無冠の王 アナザーライダー戦記 リテイク   作:カグ槌

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預かり知らぬリベンジマッチ

 

 

前回のあらすじ

 

 

敵の目論みがデイブレイクの未来へと繋げる事 その為に冥黒王の降臨を図る敵に一夏達は行動を開始する

 

 

しかしチェイテピラミッド二条城の完成により遂にウロボロス界の扉が開いてしまうのであった

 

 

そして現れるのは巨大な冥黒王

 

 

「うわぁ、久しぶりに見たなあの巨体」

 

 

 

「この矮小なるものが噂に聞く怪人王とは笑わせる」

 

 

「そっか…やっぱり初対面だからそんな態度だよな」

 

 

流石に未来の知識は共有されてないか…と呟く

 

 

「何を言っている?」

 

 

「知らなくて良ー

 

 

同時に冥黒王はハルトを足で踏みつけた

 

 

「ふん、大した事……ん?」

 

 

しかし足元を見たが誰もいない まさかと目を正面に向かうと そこにハルトがグラビティカプセムの力で浮遊していたのである

 

 

「んで、一体何処の誰が大した事ないって?……今更ながらに俺、生身で空飛んでるよ」

 

『飛んでるんじゃない浮いているんだ、カッコつけてな』

 

『安心しろ、お前の頭のネジは最初から空に飛んでたぞ』

 

 

「良いだろう、我が相手してくれる!!」

 

 

「そうだな…あの時は未来の一夏の顔を立てたが……今回は俺が遊んでやるよ木偶の坊!!」

 

『ジオウ』

 

 

ハルトはアナザージオウに化身、アナザーサイキョーギレードを持って切り掛かる

 

 

「ぬん!」

 

 

「おらぁ!!」

 

 

掴もうとする冥黒王の掌をアナザーサイキョーギレードで両断するとその手から血が流れて落ちる 流石に痛みは感じるので苦悶の表情を浮かべる あの厳つい容貌が怒りに歪む

 

 

 

「おのれぇ!!」

 

 

そう激怒しているが

 

 

「安易な巨大化してるから、こうなる」

 

的に当たりやすくなるから巨大化というのは割とデメリットでしかない

 

 

「それは目印になるからオススメしない…行くぜ久しぶりの第伍十戦術!!」

 

 

『スナイプ…シミュレーション…』

 

 

着地してアナザースナイプに化身、そして体に取り付けられた全砲門を正面に稼働して待機状態に入る

 

『BANGBANG!CRITICAL FIRE!!』

 

 

「ぶっ飛べ!!」

 

 

その収束された光弾を胸部に受けて後退りする辺り流石の巨体でも怯む破壊力を有していた

 

 

それに、こんなラスボス顕現を無視する程 うちの連中は朦朧していない

 

 

『ゴキゲンメテオ!クロアナ!ユニゾン!!ガッチャーーンコ!!プラチナシュート!フィーバー!!』

 

『ヴァルバラドクラッシュ!!』

 

 

ワープして飛んできた隕石と放たれた青の弓矢が命中する 高威力の隕石に防御のリソースを割いていたからか青の矢による精密射撃は防ぎ切れなかったのである そのまま膝をついた冥黒王、逆に此方へ駆けつけてきたのは

 

 

「ハル兄!」「お待たせしました」

 

 

「別に待ってないよ〜」

 

 

手をヒラヒラと振って答えるが二人からすれば因縁ある相手

 

 

「冥黒王…」

 

 

「貴様を倒して、このループを終わらせる!」

 

 

最終決戦だぜぇ!と息巻くガッチャードとヴァルバラドであるが

 

 

「はぁ…二人はチェイテピラミッド二条城の破壊を頼む」

 

 

「けどハル兄!」

 

 

「お前たちの装備や力は元を辿れば冥黒王のものだから手の内も割れているだろう?それに」

 

 

「それに?」

 

 

 

「元気な状態のアイツぶちのめしておきたいかな未来では譲ったから今回は俺に譲れ」

 

 

 

何故か殺意を感じる義兄に後ずさるも

 

 

「お、おう!」

 

 

「あ、秋羅にはこれ渡しておくわ」

 

 

と投げ渡したのは

 

 

「え?何ですか…このカード?」

 

 

それにはダイオーニがマッハウィールに乗っているケミーカード ダイオーニGTと

 

 

「ギガントライナー!?」

 

 

「そう!俺が作ったスペシャルなケミーカードだ!」

 

 

「見れば分かりますけど…」

 

 

「早く行ってこい」

 

 

「はい!」

 

 

 

「俺に人の心が残ってる内に…」

 

