無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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パワースポット

 

 

 

前回のあらすじ

 

ループに対策を見出したハルト達 遂に反撃開始!と喜ぶ中 突如 ハルト祖父が日本刀を持って敵拠点にカチコミをかけていたのである

 

 

それを理解したハルトは慌てて祖父を探していた

 

 

「我が魔王よろしいのですか?」

 

 

「何が?」

 

 

「いいえ、ご隠居様を探すのは分かりましたが何故新撰組由来の場所を回っているのです?」

 

 

「そりゃ爺ちゃん所縁の場所だからな」

 

『今更だけど本当に凄い人だよなぁ』

 

 

「けど見つからないんだよ……そうこうしてたら」

 

 

「予定より早くギル・アギトが街で暴れていると」

 

 

目線を向けるとギル・アギトが大量に街を徘徊していたのである

 

 

普通なら観光所ではない

 

 

「待ち時間0で観光できるのは良いけど前回より早いとか予定外……あぁ、これがナツキの気持ちか」

 

 

「前の知識を過信すると痛い目に遭うと」

 

 

「考えなしで動く奴の行動なんて読めないから選択肢の総当たりするしかないよな」

 

 

「貴方がそれを言いますか」

 

 

「え?こう見えて俺は考えてから動くタイプだぞ?」

 

 

「ははは、我が魔王は御冗談が上手ですね」

 

 

「テメェ、後でデスパニッシュ叩き込んでやる」

 

 

「けど何で連中、京都で仕掛けたんだろうな」

 

 

「確かに絶対天敵や亡国企業のように外的要因で我々が動けない現状で行動すれば良かったのに…」

 

 

時系列で考えるなら、敵が三方向から攻めてくるなら此方とて戦力の分散は避けられなかった。しかし奴等は京都まで待った…という事は

 

 

「秋羅がナツキと同じようなループをするには何かしらの条件があるって事だろうな…その辺は敵に確認するべきだろうけど……ん?」

 

 

何か向こうから聞こえる意味不明な断末魔

 

 

「まさか…何処かでギル・アギトを襲ってる人間がいるのか!」

 

 

「何でそうなるのです!普通は逆ですよ!!」

 

 

取り敢えず言ってみようと駆けつける…前に

 

 

「ウォズ気をつけろ、相手は暴れるだけでアギト因子をばら撒く怪人なんだ…マスクはつけるか下がってろ」

 

 

そう覚醒したら超能力から変身まで不思議な事を叶えてくれるアギト因子だが

 

アギト因子は覚醒出来ないと全身が壊死するというとんでもない問題があるのだから

 

 

「ご安心ください、私は今 ナノマシンすら通さない特殊コンタクトから来るバリアを展開しております」

 

 

「お前、いつの間にZAIAとか飛電インテリジェンスの技術を手に入れてんのさ…まぁ取り敢えず行くぞ!」

 

 

「はっ!」

 

 

 

そしてハルト達は目的地に駆けつけると

 

 

 

「あ?」「うわぁ…」

 

 

「良いの、昔に戻ったみたいじゃあ!!」

 

 

ギル・アギト相手にも容赦なく日本刀で斬殺ショーを繰り広げているのはハルト祖父である

 

 

 

「………今日も良い天気だね」

 

 

「我が魔王、現実を直視してください」

 

 

「何も見たくないんだけど」

 

 

あの縁側でほのぼのしてた爺ちゃんは何処に行ったのだろう

 

 

 

「そこに無かったら無いの」

 

 

「爺ちゃん何しに来たの!!」

 

 

「京都の街を荒らす奴、それ即ち新撰組の敵じゃあ!」

 

 

「う、うん……そだねー」

 

 

 

「それと主犯のような男を取り逃した!方向は丑寅の方向じゃ!」

 

 

取り敢えず指差した方向に逃げたのだろうな

 

 

「………よしウォズ、此処は爺ちゃんに任せよう」

 

 

「宜しいのですか!」

 

 

「大丈夫、寧ろ今の爺ちゃんといる方が危ない」

 

 

「そんなにですか?」

 

 

「俺の制御を離れたアウトサイダーズが徒党を組むよりも危ないぞ」

 

 

 

「今直ぐ行きましょう!!」

 

 

ウォズも慌ててハルトが出したバイクに乗るのであった

 

 

 

「流石は儂の孫じゃな…取り敢えずは儂は儂の仕事をするとしようかのぉ!」

 

 

古今東西、何故か老剣士というのは強いものと相場が決まっているのである そりゃまぁ見事にギル・アギトの死体の山が広がるのを見て

 

 

ハルトが創造したアンノウン達も アイツはアギトなのかな?という判定に悩んでいたりするが 一応の情報でハルトの祖父と知るなり あぁそう言う事かと納得するのであった

 

