無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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行くべきは天の道

 

 

前回のあらすじ

 

子供の親権をかけた一夏の正妻戦争の裏側でハルトは絶対天敵が擬態した黒崎一誠が変身する仮面ライダーコーカサスと戦う事になったのである

 

 

IS学園の屋上でアナザーカブトとコーカサスは熾烈な徒手空拳で戦いを繰り広げていた

 

 

やはりと言うか擬態したのは見た目だけでは無く技術まで模倣している

 

 

「…っ!」

 

この辺はワームに近しい性質だなと分析しながら戦う 幸いなのはハイパーゼクターがない事だろうか それはまぁ此方も使う訳にはいかないのでお互い様である

 

 

しかし ハイパーゼクター無しでもコーカサスの戦闘能力は折り紙付き、それもオリジナルの擬態と来れば

 

 

「ふん!」

 

「っと!」

 

 

此方の分が悪くなるのは確定である両手を交差して打撃を防ぐと距離が開いた

 

 

 

「想像よりやりますね流石は多くの同胞を屠るだけはある」

 

 

やはり擬態か…本物ならそう言わないが疑問もある

 

 

「良い擬態先選びやがって……つかどうやって黒崎一誠なんて見つけて来たんだよ、あの人は隕石に激突して爆破したのにさ」

 

 

劇場版でワームのいる隕石に激突して爆散した筈なのである

 

 

 

「まぁカブトに勝ったとかみたいなアナザーワールドでもあったかな…」

 

 

あり得そうと笑う、実際 ガタックの命懸けのアクションが無ければそうなっていたのは確定であるし

 

まぁ考えても埒が開かない、幸いなのがカブト系列のライダーは広範囲技を持っているのがパーフェクトゼクターの全合体モードからくる必殺技のみ またカブト系列のライダーは基本武装が少ない故に変身者の身体的スペックがダイレクトに反映されるという特徴もある

 

なので本当ならクロックダウンシステム展開して遠距離からゼクトルーパーの弾幕射撃してもらうのが割と有効ではあるのだが

 

 

学園内部で大技を打てないのは此方も同じである上に此方は建物を壊したりなどするのも出来ないと来た

 

 

縛りプレイ有りとは中々 面倒でもある しかも人外が変身するライダーシステムは猛威を振るうなんて仮面ライダー作品あるあると言っても過言ではない

 

 

ならば

 

 

「クロックアップ!」

 

「クロックアップ」

 

 

『『CLOCK UP』』

 

 

両者は誰も介入出来ない光速の世界へと突入して格闘戦へと移行した

 

 

 

「何油断しているのです!」

 

「してないよ!」

 

『PUT ON』

 

「くっ!」

 

コーカサスの拳打をプットオンして戻した装甲でガードし装甲を纏った拳でカウンターを叩き込むも元の装甲が硬すぎるのは大変なのだ

 

 

CLOCK OVER

 

 

両者が元の時間に戻るも状況は以前膠着中である

 

 

「どうしたもんか……そうだ!!」

 

 

アナザーカブトは何か思いついたと行動に起こそうとしたが

 

 

「させるか!」

 

「やらせろよ」

 

ゼクトマイザーを取り出してマイザーボムを射出しコーカサスの行動を妨害するとハルトは思いつきで 怪人創造を発動し 2体のワーム・サナギ態を召喚した

 

 

「雑魚を出した所で私に勝てると思わない事です」

 

 

「確かに今のワームは雑魚だけど、これならどうかな?」

 

 

同時にアナザーカブトの背部から触手が伸びるとワームに突き刺さる 

 

 

 

触手から何かが流れ込むと2体のサナギ態は何処かボロボロで退廃的な空気感を持つ二人組の青年へと姿を変えた

 

 

「兄貴見てよ黄金のライダーだ」

 

「良いよなぁ、お前…派手な色してて」

 

「やっちゃおうか兄貴」

 

「あぁ」

 

 

すると2人は腰につけてたゼクトバックルを開くと何処からか現れた2体のホッパーゼクターをそれぞれ手に取る

 

 

「変身」「……変身」

 

『『HENSHIN』』

 

何処か気怠気にベルトにゼクターを装着 それぞれ色違いに装填すると装甲が展開 それぞれが緑、茶色の戦士へと姿を変える

 

 

『『change!Punch/kick hopper!!』』

 

 

現れたのは2人の仮面ライダー 何処となく無軌道で闇の世界を歩く者達

 

 

仮面ライダーキックホッパー、パンチホッパー

 

 

地獄兄弟 復活!

