無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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見えざる敵

 

 

前回のあらすじ

 

木野薫が加入しシンフォギア世界でアギト覚醒を起こそうとしているハルト、そんな中 人型の絶対天敵が一夏のデートを邪魔しに来たのであった!

 

 

「ハル兄が言っていた……人のデートを邪魔する奴ぁ…木場さん事 ホースオルフェノク激情態に踏み潰されてしまえと!!」

 

『ホッパー!(いや、あの人もそこまでは言わないぞ!)』

 

言っていますよホッパー1

 

『ホッパー!(嘘だろ!)』

 

 

『スチーム!(しかしこの個体はハルトでも手古摺る奴、俺達で勝てるのか?)』

 

 

「勝てるかじゃない勝つんだよ!!」

 

『スチームホッパー!フィーバー!!』

 

 

熱血主人公のような覚醒にケミー達は驚くも流石に水族館の中では戦い難い 地形もあるし逃げる人もいるのだ 今の必殺技だって見事に防がれてしまう

 

 

「………よし!」

 

 

ならば!と一夏はケミーの力を借りるのであった

 

 

その頃ハルトはナツキと卓球に興じていたが

 

 

「何!一夏が絶対天敵に襲われているだと!」

 

 

またしても何も知らないランゴ兄さんと同じ反応をしていた

 

 

「ホタル達もいるじゃん!すぐに加勢に行かないと!」

 

 

「お黙り!」

 

 

「ぎゃああ!」

 

 

ナツキは走り出そうとしたがハルトの錬金術により近くの看板が歪曲してナツキを拘束する、そう!あの北條巻きを実行したのだ

 

 

「コレでよし…伝説の北條巻きだ光栄に思うと良い」

 

 

「良くねぇよ!!何だコレは直ぐに解放しろ!」

 

 

「…………」パシャリ

 

 

「おいスマホで撮影してないで助けてくれよ!ハルト!思い出すんだ!本当の自分を!優しい心を!!」

 

 

「イェーイ!みんなー!みってるぅ!」

 

 

「人の心とかないんか!!」

 

 

「あぁ……今の俺は人間 常葉ハルトの残滓があるだけの怪人だからな身内と推し以外に注ぐ優しさなんて消えちまったよ」

 

『寧ろ推しへの愛が残滓とか言えない位に濃厚過ぎるんだが?』

 

 

「シレッとシリアスな事言うな!」

 

 

「よっ!」パシャ!

 

 

「自撮りもするなぁ!!お前は義弟の事がどうなっても良いのか!!」

 

 

「ん?一夏なら問題ねぇよ、まさか……この俺が一夏をコネで四天王に採用したとか思ってねぇよな?」

 

 

「ぶっちゃけあの当時の状況的なコネ人事と思ってました!」

 

 

この男は日夜、四天王始め逢魔の要職を狙うもの達が鎬を削っているのを知らないのかと冷めた目で見ていた…そして

 

 

「よし、このまま鉄板を加熱してやろうか…いや待てよ……えーとナツキを捕縛したから後は好きにしろ…送信」

 

 

「おい待て、今のは」

 

 

「マドカに連絡した」

 

 

「っ!!」

 

 

「この工事注意の鉄板は俺が試しに作ったルナメタルで構成されている」

 

 

「ルナメタル?Wの?」

 

 

「違う、ファイズ達の装甲材の方だぞ!」

 

 

「何、貴重な金属をこんなバカな使い方してんの!」

 

 

「応用を考えて色々してんだ、大丈夫時間を巻き戻せば素材まで戻るから……それより聞こえるだろう!狩人が獲物を追い込む足音が!」

 

 

「っ!!」

 

 

「んじゃ、CIAO!!」

 

 

「この裏切り者おおおお!」

 

 

「最初から裏切った覚えはないが?」

 

 

「ナツキ?」

 

 

「ひぎゃあああああ!!」

 

 

ナツキの断末魔を背中にハルトは

 

 

「よし取り敢えず見守りに行きますか」

 

『良いのか?』

 

 

「お前達もか…あのな一夏は誰の弟だと思っているのさ、一夏には俺の戦い方を叩き込んでるんだよ!」

 

『だから心配なんだよ!』

 

『前にワープテラを使って、フェニックスの胃袋に直接バーニングネロの辛味成分とサボニードルの針を転移投入しただろう!』

 