『お前にそんなのあったか?』

 

 

 

「ははは!嫌だなぁアナザーディケイド、俺に人の心がないとかそんな非常識な事言わないでくれよ」

 

『え?ごめんそれ冗談だよな?』

 

 

「大丈夫だよ相棒、今は義務感で正気を保ってるから……」

 

 

「一夏!ゴルドダッシュを呼べええ!」

 

「言われずとも!!」

 

【ダッーーシュ!!』

 

二人はゴルドダッシュに乗り込みチェイテピラミッド二条城に向かうがそうはさせないと冥黒王が踏みつけようと足を上げる

 

 

 

 

「させないよ……あ?」

 

 

突如現れたサイドバッシャー の弾幕射撃に怯んでしまう

 

 

 

 

「ナツキ?」

 

 

そこには自前のバイク アナザーダイバー2ndをサイドバッシャー に変換させて攻撃したナツキがいたのである

 

 

「テメェか……」

 

 

「何だ貴様は」

 

 

「テメェがこの死に戻りの元凶かって聞いてんだよゴラァ!!!」

 

 

「ぐおおおおお!」

 

 

 

「何回テメェの所為で殺されたと思ってんだ!!そもそも俺のデスマスクの扱いが酷いだろうが!!」

 

 

「な、何のこ「知らねえとは言わせねぇぞ!!」ぎゃああああ!!」

 

 

 

「俺ァ!自分の不手際で死に戻るのは良いが、誰かにそれを利用されるのは気に入らないんだよぉ!!」

 

 

「その前に死に戻るなよ」

 

 

「うるせええ!」

 

 

再度追加の弾幕を放つナツキ それを受ける冥黒王という、まさかの生身の状態で攻撃している光景が広がっていた

 

 

 

「流石はサイドバッシャー だな」

 

『え、そっち?』

 

『珍しいなナツキがマジギレしてる』

 

『そりゃ自分のループを利用されたとなればなる』

 

 

 

しかし

 

 

「そういえば何でナツキはあんなボロボロなんだ?」

 

『え?さっきまで四肢捥いでやろうとしてなかった?』

 

 

「俺、さっきまでの記憶無いんだよなぁ…何か怒りで色々飲まれて多様な気もするけど…」

 

 

はて?と首を傾げる姿に

 

 

『やっぱり、アマゾンの力はやばいな』

 

『アナザーアマゾンオメガとかアナザーアマゾンニューオメガとか来たらどうなるんだろ』

 

と話している面々だが取り敢えずチャンスなのはチャンスなので追加攻撃に移る事にした

 

 

 

『ジオウⅡ』

 

 

アナザージオウⅡに化身しアナザーサイキョーギレードにアナザーディケイドウォッチを装填し時計の針を模したレバーを回転させた超技で仕留めにかかるが

 

 

「………待機音だけでhey say!とか言わないんだ…ライダーポイント低いわぁ」

 

『言ってる場合かぁ!!』

 

 

 

「だね!っと!」

 

 

 

『アナザーライダーズ!!アナザーライダーデュアルタイムブレイク!!』

 

 

 

「せやああああああ!!!」

 

 

アナザーライダー達の歪なライダークレストを纏いながらの突貫斬撃をお見舞いした傷口に呼び出したアナザータイムバスターにアナザーウォッチを埋め込む

 

 

 

『ガッチャード』『ヴァルバラド』『マジェード』

 

 

『triple mixing!!』

 

 

「これで終わりだ」

 

 

『triple bomber!!』

 

「ぐわあああああ!!」

 

 

流石の巨体故に一撃とは行かなかったが それでもかなり深手の傷を与える事には成功した

 

 

「これでトド……ん?」

 

 

その時 冥黒王の体が小さくなったのである

 

 

「へぇ」

 

 

着地して再びアナザータイムバスターを構える

 

 

錬金術とかで攻めてくるかアレコレなど考えて来たが

 

 

冥黒王が選んだのは小型になった故の身体能力から来る 飛び膝蹴り

 

 

しかしそんな知識もない、フィジカル任せの戦法など魔王の前では

 

 

 

「っらぁ!」

 

 

狩られる為に動いている最悪の悪手であった 気づけば冥黒王はアナザータイムバスターによる弾幕射撃からの肉弾戦で滅多撃ちにされたのである

 

 

そして錬金術で近くの鉄柱を鎖に変えて捕縛する

 

 

「よし捕縛完了……んで」

 

『ファイズ』

 

アナザーファイズになり、こいつの残ってる生命エネルギーを吸収していくのだが

 

 

「この程度!錬金術ならば!!」

 

 

