目を通す必要が生まれたのだ
ーーーー
同時刻 逢魔王国立病院
異世界最先端医療が受けられる逢魔医学の権威でもある場所で
「いやぁ自分はそんなの柄じゃないんだけどなぁ」
と医院長の立札が置かれている部屋で回転椅子で周りながらボヤく 貴利矢がいた
ネオ黎斗はアウトサイダーズに入ったが彼は魔王に医師として働きたいと言い 現在のポストが当てられたのである
実際 逢魔には数多の医療があり それを管理するのは当然必要な仕事 それには本職医師である彼の力が無くてはならないのだ
「もう1人くらいドクターが欲しいなぁ」
「私で良ければ力になろうか?まぁ私は闇医者だがね」
「アンタは…」
「久しぶりだね九条君、魔王に会いたいのだが取り次いでくれないか?」
貴利矢の部屋を訪ねるサングラスの男がいたのである
ーーーー
「excellent!流石はチームマッドサイエンティストだ」
資料の出来に満足しているとヤクヅキは不満気味に
「まぁ逢魔の頭脳にして最凶の技術屋集団じゃからの」
「チームの合言葉が『科学の発展に犠牲はつきもの』って完全に戦兎さんに喧嘩売ってる点は問題だけどな」
「それで敵の正体は何だったのじゃ?」
「簡単に言っちゃうと別宇宙の生命体だよ」
その言葉にヤクヅキも驚く
「ほぉ、まさか連中が時空転移のような技術を有していたとは驚きじゃ」
「俺もそう思った…どうやら奴等の故郷でエネルギー危機が起こって一族の危機らしい、それでIS世界へ進軍しているらしいな」
「成る程の、つまり地球を新たな故郷にするのが目的なのじゃな!許せん!」
「え、何でそんな熱血な感じ」
「ならば未来の逢魔のエネルギーとなっておるゲッター線で焼き払ってくれるぅ!」
「安易に危険なものに頼るなぁ!!つか何でゲッター線とかあるの!!」
「これは悲鳴エネルギーのなかった未来のエネルギーじゃ!まぁ未来のお主がゲッター線浴びて進化しようとして見つけたのがキッカケじゃな」
「俺そんな危険思想持ちじゃないよ!」
「じゃが未来のお主は日光浴ならぬゲッター線浴や模造したプラズマスパーク浴を楽しんでおるぞ」
「は?プラズマスパークって…ウルトラマンの?」
「うむ、まぁ仕組みだけ解析して模造品じゃ浴びたらウルトラマンになるとかはないぞ」
「えぇ」
ーーーー
未来の逢魔
「おぉ…朝はやはりプラズマスパーク浴に限るぞい、いやゲッター線浴も捨て難いのぉ…まぁ良いか!うおおおお!やはりこれを浴びてると人間を辞めてる感じがするのじゃああああああ!!」
「大変です魔王様!」
「どうしたトルーパー?」
「はっ!逢魔領内でクォンタムサージを確認しました!」
「何じゃと!それは良い知らせじゃ、ちょっとクォンタムサージ浴びに行ってくりゅ!!」
「輝くメタルスボディーを手に入れてどうするつもりですか陛下ぁ!!」
「メタルヒーローなら慣れるかもしれん!」
「ヒーローに変身とか出来る訳でしょ!!」
ーーーー
そして現在
「あのクソジジイは未来でそんな危険な遊びをしているのかぁ!!」
『マグマ風呂を満喫してたお前が言うな!!』
「全く…しかしプラズマスパークなんて危険なものに手を出して…この悲鳴エネルギーの素晴らしさを分からない蛮族だなクソジジイも」
『その蛮族、未来のお前』
「違う!俺はアイツと違う未来を歩んでる!」
『違いは?』
「俺はクリーンでエコでパワフルそして最もプリミティブな持続可能エネルギーを使ってるぞ、仲間達は拷問でストレス発散出来て。その悲鳴が街のエネルギーになる…これぞ循環型社会!」
『他にもあるだろう!!』
「はぁ……それでその資料には何が書いてあるのじゃ?」
「まぁ当たらずしも遠からずって感じ」
「奴等の情報と今回の騒動の原因…どうやらISのコアが絶対天敵のいる宇宙のエネルギーに干渉しているらしいんだ」
「干渉?」
「この辺は束と調べないとダメだけど…どうやらISがその宇宙のエネルギーを吸収してるらしいんだ」
「では結論」
「俺が悪いな」
束が悪いと言わない辺りハルトにも責任感がある
「それならば…解決策はあるのか?」
「束と話して全部のISコアにエネルギーの対策パッチを当てたりすればOK」
「それだけか?」
「それだけって…ISコアが何個あるか忘れた?」
「あぁ、そうじゃったな」
百単位のコアを全部回収してそのパッチを当てないとならない……が!それは全部国に適切な管理がされてるのが前提だ つまり!