 

「それ位普通じゃね?俺なら…フォトンブラッドやヘルヘイムの果実をぶち込むぞ?」

 

 

「え?」『え?』

 

 

 

そしてハルトは一夏のいる水族館に向かおうとしたが

 

 

「何!石化状態のアークル発売だとおおおおお!うおおお!こうしちゃいられねぇ予約せねば!」

 

 

『この非常事態に!?』

 

『落ち着け相棒!それは光らない!鳴らない!観賞用ベルトだぞ!』

 

 

「光らない?鳴らない?まさかその程度の事で俺が購入を止めると?……ふざけんな!俺の中でクウガいつでもどこでもキラキラ輝いてるし、彼の勇姿はいつでも俺の心臓を高鳴らせてくれるんだよ!!そして観賞用ならば直ぐに棺と石像につけて祭壇を作るんだああ!」

 

 

『誰か、この狂信者なんとかしろ!!!!』

 

『つか注文しても此処は異世界だから届かないんじゃね?』

 

 

「………っ!!」

 

 

この時の絶望したハルトの表情は今まで見たどんな絶望よりも凄かったとアナザーライダー達は後に語った

 

 

その頃

 

 

「どうしたら……そうだ!皆の力を貸してくれ!」

 

 

『テンライナー!Xホッパー!ガッチャーーンコ!!プラチナガッチャード!!』

 

 

「っしゃあ!」

 

一夏はプラチナガッチャードに変身しケミーの力を借りる事にした

 

 

『ユニゾン!ワープテラ!サボニードル!!ガッチャーーンコ!!』

 

 

『プラチナシュート!!ライナー!ホッパー!フィーバー!!』

 

 

するとプラチナガッチャードは目の前に現れた虚空に手を突っ込むと 何という事でしょう

 

絶対天敵の体内からサボニードルの針が現れ見事な串刺しにされたではありませんか!

 

 

「これぞハル兄直伝 回避不能な死の転送!!」

 

『ホッパー!(相変わらず容赦ねぇ!)』

 

 

そして!

 

 

『ユニゾン!ライデンジ!キャッチュラ!プラチナシュート!『ホッパー!』『ライナー!』フィーバー!!』

 

 

その針にキャッチュラの糸を当ててライデンジの力で電流を流す その電撃は絶対天敵の外骨格を貫通 体内まで生えているサボニードルの針を通しダメージを通す 何ならサボニードルの針が電撃で熱を帯び赤熱化する事で熱ダメージまで追加で発生している

 

 

ホタルもいや流石にコレはと引いていたが狭い場所て戦うには良い選択肢であるのは言うまでもない

 

 

「今だ!ゴルドダッシュ!」

 

『ダーッシュ!』

 

『UFO-X!』

 

 

UFO-Xが絶対天敵を吸い上げると技と落下させるとゴルドダッシュで跳ね飛ばし加速 車体に押し付けながら走り出す

 

 

目的地に到着し急ブレーキをかけると慣性の法則により良く吹き飛ぶのであった

 

ーーーー

 

その頃 丁度現着したハルトは一夏の急ブレーキからの跳ね飛ばしを

 

 

「親の顔より見た轢き逃げの光景!!」

 

 

そう言ったという

 

 

ーーーー

 

 

そんな事知らない一夏は

 

 

「そう、人気のない広い場所なら思い切り必殺技を使って良いってハル兄が言ってた!」

 

『ホッパー!(それクウガの世界だけ!!)』

 

 

まぁ安全に配慮してる辺り一夏は優しい これがハルトだったらお察しの通り マキシマムハイパーサイクロンで周囲を焼き払うだろう

 

 

「さぁ……人のデートを邪魔した奴には相応に仕返ししないとなぁ」

 

 

一夏も珍しく怒っていたのである

 

 

「!!」

 

 

「あのさ…ごちゃごちゃ五月蝿いよ」

 

『ユニゾン!ゲキオコプター!マッドウィール!ガッチャーーンコ!!プラチナシュート!『ライナー!』『ホッパー!』FEVER!!』

 

 

右手にプロペラ型エネルギーを召喚するとマッドウィールの力で加速、絶対天敵の顔面目掛けて回転するプロペラエネルギーがぶつけられた

 

 

「!!!!!」

 