 

 

そしてハルトは偵察していたディスクアニマル達との情報を整理する

 

 

 

「成る程……奴等は京都の歴史ある神社仏閣がある場所を中心にギル・アギトを解放してるらしいな」

 

 

「何で態々そんな真似を!」

 

 

「そこまでは知らん!その辺は…」

 

 

ハルトはバイクを止めると視線の先にいる人物に目を向ける

 

 

「アイツが教えてくれるだろうさ、何か怪しい奴だし」

 

 

そこにはローブ姿の…それこそ先程 ハルト祖父に追いかけ回された奴がいたのである

 

 

 

「くっ…おのれぇ……」

 

 

何か言ってるが ハルトはナツキをアナザートリニティの力で呼び出すとこっそり、アナザーアクセルに変身させてバイクモードにする それに乗ったハルトは全力でエンジンを蒸して一言

 

 

「あぁ……あぶなーーい」棒読み

 

「必殺!疾風弾!!」

 

 

何かナツキが言っているが

 

 

「え?……ごふっ!!」

 

 

 

そのままハルトはわざとらしい声と一緒にブレーキ所かアクセル全開でアナザーアクセル・バイクモードの轢き逃げアタックをお見舞いしたのである まさかの不意打ちに男は回避出来ずに跳ね飛ばされ前方数メートルまで着地せずに飛ばされた

 

 

それに対して此方は華麗にドリフトブレーキを決めて一言

 

 

「この事件の犯人はナツキだな」

 

 

「いや俺かよ!!」

 

 

「技名言った段階でな」

 

 

「くっ……がはっ!」

 

 

流石にライダーマシンの速度で跳ね飛ばされれば怪人でない限り重症だろう 赤い血反吐を吐く姿に

 

 

「ほぉ、こいつは人間だな」

 

『見ればわかるだろ?』

 

 

「分からないぞ、世の中不思議な事で溢れているからな」

 

「いや今の一撃は大抵の生命体には大ダメージじゃない?」

 

 

「我が魔王、この不意打ちでこいつの骨という骨は砕けておりますよ」

 

 

「よし、それならコイツを拷問して情報を吐かせるとしよう 取り敢えずジーク!」

 

 

「あいよー」

 

 

ハルトの影からジークが現れると

 

 

「こいつの夢に忍び込んでアレコレ情報を吸い取ってこい」

 

 

「良いのか〜?」

 

 

「良いよ」

 

 

「けどよ魔王」

 

 

「何だ?」

 

 

「こいつ…全身の激痛で暫く眠りそうに無いぞ」

 

 

「あ……」

 

 

確かに現在、目の前の男はまるで一本釣りされたカツオばりに全身痙攣している これで眠れば恐らく永遠の眠りから醒めなくなるだろう…つまり

 

 

「しまった!これは孔明の罠だ!!」

 

『違う!お前がアホなだけだぁ!!』

 

 

 

これではジークが潜入出来ないので

 

 

「んじゃ仕方ない、こいつの傷を治すとしよう」

 

 

とハルトが取り出したのはブレイクガンナー そこに入れるのはお馴染みのシフトカーにナツキは呟く

 

 

「親の顔より見たシフトカー」

 

 

「もっと親の顔見て」

 

とウォズがツッコミ入れるがそれは無理もない

 

 

『TUNE MAD DOCTOR』

 

 

「さぁ手術を始めよう」

 

 

そういうとハルトは手慣れた手つきでマッドドクターによる治療を始めたのであった

 

 

 

「ぎゃあああああああ!!!」

 

 

「傷が凄い勢いで回復していくねぇ!!」

 

 

確かに傷の治りは早いが それは体の全能力を回復に割いているからであり  受けている本人からしたら 全身に激痛が走っているのだ

 

 

「俺の治療風景って側から見ると拷問じゃん」

 

 

「死ぬ程痛いけど完璧に怪我が治るから怒り難いのですよ」

 

 

当然 白目剥いて気絶しているので

 

 

「気絶したぞ、ほら行け」

 

 

「はいよー」

 

 

それだけ言うとジークは気絶した隙に夢世界へと侵入したのである

 

 

 

そして回復が終わるとブレイクガンナーを手放して

 

 

「これでよし」

 

 

そこには気絶した男が一人

 

 

「あれ?……あ、やべ!これ、ナツキモードだった!」

 

 

「ナツキモード?」

 

 

説明しよう!ナツキモードとはマッドドクターにある形態で回復と同時に全身に激痛が走るモードである、

 

 

「お前、そんなモード搭載してたの!?」

 

 

「治療の度、眠ってた時に足を攣る痛みだったり、くるぶしを打った時の痛みが全身を常時襲うんだ」

 

 