「亡国企業の連中が強奪したコアも回収しないとダメになる」
「お、それなら!」
「絶対天敵の被害拡大を抑える為に亡国企業を襲う」
「うむ!妾が好きな展開になってきたわ!」
「さぁーて、アウトサイダーズに声かけていくか最近暴れたそうにしてるし」
「アイツらは戦うのが大好きなフレンズじゃから暴れられるなら大歓迎じゃろうよ」
「本当、血の気が多いな」
「どの口が…」
「へ、陛下!!九条医院長から報告です!急ぎ陛下に会いたいと言う人物が!」
「貴利矢さんから……それドッキリじゃないよね?けど貴利矢さんの嘘なら喜んで乗せられますよ!!」
「王なら事の真贋を見極めるべきじゃハルト坊」
「無論です!その名前はー
その名前を聞いてハルトは顔をパァ!と綻ばせ直ぐに応接室に通すように伝えるのであった
応接室
そこにはサングラスが良く似合う壮年の男性がいたのである 男は此方に気付き紳士的な対応で
「初めまして、貴方が魔王ですか」
当然王様の格好でありながらもハルトは子供のように目を輝かせて挨拶する
「は、はい!!初めまして……貴方が」
「木野薫…医師をしておりました そして「仮面ライダーアナザーアギト」…よくご存知で」
「勿論ですともアギトの物語を知らないものが逢魔にいましょうか?いやいない!!実際 この国の王城にはイコン画を展示してますから!これは宮廷画家に書かせました!」
ドン!と逢魔本国には あのアギトopに出るイコン画を壁面に描いている
「はっはっはっ…いやぁお恥ずかしい」
「そんな事ありませんよ貴方のような医師としても仮面ライダーとしても素晴らしい人物にお会い出来て光栄です……あとその…サインください!!!」
と久しぶりに頭を下げてサイン色紙とペンを差し出すハルトの姿にアナザーライダー達は良かったねと笑う、正に実家のような安心感があったのである
「えぇ」
そして書かれたサイン色紙を抱きしめるハルトは ふと思う
「けど何で…木野さんが此処に…だって貴方あの時の戦いで…」
そう死んでいるのだと だが本人はフッと笑い
「簡単な事です、地獄から甦ったのですよ」
「地獄?いやいや貴方のような素晴らしい医者が地獄になんて落ちる訳ないでしょう!」
「そうでしょうか?」
「そうですとも、それでどうして逢魔に?」
「単刀直入に言えば…私を雇っていただけませんか?力は示してみせます」
「ん?力?」
「はい、噂には常々…逢魔王国という国は力ある者が正義、力こそが全てだと」
「そんな弱者を虐げるような国作りした覚えはないです!何で実力主義採用をそんな風に曲解してるのです!れ」
『いや全くその通り』
「相棒!?」
『逢魔はこのバカのノリと勢いと武勇で成立している国だ当然 その庇護や恩恵を預かるには相応の力が必要だろ?』
「だから違うって!!」
「で、お答えは?」
その問いにハルトは即答する
「勿論採用です!!私が貴方を闇医者ではなく光医者にしてみせますとも!」
『相棒!?落ち着け即答は考えものだぞ!』
「けど……あの木野薫さんが俺の所を訪ねてくれるというだけに足らず…逢魔で仕事をしたいと、そしてあのレジェンドライダーが逢魔に来てくれるなんて感動だよ…」
と涙ぐむハルトに木野は手土産があると言って布を被った何かを取り出したのである
「ではコレを」
「これは?」
「貴方への手土産です」
そう布を取り払い見せたものにハルトは愕然とし顔を青ざめさせた
「こ、これは!!」
同時刻
「どうして魔王ちゃんを1人でレジェンドライダーに会わせるなんて真似をしたのさ!カレンちゃんとかベルファストちゃんはどうしたの!!」
「その前にハルト坊が推しと出会った時にどんな対応をするか知っておろう!」
「先輩!!」
「じゃが待てお前達、ハルト坊は成長しておる今頃…冷静に会談をしておるじゃろう」
いやああああああああああ!!!