 

外骨格で如何に守ろうとも0距離でプロペラで切り刻まれるのだから恐怖でしかないだろう 絶対天敵は足払いでガッチャードの姿勢を崩して飛翔するが

 

 

「逃がさないって言ってるだろ?」

 

 

直ぐにスチームホッパーに戻ると以前レジェンドハルトから貰ったレジェンドライダーカード(ケミー付きver)を取り出した

 

『クウガ!ファイズ!!ガッチャーーンコ!エクシードマイティ!!』

 

 

ガッチャードに伝説の力が加わる その姿は夢と冒険を楽しみ守る古代と現代が重なる戦士

 

ガッチャード・エクシードマイティに変身 

 

 

そして直ぐに必殺技を発動した

 

 

『仮面ライダー!FEVER!!』

 

 

最初にマーカーを撃ち込まれた絶対天敵は空中で静止する それを見逃す筈もなくエクシードマイティは跳躍してゴウラム型エネルギーを合体したライダーキックを放つ それはマーカーを貫通させ 絶対天敵はΦの文字と共に爆砕して花火となったのである

 

 

これを見た一夏は内心で【そりゃ、クウガが技使う時、周りが市街地に配慮した戦いになるわ!】と思う程だった…しかし一夏!その威力はライジング以降のフォームに限定されるぞ!

 

 

「生け取りにした方が良かったかな…死体でも…そうだファイズの力を使ったから灰化してるのかなぁ」

 

 

そうボヤきながら変身解除し、何か残ってないか海の周りを探していると

 

 

「一夏!」

 

 

ホタルが慌てた様子で駆け寄ってくる

 

 

「ホタル!大丈夫だった!」

 

 

「うん…あの後 ハルトさん達が来て助けてくれたから」

 

 

「だろうなぁ…ちっ!何かハル兄に良い所を取られた気がする」

 

 

「ふふふ…きっと、一夏が心配だったんだよ」

 

 

「いや、どっちかと言うと暴れたいだけだと思う」

 

 

「それは流石に「ホタルはハル兄の事を何も分かってない!」え?」

 

 

まるでCodeの闇を分かってないからと説明するノクスばりに一夏は話す

 

 

「ハル兄の頭は料理と仮面ライダーとお嫁さん達と暴れる事で締められてるんだ!そんなハル兄が困っている人を助けるなんて人間的に殊勝な事をする訳がない!」

 

 

ーーー

 

 

ある時

 

 

「ねぇハル兄?」

 

 

「何?」

 

 

「どうしてハル兄は行った世界を救ったりするのにどうして虐殺とかもするの?」

 

 

「そりゃ良い事した後なら凄い悪い事しても許されるからだよ、ほら映画のガキ大将はカッコ良いけど日常回だとヤベー奴だろ?その辺のギャップが良いんだ」

 

 

「それ何か違くない?」

 

 

「違くないぞー、例えば俺はフィーネを止めるのに手を貸したから俺は今あの世界をサンドバッグにして楽しんでる」

 

 

「確実にそのフィーネって奴よりやばい事してるよね」

 

 

「大丈夫大丈夫、知ってるだろ一夏?何せあの世界は俺の名前を騙って悪事をしてた連中がいたからな…俺の名誉毀損されたから物理的にやり返しただけだ」

 

『その結果が今までの攻撃と』

 

 

「奴等に慈悲はない!!」

 

 

「その規模感がおかしいって」

 

 

「それを楽しめるのは俺達の特権、それに」

 

 

窓を開けるとハルト麾下の怪人軍団が叫ぶ

 

 

【ボランティアって何するんだろうね?】

 

【分からないけど魔王の事だから楽しそうな事だよ!】

 

と呑気な眼魔とロイミュード達の横でグロンギとグラニュート、オーバーロードインベス達は

 

 

【【【暴力!暴力!!暴力!!!】】】

 

 

ボランティアなんてやってられるか!と抗議していた

 

 

「うわぁ…」

 

 

「逢魔では敵に向けて振るう暴力は美徳だからな皆もボランティアは楽しいと思うぞ」

 

『ボランティアと暴力って対義語だと思うぞ?』

 

 

【ハルト様についていって良い事したら…その後にはもっと沢山暴れられるからな!!】

 

 

そしてハルトはお立ち台に登りマイクを持つと

 