 

 

 

「やったあああああああ!!!」

 

 

と大喜びするアナザーカブト、以前から考えていたワームのコピー能力で死んだダークライダー達を蘇生出来ないかの実験が成功したのだ

そりゃ喜ぶだろう

 

『やったなハルト』

 

 

「おうとも!何せを 寸分違わぬ形で地獄兄弟を再現してるからな」

 

『……ん?』

 

 

だがまぁ予想通りとはいかないもので

 

 

「ねぇ兄貴、アイツ…何かカブトみたいじゃない?」

 

 

「何?」

 

 

地獄兄弟が何故か此方をマジマジと見ている…ふむこれは不味い

 

 

「先にアイツからやっちゃおうよ」

 

「カブトおおお!!」

 

 

「ゔえええええ!何でええええ!!」

 

そのまま両者との戦闘が開幕したのであるがハルトとしては

 

 

 

「被造物が創造主へ反旗を翻したんだけど!!」

 

『馬鹿野郎!お前は今、メガヘクスと同じ過ちを繰り返してんだよ!何で問題児ユニットをほぼ完璧に再現しやがった!!』

 

 

「だからってコッチに攻撃してくるとは思わないじゃん!!ちょっ!アンタらの敵あっち!!」

 

 

しかもタチの悪い事に両者はハルトの記憶から生み出されているので この手にある再生怪人などではなく純度高めの仮面ライダー故に強い

 

 

 

「ふっ、愚かな」

 

 

コーカサスとしては棚ぼた的展開であったが失言注意

 

 

「今…相棒を笑ったな?」

 

 

するとキックホッパーがコーカサスへと襲いかかるのである

 

「ぬ!」

 

「はっ!」

 

 

この無軌道さは間違いなく地獄兄弟だと感動するがアナザーカブトは

 

『俺って、こんなだったか?』

 

 

「お前の契約者って割とこんな感じだよ…じゃねぇ、今だ!影山さん!」

 

 

「あぁ?」

 

 

「アイツを倒したらザビーに戻れますよ!」

 

 

「そんな安っぽい誘いに乗っかるものか!」

 

 

「うっそぉ!!」

 

 

乗っかると思っていたが…確かにこの人、どちらかと言えば善人より何だよなぁ ついて行く人を間違うと問題しかないのだが

 

 

「だったら、あのコーカサス…金色のライダーを倒せば最強ですよ!」

 

 

「何?」

 

 

「アイツはカブトとガタックの2人を1人で倒す位強いんだ!」

 

 

「へぇ……」

 

 

パンチホッパーの目線がコーカサスに動くと走り出しコーカサスへ襲いかかる

 

 

「計画通り」

 

と安堵するが流石はコーカサス、地獄兄弟の連携をかわし続けて行くのは向こうの再現度が高いという事であろうが

 

 

 

「この時を待っていた!」

 

 

「え?」

 

 

突如 そこに予想外の人物が現れたのである

 

 

「久しぶりだね魔王!」

 

 

チューリップ帽とメガネが特徴的な男 まさか!

 

 

 

「な、鳴滝さん!!如何して此処に!」

 

 

「悪いね、用事があるのは彼等だ」

 

 

「え?」

 

するとオーロラカーテンに複製した地獄兄弟を誘拐したのである

 

 

「…………おいいいい!!お前何してくれてんの!!」

 

 

思わず胸ぐら掴んで問いかけた

 

 

「悪いと思っているが、君の作ったあの2人をディケイドにぶつける予定だ…歴史の予定調和と思ってくれ」

 

 

「ん?地獄兄弟をディケイドに?」

 

 

はて何処かで聞いたような……あ!

 

 

「クウガの世界で現れた地獄兄弟って本家じゃなくて俺が作った奴だったの!!」

 

 

今更ながらに予想外過ぎる!けど

 

 

「お前、ふざけんなよ!複製地獄兄弟だけでなくホッパーゼクターまで持っていきやがったな!!許せねぇコーカサスの前にテメェから締め上げてやろうか!!」

 

 

流石に此方の妨害をしたなら鳴滝さんと言えども許せん!と胸ぐら改めて掴みかかるが

 

 

「待ちたまえ私としては君と揉めるつもりはない」

 

 

「こっちの妨害をしておいて!?揉めるつもりがないと!お前、俺が仮面ライダーの関係者には敬意を払って手を出さないと思って舐めてんな!!」

 

 

「違う…そのお詫びとして助っ人を呼ばせて貰った」

 

 

「はぁ?助っ人?」

 

 

鳴滝が指を鳴らすとオーロラカーテンが現れ 新たな人物が現れたのである

 

 

「こ、こいつは!!」

 

 

ーーーー

 

 

その頃 真耶は懸命に走り千冬達に加勢を求めたのである カレンは駆けつけようと動いたが千冬達に止められた 

 