「おい痛みのレベルが悪質すぎるぞ!」

 

 

「今度はレベル上げて全身に釘を打ち込まれる位の激痛にしようか」

 

 

「おい!!」

 

 

「そんな事よりも我が魔王、早くこいつの情報を吐かせましょうよ」

 

 

「そうだな情報も魚介も新鮮なものに限る」

 

 

「そんな事扱いしてんじゃねえよ」

 

 

ナツキモードをそんな事扱いされて遺憾と言う感じだが、此方からすれば敵の情報が優先なので調べようとするが ジークが慌てた様子で出てきたのだ

 

 

 

「どうしたジーク、何か分かったか?」

 

 

「あぁ面白い事が分かったぜ〜」

 

 

「何だよ」

 

 

「京都の霊脈?ってのを使って、この世界とウロボロス界を繋げるのが目的ってよ」

 

 

 

「京都の霊脈…って確か!」

 

 

「パヴァリアの奴等が前にやった奴だな」

 

 

「破壊神ヒビキ事件ですね懐かしい」

 

 

心当たりならある それは以前 パヴァリア光明結社との抗争(AXZ編)で京都にある霊脈を使い 神の力を手に入れようとしていたのである まぁ結果は押して知るべしだが…

 

 

「確かに魔法とかオカルトの無いこの世界なら無傷に等しい霊脈がある…それを一気に解放してウロボロス界と繋げると」

 

 

「今更だけど、ウロボロス界って何があるの?」

 

 

そんな不勉強なナツキは

 

 

「ウロボロス界とは冥黒王がいるヤバい世界だと思え」

 

 

「冥黒王……それって!」

 

 

「そうだウォズやあかねのデスマスクを使った尊厳破壊で並行世界の俺を一回殺してる奴だ!」

 

 

「ハルトを殺したヤベェ奴がいるのか!!ごめん、ちょっと冥黒王に今のハルトを倒せないか相談してくる!!」

 

 

そうナツキが言うので

 

 

「黙れ、ドカス」

 

 

取り敢えずイラついたのでナツキの顔面を踏みつけると

 

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」

 

 

「いやちょっ、辞め…あやま…」

 

 

右足でナツキの右頬にスタープラチ○ばりのオラオララッシュをお見舞いして黙らせたのであった

 

 

 

「ふぅ…やれやれだぜ」

 

 

「…………」

 

 

白目剥いて気絶しているのを見て思いつく

 

 

「そうだ!クラープとニエルヴと酸賀さんに頼んでナツキにガヴ器官移植させるか」

 

『何だ?こいつ強化させるのか?』

 

 

「ううん!カリエスやクラープみたいにコイツのガヴ器官を麻酔なしで引き千切って遊ぶの!」

 

『人の心とか無いんか』

 

 

 

「そうと決まれば」

 

『決めるな』

 

 

そう言うとハルトはグラニュートの力でエージェントを生成、エージェント達はナツキと男を縛り付けて一旦拠点に戻り皆と情報共有する

 

 

 

「冥黒王だって!!そんな……アレは未来で俺達が倒した筈だろう!」

 

 

一夏と秋羅は信じられないって顔をしているが

 

 

「アレは未来の冥黒王であって、この時代の冥黒王じゃねえだろ」

 

 

「何でハル兄は冷静なのさ!一回負けてるでしょ!」

 

 

周りの目線が動くも

 

 

「別世界の俺の話な!つか、あの世界の俺が死んだのはウォズのデスマスクがヒュドラナイフで俺を背後から刺し殺してる、だから俺は冥黒王に殺されてはない」

 

 

「けど何で…」

 

 

「どうやら、この時間軸をデイブレイクの未来へと繋がるのが目的らしい」

 

 

「何!」

 

 

「その為に冥黒王やらウロボロス界をこの世界に繋げる必要があるとさ」

 

 

セーブの確認として一応の報告として参加していたネオ黎斗とそれを偶然聞いていたエボルトは当事者故に意見する

 

 

「実際に真正面から戦えば魔王は楽勝だったからな」

 

 

「不意打ちでもしない限り勝てなかったんだろな寧ろ…あの戦いでボロボロになった冥黒王を見つけて生きたまま捕食してたからな、コイツ」

 

 

「捕食?」

 

 

「エボルト!シャラップ!!」

 

 

一夏に隠していた事をカミングアウトしてきたので

 

 

「エボルト、それどう言う事?」

 

 

「何だ知らなかったのか?あの戦いでデイブレイクとお前との攻撃から辛くも生き残っていた冥黒王を魔王は見つけるなり生きたまま頭からムシャムシャと食べていたんだ」

 

 

「まるでアマゾンのようだったぞ」

 

 

「「えぇ……」」

 

 