「そうとも!だから今日はとある世界にある街の清掃ボランティアをするんだ!」

 

『すごい!ここまでボランティアという言葉が似合わない男と集団はそういないぞ!』

 

 

おおおおお!と大歓声が湧き上がるが一夏は 怪人達がゴミ拾いしている光景を想像して何も言えずにいたかハルトは

 

 

「今日も頑張ろう!!清掃活動!!」

 

 

「ん?」

 

 

一夏は何故 清掃活動と念押しするのか気になった

 

 

【おおおお!】

 

 

「ねぇハル兄、清掃活動って何するの?」

 

 

「そりゃ決まっている街のゴミを拾って集めて捨てるボランティアだよ」

 

 

「そのゴミって人間とか逢魔の敵ってオチないよね?」

 

 

「………そんな訳ないじゃん!酷いよ一夏!俺の事をそう思ってたんだ!」

 

 

「あ、ごめん…ハル兄、そうだよね俺…誤ー

 

 

「その通りだ、あの世界のスラム街に毒を撒けえ!これが逢魔式!街の清掃ボランティアだ!」

 

 

「おいマジか」

 

 

ーーー

 

 

 

「ってな感じな事あったから俺はあの人の倫理観はドブカスって言ったんだ、って感じでハル兄は困っている人を見かけたら更に困らせるヤベー奴なんですよぉ!」

 

 

「あ…」

 

 

ホタルのリアクションに一夏は察したが手遅れだった

 

 

『なーにー!!!』

 

 

「知らない間に色々言うようになったじゃないか一夏」

 

 

「は、ハル兄…」

 

 

「お前のピンチと聞いて心配して来てみたら言ってくれるじゃないか」

 

『やっちまったな!』

 

 

「え、まじで?」

 

 

「家族だから心配するに決まってんだろうがぁ!」

 

 

とハルトは一夏の腕と首元を掴み

 

 

『男は黙って!』

 

 

「ハルト流!織斑一夏、背負い投げ!!」

 

 

「ごふっ!」

 

 

『1本!!』

 

 

「助けに来た人を背負い投げしてどうするのですか」

 

一緒に来たカレンは何してんだよというテンションで見ていた

 

 

「なぁに今日のヒーローは頑張ったからな、後は俺に任せとけ」

 

 

「え?……っ!!」

 

 

ホタルが目線を上げると陽光すらさえぎる程の絶対天敵の大軍である

 

 

「あ……あぁ…」

 

ホタルはかつての記憶が蘇る 鉄騎として戦ってた頃の…しかし

 

 

「てて……っ!何あの数!!」

 

 

蝗害とはこんな感じなのだろうという光景が広がっていたが

 

 

「どうやら奴等は漁夫の利を狙いに来たのだろうがそうはいかないぞ、安心しろ!俺1人で蹴散らしてくれる!」

 

『俺達な』

 

 

「そうとも言う!!」

 

 

「無理だハル兄!直ぐに逃げようぜ!」

 

 

「何を言ってる奴等など此処で全部叩き潰してくれる!つか王が尻尾巻いて逃げるとか情けない真似が出来るかぁ!!」

 

 

「普通の倫理観なら、この規模の大群見たら逃げる一択だよ!本能がそう叫んでるよ!」

 

 

「お前……400話位一緒にいるのに俺にまだ普通の倫理観があると思ってんのか!まじウケる!」

 

『ドヤ顔するな!!』

 

『やっぱコイツの倫理観ブレーキ壊れてるな、この間、通販で届いた奴をつけてみたが欠陥品だったか…後でクーリングオフしようぜ』

 

『クーリングオフ出来るの!?』

 

 

 

「そうだった…ハル兄に逃げるなんて選択肢や倫理観がなかった…」

 

 

「えぇ…」

 

 

「座右の銘は、いつでも何処でも正面突破ァ!」

 

『実家のような安心感!』

 

 

「む!主、亡国企業を見つけました!」

 

 

「何!!」

 

とカレンが指差した先に

 

 

「あら気づいてたのね、あの時の借りを返しに来たわ」

 

 

それは以前の事件で逃げ出した オータムとスコールの2人 どうやら前回のトラウマは乗り越えたようだ

 

 

「わぁ、ウルティマとヤクヅキの拷問を受けて再起するとか凄いな」

 

