無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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謎の少女

 

 

前回のあらすじ

 

ハイパーゼクター使用により大量の絶対天敵が来ているかもしれないと不安になったハルトであった…

 

 

IS学園 礼拝堂

 

 

「ってな訳で絶対天敵の出現場所を割り出したいんだよ」

 

 

「それは分かったが何故それを私に話す」

 

そこにいたのは一夏の護衛として潜入しているシャロン・ホーリーグレイル、彼女に一応の話をしたのであった

 

 

「今の状況で千冬と束に不安を与えたくないし、何より…暇なら暴れない?」

 

 

「過激なデートのお誘いだな」

 

 

「良いだろ?」

 

 

「ま、最近は暇だったから付き合ってやらんでもない」

 

 

この辺は流石 元エージェントでもあると感心する

 

 

「それでどうやって割り出すのだ?」

 

 

「俺が滅茶苦茶ハイパーゼクター使って奴等の侵入してくる座標割り出す」

 

 

「もう少し知的な解決を」

 

 

「頑張る」

 

 

そんな事をしていた裏で一夏はリリムとイータにホタルとのデートがバレて関節技を決められていたのでる

 

 

「いたた……死ぬかと思った…」

 

 

そうボヤくも原因は自分であると頭を抱えている 

 

 

「こんな事なら皆の気持ちに気づかないままの方が幸せだったのかな……なぁ、ホッパー1」

 

『ホッパー!(どうしたの?)』

 

 

「愛があるから人は苦しまないといけないんだね」

 

 

『ホッパー!(急にどうしたお前!?)』

 

 

それはそれで問題だから辞めなさいと思ったのはケミー達の総意であった

 

 

「ったく……ん?」

 

 

そこにいたのは見慣れない服を着た女の子、幼いし生徒には見えない教員さんの親戚とかかな?と考えていると向こうは此方に気づき笑顔で

 

 

「あ、パパ!!」

 

 

 

「は?」

 

 

その頃 リリムとイータは

 

 

「流石にやり過ぎたかも知れないね」

 

「まぁ…無理もない…一夏がモテるのが……悪い」

 

 

彼女達はトータスの事件で一夏に命を救われてから好意を寄せている、それはオリガも初め箒達もだ…なので連携して一夏を落とすとやりとりをしていたのだが流石に今回は折檻をやり過ぎたと反省して謝ろうと一夏を追いかけていたのである

 

 

「あ、一夏!さっきは「あ、パパ!」………は?一夏どう言う事?」

 

 

「リリム…落ち着く……一夏…覚悟は良い?」

 

 

何故か2人の背後に阿修羅が見えたので

 

 

「え、2人とも!ちょ!って」

 

 

慌てた一夏はその子を抱えて全力で逃亡する、そして新たな修羅場が始まろうとしていたのである

 

 

そして

 

 

「助けてえええええ!!!!」

 

 

一夏の雄叫びが木霊するのであった

 

 

そして一夏はその子を抱えると

 

 

「千冬姉!助けてくれ!大変な事が起こったんだ!」

 

 

「どうした!絶対天敵の強襲か!それともハルトがまた誰か落としたのか!!」

 

 

「何で大変がその二択なの!!」

 

 

「それは……おい一夏…」

 

 

「何かこの子が突然「一夏…自主しろ」……は?」

 

 

何言ってんだ この姉貴はとチベスナ目で見てるが千冬は

 

 

「まさかお前がそんな幼い子が好きだとは思わなかった…いや待てそれならラウラの方がタイプなのではないか?」

 

 

「違うよ!突然この子が俺をパパと呼んだんだけど!あとそれラウラには言わない方が良いと思う」

 

 

「パパ〜この人誰?」

 

 

「まさか…そう呼べと言ったか…くっ、私はそんな弟に育てた覚えはないぞ!」

 

 

「ちょっと待って千冬姉!それだったらデフォルトが子供モードのキャロルさんと結婚したハル兄は外から見ると、とんでもないロリコン野郎になるけど良いのそれで!!自分の夫がそんな扱いで良いの!?」

 

 

「キャロルに関しては例外だろう?」

 

 

「まぁ実年齢を計算するならキャロルさんは、とんでもないお婆「おい一夏、誰のお嫁さんのことを話してるのかな?」は、ハル兄…」

 

 

一夏は冷や汗を掻き そして

 

 

「……ゴルドダッシュ!!俺に力を貸してくれええ!」

 

 

「逃すかボケェええ!あと校舎の中をバイクで走るなぁ!!」

 

 

逃げ出した一夏とハルトの鬼ごっこが始まったのである

 

 

「珍しくハルトが正論だな」

 

「いやいやチーちゃん、先ずはいっくんの子供の件を考えようよ!」

 

 

「まさか一夏がハルトのように子供を連れてくるとは」

 

 

「血は争えないねぇ〜」

 

 

「ちょっと待ってください!?常葉先生って子供いるんですか!」

 

 

「くーちゃんもだけど他にも……ん?」

 

 

「真耶…」

 

 

「あ、やば…」

 

 

「先輩、聞きたいことがあります」

 

 

そこには千冬の同僚である山田真耶が何か決意した顔でいたのであった

 

 

その頃 ハルトは何とか逃げた一夏を捕縛し関節技を決めながら事情を聞く

 

 

「成る程、突然自分を父親と呼ぶ女の子と出会ってリリムやイータに締め上げられたと」

 

 

「そうなんだよ…一体何が何だか…ハル兄は驚かないの……それと技解いて」

 

 

ん、と技をやめるとハルトは答える

 

 