 

「この場で動けば奴等の思う壺かも知れない」

 

 

「え?」

 

 

「あの子が絶対天敵の関係者という可能性も」

 

 

「いやいや、チーちゃん考え過ぎでしょ!」

 

 

「だが突然現れた素性の分からない人物、そんな展開を考えると」

 

「あり得なくはないね」

 

 

「それにだハルトが本気で動いているなら加勢はいらん」

 

 

「ですが!」

 

 

「真耶は知らないだろうが、あのバカの腕っぷしの強さと料理の腕だけは皆が認めているのだからな」

 

 

「それ以外にも尊敬する所ないんですか!?」

 

 

「………あまり思いつかないな」

 

「だね」

 

 

「ええええ!」

 

 

 

そして一夏達は

 

 

「皆!この子を巡って争わないでくれええ!」

 

 

乱闘寸前の面々に思わず

 

 

「何とかしてくれ、ユニコーーーン!!」

 

 

何故かユニコンのケミーカードを取り出して叫ぶ一夏だが 別にサイコフレームとか戦いを止める虹とかNT-Dとか起こる筈もなく

 

『ホッパー!(ユニコンな)』

 

 

奇跡は起こらないものである

 

 

ーーーー

 

 

その頃 ハルトの元へ現れたのは

 

 

「ガタックゼクター!」

 

 

「!!」

 

 

「いやお前、俺が変身出来ないの知ってるだろう!!」

 

 

「別に君の助っ人ではないよ」

 

 

「は?じゃあ誰の?」

 

 

そう首を傾げるとガタックゼクターは何かを感じ取ったのか 目的地へと向かうのであった

 

 

「え、ええ…」

 

 

「すまない茶番は終わりかな?次は本気で行くぞ」

 

 

 

するとコーカサスが天に手を伸ばすと緑色の光包まれて その手に収まるのは

 

 

「ハイパーゼクター!?何で!!」

 

 

「それは私の手に収まるに相応しいものからだ」

 

 

「まさか…定期的に飛んでくる群体……つか…そうかよ、お前がハイパーゼクター使ってたのか!」

 

 

「お前のはきっかけでしかない、アレだけの数の同胞を呼ぶには多くの力を使う必要があったからな」

 

 

「この野郎…」

 

 

「では始めましょうか」

 

 

「そうだな、此処からが第二ラウンドだ」

 

 

「ふっ!」

 

『hyper clock up!!』

 

 

「フリーズ!」

 

『汚っ!』

 

 

 

ーーーー

 

 

その頃 助っ人で呼ばれたガタックゼクターはと言うと自分の持ち主に相応しい者を選んでいたのである

 

 

本人としては選ばれしものというような存在を探していたのだ

 

 

「(分かってはいたけど加賀美より良い奴はいないなぁ)!」

 

 

ガタックゼクターは思っていたりすると

 

 

「(お、あの男など良さそうではないか)」

 

 

そう見えたのは

 

 

「ちょっと待ってマドカ!落ち着いて!!」

 

 

「待たないよ…ドウシテニゲルノ?」

 

 

「俺はマドカから逃げてる訳じゃないよ!アナザーライダーの気配が言うんだよ、ハルトがピンチだから駆けつけるんだ!」

 

 

「ホンネハ?」

 

 

「今のマドカが怖いからスタコラサッサ!そう!逃げるは恥だが役に立つ!!」

 

 

「ニガサナイ」

 

 

「いぎゃああああ!誰か助けてええええ!!」

 

 

 

「(……アイツは…何で俺と同じ匂いがしたんだ?)」

 

 

取り敢えず場所から離れると

 

 

「(アイツらはどうだ?)」

 

 

「この戦いを止めるにはどうしたら良い秋羅」

 

 

「お前があの子の母親を早く決めれば終わるぞ」

 

 

「それはそれで別の戦いが始まらない?」

 

 

「嫌ならこの戦いを見守る事だ」

 

 

「……この歴史には修正が必要になったかも知れない」

 

 

「タイムロードを使うな面倒な事になるぞ」

 

 

「デイブレイク時空歩いてるお前が言うと説得力が違うわ」

 

 

「ねぇパパ、デイブレイクって何?」

 

 

「それはね人工知能搭載型ロボット ヒューマギアが衛生アークによってハッキングされた事で暴走して大暴れした日の事だよぉ〜」

 

 

「一夏、それは違うデイブレイク!!」

 

 

「んー、よくわかんない!」

 

 

「そうか…まぁ今は取り敢えず、デイブレイクについてお話しする前にこの戦いを終わらせる!」

 

 