 

「あの拷問を受けたのですか!」

 

 

カレンですら驚く、それだけあの拷問が苛烈という事だ 何せ 悪い事したらヤクヅキから拷問されると母親が子供の躾に使う位である

 

 

「けど、こりゃ都合が良い」

 

 

ハルトからしたら亡国企業のISを回収して絶対天敵対策パッチを当てないといけないのだ

 

 

「こっちは任せて、主は虫の大群を」

 

 

カレンの顔を見てハルトは当然とばかりに

 

 

「背中は任せたぞ、カレン」

 

 

「はっ!」

 

 

「だ、大丈夫なの?カレンさんで…」

 

 

「大丈夫、あの人もあの人で強いよ…つかハル兄に槍術教えたのあの人だし!てかまだ槍術だとハル兄勝てないし!」

 

 

「そうなんだ」

 

 

「それに…あの人は出来ると思った人にしか頼まないから」

 

 

「えぇ…故に主の騎士として恥じない姿を見せないとなりません…一夏君は彼女を安全な場所へ」

 

 

「けど!「貴方に何かあるとオリガが困りますので」っ!ありがとう!」

 

 

2人は逃げようとするが させないと襲い掛かろうとする2人に対して

 

 

「主から賜りし力を見せる時が遂に来ましたね」

 

 

「あら貴女が相手してくれるのかしら」

 

 

「えぇ私は主の騎士として敵を討つのみ」

 

そしてカレンが取り出したのはランスバックルと変身用のラウズカードである

 

 

「変身!」

 

『OPEN UP!』

 

 

オリハルコンエレメントに包まれ仮面ライダーランスへの変身を完了させるとランスラウザーを構えて いざ参る!と2人相手に戦闘を開始したのである

 

 

 

そしてハルトは

 

『んで、この数をどう処理するつもりだ?』

 

『奴等…横に広く展開してるな、これだとマキシマムハイパーサイクロンやタイフーンを使うにしても効果が弱まるぞ?』

 

 

「ふふふ……はーはっははははは!!お前達は俺が何も考えなしに此処は任せろ!と言ったと思っているのか!!」

 

『違うのか?』

 

『おぉ!流石だな相棒!!』

 

『お前達、いい加減に学べ』

 

 

 

ふっ、と笑いハルトは一言

 

 

「そうだ何も考えていない!!」ドヤァ!

 

 

悪びれない態度、やはり考えなしだった

 

 

『やっぱりか』

 

『もうやだよ、この脳筋魔王!!』

 

『おい、どうするんだよ!呑気にカッコつけてる場合か!!』

 

 

「まぁ考えなしではあるけど無策ではないのよ」

 

『嘘つけ!!』

 

 

「はぁ仕方ない……化身」

 

『ゼッツ』

 

 

ハルトはアナザーゼッツに化身すると取り出したカプセムを胸に添える

 

 

『グラビティ』

 

 

グラビティカプセムを起動しフォームチェンジ そのまま右手を頭上に掲げると極小のブラックホールが現れると 吸引力の落ちない掃除機ばりの力で絶対天敵達を吸い込み始めたのである

 

 

「はーはっはははは!こりゃ気分が良いなぁ!」

 

『ダメだろ!このまま吸引したら地球環境が激変してしまうぞ!』

 

 

「それは困るな」

 

 

そう呟くとアナザーゼッツはフィジカムインパクトに戻り様子見する

 

 

『あれ?なんか素直に辞めたな、どうして?』

 

 

「当たり前だろ?ここは束や千冬や一夏達と俺の大事な家族が生まれ育った世界だからな!」

 

『キャロルのいる世界にもその優しさを向けてくれよ!』

 

 

「え……あの世界ってキャロルが分解して調べようとしたじゃん、あの世界ってキャロルの実験場って事じゃないの!?」

 

 

『違うわ!』

 

『おいキャロルを呼んで事情を説明して貰おうぜぇ!』

 

『ジーク、キャロルさんだ!新人!重要だから間違えるんじゃねぇ!!』

 

 

何故かハルトの精神世界では賑やかなことになっているが 

 

 

「ならコレだぁ!」

 

『フォーゼ…マグネット・オン!』

 

 

アナザーフォーゼに化身したハルトはマグネットステイツになると

 

 