「そりゃ突然、拉致したと思えば…此処から出たければ俺達と契約しろと言ってきた奴等とか未来で貴方は最低災厄の魔王になると言ってきた胡散臭い預言者とか色んな奴と出会えば突然、知らない娘が出てくるとか大した事ないだろ…つか折紙の件で慣れたし未来から子供きた事あるし」

 

『拉致誘拐とか、そんな酷い事をする奴がいたのか…』

 

『絶対許さねぇ!そんな奴がいるなら顔を見てみたいものだぜ!!』

 

 

「お前等ですけどぉ!!何全部初見みたいなリアクションしてんだゴラァ!」

 

 

「(この人、見た目によらず人生経験は豊富なんだよなぁ)」

 

 

「つかこの子の母親は?」

 

 

「………」

 

 

「一夏、お前まさか…見損なったぞ!俺はお前に女性には紳士であれと教えたのに!」

 

『お前の恋愛観は参考にならんぞ!?』

 

 

「違うよハル兄!!そこまで疑うなら、この子のDNA検査してくれても良いから!」

 

 

「その言葉出る段階で不安しかないわ!はぁ……取り敢えず調べてはみるけど…」

 

 

そう答えてハルトは その子供と目線を合わせて

 

 

「えーと…初めまして俺はハルト…君のお母さんは何処かな?」

 

 

「分からない!」

 

 

「お父さんは何処?」

 

 

「パパ!」

 

と一夏を指差す……

 

 

「うーん、学園祭の時ならともかく今の学園で迷子とは考え難いよな…つかお前何した?」

 

 

「まったく身に覚えがありません!当然この子が俺を父親と呼んでくるんです!怖いよ!認知してない娘が出てくるとか!!」

 

 

「ほほぉ…よし……君、少し耳を貸せ」

 

 

「ん〜」

 

 

ゴニョゴニョと耳打ちした後に 

 

 

「さぁどうぞ」

 

 

「はーい!…パパ!!私を娘と認知しないと手当たり次第に会った女の子に向かってお母さんって呼ぶの!」

 

 

「アンタ、何て恐ろしい事を吹き込むんだ!!」

 

 

「そりゃ人の修羅場は見てて楽しいからなぁ!」

 

『良い趣味してるな』

 

 

「逢魔で人気なバラエティ番組はナツキのリアル闘争中と浮気現場突撃修羅バラエティだからな」

 

『今更ながらに国民性が心配だな』

 

 

「歪んでますよ!これが人のやる事ですか!」

 

 

 

セキュリティを考えると簡単に外部のものが入る事は出来ない…とくればIS学園内の関係者だとは思うが

 

 

 

取り敢えず学園の事は千冬に聞くかと話し合ったのである

 

 

その頃

 

 

「何の用だ真耶」

 

 

「単刀直入に聞きます、先輩は常葉先生が何者か知ってるのでは?」

 

 

「何を言う、あいつは篠ノ之製作所副社長の常葉ハルトだそれ以上でもそれ以下でもない」

 

 

「では常葉先生が夏休み開けたら不思議キャラになってますよ!」

 

 

「それはアレだ夏休み明けのデビューという奴だ」

 

 

「あの人は成人しているのでは!!」

 

 

「違うよ!ハルくんは見た目は年相応かも知れないけど精神年齢は五歳児なんだよ!」

 

 

「違うぞ束、中身は14歳位はある!」

 

 

「それでもいっくんより年下のメンタリティなんだよねぇ…」

 

 

「……言葉を変えます常葉先生の使ってる、あの不思議な力は何なのですか?」

 

 

「IS「全部それで誤魔化すには難しいですよ先輩」む…」

 

 

「アレはISの単一仕様では片付けられない数々の技を見れば常葉先生が人智を超えた何かというのはわかります」

 

 

「まぁハルくんは超能力者だからねぇ」

 

 

「束!?それは流石に言い過ぎ…でもないな」

 

 

千冬も以前 アギトは超能力を持つと聞いた事がある ならばハルトもそれと言って良いのだろうと思うが

 

 

「超能力者!?」

 

 

「はぁ…どうする束?」

 

 

「何がさ、ちーちゃん?」

 

 

「個人的にだが真耶を信頼できる後輩だ、彼女にならハルトの秘密を話しても良いと思っているが…」

 

 

「ふーん…それならハルくんに聞いたら?」

 

 

「あのバカは了承するだろうが他の面々がな」

 

 

思い浮かぶのは間違いなく怒る錬金術師と悪魔三人娘である

 

 

「あぁ…ってやだよ!!束さんがあの人達説得するの!」

 

「その辺は心配いらん、全部……ハルトの所為にする、それなら全員ハルトを締め上げる」

 

 

「冤罪は流石にハルくんが可哀想だよ!!」

 

 

「日頃の行いだ」

 

 

「仕方ないね!」

 

 

もう少し弁護して!と何処からか声が聞こえた気がしたな

 

 

「え、あの…」

 

 

「こうなったら次いでにナターシャも呼べ」

 

 

「へ?」

 

 

「あのバカが何者か話してやる、ただ他言は許さん」

 

 

「は、はい!」

 

 

 

その頃

 

 

一夏は子供を連れて校舎を移動していた

 

取り敢えず全力でリリムとイータに事情を説明し頼れる副官のオリガも呼んだのだが

 

 

「私の事をママって呼んでくれて良いよ」

 

 

「オリガママ!リリムママ!イータママ!」

 

 

「うん、良い子だ」

 

「悪くないね」

 

「良い…」

 

 

何故か恍惚とする3人に思わず

 

 

「皆、何吹き込んでるのさ!!」

 

 

しまった!更なる地獄の入り口だった!てか

 

 

「オリガはマトモだと思ったのに!!」

 