自分の錬金術で引きちぎろうとするも千切れない

 

 

「な、何故ダァ!錬金術では貴様なんぞに!」

 

 

「そりゃお前の力を使った錬金術だもん、千切れる訳ないでしょ?」

 

 

捕食した際に解放されたガッチャード世界 原初の錬金術である 弱体化した冥黒王では千切れいと嘲笑う

 

 

「くっ…愚か者め!!私を殺さなかった事を後悔するのだな!」

 

 

負け惜しみが聞こえるがハルトは一言

 

 

「…………お腹空いた」

 

 

『え?』

 

「へ?」

 

 

この時 アナザーライダー達と冥黒王は予想外の言葉で宇宙猫になっていた

 

 

「……………あ」

 

 

まるでオヤツを見つけた子供のようなテンションに思わず

 

 

「これで良いや」

 

 

「お、おい待て!!まさか、そ、そんな未知があるというのか!!」

 

 

「喜べ、お前に未知を見せてやる」

 

 

「お、おい待て!!」

 

 

「いただきます」

 

 

「っ!!これは!」

 

 

 

その頃 チェイテピラミッド二条城では

 

 

「此処がチェイテピラミッド二条城…何てデタラメな建物なんだ」

 

 

「今更ながらになんて建築物…」

 

 

二人は城を散策していると ふと漂うものあり

 

 

「………ん?甘い匂い……この机まさか!」

 

「おい!」

 

 

一夏は手近な座敷机をバキっと割って一口食べる

 

 

「あ、これモナカだ…おいしい」

 

 

そのまま机をバリバリと食べると一言

 

 

「喉乾いたな……お茶ない?」

 

『ホッパー!(寛ぐな!!)』

 

 

「敵地のものを食べるなんて正気か!」

 

 

「え?けど前に行った世界ではお菓子の家作ったから普通じゃないの?」

 

 

「毒とか入ってたらどうするつもりだ!」

 

 

「大丈夫大丈夫、俺も一般的な毒物の耐性は獲得してるから」

 

 

「そうだった…お前も非常識側だった」

 

 

「失礼な……俺は常識側、ハル兄みたいにグルメ界やらで暴れる事なんてないし初見の食材だって食べたりしないから」

 

 

「今口に入れてるもんはなんだ!!」

 

 

【ミューターの奴等が作ったお菓子の家、滅茶苦茶美味かったんだよ!】

 

 

「ハル兄の声が直接脳内に聞こえた!?」

 

 

「そんな事より早く行くぞ儀式会場を破壊して京都の霊脈からのパワー供給を止めないと」

 

 

「な、何が起きるの」

 

 

「一言で言えば天変地異」

 

 

「それだけでヤバさが伝わった!」

 

 

二人は慌てて走り出すと

 

 

「曲者だ!出会え出会えーー!」

 

 

「なんか時代劇みたいだな」

 

「何を呑気な事を」

 

 

二人は正面突破しかないとベルトを取り出して変身するのであった

 

 

 

その頃 

 

 

 

「ねぇ痛い?苦しい?ちゃんと痛がってる?俺の怒りがちゃんと伝わってる?」

 

 

「や、やめ……やめろおおおお!!」

 

 

 

「痛がってよ……もっと痛がってよおお!」

 

 

「ぎゃあああああああ!!!」

 

 

 

「よっと」

 

 

喚いている冥黒王の横で何かを頬張るハルトがいた

 

 

「うーん…火を通したけど固いよぉ…パサパサの鶏胸肉って感じがするぅ…肉汁が無いいい」

 

 

捕縛した冥黒王の右手を引き千切り物理的に捕食していたのである まるで骨付き肉を食べるような気軽さでモグモグと食べていた

 

 

「お!一夏達は頑張ってるなぁ〜」

 

『おい……何食べてる?』

 

 

アナザーディケイド の問いにハルトは一言

 

 

 

「見て分からない?冥黒王の右腕」

 

『だから何で食べている!!』

 

 

「そりゃ……レベリング」

 

『は?』

 

 

「食べたら元々の能力が強くなるかなぁって」

 

 

しかし特にそんな感じはしないのでハズレかと溜息を吐きながらも咀嚼している ナツキは思わず目を逸らしているのも無理はない

 

 

 

「特に強くなった気がしないからハズレだね」

 

『なのに何故食べる!?』

 

 

「うーん……なんかタンパク質を体が欲してる感じ?」

 

『相棒?』

 

 

 

するとウキウキとした態度と口調で

 

 

「なんか美味しそうに見えたんだよ……特に人型の生き物が美味しそうに……これがアマゾンの力かな?何か段々と人が美味しそうに…見えるかも…あ、怪人達も美味しそうに見えてきた…」