『リミットブレイク!!』

 

 

「アナザー超電磁ボンバー!!」

 

 

高磁力の砲弾が敵中央に着弾 するとその中央に絶対天敵が集まり始め 磁力により圧縮、圧殺、爆散のオンパレードである

 

 

『う、うわぁ…』

 

『あの技、生身の人間に撃たなくて良かったな』

 

 

「おいおい仮面ライダーが生身の人間に必殺技を撃ち込むなんて……あぁ」

 

 

そういやぁディエンドが召喚したデルタが士さんにルシファーズハンマー使った事件があったなと思い出す やはりケースバイケースだろう

 

 

それを連弾でお見舞いする 狙った所に磁力砲を撃ち込むだけの簡単なお仕事でした

 

 

気づくとそこには さっきまで命だった絶対天敵だったものが辺り一面に転がっていた

 

 

「何も殺さず生きられない〜♪」

 

 

そう歌いながら死体蹴りしているハルトに

 

『最近のお前が言うと違う意味に聞こえるから怖いんだよ!!』

 

 

「カレン、終わったから手を貸そうか?」

 

 

変身解除して一息つき騎士に尋ねるハルトは

 

 

「もう終わってます」

 

 

肩に槍を担ぐカレン、その足元にはタンコブ作って気絶している亡国企業の2人がいた

 

 

「さっすが!」

 

 

「主の騎士として当然の事をしたまでです」

 

 

「ありがとう、カレン」

 

 

「はっ!そしてISは此方になります!」

 

 

「よし、後はこれを束の所に持って行って対策パッチを当てれば完了だな…おーい大丈夫か一夏?」

 

 

「あ、あぁ…何というか凄まじいね」

 

 

「何?俺が凄まじき戦士だと?おいおい一夏、そこまで俺を褒めなくて良いんだぞ〜俺が凄まじき戦士なんて…………恐れ多いわ!ふざけんじゃねぇ!!」

 

 

デレデレになったと思ったらマジギレする光景に

 

 

「ええええ!」

 

 

『よし!今日も相棒の情緒は変わらず不安定だな!!』

 

 

「それで…これからどうするの?」

 

 

「ん…取り敢えず束と俺でコアに対策パッチを当てる手筈になってる、それが完了したらおしまいだけど…」

 

 

ハルトは先程まで相対した敵の物量を見て疑問に思う

 

 

「コイツらどうやってこの数送り込んだんだ?」

 

 

「え、そりゃあ奴等由来の技術があるんじゃないの?星を跨いで地球に来るような奴等じゃないか?」

 

 

「だとしても数が多すぎる、攻撃に本腰入れたにしてもこの数の到来を束や俺達のセンサーが見逃すとは思えない」

 

 

考え過ぎかと切り捨てるにはもったいない疑問それは日頃から束達のような天才と接していたからこそ分かるが

 

 

「何かしらの外的要因?」

 

 

世迷言と取られるがオーロラカーテンやらポータルやら異世界渡航しているのが日常のハルト達だから至る思想

 

 

オーロラカーテンやポータル関連…いや、まさか

 

 

そこで一つの回答が出る

 

 

「まさか奴等、あの時の…」

 

 

ハルトが最初に絶対天敵と相対した時に使ったアレが影響したのでは…仮説にしては十分過ぎる根拠もあるとならば 後は検証するしかないが

 

 

 

「ふむ」

 

 

「その前に何思いついたか話だけでも聞かせて!でないとこっちも困るから!」

 

 

「そうだな一旦場所を移す、その前に亡国企業の2人は……ヤクヅキ」

 

 

「此処におるぞ!」

 

 

「やれ」

 

 

その一言で一夏は両手を合わせて憐れんだ…かつて自分を攫ったテロリストであっても同情せざるを得ないのが逢魔式の拷問である 

 

 

「任せておれ!」

 

 

「一応厳命しておく……デスソースは使うな」

 

 

そう言ってヤクヅキが2人の首根っこ掴みオーロラカーテンに消えた 恐らく質問するのだろうと

 

 

「それ拷問じゃないの?」

 

 

「そうとも言うな、よし一旦IS学園に戻るぞ」

 

 

そう言うとハルトはローズアタッカーを取り出して乗り込む一夏も乗ろうとしたが

 

 

「悪いな一夏!このバイクは二人乗りなんだ」

 