「なんで平和な祭りが乱闘まがいな事に…」

 

 

乱戦を止めに入ろうとした一夏と秋羅を見てガタックゼクターはポイント高いなコイツらと思い候補だなと認めながら空を飛んでいると

 

 

「(やはりアイツか……)」

 

 

ガタックゼクターの目に入った人物とは

 

ーーーー

 

 

その頃 アナザーカブトvsコーカサスの対決はハイパークロックアップを使うコーカサスに対してフリーズで何とか凌いでいたが やはり限界が来る 何度も使えばタネが割れていく

 

 

やはりと言うべきか事前の置きパンチやら置き?キックやらを仕掛けるようになっていた

 

 

「ちっ!」

 

 

「小手先の手品ですね」

 

 

「まぁね」

 

 

「その手品も見飽きましたので、そろそろ決めさせて貰いますよ」

 

 

「なら仕方ない……新しい手品を見せる時が来たな」

 

 

「愚かな」

 

 

「愚かなのはどちらかな?」

 

 

「何?……くっ!!」

 

 

突如 コーカサスへ襲い掛かる 砲弾の雨 それを放つのは両肩にキャノンをつけた青い仮面ライダー

 

 

仮面ライダーガタック・マスクドフォームである

 

 

「え……誰!?」

 

 

あの気難しいゼクターが選んだ奴が気になって来たが…まさか

 

 

「加賀美さん?」

 

思わず呟いてしまう…俺の推しセンサーが反応しないので別人だろうがガタックは足元に砲弾を撃つと何処かへ消えてしまったのだ

 

 

「え、マジで誰?……けど、この隙に!」

 

 

その隙を見逃す筈がなかったアナザーカブトから新しいアナザーウォッチを起動する 

 

 

 

『hyper clock up!』

 

 

「がああああ!」

 

 

 

その隙を見逃す筈がなかったのはコーカサス 彼が僅かな隙でハイパークロックアップを発動し遅れたアナザーカブトを四方八方から殴りつける攻撃には容赦はなく まるで今まで殺された同胞の無念も載せているようでもあった

 

 

 

「くっ…」

 

 

「終わりだ」

 

『maximum rider power』

 

 

ハイパーゼクターのホーンを倒し自身の能力を高める その一撃は正に必殺技となる

 

 

変身解除されボロボロながらも立ち上がり彼は言う

 

 

 

「あるお婆ちゃんが言っていた、俺が望みさえすれば運命は絶えず俺に味方すると」

 

 

「何?」

 

 

「お前は確かにハイパーゼクターを使ったのだろう、コーカサス…だが俺に取ってお前がイレギュラーだったようにお前に取ってのイレギュラーが現れないと何故言い切れる?」

 

 

アレは諸刃の剣 自分の身に起こった事が連中に現れないとも限らない

 

 

「………!まさか!!」

 

 

「そう……やって来たぜ!」

 

 

「そんな…有り得ない!」

 

 

「あり得ない、なんて事はあり得ない…この足跡と俺の推しセンサーの感度を侮るな!!」

 

 

「勘違いするな、俺はただ豆腐を買いに来ただけだ」

 

 

 

「き、貴様は!!」

 

 

擬態元から来る因縁をやった来た男に向けるコーカサスだが そもそもそれは改変された未来での出来事 テレビ本編軸ではパラレルとなっているので

 

 

「ん?誰だお前は?」

 

 

本人からすれば預かり知らないのだ

 

 

 

「お久しぶりです!!」

 

 

 

ハルトが敬語で深々と頭を下げる人物とくれば彼を実験室から解き放った命の恩人 

 

 

 

 

「天道さん!!」

 

 

 

天の道を行き、総てを司る男 天道総司 現る

 

 

だが本人は

 

 

「何を言っている俺は豆腐を買いに来ただけだ」

 

 

「豆腐を買いにこの世界まで!!何て冒険スピリッツ。俺も見習わないと…じゃない!」

 

 

「おい魔王、彼奴は何者だ?」

 

 

「早い話が貴方にベルトを渡した未来の自分が戦った敵です」

 

 

「ほぉ……」

 

 

「カブトおおおおおお!!」

 

 

「スゲェ、黒崎の自我に引っ張られてる」

 

 

「まぁ良いだろう相手してやる、お婆ちゃんが言っていた太陽の素晴らしい所は塵でも輝かせられる事だ」

 

 

「お、おおおお……」

 

『泣いてる、あの相棒が咽び泣いてる!!』

 

『生天道語録は相棒には激薬だったぁ!』

 

 

すると何処から共なく あのカブトゼクターが飛んできて天道の手に収まる

 

 

 

「変身!」

 

