終わらない修学旅行という怪異現象に直面した秋羅は一夏やハルト達の協力を得て この京都に蔓延る者を発見した!果たしてチェイテピラミッド二条城とは何か!何処かグダグダしそうな雰囲気背負うも無事に彼等は京都の街を守れるのか!
先程の一報を聞いた千冬は
「何、ハルトが襲われただと!」
「俺もビックリしてるんだ…ハル兄を襲うなんて…」
「襲われた奴等は五体満足で生きているのか!!」
「そっちの心配!?」
「まぁ無理もない…」
箒はやれやれと呆れているが合流したハルトが一言
「なぁ…チェイテピラミッド二条城って何?」
その意味不明な言動に、普段のハルトに慣れていた千冬も困惑して
「ま、待て、落ち着け…お前は今、錯乱している」
「そこまで言う千冬!?」
「何それな建物だけど!?」
「何だその文化財への冒涜は!」
「その珍妙な建物が秋羅の件に関与してるのか?」
と周りが言っているが
「そこまでは分からないが推しから来る経験則でいうならチェイテピラミッド二条城を作ることで奴等は何かを成そうとしているんだ」
古今東西、悪の組織は巨体建造物を作る事で世界征服やら世界の破壊を狙う節がある
「エニグマしかり、パンドラタワーしかり、セイバーの滅びの塔しかり、良くわからん建物は大体が破壊兵器なんだよ」
「けど、空飛ぶGシリーズなんて…」
『そんな貴様に朗報だ』
『アギト超能力戦争が視聴可能になったぜ!』
「え?お前達ってそんなサブスク機能持ってたの?」
『見たい?』
「見たい!!少し視聴する為に寝るから終わったら起きる!起こしたらナツキを殺す!」
「何で俺!?」
そう言うなり旅館の椅子に座り寝たのである
「あ…ハル兄!」
「待て一夏、ハルト王は一見無駄に見える事が正解に見える事をする」
「確かに一見、無駄に見えるけど洗練された無駄のある動きをするのがハル兄だ」
「無駄な動きしかしてない!」
「けど敵もライダーシステムを持ってるなら厄介だね」
「あぁ…」
と話している中、突然
いやああああああ!
旅館に響く事件性のある悲鳴、皆が慌てて駆けつける
「何があったの!まさか京都にコ○ンがいたのか!」
「いたら是非謎解きを助けて欲しいんだけど!?」
「いや今までの経験から行けば」
「だよねぇ」
何か分かっている千冬と束だが、そこには
「葦原さん……どうしてそんな姿にぃ…そんなぁ…」
『木野が持ってきたギルスの遺体は此処から繋がるのか』
「大丈夫です……逢魔の医療なら完全復活させる事だって…うぅ…」
「やはりか」
「流石のハルくんクオリティ」
千冬と束は頭を抱える
「うーん……どうして氷川さんが刑務所にぃ…どうして津上さんがアギトに変身出来なくなって……犯人は、お前かアナザーアギトぉ…え、待って…本当にアナザーアギトが犯人なの?」
「凄い魘されてるね」
「そんな……氷川さんが箸で豆腐を掴んだぁあああ!」
余りの衝撃にガバァ!!と起き上がったのである
「氷川さんが…氷川さんが豆腐を掴んだぁ…」
某○ララが立った!ばりのテンションで感動するハルトに対して千冬は何旅館で叫んでいるんだ馬鹿者!と至極真っ当な説教を受ける事になったのである
そして
【条件達成 怪人をアンロック ギル・アギト が解放されました】
何処からか聞こえた声に新たな力を感じるのであった
「それで何か分かったのか」
「あぁ…あの空飛ぶ奴はG6という新しい仮面ライダーだった…そして」
「そして?」
「G7に俺は感動を覚えたよ!束ー!G7作って!!」
「いいよー!」
「束、大好きぃ!!愛してるぅ!!」
「束さんもだよぉ!」
ヒシッ!と抱きしめる2人に千冬はお土産の木刀を素振りするのを感じると2人は ビクッ!と震える
「貴様等…何いちゃついているのだ?」