 

とカレンを載せたのである

 

 

「はぁ!」

 

 

「お前はゴルドダッシュに乗って帰れ」

 

 

「え……あ!!」

 

 

一夏は後ろでオロオロしているホタルを見た 成る程

 

 

「ありがとうハル兄!」

 

 

「何の事かさっぱりだ」

 

 

と言ってアクセルを蒸し離れるハルトであった

 

 

「ホタル、その……良かったら乗ってく?」

 

 

「うん!」

 

 

そして二人乗りしてIS学園に帰還したのである

 

 

 

そして帰還して一番 一夏が見たのは

 

 

「うわあああああ!」

 

 

何故か号泣しているハルトと仁王立ちの千冬

 

 

何だ日常かと切り捨てて離れたい一夏だったが先程の疑問について聞かずにはいられなかった

 

 

「何してんのハル兄?」

 

 

「さっきの大暴れが千冬にバレて怒られてるぜ!」

 

 

「当たり前だ!何故あの数を1人で蹴散らせると考える!!」

 

 

「俺達だから!」

 

 

「そこに直れえ!」

 

 

「ちょっと千冬姉待ってくれない」

 

 

「どうした?」

 

 

「ハル兄、さっき絶対天敵は何でアレだけの大軍を送り込めたのか?の答え教えてくれない?」

 

 

「ん?あぁ」

 

 

「どう言う事だ?」

 

 

「ハウンド達の話だとハイパージャンプ…惑星間移動って滅茶苦茶なエネルギーや動力が必要なんだって」

 

 

「うん」

 

 

「それなのに奴等はこれでもかって物量戦出来てるそれは何故かって話」

 

 

「それは地球に巣でもあるんじゃないかって話では?」

 

 

「多分、前提がズレてる奴等は逢魔のポータルみたいな技術で転移してる」

 

 

「っ!!」

 

 

「最初の連中はハイパージャンプの原理で飛んだと思うけど最近来てる奴らは…多分時空の裂け目からやってきてる」

 

 

「???」

 

 

 

「何というのか……前までは

 

 

母星→遠い距離→地球

 

 

「自力で飛んで来てるけど最近のは」

 

 

母星→時空の裂け目で短縮→地球

 

「ってなショートカットコースを見つけたのかそれを利用してるって感じ」

 

 

「根拠は?」

 

 

「俺がハイパーゼクター使ったから…かな」

 

 

「何故そうなる?」

 

 

「え?」

 

 

ホタルと最初に出会った時 ハルトはアナザーハイパーカブトに変身した事を思い出した

 

 

「ハイパーゼクターを使うと何処かしらに時空の裂け目が出来る…奴等はそれを使ってショートカットして地球に来ている」

 

 

「つまり…」

 

 

「俺があの時 ハイパーゼクターを使わなかったら此処までの数の絶対天敵は来る事は無かったって事だ!!」

 

 

「この騒動の原因は貴様かあああ!!」

 

 

「それにつきましては返す言葉も御座いません!!」

 

 

 

「ちょっ千冬姉!流石にそれについてはハル兄怒るのは可哀想だよ!俺もホタルもあの時は本当に危なかったんだ!」

 

 

「む」

 

 

弁護するなら未知の生命体の襲撃 しかも大勢で奇襲されてる状況、出鼻を叩くのには此方の最強カードを切らねばならない というのは分からなくもないが それが大きな災いを呼び込むなんて思わなかっただろう

 

 

「まぁ鳴滝さんがいたら、この世界は滅茶苦茶だおのれディケイドおおお!って場面だな」

 

 

「何で火に油を注ぐ!!」

 

 

「何を呑気な事を!お前はそこで反省しろおお!」

 

 

「ひいいいいい!!!か、カレン助けて!!」

 

 

「私は束に亡国企業のISを渡さないとならないので失礼します」

 

 

「それも重要な事だけども!!」

 

 

そして千冬からの説教にハルトは涙目となるのであった

 

 

 

その翌日

 

束からは亡国企業のISの対策パッチが当たったと聞いたハルトはヤクヅキに報告を聞いていた

 

 

「成る程ね」

 

【それで処罰はどうするつもりじゃ?一夏を過去に誘拐した奴じゃぞ?】

 

 