『HENSHIN』

 

 

ヒヒイロカネ装甲を纏い現れるのはサナギのような姿をした重装甲のマスクドフォームからゼクターホーンを掴んで倒す

 

 

「キャストオフ」

 

『CAST OFF』

 

 

同時に弾け飛ぶ装甲 そして中から現れる赤い装甲 そして起き上がる角が天に上がる時 現れるは仮面ライダーカブト・ライダーフォームである

 

 

その登場に警戒するコーカサス、そしてハルトは

 

 

「これがキャストオフしたカブトのマスクドフォームのアーマー!!うおおお!!これをウチの国の聖遺物にするぞ!」

 

 

喜んでいる姿に思わず

 

 

「………」

 

『PUT ON』

 

 

飛ばしたアーマーを回収した

 

 

「あああああああ!!!そんなああああ!」

 

 

マーモットよろしくの絶叫をあげる魔王にカブトは

 

 

「お前と言う奴は落ち着きを持て」

 

 

「はい……おぉう」

 

 

再度、カブトがキャストオフしてアーマーを飛ばす 何故かハルト直撃コースだったので

 

 

 

「ガードベント」

 

『コネクト』

 

 

「え?ちょっ、なっ!……あべし!」

 

 

ナツキを呼び出し肉壁にすると同時にキャストオフされたアーマーがナツキの顔面にクリーンヒットして吹き飛ぶ

 

 

「装甲を飛ばすだけで、この威力…そりゃサナギのワームならこれだけで蹴散らされるわな」

 

 

「殺す気か!!」

 

 

「ちっ…生きてたか」

 

 

「本音が聞こえたぞ!おんどりゃぁ!!つか何でカブトにコーカサスがいるの!?」

 

 

「あれ?さっきのガタックはお前じゃないのか?」

 

 

「あーうん…そうだよ」

 

 

「煮え切らないけど、まぁ良いや!取り敢えず手を貸せよ!」

 

 

「いきなり盾にした奴を助けろと!?」

 

 

「一回だけヤンデレの脅威から助けてやる」

 

 

 

するとナツキは目をキリッとさせるとジャケットを脱ぐその下には あのベルト そして

 

 

「こい!ガタックゼクター!!」

 

「!!!」

 

 

何処から共なく飛んできたガタックゼクターを手に取り構える

 

 

「変身!!」

 

 

『HENSHIN』

 

 

カブトより高い音と共にナツキの体を装甲が走る そこにガタック・マスクドフォームが現れるとカブトも流石に驚く

 

 

 

「ほぉ」

 

 

そしてハルトは下唇を血が出るくらい噛み締めながら悪鬼羅刹の形相でナツキを睨みつける

 

 

 

「テメェ……」

 

 

「俺一応味方だからな!!」

 

 

「分かってるよ…」

 

『ヴラム』

 

 

ハルトはアナザーヴラムに変身しニエルヴが製作したヴラムブレイカーを装備して構える

 

 

 

「え?カブトじゃないの?」

 

 

「俺に考えがあるから黙ってろ!」

 

 

「分かったよ!」

 

 

2人もコーカサスに向かい3人がかりとなる

 

 

カブトとの即席の連携を図ろうと思うがやはり天に道を行くものからすれば

 

 

「俺には不用だ」

 

 

邪魔でしかない 実際コーカサスは自分と同格の相手見ている辺り 警戒はしているだろうが

 

 

「言うと思いましたよ…けど、ハイパーゼクターを使う相手に助っ人無しでとは」

 

 

「不用だ」

 

 

「ふぅ…俺もまだまだ未熟だな」

 

 

「え?」

 

 

アナザーヴラムにゼリーノワールゴチゾウを装填して狙いを定めるもコーカサスは

 

 

「無駄だ」

 

『hyper clock up!』

 

 

再度 入った刹那

 

 

 

『ヴラムシューティング』

 

 

ヴラムブレイカーから放たれた黒い矢はコーカサス近くに着弾、そのままブラックホールを形成して止まるとフリーズは解除される

 

 

『hyper clock over』

 

 

解除と同時に時間的余裕があった筈のハイパークロックアップが解除されたのである

 

 

 

「何!?」

 

 

「ふっ」

 

アナザーヴラムがヴラムブレイカーに装填したのは、ぷるゼリーノワールゴチゾウ それはニエルヴが製作した人造ゴチゾウである その能力はエネルギーの吸収による無効化能力

 

 

カブトのクロックアップは端的に言うとタキオン粒子というエネルギーを使って加速しているならばそのエネルギーを吸収してゼクター

 

 

「今だ!」

 