「あ、束さん分かった!ちーちゃん羨ましいんでしょう!今はちーちゃんは先生だからアレコレ出来ないしー!」
「成る程…折角だしイチャイチャしてる姿を見せつけてやろうぜー!」
と2人でイチャつく姿に千冬の手にある木刀が握力でヒビが入っていたのを見て一夏はツッコミを入れた
「どうして2人は息をするように煽るのさ!」
「おい、一夏」
「はい!」
「暫く人払いしろ…このバカ共に折檻する」
「はい、ごゆっくり!!」
「悪いなガキ共、此処から先はR指定だ」
何故か千冬の背後に二丁拳銃を構えたガラの悪いガンマンが見えたのはハルトの幻覚でないと信じたい
そして一夏が離れた先で聞こえるのは2人の断末魔であった
そしてボコボコにされたハルトに千冬は取り調べる
「それで敵の目的は?」
「何か器がどうとか言ってたな」
「器?」
「そ…器が完成してない、だからお前と今戦うつもりはないとか何とか、この場合の器って」
「恐らく黒鉄だな」
「秋羅を器にして何を企んでる?あとエネルギー云々って」
「分からんが警戒はしておくべきだろう……だが何故、黒鉄である必要がある…何か理由があると見た方が良いな」
「それと俺達にはタイムリミットがある」
「この1日が終わると黒鉄以外が記憶を無くすと言う事か?」
「そう言う事だな………あ、やば」
そして時計は一周する
我、永遠を欲す
気づくと秋羅は 再びIS学園の自室で目を覚ました これまでの周回での経験とアドバイスから 梱包されたナツキを事前に回収して中身を解放 そしてハルトと束達を連れて京都に入ったのである
「秋羅から聞いたけどマドカが怖いよ!何なのこの執念!?」
「俺としては無警戒で何で、あのバカは梱包されてんだと思うがな」
「人って…折り畳んだら小さな鞄にも入るんだね」
「あかねさん?この光景から何か良くない事を学ぼうとしてない?」
「ハルトが何か悪い事したらこうしようかなって」
「大丈夫だよ!ほら!ワンダーカプセム使えば俺はいつだってポケットサイズだよ!」
「へぇ……手のひらサイズのハルトかぁ…ねぇハルト、キュートアグレッションって知ってる?」
何故かハイライトの消えた目で見てきたので
「怖いよあかね!!てかあかねは俺みたいにドス黒くならないで!いつまでも心は綺麗なままでいて!!俺みたいな油汚れがこびりついたフライパンみたいな心にならないで!」
『自分の評価それで良いの?』
「それなら…気をつけてね?」
「はい!」
ハルトがガクブルとしているのを見て秋羅は
「一夏、良くやった」
「流石にウォズだけだとハル兄は必ずノリと勢いでナツキを清水の舞台から突き落とすからね…こうなったら対暴走ハル兄最終兵器 あかねさんの出番だよ」
「一夏!?」
はぁ、とため息を吐くハルト 彼は最初 秋羅から同じ一日を繰り返していると聞いた時 半信半疑であったが その後の展開を聞いて納得言ったから同行している
が何故
「は?」「あ?」
「!!!!」
ナツキはいつも梱包されているのだろう 速達で新鮮なナツキが届いたのである
「業者の人も違和感に気づけよ!」
「ハル兄、この箱に鮮魚って書いてるよ」
「あぁ、確かに車海老とか生きたまま送るとか聞くし…同じようなものと思ったか」
「!!!!」
そんな事より助けて!と聞こえてくる
「お前…折角秋羅が逃がしてくれたのに何してんだよ?」
取り敢えず解放したのだが
「俺も知らない内に梱包されてんだよ!」
「箱に入る趣味でもあるの?」
「違うよハル兄、きっとマドカにお仕置きされたい願望があるんだよ」
「うっわ、キッツ…年下にお仕置きされたい願望とか…マジナイワー」
「お前達にも箱に収納される恐怖を味合わせてやろうか!」
「知りたくねぇな」「右に同じ」
「この場面であの【右に同じだ!】Tシャツを使うべきだったな」