 

『ハルト!今すぐヒューマンアンデットの力をロードしろ!!』

 

 

「だね」

 

『spirit』

 

 

慌てて体を人間に戻すのであった

 

 

『アマゾンの力を封印しておけ入念にな!』

 

 

「ふぅ…う…ま、まぁ俺を殺そうとしたって事は俺に殺される覚悟があるんだよね?それなら思いつく限り一番恐怖と激痛のある殺し方をしてやろうと思ってさ」

 

『あら、やだ怖い』

 

 

そう言いながら目線を下して

 

 

「俺を殺すのは別に良いんだよ、それだけの事をした自覚はあるし殺されたのは俺が単純に弱かっただけ……でもね」

 

 

そう前置きして

 

 

「未来で大事な仲間を手にかけた、そして大事な妻達や皆を悲しませた…」

 

 

それだけは絶対に許さないと 片腕で冥黒王の首を掴み持ち上げる

 

 

「それだけは許せないんだよ」

 

 

「ま、待て!一体何の話を!」

 

 

「そうお前は知らない……これは、ただの八つ当たり…だから身に覚えなくて当然、けど今はお腹が空いたんだな」

 

 

「え…」

 

 

 

そう前置きするとハルトのは口を開け

 

 

 

そして

 

 

 

メリ……ブチブチ……

 

 

 

そんな何か裂けて千切れる音がして数秒

 

 

「ぐぎゃああああああ!!」

 

 

 

左腕が噛み千切れ、そのまま血柱が吹き上がる そんなの興味ないとばかりにハルトは返り血をまるでドレッシングのようにわざと浴び そのまま左腕を右腕と同じように食べ始めたのである

 

 

「ま…テメェの存在をこの時代でも未来でも俺は許容するなんて事はねぇって事だ……うぅ…やっぱり血抜きするか?」

 

『相棒?』

 

 

「何?」

 

『冥黒王って食べて大丈夫?』

 

 

「食べれる…鉄分豊富だよ!むしろ鉄臭い!!」

 

『そりゃ血液には鉄分あるからな!』

 

 

「けどごめんね相棒」

 

『ど、どうしたお前が謝るなんて珍しい』

 

 

普段は だが私は謝らない!をスタンダードでやっているハルトが謝るのは珍しい だが

 

 

 

「此処が京都じゃなかったらGX05やフライングアタッカーを装備して、そのまま逃げる人へ向かって笑いながら武器を乱射するって常識人ムーブを噛ませたのに…」

 

 

理由が理由だった

 

 

『だ、誰かーー!相棒が壊れてしまったぞ!!』

 

 

「あ、ごめん……スイープソーの方が良いよね人間に向かって『狩り開始』とか言いながら撃つ方が良いよね?」

 

 

『やっぱりアマゾンの力を解放したのってかなり不味かったか」

 

『ジーク!やっぱりテメェの所為じゃねぇか!!』

 

 

『おいおい俺のせいにするなよ』

 

 

『いや、お前のせいだ』

 

 

『え、誰!?』

 

『あ!パニちゃん!』

 

『パニちゃん!?」

 

 

 

ハルトの精神世界 アナザーゼッツルームに現れた4つの影

 

 

『違う!俺はパニッシュ!』

 

『カタストロフ!』

 

『ファントム!』

 

『そしてオブリビオン!!、四人揃って!!』

 

『『『『我ら、ゴアナイトメア四天王!!』』』』

 

 

と全員が何故か決め決めなポーズをする光景に

 

 

『原初の悪魔に続き、原初の悪夢まで!』

 

『何かキャラ濃い奴等が来たああああ!!』

 

『おい何か大変な事になってるぞ!ハルト!!』

 

 

しかしハルトは左腕を食べながら空を見て

 

 

 

「今更だけどコードソムニアって言うならば夢世界をオンラインのオープンワールドにしたって事だもんなぁ…夢と現実の境界線が無くなれば個人意識じゃなくて全体意識になる…その力の総量があればナイトメア が現実世界に行きたがるわなぁ…あ、カタストロフ!」

 

 

『何だ?』

 

 

「カタストロムとオルデルムの力、ありがとね」

 

 

『気にするな』

 

と話していたら

 

 

ファントムゴアナイトメアの解放確認 アナザーミッドナイトシャドウへの変身が可能になりました

 

 

「マジかよ!ちょっとナツキにブラックケースをぶち込んでくる!」

 

 

 

『言ってる場合か!』

 

 

「しかし、また新しい四天王が出来たなぁ…」

 

 