マスクドフォームのガタックが持っている両肩のバルカン砲を発射 高密度高火力の弾丸がコーカサスを的確に捉え そして

 

 

「キャストオフ!」

 

『CAST OFF!change !stag beetle!!』

 

 

戦いの神 ガタック・ライダーフォームに変身 両肩のガタックカリバーで肉薄しコーカサスに斬撃を浴びせ続けていく

 

 

「くっ!」

 

 

 

その隙を見逃す訳なく

 

 

 

「種族選択 never」

 

同時にハルトの体がneverへと変えるに合わせて

 

 

『invisible jelly!』

 

 

アナザーヴラムはゼリーカスタムの力で透明化した後 こっそり近づき

 

 

『jelly over!』

 

 

 

「ゲット……くっ…」

 

アナザーヴラムの力でハイパーゼクターを取り上げたのである、そしてneverになった反動で襲いかかる負荷に膝をつく

 

 

それを見て何を思ったのか

 

 

「………こいハイパーゼクター!」

 

 

ガタックがそう呼ぶとハイパーゼクターは姿を消してナツキの手元へ飛ぶのであった

 

 

「いや何でええええ!!!」

 

『いやお前も使えるだろう?』

 

 

 

「いやだけども!」

 

 

「お前も未来を掴んだのか」

 

 

「え?えぇ」

 

 

「それなら行くぞ」

 

 

「は、はい!」

 

 

すると2人はハイパーゼクターをバックルに装着して

 

 

「「ハイパーキャストオフ」」

 

『『hyper cast off!』』

 

 

すると2人の体には追加装甲が装着されていく

 

 

『『change !hyper/stag beetle!』』

 

 

カブトとガタックはハイパーゼクターを使った最強形態 ハイパーフォームに変身したのだが

 

 

推しとの同時変身を果たしたナツキという光景にハルトは仰向けになって気絶した

 

 

両者は同時にコーカサスへの戦いに挑む、ガタックはプロレスのような荒々しい飛びかかりに対してカブトはスマートな拳打で応戦するという本家さながらの連携にコーカサスは困惑する

 

 

「くっ…何故」

 

 

「当たり前だ擬態してもその拳に熱意がないんだ!」

 

 

2人はゼクターにあるボタンを押してレバーを畳んで待機して構える

 

 

『『1.2.3!』』

 

 

「riderキック!!」

 

『rider kick!』

 

 

「ライダー……キック!」

 

『rider kick!』

 

 

レバーを倒して必殺技を解放、ガタックの勢い任せのライダーキックをコーカサスはガードしているが吹き飛ばされ、その先には待機していたカブトが頭部目掛けてのカウンターキックを叩き込む

 

 

「ぐ………ぐあああああああ!!」

 

 

 

するとコーカサスは吹き飛ばされて大ダメージを負ったのであった

 

 

「やったな」

 

 

「はい!ありがとうございます!」

 

 

そんな光景を見ていたハルトは下唇を噛み締めすぎて血が溢れていた

 

 

「……………悪夢だ…何で俺は変身出来ないんだぁ…」

 

『体質だからな』

 

 

 

「愚かですね…ワームの力があるのに擬態しても姿だけ…変身出来ないとは哀れですね!」

 

 

ボロボロになりながらもコーカサスはハルトを煽り出す その時

 

 

『今……相棒を笑ったな?』

 

 

アナザーカブトの一言が不思議な事を起こした

 

 

体質だからと溜息が漏れ、暗いオーラを纏ったハルトを遠目で見ていた ホッパーゼクターがピョンピョンとハルトの足元に近付いてきた

 

 

 

「おいどうしたぁ、お前?」

 

「!!」

 

 

「俺と来たい?変な奴だなぁ…俺は変身出来ねぇなぁ……はぁ……俺って奴ぁ…」

 

 

「!!!」

 

 

するとハルトの腰に現れたのはゼクトバックル、それが勝手に開くとそのスペースにホッパーゼクターがベルトに装着された

 

 

『HENSHIN』

 

 

 

するとハルトの体にヒヒイロカネ装甲を纏いて

 

 

『change kick hopper!』

 

 

仮面ライダーキックホッパーに変身していたのである

 

 

「…………ん?」

 

『『『え?』』』

 

 

その光景にハルトがよく知るもの達は沈黙から入る そして自分の体をペタペタと触り始める

 

 

「え……」

 

 

そして何が起こったか理解して

 

 

「ええええええええ!!!」

 

 

変身したという現実離れした光景に震え上がっていた

 

 

「嘘っ!何で変身出来たの!?」

 

『まさか…アナザーカブトの影響か?』

 

『おーい調べておこうぜ』

 

『まさか…』

 

 