 

「オリガは割とカレンがいないとこうだよ?」

 

 

「真面目な相棒いないと……ダメ…」

 

 

「カレンさーーん!!お願いします!貴方の相棒を止めてくれ!!」

 

 

「悪いね一夏…カレンは今、ハルトさんの相手で忙しいんだ」

 

 

「クソッ!ハル兄の相手してるなら仕方ないじゃないか、あの人と接するのは爆弾処理みたいなものだからね!」

 

 

「理解が早すぎるよ…しかしこの子は何で一夏を…」

 

 

「擦り込み?」

 

 

と話していたのだが

 

 

「あ、一夏大丈夫だった?」

 

 

「ホタル、実は「パパ!」あ…」

 

 

「パパ?……ねぇ一夏、これはどういう事なのかな…」

 

 

「いや、ちゃんと説明するのでサムになるのは勘弁してください!!殴るにしても事情は聞いてください!」

 

 

と土下座する一夏を後方腕組みで見守るハルトは

 

 

「なんて見事な土下座なんだ、俺があの領域に達したのはキャロル、千冬、束が起こした第一次正妻戦争を止める時にした時…」

 

『初期も初期じゃねぇか』

 

『一夏…お前って奴ァ…』

 

 

 

「流石は俺の義弟よ」

 

『今だけは違う意味に聞こえてしまう…』

 

まぁホタルは手が先に出るタイプで無かったので一応の話は聞いてくれたのは幸いである

 

 

「ホタルママ!」

 

 

純粋だが一夏を地獄へ落とす笑みを浮かべる子に

 

「あいつ修羅場を作る才能があるな」

 

『やな才能だな』

 

 

と感心していたら千冬から連絡が

 

 

「もしもし……うん…ん?分かった」

 

 

呼び出されたので部屋に入ると

 

 

「あれ?山田先生にアリーシャじゃん……あぁ!」

 

 

ハルトは合点が行くと手を叩く

 

 

「分かった!つまみ作るから待っててねー」

 

 

「いや違うそうじゃない」

 

 

「ん?」

 

 

「単刀直入に言おう、お前の力がバレた」

 

 

「俺の力?ははは!千冬は冗談が上手いなぁ〜俺は人を助けようとしたらUFOやサメや落雷に襲われたりする程度の不運がチャームポイントな普通の好青年さ」

 

「普通の好青年?」

 

「ハルトは冗談が上手いサ!」

 

「ハルくん…寝言は寝て言う物だよ?」

 

 

「束、何か言いたい事があるなら聞こうじゃないか?」

 

 

何か納得行かないと不貞腐れるが

 

 

「2人に、お前の秘密を話してやれ」

 

 

「えー!やだ!」

 

 

「何故?」

 

 

「警戒する気持ちは分かるけど2人は悪い人じゃないと束さんも思うけどなぁ〜」

 

 

「それはね…」

 

 

全員が息を呑む そしてハルトは笑顔で

 

 

「秘密で着飾るのは乙女だけの特権じゃないって事だよ」

 

『ウザっ』

 

 

ーんだと、ゴラァ!!ー

 

『俺達じゃねぇぞジークが言った』

 

ーテメェ!本編みたいに消滅させてやろうかぁ!!ー

 

そう言いながら精神世界でジークと殴り合いになったが千冬の手で現実に引き戻される

 

 

「戻ってこい」

 

 

「おう……んで何で2人に話さないといけないの?」

 

 

「それは……お前が暴れすぎたからだ!」

 

 

「それについては返す言葉もございません!!んで何処まで話せば良い?」

 

 

「全部だ」

 

 

「分かった」

 

 

 

 

ハルトは椅子に座って話し出す

 

 

 

 

 

 

 

 

第1章 魔王の生まれた日

 

 

 

「俺が生まれたのは異世界のとある研究施設にあるフラスコの中だった…残された研究資料によれば3293gの優良個体だったと記録に「いや誰が生い立ちから話せと言った!!」千冬が全部話せと言ったじゃん!」

 

 

千冬がハルトの回想を鷲掴んで遠くに投げ飛ばしたのにハルトはビックリするも

 

 

「流れで理解しろ!そして何故そこから話す!」

 

「しかも割と確信に触れるネタバレから入ってるじゃん!」

 

 

「いや今更の話だろ?俺が異世界人であり、かつ遺伝子レベルから調整されて作られた人造生命体だとか最早、オーディエンスは周知の事実じゃん」

 

 

「真耶とアリーシャは初見だから配慮してやれ!」

 

 

「「??」」

 

「あぁ2人が理解出来なくて宇宙猫にぃ!!」

 

 

「よし……ウォズ!!」

 

「此処に」

 

 

「2人に俺の事を説明してくれ」

 

 

「はっ!」

 

『卑怯者おおお!逃げるな!!説明責任から逃げるなあああああ!!』

 

 

「餅は餅屋」

 

 

「あ、貴方は…「初めまして…我が名はウォズ、此方におります魔王 常葉ハルトの従者にございます」魔王?常葉先生がですが?」

 

 

「こんな温厚なハルトが魔王とか笑えない冗談サ」

 

 

「ふっ」

 

『温厚?ハルトが温厚と感じる程に辛い世界にいたんだな…』

 

『俺、アリーシャの今までに涙が止まらないぜ…』

 

 

「おいテメェ等」

 

 

「あ、あの…さっきから聞こえてくるこの声は?」

 

 

「え?アナザーライダー?」

 

 

「はい?」

 

「何さ、それ?」

 

 