うちの連中は四天王とか大好きだなぁと思う、しかしまぁ冥黒王を倒しても当座の敵はいるもので

 

 

「ん?あぁ…そう言えばギル・アギトがいたか」

 

 

わらわらと現れたギル・アギトが包囲しているが

 

 

『来たぞ、おい!』

 

 

 

「ん?何が?」

 

 

今更雑兵が何万と群れてもモノの数ではないと取り敢えず…

 

 

「カリュブディス、食べて良いぞ」

 

 

「ありがとうございます、ハルト様」

 

 

「お、おい待て!そ、そうだ!私の持ってる知識を授けようではないか!」

 

 

足蹴にしてる冥黒王に命乞いをされているが

 

 

「あーそー、それなら貰うよ…カリュブディスが」

 

 

「はい」

 

 

「ち、違う!そうだ!私はドラドに変身出来る、君があの忌々しい暁の仮面ライダーのような戦士達が好きだと噂に聞いている!ならば私の変身する姿を見せようでは無いか」

 

 

「お前を仲間に率いれるならグリオンやアトロポス達を仲間にした方が良いよ」

 

 

 

「な……」

 

 

「それとガッチャード・デイブレイクを忌々しいとか言ったな?あの暁の錬金術師を愚弄する事は俺が許さん、他に何か言い残す事は?」

 

 

「い、いやだ……いやだあああああ!!な、何故だ!私が何をした!!そんな事をして何になると言うのだ!!」

 

 

「皆が笑顔になるんだよ!」

 

『身も蓋もない…』

 

 

「よーし!カリュブディス!行くぞー!そーれぇ!!」

 

 

「いただきます」

 

 

 

「ぎゃあああぉあああ!!!!」

 

 

 

まるでイルカに餌やりするように空へ投げ捨てられた冥黒王をカリュブディスが大口を開けて捕食したのである そして断末魔が消えるのを確認すると

 

 

 

「欲しいのはお前の持ってる知識や技術なだけで、お前自身じゃ無いんだよ差し出すものがなければ用済みさ」

 

 

「ご馳走様でしたハルト様」

 

 

「おおおお!よしよしよしよしよしよしよしよしよし!!ご馳走様が言えるなんて良い子だぞぉカリュブディス!!賢くなったのも冥黒王の知恵か?いや元々賢い子だもんな!いやぁ!お前は本当に良い子だな、ほら、あっちに食後のデザートもあるぞ」

 

 

「何と!では…いただきます!!」

 

 

ザルツドラ持ってギル・アギトを蹂躙する姿は正に怪物であった

 

 

「うんうん、順調に育ってるな」

 

『最近のお前が怖いよ』

 

 

「何で?」

 

モグモグと冥黒王の腕を食べながら尋ねると

 

 

『その手に持ったものを見てんだよ!』

 

 

「大丈夫大丈夫、コイツにしかやらないから」

 

『お、おう』

 

『それならナツキは?』

 

 

「アレはサンドバッグ、俺がイラついたら容赦なく殴る玩具 某五歳児のうさぎのぬいぐるみを殴るのと一緒だよ」

 

 

『おい』

 

 

「けど まぁ確かに食後の運動くらいはしといた方が良いね」

 

『響鬼』

 

 

「んじゃ始めますか……おらぁ!」

 

 

オーロラカーテンを使い何か武器を取り出そうと手を突っ込むが

 

 

その先には

 

 

「何で!!」

 

 

ナツキの顔面があったのである

 

 

「ふぅ…スッキリ」

 

『鬼か!』

 

 

「鬼ですが?」

 

 

 

一方 その頃 

 

 

「ふぅ…警備は大体倒せたか?」

 

 

「恐らくな」

 

 

その足元には警備員を粗方倒して一息つく流石の連戦で疲労の色も隠せない

 

 

「急がないと、ハル兄が危ない」

 

 

「いや寧ろ冥黒王が危ないのでは?」

 

 

「いやいやそんな事ないって!普通こう言う場面で言うと苦戦してるハル兄だったけど、この城を破壊したら逆転開始ぃ!って奴じゃん」

 

 

『ホッパー!(お前も大概、ハルトに毒されてるぜ!)』

 

 

「あぁ言った手前、あの人は一度倒した相手に負ける人ではないと思うぞ」

 

 

「ははは、そんなまさか…【イヤァハアアアアアアアアアアアアアア!!】あ、ハル兄だ…もしもし?……は?冥黒王を倒した?」

 

 

「やはりか…」

 

 

「しかも冥黒王を食べてる!?そんなの吐き出してよ!!」

 

 

「(一体、どんな状況なんだ)」

 

 