「あれ?ハル兄の私服センス矯正されたんだよね?」
『TPO弁えない場合のセンスは共通だぞ?』
「嘘だろ……ってか秋羅がマジで同じ一日繰り返してるとか俄かに信じられないんだけど?」
「それは信じて貰うしかない…」
「本当に同じ一日を繰り返してるならハル兄が気づかないとか可笑しいでしょ!」
「一夏…お前、何だかんだで俺を信頼しているんだな…」
「この人がそんな面白い事気づいて何もしないなんて絶対におかしい!トラブルある所にハル兄ありだよ!トラブルないなら火のない所に絨毯爆撃する人だよ!」
「一夏?」
「兎に角、俺は信じられないんだよ!それなら俺はホタルとあの子や皆と楽しい修学旅行を何回もしたと言う事じゃないか!それなのに覚えてないとか…そんなの…」
という一夏に
「バッキャロウ!仲間がピンチの時こそ俺達が仲間を信じてやらねぇでどうすんだ!!」
滅茶苦茶 熱い事を言っているが
『お前がそれを言う?』
「俺は外部の人間にいつも騙されてきた、けど信じられるんだよ逢魔にいる仲間達の事は!」
『ハルト、考えてみろ お前について来てる奴等は裏切りの常習犯みたいな連中だぞ』
「それならハル兄、今目の前で梱包されてるナツキを見て一言」
「アレは仲間じゃないから助けなくて良い」
「合点承知」
「いや俺は助けて欲しいんだけど!!お願い俺を信じて!!」
「なぁ一夏、これは俺の直感だけど、この問題の根っこはアレにあるような気がしてきた…」
「かも…てか秋羅以外の記憶が一日終わるとリセットされるのも面倒だなと思う…」
「それならアレを作って貰うしかないな」
「アレ?」
「すぅ…ネオ黎斗さーーん!」
するとスマホから
「呼んだか魔王?」
「実は、かくかくしかじか」
「良いだろう…神に任せておけぇ!」
「流石は神様やぁ!!こりゃ京都にネオ黎斗を神にした神社を作るしかないなぁ!」
「ヴェハハハハハハハハ!」
「あはははは!!」
と悪ノリし笑う2人に頭を抱える面々であった
「笑ってる、あの二人が笑ってる」
「これは良くない事が起こるな」
「は…ハルト…助けて……」
マドカに追われてボロボロになっているナツキを見てハルトは肩をポンと置いて一言
「何を言ってるか分からないな…この下等生物め疾く失せろ」
『相棒!?』
『た、大変だ!ジークの奴がハルトの倫理観ブレーキをブレイカムドォーンで切ったぞぉ!』
『なんて事してくれてんだジーク!!』
『はははは!最高だろ!』
『ジークを止めろぉ!』
『くそっ!問題児はパラドだけで十分だって!』
時折 ハルトが魔王としての一面を見せて
「ダメだよ、ハルトそんな事言ったら!」
「あ、あかね…」
「下等生物に失礼だよ!」
「そうだな!」
「いや、あかねさん!?貴女までそっちいったらそのバカ止める人居なくなるから辞めて!?」
京都に着いたハルトは秋羅が言っていた情報に従い向かった二条城にいる筈の敵は居なかった
「いないな…いや時間が早いと言う訳ではない?やはり秋羅と同じループをしている或いは…この現象を外から観測してるって感じかな」
『相棒の頭が珍しく回転してるな』
「確認だけど明晰夢とかではないよなジーク?」
『あぁそうだ』
「それとナツキの死がループのトリガーになってる事を考えると……ふむ、これは予想以上に大変な案件かも知れないな」
「そうなの?」
「あぁ……っ!!」
そこにいたのは青い和服を着たあかねである
「ど……どうかな?」
「凄い似合ってるよ!」
「本当?」
「当たり前、うむ…現場に何か痕跡が…」
「あ……そうだよねハルトは仕事だよね…ごめんね忙しいのに…」
「っ!」
あかねが寂しそうな顔を…まずい!これでは仕事優先で家庭を顧みないダメな奴になってしまう!!し あかねに嫌われたら…死ねる!