その事件性のある悲鳴に
「何も成長してなかったの」
「いやアレってさ普段の悲鳴と違うよね!」
「ハルト様が推しと出会った悲鳴はもう少し声が高い!」
「何でボク達 魔王様の悲鳴ソムリエになってるんですか!聞き慣れ過ぎでしょ!」
「本当に嫌な慣れじゃな」
ロイヤルガード達が慌てて走り出して部屋に入る
「魔王ちゃん大丈夫!!」
「ハルト様!!」
「おのれ仮面ライダー!!魔王様の好意に漬け込んで何してるんですか!!」
だが目の前には
「葦原さーーーーーん!!!!」
「「「「はぁ……」」」」
溶液に漬け込まれているギルスの残骸を見てハルトは号泣しながら両膝をついていたのである
「魔王ちゃん?」
「どうして……どうして葦原さんみたいな良い人が死んでしまうんやぁ!くそっ!こんな酷い事を一体誰が…やったんですか!絶対に許せない…駆逐してやるこの世から一匹残らず!!」
「これはシンフォギアなる歌姫達がいる世界で発見されました私が見つけた時にはもう…処置のしようが無かったのでふ」
「シンフォギアの世界で?……っ!アイツら…まさかライダーの力を狙って葦原さんを手にかけたのか!絶対に許さねぇ!!お前達!直ぐに出陣だ今までは俺達のサンドバッグとして存在を容認していたがもう遠慮はいらん!あの世界の人間を駆逐してやる……この世から一匹残らず!!」
「落ち着いて魔王ちゃん!遺体が見つかっただけで奴等が手にかけたとまでは言ってないよ!」
「推しを殺した世界ってだけで極刑だ!!あのギルスを此処までボロボロにしたんだぞ!奴等はとんでもない卑劣な作戦をして手にかけたと決まってる!今すぐにダイマジーンやライダーロボ軍団で地ならししてやる!!」
と直ぐに逢魔でメジャーな通信端末コムリンクを使い闘技場で日夜暴れ倒してる、アウトサイダーズや怪人軍団に招集をかける
闘技場
そこではカイデンバグスターとカリュブディスメギドが武器を交えた戦いをしていた筈だったのだが
「オラオラオラオラァ!」
何故か両者 武器を捨てて殴り合っていた 観客も思わず
「何故殴り合いを……これは武器を使った戦いではないのか…」
その呟きに逢魔の民は内心で
(一応はその筈です)
そしてカリュブディスが致命傷を負い爆散するが直ぐにアルターブックの力で復活する
「何故か怪人達見てると命の価値が軽く感じるな」
(ほっといても治ります、早いか遅いかの違いですよ)
そんな中 闘技場の電光掲示板にハルトの顔が出てくると怒りに満ちた顔で
【野郎ども異世界に出陣するぞ!さぁ皆殺しの時間だ!!慈悲も情けも遠慮はいらん!地獄を作れ!!殺した敵の数だけ報酬を出してやる!俺達を舐め腐った連中に思い知らせてやれ!誰を敵に回したかってな!!】
おおおおおおおおお!