「因みにレバーやほうれん草よりも鉄分豊富な味してた」

 

 

「そりゃ実際の鉄も含まれてからな」

 

 

「気にするな大した問題で無いし、そういやぁ…あの時にオーフィスに会ったんだよなぁ」

 

『そしてあの世界の座標を把握した訳だ』

 

 

「え、そこに話繋がってるの!?」

 

 

「その時の映像はコレだ」

 

 

ネオ黎斗が見せようとしたのはハルトが冥黒王を物理的に捕食しようとしている光景に

 

 

「きゃっ♪飯テロ動画♪」

 

 

と茶化したが

 

 

「黙れ」

 

 

「うす!」

 

千冬にひと睨みされ黙るハルト、そして皆が捕食シーンに絶句していたのは言うまでもない

 

そして見終わった千冬は一言

 

 

 

「だから貴様は、あの時から冥黒王の権能が使えたのか」

 

 

「そうだよ!食べて奴等を取り込んだら能力がアンロックされた!」

 

 

「そんなゲームみたいに言って誤魔化せると思うなよ!」

 

 

「本当の事なのに!!」

 

 

 

「けど、それならハル兄の中にある冥黒王の力を解放したりハル兄を触媒にしたら解決なんじゃ」

 

 

「あぁ…それ無理」

 

 

「え?」

 

 

「俺の中にあるのは冥黒王の力は捕食した影響で自我は消滅してるし…つか仮に俺を依代に冥黒王を降臨させても……取り込んだ瞬間に冥黒王は消滅するな俺の精神汚染防壁舐めるなよ、俺を取り込んだら逆に取り込まれるぞ」

 

 

 

「怖っ!!」

 

 

 

「当たり前じゃん、例えば吸血鬼が俺のデフォルトの血を吸ったら溶源性アマゾンみたいにライダー怪人化するし」

 

 

「えぇ…」

 

 

 

「それに俺に敵対した奴だよ?そんな奴の自我とか魂とか残らず噛み砕いて原型留めるとかする訳ないよ」

 

 

「え、それなら何で秋羅がループしてるの!」

 

 

「冥黒王を召喚する触媒を持ってるから」

 

 

「え?……あ!」

 

 

「冥黒の炎ですか?」

 

 

「そっ」

 

 

そう秋羅はハルト経由だが冥黒王の力を有しており、それを錬磨した白銀の炎を得る事でヴァルバラド黒鋼への変身を可能としていた 

 

 

それを知っていたから連中は冥黒王の力を引き寄せる触媒として利用する必要があったのだろう

 

 

「じゃあチェイテピラミッド二条城ってのは?」

 

 

 

「和洋折衷で神秘性の高い建物を組み合わせて顕現させる事で霊脈の力を残さず搾り取れるらしい、まぁ早い話が夏の劇場版に出てくる謎建造物だな」

 

 

「それなら何でループさせたの?」

 

 

「ループさせたのは霊脈の解放と共に秋羅をウロボロス界と冥黒王をスムーズに引き寄せる鍵にする事」

 

 

「じゃあ…」

 

 

「ナツキの死に戻りを利用したのは儀式会場になる京都に秋羅を留めておく事とチェイテピラミッド二条城完成までの時間稼ぎがメインって感じだな」

 

 

「そんな事の為に俺、殺され続けたの!!」

 

 

「お前、普段から割としょうもない理由で死んでるのに良く言うな」

 

『アナザーゲイツから聞いたが死に戻りをデイリークエスト感覚でやってくるとか』

 

 

「うわぁ…」

 

 

「けど秋羅も違和感を感じなかったのか?」

 

 

「まぁ人間辛いループよりも楽しい毎日が永遠に続けば良いと思うものなんじゃね?」

 

 

「ハルトはそう思わないのか?」

 

 

「俺は現在進行形で楽しい毎日が更新されてるから問題なし!皆といる毎日が楽しいし、それを後悔したくないから今を全力で楽しむ事にしてるから」

 

『瞬間瞬間を必死に生きてると言う事だな』

 

 

「おう……相棒、今の良い言葉だな!」

 

 

『あ、あぁ(そうだった、ハルトはジオウの劇場版やファイナルステージ、小説版などを知らないのだったな)』

 

 

「成る程、秋羅が誰よりもこの修学旅行をエンジョイしているからループにハマっても暫く気づかなかったのか」

 

 

「って事は…秋羅、お前!一体何回ループした!その度に俺が殺されてんだぞ!」

 

 

「……お前は今までに食べたパンの枚数を覚えているのか?」

 

 

 

「ふざけんな!!殴り倒してやるから動くな!!」

 

 

「うるせぇ!」

 

 

ツッコミのハリセン変わりにハルトはヴァルバラッシャーでナツキの側頭部を殴打し黙らせた

 