力の容量がアナザーライダーや怪人に満たされている以上 ハルトは仮面ライダーへ変身出来ない筈なのに…何故と…しかし分からないが今やるべき事は一つ!とハルトは

 

 

 

「ナツキぃ……地獄に堕ちろおお!」

 

 

完全に私怨で襲い掛かろうとしたがカブトは冷静に制する

 

 

「丁度良い…合わせろ魔王、同時攻撃だ」

 

 

「はい!天道さん!!」

 

 

「ハルト!初めての変身だからって足を引っ張るなよ」

 

 

「ナツキ、後で覚えてろよ……ライダージャンプ」

 

『rider jump!』

 

先にキックホッパーは高く跳躍、その間にカブトとガタックは待機状態にする

 

 

「「「ライダーキック!!」」」

 

『『『rider kick!』』』

 

 

3人は同時のタイミングでのライダーキックをコーカサスへと放つ

 

 

その攻撃を受けたコーカサスは

 

 

「ぐ……ぐああああああ!!!」

 

 

最期の断末魔を上げて爆裂霧散したのである

 

 

 

その爆破を背後に決めポーズを取るも

 

 

 

「…………………!!!」

 

 

ハルトはキックホッパーに変身したという事実に感涙咽び泣いていたのであった

 

『けど何で……』

 

『あぁ、アナザーカブトって確か…』

 

『キックホッパーの変身者』

 

『だとしても…何故……』

 

 

 

「そんな事どうでも良い……今の俺は…この事実に震えているんだ……うおおおお…」

 

 

「おい、何故アイツは泣いているんだ」

 

「えーと話すとかなり不毛ですよ?」

 

 

「………そうか」

 

 

全員が変身解除するとゼクター達はそれぞれいるべき空間に離れていくが

 

 

「ありがとうホッパーゼクター!」

 

「!!」

 

 

「あ……まって!行かないでホッパーゼクターあああああああ!!」

 

 

「いやいや帰るつもりでしょう呼べばまた来るよ」

 

 

「こんな事二度もある訳ねぇ!つか何でお前がガタックに選ばれてるんだよ!」

 

 

「何故か…俺にも分からない」

 

 

「だろうな…まぁ理由は何となく分かるけど」

 

「え?」

 

 

「何でもねぇ……けどコーカサスか…」

 

 

「絶対天敵がライダーに擬態するとは驚いたよ」

 

 

「束達のISデータ更新をするように言わねば…」

 

と一抹の不安があったがそんな事よりも

 

 

「俺も変身したんだぁ……けどアナザーカブト」

 

『何だ?』

 

 

「どうして教えてくれなかったの?」

 

『聞かれなかったから』

 

 

「俺は何回も変身出来ないのって聞いたのにぃ!!」

 

 

 

その話をウォズ達に変身出来たと報告したら皆が血相変えていたが どうしたのだろうと?首を傾げると聞こえたのは

 

拒絶反応云々言っていた……誰の力が水と油だ…これは許せんと呟くのであった

 

 

そして何故か

 

「お久しぶりです魔王」

 

「エイゲツ!?」

 

現れるは過去に敵対していた者であった

 

 





予告

変身したハルトを検査する為に現れたエイゲツ、診察を受けたハルトだったが


「お前に診察されてもなぁ…」

「失礼ですね私はこう見えても医者で…ごふっ!」

「(間違いなく診察される側なのにぃ)」

そして出された診察結果とは! そして謎の子供の正体は!


次回 診断結果!お楽しみに!

オマケ短編


これは老ハルト√


クローン戦争末期


ジオノーシスの戦いから月日は流れ

世界は銀河共和国、独立星系連合、そして突如現れた頭のイかれた暴走国家 逢魔王国の三つ巴となっていた!