と闘技場から聞こえる拍手喝采、ソレを聞いたウォズは溜息が溢れる
「何故この国の民は我が魔王の狂った空気に染められているのでしょうか…」
お前もじゃい!とは誰もツッコミを入れる事が出来なかったのは言うまでもない
ーーーー
しかし
「ですが今は目の前の事件を解決せねば!」
「そうだよ銀河帝国との戦いも待ってるんだよ!動員出来る兵力も少ないって!」
「まぁ魔王様とアウトサイダーズがいれば一週間で滅ぼせそうですけどねー」
「おい、ふざけておるのかフィーニス!!ハルト坊達なら1時間で滅ぼせるわ!!」
「………………むむむ」
「ってか、これ本当にギルスの死体?」
「ギルスだが葦原涼じゃないとか?」
「これは紛れもなくギルスですよ」
「そんなのは嘘とも言いたいが…」
ヤクヅキの目線は
「うわああああああああ!!!待っててください葦原さん!貴方を手にかけた愚かな『
「おい遂に人間を劣等種扱いしたぞ」
「あの世界にいる奴等だけだ!」
推しの遺体を見て発狂しているハルトの姿…うん
「このリアクションから察するに本物じゃな」
「ハルト様の推しセンサーは最早異能の類だ」
「ねぇ魔王ちゃん?」
「…………」
「魔王様!お気を確かに!!」
「あぁ!推しの死体を長時間見てるから心を病んだんだ!」
ハルトは泡吹いて気絶しかけていた
「……ハルト様なら蘇生可能じゃないか?」
「っ!!それだ!!」
とアナザージオウⅡウォッチで巻き戻しからの蘇生を図ろうとしたが
「その前に提案なのですが」
「何?」
「このギルスの遺体からアギト因子を抽出しませんか?」
「アギト因子とか何言ってんの?俺はギルスを助けるんだけど?」
「…………え」
「貴方だって医者なら多くの命を助けるのが使命と思ってませんでした?」
「確かに医者としてはそうですが…個人として…私は選ばれた人類のみがアギトへと進化すべきだと思います、それをこのアギト因子で行うのです」
「ま…前は【アギトは俺1人で良い】って言ってたじゃないですかぁ!!うわあああああ!!」
なんて解釈違い!とハルトが震えている
「推しの心変わりに……の……脳が……脳が震えるぅ…!」
「あぁ!魔王様が解釈違いで全身に拒絶反応が!」
「ハルト様!お気を確かに!!」
「ふぅ……ふう…だが推しの心変わりもちゃんと理解しその夢を応援するのが真のファン!!それだと言うのに何故、俺はその推しの深淵な考えを察する事が出来なかったんだ!この怠惰が!怠惰がぁー!」
と己の不甲斐なさから近くの壁にヘッドバットを決めてるハルトに木野はドン引きしていたが止めに入る
「お、落ち着いて下さい!!」
「しかし!現状維持に甘んじず常に上を目指すがモットーの俺が大事な推しの情報を更新していないという怠惰を許せないのです!!!」
何処ぞの大罪司教ばりに狂気してる魔王に木野は思わずヤクヅキを見て一言
「貴方達も止めるのを手伝ってください!」
しかしロイヤルガード達は割とこの辺のは日常なので異常と思ってなかった暫くヘッドバットし終えて満足したのか頭部の血を拭い冷静になったハルトは
「ふぅ…頭が冷えました…木野さん!是非その話を聞かせてください!!」
「その前に頭を診察した方が良いのでは?」
「安心せい、これがハルト坊の平常運転じゃ」
「それはそれで心配ですが……では話しましょう」
木野の話は以下の通り
ギルスの体からアギト因子を注入する事で選ばれた人間のみをアギト化させたいと
しかもそれには死に瀕した人の死に抗おうとする力がトリガーになっていると
結論
「仁さんのアマゾン細胞からアマゾン作るようなものか」
『規模感が違うがな』
「選別による人類の進化…か」
「はい」
「素晴らしいですよ!早速、とある世界で実験してくれない?」
「どんな世界ですか?」
「シンフォギア世界、とある連中によって危険が一杯、滅ぼしたいけど邪魔者が多い……後これが1番の理由で」
「何でしょう?」