 

「ごふぁ!」

 

 

そして追撃でフォースライトニングを浴びせて黙らせた

 

 

「取り敢えずナツキは放っておけ」

 

 

「は…ハルト君!お願いだから俺の事をもっと心配してくれよ頼むから!」

 

 

「はぁ……うっせぇわ、もっかいフォースライトニング浴びせよー」

 

 

ポツリと呟くと反応した

 

 

「聞こえたぞ!何が煩いだ!元を辿ればーー

 

 

「あ?」

 

 

ハルトは思う、時に何故 逢魔の身内以外の声が雑音のように聞こえるのだろうと映司さんがグリードになっていったように、人の声が雑音のように聞こえてしまうのだろうなぁ

 

 

 

『相棒?』

 

 

「いけないいけない落ち着け落ち着け…俺はゆるふわ系魔王だ……ゆるふわな魔王…だぞ…落ち着けぇ…フォースチョーク(首絞め)は今やるなぁ…」

 

 

『ゆるふわ系は自分をゆるふわ系とは言わないんだよ』

 

 

『何だゆるふわ魔王って、プリ○ュアのボスとかか?』

 

『おいジーク、お前何かしたか?』

 

『何してないぜぇ〜、そこにある触るな危険!って書いてるレバーをぶった斬っただけさ』

 

『何やらかしてんだテメェえええ!!』

 

『それハルトの中にいるヤバい奴を抑え込むレバーなんだぞ!!』

 

 

『何?』

 

 

『歴代ライダー怪人の中でもハルトが出すのは危ないよね?って理由で封印された飛び切りヤバい奴らがいるんだよ!』

 

『へぇ〜例えば?』

 

 

『改造兵士レベル3とかアマゾンや溶源性の個体とかジョーカーアンデットとかカタストロフゴアナイトメア とか…あと…あ、ワームが乗る隕石を呼ぶ電波とか』

 

『うわぁ…』

 

『!!!!!』

 

『悠のアマゾン素体が暴れてるぞぉ!!』

 

『全員、取り押さえろ!!』

 

 

 

と何か騒いでいたので落ち着きを取り戻した

 

 

「…………ふぅ」

 

『spirit』

 

 

 

いけないいけない…とヒューマンアンデットの力で人の体に戻るとナツキの声が聞こえるようになったがやはり聞こえるのは罵詈雑言 なので

 

 

「あ、もしもしエルフナイン?」

 

 

「ひっ!」

 

 

「ちょっとこの後、ナツキの四肢を捥いで街に置き去りにしておくから殺さないよ…大丈夫、脊髄はぶっこ抜かないけど、それ以外はぶっこ抜いておく」

 

 

まるで捕まえた虫の手足を捥ぎ取るような気楽さで伝えると

 

 

「ーーーーーーーーーーーーー!(お、おい!嘘だろ!や、やるってのか!!嘘だろ!)」

 

 

いや最近、本当に何言ってるか分からないんだよなぁ……あ、口パクで見えるな、やるってのか!って言ってる つまり喧嘩売ってるのか…うん!

 

 

「大丈夫、お前の命は、保証、する」

 

 

「それ命以外は保証しないって事だよねハル兄?」

 

 

「え?」

 

 

 

ー暫くお待ち下さいー

 

 

 

「ふぅ……ん?何だこれ?」

 

 

『それさっきまでナツキだったものだな』

 

 

 

「衝動に身を任せて飛んだねハル兄」

 

 

 

そこにギャグ補正でボコボコにされたナツキがいたが本人は

 

 

 

「違う…アレは彗星かな?違うかも…彗星はパアアアって光って【我が魂は!ZECTと共に有りぃ!】とか【助けて下さいシャア少佐ァ!】って言いながら光るもんな」

 

 

と空を眺めていたのであった

 

 

「我が魔王、その彗星達に凄く親しみを覚えるのですが…」

 

 

「その行動と言動どうした!何処のゼータの話してる?」

 

 

「アンタだけは落とす!」

 

 

「それ俺のセリフな気がする……よし…ユニコン!!」

 

「落ち着け一夏」

 

 

 

「わ、わぁ…」

 

 

ニコリと笑うハルトはそのまま 手でナツキの肩を掴むと その光景の意味を理解した全員が動いていた 気づかないのは本人だけ またいつもの冗談とタカを括っていたが

 

 

 

「我が魔王!?」

 

「ちょっ!ハル兄!!!」

 

 

二人が止めようとしてるが関係ないねとばかりに まるで畑に埋まった大根やさつまいもの収穫とばかりに腕を物理的に引き抜きにかかったのである

 

 

「あは……はははは……はは…はは…ははははは!!!!!」

 

 

狂ったように笑い出す姿に

 