と思いながらも、それならば この建物を破壊すれば解決!となり 目的地へ向かおうとするするとそこに現れたのはローブ姿を着た男と

 

 

 

「我、永遠を欲する」

 

 

「お前は誰だ!!」

 

 

「我が名はウロボロス」

 

 

「ウロボロス?そして一人称が我……まさかオーフィス?お前、なんでマルガムになってんの!ハル兄が聞いたら白目剥くぞ待ってろ!今すぐUFO-Xの力でケミーと分離させてやる!」

 

 

「一夏、一旦お前は黙れ」

 

 

「はい!」

 

 

「それで…お前の目的は?」

 

 

「我は永遠の存在としてこの世界に君臨する事」

 

 

「そしてグレードレッドと戦うのか…っ!だから儀式を京都で起こしたのか!」

 

 

「一夏、それ別の事件な」

 

 

「ハル兄が京都で魔王城を出した時はラスボス降臨したかと思った…」

 

 

「その為にも冥黒王を降臨させたのですよ、この世界を支配し冥黒王様が支配する世界へと繋げる為に」

 

 

ローブの男が何か言ってるが

 

 

「冥黒王ってアレの事?」

 

 

と一夏がスマホタルに送られてきた冥黒王の捕食シーンを移すと

 

 

 

「ハル兄、マジで食べてるよ」

 

 

「あの人の食性どうなってるの?」

 

 

 

「………ふふふ計画通り」

 

 

「何だと!」

 

 

「怪人王に冥黒王を捕食させる事で全時間軸に存在する怪人達の力と怪人王自身の力を宿した最強の冥黒王が目覚めるのです!!」

 

 

「何!」

 

 

「え?」

 

 

その時 映像では膝を折り、蹲るハルトの姿があった

 

 

「ハル兄!!」

 

 

 

その頃

 

 

「うおぉ……腹が…やはり生肉の生食はダメだったかぁ!!」

 

 

腹痛で苦しんでいただけだった

 

 

『だからアレ程、肉は血抜きして火を通せと言ったのに』

 

 

「それ言ってない…よし!」

 

『ジオウⅡ』

 

 

懐古の力で体の調子を戻したのであった

 

 

「ふぅ……戻った…」

 

『おい!』

 

 

「まさか…食べたら腹痛になるとは冥黒王め何て置き土産を……けどちゃんと消化出来たな…うん!」

 

 

 

その映像を見た男は沈黙していた

 

 

「………………」

 

 

彼の予想では新たな冥黒王が降臨する筈だったのだが まさか消化されてしまったなど予想出来ない

 

 

 

「……………」

 

 

余りのイレギュラーに男は宇宙猫となってしまっていた

 

 

 

「ま、まぁ気持ちは分かる」

 

 

「その場で計画を変えた臨機応変さは評価するがハルト王をその辺の常識に嵌めたのが良くなかったな」

 

 

 

しかしウロボロスは冷静に

 

 

「ならば我が」

 

 

「そ、そうですとも、ウロボロスがいれば…では私も……変身!!」

 

 

と勢い付く 男は腕時計に仕込んだ発信装置を起動 それに合わせて飛んできた装甲が全身に自動装着され 仮面ライダーG6へと変身したのであった

 

 

 

「さぁ、反撃の時間です」

 

 

「行くぞ一夏」

 

「おう!」

 

 

 

確かにウロボロスは本編でもガッチャード達が

 

ウロボロス界に送り返して此方へ来れないようにする

 

と言う方法で解決を図った怪物である 倒せないと思われるが

 

 

本家スパナさんはどうやってか知らないが倒せているので倒せる筈である

 

 

一夏と秋羅はドライバーを取り出して構える

 

『スペシャル!エクストラ!!』

 

『ダイオーニGT!(イグナイト!)ギガントライナー!(イグナイト!)』

 

 

「「変身!!」」

 

 

『ガッチャ!andゴー!!レインボーガッチャード!!』

 

『ガッチャーーンコ!バースト!!ヴァルバラドGT!!』

 

 

現れたのはレインボーガッチャードの隣に立つのは新たなヴァルバラド 通常の装甲に追加し両手に装備したのはアイアンガッチャードのガントレットに酷似したGTハイプレッシャーを装備した戦士

 

 

仮面ライダーヴァルバラドGT

 

 

現る!