「命の選別するなら良心がカケラも傷まないモルモットが多い世界の方が良いよね!あの世界に人間なんていらない…人間は皆殺しにするか怪人が上位の存在として君臨出来る世界にしてやる」
やはり魔王は魔王であった
「その研究を是非逢魔で支援させて下さい…そして木野さん良かったら医者としても逢魔に力を貸して下さい」
「当然です」
「そして全部終わらせて直ぐにシンフォギア世界に進軍だ、ギルスを手にかけた誰かについては……犯人は見つけ次第、この世全ての地獄を見せてやる」
ってな訳で
「ギルスの蘇生実験も並行して始めるぞ」
「我が魔王、その前に聞きたいのですが…何故ギルスの入っている容器を祭壇のようにしているのですか?」
そこには巨大な祭壇が用意されていたのだ
「そりゃ推しの御神体だぞ!丁重に扱わないと無礼だろうが!!所で皆はギルスのお墓デザインはピラミッド式か兵馬俑式か前方後円墳式のどれが良いと思う!!」
「そんなお墓作るとか最早国家事業じゃないですか!」
「その御神体から新たにアギト生み出してますよね」
「それは神の子…そしてアギトに進化した人類を危険視したアンノウンが襲い掛かる、そして人類は更にアギトへ進化する事になる…ふふふ面白いじゃないか」
「ダメだこの人…というより木野薫って正義の仮面ライダーでは無かったのですか!!」
「俺は、どっちかと言うと暴走した正義の人ってのが印象強いかな…それよりも俺は!また1人レジェンドライダー が仲間になってくれた事を嬉しく思う!!」
木野薫の加入というニュースが逢魔に激震が走る 木野さんはやはり医者としても優秀でありぶっ飛んだ思考になっていたが逢魔国内の医療施設では どんな病気も治せる名医と言われていた
そしてその裏ではシンフォギア世界でアギトを生み出す実験をしているのであった
「いやぁ木野さんが仲間に加わって今日も順風満帆!!」
「そしてシンフォギア世界に新たな厄災が現れたな」
『報告には受けていたが…ギル・アギトか』
『何かこっちのがアナザーアギトぽくね?』
『アナザーW……噛みつくぞ?』
『ひぃ!』
「ふふふ、新たな怪人の種が芽吹くのが楽しみだよ…そして」
ハルトは培養液に漬け込まれているギルスを前に
「安心してください葦原さん、どんな手を使ってでも貴方は必ず俺が蘇生してみせますので…」
狂気に浮かされた恍惚とした表情で呟く
『うわぁ相棒がヤンデレ化したぁ…』
『今ならナツキの気持ちが分かる、死体を目の前にヤンデレされるとか確かに怖いわ』
そしてギルス復活の為にもハルトは普段働いてない脳細胞を活発に働かせるのであった
そんな事など知らない周りはハルトに何か良い事があったんだろうなぁと思っていたが
後に
【新たなアナザーライダー、怪人がインストールされました】
世界の声が聞こえたのは言うまでもない
そしてハルトは千冬と束に絶対天敵の情報を共有するのであった
曰くISに類似した生命体 そして彼等の一族はISコアが吸引するエネルギーによって滅亡のピンチ それによってIS世界にやってきたのであったと
「そうか…分かったよ!じゃあ束さんが責任取って頑張るよ!」
「いやこれは俺の責任だ…」
「ハルくん…」
「束が責任を感じる事は何もないよ」
慰めるハルトは一息つくと
「一夏はどうしている?」
「え?いっくんなら…あの子達とデートしてるね」
「ならば……」
「うん!」
「「行くか!」」
「弟の邪魔はさせんぞ!!」
「千冬だって興味ないのか!義理の妹の事とか!」
「結婚しているが既に私には多くの義妹やら義娘がいるぞ?」
「それは置いといて…俺は一夏のデートを覗き見したいから、そこを退いてくれ千冬!!」
「退いて欲しくば私を超えていけぇ!」
「「行くゾォ!!」」
数分後 ハルトと束はタンコブを作りながら気絶していたのであった
覚醒後 束は全員のISコアの仕様変更に入るのであった
暇になったハルトはナツキを呼び出して卓球に興じていた
「行くぞ!ライトニングサーブ!」
「うおおお!危ねぇ!!」