「ちょっ!」

 

 

『ジーク!早くレバーを治せえええ!」

 

 

『早くしろ!でないとハルトが悠アマゾン素体になって暴れるぞ!!』

 

 

 

「マジで!!………ははははは!!」

 

 

『くそッ!!自我が一瞬しか戻らなかったか!』

 

 

『あぁ、ゴアナイトメアのゴアってそういう…』

 

『現実逃避せずに早く治せ!!』

 

『ハルト、頼むから落ち着け!!』

 

 

 

脳みその中から、辞めろ馬鹿と喚くモラリティという感じであるが 頭が真っ白になってきた

 

 

「ふぅ……誰だって殺してる、何かを殺してる…鏡に映るナツキ、お前こそ異形の化け物さ…ははははははは!!!!!」

 

 

『まずい!相棒が狂乱してる!!』

 

『普段は何だかんだで抑え込んでる怪人としての本能が覚醒して暴走している!!』

 

『こいつ、定期的にガス抜きしないとこうなるからなぁ…』

 

 

ナツキがもう別の生き物に見えてしまうので取り敢えず排除しよう

 

 

 

「アマゾン!!!!」

 

 

「ーーーーーーー!!!!」

 

 

 

ーただいま映像が乱れております暫くお待ち下さいー

 

 

 

 

 

 

 

ーその間 オーディエンスの皆様には脳内イメージとしてー

 

 

 

 

 

 

 

ー今、ナツキの体に起こっている事へのイメージとしてカリエスとクラープが培養体からブリードガヴを引き千切るシーンと仮面ライダーシンの脊髄ぶっこ抜きシーンをご覧ください、おや?ー

 

 

 

クラープ「このブリードガヴは私達が育てました!」

 

カリエス「皆!食後と寝る前の歯磨きは大事だ!じゃないと貴様等の歯を蝕むぞ!」

 

シン「お前が俺の続編を作ってくれるのか?」

 

 

「!!!!!………いや何で3人がそんな顔写真付き野菜を出荷する農家みたいな顔してるの?…それとごめん、シンの続編は俺も見たいんだ」

 

 

「お、落ち着いてください我が魔王!!」

 

「ハル兄落ち着いて!」

 

 

「あ…ウォズ…一夏もどうしたの?」

 

 

ガシッと取り押さえられて意識が戻る、二人の声が聞こえるようになり頭の中にある何かが すぅぅぅうと引いていくような気がした、足元には何故か両肩の関節が外れて倒れてるナツキがいた

 

 

「あ……そうか俺、ナツキの四肢と脊髄を捥いでやろうと思ったんだよな…ん?あ、ちゃんと人の声が聞こえる?」

 

 

『よ、良かった…ハルトのブレーキが治って良かったぁ…』

 

『悠アマゾン素体よ。ほら!ダチョウのゆで卵と素材が不明なハンバーグだ、これで大人しくしててくれ』

 

 

 

「あぁ、ジークがヤバい奴らの檻を壊したのか……せめて壊すならナツキか敵陣ど真ん中にしてよ、その方が楽しいし普段抑え込んでる自分を解放出来るんだよ」

 

 

「我が魔王!このままナツキの四肢を捥いで死んだら、また時間がリセットされますよ、捥ぎ取るのは全部終わってからにしましょう!」

 

 

「そうだよ!ナツキの四肢はいつでも捥げるけど俺達の修学旅行は一回しかないんだ!修学旅行の思い出にナツキの手足を捥ぎ取るなんて一幕を入れないでよ!夢に出るよ!悪夢だよ!」

 

 

「悪夢と聞いて!」

 

 

ズザーー!っと勢い良くスライディングして現れたジークに思わず一夏は敬意無い口調で

 

 

「悪夢の擬人化は下がってろ!」

 

 

「止せ一夏、敵の思惑が知れたのはジークの功績、手柄を立てた奴へ文句を言うのは筋違いだ」

 

 

「つか逢魔ではナツキの不幸なんて夜の枕投げ位のあるんじゃないか?なぁ魔王ちゃーん!」

 

 

「ジークの言う通りだ…後、俺を魔王ちゃんと呼ぶな、そう呼んで良いのは俺の部下で一人だけだ」

 

 

「へぇ〜そう」

 

 

「それにナツキを素体にナイトメア を作るのも面白いかもな」

 

 

「ナツキでドリームラーニングしても良い?」

 

 

「こいつに明晰夢の力使える?」

 

 

「無理だろ、多分拳銃を出しても水鉄砲とかになるぞ」

 

 

「俺もそう思う」

 

 

「納得しないで!」

 

 

「まぁ確かにIS学園の生徒にはアマゾンズ視聴は早いな、四肢捥ぎは辞めておこう」

 

 