 

 

 

「「行くぞ!!」」

 

 

両者が走り出しウロボロスと激突する G6は背部ユニットを展開して飛翔し高所から 二丁拳銃 GH09 オルトロスでの射撃援護を始めるがガッチャートルネードで弾きながら前進するガッチャードの肩をヴァルバラドは踏み台にしてヴァルバラッシャーでウロボロスの頭を殴打する まさかのG6を無視してウロボロスをしばき上げる構図となっていた

 

 

 

「私を無視!?」

 

 

「アンタの相手はあっち」

 

 

と指差した先には

 

 

そこにはマドカの変身するアクセル・ブースターがエンジンブレード片手に迫っていたのであった

 

 

「な、何故アクセルが!!」

 

 

「マドカ、頼んだ!」

 

 

「任せて一夏兄さん!」

 

 

「ナツキは錬金術で拘束して放置しておくから!」

 

 

「ありがとう一夏兄さん!こいつは10秒でぶっ飛ばす!」

 

 

何て頼もしい妹なんだ!と感動を覚える一夏だったが

 

 

「錬金術の基本は等価交換!!」

 

「ナツキを生贄にマドカを呼ぶとは考えたな一夏!!」

 

 

ナツキを犠牲にしても良いというハルト仕込みのぶっ飛びマインドを無自覚に継承していたのであった

 

 

「おのれ!」

 

 

「一夏兄さんの邪魔をするなぁ!」

 

 

G6とアクセルブースターの戦闘が幕開けたのである片方は二丁拳銃による射撃に対してマドカはエンジンブレードで応戦して切り掛かる

 

 

最初の数回は対処出来ていたが ここで空中戦の経験値が露骨に勝敗を分けた

 

 

マドカはISでの空中戦経験がありG6はその運用事態が地上の相手を狙うのがメインであったので同高度で戦うのに慣れていない

 

 

 

 

アクセルブースターが取り出したのはT2仕様のサイクロンメモリをエンジンブレードに装填する

 

『サイクロン!maximum drive!』

 

 

そしてトライアルメモリを起動し高速で接近し斬撃の雨を浴びせる、本来の仕様ならマドカは10秒の壁を突破出来ない しかしサイクロンメモリにより風の加速と目の前にあるご褒美によりマドカはヤンデレによるブーストとアクセルメモリの加速度的進化が噛み合い

 

 

 

一発で十秒の壁を突破した

 

 

『トライアル!maximum drive!』

 

 

「9.9秒、それが絶望までのタイムだ!」

 

 

「ぐああああああ!!」

 

 

G6は爆散し地面に落下したのである そして

 

 

 

「ナツキ!」

 

 

「ま、マドカ!あれ!さっきまであのチェイテピラミッド二条城にいたよな?」

 

 

「2.8秒、それがナツキにたどり着くまでのタイムだ」

 

 

「人間辞めてるじゃねぇか!!」

 

 

「よーしマドカ、ご褒美だナツキを好きにして良いぞ」

 

 

「ありがとうハルト兄さん!じゃあ…一緒にお風呂入ろうか?」

 

 

「ちょっと待てええええ!」

 

 

 

引き摺られていくナツキを一瞥し

 

 

「………自分の死すらリセットする相手にどう勝つかな?」

 

『お前の義弟だから…うん』

 

 

 

「さてと、俺は俺でやりますかね」

 

 

『何やるんだよ』

 

 

「この事件の黒幕をとっちめる」

 

『は?』

 

 

 

 

 

ヴァルバラドGTは両手の列車が発進しウロボロスの軌道を潰しながらレインボーガッチャードは錬金術で武器を作り跳躍し交差する形で切り裂き攻撃する

 

 

 

「ぐ……だが無意味!」

 

 

「やはりタフだな」

 

「秋羅!俺に良い考えがある!」

 

『ホッパー!(失敗するフラグを立てるな!)』

 

 

とツッコミを入れるのはスチームホッパーのガッチャーブラザーズである 

 

その横にはアッパレスケボーもいて やれやれと被りを振るもウロボロスは

 

 

「無駄な事を、我は永遠の存在よ」

 

 

「ハル兄が聞いたら喜ぶな」

 

 

「何で?」

 

 

「あぁ」

 

【いくら殴っても死なないサンドバッグとか…そんなの……最高じゃん!】

 

 

そんなバイオレンスなハチワ○しているだろうと回想するが

 

 

「あ、いや」

 

 

【いやあああああはああああああああ!!!】

 

 

「発狂してる方がイメージしやすいな」

 

「違いない」

 

 

ハルトのイメージ散々である

 

 

 

「おのれ…」

 

 

「けど死なないなら対処法は簡単だ」

 

 

「何か考えがあるのか?」

 

 

「あぁ、不死の敵とは前に戦った事があるからな!」

 

 

「ホッパー!(フェニックスの時か!)」

 

 

「そうだ…行くぞワープテラ!」

 

 