「取り敢えずは利用価値があるから悲鳴吸引機に繋いでおいて」

 

 

【了解じゃ!】

 

相変わらず容赦ないハルトであったが問題はまだ一つ 何処かに出来た 時空の裂け目を探さないと行けない

 

 

「何処にあるんだろうなぁ……おっといけない落ち着け……俺は学園の生徒に優しいゆるふわ系教師だぞ…落ち着けぇ」

 

『お前の何処にその片鱗を感じろと?』

 

『お前、ゆるふわという言葉を地球の本棚で調べてから言え』

 

 

「わ……わぁ……」

 

『泣いちゃった!』

 

『ち○かわ系教師も辞めろ!』

 

 

「それに、ゆるふわ系っての山田先生みたいな奴を言うんだよ」

 

 

「ナツキ……どうして!死んだんじゃ…」

 

 

「辛うじてマドカの追跡振り切って生き残ったわボケェ!!」

 

 

「ちっ…」

 

 

「おい舌打ちしたか」

 

 

「それは気のせい」

 

 

「んで何か分かったのか?」

 

 

「部外者のお前に話す訳ないじゃん、その情報を利用されたら溜まったものじゃない」

 

 

「俺まだその認識なの!」

 

 

「前にソロモンの杖持ってるの話たら持ってかれたし」

 

 

「結果、今の国が出来たじゃないか!」

 

 

「結果出来たのは皆の涙ぐましい努力の結果でたる!それは断じてお前の手柄じゃない身の程を弁えろ痴れ者が」

 

『そこで自分の手柄言わないのだな』

 

 

「当然、今の逢魔はそこに住まう皆が頑張った結果出来た場所だろ?俺1人では出来ないものだからな」

 

『そう言う所は真っ当なんだよな』

 

 

そう言った後 ナツキは北條巻きにしたマドカの所へ持って行くのであったが その会話を聞いていた影があったと知るのは少し先の話

 





予告

絶対天敵の出現場所を探し始めるハルト達 しかしその異変は知らない内に動き始めていた

「あ、パパ!」

「え?」

突如 一夏を父と呼ぶ女の子 この子の登場が新たな修羅場を巻き起こす!


次回 謎の少女 お楽しみに!


オマケ短編 


どんぐり


ある時 ハルトは居眠りをしていた


「ドングリ……ころころ…」


夢で歌っているなとキャロル達は微笑ましく思っていたが


ハルトの夢中では何故か坂道をドングリロックシードが転がっていたのである


「小池に…ハマって……」


池中の生物がロックシードを食べてインベス化したので思わず夢の中で叫ぶ


「……never give up!!」


束と千冬は溜め息を吐き

「池に落ちる前にドングリ止まったのかな?」


「それよりも童謡で英語が出るのが問題だろう」


ーーーー


テスト


「突然ですが我が魔王には抜き打ちテストを受けて貰います!」


「何で?」


「我が魔王に教養がないと知られたら国民に示しがつかないからです!」


「前に俺が勉強して賢くなるのは解釈違いと言ったのは誰だ?」


「兎に角!テストです!」


その結果

国語 91点
数学 89点
科学 90点
社会 70点
英語 93点
家庭科100点


「何でこんなに勉強出来るの!?」


「ハルト様はおバカキャラではないのか!」



「家庭科は解るけども!」

「え、前にベルファストから教えてもらったのを忘れた?それにあかねにも勉強教えてもらってるし」


「けど魔王ちゃんが点数低い科目達があるのは俺達だって知っているそう!これだ!!」


とジョウゲンが取り出した科目と答案は















倫理、道徳 100点






新たな恐怖を産んでいた


「「「「ひいいいいいい!!!」」」」


『『『『ぎゃあああああああ!!!』』』』


「「「「「きゃああああああ!!!」」」」」


「何でお前達、そんなに怯えてんの?100点の答案じゃねぇか?つかキャロル達までそんなに怯えなくても!!」


「そ、そんな……そんな馬鹿な事があるのか!!」


「あ、あああアレですよ、知ってはいるけど無視している的な!!」


「落ち着けベアトリス…そうだコレは悪夢だ…」


「ブラックケースって初めて見たよ」


「取り敢えずお前達全員、ロールケーキ捩じ込むからそこに並べえ!」

とロールケーキ片手の鬼ごっこが始まったのであった

次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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