「ほっ」

 

 

 

命拾いしたと安堵したが

 

 

「俺も今回は生徒の皆に迷惑をかけたと反省していてな…女子高生はイケメンがキャッキャと楽しんでいる光景に喜びを感じると聞いたから帰りのバスの中で仮面ライダーthe firstと仮面ライダーthe next、仮面ライダーアマゾンズを見せるとしよう」

 

 

「変わり所か飛んだ激薬だよ!」

 

 

「何故、女子高生の脳を良からぬ方向へ焼こうとする!」

 

 

 

「取り敢えずナツキは五月蝿いから片腕だけでも捥いでおくか…そうだ!」

 

 

「何?」

 

 

「モノマネやります!アマゾンズseason1より 野生が抑えられなくなったアマゾンオメガがアリアマゾンの腕を引きちぎるシーン!…ナツキ!ちょっと付き合えよ!お前アリアマゾンな!」

 

 

「辞めて!」

 

 

「腕を掴んで、そしてこう!」

 

 

取り敢えずナツキは命拾いするのであったが後日 きちんと四肢を捥ぎ取られて死に戻る√もあるナツキなのであった…

 

 

 

「まぁ、いざとなったらナツキの腕を捥ぎ取って時間をリセットすれば良いか」

 

 

「俺の人権は!」

 

 

「そんなものは……ない!!」

 

 

「はっきり言うな!」

 

 

「黙れ、貴様をヒトプレスにしてやろうか等身大のナツキアクスタとかエルフナインや咲那ちゃんが欲しがるだろうなぁ!」

 

 

「ひぃ!」

 

 

 

取り敢えずハルトは正気に戻ったので

 

 

「取り敢えず冥黒王の顕現とチェイテピラミッド二条城の完成を阻止するのが俺達の目的とする」

 

 

「そうだな俺達を巻き込んだツケを払って貰うぜ」

 

 

「そう言う事だ、一夏と秋羅の健闘を祈る」

 

 

「俺達かよ!」

 

 

「まさか一回倒せた相手が倒せないとか言わないよな?」

 

 

「我が魔王、流石の冥黒王相手では二人だけでは」

 

 

 

「それとウォズはこの事件解決まで俺の半径5メートル以内に近づくな」

 

 

「あの…まさか私を警戒されてます?」

 

 

「あぁ、タイミングを見計らい俺を容赦なく背後から滅多刺しにしてくると思ってる」

 

 

「素直過ぎる言葉の刃が……私そこまで信用ありません!?」

 

 

「冥黒王がやらかした前科があるからな、だから変わりのメンバーを用意している」

 

 

「え?」

 

 

「それと、お前達も嫌なら良いよ、この事件は俺達が解決する」

 

 

「我が魔王、お待ちください!!」

 

 

「暴れたい奴…エボルト、ネオ黎斗、ダグバ、北崎、カリエス、浅倉、アークオルフェノク、魔蛇、カイ、ネガ音也、ネガタロス、シャドームーン、メカ凌馬あたりに声かければ良いか」

 

「with ジーク!」

 

「with ゴルドドライブ!!」

 

 

『ラスボスオールスター!』

 

 

「はいはい、いくぞ〜」

 

 

と現れたジークとゴルドドライブも合わせて見て一言

 

 

「京都が地獄絵図になるメンバー!?」

 

 

ハルト選抜のアウトサイダーズを出すならばと此方で事件解決すると一夏達は待ったをかけたのである

 

 

「それなら任せた」

 

 

それだけ言うとハルトは祖父の元へと駆けつける 

 

 

 

「あ、爺ちゃん大丈夫?」

 

 

「おぉハルトよ、見ての通りじゃよ」

 

 

そこには捕縛した奴の仲間だろう奴がボコボコにされていた

 

 

「流石は爺ちゃん、容赦ねぇ…」

 

 

「くっ……何故、変身してない生身の人間に!」

 

 

何か勝手に追い詰められているが

 

 

「爺ちゃん、後は任せて京都観光でもしてきたら」

 

 

「おぉ、嬉しい事を言ってくれるのぉ…では久しぶりに屯所でも行くかのぉ…」

 

 

 

杖をコツコツとついて目的地へと歩こうとする祖父に移動の足を貸して送り出すと

 

 

 

「選手交代だ、お前の相手は俺がしてやる」

 

 

「おのれ…こんな所でぇ…終わってたまるかぁ!」

 

 

『ドレッドライバー』

 

 

「へぇ、ドレッドトルーパーの改造品か」

 

 

確かにアレなら黒影トルーパーと同じように使えるだろう、まぁ無人機を有人機仕様にするのは無駄な気もするが

 

 

『スチームライナー!ユニコン!ダイオーニ!』

 

 

「変身!!」

 