「だから先ずは一緒に二条城回ろう、あ!爺ちゃんがこの辺にスゲェ美味しい団子屋あるって言ってたから一緒行こう!」
『お前の爺ちゃん推薦の団子屋って幕末から現代まで続く名店じゃね?』
「うん!一緒に行こう!」
2人で歩いている時に あかねが鼻歌を歌っていたが
「それなんて歌?」
「浮気したらあかんで、って歌」
「…………」
「君を裏切ってまで遊びたい男など地球にはいないんだよ♪高いもの買わすで?」
「高いもの……スターデストロイヤーとか?」
『そこで軍艦が出てくるのか!?』
「けど良い歌だな」
「うん!」
「(相棒!あかねの愛情が凄く嬉しい!俺死にそうなんだけど!)」
『このバカ!あの表情はエルフナインがナツキを見てる目と同じだぞ!』
「(そんな事ないもん!あかねはヤンデレじゃないもん!)」
『恋は盲目過ぎる!!』
しかし仲睦まじく手を繋いで歩いている姿
「おいハルト、貴様も一応は講師だろ…何故仕事をサボっている」
「どうやらハルくんには説教が必要なようだね」
千冬と束が京都土産の木刀と何故か購入している五寸釘とカナヅチがあった
「先生達、落ち着いてください」
「黒鉄君、どいて下さいハルトさんを狙撃出来ません」
「山田先生、アンタもか!!」
秋羅は助っ人以上に爆弾を呼んでしまったようである
そんな事知らないハルトはあかねとデートをしていたのである
団子を食べながら
「あかねと京都旅行…初めてだな」
「そうだね、ハルトは何回か来た事があるの?」
「あるけど大体がトラブルに巻き込まれてんだよなぁ」
「へぇ〜どんな感じだったの?」
「最初は京都の龍脈から来るエネルギーで神様が出てきたりとかしたな、その次はユキメの時だし」
「へ、へぇ…確かユキメさんも京都出身なんだよね?」
そうそうと談笑しながら歩いていると
「………あかね」
「え?…きゃっ!」
あかねを自分の元へ抱き寄せると同時にオートガードが起動、そこにぶつかるのはライフル弾の雨
「っ…なら!」
オートガードでは自分を守るのが限界 ならば守る面積を広げるまでと取り出したロストボトルを振り蓋を回して体に入れる
『キャッスル』
自分の体を三羽烏の赤い城壁 キャッスルハードスマッシュに化身し両肩の盾 グランドランパートを前方に展開して攻撃を防いだのであった
その密度に覗き見していた千冬と束は思わず真耶を見るが本人は違うと首を横に振る
そして狙撃と銃声で街はパニックさ!