そして逢魔王国は独立星系連合を吸収し勢力を増し、そして特に理由もなくノリと勢いで銀河共和国へと攻撃するのであった


「この銀河は全て俺達、逢魔王国のものだぁ!!」


後の老ハルト(時は20代) は現在ノリノリで敵の首都 コルサントへ殴り込みをかけようとしていた


その横に侍るのはドゥークー伯爵 彼は偵察で先行工作に行ったウォズを心配していた


「しかし国王陛下、ウォズ1人で偵察に行かせて大丈夫なのですか?」


「問題ないぞ伯爵、ウォズは…例えば、兎が二羽いたとして二羽とも追いかけて3羽捕まえて戻ってくる奴だ」


「確かな腕と運を持ってると言う事ですな!」


「そうだグリーヴァス将軍よ、それよりも遅いなぁ…エイゲツ、ヤクヅキどう思う?」


「ご安心ください魔王様、ウォズならばきっと任務を達成するでしょう」


「良く言うたぞエイゲツよ!それでこそ我らの参謀よな!」


肩を強くドン!と叩いたのだが


「……」

エイゲツ 右肩脱臼


「しっかりしろ!おい、衛生兵!!」


「はぁ…これがうちの参謀だ」


「(え…我々はこんな連中に負けたの?)」


「我が魔王、ただいま戻りました!」


「良くぞ帰って来たなウォズ!では聞かせて貰うぞ銀河共和国元老院最高議長にしてシスの暗黒卿、ダースシディアスの情報を!」


ハルトは最古参の右腕に期待を寄せる瞳を向けるとウォズはカラッとした感じで一言





































「ご本人からどうぞ」


「よろしく」


「スゲェもん持ち帰って来たぁ!!」


そして何故か


「私、シーヴ・パルパティーン筆頭に銀河共和国は降伏致します」


「え…何で!?俺はコルサントを瓦礫の山にして俺に刃向かう事の愚かさを見せしめたかったのに!」


「我が魔王…」


「まぁ逢魔王国の軍事力など見てこりゃ叶わぬと思いましてな元老院最高議長として共和国を思うものとして苦渋の決断をした訳です」


「嘘ダァ…本音は?」


「不老不死の秘術を教えてください…そうするなら国でも何でもあげますとも」


「は?」


「(騙されてはなりませんぞ)」


「(彼奴は権謀術数に長けるシスの暗黒卿じゃぞ)」


「これは失礼…彼の話では甘いものが好きだと聞いたので銀河中の甘味を持参しました」


「ほぉ!」


「いかんぞハルト坊!!先ずは妾が毒味を……う、うんまああああい!!」


ゴン! ヤクヅキが勝手に食べた事でハルトは涙目になりながらヤクヅキを拳骨した


「……」


「………」


「うむ…まぁ降伏するなら無用な血が流れないのは……うん…不老不死の秘術か教えるのは構わないが……え、マジでそれだけで良いの?」


「何故不老不死の秘術がそんな簡単に取れる資格みたいな扱いに…」


「無論です、他にも条件があれば」


「ふむ、ならば銀河共和国領内は引き続きお前達が収まるが良い」


「ははっ」


と言う前にエイゲツが病魔に犯された体で進言する


「いけません魔王様!シスと言えば陰謀と裏切りは付きものですよ!権力など持たせるのは危険です!!いつ謀反するか分かったものではない!!」



*コイツは後の謀反人です


「その前に後顧の憂いを取り除きたいのです」


「ん?」


「実はですな、私はただジェダイと違う宗教を信仰しているというだけで弾圧されているのです…銀河を平和と秩序を守る為と言いながらライトセーバーとフォースを使う、ジェダイが許せないのですよ…あと儂の銀河支配に一番邪魔な連中ですので排除してください」


「どの口が」「言っているんだ」


「まぁ落ち着け2人とも」


「最後に本音が漏れましたね」


「……パルパティーン、お前の気持ちはよく分かるぞ!」

気づけばハルトは涙を流しながらパルパティーンの手を取っていた


「(え、何で泣いてるの?)」


「「「(いや、分かるの!?)」」」


「俺も突然、世界平和の為とか俺が危険人物と糾弾し、剣やらガトリングやら電鋸やらを歌いながらぶっ飛ばしてくる武闘派アイドル達に襲われた事があるんだ……俺が一体何をしたぁ!」


「アレに襲われる原因の何割かは我が魔王に非があるのでは?」


「ん?何か言ったかウォズ?」


「何でもありません!」


「問答無用、ヤクヅキ連れていけ」


「お待ちください我が魔王!聞いてください!!」



「仕方ないな……一曲だけだぞ」


「それでは聞いてください、BLACK and White……ではありません!何故この状況で私が歌い流れになるのですか!」


「(な、何という圧…流石は伯爵やモールを従えるだけの事はある…コイツに逆らうのは不味い…いや何でこうなった!)」


「んじゃジェダイとやらを全滅させるか」


「………え?良いのか?」



「その代わり約束は守れよ?パルパル」


「(え、何で儂、愛称?で呼ばれるくらいにコイツの好感度をここまで稼げてるの?え、急に距離詰めてきて怖いんだけど、助けてブレイカス!!)」


内心ではパルパティーンは暗殺した亡き師匠の名を呼びながら怯えていた



「さぁ、グリーヴァス将軍!一緒にジェダイ聖堂とやらに殴り込もうぜ!ライトセーバー狩りの時間だ」


「おおおおおお!」


これが後にジェダイ寺院虐殺事件に繋がり エイゲツが裏切る事になる その前日譚であった

次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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