「これを聞いても同じ事が言えますかね…この本によれば普通という概念から最もかけ離れてしまった青年 常葉ハルト、彼はそう遠く無い未来において最強の怪人 アナザーオーマジオウとなる未来が待っている」

 

 

「遂に断言された!?」

 

 

そしてウォズが話し始めたのはハルトのこれまでの旅路である

 

 

とある目的の為に生み出された生物兵器だったハルトが異世界にいる怪人と契約した事で花開いた才能と、本人の思いつきから来るノリと勢いだけで駆け抜け、敵対者にはジェノサイドの限りを尽くした結果 数多の種族を筆頭に12000の星系と広大な直轄地を治める逢魔王国の王となった

 

 

 

「そして泣く子に前に現れると絶望から出た涙が引っ込むとされる魔王が生まれました、私からは以上ですね」

 

 

「いやぁ改めて自分の所業を客観視するとエゲツない事してんな俺……何でこんな悪い事出来るの?」

 

 

『相棒、俺達は悪い奴等だよ?』

 

 

「え、俺は正しい事をやってるつもりだけど!」

 

『成る程、正義の対義語は別の正義という事か』

 

『そりゃ戦争が無くならない訳だ』

 

 

「何で、そんな事を?」

 

「それは私達が聞きたいのですが?」

 

 

「最初は形だけの国だったんだ…それが…… !どうして…俺はただ気に入らない奴をぶちのめしただけなのに!そしたら国がデカくなるのって何の魔法なの!」

 

『喜べアームストロン○上院議員、お前のミームは何か継承されてたぞ』

 

 

 

「それが原因じゃないですか」

 

 

「その結果、俺は推しの敵を率いて推しと敵対するというこの世の地獄を見る事になった!!おのれディケイドおおおお!!」

 

思わず台パンするハルト

 

 

『これは自業自得だろ』

 

 

「流石の破壊者も、それは冤罪と言いますよ!」

 

 

「常葉先生には…凄い大きな力があるんですね」

 

 

 

「まぁ山田先生の言う通り俺には文字通り世界を気まぐれや遊び感覚で滅ぼせる程度の大いなる力がある!え、大いなる責任?何それ、知らない子ですね!あはははは!!」

 

 

「調子に乗るな!」

 

 

「へぶっ!」

 

 

笑ってたら千冬の拳骨で伸されたのである

 

 

「というように本人が自由気ままかつ見ての通り倫理観が皆無だから私達が定期的に矯正している」

 

 

「でないとハルくん、倫理観ブレーキ壊れたまま走り続けるからねぇ」

 

 

「そうだ。このバカの気まぐれで世界が滅ぶ」

 

 

 

その言葉にハルトは咽び泣いていた

 

 

「ゔあああ…何でええええ!束、酷いヨォ!!俺の倫理観ブレーキはいつも正常に作動してるのにいいいい!!」

 

 

「正常に作動してそれなら欠陥品だよ!」

 

 

「うわああああん!!道徳と倫理のテストは100点なのにぃ!この場だと千冬と束よりも健全な道徳心が育ってるのにぃ!」

 

 

「「そんな訳ない!!」」

 

 

「うわああああ!何でええ!!」

 

 

「お前……忘れたのか?」

 

 

「ん?」

 

ーーーー

 

 

時は戻り トータスでの戦争が終わった後

 

ハルトは捕虜にした魔人族の処遇に悩んで

 

 

「うーむ銃殺か毒ガスか火炙り…はキャロルがトラウマを思い出すからやりたくない……そうだ!項羽に倣って生き埋めにしよう!!」

 

なかった処刑方法に悩んでいた、実行寸前にウォズやテスタロッサ達が諭した結果 ハルトが統治する上で労働力が必要という事になり恩赦が出て 一応は許されたが後日 叛逆した一部は悲鳴エネルギー生産工場送りにされたのであった…

 

ーーーー

 

 

「アイツ等から聞いた時、お前の倫理観を疑ったがな」

 

 

 

「あ、あははは…」

 

 

「けどコレでも民衆の支持率高い王様なんだよねぇ」

 

 

「えぇ…そうなんですか?」

 

 

 

「そうとも!逢魔にある人も物も金も全て残らず、この俺の所有物!!」

 

『どうした急に!』

 

 

「今日は矯正が足りないか?」

 

 

「だから俺は自分の所有物を絶対に見捨てない、何せ強欲の化け物だからなぁ!まだ欲しいものが多すぎて困るくらいだ」ドヤァ!

 

『具体的に』

 

 

「逢魔の皆の今と未来を守る為にも…誰もが従い、誰もが平伏す程の最強の力が欲しい!!」

 

 

『世界滅ぼせる力があるのに、まだ足りないと!?』

 

 

 

「それに言葉だけじゃ分からないだろうから俺が王様だと言う証拠も見せてやろう!ただ確認するけど、この一歩は踏み出すと二度と引き返せないそれこそ普通の生活に戻れなくなるけどどうする?」

 

 

その問いに2人はついて行くと答えた ならばハルトはその選択を後悔しない物にするだけである

 

 

「OK、なら行こうか」

 

そしてオーロラカーテンを繋いで全員を飛ばしたのである

 

 

 

目を開けたそこは異世界でした 

 

 

後に真耶はそう答えたと言う

 

 

 

「ようこそ逢魔王国へ!」

 

 

千客万来!とクラッカーを鳴らすが2人は目の前の光景に唖然としていたのである

 

 

「おー!良いリアクションだね!嬉しいよ、あ!2人はコレつけてね」

 

 

と首に名札をかけるのであった

 

 

「これは?」

 

 

「入国許可証、外部から来た人は皆コレをつけてるんだ…でないと」

 

 

「確保!」

 

 

「は、離してくれ!!頼む!!」

 