「相棒」
『狙撃地点は割り出したぜ』
「今の射線、俺じゃなくてあかねを狙ったな」
『間違いなくな』
「…………へぇ」
『あ、相棒?』
声音が軽いが身近なものなら良く知るもの
「ウォズ」
「はっ!」
「あかねを安全な場所に連れていけ」
「我が魔王は…」
「行け」
「はっ!」
あかねを連れてマフラーワープしたのを確認すると
「あかねを狙うとは舐めてやがる、余程愉快な死体になりてぇと見える」
『フクロウ』
そしてキャッスルの変身を解いてオウルハードスマッシュに化身して狙撃地点に向かうのであった
響く銃声に京都は震えていた
それは遠くにいた秋羅達も気づいた
「銃声と…あれはスマッシュ?…っ大変だ行くぞ秋羅!」
「何で黄色の目立つ飛行物体になるかな!」
某少年探偵みたいな深刻な顔で動く一夏に合わせて動く秋羅 だったが
「止まれ…どうやら連中は素直に通してくれないみたいだな」
そして現れたのは何処か歪さを感じる左右非対称の角と生物的な外見 それはまるで
「アギト?」
「違う、コイツは確か…ギル・アギトだ!」
「まさかの!?んじゃ犯人は木野さんか!」
「「「「「「……………」」」」」」」
歩いてくる ギル・アギトにより京都の街は一転してゾンビパニックになったのである
「話は後だ、行くぞ一夏!」
『ダイオーニ!マッハウィール!!』
「おう!」
『ホッパー1!スチームライナー!!』
「「変身!!」」
『ヴァルバラド!』
『スチームホッパー!!』
ガッチャードとヴァルバラドが京都を舞台に大暴れしている頃、千冬達も接敵していたのである
「確か、ギル・アギトだったか?」
「ハルくんの話に聞いてたけど、本当にアナザーライダーみたいな顔してるねぇ」
「え、えーと…」
「真耶は下がっていろ」
『standby』
千冬は竹刀袋に入れていたサソードヤイバーを構えてサソードゼクターを呼び出すと
「そうそう、束さん達にお任せあれ〜」
『メロンエナジー』
束はゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードを起動し
「「変身!」」
『HENSHIN!』
『メロンエナジーアームズ!!』
戦いは各地で起こっていたのを見届ける謎の人物達はギル・アギトが暴れる姿に計画通りと呟いていた
その頃
「俺も!」
「ミツケタ…ニガサナイ…」
ナツキはマドカによって何かを浸したハンカチを口に当てられた
「(こ、この香りは………っ!)」
それは
「(ラベンダー……っ!)」
予想外のアロマセラピーで全身がリラックスした所をマドカによって締め上げられ 何処かへ連行されていった
ーーーー
そんな事知らないハルトはオウルハードスマッシュになったまま空を飛んでいると やはりと言うべきかG6の攻撃を受ける
「っ!」
しかしG6は確かに飛行能力を持つが基本的に相手が地上の敵を高所から襲いかかる猛禽類のような戦闘スタイルで飛ぶのに対して
オウルはモチーフからして最初から空中戦 前提、侮るなと体当たりし地面に落とすと
「………」
『クワガタ』
化身も解いたハルトはそのまま変身解除し落下の勢いのままスタッグハードスマッシュに化身し双剣での斬撃を浴びせ続ける
「くっ!」
そして変身解除したハルトだが、その目は普段の黒い瞳ではなく暗黒面由来の黄色の瞳になり、問答無用のフォースチョーク(遠隔首絞め)でG6を吊し上げる
「ギル・アギトを解き放ったのはテメェ等か…何が目的だ」
「………………」
首を絞められ苦しんでるが関係ない
「まぁ良い、街にどれだけのギル・アギトを解き放とうが俺には関係ない……究極の人類進化アンチ達の力を見せてやるよ」
すると何処から共なく現れたのは怪人創造スキルにより現れるのは
神が作りし地球に存在するありとあらゆる生物の始祖達
ブレイド世界の捻り蒟蒻が開いたバトルファイトで生物代表として参加したアンデットとは異なる正に生物としてのオリジナル
神の使徒 アンノウンが現れたのである
「ハルト様」
その代表とも言える水のエルに対して指示を出す
「お前達は街に散らばるギル・アギトを始末して来い…最優先はギル・アギト、他の奴らには絶対に危害を加えるな」
「はっ!お前達、行くぞ!逃げないギル・アギトは良い奴だ!逃げた奴は良く訓練されたギル・アギトだ!」
(あれぇ?何で俺から生まれた怪人って皆こんな感じなの!?)