放たれた文字通り雷撃のサーブを全力で回避したのである そうハルトは超能力で本物の雷のサーブを放ったのである
「どんどん行くよ!ライトニングサーブ!」
「殺す気か!!」
「んじゃ歌うか」
「辞めろ!この流れは不穏でしかない!」
ナツキに言われたので取り敢えず辞めると
「仕方ないなぁ…ふふん」
「何か、ご機嫌だな」
「うん!あの木野薫さんが逢魔で働いてくれるからね!」
「木野薫って…あの元祖アナザーアギト!」
ナツキのリアクションにハルトは肩にポンと手を置いて
「仮面ライダーアナザーアギト……だろ?ん?」
滅茶苦茶な圧をかけたのに思わず尋ねる
「そこ大事なの?」
「俺のアナザーアギトと木野さんが変身する仮面ライダーアナザーアギトは外見は同じだが別ものだ間違えるな、俺の半身と仮面ライダーをな」
「お、おう…それで?」
「シンフォギア世界の人類がアギトに進化するようにさせるって」
「え…それ大丈夫な奴?アンノウン出てこない?」
「んで進化出来ない人類はいらないし、逢魔の民になる資格があるかどうか選別するって言ってた!」
「闇堕ちとか…ちょっと待て!そんな真似許されないだろ!」
「全人類アギト化計画とか凄くね!」
「俺は…人間だ!」
「死に戻れるテメェが普通の人間な訳ねぇだろう!今直ぐ氷川さんに謝れえええ!!」
「ぐぎゃああああ!」
ナツキにキャメルクラッチを決め軽くナツキの背骨をへし折った後、ハルトは思い出したように
「そういやぁ新しいアナザーライダーが来たんだよ」
「どんな奴?」
「アナザーG6.G7だよ」
「……G5は?」
「乞うご期待だな」
「不穏だけど、2号系列…っ!まさか俺に預けてくれるのか!」
「それをやりたくば2メートルある箸でシャボンフルーツを掴んで持ち上げて見せろ」
「絹ごし豆腐の箸掴みレベル999じゃないか!」
ナツキは涙目になるのであった
その頃 一夏はホタルとデートをしていた楽しんでいるが一夏の内心は台風のように荒れ狂っていた
「(やべええ!この状況どうしたら良いんだぁ!)」
鈍感過ぎた代償である
「あ、一夏!次は彼処に行こう!」
「おう!」
しかし一夏は思考と行動を切り分けられていたのである 因みに
「やれやれだぜ、イチカも初々しいな」
と肩を竦めるクロスウィザードが見守っていたりする
「よしそれなら…」
『ホッパー!(何する気?)』
一肌脱いでやろうとクロスウィザードが手を頭上に掲げると
「我が名はクロスウィザード!レベルNo.Xのケミーにして劇場版でメインを張ったもの!さぁ一夏よ我が契約者にして友…この身に宿る力を汝は欲するか?」
『ホッパー!(キャラ間違えてる!キャラ間違えてるよ!』
「さぁ、その深淵を除く覚悟をせよ!」
『ホッパー!!(何やろうとしてんだ!)』
「エクスプロー『ホッパー!(言わせねぇよ!!)』ははは!そんな事をやる訳じゃないか!」
『スチーム!(騙したな!)』
「嘘はとびきりの愛なんだよ!」
『ホッパー!(テメェ、ちょっと面貸せや!)』
何故か友達が悪ふざけしているような声が聞こえたが空耳だろうと
「どうしたの?」
「いや……何でもない」
「そう……あ、ついたよ!」
と一夏とホタルは水族館デートをしていたのである
その前には何を着ていくか悩んでいたのを相談した銀狼に装甲を纏えと言われて怒った事もあったが…まさか専用機になっているファイヤフライの事だとは思わなかった…
そして、今は水槽にいる魚を見ていたのだが
「……」
「もうダメだよ一夏、魚を見て美味しそうとか思ったら」
「何で分かったんだよ」
「だって一夏が考えそうな事だもん」
「ごめん…アジみて塩焼き、なめろう、フライとかエビみて天ぷらとか色々連想してた」
「考え過ぎだよ、もう!」
「ごめんって…へぇ…ここは鮭も展示してるんだ」
「そうみたいだね」
「鮭か……」
「どうしたの?」
「いや何でかハル兄はクリスマスにはシャケだ!って言って毎年、クリスマスはシャケ料理になるんだよ」