最早 一夏の戦法の中軸を担っていると過言ではないワープテラのケミーカードを持つと

 

 

「お前の得意な体内攻撃するのは分かったが何する気だ?」

 

 

「あぁ!奴の体内にザ・サンの力を使った熱エネルギー攻撃をしてやろうと思ってな!体内から焼けるような激痛を味わえば良い!」

 

 

 

「お前の精神性で良くケミー達がマルガムにならないものだといつも思うよ!」

 

 

「太陽に打ち上げるとか死にたくなるまで殺し続けるとか……あ!そうだ!その方法があった!!」

 

 

「どうした一夏!」

 

 

何か閃いたようであるが

 

 

「な、何故、永遠の存在である我に恐れを感じないのだ」

 

 

 

流石の狂気にウロボロスも少し引いていると一夏は

 

 

 

「永遠なんてものはない、皆がそれぞれ瞬間瞬間を生きるから新たなガッチャがあるんだよ!」

 

 

ヒーローぽい事言ってるが敵の体内攻撃をしようとしている男です

 

 

 

「な、何を言っている…」

 

 

珍しく敵が正論を言っていたのである

 

 





予告

始まる決戦 ウロボロスはこの情け容赦ないライダー達の蹂躙から生き残る事は出来るか?

その頃 ハルトは黒幕とエンカウントしていたのである!


次回 京都には不思議な事がある お楽しみに!


オマケ短編


愉快なアルターブック?


「皆ー!俺オリジナルのアルターブックを作ってみたんだけど意見を聞かせてくれない?」


「我が魔王の?」


「名付けて!魔王とチョコレート工場!」


「は、はぁ…」


「ストーリーは魔王が経営する不思議な魔法と技術が織りなすチョコレート工場で〜」


「子供達の大冒険とか?」


「労働安全衛生法の違反で職員が一人ずつ法的にドナドナされる物語なの!」


「夢も希望もないアルターブックですね!」



リベンジ

修学旅行に行く三日前 楯無は会長の座に戻る為に一夏へリベンジマッチを挑むのであった


「うちの流派は実戦用だから覚悟してね!」


「実戦か…」


「やあああああ!」



と声を上げてかかってくる楯無元会長に対して一夏は無言で……消火器を取り出して会長目掛けて噴射、中のガスを執拗に浴びせたのである


「……」


観戦していた秋羅は驚きのあまり口が塞がらず


「いや……ちょっ、辞めて!」


と言つ楯無へ容赦なく消火用のガスを一通り浴びせ続ける、相手が倒れて動けなくなると一言


「勝った」


「そんな訳あるかあああ!!」


箒のハリセンが一夏の頭部へ炸裂するのであった


「何でだ箒!俺はルールに従ったぞ!」


「というかアンタ、何処から消火器なんて物持ってきたのよ!!」


鈴の質問に一夏は


「いや、ハル兄がさ買った奴が期限切れそうだから使えって」


「多分、それ違う用途で渡したと思うぞ!」


「あ、もしかして…こうか?」

と楯無へ消火器を振り下ろそうとしたので


「あの人ならその用途で渡しそうと思うが…いやそれ以上はいけない!」

「ストーップ!!落ち着きなさい!ムカついたのは分かったけど、落ち着いて!」



「つか実戦用とか言うんならこれくらい普通に避けるだろうよ、実戦ってのは1人で無双するんじゃなくて数的有利で連戦して相手が疲弊した所を更に数で袋叩きにするってハル兄の爺ちゃん言ってたよ道場破りする人と薩摩と長州の侍には人権なんてないって」


「あの人の実家を基準にするな!」


そして再起動した楯無は再び


「乙女に消火器のガスをかけるなんて、どんな倫理観をしているのかしら!」


「敵なら男女の区別なく容赦なく殺っちまえと教わりました!」


「織斑先生は何を教えたのかしら!」


「「(それ教えたの違う人です)」」

箒と鈴は目線を逸らして



「リベンジよ!やぁ!」


突貫しようとした楯無だった今度は


「っ!」


腰のホルスターからエアガンを抜き早撃ちする銃口から放たれたBB弾が楯無の額に吸い込まれるように当たるのであった


「痛っ!な、何で銃を使うの!!」


「え!実戦向きでしょ?」


ガンスピンしながら答える一夏に


「あのな一夏、会長は素手同士で戦おうと言っているのだ」


「え、素手で良いの?そっちの方が良いですね!」


笑顔で拳を構える


「「………」」


そういやぁコイツも大概だったな と



次行く世界

  • 真剣で私に恋しなさい!
  • 戦国恋姫
  • アカメが斬る!
  • スターウォーズ
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