とハルトは困惑する中、アンノウン達が散らばり 近くにいたギル・アギトへと襲いかかるというぱっと見の妖怪大戦争を視線の隅に追いやりG6を見る
やはり間違いな、というのも束が以前製作していた G3系列に酷似している点が大きく見えるのと逢魔の生産品ではないなと言う安堵
というのも逢魔ではGシリーズの実用化に向けて様々な試みをしており その一つがライダー世界技術を掛け合わせる事による性能向上
例えばドライブ由来のコアドライピアやギーツのデザイアドライバーやヴィジョンドライバー由来の超未来から来るエネルギー動力の転用やインナーフレームの改造など色んな世界のライダー技術を組み合わせたGシリーズを開発している
中にはゼロワンのビームエクイッパーを採用した即席武器製造能力なども完備していたりする個体もあるが これは完全に原型機だ となると
「見てる奴がいるな」
Gシリーズはその仕様上 チームで運用しているので この戦いを外から見て指示を飛ばしてる奴がいる…まぁ、それなら
「やりようはあるか」
それだけ言ってフォースチョークを解除すると相手から咳き込む音が聞こえたので 人が入っているのは分かったので
「取り敢えずは拘束しておくか」
貴重な情報源だからなとアナザーウィザードになりバインドの力で拘束する
「その面拝ませて貰おうか」
とハルトはG6の面に手をかけた時 ふと思う
「(おい待て、コイツがあかねを狙撃したならライフルは何処だ?)」
流石にGX01ベースでもハンドガンでは射程距離に限界がある…コイツは原型機と同じ ISのように武器を別空間に収納なんて出来ない
「それならスナイパーは別に……っ!」
ハッとした時 銃声が別の場所から聞こえたのである
「コイツ、陽動か!!」
誘い出された!と歯噛みするも被害の確認をする アンノウン達が撃たれた訳ではない
ならば と気づいた時
我、永遠を欲する
そんな声と共に全員の世界が暗転した
そして舞台は戻り IS学園での出発の朝
しかし
『セーブ』
そんなエナジーアイテムが あの1日を体験した全員に付与されたのである
「っ!…ありがとうネオ黎斗」
それにより前回の記憶をセーブした状態で最初からやり直しとなった それだけでも大きな前進である
「私からすれば造作もない事だ」
現れたのはネオ黎斗、彼に前の周回で頼んだものが出来ていたのである
秋羅の話を聞いた際にセーブとロード機能が欲しいと考えた1日経過する度に記憶が初期化されるのはロスなので ネオ黎斗が仮面ライダークロニクルのセーブ機能を実装した事に目をつけた
しかし言うまでもなく現実はゲームのようにセーブなど出来ない だがそんな不条理を返せるのも怪人王と神たる所以だろう
「久しぶりにアナザージオウⅡのこの力を使ったな」
歴史改変能力で秋羅のループにバグスターウイルスを噛ませる事に成功した そうすれば
「私の神の才能を持ってすれば容易い事」
「この手札まで切らせたんだ、テメェ等は必ず潰す」
ネオ黎斗のゴッドマキシマムマイティガシャットでセーブ機能実装と言う訳で
移動中の新幹線 そこに前回の周回を経験した逢魔組とそれぞれの専門分野のメンバーを集まり会議する事に
「前回、狙撃で撃たれたのはナツキだ」
全員思う やっぱりかとナツキに目線が向かう
「マドカにラベンダーの香りを嗅がされて意識が…無くなってて…」
「あ?俺達が絶賛 ギル・アギトと戦って時にお前はラベンダーの香りでアロマセラピーしてたってか!!許さん!このまま扉開けて投げ捨ててくれる!」
「ふっ、残念だったなハルト!お前がいかに化け物でも公共機関の操作までは『ZONE』あ…」
「何か言い残す事はあるかな?」
「許してください!!」