 

「貴様、入国許可証がないな!そうか…さては異国からのスパイだな!よし連行しろ!」

 

 

「い、いやだぁ!エネルギー生産工場だけは嫌だあああ!!」

 

 

とウルティマ管轄の逢魔の治安を守るショックトルーパー達が不法入国者を検挙していた

 

 

「うちの国では、あぁなる問答無用で捕縛されるから」

 

『何て恐ろしい管理社会』

 

 

「違うよ!?不法入国者が入って好き勝手しないように皆を守る為のルールなんだよ!」

 

『そうか』

 

 

「陛下!お帰りなさいませ!」

 

 

「おう!今日もせいが出るな!」

 

 

「無論です!今日も逢魔の治安を守るのが我々の使命ですからね!」

 

 

「おう頼りにしてるぜカラバ、コウモリ」

 

「はっ!…あれ?陛下、自分の」

 

 

「ん?おう、そりゃトルーパー全員の名前くらい把握してるぞ?」

 

 

「まさか…全員ですか!」

 

 

「うむ、俺は皆の生活と未来を守る王様なんだからそこにいる守るべき皆の事を知っていて当然だ、でなければ叔父さんの言う皆の痛みが分からない王様になってしまうからな」

 

『お前の叔父じゃないがな』

 

 

 

「へ、陛下!!」

 

 

「今日も街の治安は任せたぜ」

 

 

「はっ!コマンダーハウンド率いる親衛隊のような狂気で頑張ります」

 

 

「え、ハウンド率いる親衛隊ってそんな認識なの?」

 

「以前同じような事言ってませんでしたか?」

 

 

「言ってたけど、そうかぁ新兵以外にも俺の親衛隊って…そう思われてたかぁ…ショックだよ…」

 

 

 

「あ…」

 

「陛下!コイツは相棒ではありません!赤の他人でございます!!」

 

 

「!!」

 

コウモリの変わり身に二度見するカラバを見て、ハルトはクスリと笑うと

 

 

「いや正直に言ってくれて感謝する、そうか…クローントルーパーの皆が所属の所為で壁を作るようになると困る、今後は定期的に壁を感じないように交流会を開くようにハウンドに進言する、カラバ良く言ってくれた」

 

 

「はっ!彼は自慢の兄弟であります!」

 

 

「お前手のひらにドリルついてる?」

 

 

「では自分達はこのものを詰め所に運んで参ります!あとついでにコイツを蜂の巣にします!」

 

 

「これにて!いや悪かったって飯奢るから許してくれよ」

 

 

「おう、気をつけてな!」

 

 

敬礼して職務に戻るトルーパーを見送ると

 

 

 

「じゃあ改めて城へ案内しよう」

 

 

 

ハルトは皆を王城に案内している道中も町民との交流を踏まえながら進んでいくと

 

 

「やっぱ此処の串焼き美味いな……あ、ウォズ、城に先触れは出してる?」

 

 

「無論です、仕事なくて暇してた者は玉座の間に待機させてあります」

 

 

「そいつらは待てが出来る連中か?」

 

 

「野良犬より待てが出来ない我が魔王と比べたら忠犬とされるハチ公級の待てが出来る連中です」

 

 

「そうかそうか!それなら良し!」

 

『当社比を考えろ!!』

 

 

そして街にある銅像を見た…何故かアナザーウォッチではなく包丁とフライパンを手に取っている…

 

 

「これ…ハルトなのサ?」

 

 

「そだよ、本当に困っちゃうよ銅像とか作らなくてもよいのに」

 

『どうしてだ?普通なら銅像が立つのは素晴らしい事だろ?』

 

 

「いいや偉大なる統治者というのは、こう言うものではなく自身の統治や偉業で評価されるべきだからな」

 

 

「ふ、深い!我が魔王が凄く深い事言った事に驚いております!」

 

 

 

「って、テスタロッサに言ったら【それが分からないバカな連中には目に見えて分かりやすいものが必要でしょ?】って答えが来てぐうの音も出なかった」

 

 

「流石はテスタロッサ」

 

 

「後、銅像作るなら俺を取り囲む形で最初のアナザーライダー達の像も作って欲しいな」

 

 

「アナザーライダー と……それだとイジメみたいな光景になりません?」

 

 

「お前の中で相棒達がどんな認識なのか聞きたいんだが?あと、どっちがイジメしてる見たいとか思ってる?」

 

 

「ご覧ください我が魔王!二酸化炭素ですよ!」

 

 

「無視するな!!」

 

話していると1人の銀髪メイドが現れた ハルトは笑顔で応じる

 

 

「ベルファスト!」

 

 

「お帰りなさいませ、ご主人様」

 

 

「ただいま、ごめんね急に帰る事になって」

 

 

「此処はご主人様の家です…ならば貴方様が帰る事を迷惑だと思う輩が逢魔にいるでしょうか」

 

 

「そうだな…ありがとうベルファスト」

 

「いいえ……しかしご主人様」

 

「ん?」

 

 

「また増やされたのですか?」

 

 

「おい待てどうしてそうなる?」

 

 

ベルファストは圧を込めた冷ややかな微笑を向けている、これは俺のメイドではなく伴侶としてのベルファストだ、まさか嫉妬しているのか?