 

『ドレッド参式』

 

 

生体装甲にレプリケミーの力を抽出し無理やり繋ぎ合わせたような外見をしたドレッド参式に変身した レイピアと棍棒で武装する姿に

 

 

「ドレッド……参式か、ウォーミングアップには丁度いいだろ一夏?」

 

そう笑うとハルトの背中を超えるように

 

 

『スチームホッパー!バーニングフィーバー!』

 

 

 

「たぁ!!」

 

 

背後からファイヤーガッチャードによる超加速のライダーキックがドレッドを捉えて、そのまま嵐山に激突 時期ハズレの大文字焼きをする羽目になったのは言うまでもない

 

 

「そりゃあの一撃喰らったら、マルガム素体の人形も灰になるわな」

 

『相棒、検索完了した敵の根城は』

 

 

「分かってる皆まで言うな、奴らの言うチェイテピラミッド二条城は、この地球の中心…つまりコアにあるのだろう?」

 

『コアまで降りなくてもOKだ、この京都の地下にあるぞ』

 

 

 

「OK、それならドリルで掘る……ん?」

 

 

突然の地響きと共に二条城が浮かび上がる

 

 

その下には何故か逆さのピラミッドがあった

 

 

 

「こ、これがチェイテピラミッド二条城!!」

 

 

すると二条城天守が怪しく光り始めたのであった

 

 





予告 

起動したチェイテピラミッド二条城!その天守から放たれる光線と共にウロボロス界と繋がり大ピンチ! 遂に現れる冥黒王 今 時間軸を変えたリベンジマッチが始まる!


「丁度鉄分足りてなかったから助かるよ」


「何故貴様は我を見て食欲が湧いているのだぁ!!」


「……蛇は滋養強壮に良いと聞く……アルコールドーパントのアルコールで漬け込むのも良いなぁ…」


「ひぃ!!」

次回 預かり知らぬリベンジマッチ お楽しみに!


オマケ!


最近 逢魔の怪人達の間で人間の武道や武術が大人気であり


「俺達の剣術は実戦用だからな覚悟しろ!」


「実戦ね」


「やあああああ!」



と叫びながら竹刀を向けてくるグラニュートに対してハルトは無言で……消化器を起動して中身を口とガヴへ執拗に浴びせたのである


「いや、ちょっ、辞めて!」


と言いながらも面の隙間へ容赦なく消化用のガスを一通り浴びせ続ける、相手が倒れて動けなくなると一言


「勝った」


「んな訳あるかあ!」


ナツキのハリセンが炸裂するのであった


「何で?」


「つか、お前何処から消火器なんて物持ってきた!!」


「いや、ウチで買った奴が期限切れそうだから使えって」


「多分、それ違う用途で渡したと思うぞ!」


「あ、こうか?」

顔面目掛けて消火器を振り下ろそうとしたので


「ストーップ!!落ち着け、良いなムカついたのは分かったけど、落ち着け」



「つか実戦用剣術とか言うんならこれくらい普通に避けるだろうよ、実戦剣術ってのは1人で無双するんじゃなくて数的有利で連戦して相手が疲弊した所を更に数で袋叩きにするって爺ちゃん言ってたよ道場破りする人と薩摩と長州の侍には人権なんてないって」


「お前の実家を基準にするなよ!今のご時世に幕末から戊辰戦争時代の殺人剣法学んでる方が大概だわ!つかどんな教育してんの!」



「うちの道場だと結構、皆ノリノリだったけど?サバゲー好きなのに銃撃ち合うより模造刀で暴れたい!まだまだ刀の時代は終わらないぜ!とか言ってたし」


「お前の家怖えな!」


「それと俺の剣術のベースは爺ちゃん式幕末人斬り剣術なんだけど?」


「相手さんが自慢してるなんちゃって実戦的流派の前でガチの殺人剣見せつけるの辞めて!」


「俺のはまだまだだよ爺ちゃんはもっと凄いから」


「はぁ…おい、もっかい剣で相手してやれ」


「アナザーサイキョーギレードで?」


「ダメに決まってんだろ!普通に刀だ」


「おう」


「二代鬼徹を取り出すな!」


「刀出せ言ったじゃん」


「妖刀を出せとは言ってねぇよ!」


「んじゃあ」


「サタンサーベルとかザンバットソードもダメな!」


「ガルル「頼むから普通ので頼む!」えー」


「んじゃコレで良いや」


「え、文具屋のカッターナイフ?」


カチカチと刃を出しながら一言



「悪いな、生憎今はコレ以下の刃物は持ち合わせてないんだ」


「鷹の目!?」


数分後 ボロボロになった怪人達をマッドサイエンティストの所に送って『治療(改造)』してもらったのは言うまでもない

次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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