ゾーンドーパントに化身したハルトが今にも別場所へ飛ばそうとする姿に思わず頭を下げるナツキであった
そしてハルトは京都に着くなり
「みんなー!あのG6を探してー!」
と京都にディスクアニマルを大量に解き放った人海戦術を取る
「ハルト王、取り敢えず生徒達には自由時間を明日にすると報告して待機して貰ってます」
「ありがとう、千冬と真耶にはお礼を言わないとな」
「そりゃ生徒をゾンビパンデミックに巻き込みたくないでしょ」
「それもだな……しかしギル・アギトなんてもの持ち込みやがって…本来なら俺が木野さん製ギル・アギトをシンフォギア世界における人類選別計画の一環で送り込むつもりだったのに…」
『相棒?今物騒な計画が聞こえたが?』
「そうか……今年も夏が来たね」
『この世界では秋だぞ?』
「思った以上に壮大な計画を立ててましたね!ま、まぁ確かに戦闘員にしては珍しい特性がありますが……」
ギル・アギトはアギト因子に適合した人間が成る 言うならば後天的に覚醒したアギト、それ故にアギト因子を直接注入されている故のスペックは侮れない
「奴等、あの数の検体を何処から調達した…」
一つの町をパニックにするだけのギル・アギトを保有しているだけで今回の敵は油断ならない
「厄介ですね変身せずとも超能力を有しているのですから」
「木野さんに連絡してアンチアギト抗体を用意して貰ってる…これで敵のギル・アギトは何とかなるけど…」
「それは良かった」
「奴等がパニックを起こすなら俺達もパニックを起こすべきか?」
「ハルト王辞めてください、貴方が起こすのはパニックじゃありませんジェノサイドです」
「そんな事しないよぉ!!」
と涙目になるが完全に日頃の行いであるが
「ん?婆ちゃんから電話?…もしもし?……え、爺ちゃんが現役時代の衣装と武器持って外に出た!?ちょっ、はぁ!!」
「どうされましたかハルト王?」
「爺ちゃんが……いなくなった!」
「はぁ!!」
「ま、不味いぞこれは…非常に不味い」
「そんなにですか?」
「普段、暴走する俺が常識的なツッコミと対応をしている段階で察して欲しい、暴走した爺ちゃんは俺以上に思いやりとか優しさとかないから、前にさつま揚げみただけで薩摩藩思い出して抜刀するくらい殺しのブレーキないから」
「この世界のピンチじゃないですか!!」
「今更ながらによく生きてこられたわ…」
「あぁ、まさかハルト王が何故あんなクソ両親の家に居たのって」
「下手したら爺ちゃんに斬られてたかもしれないからかな…うん」
「それだけ?」
「は?」
「いや、お前の爺ちゃん家からって確か校区が変わるよな?そうなるとあかねに会えなくな「ナツキ、何かな?」いいえ何もありませんからライトセーバーだけは辞めて!」
「よろしい…ダスタード!!早く爺ちゃんを探すのだ!でないと京都が血の海になる!!大至急婆ちゃん呼んで!!爺ちゃん止めれるのあの人だけ!!」
『御意!』
同時刻
「まさか魔王が来るとは…」
「そしてループの対策されてます…此方を嗅ぎつけるのは時間の問題かと」
「やむを得ないな…計画を始動する、例のポイントへ迎え!大至急 チェイテピラミッド二条城を用意するのだ!」
「はっ!……む?」
そこにコツンコツンと杖をつく音がした
「誰だ!」
そこには
「ほほほ…どの時代にも不逞浪士がいるものじゃなぁ」
久しぶりに返り血で染まった浅葱色のダンダラ羽織と白鞘に収まったままの初代鬼徹を杖変わりにして現れた さながらそれは幕末の亡霊
「貴様は……っ!」
「ほほほ、昔らしく行こうかの…御用改めてである!お主達!武器を捨て膝を突き神妙にお縄につけえい!!」
ハルト祖父参戦!!突如現れた彼が刀を抜刀し、かつて仲間と命と熱量を駆けた場所を守る為に下手人へと襲いかかるのであった