 

 

「彼女達は千冬の関係者だよ色々あって国に案内する事になったんだ」

 

 

「そう言う事でしたか、てっきりご主人様が新たな伴侶を連れて来たのかと思いましたわ」

 

 

「違うよ?しっかし温厚なベルファストでコレなら他の連中だと…」

 

 

「何名かは先触れの話を聞いて武器を持っております……それといつ私が温厚よりだと思われていたのでしょう?」

 

 

「え!?…ってその前にベルファスト、その先触れは何て言った?」

 

 

「ご主人様が伴侶を増やして城に戻ると」

 

 

「その誤報を触れ回った先触れの首を即刻刎ね飛ばして街に晒せぇ!」

 

 

「お待ちください我が魔王!コレも全部日頃の行いでございます先触れに罪はありません!」

 

 

「ウォズよこれは全部、俺の所為か?」

 

 

「はい!」

 

 

堂々とした態度に思わずハルトも

 

 

「それならば仕方なし!!先触れは罪に問わん!」

 

 

あっけらかん、とした態度で割り切る

 

 

「あのぉ常葉先生」

 

 

「どうしたんだい山田先生?」

 

 

「思っていたより治安良いんですね、先程の話を聞いてる限りと違ったもので…」

 

 

 

「ディストピアみたいなイメージだった?」

 

 

「あ、いえ…そんな」

 

 

「気持ちは分かるウォズの話だけ聞いたら、そりゃ治安悪いと思うわ」

 

 

「ま、ボクが国の治安を守ってるから悪くなるとかありえないけど」

 

 

そこに現れた紫髪をサイドテールに纏めた女の子が現れた

 

 

「よ、ウルティマ」

 

「ウルティマ様、おかえりなさいませ」

 

「うん、おかえりハル!今日も元気だね!」

 

 

「当たり前だ!俺からノリと勢いとハイテンションを取り除いたら、何が残る!」

 

 

「何するか分からないヤバい奴!」

 

 

「その通りだウルティマ!」

 

『否定しろよ!』

 

 

「え、えーとこの子は?」

 

 

「へぇ…君が……あ、ボクはウルティマ、一応この国の検事総長だよ」

 

 

「つまり逢魔王国の治安維持組織のトップって訳」

 

 

「こんな小さい子が!?」

 

 

「見た目に騙されてはいけない彼女の能力は逢魔でも上位だからな戦闘も実務も頼りになるぞ」

 

 

「ふふん!」

 

 

そう話していると

 

 

「む!よく帰って来たな我が君よ!」

 

 

「ただいま!カレラ!!」

 

 

「おかえり、今日も罪人を1人残らず裁いて来たぞ!」

 

 

「天晴れな仕事ぶりだな流石は最高裁判所長官」

 

 

「そうだろう!」

 

 

うんうんと頷いていると面白くなかったのかウルティマが

 

 

「そんな事よりハル、そこの2人に王様って証明を見せないといけないんだよね?」

 

 

「そんな事ではなくね?けど、まぁ確かにな待たせているし」

 

 

「早く行こう!」

 

「待てウルティマ!我が君も!!」

 

 

手を引かれるハルトと一緒に周りの人達もついていきながら真耶やアリーシャは疑問を聞いていると たどり着いた玉座の間 そこに入ると待っていたのは暇していた怪人達 初見では子供のトラウマになるのが請け合いな彼等、先程まで喧嘩していたのだろう奴等もいたがハルトが入った瞬間に膝をつき敬意を示す

 

 

その中をハルトは堂々とした態度で歩き、玉座に座ると頬杖をつき

 

 

「皆、ありがとう楽にしてくれ」

 

「なら今すぐ楽にしてやろうか!」

 

「言ったなお前達、喧嘩なら買うぞオラァ!後で闘技場に出て来いやぁ!」

 

 

そういうと面々はドッ!と笑い出し全員が楽な姿勢を取る、中には胡座をかく奴もいた何というか王様と家臣というより山賊の頭と子分のようだと 真耶は後に語る

 

 

「今日は突然悪かったな、実は皆に報告すべき事があってな」

 

 

何だそれは!と全員が身構えると

 

 

「我等が四天王の1人、一夏が…」

 

 

まさか四天王の一角が落とされたのか!と騒つく面々に

 

 

「何故か子連れになっていた、催眠でも超スピードでもなかった…いや俺自身何言ってるか分からない…」

 

 

何だとおおおお!と驚く幹部陣にハルトは あははは!と笑い出す

 

 

「ナイス、リアクション」

 

と言うと参加していたフィーニスが立ち上がる

 

 

「そんなバカな!あの唐変木が子供を作った!相手は誰ですか!箒様?オリガ?リリムかイータ…それともレイヴェルか八坂…まさか九重やクトリですか!!」

 

 

「改めて考えると彼も彼で女性問題が大変だなぁ」

 

『お前が言うな』

 

 

「いや今の九重に手を出すのはアウトだろ、つか流石は一夏だな一目置かれているとは」

 

 

「俺達ぁ!一夏の正妻が誰になるか賭けてるからな!」

 

 

「何、人の色恋事情で賭博してんだ?」

 

 

「へ、陛下!申し訳ご「賭けのレートを教えろ、俺も賭ける」はっ!此方にございまする」

 

 

『お前もか』

 

 

「しかし一夏の奴も罪な男だな」

 

 

「そりゃ魔王様の義弟だからな」

 

 

「ネガ音也……それどう言う意味?」

 

 

「その通りですよ…さぁ、ご帰還祝いに一曲どうです?おや?そちらの美しい女性達は?」

 

 

「千冬の同僚とそのライバルだ故あり、この国を案内している」

 

 

「へぇ……え?あの千冬様の!?」

 

 

「世界第二位の強さがある」

 

 

その言葉に怪人達の目がアリーシャに集まる本人も気づいたようで

 

 

「あの〜どうして皆、私を見るのサ?」

 

 

「そりゃなぁ」

 

 

「世界第二位!あの千冬様に次ぐ実力者だと!」

 