因みに昨年は
【ハル兄!偶にはチキンを食べたい!】
【馬鹿者めクリスマスはシャケだ!!】
【そんなの絶対おかしいよハル兄!!】
【なら証明しろ、クリスマスにチキンが食べたいならば俺を倒してからにするんだな!】
【言ったな!!者どもかかれぇ!!】
【そんなにいるの!?】
そんな理由で逢魔の闘技場でクリスマスにはチキン食べたい派が毎年ハルトに反旗を翻すのが定番化している
「そうなんだ」
「けど前に逢魔に仲間入りしたベニサケ怪人にサケ出すと共喰いになるからって別メニュー出すんだよ…あの人…モチーフが同じ怪人は共喰いになるからってちゃんと気遣って料理作るんだよ」
「見た目によらずに気遣い出来るんだ」
「普段から想像出来ないけどハル兄は身内には滅茶苦茶優しいからな」
ただ前にギノガに対してキノコのポタージュスープを振る舞った事件もあったのは知る人ぞ知る事件である
「さっきの話だけどさ…鮭の怪人って強いの?」
「それ前に聞いたんだけど川を逆流させたりするらしい」
「川を逆流……何か凄いね…」
と良い話題かは分からないが盛り上がる2人であるが一夏は
「なぁホタル」
「何?」
「その…前から思ってたんだけどさ」
「う、うん…」
「絶対天敵の奴等に何かトラウマでもあるのか?」
「え?」
「何というか戦い方に感情が載ってたというか…珍しいなぁって」
「そ、そうだね…昔色々あったから」
何か物憂げな表情を見て思う
「そうか…」
人には触れられたくない過去の一つや二つあるそれは数多の世界を旅して心身共に成長したからこそ分かる事だ…少なくとも
【ハルきち、人間じゃないってよ】
【シッテル】
何て言って普通にしてる義兄が異常なだけだと普通なら自分がゲーム病と知って消滅したりするくらいの驚きの筈だ
「俺はホタルが何者であっても関係ないよ」
「え?」
「えと…その…大事な人だからさ、どんな事があっても俺はホタルの味方だからさ…その…遠慮なく頼って欲しいなぁ…って」
「………ありがとう一夏」
「へへ…」
とまぁ初々しいやり取りをしている時に鳴り響く警報 そして現れるは人型の絶対天敵である
「くそッ!こんな時に!!ホタルは下がって!行くよ皆!!」
『ホッパー1!スチームライナー!』
「変身!!」
『ガッチャーーンコ!スチームホッパー!!』
「はぁ!」
一夏はガッチャードに変身して絶対天敵と戦闘に入るのであった
予告
絶対天敵の強襲に迎撃する一夏、しかしその場で漁夫の利を狙う輩が…
一方襲撃を知ったハルトは…
次回 見えざる敵 お楽しみに!
オマケ短編
初怪人
「魔王様」
「どうした死神博士?」
「はっ!我々が逢魔の傘下に降り始めて以降 逢魔の技術で誕生した怪人が完成したのでその報告をと」
「それはめでたいな、それでどんな怪人なんだ?」
「はっ!昨今の人間社会を震撼させている生物を素体にしました!」
「おぉ!」
「さぁ出てこい!アニサキス怪人!!」
「お初にお目にかかります!」
「おい死神博士!他にも何か強そうな生物がいなかったのか!君も改造ベースがアニサキスで良かったの!?」
「それもこのアニサキス怪人の力を聞いてからにしてください」
「そうだな…アニサキス怪人よ、お前の能力を教えてくれ」
「はっ!私の能力は生魚に分身体を仕込めるのです」
「そのまんまアニサキスだな」
「そしてその分身体は食べた人間に寄生し、その人間の養分を吸収する事で…分身体は成長し最後は帰省した人間の体内を突き破って現れます!」
「そして此奴の力を使い日本の漁業を狂わせ最終的には日本経済へ打撃を与える計画もあります!」
「予想以上の極悪性能に俺はビックリしてるよ!スゲェなアニサキス怪人!!そして流石はショッカー脅威のメカニズム!!」
とんでもない怪人が生まれたとハルトは驚くのであったが
「それ日本の食品衛生を擦り抜けれる?」
「……改良させていただきます!」
「せめて耐熱、対冷凍能力は付与しておけよ!!」