「貴様…薩摩か長州じゃな!昔から京都でアレコレするのはお主達じゃからなぁ!!!ほれ首を出せええええ!!」
往年の経験はあるが昔の記憶が戻り過ぎたのかハルト祖父は現役時代張りの大暴れする、護衛についていた銃器で武装した傭兵崩れ達の銃弾の雨なんて知った事かとばかりに日本刀で弾丸を弾き飛ばし、そして銃を持つ手ごと両断し横に払えば物理的に首が飛んだのである
「ほほほほ!まるで昔に戻ったようじゃなぁ!!」
「くっ……変身してないのに生身でこの戦闘力…魔王の系譜はどうしてこうなんですか!!」
「私に任せてください!こんなボケ老人一人、蜂の巣にしてやりますよぉぉぉぉ……」
そう言って構えた側近も知らない内に首と胴が別れていたのである
「残念じゃな、昔から銃使う相手との戦いは慣れておるんじゃよ」
「っ!!」
流石にこの状況は恐怖が勝ると全速力で逃げ出す 下手人、それを見て
「お前、儂のことボケ老人と思っておるじゃろ?逃すかぁ!!」
何故かいきなり現れた番外の駒に前提が壊されている敵であった…
予告
予想外のハルト祖父参戦と大立ち回りにより困惑する敵陣営!そんな中 敵の目論見が発覚する! 全てが発覚したその時 何が起こるのか!そして何故 秋羅がループしているのか!そして何故 ナツキは梱包されているのか!
次回 パワースポット お楽しみに!
オマケ短編
認知度は大事
「と言う企画なのじゃよ、ハルト坊」
「つまり…傘下となった星系とか新規に加入した人達に、逢魔のやっている悲鳴エネルギー事業を周知するCMを作ろうというのか?」
「そうじゃ最近加入した新参者達は街で悲鳴が聞こえるとパニックになる、じゃから逢魔では悲鳴は事件ではなく街のインフラを支える事業という事を認知して貰おうと思っての」
「それはそれで問題な気もするけど…取り敢えず作ってみてよ、出来栄えで考えるから」
「任された!」
として作ったのが
『逢魔王国には輝く未来があります』
その一言に思わず、これプロパガンダじゃね?とハルトは首を傾げたが
『車やバイクの燃料もご家庭の冷暖房も街の照明も全て!我々にお任せください!』
「悲鳴が燃料で走る車ってホラーじゃね?」
『ボクは逢魔王国!』
「ウルティマ!いや何してんの!?」
『捕虜にソムリエがピッタリな拷問を選び』
と映像には某カードゲームの悪夢な拷問車輪に掛けられている人が回されていると
【ぎゃああああああ!!!】
という悲鳴と共にお馴染みのエネルギータンクにエネルギーが溜められていた
『ハイグレードな悲鳴を原料にクリーンでパワフルなエネルギーを作り出します!スイッチを捻ると直ぐそばにあるのが逢魔王国の悲鳴エネルギー事業なのです』
【私は逢魔王国!】
「ヤクヅキ!?」
【しかし最近の一部個体は苛烈な拷問に耐える訓練を受けていて大きな悲鳴を上げさせるのが難しくなっております】
「今更だけど何でナレーターまでいるの!」
【だからこそ妾達は拷問師を国家資格とし試験を通過した実力者を揃え、最先端科学と拷問の伝統技術を掛け合わせた新技術を開発しております】
「あれ?そんな資格作ったか?」
『国家拷問師とか拷問ソムリエって資格がこの国にはあるぞ?』
「そんな錬金術みたいな資格作ってた!?俺の知らない所で!?」
そして最後に
【明るい未来は妾達が作ります!】
【逢魔王国…真心込めて拷問します】
「これさ…裏切ったらこうなるって見せしめに見えない?」
後日 試しに元老院に流してみたら 何故か一部 銀河帝国やら反乱軍に情報を流した奴等が自白した、頼むから国民には勘弁して欲しいと…いや
「結局、これ全部俺が企んだ事になってんじゃん!!」
と気づいた時には手遅れでありました…
次行く世界
-
真剣で私に恋しなさい!
-
戦国恋姫
-
アカメが斬る!
-
スターウォーズ