「そりゃ闘技場で戦うのが楽しみだな!」

 

「つまりアイツも魔王のオートガード展開より速いパンチを打てると言う事か」

 

「また何も知らないランゴが目を丸くするぜ」

 

 

 

と騒つく光景にアリーシャは尋ねる

 

 

「おい千冬!お前、この世界で何をしたのサ!」

 

 

「何大した事はしていない、ハルトを締め上げていたらコイツらが勝手にビビっているだけだ」

 

「そして定期的にハルくんを折檻してるから自然と上に見られてるってね!」

 

 

「何でそこだけ野生動物みたいな価値観なんですか…」

 

 

「あの試合で強かったのは此処で鍛えたからって事なら…是非私も皆と戦いたいサ!」

 

 

おぉ!と会場は新たな参加者に対して歓迎のムードになる

 

 

「ネガ音也、彼女に手を出すなら覚悟しろよ」

 

 

「肝に銘じておく」

 

 

「さて…これで分かってくれたかな?俺が王様って事を」

 

 

「は、はい……」

 

 

「来客が引いているな、はぁ…お前達は見た目が怖い部分もあるからな…アウトサイダーズとか見たら大変だな」

 

『確かに、アイツ等はそれぞれが濃いめのアウトローだからな』

 

 

「うむ、推しが言っていた…いつも皆に笑顔でいて欲しいと」

 

『違う!多分それ意味違う!!』

 

 

「なら笑えば良いのか?」

 

 

すると全員が人間態になりニコオオオ!と全力の草加スマイルを浮かべたのである

 

 

「ひぃ!」

 

 

「魔王様、今の状況で草加スマイルを見たら恐怖でしかありません」

 

 

「そうなのか?ま、まぁ確かに俺も人間時代、ダグバの笑顔を見た時は恐怖を覚えたが」

 

『それはグロンギ共通の感情だろ』

 

 

「今ではあの笑顔に親しみを感じるぞ?」

 

『あぁ、まだ人間の心を宿していた頃の相棒は何処に…』

 

 

「それで喜ぶのは魔王様だけです」

 

 

「そう言うものか…じゃあ俺も草加スマ「辞めてください魔王様」何だフィーニス、遅いぞ」

 

 

「申し訳ありません、支度に手間取り…あぁ初めましてお二人とも私はフィーニス、魔王様の右腕であります」

 

 

「まぁ自称右腕ですがね」

 

 

「ウォズ先輩は黙っててください、何れ自他ともに認めるまで行きますとも、そしてご安心を山田教諭、ジョセスターフ代表 我等、逢魔王国は魔王様と国に仇する敵以外にこの牙と力を向ける事はありません。それを魔王様より厳命されております故」

 

 

「その通り内輪揉めは逢魔では御法度だからな皆、仲良く明るく元気よくという学校みたいなスローガンを方針にしている……って感じな愉快な集団なのさ2人とも分かってくれた?」

 

 

「は、はい」

 

 

「よし!では城下町を案内……千冬」

 

 

「分かっている、呼んだ以上は責任を取るさ」

 

 

「案内任せた、俺はちょっと土下座してくる」

 

 

気配を感じ取り観念するハルトに真耶達もビックリする

 

 

「そんなコンビニ行くみたいなテンションで!?」

 

「魔王が土下座する相手って何サ!勇者?」

 

 

「誰があんなヤンデレ量産勇者なんぞに土下座なんかするか!!アレに土下座するくらいなら死を選ぶ!」

 

そこまで!?

 

 

「いや先触れが誤報を吹聴したから怒れる嫁達に事情を説明してくる!」

 

 

そう言うと部屋を出るなり扉越しに聞こえる吃る声

 

 

【キャロル!あかね!事情を行間の挟まる余地なく丁寧に話すので取り敢えず初手の暴力は辞めてくれませんかぁ!!】

 

 

数秒後 扉越しにも伝わる振動と

 

 

【ぎゃああああ!ちょ、待ってキャロル!俺の体にワイヤー巻きつけないで!う、動けない……って、あかねも辞めて!人間の体はそっちの方向に関節は曲がらな……いたあああああ!!】

 

 

というハルトの断末魔に遅れてくる打撃音

 

 

「さぁて解散解散」

 

 

「今日も逢魔は平和ですな」

 

 

「この後、闘技場で暴れない?」

 

 

とのんびり話す中 初見の真耶は震えていると千冬が肩を叩いて一言

 

 

「行くぞ真耶……すまないハルト、今回は私が悪かった」

 

 

流石にハルトのせいにしろと言ったが、やはり現実的にはメンタルにくるものもあった

 

 

「いやいや割とハルくんの日頃の行いだよ」

 

 

束は割と割り切っていたりする、まぁ当然だよねとの事である

 

 

そして部屋から出るとそこにいたのは白目剥いて気絶するハルトと折檻する2人の女性に見覚えがあった

 

 

「あの子は確か…」

 

 

真耶は思い出した そう確か 以前3人を正座させていた女の子

 

 

「キャロルちゃんでしたっけ?」

 

 

その言葉にキャロルの目が動く

 

 

「あぁ、お前はあの時の…」

 

 

「ダメですよ、暴力は」

 

 

「は?」

 

 

「君みたいな小さい子が歳上のお兄さんに暴力を振るってはいけません…いやそもそも何でハルトさんがお仕置きされているのですか!!」

 

 

「えぇ…」

 

 

まるで子供に説教するような真耶を見て束は爆笑、千冬は溜息を吐き、あかねはこの勘違いは自分も前にやったなと思い出す、そしてたまたま通りがかった銀狼は修羅場を撮影し嫁達のネットワークに拡散させていた

 

 

「それはだな話すと長くなるが…そこにいるキャロルがハルトの嫁の1人だからだ」

 

 

「そうだ!そこで気絶してる奴の正妻だ!」

 

 

「自称正妻だがな」

 

 

「ほぉ…喧嘩なら買うぞ千冬?」

 

 

「え、えええええ!!」

 

「まさかのハルトはロリコンだったのか!そりゃ千冬や私のアプローチに乗らない訳サ!!」

 

 

「おい…なんて失礼な奴等だ!ナリを理由に侮られるのは屈辱……ならば刮目せよ!」

 

するとキャロルは大人モードになるのを見て

 

 

「これから不足もあるまい」

 

 

 

 

「えええええ!!!」

 

「大人になったのサ!」

 

 

「何故逢魔の怪人には驚かないのに、これにはビックリするんだ」

 

「多分、現実味なかったんじゃない?」

 

 

「かも知れないな…」

 

 

「しかしまたか…おいハルト!貴様やはり胸が大きい方が良いのか!」

 

 

気絶したまま体を振られるハルトに対して

 

 

「ちょい待ち!そう言った台詞はこの本条…いや常葉二亜ちゃんの出番だせぇい!」

 

「二亜いつの間に?」

 

 

「ちちち、こんな事もあろうかって奴さ…まぁ銀狼ちゃんが面白そうな情報を流したから何だけどね…あ、君たちが噂の……ってデケェええ!」

 

二亜は真耶にあって自分にない胸部装甲を見て悲鳴を上げていた

 

 

「くそっ!一体何食べたらそこまで育つんだよ!生まれなのか!生まれ持った差か!それとも健全な発育が出来る時期にDEMに拉致られたからか!おのれええDEM!!あとこの夏が熱くなったのもゴルゴムの所為だ許さん!!!」

 

 

台パンしたと思ったらBLACKの変身ポーズを決める二亜の奇行に思わず真耶は引いていた

 

 

「え、この人は…」

 

 

「はぁ……コイツは二亜、コイツも伴侶の1人で…束、ハルトと並ぶ問題児だ」

 

 

「ちょっと待てええい!その2人と比べられるのは心外だよ!!」

 

 

「束さんもその言葉の方が心外だよ!!」

 

 

と揉める2人にひっそり帰ってきたシャロン達も溜息を漏らす

 

 

「相変わらずだな」

 

 

「あ、帰ってきたな!生臭シスター!丁度良い…この場でどっちが本物のシスターかハッキリさせてやるぜぇ!」

 

 

二亜は何故か荒ぶる鷹のポーズをするとシャロンも身構えるが

 

 

 

 

「あらあら随分と楽しそうでありんすねぇ」

 

 

「久しぶりですが…ってハルトが折檻されてる!!」

 

 

「落ち着きなさいロスヴァイセ、いつものアレよ」

 

 

「って、また増えてるじゃん!」

 

現れたユキメ、ロスヴァイセ、フレイヤ、セラフォルーの4人とエンカウントする真耶はポツリと

 

 

「常葉先生、何人と関係持っているんですか?」

 

 

それは聞かない方が幸せである

 

 

そしてハルトは目を覚ますとユキメ達に問い詰められ 何故?と聞くと

 

 

「銀狼さんが情報を流したんでありんす」

 

 

「銀狼は何処だああああ!!」

 

 

「銀狼はん怒る前に少しお話ししません事?」

 

 

「委細承知!!」

 

土下座して女性陣からの問い詰めに顔面蒼白で答えるハルトを千冬が指差し

 

 

「覚えておけ真耶、アレがこの国の王だ」

 

 

「さっきまでの落差が激しいのですが」

 

「此処での事はあの世界では他言するな」

 

 

「しても信じて貰えないですよ」

 

 

「そうだな」

 

 

 

「って談笑してる所悪いけど助けてくれないかなぁ!早く事情説明してええ!」

 

 

と助けを求めるハルトに千冬と束は顔を合わせて仕方ないと駆け寄るのであった

 

 

 

 





予告

ハルト達を取り巻く事情を知った真耶はどうするか、その頃 子供の母親の座を掛けて 一夏ラバーの修羅場が幕開ける!

次回 母親決定戦!お楽しみに!

オマケ短編

(情緒が)不安定な神様

「逢魔に逆らう哀れ者達よ、お前達の苦痛を取り除いてやろう」


「え、何か魔王ちゃん優しい…」

「遂にあの方にも慈悲の心が…」


「やり方は俺の自由で良いよね!」


とハルトは笑顔で釘バットを持っていたのを見てジョウゲン達は膝をつく


「無かったぁ…最初から敵に慈悲なんて無かったんやぁ…」



「善悪?何それ?俺はただ逢魔の皆の視界から消えてほしいだけだよ?」


その証拠に笑顔で捕虜を金属バットで殴りつけて喜ぶハルトの姿があった 


そして物言わぬ骸に対してバットを捨てて一言


「あーあ、もう苦しむ事すら出来ないや」


「死こそ救いって……こと?」


「大丈夫大丈夫、蘇生させた後にはこの街のエネルギーになってもらうんだ…おいヤクヅキ」


「分かっておる、此奴らは貴重な街のエネルギーじゃからな」


「悲鳴エネルギーとは格も素晴らしいものだな排気ガスとか出ないから森やテンペストの皆様に悪影響もないからな!」


「絶対に魔王ちゃんが手にしたらダメなエネルギーだったよ」


「笑いの方が悲鳴よりも効率が良いのだが」


「んじゃワライダケ食べさせるか闇菓子食べさせる?」


「普通に笑わせてよ!」

次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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